◆泣かないと決めた日
2010年1月26日からフジテレビ系列で放映。火曜21時枠。
一流の総合商社に入社した新人OLが、社内でのいじめにあいながらも力強く這い上がっていく姿を描いた社会派ドラマ。
主演は、「メイちゃんの執事」以来の連続ドラマ出演となる榮倉奈々。イジメを行う上司役に段田安則と木村佳乃が登場。
⇒泣かないと決めた日 動画 (最終回の結末に注目!)
◆泣かないと決めた日の主題歌
miwa 「don't cry anymore」
◆泣かないと決めた日の出演者
角田美樹 ...... 榮倉奈々
角田 愛 ...... 川口春奈
桐野征治 ...... 藤木直人
仲原翔太 ...... 要潤
立花万里香 ...... 杏
梅沢 仁 ...... 段田安則
佐野有希子 ...... 木村佳乃
西島賢治 ...... 五十嵐隼士(D-BOYS)
長谷川純(ジャニーズJr.)
藤田千秋 - 片瀬那奈
栗田琴美 - 紺野まひる
◆泣かないと決めた日のスタッフ
脚本:渡辺千穂
監督:石川淳一、城宝秀則
プロデュース:橋本芙美(共同テレビ)
企画:瀧山麻土香、太田大(フジテレビ)
音楽:菅野祐悟
制作:フジテレビ・共同テレビ
◆泣かないと決めた日の視聴率
| 各話 |
放送日 |
サブタイトル |
視聴率 |
| 第1話 |
2010年1月26日 |
新人配属。ハラスメント地獄始まる |
10.2% |
| 第2話 |
2010年2月2日 |
はじめての味方 |
7.5% |
| 第3話 |
2010年2月9日 |
黒いブログの罠 |
10.0% |
| 第4話 |
2010年2月16日 |
仁義なき社恋 |
9.5% |
| 第5話 |
2010年2月23日 |
ついに反撃開始 |
12.7% |
| 第6話 |
2010年3月2日 |
負け犬の逆転 |
13.0% |
| 第7話 |
2010年3月9日 |
最後の快進撃 |
13.1% |
| 最終回 |
2010年3月16日 |
今夜ついに完結はい上がる女伝説! |
14.9% |
◆泣かないと決めた日のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!
第1話「新人配属。ハラスメント地獄始まる」のあらすじ
角田美樹(榮倉奈々)は、憧れだった葵井商事に入社。同じ新人の立花万里香(杏)とともに、海外食品本部へ配属となった。
同じタイミングで、桐野征治(藤木直人)が、海外食品部の統括マネージャーに就任。密かにその座を狙っていた佐野有希子(木村佳乃)は、穏やかではない。
そんな折、美樹が書類のコピーをしていると、関係先から社外秘の書類がファックスされてきたと連絡が入る。工藤早苗(町田マリー)が誤って送信していたのだが、早苗はそれを美樹のせいだと主張。美樹は反論するが、聞き入れてもらえない。
その夜、アパートに戻った美樹を迎えたのは、妹・愛(川口春名)と母・紘子(大塚良重) だった。ふたりは、地元・岐阜に暮らすが、愛の足の手術のため上京してきたのだ。すでに父が亡くなっているため、美樹は、母と愛のためにも頑張らなくてはいけない、と改めて感じる。
一晩考えた末、事態が収まればいいと思い、美樹は有希子にファックスの件は自分のミスだった、と謝罪。すると、有希子はやわらかい表情を見せる。新しい仕事を担当することになった美樹は有希子の話す専門用語が分からず、先輩たちに聞こうとするが、無視されて聞き直すきっかけを失ってしまう。
その日の夜、美樹が残業していると、内線電話が鳴る。相手は、経営企画本部の仲原翔太(要 潤)で、取引先の会社の電話番号を教えてほしいと言う。そんな仲原に美樹は、その専門用語の意味を尋ねてみる。
翌日、美樹は見積書を取引先2社に送る準備をしていた。見積書は完璧にできていたが、藤田千秋(片瀬那奈)が2通を間違った封筒の上に戻してしまう。それに気づかない美樹はそのまま見積書を送ってしまい、桐野と部長の梅沢(段田安則)は取引先に土下座し謝る。その姿を見た美樹は取引先を追いかけ自ら直接謝るが、その際、うっかり他社との取引状況も話してしまう。
決定的なミスをしてしまった美樹は、ついに、周りの社員たちから完全に無視された状態に。涙をこらえる美樹に有希子は「泣くなら帰りなさい。鬱陶しいから」と言い放つ。
翌朝、重い気持ちを抱え美樹が出社すると、オフィスには誰の姿もなかった。実はこの日、会社のホールで創立記念式典があることを誰からも教えてもらっていなかったのだ。自分の存在はもはや、ないも同然だと絶望した美樹。行くあてもなく屋上に立っていると、桐野が現れる。美樹が桐野に辛い気持ちをぶつけると、桐野は「戦わずに守れるものはない、生き残りたいのなら強くなれ」と言葉をかける。
その言葉に勇気を得た美樹は、社員たちとともに棚卸に加わる。冷凍倉庫内に入った美樹は、万里香とともに商品のチェックをしていた。すると、美樹は棚から落ちているダンボール箱を見つける。万里香に書類を預け、箱を元に戻し始める美樹。そんなとき、先輩から呼ばれ、万里香は別の場所へ。それを見送った美樹は、再び作業へ戻り、やがて終了する。そして外へ出ようとするが、倉庫はオートロックされていた。壁にロック解除の暗証番号を打ち込むボードがあるが、番号は万里香に預けた書類を見なければわからない。焦った美樹は、思いつく限りの番号を打ち込むが、重い扉が開くことはなかった。
その頃、倉庫から会社に戻るバスのなかで、有希子、千秋、栗田琴美(紺野まひる)、白石杏子(有坂来瞳)、早苗、西島賢治(五十嵐隼士)、田沢佳人(長谷川純)が、美樹の不在をあれこれ推測していた。と、そこへ乗り込んできた万里香は、有希子に美樹を知らないかと尋ねられるが、「知らない」とシラを切る。
一方、冷凍倉庫内の美樹は、懸命にドアを叩くが、寒さで体力が消耗し動きがにぶくなっていた。
同じ頃、倉庫の事務所にやってきた仲原は、ゴミ箱に捨てられているカバンを拾い上げる。そして、入っていた社員証からそれが美樹のものだとわかり......。
第2話「はじめての味方」のあらすじ
倉庫の冷凍室に角田美樹(榮倉奈々)を残したまま、佐野有希子(木村佳乃)、立花万里香(杏)らを乗せたバスは、会社へと戻っていった。
そんななか、何かを感じ駆け込んできた仲原翔太(要 潤)は、冷凍室で倒れている美樹を見つけ、病院へ運び込む。
一方、会社に戻った食品チームの社員たちが和んでいると、桐野征治(藤木直人)が来て、美樹が病院に運ばれたことを告げ、有希子らを厳しく叱責する。さらに翌日、部長の梅沢仁(段田安則)も有希子を責め、有希子のプライドは引き裂かれる。
翌日、復調した美樹は出勤するが、藤田千秋(片瀬那奈)、栗田琴美(紺野まひる)、白石杏子(有坂来瞳)、西島賢治(五十嵐隼士)、田沢佳人(長谷川純)ら社員の態度は一層冷たいものになっていた。有希子は美樹を呼び出すとストレスを爆発させるように、今の美樹の状況は自分が作っていることだ、と言い放つ。
そんな折、仲原は美樹をデートに誘う。連れて行きたい場所があるという仲原が案内したのは、洒落たイタリアンレストランだった。そこで美樹は、自分たちの会社が輸入しているハムやチーズといった食材を、美味しそうに食べる人々を見る。仲原は、普段は机上のやりとりばかりだが、自分たちはこういう形で社会に関わっているんだ、と美樹に教えたかったのだ。仲原の気持ちがうれしい美樹は、元気を取り戻す。
翌日、ミーティングの席上で、翌週に行われる「就職活動中の大学生向けのパーティー」を食品チームが担当することになったと発表された。そこで有希子は、工藤早苗(町田マリー)に、美樹にもパーティーに関する仕事を振るように指示。美樹は学生が持ち帰る資料の作成を任せられる。
その日の夜、美樹が仲原と約束したレストランへ入っていくと、別のテーブルに万里香がいた。驚く美樹に万里香は、友人と待ち合わせをしていると話す。美樹たちのテーブルにやってきた万里香は、口実をつけ美樹に席を外させると、仲原に美樹のどこが好きなのか、と迫る。美樹の天真爛漫さが好きだと答える仲原に、社内でそんなふうに思っている人はいない、と顔を曇らせる万里香。
仲原は真意を確かめようとするが、美樹が戻ってきて話は中断する。仲原は、美樹に向き直ると、翌週に自分の母親が東京に出てくるから、一緒に食事をしようと誘う。そんなふたりを前に万里香は携帯を取り出すと、待ち合わせの場所が変更になったと店を出ていく。
仲原の母と会うことになった日、美樹は定時に仕事を終えオフィスを出ようとした。と、そこへ、大学生向けパーティーの参加者から返事が一通も届いていないと報告が入る。不審に思った有希子は、社員たちに担当は誰なのかと尋ねると、早苗が美樹だと答える。資料の作成は担当しているが、案内の発送など頼まれていない美樹は、聞いていないと言うが信じてもらえない。
パーティーまで3日しかないため、結局、美樹が残業して案内の発送をすることに。そして、封書を郵便局に持ち込むと、地方までは速達でも2日はかかると言われる。それでは、案内の到着がパーティーの前日になってしまう。美樹は仲原に電話をすると、やらなければならない仕事があるから、といって会食をキャンセル。急いでオフィスに戻ると、学生一人ひとりに電話をし、パーティーの案内が遅れる旨を伝えた。
なんとか電話連絡を終えた美樹は、間に合わないと知りながらも、約束のレストランへ。しかし、そこには無情にも閉店の看板が。守りたかった約束を守れなった美樹は、泣きそうになる。そんなところへ、仲原からメールが。約束をキャンセルした自分をやさしく気遣う仲原に、美樹は心が熱くなる。
その頃、仲原は自宅マンション前で、誰かに声をかけられた。驚いて振り向くと、そこには万里香が立っていた。なんと、万里香は仲原のマンションの向かいに引っ越してきたというのだ。 同じ頃、文具店に入った美樹はそこで千秋を見かける。何気なく見ていると、千秋は手に取った商品を自分のカバンのなかに入れてしまった。平然としている千秋を見た美樹は......。
第3話「黒いブログの罠」のあらすじ
角田美樹(榮倉奈々)は、スーパーで商品を万引きする藤田千秋(片瀬那奈)を目撃する。美樹に見られた千秋は、誰にも言わないでくれと泣いて土下座をする。
その頃、仲原翔太(要 潤)が住むマンションの前に現れた立花万里香(杏)は、自分は仲原の向かいに住んでいるのだ、と偶然を装い声をかける。
一方、美樹の部署では新たな問題が起きていた。"新入社員・みき"が書いているというブログの内容が、イタリア食品部門内での状況に酷似。イニシャルトークで悪口が書き込まれているのだ。佐野有希子(木村佳乃)に呼ばれた美樹は、自分ではないと言うが、悪口を書かれ激昂している有希子は、聞く耳を持たない。
さらに美樹は、千秋、栗田琴美(紺野まひる)、白石杏子(有坂来瞳)、工藤早苗(町田マリー)、西島賢治(五十嵐隼士)、田沢佳人(長谷川純)らにも無実を訴えるが、信じてもらえない。
怒りが収まらない有希子は、桐野征治(藤木直人)に報告。美樹が懲戒解雇になるよう人事に掛け合ってほしい、と頼む。桐野は、証拠もないのに美樹のせいだと決めつける有希子を叱責する。 そんななか、美樹は千秋に同行し取り引きのあるデパートにやってくる。そこで開催中のイタリアンフェアには、葵井商事が扱うオリーブオイルが並ぶが不況で売り上げは伸び悩み、そのことで、千秋と売り場責任者が衝突。
そんなとき、千秋の目に入ったのは美樹のノートだった。そこには、新人ならではの疑問や感想がイラスト入りで書き込まれていた。それにヒントを得た千秋は、美樹とともに商品をわかりやすく説明するポップを作成。翌日、再びデパートへ出向く約束をする。
その頃、オフィスでは梅沢仁(段田安則)が社員たちを集めると、海外から一時帰国した統括本部長の坂東(中原丈雄)を紹介。人望の厚い坂東の帰国に、社員たちの間には歓迎ムードが漂う。 同じ頃、仲原は本部長の安西(升 毅)に呼ばれ、葵井商事が輸入する大豆のなかに、遺伝子組み換え大豆が混じっていた、と報告を受ける。安西は、この件は坂東が知っていてやっている食品偽装だと言い、仲原に証拠になるデータを入手しろと命じる。仲原はイタリア食品部門の鈴木慶介(内田 滋)の不在時に、鈴木のパソコンから該当データを取り出し安西に渡す。
そんな夜、美樹と仲原は会社のエレベーターに乗り合わせる。笑顔になったふたりは食事に行き、その帰り道にお互いの気持ちを確かめ合う。するとそこに妹・愛(川口春奈)が現れる。ケガの治療のため遠距離恋愛中の愛は、美樹をうらやましく思う。
美樹と別れた仲原が自宅に戻ると、またもや自宅前に万里香がいた。部屋の鍵を無くしたという万里香は、業者が来るまでの2時間を近所の公園で過ごそうと思っていると仲原に告げ立ち去る。気になった仲原は万里香を追って公園に行き、一緒に待ってやる。
翌日、美樹と千秋は手作りのポップを持ってデパートに。デパート側の協力もあって、オリーブオイルのキャンペーンは好評を博し売り上げをアップさせることができた。久しぶりに仕事で達成感を感じた千秋は、美樹をランチに誘う。その席で、千秋は自分には気持ちをわかりあえる人がおらずそのためのストレスで万引きをしてしまったのだろう、と美樹に打ち明ける。
その後、ふたりがオフィスに戻ると、早苗の財布がなくなったと騒ぎになる。当然、美樹が疑われるが、そんなとき千秋が美樹ではないとかばってくれる。すると、西島が"みき"のブログに千秋の万引きのことが書かれていると暴露。千秋は顔色を変えると、美樹を信じた自分がバカだった、と態度を豹変させる。
そして、有希子からこのことは公にしないから退職しろ、と迫られる。凍りつく美樹に、千秋らも口々に退職しろ、とにじり寄ってくる。
追い詰められた美樹は仲原に電話をするが、仲原は大豆の偽装問題で駆け回っていた。安西は、偽装は坂東がやったものだと言うが、仲原はそれが坂東ではなく安西が仕組んだものだと察知する。無実の坂東を陥れようとする安西の企てに協力してしまったと気づいた仲原は、安西を探すが見当たらない。そんな折、仲原の動きに気づいた桐野から、この件は、誰かが故意に遺伝子組み換え大豆を混ぜたうえマスコミにリークした可能性があるとの見解を聞く。
一方の美樹は、しばらくして誰もいないオフィスに戻ってくる。ふと自分のデスクを見ると、そこには誰が用意したのか退職願の封筒と用紙が置かれていた。ついに、美樹は限界まで追い込まれてしまった。
第4話「仁義なき社恋」のあらすじ
角田美樹(榮倉奈々)は、佐野有希子(木村佳乃)、藤田千秋(片瀬那奈)らから退職を迫られ、完全に居場所を無くしていた。そしてついに退職願を書くが、自分が経済的にも支えなくてはならない母親や妹・愛(川口春奈)がいることを考え提出を思いとどまる。
それでも心が揺れる美樹は、仲原翔太(要 潤)に会社を辞めようと思っていると打ち明ける。ところが、社内での美樹の状況を知らない仲原は、誰にでも悩みはあるしみんな迷いながら仕事を続けているんだから、と美樹を叱咤激励。美樹は、頑張るしかない、と力なく自分に言い聞かせる。
翌朝、出社した美樹と立花万里香(杏)は、会社の前に多数のマスコミがいることに驚く。遺伝子組み換え大豆混入について、社長と坂東(中原丈雄)が謝罪会見を行っていたのだ。会見を見ていた仲原は、この件は上司・安西(升 毅)が社長らを失脚させるために仕組んだもので自分は知らなかったが、それでもそこに加担したという事実に胸を痛めていた。
その後、海外食品本部にも問い合わせが殺到し、社員たちは対応に追われる。そんななか、美樹の対応のまずさから、美樹、栗田琴美(紺野まひる)、白石杏子(有坂来瞳)、西島賢治(五十嵐隼士)がクライアントの倉庫まで出向き大豆をチェックすることに。しかし、琴美らは作業の途中で美樹を残して帰ってしまう。
その頃、昼休みでひとりオフィスにいた万里香は、「万里香ちゃんへ」という不審なメールを受け取る。メールを開封し書かれてあったURLへ接続すると、そこには工藤早苗(町田マリー)の財布を美樹のカバンに入れる万里香の姿が映っていた。驚いた万里香は、すぐに設置されたカメラを見つけると、カメラの向こうで監視をする誰かに話しかける。それは、田沢佳人(長谷川純)だった。
さらに翌日、美樹はひとりで再び倉庫へ行き黙々とチェックをしていた。するとそこへ、謝罪のためにクライアントを回っていた坂東がやってくる。ひとりで頑張る美樹を見た坂東は、何も言わず手伝いを買って出る。気付けば夜になっていて空腹を感じたふたりは居酒屋へ。食事をしながら、坂東は人生の先輩として美樹にアドバイスをし、美樹も心が少し軽くなるのを感じた。
そんなところへ、桐野征治(藤木直人)がやってくる。桐野は坂東に、遺伝子組み換え大豆は故意に混ぜられたものであり、坂東が復帰できるように自分がなんとかすると約束するが、坂東は真実を公表したところで会社の信用を無くすだけだから、今回の件は自分が「持って行く」と笑顔を見せて答える。
翌朝、駅の新聞スタンドで新聞を見た美樹は、「葵井商事統括本部長が自殺」という衝撃の見出しを目にする。それは、あろうことか坂東の死亡を伝える記事だった。遺書には、今回の件はすべて自分の責任だと書かれていたという。
美樹は悲しみをこらえながら、再びクライアントの倉庫へ行き作業をはじめる。そんなとき、美樹の携帯に仲原から着信があったが、作業している美樹は気づかない。坂東の死を知り自身の責任を痛感する仲原は、いてもたってもいられずに酒を浴びるように飲む
その後、泥酔した仲原が自宅付近まで戻ると、突然、後ろから誰かに抱きしめられる。朦朧とした意識のなかで、美樹だと思った仲原は「きゅうちゃん」と呼ぶが、それは万里香だった。
一方、作業を終えた美樹は着信を見て仲原に電話をするが留守番電話に切り替わってしまう。なんとなく心配に思った美樹は、仲原のマンションへ行き合鍵で部屋に入る。そして、寝室で眠っている仲原を見つける。そのとき、ふいに気配を感じ振り返ると、バスタオルを体に巻いた万里香が立っていた。
あまりの衝撃に「どうして?」と言うことしかできない美樹に、万里香は「ごめんね、美樹」と薄ら笑いを浮かべて答える。部屋を飛び出した美樹は、訳もわからないまま走り続け会社の屋上にたどり着く。自分には何もないんだ、と絶望した美樹は降りしきる雨のなか、屋上の端に立ち...。
第5話「ついに反撃開始」のあらすじ
角田美樹(榮倉奈々)は、ビルの屋上から飛び降りようとしたが、桐野征治(藤木直人)によって救出され、病院へ運ばれる。
その翌朝、自宅のベッドで目を覚ました仲原翔太(要 潤)は、隣に立花万里香(杏)が寝ていることに気付き愕然とする。目を覚ました万里香は、自分たちは一夜を共にしたのだと説明する。
出社した仲原は、美樹の携帯に電話をかけるが、美樹は話したくないと言って電話を切ってしまう。さらに美樹は、妹・愛(川口春奈)に、自分が入院していることは仲原に黙っておくようにと釘をさす。
そんな折、派遣社員の白石杏子(有坂来瞳)が契約を打ち切られることに。不景気の折の人員削減だと説明されるが、杏子も、それを聞かされた佐野有希子(木村佳乃)も、急な決定にとまどいを隠せない。
その日の夜、仲原が美樹を訪ねてくる。ちょうど帰宅した愛に美樹の居場所を尋ねるが、美樹に口止めされている愛は口ごもってしまう。ばつが悪い仲原がその場を立ち去ろうとすると、美樹とけんかをしたのかと愛が声をかける。仲原は、一番大切な人である美樹を傷つけてしまったのだ、と悲しげに答える。
一方、病院の美樹の元へ杏子がやってくる。杏子は退院の予定を聞くが、美樹は会社に戻る気はない、と明かす。そんな美樹に杏子は、あなたは何もわかっていない、といら立ったように言う。
そんなある日、海外食品本部でまた問題が起きた。美樹らが所属する食品チームの業務資料が入ったUSBメモリーが会社の前に落ちていたというのだ。業務資料を社外に持ち出すことは禁じられているのに、なぜこんなことが起きたのか――部長・梅沢仁(段田安則)は激昂し、有希子を責め立てる。有希子は、藤田千秋(片瀬那奈)、栗田琴美(紺野まひる)、杏子、工藤早苗(町田マリー)、西島賢治(五十嵐隼士)、田沢佳人(長谷川純)を前に心当たりがないか尋ねるが、琴美らは犯人は美樹ではないのか、と平然と答える。
夕方、退院し自宅へ戻った美樹の元へ再び杏子がやってくる。杏子がUBSメモリーの件を話すと、美樹はまた自分が犯人だと思われているのだろうと言う。そんな美樹に杏子は、以前、会社にいた山内静香(柳沢なな)という新人社員のことを話す。美樹同様、いじめのターゲットとなっていた彼女を見捨ててしまったことを後悔していた杏子は、美樹に今の気持ちのままで辞めてほしくない、と言う。
だが、美樹はその日の夜、誰もいない時間を見計らい、退職願を持って葵井商事に向かった。そこに桐野が現れ、どんなに辛くても、逃げずに立ち向かっていれば、絶対に見ていてくれる人がいる、このまま逃げたら、一生変わらないままだぞ、と言われる。だが、美樹は退職願を置いたまま、会社をあとにする。
翌日、出社した有希子は、退職願を見つけ、それをスーツのポケットにしまう。しばらくすると、美樹が出社してきた。有希子らを前に、自分はやっていないのに黙って辞めるのはいやだ、後ろめたいことはひとつもないと、涙ながらに訴える。すると杏子が立ち上がり、UBSのデータの一部が、美樹が入社する前のものであり、美樹が犯人でないことを証明。さらに美樹のことを、もっとちゃんと見てあげてほしいと願い出る。
杏子の出社最終日、美樹は、杏子に信じてくれたこと、一生忘れません、と花束を渡し、そこにやってきた有希子と一緒に労をねぎらう。有希子に「これどうするの?」と言われ退職願を差し出された美樹は、もう負けませんと言って、ふたりの前で破ってみせる。
3週間後、愛の手術当日。オペ室に運ばれる愛は、美樹に、仲原さんのところに行って、と言う。無事に手術が終わったことを見届けた美樹は、その言葉を受け、仲原に会いたいとメールする。
美樹との約束のレストランに仲原が向かおうとしたとき、万里香が仲原を呼び止めた。万里香は仲原に自分は妊娠していると告げる。衝撃の告白に唖然する仲原は、約束の場所に行くこともできず、美樹に電話をする。そして、俺にはもう、きゅうちゃんと一緒にいる資格がない、と言い...。
第6話「負け犬の逆転」のあらすじ
角田美樹(榮倉奈々)は、立花万里香(杏)が仲原翔太(要 潤)と結婚することになったと会社の噂で聞き衝撃を受ける。そんな美樹に万里香は、自分は遺伝子組み換え大豆の件で苦しむ仲原を見て放っておけなかったんだ、とその件について知らなかった美樹を見下すかのように話す。そして、自分は仲原の子を妊娠している、と明かす。
そんな折、仲原は上司から有力会社の役員がやってくるので同席するように言われる。仲原を指名しているという役員は、万里香の父・和也(団時朗)だった。和也は万里香との一件を知っているようで、週末、家に来るようにと命じる。
その日の夜、帰宅途中の美樹を仲原が待っていた。仲原は美樹を傷つけてしまったことを謝罪し、それでも自分は美樹が好きだと打ち明けるが、美樹は自分たちはもう終わったのだ、と言い立ち去ってしまう。
翌日、美樹は桐野征治(藤木直人)のプレゼンをサポートするため、集まったクライアントの前に立っていた。しかし、集中力を欠き、商品の説明ができない。桐野にフォローしてもらいその場を切り抜けたが、明らかな失敗だった。そんな美樹を桐野は、「仕事をなめるな」と叱責する。
その週末、仲原は立花家を訪ねる。万里香が妊娠していると聞かされた和也は、仲原と万里香が結婚するものだと思い話を進めるが、万里香は結婚はまだ決まっていない、と父を遮る。すると和也は怒り仲原の頬を殴る。万里香は、怒りが収まらない父の前に立ち仲原を守ろうとする。腫れた頬の手当てをしながら、万里香の母・陽子(筒井真理子)は、大切な娘に幸せになってもらいたいと願うのは親心だと諭す。
仲原は、自分の母親・たか子(田島令子)にも万里香の件を報告する。万里香に会ったたか子は、仲原はしっかりとして強い万里香に惹かれているのではないか、と言い、仲原も否定できない。そんなある日、出社した万里香は田沢佳人(長谷川純)から、妊娠しているというのは嘘なのではないか、と言われる。
万里香との結婚を決意した仲原は、しばらくは自分の自宅で一緒に暮らそうと万里香に話す。すると万里香は、実は妊娠は間違いだったのだ、と涙ながらに仲原に告げる。
翌日、田沢から万里香が妊娠していないと聞いた美樹は驚いて仲原のところへ。仲原はそのことを認めながらも、自分は万里香に支えてもらったのだから今度は自分が万里香を守る、彼女と結婚する、と決意を明かす。
衝撃的な仲原の告白にとまどう美樹に声をかけたのは桐野だった。桐野は美樹を誘い、葵井商事とイタリアの有名農園が契約を結ぶまでに尽力してくれたトマト農園にやってくる。そこで桐野は美樹に、辛い状況で育てられてダメになるトマトもあれば、たくましく実るトマトもある、人間も同じだ、と語りかける。
桐野の言葉を胸に刻んだ美樹は、妹・愛(川口春奈)の様子を見に行き、足の手術後、懸命にリハビリをする愛の姿にも力をもらう。自分の気持ちに整理がついた美樹は、仕事への集中力も取り戻し、白石杏子(有坂来瞳)から引き継いだ納品一覧表を見ていた。すると、数字に不審な箇所があるのに気付き、佐野有希子(木村佳乃)に報告する。
同じ頃、仕事で取引先にいた栗田琴美(紺野まひる)の元へ、琴美の息子が通う保育園から連絡が入る。息子が熱を出しているので早めに迎えに来てほしい、というのだ。自分もすぐには行けないが夫に電話をされては困る琴美は会社に電話をし、結局、美樹が息子を迎えに行くことに。息子を連れた美樹は、琴美の自宅近辺で待機するように言われていたが、息子がトイレに行きたいと言い出し、琴美のマンションに入っていく。そこで美樹は、家中の家具に修繕の跡があることに気付く。そして、ほどなく夫(松田賢二)と琴美も戻るが、夫は琴美に家事と両立できないなら仕事を辞めろ、と琴美を突き飛ばす。
その頃、美樹の報告を受けて納品書の過去のデータを精査していた有希子は、2千万円を超える使途不明金があることを発見する。翌日、部長・梅沢仁(段田安則)に報告するが、梅沢はこの件は自分に預けてくれ、と強引に有希子を納得させる。
翌日、美樹はあざを作りながら出社した琴美に仕事を辞めようと思ったことはないのか、と尋ねる。琴美は、仕事は自分と社会の接点で、辞めてしまえば自分には家庭という狭い世界しかなくなってしまうし、自立できれば大切なものを守ることもできる、と話す。
それを聞いた美樹は、どんな状況にあっても自分らしくあろうと頑張ることがこれからの自分を作っていくんだ、と気持ちを新たにする。
そして、数ヵ月後――。美樹は、仲原と万里香の結婚式に出席していた。そこには、元同僚たちに混じり杏子の姿もあった。すると、梅沢が有希子のことで聞きたいことがある、と杏子に声をかける。そんななか、偶然、仲原に会った美樹は、今は言えないがいつか心から祝福できるように頑張るから幸せになってほしい、と告げる。そして、踵を返した先にいた桐野に、どんなことがあっても揺らがない自分の何かを見つけたいから仕事をください、と頭を下げる。
後日、集まった海外食品部の社員たちを前に、桐野がクライアントに新商品を紹介するためのフェアの企画をコンペで決めることにした、と発表する。企画が通った者がフェアの責任者で、チャンスはみな平等にあると言う。それを聞いた美樹は、目を輝かす。
その頃、梅沢は「社内イジメに関する報告書」という文書を作成し......。
第7話「最後の快進撃」のあらすじ
イタリア食品部門で、新商品をクライアントに紹介するためのフェアが行われることになり、角田美樹(榮倉奈々)の「イタリア料理と中華料理のコラボレーション」という企画が社内コンペで選ばれる。企画を決定した桐野征治(藤木直人)は、美樹をフェアの責任者に任命。サポート役に西島賢治(五十嵐隼士)を指名する。しかし、藤田千秋(片瀬那奈)ら社員たちはこの決定に不満を感じる。
桐野に美樹の企画を推した佐野有希子(木村佳乃)は西島に美樹をバックアップするように念を押すが、西島は肝となるシェフの選定は自分がやるから、と美樹に言う。それでも美樹は、自分にはあてがあると食い下がり、交渉を担当することになる。
早速、美樹は気鋭の中華料理シェフ・中村恭一郎(今井雅之)に電話で依頼をするが、中村は難色を示す。と、やりとりを聞いていた西島が電話を取り上げ趣旨を説明。中村はフェアの説明を聞くことに同意する。
翌日、美樹と西島は中村の店に行くことに。西島はその前に予定があったため、美樹とは店の前で待ち合わせる。しかし、時間になっても西島は現れない。美樹は仕方なくひとりで店に入っていくが中村は西島が来ないことに不信感をあらわにする。さらに、中村は自分がぶつけた質問に美樹が答えられないため、機嫌を損ねてしまう。
会社に戻った美樹に西島は、中村への説明はうまくできたのか、と平然と声をかける。美樹が答えられないでいると、自分の失敗を人のせいにするな、と悪態をつく。
その日の夜、美樹は社内で仲原翔太(要 潤)と出くわす。企画のことを知っていた仲原は美樹にうまく行っているのか、と尋ねるが、美樹は言葉を濁してしまう。その後、自宅に戻った仲原は妻・万里香(杏)に美樹のことを話す。万里香は、美樹を心配する夫が気に入らない。
同じ頃、有希子は梅沢仁(段田安則)に呼ばれ、過去に辞めた社員の山内静香(柳沢なな)が社内いじめに遭っていたのではないか、と問い詰められていた。答えられない有希子に梅沢は、静香は今も心に傷を抱えていて、有希子が辞めれば気が済むと言っていると、有希子に退社を迫る。
翌日、出社した美樹に西島はシェフの選別は自分がしたから、と言い放つ。驚いた美樹は誰にしたのかと尋ねるが、西島は答えない。それどころか、激昂し美樹に資料を叩きつける。あまりに横暴な態度に、ついに美樹も怒りをあらわにし、すべて自分ひとりでやると宣言する。そして、夜を徹して中村に提案するメニュー案やパンフレットのラフなどを作り上げる。
翌早朝、出社してきた桐野に声をかけられた美樹は、今回、企画が通ってチャンスだと思ったが、邪魔をされてうまくいかなくなるなら、自分が担当ではないほうがよかったのでは、と弱音を吐いてしまう。すると桐野は、ひとりでできないのなら、どうすればうまくいくか、なにがプロジェクトのためになるのかを考えろ、と言葉をかける。
同じ頃、千秋、栗田琴美(紺野まひる)、工藤早苗(町田マリー)は、ひとりで苦戦を続ける美樹のことを案じていた。
桐野の言葉に奮起した美樹は、メニュー案などの資料を持って再び中村の店へ。資料を見た中村はそれをひとりで作成した美樹を認めつつも、どんな仕事も成功させるにはチームワークが必要でひとりでは何もできない、と言い放つ。そして、今の状況では協力はできない、と資料を突っ返す。
一晩考えた美樹は、翌朝、イタリア食品部門の社員たちに向かって、自分ひとりでは何もできないからどうか手を貸してほしい、と頭を下げる。必死に訴える美樹だったが、社員たちは目を逸らすばかりだった。
それでもめげない美樹は再び中村の店に行き、社内で協力者を得ようとしているので、もう少し待ってほしいと懇願する。しかし中村に気持ちは届かず、しまいには「帰れ!」と怒鳴られてしまう。さすがに意気消沈した美樹が帰ろうとしたとき、入れ違いで誰かがやってきた。現れたのは、千秋、琴美、早苗だった。千秋らは、今回の企画の責任者は美樹だが、自分たちもチーム一丸となってフェアの成功を目指そうとしているので、なんとか参加してほしいと中村に頭を下げる。さらに美樹も加わり懇願すると、とうとう中村は首を縦に振ってくれた。
そして、会社に戻った美樹らは、早速フェアの準備に取り掛かる。そんななか、西島が自分も手伝うと申し出る。美樹に、久々の笑顔が戻った。
その頃、有希子は山内に会っていた。自分の立場を守るために会いに来たのか、と言う山内に有希子は会社を辞めようと思っていると明かす。さらに、山内が在籍した頃の自分は何も見ようとしていなかった、と涙を流して謝罪をする。しかし、山内はそんなことでは自分の苦しみは消えない、と謝罪を受け入れようとはしない。
そんな日の夜、万里香は部長室に梅沢を訪ね、美樹が仲原に送ったという、愛情を告白するメールを写した写真を見せていた。それを見た梅沢は、美樹を異動させるよう人事にかけあってみる、と万里香に告げる。
一方の美樹は、連絡が取れなくなっていた有希子のマンションを訪ねていた。呼び鈴を押しても応答がないため帰ろうとしたとき、室内でガラスが割れるような音がした。ドアにはカギがかかっていなかったため室内に入ると、床にぐったりと倒れた有希子を見つける。手首からは血が流れていた。美樹は必死に有希子の名を呼ぶが、有希子は答えず......。
最終回「今夜ついに完結はい上がる女伝説!」のあらすじ(ネタバレ注意)
角田美樹(榮倉奈々)は、中華料理シェフ・中村恭一郎(今井雅之)がフェア用に試作した料理が好評を得ていることに安堵する。
そんな折、部長・梅沢仁(段田安則)に呼ばれた美樹は、仲原翔太(要 潤)との間に不適切な関係があるのでは、と問い詰められる。そんな関係は絶対にない、と美樹が否定しても梅沢は信じないが、桐野征治(藤木直人)の説得で解放される。
その日の夜、美樹は、急性アルコール中毒で病院に運ばれ退院した佐野有希子(木村佳乃)の自宅を訪ねる。有希子は美樹に、以前、社内いじめのターゲットになっていた山内静香(柳沢なな)に会ったが、彼女がいまだに自分を恨んでいることにショックを受け、アルコールに走ってしまったと打ち明ける。
それを聞いた美樹は、静香と連絡を取る。静香に会った美樹は、自分も当時の静香と同じ状況で死にたいとも思ったが、社員たちと接しているうちに自分も周囲も変わっていった、と語りかける。そして、有希子が今、静香を傷つけてしまったことで悔やみ苦しんでいることを伝える。
同じ頃、藤田千秋(片瀬那奈)は、偶然、田沢佳人(長谷川純)のパソコンに残っていた盗撮映像を見てしまう。そして、一連の事件の犯人が美樹ではなく、立花万里香(杏)だったと知る。千秋は、万里香の夫である仲原にもその映像を見せる。
帰宅した仲原は、何も知らないような笑顔で自分を迎える万里香に不信感を募らせる。そして、テーブルの上に用意してあった料理を床に払いのける。ショックを受けた万里香は、力なく座り込んでしまう。
翌日、ついにフェアの当日となり、イベント会場に集まった社員たちは最終準備に追われていた。そんななか、運送業者から食材を受け取った美樹は、その量の少なさに愕然とする。手違いがあったのか、すべての食材の数量が間違っていたのだ。それを知った中村は怒り、従業員たちを連れて帰ると言う。美樹は中村に頭を下げ、引き止めようとする。
そんな美樹を見ていた千秋、栗田琴美(紺野まひる)、工藤早苗(町田マリー)も加勢し、なんとか中村を思いとどまらせることができた。そして、中村のアイデアで足りない食材を調達することができた。そんな様子を苦々しい思いで見ていたのが西島賢治(五十嵐隼士)だった。
スタッフたちの頑張りの甲斐があって、フェアは盛況を博していた。そんな様子を桐野が見守るなか、遅れて有希子もやってくる。クライアントを前に挨拶する美樹を見た有希子は、ああいう姿を見届けたかった、と暗に退社をほのめかす。驚く桐野に有希子は静香の件を報告。梅沢によれば、静香は有希子が辞めなければ会社を訴えると言っているという。
自分の処分は今日の会議で決まるという有希子の言葉を聞いた桐野は、梅沢はヴィッテリ社の不正について知ってしまった有希子を辞めさせることが目的に違いない、と確信。そして会社に戻ると、仲原にヴィッテリ社とワインの取引きをしている他の商社から、2006年の取引価格を聞き出すよう指示。美樹と有希子を助けるためだと言われた仲原は、必死に電話をかける。
その頃、役員会議場にいた梅沢は、2年前にイタリア食品部門でいじめがあったことを報告。詳細な報告書まで用意し有希子に責任があると、役員たちの前で説明しはじめる。とそこへ、仲原、そして桐野が飛び込んでくる。仲原から資料を受け取った桐野は、梅沢に向かい「辞めなければならないのは、あなたですよ」と言い放つ。そして、梅沢がヴィッテリ社からキックバックを受け取っていた証拠がある、と資料を指し示す。梅沢は、反論することができない。
一方、美樹らはフェアを無事に終了することができた。会場内に社員だけが残るなか、琴美が西島に食材の発注ミスについて説明しろ、と迫る。西島はさんざん迷惑をかけられた美樹のサポートをするなんて冗談じゃない、琴美らだってそうなのでは、と不満をぶつける。すると千秋が、ブログの件も財布の件も、犯人は美樹ではなかったのだ、と明かし美樹に謝罪。琴美、早苗も頭を下げる。身の潔白が証明された美樹は、晴れ晴れしい気分になる。
そして、美樹は社員たちが帰ったイベント会場でひとりフェアの余韻に浸っていた。すると、そこへ万里香がやってくる。明らかに取り乱している万里香は、デキャンタに入っていたワインを美樹にぶちまける。さらに、デキャンタを床に叩きつけるとその破片を手に美樹に襲い掛かってきた。美樹が床に倒れてしまうと、万里香は馬乗りにまたがりガラスの破片を持った手を振り上げた。
と、そのとき、桐野とともに駆け込んできた仲原がその腕を掴む。そして万里香に平手打ちを食らわすと、お前は一生人をうらやんで生きていくのか、自分さえよければそれでいいのか、と怒鳴りつける。万里香は、自分はただ仲原と一緒にいたいだけなのに......と泣き崩れる。
翌早朝、出社してきた有希子のデスクに静香からの手紙が届いていた。そこには、自分の傷はすぐには癒えないかもしれないが前に進むために有希子を許すことからはじめる、と書かれていた。そして、そう考えるきっかけをくれたのが美樹だ、ともあった。有希子はその手紙を抱きしめ涙を流す。
その頃、美樹はまもなくリハビリを終える角田愛(川口春奈)に会うと、会社で辛いことがあったと打ち明ける。そして今後、愛にも同じようなことがあるかもしれないが、どんなことがあっても自分がいるから、と力強く言う。美樹の気持ちを察した愛は、笑顔でうなずく。
一方、仲原との別れを覚悟した万里香は、まとめた荷物を実家に送ろうとしていた。するとそこへ仲原が帰ってくる。仲原は自分に謝罪をする万里香に小さなメモを手渡す。そこには、仲原の転勤先となるニューヨークの住居の住所が書かれていた。仲原は万里香に、ふたりでやり直そうと声をかける。うなずいた万里香の瞳からは涙がこぼれ落ちる。
翌日、イタリア食品部門ではさまざまな変化があった。夫から暴力を受けていた琴美が離婚を報告。さらに琴美は、西島の根性を叩き直すべく西島の面倒を見ると宣言。絶句する西島を笑った田沢は千秋ににらみをきかされた。そして、美樹は桐野から来月にイタリアの得意先周りに行くと告げられる。「はい!」と嬉しそうに返事をする美樹を、社員たちが微笑んで見つめていた――。
※フジテレビHPより引用