◆素直になれなくて
2010年4月15日からフジテレビ系列で放映。木曜22時枠。
Twitterを通じて知り合った5人の男女の友情や恋愛模様を描いた青春ドラマ。
出演は、「ヴォイス~命なき者の声~」以来の連続ドラマ出演となる瑛太。相手役の上野樹里とは「ラスト・フレンズ」以来の共演となる。そのほか東方神起のジェジュンも登場。
素直になれなくて 動画(最終回の結末に注目!)
◆素直になれなくての主題歌
WEAVER 「Hard to say I love you ~言い出せなくて~」
◆素直になれなくての挿入歌
菅原紗由理 「素直になれなくて」
◆素直になれなくての出演者
中島圭介 ...... 瑛太
水野月子 ...... 上野樹里
パク・ソンス ...... ジェジュン
西村光 ...... 関めぐみ
市原薫 ...... 玉山鉄二
パク・ミンハ ...... 木南晴夏
松島健太 ...... 阪本奨悟
高橋正文 ...... 竜星涼
前田由起 ...... 逢沢りな
水野シュウ ...... 中村優一
奥田真理子 ...... 渡辺えり
山本桐子 ...... 井川遥
水野祥子 ...... 風吹ジュン
中島亮介 ...... 吉川晃司
◆素直になれなくてのスタッフ
脚本:北川悦吏子
プロデュース:中野利幸
演出:光野道夫、西坂瑞城
◆素直になれなくての視聴率
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2010年4月15日 | 今、何してるの? | 11.9% |
| 第2話 | 2010年4月22日 | 仲間、いますか? | 13.2% |
| 第3話 | 2010年4月29日 | 秘密ありますか? | 10.8% |
| 第4話 | 2010年5月6日 | 絆 | 10.3% |
| 第5話 | 2010年5月13日 | 君を守る!! | 10.9% |
| 第6話 | 2010年5月20日 | 二人の秘密 | 11.6% |
| 第7話 | 2010年5月27日 | いけない夜 | 11.6% |
| 第8話 | 2010年6月3日 | 衝撃の真実 | 11.8% |
| 第9話 | 2010年6月10日 | 君の命 | 10.4% |
| 第10話 | 2010年6月17日 | 死なないで! | 9.9% |
| 最終回 | 2010年6月24日 | 未来へ。 | 10.8% |
◆素直になれなくてのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!
第1話「今、何してるの?」のあらすじ
駆け出しカメラマンのナカジこと中島圭介(瑛太)、高校の非常勤講師・ハルこと水野月子(上野樹里)は、ツイッターを通して知り合った。ナカジに好感を抱いていたハルは、ある時、初めて彼に会う機会を得る。何人かのフォロワーとともに、渋谷で会うことになったのだ。高校時代からの親友・西村光(関めぐみ)を無理やり誘って約束の店を訪れたハルは、そこで韓国出身のドクターことパク・ソンス(ジェジュン)、雑誌編集者のリンダこと市原薫(玉山鉄二)と出会った。
ほどなく、店にナカジがやってきた。その顔を見て驚くハル。昼間、ハルがカフェでコーヒーを倒し、ズボンを汚してしまった相手がナカジだったのだ。その際、ハルは慌ててズボンを拭こうとして、ナカジからチカン呼ばわりされていた。気まずいまま、何となく盛り上がれないでいたナカジとハルは、2次会に行くというドクターたちと別れて帰路についた。が、実はふたりは同じ駅を利用する近所同士だった。
電車を降りたハルは、ナカジと別れてコンビニに立ち寄る。ナカジは、ハルを家まで送り届けるため、外で待っていた。ハルは、そんなナカジに、チカン呼ばわりしたことを謝ってほしいと言い出す。さらにハルは、ズボンをクリーニングして返す、といってナカジの持っていた紙袋を奪い取ろうとした。が、引っ張り合いになった拍子に転んでしまい、足を擦りむいてしまうハル。ナカジはハルをアパートに連れて行き、手当てをした。そのときナカジは、ハルのふとした表情に心ひかれて思わず彼女にキスをしてしまう。
ナカジは、戦場カメラマンだった父・亮介(吉川晃司)に憧れて同じ道を目指していた。が、まだ仕事を選んでいられるような立場ではないナカジは、アダルト雑誌の編集長から「いつも中途半端だ」と怒られているようなありさまだ。
ハルは、現代詩に親しみを持ってもらおうと、生徒たちに好きな歌を挙げてもらったりしていた。だが、それを知った正規の教員から、自分のやり方で教えたいのならまず教員になれ、と怒鳴られてしまう。
ナカジたちに医師だと嘘をついていたドクターは、実は医療機器メーカーの営業マンだった。しかし営業成績は最下位で、いつも上司の峰原(田中哲司)にいびられていた。
光は、不倫相手の子を身ごもってしまったのではないかと疑っていた。困り果てた光は、飲み会で親しくなったリンダに、産婦人科まで付き合ってもらう。
リンダは、飲み会の後、光とホテルに入ったが、彼女を抱くことができなかった。そんなリンダも、実は編集長の奥田(渡辺えり)からキスを強要されるなどの逆セクハラを受けていた。
ドクターの誘いに乗って飲みに出かけたハルは、自分の高校の女生徒ふたりが、男たちに連れられて店にやってきたことに気づく。立ち上がって彼らを呼び止めたハルは、生徒たちに帰るよう命じると、男たちの前に立ちはだかった。そこに現れてハルのピンチを救ったのは、ナカジだった。
ハルが仕事のことで悩んでいることを察したナカジは、マジックで『ガンバレ!』と書いた缶コーヒーを渡して励ました。実はナカジも、以前、ハルからそう励まされていた。ナカジのツイートを読んで彼が落ち込んでいることを察したハルが、「ガンバレ」とリプライしたことがあったのだ。
そんな中、ハルは、汚してしまったナカジのズボンをクリーニングして、彼の家に届けた。が、ドアを開けて出てきたのは、ナカジの恋人・桐子(井川遥)で...。
第2話「仲間、いますか?」のあらすじ
汚してしまったナカジ(瑛太)のズボンをクリーニングしたハル(上野樹里)は、それを持って彼の部屋を訪ねた。が、ドアを開けて出てきたのはナカジの恋人・桐子(井川遥)だった。
光(関めぐみ)は不倫相手の矢野(勝村政信)に会い、妊娠したかもしれないと伝えていた。しかし矢野は、本当に俺の子なのか、などと冷たく言い放つ。
その夜、ハルは、近所のコンビでナカジに出会う。ハルは、電話もしないで突然部屋を訪ねてしまったことをナカジに詫びた。話しているうちに、自然といつもの関係に戻るふたり。別れ際、ナカジはハルに、プリントした写真を手渡す。それは、ふたりが最初に出会ったとき、ナカジが撮影したハルの写真だった。
そんな折、思わぬ事件が起きる。『ピーち』というアカウントでツイッターに参加した光が、自殺を予告して手首を切ったのだ。それに気づいたナカジやハル、ドクター(ジェジュン)らは互いに連絡を取り合い、リンダ(玉山鉄二)の知り合いがいる病院に彼女を運んだ。
幸い、光は命に別条はなく、すぐに意識を取り戻す。「みんな光のために集まったんだよ」と声をかけるハル。すると光は、「ピーちがいい」と言い出す。生まれ変わって、新しい自分になりたい、というのだ。
ドクターは、ピーちの気持ちがわかる、とナカジとリンダに告げた。ドクターも、新しい自分になりたくて来日したものの、友だちもできず、仕事も上手くいかない毎日に悩み、仲間を求めてツイッターを始めたのだという。話を聞いていたナカジとリンダも、そんなドクターの思いに共感を覚えていた。
ピーちの自殺騒ぎの際、リンダの親が病院を経営していることを偶然知ったドクターは、ベストマガジン社を訪れる。そこでドクターは、リンダに土下座までして医療機器の契約を取り付けようとする。実家と疎遠になっていたリンダは、困惑しながらもドクターのために、両親のもとを訪れる。一方、ナカジも、仕事を取るためにリンダを訪ねる。リンダは、ナカジが持参した作品集を編集長の奥田(渡辺えり)に見せてみる、と約束する。
数日後、ナカジたちは、ピーちの退院を祝って行きつけの店『ザ・エモーション』に集まる。そこで久しぶりに楽しい時間を過ごした5人は、店を出た後も公園でサッカーをしたりしてはしゃいだ。その際ナカジは、ハルとドクターが互いに意識しあっていると思いこんでしまう。
ナカジから映画に誘われたハルは、気合いを入れておしゃれをして渋谷に向かった。だが、そこに現れたのはドクターだった。ナカジが、ふたりのデートを仕組んだのだ。ドクターは、元気がないハルのことを気遣いながらも、韓国語で彼女に自分の思いを伝えた。
ナカジは、ナイトロケの仕事に出るついでに、桐子が忘れて行った結婚指輪を彼女の家まで届けに行ったが、渡せずにいた。出張中だった桐子の夫・智彦(矢島健一)が予定より早く戻ってきていたからだった。
ナカジが駅につくと、反対側のホームにハルの姿があった。ハルは、デートの後、ひとりで飲んでから帰ってきたのだ。気楽に声をかけてきたナカジに、ハルは、自分の気持ちを抑えられず、大嫌いだと叫んだ。ナカジが乗った電車が走り去った後、ホームにしゃがみ込んで、ホントはナカジが好きだったのに、とつぶやくハル。するとそこに、ナカジの姿があって...。
第3話「秘密ありますか?」のあらすじ
酒に酔ったまま帰路についたハル(上野樹里)は、駅でナカジ(瑛太)に出会う。ハルに内緒でナカジがセッティングした、ドクター(ジェジュン)とのデートの帰りだった。ハルは、反対側のホームにいたナカジに向かって大嫌いだと叫ぶと、その場にしゃがみ込んで、本当はナカジが好きなのに、とつぶやく。それをナカジに聞かれてしまい、慌てて場を取り繕おうとするハル。ナカジは、そんなハルに、好きな人がいることを正直に言おうとした。ハルは、ナカジを制して、わかっているから大丈夫だと告げる。
同じころ、リンダ(玉山鉄二)は、奥田編集長(渡辺えり)の自宅マンションを訪れていた。奥田は、自分の雑誌でナカジを使ってもいい、などといってリンダを呼んだのだ。室内に入るなり奥田に抱きつかれたリンダは、覚悟を決めて彼女をベッドに押し倒した。しかしリンダは、奥田を抱くことはできなかった。
一方、不倫相手の子を身ごもってしまったピーち(関めぐみ)は、産婦人科を訪れる。だが、医師からお腹の子のエコー画像を見せられたピーちは、中絶をためらう。
ある夜、ナカジのアパートに桐子(井川遥)がやってくる。眠っているナカジの姿を見つめていた桐子は、ナカジの携帯電話にハルからのメールが届いていることに気づく。
あくる日、ハルは、エモーションでナカジを待っていた。ナカジから、会いたいというメールが届いたのだ。ところがそこに現れたのは桐子だった。桐子は、結婚していることやナカジと出会ったときのことを一方的に話し始めた。桐子にとってナカジは、運命の相手なのだという。必死に耐えながら桐子の言葉を聞いていたハルは、そう思うのなら何故別の相手と結婚したのか、と言い返した。桐子は、経営危機に陥った父親の会社のために、取引先の人間と結婚しなければならなかったのだという。するとハルは、悲劇のヒロインぶっているだけだ、と返す。その言葉に激高した桐子は、ナカジとおそろいのタトゥーをハルに無理やり見せようとした。目をそむけるハルに、つかみかかるような勢いで迫る桐子。そのときグラスが落ちて割れ、見かねた店員がふたりを諌めた。
仕事を終えたナカジは、父・亮介(吉川晃司)に会った。ナカジは、いつものように亮介に金のはいった封筒を渡そうとした。すると亮介は、ナカジにそれを返し、何も言わずに、かつて自分が使っていたカメラを手渡す。
そんな中、ナカジやハル、リンダたちは、久しぶりにエモーションに集まった。このメンバーの集まりを、素直になれなくて会...通称『スナナレ会』と命名し、カミングアウトゲームで盛り上がる5人。
ピーちはCAだと嘘をついていたことを、ドクターは医者だと嘘をついていたことを、そしてリンダは雑誌の企画のためにツイッターを始めたことなどをそれぞれ告白した。その際、気分が悪くなってトイレに駆け込んだピーちは、妊娠していることをハルに告白した。一方、リンダは、父親の病院が買ってくれるという医療機器のリストをドクターに手渡す。
自宅でひとりワインを飲んでいた桐子は、叩き割ったワイングラスで自らの腕を切った。そして、スナナレ会から戻ってきたナカジに、偶然ハルに会ったが口論になり、彼女が投げつけたグラスの破片でケガをしてしまった、と嘘をつく。
あくる日、雨に降られたハルは、傘を買うために立ち寄ったコンビニでナカジに出会う。ナカジは、ハルを待っていたらしい。コンビニからの帰り道、ナカジは桐子の件を切り出すと、あの人には近づくな、と告げる。ハルは、信じてもらえない悲しみをこらえながら、桐子と付き合っていてナカジの未来はどうなるのか、と問いかけた。ナカジは、そんなハルに、お前には関係ない、と言い放つ。
涙をこらえながら自宅の近くまで歩いてきたハルを待っていたのはドクターだった。ドクターは、ピーちに住所を聞いてハルのことを待っていたのだという。そこでドクターは、ずぶ濡れのハルに持っていた傘を差し出し、ピンクのチューリップの花束を手渡そうとした。そんなドクターに思わず抱きついてしまうハル。ドクターもまた、ハルを抱きしめて...。
第4話「絆」のあらすじ
ナカジ(瑛太)と口論になったハル(上野樹里)は、雨の中、傘も差さずに自宅に戻る。するとハルの家の近くに、ドクター(ジェジュン)の姿があった。思わずドクターに抱きついてしまうハル。ドクターも、ハルを抱きしめると、好きだと告白した。だが、ハルが泣いていたことに気づいていたドクターは、こういうタイミングで告白するのはフェアではないと感じ、ハルを励まして去っていく。ハルの後を追いかけてきたナカジは、その光景を目撃し、思わず身を潜めた。
そんな折、リンダ(玉山鉄二)から、スナナレ会のメンバーに飲み会の誘いが入る。ドクターが、リンダの父・泰敏(山田明郷)が経営する病院に医療機器を納入する契約をまとめたからおごってくれるのだという。ナカジやハルたちは、いつもの店『ザ・エモーション』に集まった。その席でピーち(関めぐみ)は、妊娠したことを皆に告白し、シングルマザーになると宣言する。やがてドクターたちは店内にあるゲームを始める。とり残されてしまったナカジとハルは、気まずいままだった。ふたりのようすがおかしいことに気づいたドクターは、ハルを泣かせた相手がナカジだと知ると彼に噛みつき、殴り合いのケンカを始めてしまう。
別の日、ドクターは、リンダにある相談を持ちかける。ドクターの会社では、医療機器を買ってくれたところに、案内状を作るサービスを行っていた。ドクターは、リンダの父親の病院用に作る案内状の作成に力を貸してほしいというのだ。
リンダは、みんなを仲直りさせたいという思いもあって、スナナレ会のメンバーに声をかけた。その結果、写真はナカジ、本文はハル、モデルはピーちがそれぞれ担当し、協力することになった。
ナカジガ資料を取りに帰宅すると、桐子(井川遥)が来ていた。そのときナカジは、ハルがクリーニングしてくれたズボンを桐子が切り刻んだらしいことに気づく。エモーションでハルに会ったナカジは、桐子の話を切り出し、彼女が嘘をついたのかな、と話した。それに対してハルは、桐子に直接聞いた方がいい、と答えた。
ナカジたちのおかげで、ドクターは無事に案内状を完成させる。ところが、ドクターの同僚・加藤(松川貴弘)は、そのデータを勝手に持ち出し、別の病院の案内状に使ってしまう。「大変なことをしてしまいました。みんなに手伝ってもらったのに。ゴメンナサイ」というドクターのツイートを見たハルやリンダたちは、心配して彼の会社を訪ねた。事情を知り、もう一度、案内状を作り直すことにするハルたち。桐子とアパートで食事をする約束をしていたナカジも駆けつけた。
案内状を完成させた一同は、エモーションに飲みに行く。用事がある、といって最初はそれを断ったナカジも、桐子が帰宅すると知ってやってきた。
同じころ、ハルの弟・シュウ(中村優一)は、松島(阪本奨悟)たちと一緒だった。そのとき松島は、ハルが自分の高校の臨時講師であることをシュウに告げる。
一方、祥子(風吹ジュン)は、電話をかけてきたにも関わらず何も言わない亮介(吉川晃司)を不審に思い、彼の元へと急いでいた。
桐子は、ナカジが部屋に忘れていった携帯電話に気づき、ドクターのことで電話してきたハルの留守電を聞いていた。
飲み会の席で、ドクターはみんなに感謝の気持ちを伝えると、仲間に隠し事はしたくない、と言いだし、いきなりハルに向かって付き合ってほしいと告白する。突然のことに困惑するハル。ドクターから、どう思うかと問われたナカジは、ハルはドクターのような人に守ってもらったほうがいい、と答えたが...。
第5話「君を守る!!」のあらすじ
ナカジ(瑛太)やハル(上野樹里)たちは、エモーションで飲んでいた。その席で、ドクター(ジェジュン)は、案内状作りに協力してくれたみんなに感謝の気持ちを伝えると、いきなりハルに向かって自分の思いを告白する。突然のことに困惑するハル。ドクターから、どう思うかと問われたナカジは、ハルはドクターのような人に守ってもらったほうがいい、と答えた。だが次の瞬間、ピーち(関めぐみ)は、そんなナカジの顔にドリンクを浴びせた。
ハルが「ごめんなさい」とだけ言い残して店を出て行ってしまったことにショックを受けた
ドクターは、リンダ(玉山鉄二)とピーちをやけ酒に付き合わせる。一方、ナカジは、ハルとともに帰路についた。ナカジの部屋にいた桐子(井川遥)は、そんなふたりの姿をじっと見つめていた。
その夜、ナカジの父・亮介(吉川晃司)が倒れたと連絡が入る。実は亮介は、悪性の肺ガンに侵されていたのだ。
ナカジが病院にかけつけると、そこに祥子(風吹ジュン)の姿があった。亮介は、道で立ちくらみがして倒れた際に、通りかかった祥子が病院まで運んでくれた、と嘘をつく。が、祥子の名前と、彼女に臨時教師の娘がいることを知ったナカジは...。
あくる朝、ナカジのアパートにドクターがやってくる。そこでドクターは、ハルを振り向かせる、と宣言する。ナカジは、そんなドクターに、彼女がいることを打ち明けると、自分にとってはハルもドクターも大事な友だちだから、ドクターが本気なら、そしてハルが幸せになるのなら応援したいと告げる。
一方、リンダは、編集長の奥田(渡辺えり)がナカジに目を付けていることを危惧し、インターネットで購入した薬を飲んで彼女を抱く。ナカジは、そんなリンダのおかげでグラビアページの仕事を得る。
そんな折、ハルは、優等生の松島(阪本奨悟)が校内で薬の受け渡しをしている場面を目撃する。放課後、松島の後をこっそりつけたハルは、ビルの屋上で仲間と合流した松島に声をかけた。が、逆に男たちにつかまって脅されたハルは、一瞬の隙をついてツイッターで助けを求めようとした。
「タス」という2文字だけのハルのツイートを見たナカジとドクターは、異変を感じ、ハルを探す。そのとき、ナカジの携帯電話にピーちから電話が入った。ピーちは、腹部の激痛に襲われ、ビルの踊り場にうずくまっていた。駆けつけたナカジは、急いで彼女を病院へと運んだ。
同じころ、ハルの居場所を突き止めたドクターは、ビルの屋上に駆け上がり、松島の仲間たちと対峙していた。ドクターは、ナイフで脅されてもひるまずに男たちに立ち向かい、必死にハルを守ろうとした。ハルが警察に電話したのを知った男たちは、逃げ出した。「ボク、合格ですか? ちゃんと、ハル、守れましたか?」。ケガをしてボロボロになりながら、そうつぶやいたドクターを、ハルは強く抱きしめ...。
第6話「二人の秘密」のあらすじ
ナカジ(瑛太)は、リンダ(玉山鉄二)のおかげで奥田(渡辺えり)が編集長を務める雑誌『IT』の連載ページの仕事を得る。それを受け、ナカジは、桐子(井川遥)にプレゼントを贈ろうと決める。
一方、ハル(上野樹里)は、松島(阪本奨悟)たちのグループに襲われ心身共に疲れ切っていたが、母・祥子(風吹ジュン)に心配をかけまいと、いままで通り仕事を続けることにする。ハルは、自分を助けてくれたドクター(ジェジュン)の優しさに応え、彼と付き合う決意をしていた。それを知ったドクターはもちろん、ハルが勤務する高校に通っているドクターの妹・ミンハ(木南晴夏)も大喜びだった。
そんなある日、ナカジは仕事の途中、ピーち(関めぐみ)の店へ顔を出す。ナカジは、流産してしまったピーちのことを心配して訪ねたのだ。すると、ナカジの携帯にハルから電話が入った。ハルのようすがおかしいことに気がついたナカジは、すぐに彼女のもとへかけつけた。
ハルが今回の事件に相当ショックを受けていることを知ったナカジは、気晴らしに彼女を動物園に連れて行く。ハルは、そんなナカジの優しさや、夢に向かって進もうとしている姿を見て、笑顔を取り戻していた。
そんな折、ハルのもとに、退学処分となった松島から電話が入る。ハルに謝りたいのだという。ハルは、もう一度やり直したい、という松島に、本気でそう思っているなら力になってもいいと思っている、と答えた。しかし、その話を知ったドクターは、クスリに手を出すような者は人間のクズだから相手にしてはいけない、とハルに釘を刺した。
同じころ、ナカジは、桐子に指輪をプレゼントする。ところが桐子は、それを受け取らず、いきなり別れ話を切り出す。夫に浮気がばれてしまったのだという。「もう、夢だとか恋だとか、そういうこと言ってられないの」「いまの生活、捨てられない」。桐子の言葉に、ナカジは大きなショックを受けていた。
その夜、コンビニでナカジに出会ったハルは、帰り道、彼の家に立ち寄る。そこでハルは、松島と話した件をナカジに打ち明けると、弟のシュウ(中村優一)がクスリに手を出した過去があることも告白した。ナカジは、ハルを励ますと、背中を向けて涙を拭いているハルに「ガンバレ」とメールした。そんなナカジに、「たまには口に出して言ってよ、ガンバレ」と返すハル。次の瞬間、ナカジはハルを抱きしめ...。
第7話「いけない夜」のあらすじ
ナカジ(瑛太)は、桐子(井川遥)から一方的に別れを告げられたことにショックを受け、リンダ(玉山鉄二)が持ってきてくれた有名カメラマンのアシスタントの仕事にも乗り気になれないでいた。
一方、ハル(上野樹里)は、ドクター(ジェジュン)の積極的な行動に戸惑いっていた。実はドクターは、ナカジとハルが一緒にいるところを目撃した妹のミンハ(木南晴夏)から、その証拠写真を見せられていた。ドクターは、ナカジとは友だちだし、ふたりはヘンな関係ではない、とミンハに言ったものの、不安を感じていた。
ハルは、桐成高校の校長(鶴田忍)から、松島(阪本奨悟)らの仲間に襲われた事件の後も休まずに学校に通っていることを認められ、専任教諭を募集している知り合いの私立高校の試験を受けてみないかと持ちかけられる。
自転車でいつもの道を走り、結局、桐子の家まで来てしまったナカジは、ちょうど買い物に出かけようとしていた彼女と遭遇する。ナカジと一緒にお茶を飲んだ桐子は、ハルに傷つけられてケガをしたというのは嘘だと告白し、謝った。それに対してナカジは、知っていたが嫌いになれなかった、と返す。
別れ際、桐子は、もう来ないでほしい、とナカジに告げた。桐子は、ナカジとおそろいで入れたタトゥーもすでに消していた。
桐子と別れた後、ナカジは、彼女にプレゼントするつもりで買った指輪を川に投げ捨てようとする。そのとき、小学生の女の子に話しかけられたナカジは、指輪をその女の子にあげてしまう。
そんな折、ハルは、ナカジのことを心配していたリンダから、ようすを見に行ってほしい、と頼まれる。ナカジの家を訪れたハルは、彼が桐子に振られてしまったことを知った。ハルは、自分にとってナカジが何でも話せて会えば勇気をもらえるような相手であるように、ナカジにとっても自分がそうなれたらいいと思っている、と話す。
ハルは、コンビニで買った缶コーヒーをナカジに手渡して彼の家を後にした。そこには、マジックで「ガンバレ!」と書いてあった。
別の日、リンダの呼びかけで、連載グラビアが好評だったナカジを祝うスナナレ会が開かれる。ハルは試験勉強のため、先に店を後にした。そこでドクターは、店に残ったナカジ、リンダ、ピーち(関めぐみ)に、ハルと"大人の関係"になったと嘘をつく。
その日、珍しくナカジとドクターが酔いつぶれた。ピーちはナカジを、リンダはドクターをそれぞれ家まで送っていくことにした。
ナカジたちが先に店を出た後、リンダは、何故ハルと男女の関係になったと嘘をついたのか、とドクターに問いかけると、焦って追いかけたら女性は逃げる、と助言する。その際、好きな人はいないのか、とドクターから尋ねられたリンダは、好きな人はいるが叶わぬ恋だ、と答えた。
ナカジを家まで送り届けたピーちは、ハルとドクターが寝たことがそんなにショックだったのか、と尋ねた。ナカジは、「ハルはそんなことしないと思っていた」と答えると、始発の時間まで飲もう、とピーちに言った。するとピーちは、酒を取りに行こうとするナカジの手をつかみ、彼にしがみつく。
あくる朝、ハルは、北海道に単身赴任中の父親から送られてきた毛ガニをナカジの家まで届けにいく。そこでハルは、床に落ちていたピアスに気づく。ハルは、言い訳しようとするナカジを制し、踵を返した。
ハルが外に出ると、そこにピーちがやってきた。ハルは、ナカジの部屋にあったピアスがピーちのものだと気づき...。
第8話「衝撃の真実」のあらすじ
ナカジ(瑛太)の部屋でピーち(関めぐみ)が一晩を過ごしたことを知ったハル(上野樹里)はショックを受ける。ピーちは、昨日は我慢した、とハルに説明すると、ナカジのことを本気で好きになってもいいか、と問いかける。
ナカジは、自分の撮った写真が載っている雑誌を持って父・亮介(吉川晃司)の家を訪ねる。そこでナカジは、亮介の体を心配してやってきたハルの母・祥子(風吹ジュン)と鉢合わせしてしまう。
ナカジとともに喫茶店を訪れた祥子は、結婚前、亮介と交際していたことを告白した。続けて祥子は、亮介の体のことでナカジに会いに行こうと考えていたと言い出す。
ドクター(ジェジュン)とデートしたハルは、映画を見に行く。その帰り、家まで送ってもらったハルは、ドクターに自分のことをもっと知ってもらいたい、と言って彼を自宅へ招く。祥子は、ハルが突然恋人を連れてきたことに驚いていた。その際、ドクターは、言葉のことやナカジの存在など、いろいろ不安があるせいで焦っていた、とハルに告げる。ハルは、そんなドクターに気持ちは伝わっている、と返す。
一方、リンダ(玉山鉄二)は、編集長の奥田(渡辺えり)とともにナカジを編集部に呼び、仕事の依頼があったことを伝える。それは、かつて亮介が仕事をしていたこともある出版社・春講社からの依頼だった。その際、ナカジは、ふとした出来事からリンダと奥田の関係が気になる。ナカジからそのことを問われたドクターは、ただの上司だ、と答えたが...。
そんな折、ナカジのもとに、ピーちから電話が入る。ピーちは、別れた不倫相手の男のことで泣いていた。ナカジは、ピーちと会って話を聞くことにする。ナカジは、これからはもっといい恋愛をするべきだ、とピーちにアドバイスした。するとピーちは、その恋愛にナカジが付き合ってくれないかな、と告白する。
その夜、コンビニでナカジに出会ったハルは、ピーちのことを切り出す。ハルは、ピーちからの電話で、彼女がナカジに告白したことをすでに知っていた。そのとき、ピーちをよろしく、とついナカジに言ってしまうハル。するとナカジは、ハルはそれでいいのか、とハルに迫った。が、次の瞬間、ナカジがその言葉を誤魔化そうとしてふざけたため、ハルは怒って帰ってしまう。
あくる日、再び亮介のアパートを訪ねたナカジは、ようやく彼と会うことができる。そこでナカジは、亮介がガンであることを知り、ショックを受ける。
その夜、ハルは、ドクターのアパートを訪れ、手料理をごちそうする。そこに、いつもの公園にいるナカジから電話が入った。が、ナカジは、ハルがドクターの家にいることを知り、すぐに電話を切る。
ナカジが家に戻ると、リンダが思いつめた表情で座っていた。リンダは、奥田から箱根旅行に誘われていた。しかしリンダは、待ち合わせ場所の近くまで行きながら、奥田に会う前に踵を返していた。ナカジの顔を見たリンダは、いきなり彼に抱きついた。突然ことに戸惑うナカジ。そこに、ピーちがやってきた。リンダは、ナカジから離れて平静を装った。リンダは、以前、ナカジがエモーションに忘れて行った上着を手渡すと、ピーちに気を遣ってナカジのアパートを後にした。
残されたピーちは、ナカジがベッドに隠したガンに関する本に気づく。ナカジは、亮介がガンであることをピーちに告白した。「今日、初めて知って...。そのわりに、いろいろある日で参った...」とナカジ。ピーちは、ナカジを抱きしめ、私がそばにいる、というと、ずっと好きだった、と自分の思いを告白する。
同じころ、食事を終えたハルは、家に帰ろうとしていた。ドクターは、そんなハルを抱きしめ、今日は帰したくない、と告げ...。
第9話「君の命」のあらすじ
ナカジ(瑛太)は、ピーち(関めぐみ)から告白されたが、どうしてもそういう関係にはなれない、ときっぱりと告げる。同じころ、ハル(上野樹里)は、ドクター(ジェジュン)のアパートを後にしていた。ドクターは、今夜は帰したくない、と言って一度はハルを引きとめたものの、すぐに焦ってはダメだと思い直していた。
ナカジは、父・亮介(吉川晃司)が肺ガンに冒されていることに大きなショックを受けながらも、自分で調べた病院の資料をプリントして届けに行く。その亮介は、息子がカメラマンとして歩み始めたことに刺激を受けたのか、もう一度写真を撮りたい、と思い始め、祥子(風吹ジュン)にモデルを頼んだ。
その夜、コンビニでハルに出会ったナカジは、父親が病気であることを知って動揺したためにハルに電話をしてしまった、と説明する。
ドクターは、ハルに指輪をプレゼントするためにアルバイトを始めた。そんな折、ドクターの元に、父親が倒れたという手紙が届く。
撮影スタジオで『IT』編集長の奥田(渡辺えり)と会ったナカジは、リンダ(玉山鉄二)が無断欠勤を続けていると聞かされる。リンダが電話にも出ないことを不安に思ったナカジは、彼のマンションへと向かった。
そのころリンダは、カフェでピーちと会っていた。ナカジに対するリンダの気持ちを知るピーちは、人を好きになる気持ちはみんな一緒だ、と言って彼を励ました。
リンダがマンションに戻ると、そこにナカジの姿があった。そこでナカジは、奥田も心配していたから電話だけでも入れるよう、彼に告げる。
ミンハ(木南晴夏)からドクターの話を聞いたハルは、彼のアルバイト先を訪ねる。ドクターの思いを知ったハルは、彼に礼を言った。そしてハルは、以前、ドクターからパンフレットを見せられた際に選んだ高価な指輪ではなく、露店で売っている指輪を一緒に買いに行く。その際、ドクターは、父親が倒れたため、韓国に一度戻らなくてはならなくなったことを打ち明けると、もし父の会社を手伝うことになったらハルを連れて行きたい、と続けた。
そんな折、ピーちは、ナカジと相談して、落ち込んでいるリンダを励まそうと、スナナレ会の5人で海へ行こうと提案する。
久しぶりに5人がそろったスナナレ会は、海辺で楽しいひとときを過ごす。そこでドクターは、韓国に戻るかもしれないことを皆に話した。
夜、ナカジと一緒に追加の花火を買いに行ったハルは、ドクターと韓国に行くかもしれないことを打ち明けた。ふたりは、途中で休憩をして線香花火を始めた。花火に照らされているハルの顔を見つめるナカジ。そんなナカジとハルの姿を、リンダは遠くからただ見ていた。
別の日、リンダのマンションに再びナカジがやってくる。奥田から、新企画の資料とお見舞いの品を届けるよう頼まれたのだという。リンダは、海で気分転換することができたからもうしばらく休んだら会社に行く、と言ってナカジを安心させた。
ナカジと食事することにしたリンダは、ハンバーガーを買いに出かける。しばらくしてリンダが戻ると、連日の撮影で疲れていたナカジは机で眠ってしまっていた。その姿を見ているうちに衝動を抑えきれなくなったリンダは、そっとナカジの背中に抱きついた。すると、ナカジが目を覚ました。驚いた顔でリンダを見つめるナカジ。リンダは、何も言えずに部屋を飛び出した。
ナカジは、春講社の仕事でスタジオに入ってからも、リンダのことが気になって仕方がなかった。何度電話してもリンダは電話にでなかった。すると、撮影の最中にリンダから電話が入った。ひと言謝りたかった、というリンダに、ナカジは、撮影が終わったら話そうと約束して電話を切った。それでも嫌な予感が拭えなかったナカジは、撮影を中断して、スタジオを飛び出す。ナカジは、リンダがエモーションにいるのではないかと思い、渋谷の街を走り抜けた。
ナカジがエモーションに着くと、やはりリンダは来ていた。しかし彼の姿は店の中にはなかった。ナカジは、トイレに向かい、閉まっている扉を力任せに叩き、こじ開けた。そこでナカジが目にしたのは、血まみれで倒れているリンダの姿だった...。
第10話「死なないで!」のあらすじ
ナカジ(瑛太)は、エモーションのトイレで血を流して倒れていたリンダ(玉山鉄二)を発見し、病院へ運ぶ。連絡を受けたハル(上野樹里)、ドクター(ジェジュン)、ピーち(関めぐみ)も、すぐに病院へかけつけた。
リンダの母・美佐子(朝加真由美)は、息子を病院に運んでくれたナカジに感謝をするとともに、病院にかけつけてくれたハルたちの存在を知って涙ぐむ。
ハルは、間近に迫った教員採用試験に向けて、勉強を続けていた。そんな矢先、韓国に一時帰国することになったドクターは、親にも紹介したいし、自分の生まれ育ったところを見てほしいから一緒に韓国へ来てほしい、とハルに話す。ハルは試験が終わってから考えたい、とドクターに答えた。
一命を取り留めたリンダは、順調に回復しているかに見えた。だが、あるとき容体が急変する。リンダは、スナナレ会のメンバーで海に行った時の写真を持ってきたナカジに、自分のために泣いてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えると、幸せだった、と言い残してそのまま帰らぬ人となってしまう。
採用試験を終えたばかりだったハルは、知らせを受け、その足で病院に駆け付けた。ハルは、病院の屋上で泣いていたナカジの側に寄り添った。
ほどなく、ハルのもとに採用試験の結果が届けられる。不合格だった。それを知ったドクターは、「先生はハルの夢だけど、もうひとつの人生、考えてみてくれませんか?」とハルに話す。
ナカジのアパートを訪れた亮介(吉川晃司)は、一緒に写真を撮りに行く。ナカジが友人の死にショックを受けていることを知った亮介は、人はどうせ死ぬのだから生きている間が勝負だ、と告げた。
祥子(風吹ジュン)は、ハルから韓国行きを打ち明けられる。祥子は、ハルが先のことまで考えているのなら応援する、と言うと、「女は好きな人と一緒にならないと...」と続けた。
そんな折、ナカジは、美佐子に会う。美佐子は、ナカジにリンダの携帯電話を差し出した。その中には、リンダが入院中に打って保存しておいた、ナカジたちスナナレ会のメンバーひとりひとりに宛てたメールが残されているのだという。リンダがナカジに宛てたメールは、人を傷つけることを恐れたり、自分が傷つくことを恐れたりせずに、本当に大切なものと向き合ってほしい、という内容だった。それを読んだナカジは、韓国に旅立とうとしているハルを追いかけて空港へと向かった。
人の波をかき分けて出発ロビーへと急いだナカジは、ドクターと一緒にセキュリティゲートの列に並んでいたハルを呼び止めると、「好きだ!!」と叫び...。
最終回「未来へ。」のあらすじ(ネタバレ注意)
ナカジ(瑛太)は、ドクター(ジェジュン)と一緒に韓国へ行こうとしていたハル(上野樹里)を空港まで追いかけ、自分の気持ちを伝えた。だがハルは、「ごめん、ナカジ...」と言い残してそのまま搭乗ゲートに入ってしまう。ハルが迷っていることに気づいたドクターは、自分が韓国に行っている間に考えてほしい、と言うと、彼女を残して帰国した。
母親の祥子(風吹ジュン)から、何故韓国に行かなかったのか、と尋ねられたハルは、ドクターのことは好きだが自分が何をしなければいけないのか見極めたい、と答える。祥子は、そんなハルを気遣いながら、自分の人生は自分で決めるよう助言した。
同じころ、ベストマガジンの奥田編集長(渡辺えり)に会ったナカジは、紹介してもらった大事な撮影の仕事を、リンダ(玉山鉄二)のもとにかけつけるために放棄してしまったことを詫びた。奥田は、リンダの自殺は自分が原因なのではないかと苦しんでいた。奥田は、本気でリンダを愛していたのだという。ナカジは、泣きじゃくる奥田に、残された人間が自分を責めて立ち止まっていることをリンダは望んではいないと思う、と告げた。
ハルは、先日受験した私立高校の専任教諭採用試験の結果を、推薦者である桐成高校の校長(鶴田忍)に報告する。ハルは、また専任の採用試験を受けるつもりであることを伝え、3月までこのまま働かせてほしい、と校長に頼んだ。
父・亮介(吉川晃司)のもとを訪れたナカジは、新聞社からある紛争地帯を取材してほしいというオファーがあったことを聞かされる。そこで亮介は、自分の代わりに行かないか、と切り出すと、愛用していたカメラと、いままでナカジからもらっていた金をそのまま手渡した。
1ヵ月後、日本に戻ってきたドクターは、ナカジを呼び出す。そこでドクターは、韓国に帰ること、そしてハルに正式にプロポーズすることをナカジに伝える。ナカジは、リンダがドクターに宛てたメールを彼に送ると、日本を離れてイラクに行くことにした、と打ち明けた。
ハルと会ったドクターは、韓国に戻ることを伝えると、彼女にプロポーズする。しかしハルは、先生になれるよう頑張ることがいま一番やらなければならないことだと思う、と答える。ドクターは、そんなハルの気持ちを理解し、ハルの夢を応援する、と約束した。
ドクターは、リンダが遺してくれたメールを読んだ。そこには、自分にないものを持っているドクターのことが羨ましかった、というリンダの思いと合わせて、後悔することがないように強くなってほしい、というメッセージが記されていた。
ナカジがイラクに旅立つ日の朝、ドクターはハルの家を訪ねた。そこでドクターは、ナカジが今日の便でイラクに行ってしまうことを伝え、すぐに空港に行くようハルに頼んだ。
タクシーで空港へと向かったハルは、ナカジの姿を探した。しかし、運悪くすれ違ってしまい、ナカジに会うことはできなかった。
ドクターとミンハ(木南晴夏)が韓国に戻る日、ハルは、ピーち(関めぐみ)と一緒にリムジンバス乗り場まで見送りに行く。ピーちとミンハは、気を利かせて弁当を買いに行き、ハルとドクターをふたりっきりにした。そこでドクターは、自分のせいでハルとナカジが上手くいかなかったことを後悔している、と言い出す。するとハルは、ドクターのことが好きだったから付き合った、と返し、好きでいてくれてありがとう、と感謝の気持ちを伝えた。
ドクターから、ナカジの住所を教えてもらったハルは、手紙を書いた。韓国には行かなかったこと、教員採用試験を受け直すために勉強を続けていること、弟のシュウ(中村優一)が再び薬に手を出したが、更生を信じて姉としてちゃんと向き合おうとしていること...。「こんなとき、ナカジなら何て言ってくれるかな? あのとき、ナカジが初めて口に出して言ってくれた『ガンバレ』、すごく嬉しかった」。ハルは、何度もナカジに手紙を送った。
ナカジやハルたちスナナレ会のメンバーが初めて出会った日から1年が経った。ピーちは、また集まって本当の仲間になってほしい、というリンダの思いを受け止め、皆に呼び掛けた。ハルが教員試験に合格したから、お祝いもかねて集まろうと。
ハル、ピーち、そして韓国からやってきたドクターは、エモーションで再会した。しかし、ナカジは顔を見せなかった。
楽しいひと時を過ごし、ドクターたちと別れたハルは、ナカジと初めて出会った歩道橋の方に向かって歩いていた。そのとき、ふいに声が聞こえた。道路の反対側でハルのことを呼んでいたのはナカジだった。ナカジは、今日帰国したばかりだった。ハルは、ナカジをエモーションに誘った。いま別れたばかりだからエモーションに行けばピーちやドクターにも会える、と言って、ナカジの腕をとるハル。ナカジは、そんなハルの手を握って一緒に走りだし...。
※フジテレビHPより引用