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2010年10月秋ドラマ: 2010年9月アーカイブ

パーフェクト・リポート

 

パーフェクト・リポート

2010年10月17日からフジテレビ系列で放映。日曜9時枠。同名の漫画をドラマ化した作品。

落ちこぼれのレッテルを貼られた記者たちの部署「遊軍取材班」のスタッフがニュースの裏に隠された真実に迫る社会派ドラマ。

主演は、「Mother」に続いて今年2度目の連続ドラマ出演となる松雪泰子。パートナー役は「JIN」以来1年ぶりの連続ドラマ登場となる小出恵介。そのほか相武紗季や要潤らが登場。

パーフェクト・リポート 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

パーフェクト・リポートの挿入歌

YUI 「Rain」

 

 

パーフェクト・リポートの出演者

蒼山 叶 ...... 松雪泰子
赤坂 衆 ...... 小出恵介
奥澤 緑 ...... 相武紗季
桃井 祐 ...... 遠藤雄弥
紫村 健 ...... 小柳友
黄田 功 ...... 要潤
白石 弘 ...... 小日向文世

 

パーフェクト・リポートのスタッフ

脚本:酒井雅秋、浜田秀哉
編成企画:太田大(フジテレビ)
企画統括:瀧山麻土香(フジテレビ)
プロデュース:森安彩、江森浩子(共同テレビ)
演出:石川淳一、岩田和行(共同テレビ)
制作:フジテレビ
制作・著作:共同テレビ

 

パーフェクト・リポートの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月17日 最低女上司と初めてのスクープ 7.7%
第2話 2010年10月24日 哀しき誘拐犯! ダメ記者チーム始動 7.9%
第3話 2010年10月31日 訴えられた死人 8年の時が動き出す 7.6%
第4話 2010年11月7日 ホーム転落事故 奇跡の救出劇の裏に 9.7%
第5話 2010年11月14日 衝撃! 告発直前 目前で死んだ証言者 6.0%
第6話 2010年11月21日 母親達が危ない産科医療ミス疑惑! 5.6%
第7話 2010年11月28日 父がくれた勇気 報道を信じる心 5.6%
第8話 2010年12月5日 仕組まれた罠...遊軍決死の逆転劇! 6.1%
第9話 2010年12月12日 絡む二つの事件 太陽に隠された真実 5.4%
最終回 2010年12月19日 報道のその先へチームで掴んだ答え 4.7%

 

 

パーフェクト・リポートのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「最低女上司と初めてのスクープ」のあらすじ

とあるボーリング場でゲームを楽しむ1人の女、蒼山叶(松雪泰子)。彼女は、CTN(キャピタル・テレビジョン・ネットワーク)の報道部員。

そのころ、CTN報道局遊軍取材班に、局の看板アナウンサーの奥澤緑(相武紗季)が異動して来る。バラエティーを中心に活躍していた奥澤は、ヘルプで担当した緊急ニュースの原稿を読み間違え、勉強のためと報道に回されたのだ。配属された遊軍取材班は、報道局でも"お荷物"扱いされる者が集まる部署だった。

ボーリングを終えた蒼山は、偽装問題が発覚した食品会社社長の記者会見場へ。自分は知らなかったと弁明する社長に、きつい一言を浴びせた蒼山は自前のデジカメで、ある映像を記録する。

報道局に戻った蒼山は、ニュース編集部・デスクの黒井彰(平山浩行)に、食品会社の会見で押さえた映像を見せる。映像には、謝罪会見をあざ笑うかのような社長のしぐさが映っていた。しかし、蒼山に他の部員から、お前はもう社会部の人間ではないと声が飛ぶ。どうやら、蒼山は自身の遊軍取材班デスクへの異動を忘れていた様子。そんなところに、宮島総理(石橋凌)が、米国務長官との会談を目の前に官邸から失踪したとのニュースが舞い込む。いつもの癖で、早速その取材に出かけようとする蒼山だが、黒井から遊軍取材班で多摩川に再び現れたアザラシの取材に行くよう追い払われてしまった。

遊軍取材班では、異動初日から遅刻しているデスクの話題で持ち切り。カメラマンの黄田功(要潤)、ベテラン記者の白石弘(小日向文世)、ADの桃井祐(遠藤雄弥)、カメラ・アシスタントの紫村健(小柳友)、そして奥澤がのんびりとデスクのうわさ話...ほとんど悪口...を話していると当の本人、蒼山が現れた。するとあいさつもなく、矢継ぎ早にアザラシの取材を命令。班員たちは、名前ではなく"部外者面"、"愛想笑い"...など、見た目で即座にあだ名をつけて指示する蒼山にあ然としながら、早くも不信感を抱く。

炎天下の多摩川で取材する遊軍取材班は、蒼山への不満たらたら。その蒼山は、取材車の中で、行方不明となった総理に関する緊急特番に見入っていた。結局、アザラシは見つからずに引き上げようとすると、緊急特番は総理が戻って来たと報道。CTN政治部記者の赤坂衆(小出恵介)は、総理の体調不良を伝えているのだが、蒼山はなぜ戻って来たのかが気にかかる。

局に戻った蒼山は失踪直前と復帰後の総理の映像を見比べ、ネクタイに注目。復帰後の総理のネクタイには、ネクタイピンがついていた。遊軍取材班の面々は、取材の手順を次々と繰り出し、自分たちをこき使う蒼山にあきれてしまう。

翌朝、総理の囲み会見に顔を出した蒼山。勝手な取材は迷惑だと怒りをあらわにする赤坂にも、遊軍取材班はあらゆる部のヘルプだと平然としている。

ネクタイピンは、市販されているものではなかった。蒼山は、総理の経歴の書かれた資料を遊軍に示し、どこかでオーダーメイドしている可能性があると調べさせる。白石と紫村は蒼山の命令から逃れるため、アザラシの取材に向った。そこで2人は、昨日の午後、息子が総理の姿を見たと言う主婦の証言を得る。局に戻った2人が昨日の撮影テープを調べると、不審な清掃車を発見。それは、政府専用の清掃車だった。しかし、白石はこのことは蒼山に報告しなくて良いと紫村に言う。

桃井は、ネクタイピンが総理の在籍した大学のラグビー部のものだと突き止める。蒼山は、白石と奥澤を大学へと向わせる。2人は、ネクタイピンは総理在籍時から20代後の選手が大学選手権で優勝した時に作ったものだとわかった。その代の選手で総理と接点のあった人物を調べるがいなかったが、連絡がつかない選手は3人いた。

一方、白石が隠していた清掃車の件を知った蒼山は、自分たちが取材していた場所から推測して総理が向った先の病院や医療施設を調べると遊軍に命令。だが、これまでの蒼山のやり方に、もはや着いていこうとするメンバーはいなかった。1人、病院を調べる蒼山はとある病院の入院患者から、連絡のつかない選手の1人、早川(深水元基)が、総理が姿を消した日に亡くなっていたことを突き止める。蒼山はその事実を総理補佐官の滝田(中丸新将)に尋ねるのだが、答えは得られない。しかし、蒼山は滝田から総理が通う理髪店を教えられた。その理髪店で、蒼山は全てを知ることになる。

遊軍に戻った蒼山は、カメラをかついで大学へと向おうとする。すると、白石を除くメンバーが手伝いに来た。そして、その日、総理は緊急記者会見を行って辞任を表明。各マスコミが慌てる中、CTNは蒼山のリポートVTRを流す。VTRでは、総理が元SPの早川を看取りに行ったことを語る。また、総理と早川が同じ大学のラグビー部出身であること。早川が火事の際に総理をかばったことで、寝たきりになっていたことも伝えた。

スクープになったとはいえ、蒼山のルール無視の取材に怒る赤坂は黒井に詰め寄る。すると、黒井は蒼山のお目付け役として遊軍取材班に異動するよう赤坂に命じた。赤坂は、出世コースに乗せてもらうことを条件に渋々と引き受ける。

大スクープをものにした蒼山たち、遊軍取材班は再びアザラシの取材に戻って...。

 

第2話「哀しき誘拐犯! ダメ記者チーム始動」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)がデスクを務める遊軍取材班に、政治部から赤坂衆(小出恵介)が異動して来た。ニュース編集部デスクの黒井彰(平山浩行)から蒼山のお目付役を命令された赤坂なのだが、白石弘(小日向文世)や黄田功(要潤)たちは何をやらかしたのかと興味津々。

そんな時、遊軍にヘルプ要請が入る。発生中の大手ファミレスチェーン女社長、向田凛子(目黒真希)誘拐事件に絡んだものだ。性質上、この事件には報道規制が敷かれ、世間には公表されていない。目を輝かせる蒼山を張り番の社会部への物資供給だといさめる赤坂。それでも、蒼山は自ら現場へ向かうと言う。蒼山は3人と見られる犯人の身代金の要求額が2億だという事に引っかかっていた。何とか取材に加わりたい蒼山だが、赤坂の目もあり現場では相手にしてもらえない。

その頃、遊軍では残った者たちが投書やメールなどで寄せられる情報のチェックをしていた。奥澤緑(相武紗季)が読み上げていたメールに、白石が食いつく。メールには、すごい美人を誘拐したと書かれていた。

報告を受けた蒼山は、すぐさまメールの差出人が指定した喫茶店へ向かうと遊軍からは奥澤だけが来ていた。また、同じ情報を受けたマスコミの連中もいる。だが、時間が来ても差出人らしき人物は現れず、他のマスコミ連中は次々と帰ってしまう。自分たちも帰ろうと促す奥澤に、蒼山は差出人のメールアドレスが被害者の拉致現場付近で目撃された車両ナンバーと一致していると告げる。一般に知らされていない情報をアドレスに使っていることに蒼山は信憑性を感じていた。相手が必ず接触してくると緑に待機を命じ、自分は誘拐事件の情報を集めると蒼山は喫茶店を出る。

店を出た蒼山は、上着のポケットに携帯電話の番号が書かれたカードが入っていることに気づいた。番号にかけると、すぐに相手が出る。どうやら、メールの差出人のようだ。その男は、奥澤にメールアドレスと車両ナンバーの一致の話をしていた蒼山を認めた様子。どうやら、さきほどの喫茶店にいたようだ。そして、自分が犯人だと言う男は蒼山に新たな情報を提供する。それは、ある住所。さらに男は、翌日、人質を解放すると言って電話を切った。

蒼山の調べで、男が告げた住所は誘拐された女社長の大手ファミレスのチェーン店の駐車場。その駐車場は、以前は『幸福亭』という食堂だったのだが、店の所有者は5年前に妻とともに事故で亡くなり、夫婦の2人の子供は親戚に預けられていた。

次の日、向田社長が釈放された。黄田は蒼山に命令されて、5年前に亡くなった夫婦の子供が預けられた親戚の家に行く。そこで、黄田は夫婦の子供は2人で、妹の理沙(斉藤リナ)は高校に通っているが、兄の幸生(金井勇太)は傷害事件を起こして以来、行方不明と知らされる。また、幸生は両親の事故が、向田社長の会社に仕組まれたと疑っていることも聞いた。蒼山は、向田の会社が5年前くらいから急成長を遂げ、手段を選ばずに立地条件の良い土地を強引に買い取っていたことを突き止める。

蒼山は、理沙に接触。理沙を説得して幸生と電話で話し、インタビューの約束をする。その情報を赤坂は黒井に話してしまう。赤坂が黒井に話したことを知った蒼山はまだ事の真相が分からないうちに犯人扱いするのはまずいと赤坂に詰め寄る。だが、赤坂は、幸生は警視庁にも目をつけられていたと反論。

翌日、蒼山と黄田が幸生との約束の場所へ向かう。その頃、黒井は今日のニュースは幸生ネタにすることを決めていた。だが、向田社長が解放されてから会社の株価が上がったことを白石に指摘されていた赤坂は、まだ何かあるとさらに取材した方が良いと黒井に話す。すると、黒井は幸生には社会部がインタビューすると言い出した。

蒼山たちが待っていると幸生が現れた。だが、そこには社会部の連中も。赤坂から連絡を受けた黄田は、間一髪で蒼山と幸生を車に乗せて現場を去る。

蒼山たちは喫茶店で幸生の話を聞く。そこには遊軍取材班のメンバーもいたのだが、赤坂と紫村健(小柳友)は向田の記者会見に向っていた。自分の両親の死の真相を知りたい幸生は向田を尾行して、狂言誘拐の命令現場を見ていた。なんとか両親の死を報道して欲しいと頼む幸生に、蒼山は再調査した結果も事故に事件性はなかったと告げる。そこに、刑事が現れ、幸生を向田誘拐事件の真相を暴く協力者として連れて行った。

数日後、向田は逮捕された。

 

第3話「訴えられた死人 8年の時が動き出す」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、黒井彰(平山浩行)から遊軍取材班で近々結婚の噂のある国際派女優、藤光香奈子(渋谷亜希)とメジャーリーガーの野島勝(窪寺昭)の映像を集めるよう命令される。藤光のマンションへの張り付きも頼まれるのだが、蒼山の興味は黒井が差し出したタブロイド紙の別の記事に注がれていた。

蒼山が引き付けられたのは8年前に起きた現金輸送車襲撃事件に端を発した記事。当時、銃で足を撃たれ、先月亡くなった警備員の息子・小林正行(屋根真樹)が、逃走中の事故で死んだ犯人・松田浩二(岡田義徳)を民事で訴えようとしていたのだ。

遊軍取材班に戻った蒼山は、不慣れなパソコンを赤坂衆(小出恵介)に打たせて事件を探る。蒼山は、逃走中に死んだ松田が劇団員で、主役に抜擢された舞台の初日に強盗をしたという記事に引っかかる。赤坂も疑問を感じるのだが、黒井の指示は結婚報道の準備。しかし、蒼山は遊軍取材班のメンバーに、強盗事件を掘り下げると告げ、結婚報道の準備を赤坂に押し付けてしまった。だが、白石弘(小日向文世)と紫村健(小柳友)が蒼山に巻き込まれるのはごめんだと進んで結婚報道の準備に回ってしまったため、赤坂は強盗事件も手伝う事になる。

奥澤緑(相武紗季)を伴った赤坂は、早速、訴えを起こそうとした小林の話を聞く。最初の訴えは取り下げたが、これからも死んだ犯人の家族に訴え続けると言う小林に、奥澤は感情移入してしまう。
蒼山は桃井祐(遠藤雄弥)と松田の母・公子(佐藤直子)に会いに行く。蒼山は、公子が趣味で焼き物をやっていて、松田にも渡していた事を知った。

黄田功(要潤)は、松田が所属していた劇団の団員、鮎川玲子(出口結美子)を取材。鮎川によると、松田は傲慢で協調性がなく、団員とのトラブルも絶えなかったらしい。

蒼山と桃井は、8年前の事故現場へ。そこで事件の日になると、松田の事故現場にティッシュに包まれたコーヒー豆が置かれているとの情報を得る。また、事故を起こしたバイクには同乗者がいて、松田のバッグを持って逃走したらしい。

一方、藤光のマンションに張り付いていた白石は、帰って来た本人に他社を蹴散らして質問をぶつける。それは、藤光本人が人気を回復するために自らマスコミに結婚の噂を流したのではないかというぶしつけなもの。この質問のせいで、CTNは結婚会見から閉め出されそうになってしまう。
蒼山は黒井に呼び出されるが、平然としていた。それよりも気になっているのは、事故現場のコーヒー豆。蒼山は、手がかりを求めて松田が当時交際していた吉川理恵子(吉田羊)に会うのだが取材拒否されてしまう。その時、蒼山は吉川に子供がいることを知った。

蒼山は松田との子供かもしれないと考え、もう一度、吉川に会いに行く。しかし、吉川はコーヒー豆に心当たりはなかった。さらに、松田が事件前は毎晩遊び歩いていて、家に帰って来ない日々が続いていたと言う。

蒼山が吉川のアパートを出ると桃井が来た。桃井によると、松田は演劇評論家に事件当日の舞台は必ず見に来て欲しいと頼んでいた。また、舞台前は毎日、夜通しで稽古をしていたらしい。吉川の証言とは食い違っていた。

蒼山と桃井は、松田の深夜の稽古を鮎川に聞くのだが、心当たりはなかった。鮎川は、劇団が借りているスタジオの管理人、今野真一(木村栄)にも尋ねるのだが、知らない様子。だが、帰り際、蒼山は今野が管理人室でコーヒー豆を挽いている姿を見た。

深夜の事故現場で張り込む蒼山と桃井。奥澤も合流する。と、そこに今野が来た。
コーヒー豆の主は今野だった。蒼山は、管理人室に松田の母が作ったカップがあることも確認していた。そして、蒼山は松田と吉川の間に子供がいることを今野に告げて、知っていることがあったら教えて欲しいと現場から立ち去った。

次の日の夕方。CTN報道局は藤光の婚約会見の準備でごった返す。そんな時、今野が遊軍を訪ねて来た。そして、カメラの前で事件の真相を語る。今野は、深夜の稽古場所を提供することで松田と知り合った。その後、松田は自分の舞台初日に今野が現金輸送車襲撃を企てていることを知る。事件当日、今野の姿がないことを危惧した松田はバイクで事件現場へ。逃げ遅れた今野を助けた松田は、途中で事故を起こして亡くなってしまった。その際、今野は松田から持っていたバッグを託されていた。つまり、松田は事件とは無関係。話を終えた今野は、蒼山にバッグを渡す。そして、今野は警察に出頭。

聞いていた赤坂は黒井に掛け合い、婚約会見の前に今野の独占告白をスクープとして放送するよう頼み込む。放送まで残りわずか。遊軍取材班は総力を挙げて編集に取り組み、なんとか放送に間に合わせた。

蒼山は吉川にバッグを届ける。中には松田が渡すことが出来なかった婚約指輪が入っていた。遊軍に戻った蒼山は、メンバーと軽い打ち上げ。そんな蒼山に、赤坂がなぜひとつの事件を深く掘り下げるようになったのかと疑問をぶつける。11年前の事件がきっかけかと尋ねる赤坂を否定する蒼山だが...。

 

第4話「ホーム転落事故 奇跡の救出劇の裏に」のあらすじ

遊軍取材班の朝。ほぼいつものように蒼山叶(松雪泰子)がソファーで寝ていると、桃井祐(遠藤雄弥)が最近、毎日のように届く同じ視聴者からのファックスへの対応を他のメンバーに伺う。
ファックスの送り主は、元詐欺師と自ら名乗る相良俊也(佐藤貢三)。相良は、かつて自分の作った曲が作曲家の西本健一(島津健太郎)に盗作され、現在行われている「アジア芸術祭」の公式ソングとして使われていると訴えていた。

白石弘(小日向文世)に判断を求められたサブキャップの赤坂衆(小出恵介)は即座にシュレッダー行きを指示。と、寝ていた蒼山が起きて止める。そして、赤坂に盗作問題を調べるよう命令した。
そこに、黒井彰(平山浩行)が現れた。黒井は、先ほど発生した鉄道の人身事故の取材を遊軍に依頼する。誤って、線路に落ちた宇野多恵(田島令子)が、近くにいた女性に列車がくる直前に助けられたのだ。黒井は宇野から話を聞き、美談としてニュースで流して視聴率を稼ごうという腹づもりらしい。

蒼山は、その事故で遅刻していた奧澤緑(相武紗季)に宇野のコメントを取ってくるよう命令。

さらに、蒼山は盗作取材を赤坂と白石。残りのメンバーで人身事故の起きた現場に行くよう人員を振り分けた。蒼山自らも取材に向かおうとすると、総務課の長沼一枝(山野海)が立ちはだかる。長沼は、蒼山が溜め込んでいる書類をすぐに提出するよう求めてきた。取材に赴きたい蒼山だが、書類整理で引き止められてしまう。

とある病院で、緑と紫村健(小柳友)が合流。転落した際の怪我の治療に来ていた宇野に話を聞く。宇野は、現場に片方の靴を残して去った自分を助けてくれた若い女性を捜して欲しいと2人に頼む。

事故現場に向かった黄田功(要潤)と桃井が帰ってくると、長沼の厳しい監視のもと、蒼山は不平たらたらで書類整理をやらされている。そこに、緑と紫村が宇野を伴って戻った。緑が宇野の協力で作った、現場から立ち去った女性の似顔絵を見せると蒼山が飛びつく。また、奥澤は宇野が女性を捜してくれた人に100万円の謝礼金も出すと伝える。

しかし、黄田はプライバシーの問題で似顔絵は公開出来ないと指摘。蒼山は精巧に描かれた似顔絵に引っかかるのだが、長沼の監視は厳しい。遊軍取材班では仕事がはかどらないと、長沼は蒼山を会議室で作業させる事に。

その頃、赤坂と白石は相良と会っていた。相良は詐欺で捕まった刑期を終え、今はリンゴ園で働いている。リンゴに舌鼓を打つ白石は、問題の曲を西本が公式発表する前に相良が演奏した証拠を追うと約束。

CTNのニュースで宇野の話が放送されると、謝礼金目当ての人々が集まって来た。
そんな中、事故のあった駅近くのシューズ店で働く女性が有力な情報を提供。事故当日、片方の靴しか履いていない女性が店で買い物をしたというのだ。黄田たちは店に設置された防犯ビデオを確認しに行く。

西本が公式ソングを発表する前に、相良が作曲した証拠を探していた赤坂と白石は、過去のニュース映像を見つける。そこには服役していた相良が、刑務所の法務相視察時に、演奏している姿が映り込んでいた。

どうやら、相良の話はウソではなかった様子。赤坂と白石は、相良と西本の接点を探る事に。
テレビでは流せなかった宇野を助けた女性の似顔絵が、手には火傷の跡があったとの情報つきで、あるホームページに掲載された。

話を聞いた蒼山は、長沼の監視を振り切って宇野の家に向かう。蒼山は助けてもらったという一瞬の出来事なのに、宇野が女性の顔や特徴を克明に覚えていた事が気になっていた。
しかし、宇野は自分の記憶力が良いだけだと取り合わない。シューズ店の防犯ビデオに映っていた女性も似顔絵に酷似。蒼山は、宇野は女性のことを知っているのではないかと疑う。

そんな時、奥澤は似顔絵の人物を知っているという女性に会う。女性の名前は時田弘美(岩田さゆり)。しかし、時田はバスの転落事故で亡くなっていると言う。
黄田たちは、似顔絵の目撃情報が多い地区にあるコンビニの店長に話を聞く。すると、店長はアルバイトの新山明日香(岩田:2役)の履歴書の写真を見せて彼女に間違いないと言い切る。肝心の新山は、このところ無断欠勤が続いていた。

遊軍は、時田と新山の過去を調べ始める。すると、時田が死亡したバスの乗客名簿には新山の名も確認された。また奥澤は、時田がかつて教師をしていた宇野の教え子だったことを突き止める。黄田は、見た目がそっくりな時田と新山がバス事故の際に入れ替わったのではないかと推理。

蒼山たちは宇野に会い真相を尋ねる。すると、宇野は全てを話し出した。
時田は一家心中を生き残った娘で、事件以来、笑顔を失った。宇野は自分が傍にいるからと励ましたのだが、時田の深い悲しみはいえなかった。数年後、バス事故で時田の死を知り、傍にいられなかったことを後悔した宇野。

ところが、その時田が目の前に現れたのだ。当時の約束を果たしたいと宇野が語っていると、紫村に警察から電話。なんと、新山ならぬ時田が老人をターゲットにしたひったくり事件の犯人として逮捕されたのだ。
宇野は慌てて警察署に向うのだが、時田と話すことは出来なかった。そんな宇野に、蒼山は手紙を書くよう提案。宇野の手紙は時田の心をほぐし、頑なに拒んでいた供述を始めた。

赤坂と白石は、相良の作品が盗作された事実を突き止める。しかし、全ては状況証拠だけでニュースで扱うほどの信憑性は見出せなかった。黒井に報告する赤坂は、11年前に蒼山が関わった事件の真相を聞く。その赤坂に匿名の電話が入る。男は赤坂が独自に追っている代議士の献金疑惑についての重要な証拠を持っているという。
その頃、白石は蒼山に11年前の事件で死んだ男の息子が出所したと伝えて...。

 

第5話「衝撃! 告発直前 目前で死んだ証言者」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、黒井彰(平山浩行)から、森山秀明(佐藤滋)の転落に巻き込まれて重傷となっている10歳の女の子・佐伯優(菊池和澄)について調べるよう依頼される。
佐伯優は事故現場とはほど遠い静岡県在住。親に内緒で、1人上京してきたようで捜索願が出ていた。蒼山は、10歳の女の子が1人で上京した理由を探るため、彼女が入院にしている病院へと向かう。

森山の転落現場には赤坂衆(小出恵介)と紫村健(小柳友)が居合わせた。
実は、赤坂は政治部のころから追っていた代議士の献金汚職事件に関する情報を匿名で連絡しようとした森山と会うことになっていたのだ。その待ち合わせ場所近くの団地の上から、森山は転落死亡したのだ。

赤坂と紫村は、現場からその模様をリポート。もちろん、CTN以外にテレビ局の姿はなく、完全なスクープとなる。複雑な心境の赤坂とは対照的に、初めてスクープ映像を撮影した紫村は有頂天となり、他の遊軍取材班の面々に自慢話を披露する。が、カメラマンの黄田功(要潤)は、紫村の技術不足を「素人同然」と痛烈に批評した。

赤坂が、森山が追っていた代議士の秘書だったことを知ったのは警察署だった。事情聴取を終えた赤坂の前に、森山の妻、美代子(霧島れいか)が現れ丁寧に礼を述べる。警察署の玄関に押しかけたマスコミから、赤坂は美代子をかばうのだが...。
その後、赤坂は検事から汚職事件の取材は控えるように言われてしまう。

一方、蒼山は病院に拒まれ優の取材が出来ずにいた。だが、たまたま病院で優の父、良二(中根徹)と知り合う。そして、良二から優が手紙のやり取りをしていた友達に会いに来たらしいと知った。
桃井祐(遠藤雄弥)が静岡の小学校に問い合わせると、優の親友だった鈴木レナ(吉田里琴)が半年前、東京に引っ越したことが判明。

蒼山は、桃井にレナの所在を確かめるため、団地を取材しに行くよう指示。その時、黄田が撮った映像を消してしまい撮り直すよう叱られていた黄田は、自分がレナの取材に行くと言い出す。さらに、蒼山が森山の取材を白石弘(小日向文世)に頼もうとすると、赤坂が名乗りを上げる。黄田と赤坂、2人の意外なやる気に蒼山の調子が乱れてしまう。

その夜、蒼山が11年前の事故の原因となったインタビュービデオを見ていると白石が来た。記者としての原動力が、この取材で覚えた罪悪感からかと尋ねる白石を否定した蒼山は、恐怖からだと答える。そんな蒼山に、白石は転落死した森山は赤坂が取材するはずだった人物だと告げた。取材対象者に死なれてしまう...。同じような経験をした赤坂に、蒼山がどんな対応するのか興味深いと言い残して白石は去って行った。不安を感じた蒼山は、黄田に赤坂の取材に同行するように命じる。

団地近くで取材する紫村と奥澤緑(相武紗季)は、レナを見つけた。だが、レナは久しぶりに会った優が怪我を負ったのは自分が冷たくしたからだと泣き出してしまう。奥澤は、そんなレナを慰めた。
しかし、レナは優と手紙のやり取りをしていないと言う。誰かがレナだと嘘をついて優に手紙を書いていた。

赤坂は黄田とともに美代子の取材していた。協力的に取材に応じていた美代子だが、親族から赤坂がスクープだと騒ぎ立てたから森山が犯罪者扱いされていると知らされて態度を変えた。詰め寄る美代子に、赤坂は返す言葉が見つからない。心配する黄田に、赤坂は気にしていないと強がるのだが...。局に戻った赤坂は、黒井からも取材方法をたしなめられ、明るみに出ようとしている汚職事件の取材から降ろされてしまう。

優に手紙を書いたのは誰なのか? 手紙を読んだ蒼山はその子が優と同じミサンガを持っていることを知る。白石は、取材VTRからその子を突き止めた。
その時、奥澤の携帯にレナから優の容態が急変したと連絡が入る。

再び団地に向った紫村は、VTRに映っていた鈴木恵(笠菜月)を発見。だが、恵は優を知らないと言い張る。
恵はレナと嘘をついて優と手紙のやりとりをしていたことを悔やんでいた。そんな恵を紫村は、強引に優の病院へと連れて行く。優の手術は無事に終了。心に責めを負ったレナと恵が優と会う。優は、謝る2人を許した。
優を通した取材から、紫村たちは貴重な経験が出来た。

自分の取材から、森山が...。再び転落現場を訪ねた赤坂の体に異変が生じる。

 

第6話「母親達が危ない産科医療ミス疑惑!」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、黒井彰(平山浩行)に呼び出され、2週間前に産婦人科で新生児が死亡した件の取材を依頼される。黄田功(要潤)、紫村健(小柳友)と共に取材先の産婦人科に向かった蒼山は、赤ちゃんを医療ミスで殺されたと病院側に詰め寄る親子と出会う。

蒼山は詳しい事情を探るため、病院内で複数の妊婦や看護婦から話を聞く。妊婦によると、2週間前に死産となった赤ちゃんがいて、その母親は飛び込みで病院に駆け込んだそうだ。蒼山は看護師の中川優子(建みさと)に話を聞こうとする。中川は医療ミスを否定するが、病院の正当性を証明する方法がないと言う。その取材中に、ある妊婦が倒れてしまった。新型インフルエンザの疑いがあり、一時的に蒼山のいたフロアが隔離されてしまう。

体調に異変を感じた赤坂衆(小出恵介)は、CTN局内の病院で診察を受け、急性ストレス障害でPTSDの可能性もあると診断されていた。医師は代議士秘書の自殺現場に居合わせたことで、激しいストレスを体験したことが原因と話すが、赤坂は診断結果を受け入れられない。

たまたま、赤坂が捨てた薬を桃井祐(遠藤雄弥)が発見。赤坂は「誰にも言うな」と桃井に口止めをする。だが、桃井はふとした話の流れから、赤坂が薬を飲んでいることを遊軍取材班の面々に話してしまった。病院に隔離されてしまった蒼山の代わりに、赤坂が遊軍の指揮を執ることになったのだが...。

黄田と奥澤緑(相武紗季)は産婦人科を訴えようとしている水谷由香里(大村彩子)と、その父、守(佐渡稔)の取材に行く。奥澤は水谷が定期健診も受けず、病院にも飛び込みで行ったという事実を確認しようとする。

しかし、質問にはまともに答えず、被害者だと強調する由香里。すると奥澤は思わず、赤ちゃんが死んだ原因が由香里にあったのではないかと問い詰めてしまう。激怒する守に、黄田が謝罪することに...。

局に戻った奥澤に、赤坂は辞表を書けと強い口調で命令。紫村が、赤坂がPTSDで気が立っているのだと奥澤を慰める。その話を梅野知弘(森本亮治)が聞いてしまい、黒井の耳に届いてしまった。

翌日、赤坂を呼び出した黒井は有給休暇を消化するよう伝えた。インフルエンザの疑いが無くなり、遊軍に帰ってきた蒼山に奥澤が異動願いを出す。すぐに了承する蒼山だが、ナレーション原稿の書き直しをしてからだと条件を出す。

そこに赤坂がやってきて、黒井に病気のことを話したと桃井に詰め寄る。それでも休まないと言い張る赤坂は、蒼山の病院取材に同行。

奥澤は黄田ともう一度由香里に会いに行く。奥澤の必死な問いかけに、由香里はついに自分の非を認めた。

病院からの帰り道、蒼山は赤坂に休むよう促す。

 

第7話「父がくれた勇気 報道を信じる心」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、黒井彰(平山浩行)から、ある書類を渡される。「CTN開局50周年記念式典」で、「原点」をテーマに各部署に密着したドキュメンタリー映像を流すという。

報道局のドキュメンタリー映像の制作を依頼された蒼山は、80人以上いる報道局員全員のコメントを集めるよう、遊軍取材班の面々に指示を出す。皆が不平を漏らすなか、社会部からもヘルプ要請が入る。要請の内容は、女子マラソン・オリンピック金メダリストの波多野恵子(陽月華)に張り付き、ある大物政治家の隠し子であるというスクープネタの裏付けをとるというもの。

大忙しの遊軍取材班。療養のため、休暇を取って実家に戻っている赤坂衆(小出恵介)の不在が響く。

赤坂は早く仕事に復帰したいと思う一方で、激しい頭痛と悲惨な事故現場のフラッシュバックに悩まされ、1週間の予定だった休暇の延長を蒼山に願い出る。そのいらだちから、地方紙の記者である父親、正俊(北見敏之)の仕事に嫌悪感を抱き、衝突してしまう。

一方、社会部記者と共に波多野に張り付く桃井祐(遠藤雄弥)は、一瞬のチャンスを狙う突撃インタビュー時に、重大なミスを犯してしまい絶好のスクープを逃して、スポーツ紙に奪われてしまう。追い詰められた桃井は、これ以上取材しても何も出てこないという周囲の制止を振り切り、「ひとりで取材を続ける」と出て行く。

そんな時、蒼山はある記者から亡くなった森山秀明(佐藤滋)が生前、赤坂の評判を聞き回っていたと聞く。蒼山は、なぜ森山がそんな行動をしていたのかを探り出す。しかし、森山の秘書仲間からは何も浮かばなかった。

蒼山は黄田功(要潤)と森山の妻、美代子(霧島れいか)を訪ねる。すると、美代子は遺品からみつかったと森山が調べていた赤坂の資料を蒼山に渡した。

桃井がスポーツクラブで波多野に張り付いていると、奥澤緑(相武紗季)が手伝いに来た。その時、波多野に1人の男が近づく。桃井は奥澤を撮影するふりをして、波多野と男を撮影した。

蒼山の計らいで、黄田は娘の楓(小西舞優)を連れて休養中の赤坂の実家を訪ねる。黄田親子の訪問は、赤坂の心を和ませた。さらに、赤坂は正俊が取材する姿を改めて見る機会を持ち、記者の原点を思い出す。
その夜、黄田は赤坂に蒼山から預かったと封筒を渡した。中には、森山が調査していた赤坂の資料が入っている。蒼山のメモには、森山には赤坂の思いが届いていたのではと記されていた。

翌日、黄田親子とともに赤坂も東京に戻った。遊軍に顔を出した赤坂は、波多野の張り付きに向おうとする桃井と奥澤を引きとめ、2人がスクープのタネをつかんでいると話す。桃井からスポーツクラブで撮った写真のメールを見た赤坂は、波多野に近づく男が政党の選挙対策委員会の本部長だと告げる。そして、桃井たちは波多野の口から次期選挙への立候補への意欲を引き出した。

桃井のスクープに盛り上がる遊軍取材班。と、そこに黒井が現れた。黒井は、広場で起きた傷害事件を伝え、容疑者は澤村光輝(木村了)だと蒼山に告げる。

 

第8話「仕組まれた罠...遊軍決死の逆転劇!」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、黒井彰(平山浩行)から衝撃的なニュースを聞き、茫然自失となる。男性をナイフで刺し現行犯逮捕されたという容疑者は、蒼山が追い続けている11年前の「世田谷区主婦殺人事件」で母親を亡くした澤村光輝(木村了)。澤村の父親も、蒼山に裏切られた形で容疑者扱いされ、不慮の事故で亡くなっていた。

並々ならぬ因縁に蒼山自ら警察署に張り付くが、光輝に見向きもされず大きなショックを受ける。「報道は時に人を傷つけるが、希望もある」と信じてきた蒼山だが、今回の事件にその信念を打ち砕かれた思いで、他の遊軍メンバーが心配するほど落ち込んでしまう。

そんな蒼山に、すっかり調子が狂ってしまう遊軍取材班の面々。奥澤緑(相武紗季)、桃井祐(遠藤雄弥)、紫村健(小柳友)の3人は、蒼山に追い立てられることなく、以前の暇な生活に戻ったことに違和感を覚える。蒼山が来てから夢中で仕事に没頭し充実していたことに気付いた3人は、光輝の事件をしらみ潰しに調べ始めた。3人は、それぞれに事件に引っかかる部分を発見して蒼山に報告する。だが、蒼山は憶測の域を出ていないと認めようとしない。そんな蒼山に白石弘(小日向文世)は割り切りが早いと皮肉り、光輝はもっと大事な存在なのではないかと突きつける。その時、蒼山の父、義男(中原丈雄)が倒れたと連絡が入った。

蒼山は急いで病院に駆けつけるが、義男は少し疲労がたまっていたたけだと至って元気。義男の運転で蒼山はCTNに戻ることになる。車中で蒼山は、11年前の事件の犯人が光輝だったかもしれないという不安が拭えないと義男に告白。すると、義男は物事には別の側面があるのではないかと蒼山に話す。

蒼山が遊軍に戻ると、赤坂衆(小出恵介)は光輝が犯行を否認していた時の供述を知り合いの検事から聞いてきていた。光輝は、ナイフは被害者とされている橋口孝介(加藤慶祐)が落としたもので、拾った時には相手のわき腹に刺さっていたと話していた。赤坂だけでなく、事件の矛盾点を次々と口にする遊軍の面々に、蒼山はついに取材を始めることを決意する。

遊軍の取材で、橋口の交友関係に橘という男がいたことが分かる。橘は3年前に光輝が傷害致死で命を奪ってしまった男。また、橋口を刺した瞬間の目撃者がいないことが判明。さらに、橋口が見舞いに来た女性に、すべて予定通りだと話していたこと、障害保険の掛け金を上げていたこともつかんだ。蒼山は、取材の結果を検事に託す。

検事は、光輝から蒼山たちの取材が真実だとの証言を得る。つまり、光輝に恨みを抱く橋口がすべてを仕込んだ事件だったのだ。

警察から解放された光輝に会った蒼山は、11年前から心に引っかかっていたことを尋ねる。11年前に施設に送られる光輝が、なぜ蒼山を見て笑ったのかと。すると、光輝は笑ったことは覚えていないと答える。ただ、泣きながら見送る蒼山を見た光輝は"父の死はあなたの責任ではない"と言いたかったと続けた。その光輝が、蒼山との別れ際に倒れてしまった...。

一方、赤坂は黒井からワシントン支局への異動を言い渡されていた。

 

第9話「絡む二つの事件 太陽に隠された真実」のあらすじ

蒼山叶(松雪泰子)は、澤村光輝(木村了)が思い出した記憶が気にかかっていた。澤村は、11年前に自身の母親が殺害された事件で、逃げていく犯人が"太陽のキーホルダー"を所持していたと語ったのだ。そんな時、CTNニュース編集部に"太陽のキーホルダー"を所持した男が、2年前の殺人事件でも目撃されていたという情報が飛び込む。11年前と同じような女性殺害事件で、被害者の娘が逃走する犯人を目撃し"太陽のキーホルダー"を所持していたと証言していたというのだ。

早速、事件の取材にとりかかる蒼山。遊軍取材班の面々に仕事を割り振る中で、赤坂衆(小出恵介)のワシントン支局への異動が明らかになる。政治部の出世コースで自身が望んだことなのだが、なぜか浮かない顔の赤坂。一方、3ヶ月間の期限付きで異動になっていた奥澤緑(相武紗季)は、自分もアナウンス室に戻るのだが、そのことに気付かない遊軍の面々にすねてしまう。

2年前の女性殺人事件の取材に追われる中、赤坂と白石(小日向文世)は、代議士秘書の転落事故の際に、現場にいた女子中学生・麻生瑞貴(山谷花純)への接触に成功する。しかし、瑞貴は何も知らないと言う。蒼山と黄田(要潤)は、2年前の女性殺人事件の遺族へのインタビューを行う。しかし、被害者の娘、伊崎素子(村川絵梨)からは新しい事実は聞けなかった。また、肝心の犯人を目撃した妹の早苗(小林涼子)とは、素子の許しを得ることが出来ず話すら出来なかった。蒼山と黄田は、事件現場の周辺で聞き込みを始める。すると、早苗が事件後に現場の近辺で目撃されていた。

一方、赤坂は桃井祐(遠藤雄弥)と団地に向う。病気の症状をこらえて赤坂が団地の屋上に行くと瑞貴が現れた。森山の事件を聞こうとする桃井を赤坂が止める。白石が蒼山に自分が記者を続けている理由を蒼山に話していると、赤坂がきた。傍らには瑞貴もいる。美代子(霧島れいか)にも来てもらい、瑞貴は森山の死の真相を話す。実は、森山は屋上で体勢を崩した瑞貴を助けようとして、誤って転落したのだった。全てを話した瑞貴は、その時に森山が落としたものだと美代子に鍵を返す。それは、森山が生前に借りていた貸し倉庫の鍵だった。

その頃、蒼山と黄田は早苗と会っていた。早苗は犯人に繋がる手がかりを思い出したいからだと、事件現場近くを訪ねる理由を蒼山に打ち明ける。そして、素子の付き添いで早苗の取材が始まった。事件の足取りを順番に思い出して行く早苗だが、犯人の顔を目撃する瞬間に震えだしてしまう。最後に早苗が思い出したのは、犯人が鼻歌を歌っていたことだった。

赤坂は、森山の貸し倉庫から見つけたCDを検察に渡した。中身は丹波代議士の帳簿だった。遊軍取材班がそれぞれの取材を報告しあっていると、黒井彰(平山浩行)が早苗が襲われて意識不明の重体となったと駆け込んできた。蒼山たちが病院に行くと、素子が泣き崩れている。

次の日、CTN報道部には各マスコミからの問い合わせが殺到する。早苗が襲われた原因が、蒼山たちの取材のせいではないかというものだ。黒井と蒼山は、報道局長に呼び出されて...。

 

最終回「報道のその先へチームで掴んだ答え」のあらすじ(ネタバレ注意)

蒼山叶(松雪泰子)は、遊軍取材班の面々に2年前の女性殺人事件、並びに11年前の澤村成美(中村真知子)殺害事件の取材を打ち切るよう伝える。伊崎早苗(小林涼子)への取材後に、彼女が襲われた件で、蒼山は謹慎となったのだ。納得のいかない遊軍メンバーは、黒井彰(平山浩行)を問い詰めるが、「手を引かなければ処分が下る」と取り合ってもらえない。

謹慎となった蒼山だが、その命令に黙って従うことなく単独で取材を続けていた。早苗の見舞いに訪れた蒼山は、そこで意外な人物に出会う。澤村光輝(木村了)だ。澤村は、ニュースを見て自分と同じ境遇の早苗を心配し、見舞いに来ていた。当初、警戒心の強かった早苗の姉・素子(村川絵梨)も、澤村から蒼山の人柄を聞き、心を許すようになり、最近の早苗の様子を話し始める。

一方、突然の取材打ち切りに不満たらたらの遊軍メンバー。冷静な白石弘(小日向文世)から、取材を続けることのリスクを説かれるが、ワシントン行きを目前に控えた赤坂衆(小出恵介)を筆頭に、取材を続けることを決意する。会社には休暇届を提出し、馴染みの喫茶店を"前線基地"に見立て、唯一の手がかり"太陽のキーホルダー"を蒼山仕込みの"しらみ潰し"に調べ始める。取材を続けることに否定的だった白石も加わった。そんな遊軍メンバーの前に黒井が現れた。実は、蒼山の謹慎は本人が頼んだものだった。蒼山は自分ひとりが責任を取ることで、遊軍メンバーをかばおうとしていたのだ。

取材を続ける蒼山のもとに行った赤坂は、黒井から話を聞いたと伝える。そして、遊軍メンバーはすでに勝手に取材を始めていると話す。

蒼山は遊軍メンバーの拠点に行く。メンバーは太陽のキーホルダーの手がかりを既につかんでいた。キーホルダーは、11年前にオープンした雑貨屋の記念ノベルティーとして配られたもの。しかし、オープン翌日に雑貨屋を経営する藤原という夫婦は、自宅が全焼し亡くなっていた。藤原の名前は蒼山の取材でも挙がっていた。1か月前に早苗が気を失って図書館で倒れた日。図書館には空調点検に、藤原哲司(中村靖日)という男が来ていた。

早苗の意識が戻った。駆けつけた蒼山は図書館で意識を失う前に、早苗が哲司の鼻歌を確認していたことを知る。さらに、哲司が亡くなった雑貨屋の息子だとも判明。

蒼山は、自分たちの取材情報を黒井に話す。警察に情報が提供されたことで、CTNは容疑者判明のスクープを勝ち取った。赤坂は、森山の件の解決に動き、代議士事務所への地検による家宅捜査が始まる。

哲司が逮捕され、蒼山はCTNのニュース番組に出演して事件の経緯と取材による背景を説明する。11年前の事件も2年前の事件も哲司によるものだった。哲司は両親が亡くなった火災を偶然ビデオカメラで録画し、テレビ局にVTRを提供した光輝の母親を逆恨みして犯行に及んだのだ。早苗の母親も、交通事故の現場を動画撮影したものをテレビ局に渡していた。蒼山は、報道の怖さと大切さ、希望を話して番組を終えた。

その後、遊軍メンバーは新天地へ赴く者、元の部署に戻る者とそれぞれの道を進み始めた。蒼山は、遊軍取材班に残って...。

※フジテレビHPより引用

獣医ドリトル

 

獣医ドリトル

2010年10月17日からTBS系列で放映。日曜9時枠。同名の漫画をドラマ化した作品。

お金にシビアで「獣医はビジネス」がモットーの一流獣医が、動物たちだけでなく飼い主たちをも治療していくヒューマンドラマ。

主演は、「東京DOGS」以来1年ぶりの連続ドラマ出演となる小栗旬。ヒロイン役は「花より男子」で小栗と共演した井上真央。

獣医ドリトル 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

獣医ドリトルの主題歌

小田和正 「グッバイ」

 

獣医ドリトルの挿入歌

miwa 「オトシモノ」

 

 

獣医ドリトルの出演者

鳥取健一 ...... 小栗旬
多島あすか ...... 井上真央
花菱優 ...... 成宮寛貴
不動ルミ ...... 藤澤恵麻
土門勇蔵 ...... 笠原秀幸
土門順平 ...... 菅田将暉
富沢教授 ...... 石坂浩二
土門院長 ...... 國村隼

 

獣医ドリトルのスタッフ

脚本:橋本裕志
音楽:羽毛田丈史
動物医療監修:小川博之(日本動物高度医療センター)
プロデュース:瀬戸口克陽
演出:石井康晴、坪井敏雄、大澤祐樹
製作:TBS

 

獣医ドリトルの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月17日 ドリトルのカルテ 16.0%
第2話 2010年10月24日 命を預かる覚悟 13.3%
第3話 2010年10月31日 モンスター飼い主 14.2%
第4話 2010年11月14日 救え愛に命をかけたノラ犬 14.5%
第5話 2010年11月21日 鳩が結ぶ50年越しの夫婦愛 11.5%
第6話 2010年11月28日 子供達に届け!! 猪親子の声 13.2%
第7話 2010年12月5日 助手失格!! 本当の愛情 12.1%
第8話 2010年12月12日 最終章〜安楽死 13.2%
最終回 2010年12月26日 さらばドリトル!! 衝撃のラストと涙の決断!! 12.5%

 

 

獣医ドリトルのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「ドリトルのカルテ」のあらすじ

マスコミで活躍するカリスマ獣医・花菱優(成宮寛貴)が、テレビ画面の中で声なき動物の声に耳を傾けなければいけないと語っている。

その頃、高層マンションのベランダから六田徹(伊澤柾樹)の飼い猫が転落し、地面に落下した。
徹は、父・六田一郎(西村雅彦)と、意識不明の重体となった愛猫ラグの為に獣医を探す。

だが、どの獣医も治療は困難だと門前払いで、ペットの為にもと安楽死を勧められる。合理主義者のエリート企業マンの一郎は、ラグを諦めて新しい猫を飼えと言うが、息子の徹は、ラグはこの世に一匹しかいないと抵抗する。
徹は話題のカリスマ獣医・花菱にも治療を頼むが、大忙しの花菱は手が廻らない。

徹を不憫に思った花菱は、あまりお勧め出来ないという前置きをして、『鳥取動物病院』を紹介する...。
時を同じくして、骨折した競走馬の治療依頼のため、紹介状を持った多島あすか(井上真央)が『鳥取動物病院』にやってきた。

獣医の鳥取健一(小栗旬)・通称ドリトルは、無職のあすかに、手術費と術後にかかる維持費として3000万円準備するよう要求する。

あすかが戸惑っていると、意識朦朧の愛猫ラグを抱きかかえた徹が駆け込んできた。
治療費として100万円を要求するドリトルに、徹の父・一郎は高すぎると文句を言うが、ラグを思う徹は承諾する。
ラグの手術で見せたドリトルの巧みなメス捌きは、素人目にも難手術だと判る。見事手術は成功したのだが、手術後も愛猫ラグの昏睡状態は続く。

手術を見学していたあすかは、ドリトルの腕を信用し、競走馬・アスカミライの手術を依頼する。
走っても走っても勝てない競走馬・アスカミライは、亡くなった父の形見であると同時に、就職も出来ず何をやっても失敗ばかりのあすかにとって、自分の投影であり、癒される大事な友達でもあった。
ラグに続き、アスカミライの手術に臨むドリトル。しかしその後、あすかにとって思いもよらない出来事が待ち受けていた!!

また、手術が成功したにもかかわらず意識が回復しないラグを見かねて徹の父親・一郎は、弁護士を雇って手術費の返金を迫ってきた!その要求を当然拒否するドリトルは...。

【ゲスト出演者】西村雅彦、若村麻由美、伊澤柾樹ほか

 

第2話「命を預かる覚悟」のあらすじ

迷子のイルカが水族館で保護された。隔離プールで弱っているイルカを見つめながら新人飼育員・坂東大吾(増田貴久)は、ドリトル(小栗旬)に治療を依頼する。

だが、ドリトルは坂東に高額な治療費を請求し、お金が払えない様子に「獣医はビジネスだ」と言い放ち立ち去ってしまう。
多島あすか(井上真央)と水族館の表に出たドリトルの前に、テレビ番組の撮影帰りの花菱優(成宮寛貴)がいた。

ドリトルが花菱にも毒づいている時、激しいクラクションの音が鳴り響く。トラックの前に猫が飛び出し、樋口(蟹江敬三)が、間一髪で救出したのだった。

翌日、助けた猫・ベンガルの様子がおかしいと樋口は花菱の病院にやってきた。花菱はベンガルの異変に気づき、手術が必要だと言う。

しかし、手術のできない花菱はドリトルにベンガルの治療を依頼する。
また、同時に迷子のイルカを治療を引き受けた花菱は、ある理由でイルカの治療もドリトルに任せることになってしまう。

水族館に再び現れたドリトルは、治療への協力を坂東に要請するのだが、自信のない坂東は...。

【ゲスト出演者】増田貴久、蟹江敬三、大橋のぞみほか

 

第3話「モンスター飼い主」のあらすじ

ケガをした捨て犬の治療の為、鳥取動物病院を訪れるマユ(大橋のぞみ)。
だが、ドリトル(小栗旬)は「家で飼えるよう親を説得して、30万円用意しろ。」と突き放してしまう。あすか(井上真央)は、鳥取を説得するが聞く耳を持たない。

その頃、日本最大チェーン・エンペラー動物病院の総院長・土門(國村隼)のところに、柴山農水大臣(佐々木勝彦)が孫の詩織(信太真妃)のペット(ハムスター)を連れてきた。

大臣は外遊から帰ってくる10日後までに、具合の悪いハムスターを元気な姿に戻して欲しいと頼む。土門は勇蔵(笠原秀幸)にハムスターの治療を任すのだが、危険な状態に陥ってしまう。

一刻も早くオペが必要になるが、土門では手に負えず富沢教授へ相談をするのだが...。

一方、花菱(成宮寛貴)のもとにゴムを誤飲したフェレットが運ばれる。手術ができない花菱は、飼い主の星奈(平愛梨)とフェレットを鳥取動物病院に連れて行き手術を依頼するが、モンスターペアレントの星奈の父・義満(段田安則)が現れ、さらなる事態を巻き起こしてしまう!

【ゲスト出演者】段田安則、平愛梨ほか

 

第4話「救え愛に命をかけたノラ犬」のあらすじ

ウサギのミミを抱えた芽衣(石井萌々果)が鳥取(小栗旬)の病院にやってくる。
また子供が来たかと鳥取はあしらうのだが、あすか(井上真央)から、ミミはCMにも出ているペット界のスターで、芽衣の母親は大手広告会社に勤めていることを聞く鳥取。

金払いが良さそうだと急に態度が変わり、診療を引き受け検査をすると、ミミには緊急手術の必要性があることが判明し、芽衣の母親・月野(国仲涼子)に連絡することに。
すると月野は、電話口の鳥取にスポンサーの社長から預かっている大事なウサギに何かあったら契約が破棄されると騒ぎ出す始末。


一方、国際ドッグショーでグランプリ犬になったエリの飼い主・堀内(中村敦夫)がエリの体調が悪いと、花菱(成宮寛貴)の病院を訪れる。

最近、家の周りをうろつく野良犬に病気をうつされたと堀内は言うのだが...。
同じ頃、鳥取を信用できない月野がミミを連れて花菱の病院を訪れていた。ロビーで母親を待っている芽衣の前にエリを連れた堀内が現れ、動物の折り紙をプレゼントする。
堀内にはどうやら折り紙に思い入れがあるようで...。

 

第5話「鳩が結ぶ50年越しの夫婦愛」のあらすじ

深夜、玄関をノックする音を聞いたあすか(井上真央)。ドアを開けるとズブ濡れの女性・瞳(りょう)が、瀕死の猫を抱いて立っていた。

顔を合わせ、名前を呼び合う鳥取(小栗旬)と瞳にあすかは驚く。しかし、猫を鳥取に手渡した瞬間、瞳はその場に倒れこんでしまった。

あすかは、熱を出し倒れた瞳にしばらく鳥取病院にいることを勧める。
そのうちに、鳥取は学生時代に瞳と出会って、彼女に好意を持っていた事を知り、徐々に瞳から鳥取の過去が明かされていく...。

翌日、弥生(加藤治子)が庭に迷い込んだレース鳩の診察のため、鳥取病院を訪ねてきた。
そして、夫の鳩を50年間待っていると話す弥生を鳥取が怪訝に思っていると、弥生の息子・秋男(佐戸井けん太)が慌てて鳥取病院にやってくる。

自宅の庭で鳩に餌付けをして、近所に迷惑をかけている母に困っていると、秋男は弥生に内緒で鳩の駆除を鳥取に頼む。
鳥取は、鳩の駆除を引き受けることにするのだが、秋男は「母が「父の呪縛」からやっと解放される。」と呟き...。

 

第6話「子供達に届け!! 猪親子の声」のあらすじ

鳥取(小栗旬)は、富沢(石坂浩二)から町を荒らしている野生の猪の捕獲を強引に押し付けられる。鳥取はあすか(井上真央)に留守を頼んで捕獲に行くことに。
現地に着いた鳥取は、早速罠を仕掛け、見回りを行う。

しかし、なぜか地元の小学校教師・畑山(松下由樹)の生徒たちは、鳥取の先回りをして、猪の捕獲を邪魔していたことが発覚。
生徒たちを問い詰めると、町を荒らしている猪は、以前小学校に迷い込んだモモコだと言う。
そんな話をしている折、鳥取や生徒たちの前に猪が現れる。猟銃を構える猟友会。その時鳥取は...。

その頃、土門(國村隼)から「オペができない偽りのカリスマ」という夕刊紙の記事を見せられる花菱(成宮寛貴)。
土門は、花菱に「動物総合医療センター計画」に協力するなら記事をもみ消して、花菱を守ると持ちかけていた...。

 

第7話「助手失格!! 本当の愛情」のあらすじ

ようやく鳥取動物病院での仕事も慣れてきた頃、薬の補充ミスをして鳥取(小栗旬)に怒られたあすか(井上真央)は落胆していた。

同じ頃、獣医を目指す高校生・広樹(早乙女太一)は、車道で倒れていた子猫を見つけるのだが、試験の時間が差し迫っていた。
広樹は、近くの鳥取動物病院の前に「猫の治療をお願いします。」と書いた手紙を置いて立ち去ってしまう。
病院の前にいる子猫と手紙を見つけたあすかは、鳥取に報告するが、保健所に連絡するように言うだけで取り合ってくれない。
鳥取の指示を無視して、治療費を肩代わりするからとあすかは猫を保護することに。

以前、ひょんな事で知り合った広樹と偶然再会するあすか。だが、会話をしているうちに広樹がその場で倒れてしまい、家まで送る事に。
その後、あすかは、ある出来事がきっかけで、鳥取から「借金をさえ返してもらえればそれでいい。ここから出て行け!」と言い放たれ、ショックで病院を立ち去る決意をする...。

一方、花菱(成宮寛貴)を訪ねた鳥取は、土門(國村隼)と花菱の間に不穏な空気を感じていた。
その矢先、ついに花菱は重大な決心をする事に!

そんなある日、広樹の祖母である絹江(白川由美)が広樹の愛犬・チロルを抱えて鳥取動物病院を訪れた...。

 

第8話「最終章〜安楽死」のあらすじ

人気女優の三島ユイ(夏帆)は、1か月前に拾った愛猫ライムがなかなか上手に排泄出来ないと、鳥取(小栗旬)の元を訪れる。
そこで、念願のフランスで1年間仕事をすることになったから、ライムを安楽死させて欲しいと申し出るユイ。
あすか(井上真央)は、自分の都合で安楽死をさせるなんてと反発するが、その時、鳥取は...。

一方、オペができないことを生放送の番組で告白した花菱(成宮寛貴)は、世間からの非難が高まり、講演会のキャンセルが相次いでいた。
病院の客足もすっかり途絶えて落ち込む花菱をルミ(藤澤恵麻)は支えようと励ます。
その頃、花菱の元へ富沢教授(石坂浩二)が訪れ、ある犬たちの相談を持ちかけてきた。

そんなある日、土門総院長(國村隼)が意外な人物を引き連れて鳥取動物病院を訪ねてくる。
弱みを握られている鳥取を目障りに思っている土門は、ある事件をきっかけに、鳥取に獣医師免許取り消しを突きつける・・・。

 

最終回「さらばドリトル!! 衝撃のラストと涙の決断!!」のあらすじ(ネタバレ注意)

土門家の愛犬・バルザックを抱え、順平(菅田将暉)が鳥取動物病院に駆け込んでくる。
土門親子の揉め事に巻き込まれ、大怪我を負ったバルザックのオペは難易度の高いものだった。
鳥取(小栗旬)は、順平に手術費を払うよう父・土門総院長(國村隼)に確認をさせるが、土門はバルザックの安楽死を順平に勧める。父の言葉に落胆してしまう順平。
そこに、順平と土門の会話を聞いていた勇蔵(笠原秀幸)が鳥取動物病院にやってくるが...。

一方、花菱(成宮寛貴)は、感染症にかかった犬20匹を安楽死処分するという全日本獣医師会の決定から犬たちを救おうと奔走していた。

全日本獣医師会会長・土門が犬の安楽死執行まで花菱に与えた時間は、その日の夕方4時まで。
夕方4時までに感染症にかかった犬の受け入れ先を見つけられなければ、犬たちは安楽死処分されてしまうことになる。
花菱は必死に受け入れ先を当たり、交渉をするのだが...。

ペットの安楽死をめぐる土門一族との対決、動物虐待の意外な真犯人...数々の問題に鳥取はどう立ち向かうのか!?

そして、アフリカの野生保護獣医師チームから緊急の応援を要請されている鳥取とあすか(井上真央)との結末は!?

※TBSHPより引用

Q10

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Q10

 

Q10

2010年10月16日から日本テレビ系列で放映。土曜9時枠。

平凡な毎日に退屈していた男子高校生が、転校生のロボットに恋をすることで人生に輝きを取り戻していく青春恋愛ドラマ。

主演は、大河ドラマ「龍馬伝」以来の連続ドラマ出演となる佐藤健。ヒロイン役にAKB48の前田敦子が抜擢された。そのほか爆笑問題の田中裕二らが登場。

Q10 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

Q10の主題歌

高橋優 「ほんとのきもち」

 

 

Q10の出演者

深井平太 ...... 佐藤健
久戸花恋 ...... 前田敦子(AKB48)
山本民子 ...... 蓮佛美沙子
影山聡 ...... 賀来賢人
藤丘誠 ...... 柄本時生
河合恵美子 ...... 高畑充希
中尾順 ...... 細田よしひこ
富士野月子 ...... 福田麻由子
小川訪 ...... 田中裕二(爆笑問題)
岸本路郎 ...... 小野武彦
柳栗子 ...... 薬師丸ひろ子

 

Q10のスタッフ

脚本:木皿泉
音楽:金子隆博(米米CLUB)、小山絵里奈
美術:小池寛
音声:澁谷誠
照明:徳永博一
撮影:迫信博
宣伝:長瀬一義
アシスタントプロデューサー:萩原真紀
プロデューサー:河野英裕、小泉守
チーフ助監督:山下司
演出:狩山俊輔
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ

 

Q10の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月16日 この地球上に自分より大切に思える人なんているんだろうか? 15.3%
第2話 2010年10月23日 ここは生きてゆける場所ですか? 人魚姫とオタクの恋 10.2%
第3話 2010年10月30日 私はブスじゃない! 文化祭でおきた奇跡とQ10の正体 10.7%
第4話 2010年11月6日 どうでもいい、なんて言うな!! 涙のQ10に愛の告白!? 11.2%
第5話 2010年11月13日 正体がバレた!! ずっと一緒にいたいのに...別れの時 10.9%
第6話 2010年11月20日 退学!! 去り行く友に何ができる? サヨナラの歌とキス 10.3%
第7話 2010年11月27日 任務終了...キュート回収! 逃げろふたりきりの2日間 10.9%
第8話 2010年12月4日 キュートがやって来た理由...70年後の世界で起きる事 8.8%
最終回 2010年12月11日 愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある 10.1%

 

 

Q10のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「この地球上に自分より大切に思える人なんているんだろうか?」のあらすじ

高校3年の深井平太(佐藤健)は、ある日誰もいない理科準備室で、眠っている女の子(前田敦子)を見つける。
平太が彼女のある部分に触れると、いきなり女の子が目を覚ました――。

実は彼女は前の晩、校長の岸本路郎(小野武彦)が繁華街のゴミ箱で見つけ、酔ったいきおいで家に連れ帰った子だった。
翌朝、息をしていないことに驚いた校長は平太の担任の小川訪(田中裕二)に助けを求め、理科準備室に隠しておいたのだ。

居合わせた工学博士・柳栗子(薬師丸ひろ子)は、彼女をロボットだと見抜く。
しかし、どこを見ても人間としか見えない。何か秘密があるに違いない。
スキャンダルを恐れた岸本は、ある提案をする。

「このことは4人だけの秘密だから―――」

成り行き上、学校では平太がロボットの面倒を見ることになった。
そんなとき平太は、校長室に入り込んで校長のイスをナイフで切り刻む生徒を目撃する......。

 

第2話「ここは生きてゆける場所ですか? 人魚姫とオタクの恋」のあらすじ

平太(佐藤健)が転校生としてやって来たロボットのQ10(前田敦子)の面倒を見るようになって数日。
担任の小川訪(田中裕二)は、平太のクラスメイトの中尾純(細田よしひこ)が、Q10をつけ回していることに気づく。
中尾は好きな漫画のキャラクターに似たQ10に淡い恋心を抱いていたのだった。
Q10がロボットであることがばれてしまうのを恐れた小川は、平太に「中尾にあきらめさせろ」と告げる。しかたなく平太は中尾の恋を終わらせようとするのだが...。

「恋は革命ですよ。自分の中の常識が全部ひっくり返ってしまうようなものなの」

そう話す柳栗子(薬師丸ひろ子)の言葉で、Q10を見守る平太の心にもまた、変化が訪れて――。

 

第3話「私はブスじゃない! 文化祭でおきた奇跡とQ10の正体」のあらすじ

文化祭を前に平太(佐藤健)は少々憂うつな気分だった。
男子生徒が上半身裸になってやる"受験祈願の踊り"も憂うつだったし、
一年の文化祭のとき互いに意識しあっていた柴田京子の手をとっさに払いのけてしまった苦い思い出がよみがえるのだ。

そんななか平太のクラスメイト河合恵美子(高畑充希)が、
前夜祭のミスコン代表者に選ばれた。
受験を前に誰も出場しようとしない中、
無理矢理選ばれた河合は複雑な気分。
河合に想いをよせる影山聡(賀来賢人)はそんな河合を
応援しようとするが―――。

そのころQ10(前田敦子)はクラスの藤丘誠(柄本時生)が先輩から
"ヤバイ仕事"に誘われるのを目撃する。
「おカネがあればいいのですか?」とQ10は藤丘のために動き始める。

一方、嫌な記憶、嫌な現実しか思い起こさせない文化祭から逃げようとする平太の前には富士野月子(福田麻由子)が現れ―――。

 

第4話「どうでもいい、なんて言うな!! 涙のQ10に愛の告白!?」のあらすじ

高校3年の平太(佐藤健)に、進路志望の提出期限が迫っていた。
自分の未来が見えずに悩む平太。

そんななかクラスメイトの中尾(細田よしひこ)はQ10(前田敦子)の正体についてある疑問を抱き始めていた。中尾は先日Q10が、自分の腕に刺さったカッターをこともなげに引き抜く場面を目撃していたのだ。
Q10は人間じゃないのか――?
中尾にしつこく追求され困惑する平太。

そんな平太にさらなる悩みが巻き起こる。父・武広(光石研)が
怪しげな店『愛獣』に入ってしまうところを目撃してしまう。

同じころ、やはり進路の決まらない民子(蓮佛美沙子)、影山(賀来賢人)、河合(高畑充希)。そして相変わらず学費が払えず自分の未来を考えられない藤丘(柄本時生)。

一方、進路なんて必要ないQ10はQ10なりに「努力」を始める。そんなQ10を見てますます焦りを感じる平太。Q10のこと、家族のこと、そして自分自身のこと。悩みを抱える平太の前に月子(福田麻由子)が現れ――。

 

第5話「正体がバレた!! ずっと一緒にいたいのに...別れの時」のあらすじ

ついに中尾(細田よしひこ)に、
Q10(前田敦子)の正体がロボットだとバレてしまった。

中尾は平太(佐藤健)に
「秘密を守る代わりに、Q10をオレにくれない?」と言い出す。
平太は岸本(小野武彦)と柳(薬師丸ひろ子)、小川(田中裕二)に相談するが、彼らは意外にもあっさりと「すべてが丸く収まるなら、Q10をリセットして中尾に渡すか」と言い出す。

そんなことをしたら、いままで平太がQ10に教えたことも、
二人で過ごした時間も全て消えてしまう。
それに何より平太にとってQ10はかけがえのないものになっていた。
しかしどうしようもない平太はQ10を中尾に渡してしまう――。

 

第6話「退学!! 去り行く友に何ができる? サヨナラの歌とキス」のあらすじ

「人間の命より、Q10(前田敦子)が大事だ」
Q10への想いをはっきりと自覚した平太(佐藤健)。
だがQ10が好きなのに、やはり生身の人間であるクラスの女子たちに
ときめいたりもしてしまうモヤモヤも抱えていた。

そんな平太に月子(福田麻由子)は「これ使ってみたら?」と
小さなチップを渡す。
「Q10にかざすと、深井君の望みが、かなうよ」
平太がおそるおそるチップをかざすと――。

いっぽう入院中の久保(池松壮亮)は、
病院に顔を出すようになった民子(蓮佛美沙子)を意識し始める。
久保は平太に初めて
「死ぬのが、怖い――死ぬのが、ものすごく怖い」と言い出す。

もし大切な人が急にいなくなってしまったら、
自分はどうなってしまうんだろう......。
久保と同様に、大切な人ができたからこその痛みを理解する平太は
久保のためにある行動にでる。

そのころ藤丘(柄本時生)が、家庭の事情で学校をやめようとしていた。
それを知ったQ10は――。

 

第7話「任務終了...キュート回収! 逃げろふたりきりの2日間」のあらすじ

平太(佐藤健)のクラスに月子(福田麻由子)が登校してくるようになった。
「Q10(前田敦子)は私たちのもの」とQ10の秘密を握っている月子。
Q10を撤収されることを恐れた平太は、
Q10を連れて逃げることを決意する。

そのころ影山(賀来賢人)は高校生活の最後の思い出にと、
河合(高畑充希)の映画を撮りたいといい始める。
「せめて映画だけでも、幸せに撮ってくれるかな?」
そう言う河合の希望でふたりは"幸せな"映画の撮影を始める。

いっぽう、久保(池松壮亮)は知り合いの入院患者の死に直面し、
いいようのない不安にかられていた。
そんな久保の姿を見た民子(蓮佛美沙子)は――。

そんななか、東京を離れ、知らない街にたどり着いた平太とQ10。
平太はQ10をどこかに隠そうとする。
そんなふたりを月子が追ってきて――。

 

第8話「キュートがやって来た理由...70年後の世界で起きる事」のあらすじ

「Q10(前田敦子)、回収することに決まったから」

そう告げる月子(福田麻由子)に平太(佐藤健)は動揺する。いったいQ10は何の為にここに来たのか、月子に聞く平太。

「全部話したら私のお願い聞いてくれる?」

月子はQ10のことなら何でも知っているという。そして平太に秘密を教えるかわりに、平太にやって欲しいことがあるという。
それは、「深井平太にしか出来ないこと」だと。 Q10の秘密を知る為に、平太はQ10を連れて月子に会いに行くが――。

そのころ、中尾(細田よしひこ)は月子からもらったカプセルの中身をあけてしまう。
そこには見たこともないような機械が入っていた。
屋上で月子と中尾が対峙したとき、時間が逆戻りしたことを思い出す中尾。
中尾は柳教授(薬師丸ひろ子)に相談しに理科準備室へと向かう。
月子の謎のカプセルはいったい何なのか――?

 

最終回「愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある」のあらすじ(ネタバレ注意)

「もう一度だけでいいから――遠くからでもいいから――会いたい」
Q10(前田敦子)のリセットボタンを月子(福田麻由子)に言われるままに押してしまった、
あの日以来、平太(佐藤健)は何かが止まってしまったようにぼんやりと過ごしていた。

Q10は70年後の未来からきたロボットだったこと。
それは自分の未来の奥さんに18歳の自分の映像を送り届けることが目的だったこと。
平太は未だに全てを受け入れられないでいた。

いっぽう、心臓病の病状が芳しくない久保(池松壮亮)は集中治療室からやっと出られたものの、不安な毎日を過ごしていた。
何もしてあげられないと、悩む民子(蓮佛美沙子)。

同じく、現実を見せつけられ、未来が見えず不安を抱える影山(賀来賢人)と河合(高畑充希)は
お互いにどう歩み寄っていけばいいのかわからず、模索していた。
それぞれの、想いを抱えて悩む面々。
そんな中、藤丘(柄本時生)のもとに金の無心で現れた父親が、再び藤丘前に現れて――。

時同じくしてその頃、月子は2080年に戻るため、理科準備室である探し物をしていた。
そこで偶然、柳(薬師丸ひろ子)と出くわした月子はQ10に関するある意外な事実を告げる。

「もう一度、Q10に会いたい――」
平太の切なる願いは届くのか――。

※日本テレビHPより引用

SPEC

 

SPEC

2010年10月8日からTBS系列で放映。金曜10時枠。ドラマ「ケイゾク」の続編的作品。

SPEC(スペック)と呼ばれる特殊能力を持った犯罪者たちに立ち向かう若き捜査官たちを描いたサスペンス刑事ドラマ。

主演は、「コード・ブルー 2nd season」以来の連続ドラマ出演となる戸田恵梨香。相棒の刑事役に加瀬亮。ケイゾクのメインキャストであった徳井優と竜雷太も登場。

SPEC 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

SPECの主題歌

The Ricecookers 「NAMInoYUKUSAKI」

 

 

SPECの出演者

当麻 紗綾 ...... 戸田恵梨香
瀬文 焚流 ...... 加瀬亮
志村 美鈴 ...... 福田沙紀
近藤 昭男 ...... 徳井優
海野 亮太 ...... 安田顕
冷泉 俊明 ...... 田中哲司
地居 聖 ...... 城田優
馬場 香 ...... 岡田浩暉
鹿浜 歩 ...... 松澤一之
猪俣 宗次 ...... 載寧龍二
正汽 雅 ...... 有村架純
志村優作 ...... 伊藤毅
一 十一 ...... 神木隆之介
津田 助広 ...... 椎名桔平
野々村 光太郎 ...... 竜雷太

 

SPECのスタッフ

脚本:西荻弓絵
演出:堤幸彦、加藤新、今井夏木、金子文紀
プロデュース:植田博樹、今井夏木、赤羽智比呂(オフィスクレッシェンド)
音楽:渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト
製作協力:オフィスクレッシェンド
製作:TBS 

 

SPECの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月8日 魔弾の射手!! 11.5%
第2話 2010年10月15日 天の双眸 8.2%
第3話 2010年10月22日 漂泊の憑依者 10.1%
第4話 2010年10月29日 希死念慮の饗宴 11.6%
第5話 2010年11月12日 堕天刑事 12.1%
第6話 2010年11月19日 病の処方箋 10.0%
第7話 2010年11月26日 覚吾知真 9.6%
第8話 2010年12月3日 魑魅魍魎 10.1%
第9話 2010年12月10日 冥王降臨 9.0%
最終回 2010年12月17日 百年の孤独 12.9%

 

 

SPECのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「魔弾の射手!!」のあらすじ

警視庁は、未解決事件の捜査強化のため、捜査一課弐係(通称:ケイゾク)に加え、公安部に未詳事件特別対策係を設立した。通称、ミショウ。通常の捜査一課的手法では、捜査の対象にならないような特殊な事件を主に取り扱う。つまり、証拠がほとんどなく、また、目撃証言もほとんどないプロの犯行によるとされる事件や、国や政治、宗教団体がらみの不可解な事件など、捜査一課では手に余る事件を主に扱う。

ミショウの係長は、野々村光太郎(70) [竜 雷太]。のらりくらりの天才狸と言われた男が、嘱託で係長になった。一見風格もあるし、まず、年寄りを怒鳴るクレーマーはあまりいない。
「まあまあ、今、我々未詳事件特別対策係が全力を挙げて捜査してますから」
と、相手の怒りやテンションを受け止め、ずるずると、ごまかす。そんな効果が期待されての部署なのだ。

そんな野々村の下に、部下がつけられた。トラブルを起こしてミショウに飛ばされてきた二人。問題はあるけど、実力はハンパない。

一人は、当麻紗綾(24) [戸田恵梨香]。頭は異常によく、学校も行かず、塾も行かず、京大理学部に合格。しかも、京大在学中にFBIに何故かもぐりこみ、X-FILEの研究をしてきた変わり種。IQはなんと、201。頭が良すぎるため、上司を小馬鹿にし、しかも、オタクかと思ったら意外にケンカっ早い。ミショウに入って1年で犯人と格闘して大けがを負い、今でも左手はギプスのまんま、というつわものだ。
もう一人は瀬文焚流(36) [加瀬 亮]。現場のたたき上げ。警視庁の花形である警視庁特殊部隊(SIT)に大抜擢され、27歳の若さで小隊長の位置にまで上り詰めた凄腕。銃器の扱いは警視庁で一番、極真空手も師範代クラス。ところが、ある事件が理由で、ミショウに飛ばされた。

当麻と瀬文は、犯人が通常の人間ではないとしたら、どういうSPECの持ち主かと言う前提で、捜査を開始する。「犯人の、特殊な能力(UNKNOWN SPEC)は何か」を推理し、のうのうと逃げおおせようとしている犯人を追い詰めていく。当麻と瀬文はSPECを逆手にとり、ケンカし協力し合いながらトラップを仕掛け、犯人と息詰まるような攻防を繰り広げていく。

第2話「天の双眸」のあらすじ

僚の当麻紗綾(戸田恵梨香)と共に追っていた事件で左腕を負傷。犯人に銃を奪われ、その銃で撃たれたと警視庁の聴聞委員会で発言するが、瀬文が犯人を射殺したのに嘘をついていると聴聞委員は怒り心頭。

一方の当麻は、聴聞委員会をわざとサボっていた。目の前で起きた事実を話したとしてもそれは無意味で、瀬文のように、警察の上層部から目をつけられるだけだと分かっているのだ。

その頃、瀬文の部下で現在植物状態にある志村(伊藤毅)の妹・美鈴(福田沙紀)は、担当医・海野(安田顕)にある相談をしていた。それは、兄に触れた途端、美鈴の脳内にいろんなヴィジョンが飛び込んできたという。

ある日、ミショウに神父の大島(佐野史郎)が相談にやって来る。その神父はボランティアで死刑囚の話を聞く教誨師もやっているらしく、桂小次郎(山内圭哉)という死刑囚が「警察に挑戦する」「自分には神の力が宿った」と語っているのだと言う。神父が語る神の力をもつ死刑囚の話に興味津々の当麻は、10年前に起きた未解決事件「青山華道家死体なき殺人事件」の再捜査を行うことに!桂からの挑戦、「24時間以内に事件を解決しなければ、自分が犯人に裁きを下す」に真っ向勝負するつもりだ。当麻と瀬文は、死刑囚より先に真犯人を確保すべく、動き出す。

 

第3話「漂泊の憑依者」のあらすじ

ある夜、瀬文(加瀬亮)は海野(安田顕)から植物状態の志村(伊藤毅)を治せる医者がいるかもしれない、と言われる。その人物は、"神の手"と呼ばれる細胞を再生する能力を持っていると言う。

そんな中、当麻(戸田恵梨香)と瀬文は公安の上層部から張り込みを命じられる。事件の詳細は説明されず、「見ていれば分かる」とガソリンスタンドの地図を渡される。

二人が指定された時間にガソリンスタンドに向かうと、アルバイトの武藤(清水優)が突然、ガソリンをバイクにかけ始めた。さらには、他の店員や駆けつけた当麻にもガソリンをかけ、火をつけようとする。間一髪、瀬文が武藤を押さえ込み、大惨事を免れる。すると取調べ中に武藤は、「このバイト君には罪はないんよ。わたしが憑依してイタズラしてるだけやねんから」と京都弁で話しだした。誰かが武藤に憑依して、事件を起こしたらしいのだが、もちろん警察は全く信じない。すると今度は、林実巡査(正名僕像)に憑依してみせ、「自分の能力を証明するために日本中の林実に憑依する」と宣言し、姿を消す。

しばらくして、憑依する人物から挑戦状が警察に届いた。「48時間以内に、私をつかまえられない時には、マスコミに対して、憑依する能力を発表する」と...。

 

第4話「希死念慮の饗宴」のあらすじ

ある日、警視庁公安部公安第五課、未詳事件特別対策係、通称"未詳"に相談者がやって来た。捜査一課弐係、近藤係長(徳井優)に連れられた相談者は、古戸久子(奥貫薫)。自殺者遺族ネットワークの会長を努める人物で、昨夜、一年前に自殺した娘から「幹事に殺される。助けて」とのメールが届いたのだと言う。

久子によると娘・美智花(三浦由衣)は、自殺サークル"パーフェクト・スーサイド"に入っていて、一年前の10月30日に自殺すると言い残し、家を飛び出した。その三日後、美智花の遺書と遺品が送られてきたが、死体は見つかっていない。

実はこの自殺サークル、「死体をこの世に残さない」のが掟。美智花の死を納得できずにいた久子は、娘から届いたメールを見て、娘がどこかで生き延びていると確信。そして、自分に助けを求めているのだという...。

当麻(戸田恵梨香)は久子に届いた「死者からのメール」に興奮し、そのサークルの参加者を調べ始める。当麻は、瀬文(加瀬亮)、近藤、そして久子と共に、"パーフェクト・スーサイド"で家族を失った遺族への聞き込みを開始するが...。

 

第5話「堕天刑事」のあらすじ

当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)が念動力のスペックを持った犯人と格闘していると、何者かが未詳にやって来て当麻と瀬文を攻撃。犯人をさらって行く。意識が戻った当麻は、「あたしたち、気をつけないと消されるかも」と瀬文に伝える。

ある夜、瀬文はSIT時代の先輩で元刑事の里中(大森南朋)に呼び出され、久しぶりの再会を楽しむ。結婚して一人娘をもった里中は、瀬文に警察ではない、普通の人生、普通の家庭の幸せを勧めるが、瀬文は「どうしても決着をつけたい事件がある」と言葉を濁す。

翌朝、未詳に公安部公安第五課の秋元課長代理がやって来た。ここ一ヶ月の間に公安の刑事が5人、次々と亡くなっており、調べて欲しいというのだ。実は、5人とも優秀な潜入捜査官で、解剖の結果、死因はあくまでも病死。だが、もし計画的な犯行となれば、公安への挑戦とも取れる。つまり、病死に見せかけた殺人、ということだ。また、誰かが瀬文のIDカードをコピーし、ハッキングした可能性があると分かり...。

 

第6話「病の処方箋」のあらすじ

瀬文(加瀬亮)が慕っていた里中(大森南朋)が何者かに撃たれ命を絶った。

公安の現役潜入捜査官だった里中の死は、出張先の南アフリカで火災に遭い焼死したと妻の小百合(西原亜希)に告げられる。当麻(戸田恵梨香)は、国家ぐるみの嘘に憤り、そこまでして守るべきものは何なのかと悩むが、そんな当麻に野々村(竜雷太)は「真実に向かってひた走れ」と刑事魂を見せる。

里中の初七日の日。当麻と瀬文は小百合から「夫の死が、腑に落ちない」と相談を持ち掛けられる。出張の前日、里中の本棚や荷物が整理されていたのが気になるのだというが、瀬文は事故だと言い切る。

しかし、小百合の言葉が気になる当麻は、里中の部屋を調べることに。すると、その部屋が何者かによって片付けられた事が判明。そして、里中に何かしらの証拠やメッセージを残されると困る集団の存在を感じる。里中が命をかけてまで遺そうとしたものとは...。

 

第7話「覚吾知真」のあらすじ

ある夜、瀬文(加瀬亮)は美鈴(福田沙紀)から、志村(伊藤毅)が強制尊厳死されることになったと聞かされる。瀬文の元部下である志村は、長い間植物状態が続いており、警察病院からついに強制尊厳死を宣告されてしまったのだ。

瀬文は" 病を治す能力を持つ人物 "なら志村を救えると思い、居場所を見つけようと必死。当麻(戸田恵梨香)と共に、スペックホルダーのデータを調べ始める。そして、予知能力者・冷泉(田中哲司)ならば、予言で病を治す人間の居場所が分かるだろうと冷泉の居場所を探す。

その矢先、未詳に「新宿のシンデレラ」ことサトリ(真野恵里菜)と名乗るギャルがやって来た。サトリは人気の占い師で、人の心を読む能力があると言う。サトリは「冷泉の身柄を奪還する」と宣言。瀬文の心から、冷泉の居場所を読み取ったといい姿を消して...。

 

第8話「魑魅魍魎」のあらすじ

一方、そのころ瀬文(加瀬亮)は、どんな怪我や病気も治せる人物を探し、ある部屋を訪れていた。するとそこには、1人の野球少年の姿が。少年はその容姿とは似ても似つかぬ声で「我々の条件をクリアしろ!」と指示する。その条件とは、公安のある人物を引き渡せというものだった。

瀬文は、その要求を受け入れる代わりに、その能力が本物かどうかを確認させろと詰め寄る。そんな瀬文に、少年はある病院へ向かうよう促す。植物状態の志村(伊藤毅)を救うために瀬文が取った行動とは...。

一方、ずっと追い続けていたニノマエと対面した当麻は、ニノマエから意外な言葉を聞き、驚愕。一瞬の隙をみせ、返り討ちにあってしまい...。

 

第9話「冥王降臨」のあらすじ

当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)は、特殊能力者対策特務班、警視庁公安部公安零課の存在を突き止める。囮であった未詳がそれに気付いたことで、上層部は未詳の取り潰しを決定。未詳は廃止となるが、当麻と野々村(竜雷太)は、電気も水道も止められた未詳で、じっと瀬文の帰りを待っていた。

その頃、瀬文は美鈴(福田沙紀)のアパートを訪れていた。スペックホルダーに翻弄され命を落とした志村(伊藤毅)の位牌に線香をあげに来たのだ。「兄の為にも自分の人生を歩く」と言う美鈴は、「兄の敵は考えずに、生きてください」と瀬文に頼むが、瀬文は志村の敵討ちを心に誓っていた。そんなとき、瀬文の前に津田(椎名桔平)と名乗る男が現れ、瀬文にある取引を持ちかける。津田の話を聞いた瀬文は、決着をつける覚悟を決める。
同じくして、野々村と当麻にも、「ニノマエを逮捕せよ」との命令が下った。

人間の可能性を信じる者と閉ざそうとする者の戦いが、ついに始まる。

 

最終回のあらすじ(ネタバレ注意)

瀬文(加瀬亮)は、一人でニノマエ(神木隆之介)に戦いを挑むが、ニノマエのスペックを前に満身創痍。絶体絶命のピンチに陥る。するとそこへ、当麻(戸田恵梨香)が現れた!当麻の命を懸けた作戦は、ニノマエのスペックを逆手に取り、追い詰めることに成功するが、当麻はもちろん瀬文、ニノマエと共に生死の境をさまよう事となる...。

3日間眠り続け、ようやく目を覚ました当麻は、祖母の葉子(大森暁美)や地居(城田優)をほっとさせ、手厚く看病されるが、瀬文はまだ眠りについたまま。ニノマエも瀕死の状態だ。

そんな中、瀬文の見舞いに訪れた美鈴(福田沙紀)は、こん睡状態の瀬文からあるビジョンを読み取る。そのビジョンに愕然とする美鈴は、当麻に真偽を確かめるのだが...。

全ての記憶を振り絞り、当麻は巨大な敵に立ち向かう!

※TBSHPより引用

検事・鬼島平八郎

 

検事・鬼島平八郎

2010年10月22日からテレビ朝日系列で放映。金曜9時枠。同名の漫画をドラマ化。

44歳にして新人という異色の検事・鬼島平八郎が法律よりも自分の感覚を信じながら、日本の巨悪に挑むコメディタッチの社会派ドラマ。

主演は、「明日があるさ」以来9年ぶりの連続ドラマ出演となるダウンタウンの濵田雅功。ヒロイン役は内田有紀。そのほか松重豊や西村雅彦らが登場。

検事・鬼島平八郎 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

検事・鬼島平八郎の主題歌

J Soul Brothers 「On Your Mark ~ヒカリのキセキ~」

 

 

検事・鬼島平八郎の出演者

鬼島平八郎 ...... 濵田雅功
森本真紀 ...... 内田有紀
越中二朗 ...... 濱田岳
土方小百合 ...... 西山茉希
木戸勉 ...... 田山涼成
寺岡政次郎 ...... 板尾創路
藤波 達彦 ...... 松重豊
武藤伸司 ...... 西村雅彦
山岳法徳 ...... 古谷一行
敷島康広 ...... 石橋凌
大橋はじめ ...... 細川茂樹
安東正親 ...... ビートたけし

 

 

検事・鬼島平八郎のスタッフ

原作:鍋島雅治・作、池辺かつみ・画『東京地検特捜部長・鬼島平八郎』(小池書院)
脚本:樫田正剛 、徳永友一
演出:白川士、遠藤光貴
ゼネラルプロデューサー:郷田美雄
プロデューサー:安井一成、飯田爽、稲冨聡、池田禎子
音楽:中村竜哉
制作協力:THE WORKS
制作:ABC、テレビ朝日、吉本興業

 

 

検事・鬼島平八郎の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月22日 子連れ検事の挑戦 9.0%
第2話 2010年10月29日 検事バッシング 8.8%
第3話 2010年11月5日 女検事の黒い秘密 9.3%
第4話 2010年11月12日 華麗なる真の黒幕 7.8%
第5話 2010年11月19日 仮面を脱ぐ女検事 6.1%
第6話 2010年11月26日 告発...検察の闇 7.1%
最終回 2010年12月3日 戦いの果てに... 7.8%

 

 

検事・鬼島平八郎のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「子連れ検事の挑戦」のあらすじ

鬼島平八郎(濵田雅功)は、伊智地方検察庁に勤める44歳の新人検事。さまざまな職を転々としてきた経歴を持ち、家では姉の遺した2人の子供を育てる鬼島は、伊智地検でも異色の存在。エリート検事の森本真紀(内田有紀)や支部長検事の藤波達彦(松重豊)、若手事務官の越中二朗(濱田岳)や若手検事の土方小百合(西山茉希)、定年間際の検事・木戸勉(田山涼成)らに囲まれながらも、決してマイペースを崩さない。

そんな鬼島は、真紀が担当する小さな横領事件の取調べに立ち会うことに。地元の樋村建設の経理課長・三沢輝男(津田寛治)が会社の金500万円を横領した事件だ。あっさりと罪を認めた三沢に対し真紀が起訴を決めようとした矢先、鬼島は自分の判断で処分の保留を決めてしまう。

「あの人、絶対ウソついてますよ」

検事の仕事は起訴すること――そんな「司法の常識」を微塵も気にせず、真実を知ろうとする鬼島は、唖然とする真紀を尻目に、事件の再捜査を開始。三沢の事件を担当した刑事・小石川悟(金山一彦)に補充捜査を依頼した。渋々ながら捜査を開始した小石川がつかんだのは、三沢がギャンブルや酒に大金をつぎ込んでいたという関係者の証言だった。これが三沢の本当の顔なのか?

納得のいかない鬼島は、護送車の中で三沢を問い詰めると、クルマを三沢の自宅に向かわせる。そして、クルマの窓越しに愛娘の姿を見せつけた。

「あなたがあの娘の幸せ創ってあげな、誰ができるんですか」

その言葉に心を動かされた三沢は、木戸検事の取調べで横領は会社の指示だったと自供した。横領した500万円は、樋村社長(名高達男)から命令された3億円の裏金作りの一部だったのだ。巨額の裏金の存在に伊智地検は大騒ぎに。それを知った東京地検の検事正・敷島康広(石橋凌)も苛立ちを隠せない。そして、受話器を取ると真紀に電話をかけた......。果たして二人の関係は?

そんな騒動もどこ吹く風の鬼島の前に、謎の男・安東正親(ビートたけし)が現れる。安東は鬼島に向かい、こう言い放った。

「調子に乗ってんじゃねえぞ。おまえ、死ぬぞ」

安東の眼光に思わず、たじろぐ鬼島。だが、彼はまだ知る由もなかった。この小さな横領事件が、大事件の始まりだということを。

 

第2話「検事バッシング」のあらすじ

 今からでも間に合う!前回までの『検事・鬼島平八郎』

鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で明るみに出た樋村建設の裏金事件。真相を解明するために、社長・樋村孝四郎(名高達男)の聴取が行なわれることになった。エリート検事・森本真紀(内田有紀)の推薦で、なんと鬼島が担当することに。

ところが、「司法の常識」を気にも留めない鬼島の取調べに樋村は激怒。横領は経理課長の独断で、自分は無罪だと主張した。結局、樋村は持病のヘルニアを理由に入院してしまい、馬場弁護士(半海一晃)を通じてしか取調べができなくなってしまう。そこで、土方小百合(西山茉希)は、現金受け渡しの証拠をつかもうと、事務官の越中二朗(濱田岳)とともに、捜査を始めるが......。

一方、樋村の聴取に失敗した鬼島は、上司の藤波達彦(松重豊)の命令でビラ配りをする羽目になってしまう。その最中に街頭で体調を崩してうずくまる老女・佐藤和江(藤田弓子)を見つけた鬼島は、おぶって病院まで連れて行くことに。無事に助かった和江と話した鬼島は、樋村社長には私財を投げ打って町に病院などの施設を建ててきた過去があるという事実を知らされる。樋村社長は一体どんな人物なのか?

その頃、小百合と越中は、木戸(田山涼成)のアドバイスで、ヘルニアの持病を持つはずの樋村社長がゴルフの練習場を頻繁に訪れていたことを知る。練習場の防犯カメラを調べると、そこには樋村がレッスンプロの梶井(西沢智治)にゴルフバッグを受け渡す姿が。これが現金の受け渡しの瞬間だとにらんだ小百合は、真紀とともに梶井のマンションに向かうが、すんでのところで梶井を取り逃がしてしまう。

そんな矢先、あの和江が鬼島を訪ねてきた。和江は、樋村社長が馬場弁護士から会社を売り払い、この町を捨てるよう迫られていたのを耳にし、鬼島に助けを求めてきたのだった。和江が樋村社長を慕う気持ちを感じた鬼島は、ある策を思いつく。

鬼島は樋村社長の入院する病院のロビーに現れ、拡声器で樋村社長の悪口をかたっぱしから怒鳴りまくるという行動に出る。その騒ぎのせいで、ロビーに建てられた樋村社長の胸像が倒れ、首がもげてしまうことに。和江をはじめとする町民たちは、「樋村社長を守る」と宣言して、鬼島の前に立ちはだかった。

その騒動を目の当たりにし、町民たちの思いに心を動かされた樋村社長は、裏金作りを指示したことを自供。その裏金を大橋はじめ議員(細川茂樹)に渡し、見返りに公共事業を斡旋してもらっていたと証言したのだった。さらに、現金受け渡し役の梶井も逮捕された。

裏金事件がさらなる広がりを見せる中、真紀は樋村社長に向かってこう言い放った。

「ぺらぺらとよくしゃべったわね。この先に何があるか、わかってのことよね?」

果たして真紀の言葉の意味とは!?

そして、鬼島の前に、あの謎の男・安東正親(ビートたけし)が再び現れた。「なんで検事になった?」と問いかける安東。正義の味方になりたかったからと答える鬼島を、安東は鼻で笑った。

「検察が正義?笑わせんな」

この男の正体とは一体!

 

第3話「女検事の黒い秘密」のあらすじ

鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で、樋村建設の樋村社長(名高達男)が、地元選出の国会議員・大橋はじめ(細川茂樹)に裏金を渡していたと自供した。さらに、現金の受け渡し役・梶井(西沢智治)の証言で、裏金を受け取っていたのは大橋議員の第二秘書・九条誠(長谷川朝晴)だということもわかった。

ところが、当の鬼島は事件からはずされてしまい、森本真紀(内田有紀)から、勝手な行動は慎むように命令されてしまう。結局、鬼島は自転車泥棒の聴取を担当することに。いつもの調子で納得するまで取調べを続ける鬼島に、事務官の越中二朗(濱田岳)もあきれ顔だ。

一方、九条を任意同行しようと動き出した真紀たちに対し、大橋議員の第一秘書・坂下保(風見しんご)は九条が3億円の裏金を私的に流用して行方をくらましたと証言する。九条一人に罪を押しつけてしまおうという狙いだ。そこで、真紀は、及び腰の支部長検事・藤波(松重豊)をよそに、九条の自宅と大橋の事務所に家宅捜索をかけようと提案する。

伊智地検のメンバー全員で、大橋議員の自宅と九条の自宅に乗り込み、家宅捜査が始まった。鬼島と真紀は九条の自宅から大量の札束が詰まったダンボール箱を発見。3億円の一部の1億円だった。さらに、押収品の中から高級クラブの領収書が見つかり、クラブのママからも裏が取れた。やはり、裏金は九条の個人流用なのか?

結局、大橋本人が事件に関与した証拠は見つからず、伊智地検は東京地検の検事正・敷島康広(石橋凌)から捜査の中止を言い渡される。さらに、捜査の指揮を取った真紀は責任を問われて、査問委員会へ呼ばれることになった。素直に委員会への出席を受け入れた真紀。だが、鬼島は、東京地検に対して弱腰の藤波に向かって、真紀をかばってやれと進言する。その言葉に一念発起した藤波は査問委員会に向かい、真紀をかばうのだが......。

その頃、自転車泥棒の事件を調べていた鬼島は、捜査の途中で立ち寄った養護施設で、偶然九条が写った写真を発見する。九条が船舶事故で両親を失った過去を持つと知った鬼島は、九条が命日に現場にやってくるとにらみ、海岸で九条と出会う。裏金事件のスケープゴートとして死を覚悟していた九条だったが、鬼島との会話で、幼い頃から困った子供を助けるという夢を持っていたこと、そのために議員秘書となり、大橋の元で福祉施設予算を増額するための活動していたことを思い出す。

鬼島に心を動かされた九条は、裏金を大橋に渡したと自供した。大橋の関与が明らかになり、真紀も責任を問われないで済むことに。だが、真紀の表情は今ひとつ明るくない。そんな真紀に対し、鬼島は驚きの事実を指摘する。九条の家宅捜索で真紀がクラブの領収書を入れたのを目撃したというのだ。

「何で捜査の邪魔をしとるんですか?あなた、何者なんですか?」

 

第4話「華麗なる真の黒幕」のあらすじ

小さな横領事件から始まった裏金事件の容疑は、鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で、ついに地元選出の議員・大橋はじめ(細川茂樹)にまで波及することになった。だが、大橋は家宅捜索で何も出てこなかったという事実を盾に徹底抗戦するかまえだ。

それに対し、伊智地検の検事たちは真紀(内田有紀)を中心に、大橋をマークして証拠を見つけようと考える。ところがそんな矢先、伊智地検に不審な郵便物が届けられる。鬼島が荷物を開くと、そこには大橋の捜査を中止しろという警告文と、時限爆弾らしき仕掛けが! 幸い爆弾はただのクラッカーだったが、何者かが捜査に圧力を加えようとしているようだ。

圧力にもめげずに、伊智地検の面々は捜査を開始。小百合(西山茉希)と事務官の越中(濱田岳)が大橋の泊まるホテルを張り込む一方、定年間際のベテラン検事・木戸勉(田山涼成)は大橋の事務所の近所にホームレス姿で出没する。木戸の狙いは、大橋の事務所から出たゴミだった。この事件に並々ならぬ熱意を燃やす木戸は、シュレッダーで裁断処理されたゴミを執念でつなぎ合わせ、パーティー券を復元した。資金集めのために売られるはずのパーティー券がなぜ、大量に捨てられていたのか?

その頃、裏金事件の捜査からはずれた鬼島は、一人、居酒屋で起こった器物損壊事件を担当することに。納得するまで捜査をあきらめない鬼島は、事件でケガを負った男性がいたことを知り、武藤巡査(西村雅彦)の手を借りつつ、男性を探そうとする。

一方、木戸や小百合が大橋のパーティー券の裏を取ると、パーティーは資金を集めるための架空のものであることが明らかになった。そのパーティ券の総額は、裏金と同額の3億円。大橋に任意同行を求めることが決まり、控えめな木戸は珍しく自分が聴取したいと名乗り出るが、結局、真紀に押し切られてしまう。

同じ頃、中央政界のドンで、優明党の幹事長を務める橘寛二(松方弘樹)が、大橋を訪ねていた。橘は、党のためにも検察の捜査に協力しろ、と大橋に迫る。仕方なく検察の聴取に応じた大橋は、真紀からパーティー券について詰問され、言葉に詰まってしまう。ところが、真紀が大橋を追い詰めようとした瞬間、木戸が突然聴取の場に現れ、捜査の保留を決めてしまう。聴取の邪魔をしたとして、真紀から厳しく叱責される大橋。

木戸は鬼島に対して、自分が15年間、この事件を追い続けていたことを明らかにした。大橋はコマのひとつに過ぎず、その背後により大きな存在がいるのというのだ。残り少ない検事人生の中で、なんとか事件の全容を解明したいと鬼島に訴える木戸。しかし、秘書の坂下保(風見しんご)から忠告を受けた大橋は、党と橘幹事長を救うために犠牲になることを決め、検察に出頭してきた。

そんな中、鬼島は大橋議員の運転手をしている小山浩司(斎藤洋介)が、居酒屋でケガをした男だと気づく。実は、小山は大橋が幼い頃に生き別れた父親で、地検に偽の爆弾を送りつけたのも息子を守るためだった。それを知った鬼島は小山を大橋に対面させる。小山は大橋に向かって、正直にすべてを話してほしいと伝えた。

だが、そんな父の思いもむなしく、大橋は裏金事件を自分一人で行なったと自供してしまう。その自供を聞き、力尽きて崩れ落ちる木戸。病気を抱えながら連日無理をした結果であった。木戸は、自分の捜査ノートを鬼島に託し、職場を去った。木戸の思いを痛感した鬼島は、真紀を問い詰める。

「満足ですか? この終わり方で?」

だが、真紀は正義は守られたと言うだけだ。そこに、あの謎の男・安東正親(ビートたけし)が、またも姿を現した。安東は、伊智地検のポスターをはがすと、それを真紀に押しつけ、言ったのだった。

「敷島にくれてやれ」

果たしてこの言葉の意味とは!?

 

第5話「仮面を脱ぐ女検事」のあらすじ

検事・鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で明らかになった裏金事件だが、地元選出の議員・大橋はじめ(細川茂樹)が自分一人の責任であると自供したせいで、決着がつこうとしていた。だが、鬼島はどうしても納得がいかない。

また、病に倒れて伊智地検を去った木戸検事(田山涼成)も、見舞いにやってきた鬼島と小百合(西山茉希)、事務官の越中(濱田岳)に向かって、事件はまだ終わっていないと言い、思わぬ可能性を示唆した。

「敵は検察内部にいる可能性が」

木戸の言葉を受けて、真紀(内田有紀)に疑いの目を向けた小百合は、越中とともに真紀を尾行する。真紀が会っていたのは、あの敷島検事正(石橋凌)だった。2人は一体どんな関係なのか? 疑問に思った小百合と越中は、真紀の部屋に忍び込み、証拠を探そうとする。そんな小百合と越中に対し、支部長検事の藤波(松重豊)は、鬼島から取り上げた木戸の捜査ノートに記されていた意外な事実を伝える。敷島は検事正という立場を利用して政治家の汚職事件を立て続けに不起訴にしていたというのだ。それを聞いた小百合は、真紀が敷島の不正に加担しており、大橋を起訴することで誰かを守ろうとしているのではないかと考える。

一方、鬼島はひょんなことから取調べを担当することになったスリ犯・新村慶子(片瀬那奈)の押収品の中から、一枚の写真を発見していた。そこには、なんと、優明党の幹事長を務める橘寛二(松方弘樹)が、大橋の秘書・坂下保(風見しんご)と密会する様子が写されていた。刑事の和久井(小沢仁志)によれば、この写真の持ち主だった男は政界スキャンダルを追うジャーナリストで、謎の転落事故ですでに死亡していた。この写真の背後には一体どんな陰謀が隠されているのか?

その頃、弁護士の馬場(半海一晃)と面会した大橋は、真紀に向かって、「先生に会わせてくれ」と懇願していた。大橋が精神的に追い詰められていると見た真紀は、敷島と連絡を取り、早急に大橋の保釈申請を行なうことを決めた。保釈された大橋の前に現れたのは秘書の坂下だった。彼は大橋に遺書を差し出す。うろたえる大橋を待っていた事態とは!?

そんな矢先、敷島が不起訴にした事件に関わっている政治家は、すべて橘の派閥に属する議員であるという事実を、越中が突き止める。さらに、真紀が幼い頃に橘によって助けられたという新聞記事を見つけた小百合は、真紀を問い詰めようとする。

ところが、そこに驚きのニュースが飛び込んでくる。大橋の事務所を訪れた鬼島が、大橋が首を吊っているのを発見したのだ。一命は取り留めたものの、大橋は意識不明の重体に。真紀は、大橋を保釈したのは殺すためだったと敷島から聞かされ、ショックを受けるが、鬼島の前では、政治絡みで人が死ぬのは珍しくないとうそぶく。そんな真紀に向かって、珍しく感情的になる鬼島。

「人一人の命、何やと思うてんねん!」

鬼島の言葉を聞いた真紀は、自分の過去に思いをめぐらす。彼女は橘から援助を受けたおかげで検事になることができたのだった。真紀は橘に会い、大橋を殺すよう命令したのかと問いただす。橘はそれをはぐらかすと、逆に、大橋にトドメを刺そうと考えていることをほのめかした。

坂下は、伊智地検に弁護士を装って電話をかけ、大橋の入院先を聞き出した。そして、病院を訪れると、ベッドに寝ている大橋の息の根を止めようとする。しかし、駆けつけた真紀が止めに入った。すると、ベッドから起き上がったのは、大橋ではなく、なんと鬼島だった!坂下が大橋を狙っていると気づいた鬼島は一計を案じたのだった。スリの新村に頼み、真紀のバッグに助けを求める手紙を入れ、彼女が大橋を助けに来るか、試したのだ。

「アンタは、根は悪い人間やない」

鬼島から言葉をかけられ、真紀は崩れ落ちるのだった......。

 

第6話「告発...検察の闇」のあらすじ

検事・鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で、秘書の坂下(風見しんご)による大橋議員(細川茂樹)の殺害は阻止された。伊智地検の面々は、大橋の受け取った裏金が幹事長の橘寛二(松方弘樹)に流れているのを証明しようと捜査を開始する。

依然、大橋は意識不明のままであるため、目を覚ましたらすぐに話が聞けるようにと交代で病室を見張ることになった。だが、橘や敷島検事正(石橋凌)とつながっていたことがわかった真紀(内田有紀)だけは蚊帳の外である。

しかし、小百合(西山茉希)による坂下の聴取が始まった直後、伊智地検に敷島率いる東京地検特捜部が乗り込んでくる。敷島は大橋議員による収賄事件は自分たちが捜査すると一方的に宣言し、伊智地検から事件を奪ってしまう。さらに、坂下の聴取を行なう検事として選ばれたのは、真紀だった。真紀は、坂下が個人的な動機で殺人に及んだとして事件を処理しようとする。

事件を奪われた伊智地検の検事たちが意気消沈する中、意識不明だった大橋がついに目を覚ます。ところが、大橋は姿を消し行方不明になってしまう。敷島は真紀に向かって、どんな汚い手段を使ってでもこの件を解決し、橘のバックアップで政界入りすると宣言した。

一方、鬼島たちが必死の捜索を開始した矢先、大橋の妻と娘がお忍びで伊智にやってくる。妻子の思いを痛感した鬼島と事務官の越中(濱田岳)は、藤波支部長(松重豊)が手に入れた情報から大橋の居場所を探り当てる。橘が自分を殺そうとしたことが信じられない大橋に向かって、鬼島は橘に電話して真意を確かめてみろと勧める。橘が大橋に告げたのは、残酷な言葉だった。

「何も心配いらん。後のことはこの私に任せて心穏やかに行ってこい」

親代わりだった橘に裏切られたショックで崩れ落ちる大橋に、鬼島は妻と娘を引き合わせ、家族のことをしっかり考えろ、と励ます。家族に再会して心を動かされた大橋は、今回の裏金事件の真相と、今まで関与した不正のすべてについて話すと約束した。

しかし、そこに敷島が現れ、大橋の身柄を奪い取ろうとする。なすすべもなく苦境に立たされる伊智地検の検事たち。しかし、越中のアイデアで、大橋に公務執行妨害の容疑をかけて現行犯逮捕し、特捜部に優先して身柄を確保することができた。さらに、真紀も敷島に向かって、ボイスレコーダーを突きつける。そこには、橘のためなら不正も辞さないという敷島の言葉が録音されていた。真紀は自分が職を失うことを覚悟で敷島に反旗をひるがえしたのだった。

「私は、私にとっての正義を執行させてもらいます」

伊智地検が大橋の身柄を確保し、検事総長・山岳法徳(古谷一行)も事件を伊智地検に任せると決めた。ようやく事件の真相が明らかになろうとした矢先、安東正親(ビートたけし)が鬼島の前に現れる。

「おめでたいな。もう終わったつもりかい?」

その言葉どおり、鬼島に衝撃の知らせが飛び込んでくる。大橋が自殺したというのだ!鬼島は大橋の葬儀にやってきた橘に向かって、坂崎博志という議員を覚えているか?と問いかけた。坂崎は橘派の議員で、鬼島の姉の夫。坂崎夫婦は大橋と同じように、謎の自殺を遂げたのだった。だが、橘は記憶にないと言い捨てたのだった......。

 

最終回「戦いの果てに...」のあらすじ(ネタバレ注意)

 今からでも間に合う!前回までの『検事・鬼島平八郎』

検事・鬼島平八郎(濵田雅功)の活躍で公になった裏金事件の容疑は、地元選出の大橋議員(細川茂樹)にまで及び、大橋は謎の自殺を遂げた。幹事長・橘寛二(松方弘樹)の事件関与を証言しようとした矢先の死だった。鬼島は、橘派の議員だった義理の兄が姉とともに謎の自殺を遂げた事件にも橘が関わっていると考えるが......。

伊智地検は、大橋を死に追い込んだとして、マスコミから激しい非難を浴びることになってしまう。謎のヤメ検・安東正親(ビートたけし)も鬼島に向かって「死ぬぞ、おまえ」と言い放つ。果たして、その言葉に込められた意味とは!?

そんな中、大橋の妻から伊智地検に遺品の壺が送られてくる。ここに大橋のメッセージが込められていると考えた鬼島は、この壺を調べようと主張する。しかし、支部長の藤波(松重豊)から、衝撃の事実が告げられてしまう!伊智地検のメンバー全員の異動が決まってしまったというのだ。

あきらめない鬼島は、残されたわずかな時間を使って捜査を開始。専門家の鑑定によれば、大橋の遺した壺は素人以下の作品で、ほとんど価値がないという事実をつかむ。頭をかしげる鬼島の前に、検事総長・山岳法徳(古谷一行)が現れ、「美術品の世界では、価値と価格はちがう」という意味深な言葉を投げかける。

一方、敷島検事正(石橋凌)の重要証言を録音したボイスレコーダーを持つ真紀(内田有紀)は、この証拠を公表しようと決断をするが......。

藤波をはじめ、小百合(西山茉希)や越中(濱田岳)、病院を抜け出してきた木戸(田山涼成)や刑事の小石川(金山一彦)らの協力で、大橋の壺を扱っているギャラリーと作者がわかった。さらに、和久井刑事(小沢仁志)のアドバイスを受けた武藤巡査(西村雅彦)が壺を扱ったギャラリーのオーナーが橘の親類だと突き止めた。橘は価値のない壺を高額で売買することで、ギャラリーを巨大集金ルートに仕立て上げていたのだ。

そんな矢先、週刊誌に思わぬ記事が掲載される。姉夫婦の自殺の恨みを晴らそうとした鬼島が大橋を不当に逮捕したという内容だった。さらに、鬼島は高等検察庁で聴取を受けた上に、検察官適格審査会にかけられることが決まってしまう。敷島の陰謀だった。敷島は真紀に、ボイスレコーダーと引き換えに、鬼島を助けてやると迫る。だが、真紀は危険を承知でレコーダーを新聞社に渡し、マスコミに橘を叩かせることで、鬼島の検察官適格審査会を見送りにしようと考える。鬼島に自分の決意を伝える真紀。

「鬼島検事、あなたは正しい検事でいて」

しかし、新聞記事は橘の圧力で骨抜きにされ、橘の名も敷島の名も掲載されていなかった。橘は伊智地検に電話をかけ、手を引くように忠告する。さらに、ひそかにボイスレコーダーのバックアップを隠し持っていた真紀も何者かによって刺され、病院に運ばれてしまう事態に。怒りに震える鬼島と伊智地検の面々。

検察官適格審査会の当日。鬼島が向かったのは、橘の主催する優明党のパーティ会場だった。壇上で演説する橘に向かって、鬼島は怒りをぶつける。

「あんたのために、どれだけの人間が傷ついたと思ってんねん!?」

そのとき、鬼島の思いが届いたかのように、全国の優明党議員の家宅捜索が始まった!伊智地検のメンバーの訴えで、全国の地検が動き出したのだ。それでも悪びれる様子のない橘に、鬼島はこう言い放ったのだった。

「いつか、あなたを捕まえます」

真紀の告発と捜査の結果、裏金事件の真相が明らかになった。山岳検事総長の辞職で敷島検事正も辞職を余儀なくされ、橘も幹事長を辞任した。だが、最後の決定的な証拠が見つからず、橘の逮捕には至らなかった。鬼島は、安東に向かって、あきらめないと宣言した。穏やかな顔で応える安東。

鬼島の姉が残した2人の子供・涼(濱田龍臣)と美夜(刈谷友衣子)も、自分の思いに区切りをつけた。鬼島は決意も新たに、次の仕事への一歩を踏み出したのだった。

※テレビ朝日HPより引用

医龍 Team Medical Dragon3

 

医龍3

2010年10月14日からフジテレビ系列で放映。木曜10時枠。同名のシリーズの第3弾。

「医療の国際化と外科医の存在意義」をテーマに、医者や患者たちの葛藤を描いた医療ドラマ。

主演は、全シリーズを通して登場している坂口憲二。今作では稲森いずみ、小池徹平、阿部サダヲといったお馴染みのメンバーに加えて、谷村美月と遠藤憲一が初レギュラーとして出演する。

医龍3 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

医龍3の主題歌

DEEP 「未来への扉」

 

 

医龍3の出演者

朝田龍太郎 ...... 坂口憲二
加藤 晶 ...... 稲森いずみ
伊集院 登 ...... 小池徹平
荒瀬門次 ...... 阿部サダヲ
真柄冬実 ...... 谷村美月
木原毅彦 ...... 池田鉄洋
黒木慶次郎 ...... 遠藤憲一
藤吉圭介 ...... 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 ...... 夏木マリ
野口賢雄 ...... 岸部一徳

 

医龍3のスタッフ

原案:永井明
漫画:乃木坂太郎(小学館刊「隔週刊ビッグコミックスペリオール」連載)
脚本:林宏司
プロデュース:渡辺恒也
演出:水田成英、葉山浩樹
企画:長部聡介
制作:フジテレビドラマ制作センター
制作著作:フジテレビ

 

医龍3の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月14日 あの伝説のチームが遂に復活!!
心臓がなくなる...史上最悪の超難手術に挑む
朝田の前に最強の敵が立ち塞がる
16.4%
第2話 2010年10月21日 花嫁が迫られた命より重い選択!
神の手vs悪魔の指先
14.8%
第3話 2010年10月28日 裏切りの公開手術!
起死回生をかけてチームドラゴンが難手術に挑む
12.5%
第4話 2010年11月4日 誰も知らないカルテ!
天才の光と伊集院の涙...そのチームは誰のため
12.9%
第5話 2010年11月11日 心臓移植を待つ子供...
天才医師でも救えない患者、打ち砕かれた希望
12.7%
第6話 2010年11月18日 心停止! 朝田の心臓が止まった!!
命をかけて救った命...伊集院、お前が救え!
15.2%
第7話 2010年11月25日 総力戦! 2分の手術! 忘れたはずの恋と子供の命...
この子を絶対に死なせない!
13.1%
第8話 2010年12月2日 朝田復活! 奇跡の手術!
右手に託された命の約束...先生僕を助けて!
11.1%
第9話 2010年12月9日 遂に来た! 最強の仲間!
絶対に許せない過去の男...お前は俺が救う!
12.2%
最終回 2010年12月16日 母の命か娘の命か!
仲間の命を懸けた禁断の最終オペが今、始まる!
15.2%

 

 

医龍3のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「あの伝説のチームが遂に復活!!心臓がなくなる...史上最悪の超難手術に挑む 朝田の前に最強の敵が立ち塞がる」のあらすじ

"医龍"こと朝田龍太郎(坂口憲二)が、明真大学付属病院を去ってから数年――。

明真はかつての野口賢雄(岸部一徳)のスキャンダルで患者が激減、外科医レベルの低下で訴訟が絶えないなど信用は地に落ちていた。新学長となった鬼頭笙子(夏木マリ)は記者会見で教育・臨床・研究を柱に明真の再建を目指すと宣言する。同じ頃、アメリカでは加藤晶(稲森いずみ)が幼い少女の心臓移植を成功させ、外国人教授たちを驚愕させていた。そして、とある戦地では朝田が爆撃により負傷した女性の治療にあたっていた。

明真のERにバイク事故により川に放り出された患者が運び込まれてきた。すぐにオペに入る伊集院登(小池徹平)と木原毅彦(池田鉄洋)だが、手のくだしようのない状況に諦めて閉胸しようとしたその時、オペ室に朝田が現れた。朝田はオペ続行を告げ、見事な手腕で成功させる。見学室では、その一部始終を鬼頭と加藤が見つめていた。さらに鬼頭は藤吉圭介(佐々木蔵之介)が勤める病院を訪れ、明真に戻り再生医療研究を完成させるよう説得。明真でチームドラゴンの復活が噂される中、荒瀬門次(阿部サダヲ)は、1年前に執刀医のミスにより患者を死なせてしまった事件以来、オペには入らなくなっていた。

藤吉の依頼で、明真に17歳の菅谷有希奈(桜庭ななみ)が転院してきた。有希奈は極めて珍しい心臓の病気で、どこの病院でも外科的治療は不可能と診断されていた。新しく来た研修医・真柄冬実(谷村美月)の指導医となった伊集院は、冬実を連れて有希奈の元へ治療方針の説明に行くが、有希奈の「治るんだよね?」という問いに答えることができず目をそらしてしまう。手術日が決まり、有希奈にオペの説明を行う際、朝田が成功の確率は70%と告げたことに驚き、断言したことで訴訟でも起こされたらと不安を募らせる伊集院。しかし朝田は医者と患者を結びつけるのは同意書ではなく信頼だと言い切る。

手術日。荒瀬不在のままオペが始まった。順調に進んでいると思われたが、冬実が有希奈の体温が上がっていることに気付く。有希奈は体温が上がり続ける悪高熱性も患っていたのだ。モニターでその異変に気付いた荒瀬はオペ室にやってくると、朝田に60分でのオペ終了を言い渡し、全身管理を始める。素晴らしいチームワークと腕でオペを進めていくチームドラゴン。手術は成功し、握手を交わす朝田と荒瀬。

同じ頃、野口が明真の鬼頭の元へやってきた。野口は明真の改革案を鬼頭に渡すと、チームドラゴンはやがて必要なくなると不気味な笑みを浮かべた。野口の明真の復帰を聞き、驚く伊集院たち。そんな中、新たな緊急オペが入った。荒瀬に連絡がつかず、代わりの麻酔医でオペを始める朝田。その頃、奇しくもオペ中の患者と同じ疾患を抱えて別の病院に通っていた荒瀬が、帰り道の途中で倒れていた。救急車で明真に運ばれてきた荒瀬はすぐにオペをしなければ助からない状態だったが、朝田は進行中のオペを離れられない。加藤も伊集院も出払っていて、必死で応急処置をする藤吉の手を野口がつかんだ...。

やがて、オペを終え飛び出してきた朝田と連絡を受け駆けつけた伊集院の前を、ストレッチャーに横になっているものの意識はある荒瀬が運ばれて行った。驚く朝田と伊集院に、藤吉は、荒瀬がカテーテルで助かったことを告げた。治療をしたのは、野口がアメリカから連れてきたカテーテル医・黒木慶次郎(遠藤憲一)だった。

 

第2話「花嫁が迫られた命より重い選択!神の手vs悪魔の指先」のあらすじ

朝田龍太郎(坂口憲二)たちが3時間以上かかったオペを、内科医の黒木慶次郎(遠藤憲一)はわずか45分で終わらせてしまった。黒木は、野口賢雄(岸部一徳)がアメリカから呼び寄せたカテーテル治療のスペシャリストだった。

野口は鬼頭学長(夏木マリ)と加藤晶(稲森いずみ)を前に、カテーテル部門の強化と外国の富裕層をターゲットとしたメディカルツーリズムを推進する明真の改革案を提出。カテーテル治療が進めば外科医は必要なくなるという野口の言葉に苛立ちを隠せない加藤。荒瀬門次(阿部サダヲ)の治療でカテーテル治療のメリットと黒木の技術の高さを目の当たりにした伊集院登(小池徹平)もまた不安を募らせていた。そんな中、明真に入院中の父親の見舞いに来ていた根岸紗江(松下奈緒)が突然倒れた。検査の結果、重度の心房中隔欠損症が原因で心不全を起こしたことが判明。加藤は早急なオペが必要と診断、やる気をみせる伊集院をさえぎり朝田に執刀を依頼した。

紗江は結婚式を10日後に控えていることを理由にオペの延期を希望する。紗江の父親は末期がんで余命1カ月と診断されていて、どうしても父親に結婚式をみせたいという紗江の気持ちを知り、朝田と藤吉(佐々木蔵之介)はオペ時期を検討するが、やはり延期は難しい。それを知った黒木は紗江の病室を訪れ、カテーテルを勧める。オペは2時間、胸に傷も残らず、術後3日で退院できると聞いた紗江はカテーテルを選択した。

加藤がカテーテルのリスクの高さを説明すると、迷う紗江を押し切るように婚約者の山口(長谷川朝晴)が朝田の手術を希望した。亡き母が着ていた胸元が大きく開いたウエディングドレスを着て式をあげたかったと寂しそうに話す紗江を見た朝田は、難易度は高くなるが胸に傷跡が残らないオペを考える。リスクを話したうえで紗江に承諾をもらうと、朝田、加藤、伊集院はオペのリハーサルを始めた。しかし、オペを翌日に控えた夜、黒木が再び紗江を訪ねていた。

オペ当日、病室を訪ねると紗江の姿はなかった。紗江はカテーテルを選んだのだ。見学室に来た朝田たち。藤吉らは黒木の脇に立つ荒瀬の姿に驚きを隠せない。鬼頭らも注目する中、カテーテルは順調に進み、黒木は見事な腕で外科のオペでは治せない不整脈まで同時に治してみせた。野口は鬼頭に今後もカテーテル治療は発展すると言いきり、明真にチームドラゴンは本当に必要かと問いかける。

退院した紗江が結婚式を挙げていた頃、鬼頭は加藤が渡した「チームドラゴンを核とする外科チームの再生」という改革案のファイルを破棄していた...。

 

第3話「裏切りの公開手術!<br />起死回生をかけてチームドラゴンが難手術に挑む」のあらすじ

明真ではカテーテルが治療の主流となりつつあり、カテーテル医が急増。伊集院登(小池徹平)や木原毅彦(池田鉄洋)ら外科医が、内科医に代わって当直まで引き受けなくてはならない状況になっていた。そんな状況を目の当たりにして、加藤晶(稲森いずみ)は焦りを隠せない。一方、エレベーターで居合わせた朝田龍太郎(坂口憲二)と黒木慶次郎(遠藤憲一)。明真に戻ってきた理由を問われた朝田は仲間に呼ばれたからだと答えるが、黒木は失笑。それが弱さになると告げて去って行く。

ある日、鬼頭学長(夏木マリ)に呼び出された加藤は、医療版ミュシュランとも言われるIMA取得のため、世界の心臓外科医トップ5を招いてライブデモンストレーションを行うことを告げられる。挽回のチャンスとばかりに朝田にオペをさせると言う加藤だが、野口賢雄(岸部一徳)にオペを行うのは黒木だと遮られてしまう。

伊集院が診察した15歳の少女・山内遥(金澤美穂)が大動脈弁置換のオペが必要なことがわかった。カテーテルでは不可能なそのオペを、加藤は最高難度のロス手術で行い、それをライブデモンストレーションするよう鬼頭に直訴。鬼頭もそれを承諾した。怒りを露わにする野口と黒木。

俄然、張り切りだした加藤は遥と遥の母にオペ内容を説明。難易度は高いが朝田が同じオペを何度も成功させていることを告げる。さらに加藤は、アメリカから優秀なオペ看・北川響(初音映莉子)を招き、病気からの復帰後は黒木のオペに入っていた荒瀬門次(阿部サダヲ)も呼び戻し、着々とオペの準備をすすめて行く。

朝田は遥が自分のオペの模様を多くの人にさらされることに戸惑っていることを知り、患者が見えなくなっている加藤に冷静になるように訴えるが、加藤は医局存亡の危機だと言葉を荒げた。そして、ライブデモンストレーションを承諾しなければ別の医師が執刀することになると半ば強引に遥の同意を得た。遥の気持ちをよそに、大手術に盛り上がりをみせる外科医チーム。

オペ当日。何台も設置されているカメラを見て不安気に手術を待つ遥を見た朝田は、荒瀬に合図を送り、すべてのカメラのスイッチを切らせた。驚く伊集院に、朝田は患者の不安を1つでもなくすのは当然のことだと言い切り、中継を切ったままオペを始めた。怒り心頭の鬼頭は見学室から猛烈に抗議をするが、朝田は気にとめる様子はない。

一方、映像が映らず騒然としている会場では、野口が壇上に上がっていた。朝田が見事な手腕で当初の予定よりさらに難しいオペを成功させていた頃、会場では野口の声と再び映りだした映像が苛立って帰ろうとするゲストたちの足を止めていた。映し出された映像は、黒木が日本初となるカテーテル大動脈弁置換術を始めようとしている光景だった...。

 

第4話「誰も知らないカルテ!<br />天才の光と伊集院の涙...そのチームは誰のため」のあらすじ

朝田龍太郎(坂口憲二)が患者の意思を汲んで遮断したライブデモンストレーションの中継映像の代わりに、野口賢雄(岸部一徳)が流した黒木慶次郎(遠藤憲一)のカテーテル映像は審査員や見学者から大絶賛を受けた。鬼頭学長(夏木マリ)は、記者会見で明真はカテーテル治療に力を注ぐと宣言。これでIMA取得のための第一関門・医療技術の高さは突破できた。第二関門の合理的な経営も野口が再建計画書を作成していて、残すは第三関門でいて最難関ともいえる医療の質だ。審査員が病院内を見て回り判断が下されるとあって不安を隠せない鬼頭。

そんな中、伊集院登(小池徹平)にERに行くように加藤晶(稲森いずみ)から命令がくだる。朝田は別の大学病院で行われるオペに呼ばれるが、執刀医以外は必要ないと言われてがく然とする伊集院。黒木はそんな伊集院に声をかける。

IMAの審査日がきた。鬼頭と野口は緊張の面持ちで審査員3人を迎える。審査は清掃や患者用の食事にまで及び、逐一シートに何かを書きこむ審査員たちの様子を不安気にみつめる鬼頭たち。伊集院は、そんな状況とは無縁のERで肩の痛みを訴える横田辰夫(本田博太郎)の診察にあたっていた。疎外感にため息をこぼす伊集院に、黒木が再び近づいてきた。黒木は、伊集院の実力を認め、朝田の前立ちやERの手伝いをさせられている状況を気の毒だと話す。そんな黒木の言葉を一蹴した伊集院だが、明真に来ていた海外の医師が朝田の手腕を絶賛しているのを聞き、複雑な思いに。

院内でIMAの審査が続く中、伊集院は整形外科の診察を終えた横田に3時間後に再検査をすると告げるが、怒り出した横田に殴られてしまう。落ち込んでいる伊集院に、朝田は自分が救命時代に書きとめたノートを渡した。医者は患者を救うことがすべてだと話す朝田の言葉に、伊集院は素直にうなずけない。

一方、IMA審査ではあらが次々と発覚し、鬼頭と野口は苛立ちを募らせる。そんな中、再検査を受けた横田の結果が出た。急性冠症候群が発見され、その場で倒れた横田がストレッチャーに乗せられ審査員の前を運ばれていく。看護師の1人をつかまえ、事情を尋ねる審査員。その話を聞いた鬼頭は横田の病室に駆けつけると、審査員の3人が伊集院の対応を賞賛。

その夜、鬼頭の元へIMA認証の連絡が入った。世界に認められたことに大喜びの明真の職員たち。伊集院の診断が合格の大きなポイントになったことで加藤は伊集院にねぎらいの言葉をかける。しかし、加藤は伊集院の話を中断するように通りかかった朝田に声をかけた。

屋上で1人たたずむ伊集院に黒木が声をかけてきた。黒木は、チームプレイといいつつ執刀医だけが誉められる外科医の世界を非難。自分がかつて心臓外科医であったことを告げ、伊集院の悔しさはわかると話す。そして、伊集院が書いた横田のカルテのコピーを差し出し、君は素晴らしい医師だと優しい言葉をかけた。その言葉に涙を流す伊集院。

後日、カテーテル室にストレッチャーで運ばれて行く横田。その先頭を歩く黒木の後ろには伊集院の姿が。すれ違いざまに振り返った朝田は...。

 

第5話「心臓移植を待つ子供...<br />天才医師でも救えない患者、打ち砕かれた希望」のあらすじ

朝田龍太郎(坂口憲二)のもとを離れ、黒木慶次郎(遠藤憲一)の下でカテーテルを学び始めた伊集院登(小池徹平)。引き止める加藤晶(稲森いずみ)の言葉もまるで聞かず、いいように利用されるのは嫌だと去って行く。そんな中、明真では野口賢雄(岸部一徳)が仕込んだメディカルツーリズム第1号の患者で中国の元大臣・李強忠(解世雄)の受け入れ準備が進んでいた。気難しい人物ではあるが、これを成功させれば中国人富裕層にいい宣伝になると、鬼頭学長(夏木マリ)も力を注ぐ。

加藤から伊集院の説得を頼まれる朝田だが、カテーテルを学ぶのは悪いことではなく、なにより本人の意思だからと断る。伊集院もまた、すれ違った朝田に向かい「自分の気持ちはわからない」と言葉を投げつける。

ある日、藤吉圭介(佐々木蔵之介)の依頼で13歳の拡張型心筋症の真鍋徹(今井悠貴)が明真にやってきた。自分の症状を理解していて、諦めたような態度をとる徹。同じタイミングで、李も明真に到着した。通訳係の真柄冬実(谷村美月)を通して、必死に李のご機嫌を取る野口。

検査の結果、徹は重度の拡張型心筋症であるほか別の症状もあり、朝田も手が出せないことがわかった。これまでの病院と一緒で移植ドナーが現れるのを待つしかない状況を聞いた徹は、ますます態度がかたくなになっていく。徹に「僕は助からないんですよね?」と聞かれた朝田は、本人に闘おうとする意思がなければ医者が助けようとしても助からないと話す。立ち上がるのは患者自身だという朝田の言葉に、徹は生きる希望を持ち始める。

李の人間ドックでは、大動脈が左右にかなり蛇行しているのが発見された。野口は早急な治療の必要があると判断し、数日後に京都観光を予定しているという李に黒木ならすぐに治せると説得し、カテーテル治療をすすめる。そんな中、廊下で加藤とすれ違った野口は、徹を引き受けたのは鬼頭への心臓外科のパフォーマンスであり助かる見込みはなく、朝田も常陽大にレンタルされたまま戻らないだろうと告げる。強く否定する加藤だが、2人の会話を偶然聞き、絶望した徹は呆然と屋上に向かって歩き出した。

朝田が常陽大に向かい始めた頃、黒木と伊集院は李のカテーテル、加藤や荒瀬門次(阿部サダヲ)も別のオペに入った。直後、明真の屋上から誰かが落ちたのが発見され、ERに運ばれた。治療の依頼を受けた加藤はオペから離れられないため、オペが終わるまでは循環器内科にコンサルを頼むように指示を出す。李のカテーテルを無事に終えた黒木と伊集院のもとにER医師が駆けつけてきた。事情を聞くと、黒木は伊集院に循環器内科としてコンサルをやってこといと背中を押す。治療室に走る伊集院。また、李のカテーテルが成功したことで一層調子に乗る野口に、鬼頭は中国の病院への異動を命じる。病院長という役職ではあるものの、明らかに野口を排除しようとしている鬼頭の態度に呆然とする野口。

一方、ふらふらと屋上につながる階段に向かう徹を目撃していた冬実が屋上にあがると、隅で震えながら泣きじゃくる徹を見つけた。ERでは、伊集院が屋上から落ちて血だらけになった朝田を見て呆然と立ち尽くしていた...。

 

第6話「心停止! 朝田の心臓が止まった!!<br />命をかけて救った命...伊集院、お前が救え!」のあらすじ

明真の屋上から落ちて初療室に運ばれてきたのは朝田龍太郎(坂口憲二)だった。オペのため常陽大に向かおうとしていた朝田は、屋上にいた真鍋徹(今井悠貴)を発見。自分の病気は助からないと絶望していた徹に助ける約束をした朝田は、戻ろうとして足を滑らせた徹をかばって屋上から転落したのだった。

加藤晶(稲森いずみ)と荒瀬門次(阿部サダヲ)と北川響(初音映莉子)は別のオペ中で離れられず、伊集院登(小池徹平)が執刀を託された。心臓弁再建手術という高度な技術と速さを要するオペに不安を隠せない伊集院だが、藤吉圭介(佐々木蔵之介)の「お前しかいない」「チームの一員だ」という言葉に、執刀を決意する。オペ中、さらに難解な症例に直面した伊集院の動きが止まった。

状況を聞いた加藤は別のオペ室から電話で人工弁置換に変更するように指示を出すが、伊集院は朝田を完全に復活させるため弁形成を選んだ。なんとか危機を乗り越えるが時間がかかっていることで朝田への負担が心配される中、さらに激しい損傷があることが判明。爆弾処理のような精密なオペが続き、見学室から固唾をのんでオペを見守る藤吉と真柄冬実(谷村美月)。そこに、話を聞きつけた鬼頭学長(夏木マリ)が現れた。

オペの状況を把握した鬼頭は、加藤を待つべきだと判断し伊集院に執刀の中止を命じる。しかし、伊集院はそれを聞き入れずに執刀を続ける。怒った鬼頭がオペ室に駆けつけようとしたその時、別のオペを終わらせた加藤と荒瀬と響が現れた。安心した鬼頭だが、加藤はそのまま伊集院が執刀することを命じる。自分が責任を取るから外野は黙っていて欲しいと、鬼頭からの言葉が聞こえないように電話の線を抜くよう指示する加藤に鬼頭は...。その後、オペは加藤や荒瀬のサポートもありスピードをあげて進み、無事に終了した。

まだ意識の戻らない朝田を見守り続ける伊集院。そんな伊集院に対して黒木慶次郎(遠藤憲一)は仲間はいざとなったら裏切ると言い張る。黒木は心臓外科医だった頃、信じていた仲間に裏切られたあげく、婚約者だった患者を亡くしてしまった過去があり、それ以来、心臓外科医を激しく恨んでいたのだ。しかし、伊集院はもう一度仲間を信じると心臓外科に戻ることを黒木に告げた。

オペから3日が経過し、朝田が目を覚ました。それを聞いて喜んで病室に駆けつけたチームドラゴンの面々。しかし、朝田はオペという言葉も目の前の人が誰かも分からなくなっていて...。

第7話「総力戦! 2分の手術! 忘れたはずの恋と子供の命...この子を絶対に死なせない!」のあらすじ

手術後、目を覚ましたものの記憶があいまいな朝田龍太郎(坂口憲二)だが、記憶さえ戻れば3週間後にはケガも治りオペができるだろうと診断される。

明真に妊婦の佐藤理恵(星野真里)が転院してきた。理恵は胎児が出産と同時に脈拍が落ちてしまう病気にかかっているため、3週間後に帝王切開をして、生まれた新生児にするペースメーカーを埋め込むオペを予定していた。オペは取り出してから2分以内に終了させなければならないという加藤晶(稲森いずみ)の言葉に、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)ら医師たちに緊張が走る。

復帰予定の朝田もオペに参加させる予定だと告げた加藤は、書類の中に書かれていた理恵の夫の名前を見て顔色を変える。治療方法を説明するため理恵の病室を訪ねた加藤は、病室を出たところで理恵の夫・修一(吉田栄作)に呼び止められた。妻を助けて欲しいと話す修一はかつての婚約者で、仕事をとって加藤から別れを告げた人だった。

朝田の事故は自分をかばったからだと心を痛めていた真鍋徹(今井悠貴)は、藤吉圭介(佐々木蔵之介)に励まされ朝田の病室を訪ねた。ところが、朝田は徹の記憶もなくしていた。衝撃を受けながらも、病気と闘うことを必死に宣言する徹の言葉と涙に朝田の記憶が戻った。

理恵のオペのシミュレーションが行われた。同じ状況を作り、人形を使って実際の動きをしてみるが、加藤が器具を落とすなどのミスもあり、どうしても2分きることができない。気持ちが焦るばかりだ。そんな折、散歩に行こうとしていた理恵が加藤を誘った。理恵は自分や修一がどれほど子供を望んでいたかを話すと、病気にかかった自分を責め、子供だけはどうしても助けて欲しいと懇願する。

朝田の様子を見に来ていた加藤に、理恵の容態が急変したとの連絡が入った。3週間後まで待てないと判断し、翌日にオペを行うことに。朝田抜きでオペをやることを聞いた鬼頭学長(夏木マリ)は、失敗は許さないと、危ない場合は中断して北洋に回すように念を押す。不安を隠せない加藤だが、深夜の廊下で歩く練習をしている朝田を見かけた。数歩歩いては倒れ、起き上がっては歩き...と必死な姿を見つめる加藤。やがて、ベンチで休憩する朝田に声をかけた加藤は、オペが明日になったことを告げた。大丈夫だと言う加藤の不安を察した朝田は、お前なら必ず成功すると声をかけた。

翌日、加藤は修一に必ず助けると告げてオペ室に入っていく。胎児が取り出されてすぐにオペが始まった。なんとか2分をきって落ち着ける状況までもっていたが、そこで異変が起こった。大動脈縮窄症で、1時間以内に大動脈再建のオペを終わらせなければいけない状況に。がく然となり、動けなくなっていた加藤だが、見学室に駆けつけた朝田が術式を伝える。その言葉を受け、加藤が動き出した。そして、加藤はさらに難易度の高い術式で1時間以内にオペを終わらせた。

そんな中、鬼頭のもとに野口賢雄(岸部一徳)から荷物が届く。そこには野口にそっくりの顔が書かれたマトリョーシカとロシア語で「私は戻ってくる」と書かれたメモが入っていた。一方、病室で持針器を手にしていた朝田。その右手は細かく震えていて...。

 

第8話「朝田復活! 奇跡の手術!右手に託された命の約束...先生僕を助けて!」のあらすじ

オペの器具を持つと手が震えてしまう朝田龍太郎(坂口憲二)は、別の病院でPTSDだと診断された。そして、診察室から出てきた朝田を、偶然病院にいた黒木慶次郎(遠藤憲一)が目撃していた。

明真では、加藤晶(稲森いずみ)と藤吉圭介(佐々木蔵之介)が真鍋徹(今井悠貴)の今後の見通しについて話をしていた。現在は小康状態が続いているが、やはりドナーを待って心臓移植するしかなさそうだが、元気に見えた徹はセキが止まらなくなっていた。

黒木から病院で目撃したことを聞いた荒瀬門次(阿部サダヲ)は、カンファ室で模型を前にメスを持つ手が震えている朝田を目撃。朝田は自分がPTSDであることを告げ、原因はかつて戦地で救えなかった少年のことだろうと話す。そこへ、徹の急変を告げる伊集院登(小池徹平)が飛び込んできた。

加藤は移植が無理である以上オペをやるしかないと診断。明後日にオペをやることを告げると朝田は大丈夫だとうなずいた。一方、カテーテルでは黒木のちょっとしたミスが増えていた。

自分を信じて頑張っている徹を見て、必死にPTSDを克服しようと努める朝田だが震えは止まらない。オペをやることを聞いた黒木は、朝田に信頼している患者を裏切ることになると忠告。朝田はお前とは違うと反論しながらも、もどかしさを募らせていた。

オペを翌日に控えチームを集めた朝田は、理由を正直に話して明日は執刀できないと話した。執刀は加藤が、伊集院が第1助手に、朝田は第2助手に回ることになった。

とある墓地で顔を合わせる黒木と藤吉。そこは藤吉の娘と、黒木の婚約者の墓がある墓地だった。藤吉は、最愛の人間を失くしたのはお前だけじゃなく、自分は亡くなった娘のためにも過去にとらわれず未来を生きると告げて去って行く。見送る黒木の口元には一筋の血が流れていて...。

徹のオペ当日。オペ室に入る前の朝田に向かい「先生の周りにはみんながいることを忘れないでください」と話す伊集院。そして加藤によるオペが始まった。加藤らの作業を見ながらかつての戦地の様子を思い出し手が震えだす朝田。そんな中、順調に終盤を迎えていたオペで、真柄冬実(谷村美月)が器材にぶつかったことにより病状に異変が現れた。慌てて処置する加藤たち。朝田も震える手で心臓マッサージを始める。やがて、朝田の手の震えが止まった。オペをやると告げると、すさまじいスピードと技術で徹のオペを成功させた。

オペの成功と朝田の復帰をラボで聞き安心する藤吉だが、藤吉もまた幹細胞を増やすことに成功させ、研究を大きく前進させていた。

朝田との話の中で、朝田と黒木が会った病院にはカテーテル班がないことを知った荒瀬。同じ頃、鬼頭学長(夏木マリ)の前には野口賢雄(岸部一徳)が現れ...。

 

第9話「遂に来た! 最強の仲間!絶対に許せない過去の男...お前は俺が救う!」のあらすじ

朝田龍太郎(坂口憲二)と対峙した野口賢雄(岸部一徳)は、明真に忘れ物をしたと意味深な言葉を残す。オペ中、器材にぶつかり一時混乱を招いたことで落ち込んでいた真柄冬実(谷村美月)は、真鍋徹(今井悠貴)にありがとうと言葉をかけられ戸惑う。

野口は鬼頭学長(夏木マリ)にロシアのお土産と同時に、明真のメディカルツーリズム希望者リストと、ロシアや中国から招へいする医者リストを手渡す。今の制度では外国人医師を受け入れるのは無理だと話す鬼頭に、野口はすでに根回し済みだという。あまりに規模の大きな話に拒絶しようとする鬼頭だが、野口は無理やり書類を突き出した。

黒木慶次郎(遠藤憲一)の前には元同僚の高瀬清(渡辺いっけい)が現れ、重度の心臓病を患っている妻・春香(出口結美子)を治して欲しいと必死に頼み込んできた。しかし、高瀬を恨んでいる黒木はそれを一蹴。失意のあまり泣き出し、過呼吸になってしまった高瀬を朝田と伊集院登(小池徹平)が助けた。その後、高瀬から黒木との関係を聞いた2人。高瀬は黒木の元婚約者のオペにたずさわり、黒木を裏切った1人だったのだ。

入院中の北見里香(岩橋道子)のカテーテルを翌日に控えた黒木は、階段の途中で立ちくらみ、手すりに寄りかかった。その様子を見た荒瀬門次(阿部サダヲ)は、病名を問うが黒木は何も言わずに話をそらす。その頃、野口は何者かからある書類を受け取っていた。

屋上で1人、春香のカルテを見ていた黒木のところへ朝田が現れた。どんな事情でも患者を救うのが医者の仕事だと話す朝田に、その場を離れる黒木。医局で医学書を読んでいた冬実を見た伊集院は、自分がかつて朝田に言われた言葉をつかってさりげなく励ました。

朝田龍太郎(坂口憲二)と対峙した野口賢雄(岸部一徳)は、明真に忘れ物をしたと意味深な言葉を残す。オペ中、器材にぶつかり一時混乱を招いたことで落ち込んでいた真柄冬実(谷村美月)は、真鍋徹(今井悠貴)にありがとうと言葉をかけられ戸惑う。

野口は鬼頭学長(夏木マリ)にロシアのお土産と同時に、明真のメディカルツーリズム希望者リストと、ロシアや中国から招へいする医者リストを手渡す。今の制度では外国人医師を受け入れるのは無理だと話す鬼頭に、野口はすでに根回し済みだという。あまりに規模の大きな話に拒絶しようとする鬼頭だが、野口は無理やり書類を突き出した。

黒木慶次郎(遠藤憲一)の前には元同僚の高瀬清(渡辺いっけい)が現れ、重度の心臓病を患っている妻・春香(出口結美子)を治して欲しいと必死に頼み込んできた。しかし、高瀬を恨んでいる黒木はそれを一蹴。失意のあまり泣き出し、過呼吸になってしまった高瀬を朝田と伊集院登(小池徹平)が助けた。その後、高瀬から黒木との関係を聞いた2人。高瀬は黒木の元婚約者のオペにたずさわり、黒木を裏切った1人だったのだ。

入院中の北見里香(岩橋道子)のカテーテルを翌日に控えた黒木は、階段の途中で立ちくらみ、手すりに寄りかかった。その様子を見た荒瀬門次(阿部サダヲ)は、病名を問うが黒木は何も言わずに話をそらす。その頃、野口は何者かからある書類を受け取っていた。

屋上で1人、春香のカルテを見ていた黒木のところへ朝田が現れた。どんな事情でも患者を救うのが医者の仕事だと話す朝田に、その場を離れる黒木。医局で医学書を読んでいた冬実を見た伊集院は、自分がかつて朝田に言われた言葉をつかってさりげなく励ました。

 

最終回「母の命か娘の命か!仲間の命を懸けた禁断の最終オペが今、始まる!」のあらすじ(ネタバレ注意)

同時に2つの難易度の高いオペをやることになった朝田龍太郎(坂口憲二)たち。高瀬春香(出口結美子)は朝田、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)、北川響(初音映莉子)が、世界的ピアニストのナターリア(Asya)は、加藤晶(稲森いずみ)と朝田が北洋から呼んだ外山誠二(高橋一生)と野村博人(中村靖日)がそれぞれオペを行うことになった。

倒れたところを荒瀬に発見され病室に運ばれた黒木慶次郎(遠藤憲一)は、やってきた朝田に余命が短いことを告げた。黒木は友人である高瀬(渡辺いっけい)には病気のことを内緒にして欲しいと言い、白衣を持って病室を出た。

春香の病室を訪ねた朝田は、万が一の時にと夫にあてたメモを渡そうとする春香に、その必要はなく、手術は必ず成功させると話した。そこへ、部活中にケガをして別の病院に入院している娘の恵(菅野莉央)が車椅子で見舞いに来た。血のつながりはないものの本当の親子のように楽しそうに話す春香と恵。一方、ナターリアからは人工弁を使いたくないとの要望が入る。手術の難易度がさらに上がることを考え戸惑う加藤らだが、野口学長(岸部一徳)はなんとかしろの一点張りだ。

また加藤は、以前の失敗以来オペに怯えている真柄冬実(谷村美月)を呼び出し、恐怖を克服するために朝田のオペの助手につくよう指示する。病院内で鬼頭笙子(夏木マリ)とすれ違った朝田は、呼び戻したチームドラゴンのオペを見に来るよう声をかけるが、鬼頭は笑顔で立ち去っていった。

オペ当日。それぞれのオペに室に進む朝田ら医師たち。見学室には藤吉圭介(佐々木蔵之介)、木原毅彦(池田鉄洋)、野口の姿が。そして、2つのオペが同時に始まった。

2つのオペが順調に進む中、明真に来ていた恵が倒れたとの連絡が入った。肺塞栓で人工心肺が必要だが2台ともオペで使用中、さらに他の病院から借りるのも恵を他の病院へ移動させるのも難しいとなり途方にくれる一同。状況を知った朝田は、恵をオペ室に運ぶよう指示。春香の人工心肺を一度外し、30分という短い時間で恵の処置をして、再び春香に戻すという。その間も春香のオぺを止めるわけにもいかず、現場に緊張が走る。

恵が運ばれてくるが開胸前に症状の悪化により人工心肺が移動できない状態に。伊集院が心臓マッサージをしていると、オペ室に黒木が現れた。黒木は心臓マッサージで体が揺れている恵にカテーテルで人工心肺の装着をやってのけた。そのまま黒木はサポートに回り、伊集院が肺塞栓のオペをする。20分以上が経過し、恵のオペは終盤に差し掛かるが、左肺動脈にまで血栓が広がっていることがわかった。

このまま2人の処置をしていては、両方の命を落としてしまうことになると決断をせまられた朝田は、1台を2人で使う異例の処置を提案。そこにいる全員の医師免許剥奪もありうる無謀な朝田の提案に怒り狂う野口。戸惑う伊集院たちに、黒木は自分のアイデアと指示で責任は自分が取ると宣言。さらにかつての腕を信じて、高瀬もオペに入るように説得。激高した野口はオペ室に入ろうとする黒木と高瀬を止めようとするが、それを鬼頭が通した。大スキャンダルだと騒ぐ野口に、鬼頭は黙っておく代わりに野口が学長の座を退くことを要求する。やがて、3人の手術が無事に終了した。

オペ終了後、黒木を探してカテーテル室にやってきた朝田は倒れている黒木を発見。息も絶え絶えにチームに入れて欲しいという黒木に朝田は、お前はすでにチームの一員だと話す。微笑みながら息絶える黒木。

鬼頭と医療評論家になった野口が去ったこと以外、明真にいつもの光景が戻っていた。そんな中、朝田は再び戦地に向かい...。

※フジテレビHPより引用

黄金の豚

 

黄金の豚

2010年10月20日から日本テレビ系列で放映。水曜10時枠。

税金の不正使用をしている悪人たちを法律の力で裁いていく会計検査庁のスタッフの活躍ぶりを描く社会派ドラマ。

主演は、「月の恋人」に続いて今年2作目の連続ドラマ出演となる篠原涼子。パートナー役に岡田将生。「ハケンの品格」で共演した大泉洋も登場する。

黄金の豚 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

黄金の豚の主題歌

伊藤由奈 「守ってあげたい」

 

 

黄金の豚の出演者

堤芯子 ...... 篠原涼子
工藤優 ...... 岡田将生
角松一郎 ...... 大泉洋
金田鉄男 ...... 桐谷健太
堤みぞれ ...... 山口紗弥加
梅ちゃん ...... 矢沢心
マリリン ...... 能世あんな
堤啄子 ...... もたいまさこ
明珍郁夫 ...... 生瀬勝久
久留米勲 ...... 宇津井健 

 

黄金の豚のスタッフ

脚本:吉田 智子
シニアチーフクリエイター・プロデューサー:櫨山 裕子
プロデューサー:大倉 寛子、内山 雅博
演出:佐藤 東弥、南雲 聖一
制作協力:オフィスクレッシェンド 

 

黄金の豚の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月20日 税金ドロボー官僚に喝! 15.3%
第2話 2010年10月27日 警察ヤミ宴会に喝! 14.2%
第3話 2010年11月3日 病院蝕む天下りに喝! 12.1%
第4話 2010年11月10日 母泣かす村長に喝! 15.2%
第5話 2010年11月17日 ゴチ好き教育者に喝! 14.1%
第6話 2010年11月24日 美人教授の虚飾に喝 13.0%
第7話 2010年12月1日 セレブ外交官に喝! 13.0%
第8話 2010年12月8日 裏切りの最終決戦へ 10.5%
最終回 2010年12月15日 国家予算乗っ取り!?最終敵総理と決戦! 14.3%

 

 

黄金の豚のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「税金ドロボー官僚に喝!」のあらすじ

2010年度の国家予算、92兆円。それは国民が汗水たらして働き収めた税金であり、国民の豚の貯金箱=黄金の豚だ。その税金を不正に使用する輩たちに、型破りなニューヒロイン・芯子(シンコ、篠原涼子)が戦いを挑む――!

堤芯子、37歳。元詐欺師で仮釈放中の芯子は、職もなく行く当てもなく、実家の八百屋に身を寄せる。実家ではぶっきらぼうだが根は優しい家族・気丈な母・啄子(ツエコ、もたいまさこ)と、キャバクラ「年増園」に務める妹みぞれ(山口紗弥加)が芯子を待っていた。

そんなある日、芯子は街で金持ちそうな男・久留米(宇津井健)に出会う。いいカモだと思った瞬間、芯子はあっさり久留米に正体を見破られる。「私から金を奪うのは無理だ」。実は久留米は、会計検査庁の検査官だった。会計検査庁とは、国民が汗水流して収めた血税=国家予算の使い道を調査し追求する国の機関。久留米は芯子のお金をかぎ分ける勘と、嘘を見抜く慧眼を買い、芯子を調査官にスカウトしにきたのだ。

「断れば刑務所に逆戻り」と弱みを握られた芯子は、いやいやながら調査官を務めることに。配属された特別調査課には、東大卒のエリート新人・工藤優(スグル、岡田将生)、課長補佐の明珍(ミョウチン、生瀬勝久)、ノンキャリの角松(大泉洋)、事なかれ主義者の金田(桐谷健太)ら個性的なメンバーが揃っていた。

久留米は芯子に、内々に指令を与える。それは介護付老人ホームの不正を見抜くこと。認可ひとつでボロもうけが可能な老人ホームの経営に際し、社会福祉庁長官が業者と癒着して巨額の賄賂を受けているとの噂があるのだ。しかし役人が役人を追求するのは難しい。久留米が芯子をスカウトしたのはまさに「泥棒を捕まえるには泥棒を雇え」だったのだ。

果たして資料をめくる芯子の手が、ある場所でピタリと止まった。「......この老人ホーム、欲のニオイがする」――。そして芯子は及び腰の明珍や角松、優らとともに調査を開始する。型破りながらも独自の正義感で悪を突き詰めようとする芯子の態度に、特別調査課の面々も次第に巻き込まれていく。そしてついに巨悪のシッポを掴んだ――と思ったそのとき、上層部からストップがかかった......!

 

第2話「警察ヤミ宴会に喝!」のあらすじ

元詐欺師の芯子(篠原涼子)は久留米(宇津井健)にスカウトされ、国民の血税="黄金の豚"を守る会計検査庁の調査官になる。今回の調査ターゲットはなんと東京警察署。警察署内に機密費の流用疑惑があるというのだ。仮釈放中の身の芯子はパスしようとするが、事情を知らない明珍(生瀬勝久)に無理矢理同行させられ、角松(大泉洋)、金田(桐谷健太)らとともに警察に赴く。

署長らが睨みをきかせるなか、一同は形どおりの調査をして済まそうとする。が、そのとき優(岡田将生)が怪しい領収書を見つける。数枚の領収書の筆跡と紙質が、すべて同じなのだ。持ち帰って調べたところ、やはり領収書は偽造。日付は4年前で総額12万円。その日は宴会が行われたらしく、東京署が機密費から12万円を宴会代に使った疑いが浮上した。優は「これを突破口に、機密費流用の全貌を暴きましょう!」と熱くなるが、前回正義の大活躍をした芯子もさすがに立場が危うく「そのくらい見逃してやったら?」と言い出す。

だが芯子は久留米に呼び出され「警察を知る君だからこそ、警察の悪事を暴けるはず。刑務所に逆戻りするか?」とさらりと脅される。しかたなく調査を進める芯子は、妹のみぞれ(山口紗弥加)が務めるキャバクラの客である警察官から話を聞き出す。警察官によると機密費は表向き「捜査協力者への謝礼」だが、実際は幹部のゴルフ代や海外旅行代に消えており、タクシー代だけで5百万を使った幹部もいるという。憤慨したみぞれに「そんな奴ら、叩きのめして」と言われる芯子だったが、やはり警察が相手では難しい......。そんななか家に戻った芯子は偶然、母・啄子(もたいまさこ)から4年前のある事件が載った新聞を見せられる。

そのとき芯子の鼻が何かを嗅ぎ付けた――!

 

第3話「病院蝕む天下りに喝!」のあらすじ

会計検査庁の調査官・芯子(篠原涼子)への今回の指令は「独立行政法人 国立高度メディカルセンター」を調べること。最先端医療治療における日本一の国立病院だが、久留米(宇津井健)はこの病院が病魔におかされているという。病院に向かった芯子は、病院長の上に君臨する事務局長・国枝と、彼にへつらうスーツ族を目撃する。国枝は財政省事務次官の1回300万円の治療費を研究患者として税金で賄い、移動には病院の高規格救急車を使用、病室は特別な個室を用意するなど便宜を図っていた。それに反発する院長・桜井とのやりとりを見た芯子は「ヤクザの組長の上に若頭がいるようなものか」と不信を募らせる。

芯子は桜井院長に事情を聞き、国枝事務局長が財政省からの天下りであること、利権しか考えていないとの証言を得る。この病院は国民の税金を無駄遣いする、天下りたちの温床だったのだ。しかし桜井院長もまた国の補助金をもらうために、なにより病院で仕事を続けるために国枝には逆らえない状況だとわかる。さらに芯子たちは病院で安い給料で不当に24時間フル稼働させられているレジデント(研修医)たちの姿を目にし、心を痛める。

そんな中、レジデントたちは、最新の医療設備で働き続けたい一心でクビになることを恐れて不正に関することを証言しようとしない。さすがの芯子も手を引かざるを得ないと判断する。それでもなお「正義を貫いて、間違えを正す」と息巻く優(岡田将生)を、芯子は「彼らがクビになったらアンタ責任取れるのか」と一喝する。そんな様子を見ていた角松(大泉洋)、金田(桐谷健太)はひそかに病院の不正の洗い出しを進める。そしてカイケンはついに決定的な証拠を手にするが、先走った優の立場が危うくなってしまった。

 

第4話「母泣かす村長に喝!」のあらすじ

会計検査庁の調査員・芯子(篠原涼子)の今回のターゲットは、とある地方の河川の護岸工事。国民の税金である地方交付金40億円を使った工事ながら、地元農家から「手抜き工事ではないか」との陳情書が届いたのだ。さっそく芯子らは現地に向かうことになるが、その場所を聞いて角松(大泉洋)は顔色を変える。そこは角松の実家のある村だったのだ。かつて芯子の結婚詐欺に引っかかった角松は、母親に芯子の写真を送っており、結婚詐欺にあったとは言っていなかった。

一向を待っていたのは村長・漆原(半海一晃)による熱烈な接待攻勢だった。スケジュールのほとんどは観光で、調査の時間はごくわずかしかない。「何かがあやしい」と感じる芯子だが、金田(桐谷健太)は「地方の調査ではよくあること」と言う。国の交付金に頼っている地方は、多少のことは目をつぶって欲しいと接待漬けにするのが慣習なのだという。正義感に燃える優(岡田将生)は、威厳を持ちつつ礼を欠かない態度で漆原に「観光はやめてすぐに調査を」と申し出る。そんな優の成長ぶりを金田は頼もしく見つめる。

ようやく調査がスタートするが問題は何も見つからない。だが芯子の鼻は確かに不正の臭いをかぎとっていた。そのとき、とうとう角松の母親ふな子(大川栄子)が角松に気づいた!芯子を息子の婚約者だと思い込んでいるふな子は、芯子たちを家に呼んで歓迎する。

一方、角松は母・ふな子と芯子をできるだけ遠ざけようとしていた。
その夜、芯子は村の飲み屋で組合長と飲みながら、手抜き工事のせいで川が氾濫し畑が荒れ果ててしまったとの証言を聞きだす。しかし村長・漆原の力は絶大で、村民は誰も声をあげられない。しかも危険を承知で国に陳情書を送ったふな子が、村八分にされているという。怒った芯子と角松はなんとか手抜き工事の証拠を挙げようとするが、なかなか出てこない。

翌日、調査終了の期限が迫るなか、芯子と角松は意外なところで動かぬ証拠を発見する――。

 

第5話「ゴチ好き教育者に喝!」のあらすじ

芯子(篠原涼子)たち特別調査課の面々は、国会への報告書作成でドタバタの日々を送っていた。そんななか資料確認をしていた芯子と優(岡田将生)は、ある小学校の耐震工事費に目をとめる。子どもが60人しかいない小学校なのに、そこは6億円もかけて800人分の教室を改修していた。「あやしい」と踏んだ二人はさっそく小学校へ。人の良さそうな校長の花村(矢崎滋)は二人に、改修は教育管理委員会の会長・錦(日野陽仁)が決定したことだと話す。二人は錦に面会するが「工事は子どもの安全のため」と言われ納得せざるを得ない。が、芯子の鼻は別のものをかぎ当てていた。

それは錦が新事業としてすすめている「のびのび体操」。子どもたちの健康促進を目的とした新しい体操で、立派な出席カードやキャラクター「のびのび君」をあしらった広報用グッズなどが大量に作られていた。さらに錦は関連団体「のびのび体操協会」を設立しようとしていた。こうした団体は政府系の公益法人で、国から多額の補助金が流れ込む。もちろんそれは国民の税金だ。

芯子は妹みぞれ(山口紗弥加)の務めるキャバクラ「年増園」に、のびのび体操の関係者が出入りしていると聞き偵察に行く。そこには印刷業者などから手厚い接待を受けている錦の姿があった。明らかに欲のニオイがする――。
 
例えばのびのび体操の出席カードを全国の小学生719万人に配ると印刷代だけで毎年7億円にもなる。さらに、新しい団体に落ちる予定の補助金は、なんと約100億円!「明らかな詐欺だね」という芯子の音頭で、優、角松(大泉洋)、金田(桐谷健太)らは国会への報告書にこの件を入れるべく、調査を始める。

しかしそのころ、課長補佐の明珍(生瀬勝久)は検査官・茶々(近藤芳正)の命令で、芯子の身辺を調べはじめていた...。

 

第6話のあらすじ

芯子(篠原涼子)ら特別調査課の今回の調査対象は、科学研究費(科研費)を使う、東京国立大学の遺伝子工学のスター教授・響ゆかり(鈴木砂羽)。だが当の響は人当たりのいい女性で、怪しいとされた領収書もつじつまの合うものだった。また東京国立大学は優(岡田将生)の母校でもあった。

さっそく大学に向かった芯子たちは、響の親衛隊のような学生軍団「響ファイブ」に阻まれる。響ファイブ(菊田大輔、鈴木身来、永岡卓也、標永久、春日由輝)は、相当響に心酔しているのか、芯子たちに不遜な態度をとる。怪しいとされた領収書は研究のために響ファイブにバイト代として支払ったもので、この世界ではよくあることだという。

そんな芯子たちの前に、響の同僚・栗田(袴田吉彦)が現れ訴える。科研費は申請しても300分の1の研究者しか選ばず、なかなか自分たちにまわってこない。しかし、響教授には年3回も支払われているというのだ。その総額は3億円。さらに栗田は「遺伝子関連のベンチャー企業を調べてみろ」と芯子らに密告する。明珍(生瀬勝久)の栄転にともない課長補佐に昇進した角松(大泉洋)のために、この案件で結果を出したい金田(桐谷健太)はさっそく調査に向かう。そのころ優は久留米(宇津井健)に呼び出されある料亭に向かっていた。そこには久留米となんと内閣総理大臣・樫永(伊武雅刀)がいた。驚く優......。

やがて調査を続ける芯子たちの前に、響ファイブが弁護士とともに現れ「響への調査をやめないならば訴える」と、脅しめいた行動をとる。やはり響の研究室には何かがあるのか?

そんなとき角松が暴漢に襲われ――?!

 

第7話「セレブ外交官に喝!」のあらすじ

芯子(篠原涼子)の今回の調査対象は、前アブラビ大使・緒方広務(升毅)の絵画横領疑惑。現地の大使館で所蔵されているはずの日本画が、なぜか銀座の高級クラブに飾られているというのだ。絵の推定額はおよそ1千万円。ほかにも2千万円以上の絵画が行方不明になっていた。

さっそく芯子たちは銀座の高級クラブへ調査に行くが、絵画はすでになかった。クラブのママは「あれは修復に出す間だけお預かりしただけで、もう大使に返した」と言う。ならば、と芯子たちは緒方に直接2千万の絵画の行方を聞くが、「現地で盗まれた。途上国では残念ながらよくあることだ」とさらりとかわされてしまう。

怪しんだ角松(大泉洋)・金田(桐谷健太)たちが調べはじめると、緒方の在任中の無駄遣いと贅沢三昧の記録がぞろぞろと出てきた。大使館を20億円かけて改装、毎年1千万かけての模様替え――。さらに調査のため現地アブラビに飛んだ優(岡田将生)が、驚くべき事実を伝えてきた。緒方の帰国と同時に大使館所蔵の高級ワイン3千本のうち2500本が行方不明になっているというのだ。やはり緒方は怪しい...。

が、そんなときアブラビで、絵画を盗んだ犯人として日本人留学生が逮捕された。優が留置場に面会に行くと、留学生は絵のことなど何も知らず、事情のわからぬままいきなり捕まったという。緒方に罪をなすりつけられたのはあきらかだが、しかし当の緒方はなかなか尻尾を出さない。

ついに芯子は緒方のウソを暴く作戦を立て、大使館に潜り込む。が、芯子の正体が緒方にばれてしまった!大使館は治外法権。捕まった芯子はそのままアブラビに送られるかもしれない...。

そのとき優が、ある行動を取った――!

 

第8話「裏切りの最終決戦へ」のあらすじ

久留米(宇津井健)の推薦で優(岡田将生)が総理・樫永(伊武雅刀)の秘書官に抜擢された。ともに戦ってきた芯子(篠原涼子)たち会計検査庁のメンバーは複雑な思いで見守る。そんななか久留米から調査の指令がくる。対象は総理が力を入れて取り組んでいるタマリアへのODAだ。貧しいタマリアへ20年間にわたって毎年3億ドル(約252億)の援助がなされていた。調査に向かった芯子たちに応対するのは、いまやすっかり総理からの信頼も厚い優だった。

優はさすが元カイケンだけあり、芯子や角松(大泉洋)の用意した数々の疑問点をかわしてくる。「僕はいまも中立な立場です。カイケンの敵ではありません」という優に角松や金田(桐谷健太)は感心するが、芯子は明珍(生瀬勝久)の言葉を思い出していた。「人間は変わる、権力とはそういうものです」――その明珍はいまだ行方不明のままだった。

調査をすすめるうち、芯子はあることに気づいた。タマリアへの援助物資を買い付けた際の資金3億ドルは、その後の円高で18億円の円高差益を生み出している。その差額はどこに消えたのか?樫永総理は円高のタイミングを狙って、差額を不正に着服したのではないのか――?

芯子は再度、優に疑問をぶつけるが、優は帳簿上にも何も問題はないと突っぱねる。さらに上層部から芯子たちに調査を中止するよう圧力がかかった。やはり優は「あっち側」に行ってしまったのか...。芯子は優を呼び出し、その真意をたずねる。優は「自分の信じる正しい側に立つ」ときっぱり言い切る。安心した芯子は、思わず優を抱きしめていた。

だが、優は後戻りできない権力という渦に巻き込まれていた。

そして優を信じる芯子たちに最大の危機が訪れる――!

 

最終回「国家予算乗っ取り!?最終敵総理と決戦!」のあらすじ(ネタバレ注意)

樫永総理(伊武雅刀)の疑惑に肉薄した芯子(篠原涼子)、角松(大泉洋)、金田(桐谷健太)は謹慎を言い渡される。「ホントにこれでいいの?」とイラつく芯子だが、いまはカイケンを去るしかなかった。樫永総理から責任を取るよう言われた優(岡田将生)は、遺書をしたため街をさまよう。そして、樫永総理の元に久留米検査官(宇津井健)が現れ――。優は、芯子は権力に負け、正義をあきらめてしまうのか?

そして、この国の行方は―?

※日本テレビHPより引用

相棒 season9

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相棒 season9

 

相棒 season9

2010年10月20日からテレビ朝日系列で放映。水曜9時枠。

警視庁に存在する窓際部署である「特命係」に所属する警部と、警察庁からやってきた警部補の二人がコンビを組み、様々な難事件に立ち向かう刑事ドラマ。

主演は、水谷豊。相棒役は、シーズン8に続いて及川光博。

相棒 season9 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

相棒 season9の出演者

杉下右京 ...... 水谷豊
神戸尊 ...... 及川光博
米沢守 ...... 六角精児

 

 

相棒 season9のスタッフ

 

 

 

相棒 season9の視聴率

19.3
各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月20日 顔のない男 17.7%
第2話 2010年10月27日 顔のない男〜贖罪 19.6%
第3話 2010年11月10日 最後のアトリエ 18.4%
第4話 2010年11月17日 過渡期 20.2%
第5話 2010年11月24日 運命の女性 21.1%
第6話 2010年12月1日 暴発 20.5%
第7話 2010年12月8日 9時から10時まで 19.7%
第8話 2010年12月15日 ボーダーライン 21.2%
第9話 2010年12月22日 予兆 %
第10話 2010年1月1日 聖戦 19.3%
第11話 2010年1月12日 死に過ぎた男 19.8%
第12話 2010年1月19日 招かれざる客 20.4%
第13話 2010年1月26日 通報者 22.5%
第14話 2010年2月2日 右京のスーツ 20.4%
第15話 2010年1月12日 もがり笛 21.2%
第16話 2010年1月12日 監察対象 杉下右京 23.7%
第17話 2010年3月2日 陣川警部補の活躍 22.7%
最終回 2010年3月9日 亡霊 20.0%

 

 

相棒 season9のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「顔のない男」のあらすじ

人気女流作家の水元湘子の遺体が自宅で発見された。第一発見者は夫の吉野(近江谷太朗)。文学賞の楯やトロフィー、生原稿がなくなっていたことから熱狂的ファンの川芝が浮上。しかし右京(水谷豊)は最近の資料ファイルがないことに疑問を抱く。また恋愛小説を書く湘子が最近なぜか商社マンの笠井を取材していたことが判明。さっそく商社へ向かう右京だが...。

さらに右京がある推理に基づき夫の吉野を追及すると意外な真相が暴かれる!未だ見つからない肝心の資料ファイルの行方を追う右京と尊(及川光博)。そんな彼らを尻目に先回りする謎の男(徳重聡)の姿...。
湘子は生前、何を書こうとしていたのか? 謎の男は何者でその目的は何なのか?

【ゲスト出演者】徳重聡、津嘉山正種、近江谷太朗

 

第2話「顔のない男〜贖罪」のあらすじ

自宅で死亡した人気作家・湘子のアシスタント・岡崎が自宅マンションの屋上から転落死。屋上で見かけた男を逃した右京(水谷豊)と尊(及川光博)は岡崎の部屋で湘子から宅配便で何かが送られてきたことを知る。逃げた男の狙いは宅配便で送られてきた"何か"だったのではないか。さらに部屋から湘子が取材していた商社マンの笠井らが写った写真を発見して...。屋上から元SAT隊員の上遠野(徳重聡)の指紋が検出された。元SATの上遠野なら、岡崎も湘子も自殺に見せかけ殺害する能力はある。が、その動機が見えてこない。そんな折、写真の分析を終えた米沢(六角精児)から意外な情報がもたらされ...。

【ゲスト出演者】徳重聡、津嘉山正種

 

第3話「最後のアトリエ」のあらすじ

イベント運営会社社長・三木の他殺体がオフィスで発見された。現場に落ちていた書籍の新刊案内に目を留めた右京(水谷豊)は、夭折した天才画家・有吉比登治の生涯を描いた小説本から落ちたのではないか、と推測。調べると、三木の会社は有吉の回顧展を請け負っていた。その回顧展では有吉が死の直前に引き裂いた最後の作品『晩鐘』も展示されるという。三木のオフィスを訪ねた右京と尊(及川光博)は、有吉の友人だった榊(米倉斉加年)という老人と出会う。回顧展に提供した有吉の手紙を自ら確認する榊、その作業を見た右京と尊はささやかな疑問を抱く...。
一点の名画に秘められた殺人事件の謎に右京と尊が挑む!

【ゲスト出演者】米倉斉加年

 

第4話「過渡期」のあらすじ

世界を放浪していた立松という男がホテルの非常階段から転落死した。立松の祖母は15年前に殺害されており、時効撤廃がなければ2、3日後には時効が成立していた。海外にいた立松は時効撤廃を知らずに、時効に合わせて帰国した可能性もある。右京(水谷豊)と尊(及川光博)はいまだに事件を捜査している総務課の猪瀬(螢雪次朗)から話を聞く。が、鑑識係の丸山(新井康弘)ともども歯切れが悪い。その後、特命係にやってきた猪瀬は、立松から時効について聞かれたことを明らかにする。事件を執拗に追い続けた猪瀬は苦い過去を抱えているらしい...。その過去とは?立松の狙いは?右京と尊が15年前から転落死へと絡み合う謎をひも解いていく。

【ゲスト出演者】螢雪次朗、新井康弘

 

第5話「運命の女性」のあらすじ

惚れっぽい陣川(原田龍二)がひょんなことから知り合った奈緒(京野ことみ)と食事をしていたころ、空き巣に入られてしまった。犯人は鍵を使って部屋に入ったようだが、右京(水谷豊)は陣川が「落とした」という鍵は何者かが空き巣目的で盗んだのではないか、と推理。しかも陣川は前日に駅前に結婚式の引き出物袋を置き忘れていた。右京と尊(及川光博)は陣川と引き出物袋を取りに行くが、陣川の袋は朝一番に来た女性がプレミアの財布が入っているから、と言って引き取っていた!果たしてその女性は何者なのか?空き巣の目的とは?陣川の些細な出会いが、またも意外な事件へと発展する!?

【ゲスト出演者】原田龍二、京野ことみ

 

第6話「暴発」のあらすじ

.右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、角田課長(山西惇)率いる組対5課と、薬物を違法に流している二見会の一斉摘発に参加。が、事務所から男の射殺体が発見された。組員たちが殺人について黙秘する中、厚生労働省の麻薬取締部、通称「麻取」の五月女課長(尾美としのり)が、自分たちも内偵していた二見会の送検を手伝わせてほしいと言ってきた。見返りに薬物の入手ルートなど貴重な情報を、という条件に上層部も承諾する。一方、右京らは、薬物を買った人間が検挙の情報を事前に得ていたかのように逃亡したことを知る。さらに麻取が取り調べを行った翌日、突然、組員たちは死んだ男は銃の暴発が原因だった、と口を揃えて証言・・・。右京と尊が暴く薬物売買摘発の裏に隠された衝撃の真実とは?

【ゲスト出演者】尾美としのり

 

第7話「9時から10時まで」のあらすじ

あなたは相棒をリアルタイムで目撃する!?午後9時、たまき(益戸育江)と映画に出かけた尊(及川光博)は、帰りに立ち寄ったラウンジのトイレで話し合う2人の男を見かける。席に戻ると、一人(黄川田将也)は美術商らしく高価な景徳鎮の皿を前に商談を行っており、もう一人はそれを離れて見つめている。知り合いなのに、なぜ?尊は骨董マニアを装い、客(阿藤快)の許しを得て商談に割り込んでいく。

そのころ右京(水谷豊)は殺人事件が発生した古美術店に。店主らしい被害者の口からは2000万円もする景徳鎮の皿の納品書が。右京が現場を調べると、次々と奇妙な事実が浮かび上がり...。
景徳鎮の皿をめぐる2つの出来事は一体何を意味するのか?午後9時から1時間、リアルタイムで進む捜査は驚愕の展開へ!

【ゲスト出演者】黄川田将也、阿藤快

 

第8話「ボーダーライン」のあらすじ

崖下から柴田(山本浩司)という男の転落死体が発見された。刃物による傷があることから、何者かに追い詰められて転落した可能性もある。柴田は金もなく、期限切れ間近の保険証と大中小3つの鍵を持っていただけ。

柴田の奇妙な胃の内容物から事件に興味を抱いた右京(水谷豊)は、尊(及川光博)と捜査を開始。今年1月、寮付きの仕事が決まったからとアパートを出た柴田。死ぬまでの11カ月が空白であることがわかる。

大きめの鍵がレンタルコンテナのものであることが判明。柴田はコンテナを借りていたが、中で寝泊まりしていたため、契約を解除されていた。寮付きの仕事が決まっていたはずなのになぜ?やがて小さい鍵が私書箱のものであることが判明。新たな事実が浮かびあがる。
鍵とともに埋められていく空白の11カ月に隠された衝撃の真相とは...!?

【ゲスト出演者】山本浩司

 

第9話「予兆」のあらすじ

2010年夏―。
朝帰りの途中、尊(及川光博)が女性の遺体を発見した。遺体に「妙なものを感じた」という尊に右京(水谷豊)も動き出す。

被害者が警察庁長官官房付き総務課に勤務する絵利子と判明。右京と尊は小野田官房長(岸部一徳)に連絡するがあいにく不在。やはり敵対する警視庁の捜査は拒否...!?

絵利子の所持品から警視庁警務部に勤務する藤崎(志村東吾)の指紋が検出された。昨年、警視総監の田丸(品川徹)を媒酌人に結婚した超エリート藤崎が、警察庁の絵利子と不倫!?右京と尊は藤崎から事情を聞くが...。

さらに右京らの捜査を「面白い」と見守っていた金子警察庁長官(宇津井健)から右京と尊に謎の呼び出しが・・・。背景に見え隠れする警視庁と警察庁の対立・・・。事態は予想外の急展開を見せつつ、やがて発生する衝撃の大事件の"予兆"となっていく...。

【ゲスト出演者】宇津井健 品川徹 志村東吾 吉田羊

 

第10話「聖戦」のあらすじ

消費者金融の営業担当・折原が自宅に仕掛けられた爆弾で殺害された。犯人は妻の夏実(白石美帆)と娘の旅行中を狙い、リモコンで爆弾を爆発させたらしい。容疑者として、12年前、折原のバイク事故で息子を失った寿子(南果歩)が浮上。が、夫の病死後、パートをしながら質素に暮らす寿子に爆弾など作れるとは思えない。伊丹(川原和久)らは早々に寿子を容疑者リストから外す。

一方、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、犯人がリモコンを操作したと思われる現場で割れたビスケットを拾う。右京と尊は寿子の自宅を訪ねるが、お茶菓子に公園で拾ったものと同じビスケットが。さらに散乱する工具を確認し、右京らは寿子が犯人だと確信する。
が、犯行を裏付ける証拠が見つからない...。

やがて折原の大学時代の友人・江上が容疑者として浮上。江上の自宅から爆弾で使用された物質も発見された。

右京と尊の推理は間違っていたのか、それとも寿子が想像以上の知能犯なのか...?

【ゲスト出演者】南果歩 白石美帆

 

第11話「「死に過ぎた男」のあらすじ

6年前、同僚と海に転落、死亡したはずの信川の他殺体が発見された。元妻の彩子(河合美智子)は失踪宣告で多額の保険金を受け取り、シェフである今の夫と再婚。自宅をレストランに改築していた。が、信川が生きていたとなると保険金を返済する必要がある。彩子にも動機があるのだが...。

信川が佐藤という偽名で真紀子(中原果南)と同棲していたことがわかった。右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、真紀子の部屋で信用金庫の封筒と千葉の地方紙を発見。千葉で発生した自らの事故のその後を、信川は地方紙を取り寄せて調べていたらしい。

右京と尊は地方紙をチェックし、信川が殺害される3日前に掲載されたある記事に注目する。その記事とは...!?

"2度死んだ男"に隠された秘密とは?

【ゲスト出演者】中原果南 河合美智子

 

第12話「招かれざる客」のあらすじ

会社の金を横領して逮捕、2週間前に出所したばかりの市田の遺体が発見された。事故死という捜査一課の判断に疑問を抱いた右京(水谷豊)は、市田が持っていた観光ガイドに印があったオーベルジュへ向かう。

客を装った右京の前には税務コンサルタントの赤堀と君代夫妻、桑原と修子夫妻、そして桑原の弟・副島という先客が。さらにもう一人予約客がいるが、到着していないという。

一方、右京の後を追った尊(及川光博)は、市田が勤務していた会社で市田がリゾート開発王・武本の親戚であることをつかむ。武本は7年前に死亡、市田も莫大な遺産を手にしたはずだが...。さらに武本の孫・麻美から遺産について意外な事実を聞かされる。

そのころ右京は武本がオーベルジュの常連客だったことを知る。武本と市田、オーベルジュの間に何が?やがて尊が右京と合流、すべての謎が明らかに!?

 

第13話「通報者」のあらすじ

生け花教師・俊子が絞殺された。右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、身分を明らかにしなかった通報者が中学生の祐太(溝口琢矢)であることを突き止める。病気の母親と幼い妹の3人で生活保護を受けながら暮らしている祐太は、面倒なことに巻き込まれたくなかったという。が、右京らはそんな祐太に疑問を抱く。

祐太が俊子と知り合いであることがわかった。本人は俊子を知らないと言っていたが...。尊が問いただすと、祐太は万引きを目撃され俊子に脅されていたという。しかし、その万引きもウソ。なぜ祐太はウソをつくのか?

一方、右京は祐太が通う中学校で盗撮事件があった事実をつかむ。事件発生当時、俊子は華道部の指導で学校に出入りしていた。盗撮事件に祐太が関わっていたのではないか?
俊子殺害事件、盗撮事件と祐太をつなぐものとは?そして、殺人事件の犯人は?

【ゲスト出演者】溝口琢矢

 

第14話「右京のスーツ」のあらすじ

銀行支店長の樋村が何者かに殺害された。樋村の自宅を調べた右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、殺害されたときに着ていたスーツだけがクラシカルなスタイルであることに着目。そのスーツを仕立てた「古谷洋服店」を訪ねる。樋村を担当したテーラーの真紀(青山倫子)によると、樋村は殺害される直前、店に来ていたというが、真紀も三代目の店主・古谷(小松政夫)もアリバイを主張。右京は真紀にスーツを仕立ててもらうことにするが...。

樋村が真紀に融資を検討していたことがわかった。資料によると、真紀は独立を考えていたようだが、最終的に融資は中止に。2人の間に何があったのか?

やがてデベロッパーの安藤(森次晃嗣)が300億円の融資を樋村の銀行に決めたことが判明。その安藤のスーツを見た右京は...。

【ゲスト出演者】山倫子 小松政夫 森次晃嗣

 

第15話「もがり笛」のあらすじ

医療刑務所の重病懲役囚の浪岡が殺害された。肝硬変から回復、元の刑務所に戻る矢先の出来事だったが、いったんは認められた仮釈放が取り消され、房で暴れることがあったとか。そんな浪岡をあざ笑うなど、対立していた重病懲役囚の江田(火野正平)に疑惑を抱く右京(水谷豊)と尊(及川光博)。1週間前になって被害者遺族に手紙を書きたいと言い出し、教誨を希望した江田に何があったのか?教戒師の佐野(遠山俊也)によると、ベッドで苦しむ江田を、介護士の洋子(つみきみほ)が何もせず見下ろしているだけ、という騒動があったという。洋子に確認すると、医師を呼ぼうとしたが、江田に制止されたらしい。

末期がんで車いすでしか移動できない江田が犯人なら凶器を用意した共犯者がいるはず。職員を調べた右京と尊は、江田と洋子の意外な関係を知る。2人の間には何が...!?

【ゲスト出演者】火野正平 つみきみほ 遠山俊也

 

第16話「監察対象 杉下右京」のあらすじ

右京(水谷豊)に対する差出人不明の告発文が監察室に届けられた。出張中の大河内(神保悟志)に代わって、監察官の栞(堀内敬子)が、捜査権のない特命係が捜査に関与している殺人事件について調査を始める。

ネット証券の寵児で、最近では脱税の噂が浮上していた証券会社社長・金谷の遺体が発見された。米沢(六角精児)にかかってきた電話で事件を知った右京は、尊(及川光博)と現場へ。自殺の可能性が高いが、右京らは殺害現場のマンションに疑惑を抱く...。
右京のおかげで他殺の可能性を見出すことができた。米沢は右京を庇うが、栞は職務執行法違反の可能性があると手厳しい。

栞は伊丹(川原和久)、角田(山西惇)、そして尊と聴取を進め、同時に右京の事件解決のプロセスが違法性が高いことへの追求を深めていく。果たして、右京の運命は...!?

【ゲスト出演者】堀内敬子

 

第17話「陣川警部補の活躍」のあらすじ

陣川(原田龍二)が帰宅途中に立ち寄ったコンビニで万引き犯を逮捕。が、その犯人の門馬(中村靖日)が1年前、資産家の北薗(菅野菜保之)邸から500万円などを盗んだ犯人であることがわかった。思わぬ手柄に意気揚々とする陣川。が、窃盗事件を改めて調べた右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、なぜ門馬が1年前の事件現場に近いコンビニなどで万引きなどしたのか疑問を抱く。

窃盗事件のショックで脳梗塞に倒れ、今も後遺症に苦しむ夫を抱える摩耶子(霧島れいか)は、奪われた思い出の品オルゴールが帰ってくれば...と胸の内を吐露。その言葉に陣川はオルゴールを取り戻すと宣言してしまう。

そんな中、門馬が盗品を詐欺容疑で逮捕歴のある矢橋(國本鐘建)に売ったことが判明した。右京と尊は陣川と改めて万引き事件を検証。次々と明らかになる不審な点から、右京の推理が事件の意外な真相へと迫っていき...!?

【ゲスト出演者】中村靖日 霧島れいか

 

最終回「亡霊」のあらすじ(ネタバレ注意)

左翼過激派の幹部で70年代、数多くのテロ事件に関与した本多(古谷一行)の死刑が執行された。国外に逃亡していた本多だったが、若いテロリストたちに娘の茉莉(内山理名)を人質にテロ計画への協力を求められると、一昨年密かに帰国。右京(水谷豊)らの活躍もあり、逮捕されると死刑判決を受けていた。

が、獄中の元法務大臣・瀬戸内(津川雅彦)から呼び出された右京(水谷豊)は、本多が生きて釈放されたらしい、と告げられる。

瀬戸内の話は本当なのか?右京は娘の茉莉(内山理名)が本多の遺体を引き取らなかったことに疑問を抱き、尊(及川光博)とともに茉莉の自宅へ。が、茉莉は不在、身元不明の他殺体を発見する。その殺害方法などから右京は本多が茉莉を訪ねてきていたことを確信。瀬戸内の言う通り、本多は釈放されたらしい。やがて、本多釈放に衆議院議員の雛子(木村佳乃)が関与していた疑いが浮上して...。

国民を欺いてまで本多を釈放した理由とは?今は亡き小野田(岸部一徳)までをも巻き込んだ国家の陰謀に右京と尊が迫る!

【ゲスト出演者】古谷一行 内山理名 津川雅彦 木村佳乃 岸部一徳

※テレビ朝日HPより引用

ギルティ 悪魔と契約した女

 

ギルティ 悪魔と契約した女

2010年10月12日からフジテレビ系列で放映。火曜10時枠。

過去に起きた冤罪事件の復讐として殺人を犯す女性と、その事件を追う刑事らの葛藤を描いたミステリーサスペンスドラマ。

主演は、「曲げられない女」以来、今年2度目の連続ドラマ出演となる菅野美穂。相手の刑事役には「ラブシャッフル」以来の連ドラ出演となる玉木宏が登場。

ギルティ 悪魔と契約した女 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

ギルティ 悪魔と契約した女の主題歌

JUJU 「この夜を止めてよ」

 

 

ギルティ 悪魔と契約した女の出演者

野上芽衣子 ...... 菅野美穂
真島拓朗 ...... 玉木宏
榎本万里 ...... 吉瀬美智子
鶴見真人 ...... 水上剣星
宇喜田元 ...... 吉田鋼太郎
堂島基一 ...... 唐沢寿明

 

 

ギルティ 悪魔と契約した女のスタッフ

原案:相沢友子
脚本:大久保ともみ、平野悠希
演出:小林義則、植田泰史
音楽:住友紀人
チーフプロデューサー:吉條英希(関西テレビ)
プロデューサー:稲田秀樹、山崎淳子(共同テレビ)、佐野拓水(関西テレビ)
タイトルバック:高岡直樹
美術デザイン:柳川和央
ドッグトレーナー:宮忠臣
ドッグトレーナー助手:北澤昭人
警察監修:伊藤鋼一
法律監修:荻野明一(弁護士法人東京パブリック法律事務所)
CG:石井教雄
スタントコーディネート:伊勢田隆弘
制作著作:共同テレビ
制作:関西テレビ

 

 

ギルティ 悪魔と契約した女の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月12日 復讐の幕が開く! 15.4%
第2話 2010年10月19日 復讐の鬼・愛を捨てる 12.6%
第3話 2010年10月26日 追い込め・悪徳弁護士 10.8%
第4話 2010年11月2日 私を罪に陥れた奴ら 14.7%
第5話 2010年11月9日 真犯人に天罰下る! 11.3%
第6話 2010年11月16日 愛と愛...衝撃の対決 11.3%
第7話 2010年11月23日 解ける謎、新たな敵へ 13.3%
第8話 2010年11月30日 愛の告白、私は殺人者 10.8%
第9話 2010年12月7日 女の執念・黒幕暴く! 10.9%
第10話 2010年12月14日 遂に登場・黒幕の素顔 12.1%
最終回 2010年12月21日 永遠に愛してる... 12.0%

 

 

ギルティ 悪魔と契約した女のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「復讐の幕が開く!」のあらすじ

東京・目黒のオフィスビルから男が飛び降りた。現場を通りかかった警視庁捜査一課の刑事・真島拓朗(玉木宏)は、遺体に容赦なくカメラを向けるフリージャーナリストの堂島基一(唐沢寿明)に苦々しい表情を浮かべる。騒然となるオフィス街。そこから、犬を連れた野上芽衣子(菅野美穂)が人知れず立ち去った。

1カ月後、真島は同僚の榎本万里(吉瀬美智子)から、管理官の三輪周平(モロ師岡)が失踪したことを聞かされる。理事官の宇喜田元(吉田鋼太郎)に捜索を命じられた真島は、手がかりを求めて三輪の家へ。その道中、側溝に落ちた犬が助け出せず困っている芽衣子に出会う。真島はうろたえるばかりの芽衣子を叱りつけ、犬を無事に救出した。

数時間後、銀行員の菅沼俊也(波岡一喜)は謎の女からの電話に脅えていた。「もうやめてくれ。あのときは悪かった」と懇願する菅沼だが、電話は無情にも切れてしまう。同じ頃、カフェの公衆電話の受話器を置いた芽衣子は、店内にいた菅沼の妻・知香(原田佳奈)に近づく。

一方、三輪の家を調べた真島は、1カ月前の飛び降り自殺を報じた新聞記事を見つける。なぜ三輪がこの記事を持っていたのか?不思議に思いながら表に出ると、三輪の失踪を嗅ぎつけた堂島が待ち構えていた。堂島が現場にいたことを思い出した真島は事件についてたずねるが、堂島は答えをはぐらかす。

まもなく、真島は三輪家の愛犬・アンが預けられているペットサロンで芽衣子に再会。彼女はこの店のトリマーだった。出産を控えたアンが飼い主の不在で行き場を失っていることを知った芽衣子は、自分に世話をさせて欲しいと申し出る。その熱意に心を動かされたペットサロンのオーナーの小山内琴美(横山めぐみ)は、芽衣子がこのペットサロンでアンを預かることを承諾する。

そんな折、真島は万里から三輪に関する不可解な情報を聞く。失踪直前、女子刑務所を密かに訪ねていたらしいのだ。さらに三輪は、目黒で自殺した男・北村良和(浜田晃)の家にも現れ、不審な女と犬のことを家族にたずねたという。翌朝、いつものようにポストから朝刊を取り、駅のホームに向かった菅沼の携帯が鳴り出した。電話の主は芽衣子。向かいのホームにいた知香の背後に迫り、言うことを聞かなければ妻を殺すと脅した芽衣子は「人を陥れた嘘は死に値する。あなたの命で償いなさい」と菅沼に自殺を強要。追い詰められた菅沼は、芽衣子が朝刊にしのばせていた毒薬を飲み、自ら命を絶った。

北村の事件を調べようと目黒署に立ち寄った真島は、菅沼の死を「自殺じゃない!」と訴える知香を見かける。夫が謎の女からの嫌がらせに遭い、自分も犬に襲われたと証言する知香の言葉を聞いた真島は、北村の事件との奇妙な符号に気づく。

その日の夕方、介護施設で暮らす母・千津(岩本多代)を訪ねた芽衣子に忌々しい記憶が蘇っていた。15年前、「私はやってない!」と訴える芽衣子に冷たく背を向けた母...。一方、真島も辛い過去を思い出していた。1年前、真島は後輩の吉井宏太(川野直輝)とともに通り魔殺人の被疑者・溝口猛(金井勇太)を追い詰めたが、ふいを突かれて宏太を殺されてしまったのだ。

深夜、アンの陣痛が始まったと芽衣子から知らせを受けた真島はペットサロンへ。初めての出産立ち会いに戸惑う芽衣子は、真島に励まされながら無事に子犬を取り出した。生まれたばかりの命に穏やかな表情を浮かべる2人...。

夜を徹した出産を終えた朝、真島は菅沼が自殺した駅へ。ホームに三輪の姿を見つけるが、すぐに見失ってしまう。その直後、真島は三輪の家で書き置きを発見。そこには、「警察官として許されない行為をしてしまった。せめて自分の手ですべてを終わりする」と遺書とも読める三輪の懺悔が綴られていた。

やがて、三輪のメモから過去の捜査資料のナンバーを見つけた真島は15年前の事件にたどり着く。それは、未成年の少女が青酸カリを混入したケーキを姉の夫と息子に食べさせ、毒殺した事件。被疑者はノガミメイコ。15年前の芽衣子だった...!

 

第2話「復讐の鬼・愛を捨てる」のあらすじ

芽衣子(菅野美穂)が15年前に起こった毒殺事件の被疑者だったことを知った真島(玉木宏)。一方、芽衣子はボランティアのために訪れた病院で重い心臓病を患う少女・美咲(美山加恋)と親しくなる。

ペットサロンに戻った芽衣子を真島が訪ねて来た。真島は職業をシステムエンジニアだと偽り、パソコンの苦手な芽衣子の指導を引き受ける。まもなく、真島は不審な自殺を遂げた北村(浜田晃)と菅沼(波岡一喜)の接点を突き止める。北村は私立高校「桜葉館学園」の元理事長で、菅沼は卒業生だったのだ。

一方、芽衣子は弁護士の松永征一(石丸謙二郎)に近づいていた。松永が弁護士の資格を持たない事務員の田辺厚(戸田昌宏)に違法と知りながら法律相談の業務を押しつけていると知り、その証拠をつかんだ芽衣子は、このことを弁護士会に報告し、松永を懲戒処分に追い込もうと企てる。

まもなく真島は、後輩の宏太(川野直輝)を殺した溝口(金井勇太)の心神喪失が認められ、無罪になったことを知らされる。同僚の門倉了(RIKIYA)は犯人に隙を見せたせいで殺されたと宏太を愚弄。カッとなった真島は門倉に殴りかかり、宇喜田(吉田鋼太郎)から謹慎を命じられてしまう。

悔しさを噛みしめながら馴染みのバーにやって来た真島の前に、宏太の父親・吉井孝(大鷹明良)が現れた。息子の無念を晴らしたいと、溝口への報復を口にする吉井。真島が思いとどまらせようと説得すると吉井は失望し、「あんた、また何もしてくれないんだな」と吐き捨てる。

この後、芽衣子にパソコンを教える約束をしていた真島はペットサロンへ。吉井の言葉が胸に突き刺さっていた真島は「友だちを殺したやつが無罪になった。あいつが心神喪失なんてありえない」と無念をもらす。これを聞き、「警察がちゃんと調べたらわかるはずなのに」と警察への不信感を露わにする芽衣子。そして深夜、連れ立って帰る2人の姿を万里(吉瀬美智子)が偶然見てしまう。

翌朝、芽衣子の思惑通り、松永に懲戒請求の通知が届いた。田辺が勝手にやったことだと罪をなすりつけ、解雇を言い渡す松永。ぼう然となる田辺に近づいた芽衣子は、松永の隠し金を横領するよう焚きつけ、そのことを口外しない代わりにとある条件を出し...。

同じ頃、拘置所の前には溝口の出所を待つ真島の姿があった。追ってきた万里の制止を振り払い、溝口を乗せた護送車に立ちふさがる真島。その姿をあざけるようにペロリと舌を出す溝口を見た真島は怒りに震えるが、走り去る護送車を前に為す術もない。

その夜、真島がペットサロンを訪ねると、芽衣子がぼう然と立ち尽くしていた。飼い主による虐待で凶暴になっていたレオンがついに客を襲い、殺処分を余儀なくされてしまったのだ。「助けてあげるって決めてたのに、何もできなかった。みんな、あたしのせいで不幸になる」と自分を責める芽衣子。その姿に真島は、宏太を救えなかったことを悔やみ続ける自分を重ね合わせる。

明くる朝、事務所に出勤した松永は、田辺が隠し金庫にあった現金のみならず、松永の銀行口座の金まで奪って姿を消したことに気づく。金をすべて失い、がく然となる松永に電話をかけた芽衣子は「これで終わりじゃない。やっと始まったのよ」と告げ...。

真島は堂島と取引をし、三輪(モロ師岡)の捜査状況を知らせる代わりに「毒入りケーキ事件」の情報を教えて欲しいと持ちかける。芽衣子を逮捕に追い込むきっかけになったという当時の雑誌の記事を持って現れた堂島は、これを書いたのは自分だと明かし...。

その頃、美咲の病室には松永の姿が。松永に「パパ」と甘える美咲。芽衣子が接近していた美咲は、松永の娘だったのだ!

 

第3話「追い込め・悪徳弁護士」のあらすじ

松永(石丸謙二郎)の娘・美咲(美山加恋)は芽衣子(菅野美穂)に懐き、松永と別れた実母に会えない寂しさをもらすまでになっていた。その頃、松永は美咲の心臓移植手術が遅れていることにいら立ち、担当医に詰め寄っていた。医師はドナー心臓の順番を待っていると説明するが、松永は聞く耳を持たない。

一方、宇喜田(吉田鋼太郎)から真島(玉木宏)の監視を命じられた万里(吉瀬美智子)は、真島の謹慎を解くこと、真島と一緒に三輪(モロ師岡)の捜索をさせることを条件にこれを受け入れる。

真島は15年前の「毒入りケーキ事件」について、堂島(唐沢寿明)から思わぬことを聞かされる。当時、芽衣子のほかに"真犯人"がいるという噂があったが、堂島はこれを無視し、芽衣子を犯人と断定する記事を書いたという。

まもなく、真島に困り果てた様子の芽衣子から連絡が入った。出産後、動物病院に預けていたアンが病院にいられなくなったというのだ。真島は夜だけなら自分がアンを預かると申し出て芽衣子を喜ばせる。

その夜、松永に美咲のドナーが見つかったと有力な議員から電話が入った。松永は弁護士の地位を利用して議員に取り入り、美咲の優先順位を1番にしてもらうよう手を回して手術を早めたのだった。

翌朝、アンを引き取った真島と芽衣子は、一緒にペット用品の買い物をする約束をして別れる。この後、真島はマンションの前で待っていた万里に引っ張られて捜査一課へ。万里の指揮のもと三輪の捜査を進めるよう宇喜田に命じられるが、真島は単独で捜査に出かけてしまう。

一方、芽衣子は松永の事務所に仕掛けた盗聴器で動向を探っていた。松永は明日に控えた美咲の手術費用を捻出するため、妻・陽子(笠木泉)の実家を無断で売却しようとする。さらに手術を担当する病院に不正な儲け話を持ちかけ、自らも利益を得ようとしていた。松永に電話をかけた芽衣子は「強欲な男」と非難し、手術を早めた裏工作を知っていることをほのめかす。

「毒入りケーキ事件」の捜査資料を調べた真島は、担当鑑識官の名前がないことに気づく。そこで事件を担当した元刑事・平田勇次(並樹史朗)に話を聞くが、平田は鑑識官を思い出せないという。

夜、家にアンを迎えた真島は、アンが慣れるまでそばにいてやって欲しいと芽衣子を自宅に招き入れるが、緊張する芽衣子はソワソワと落ち着かない。帰ろうとする芽衣子に真島は家まで送ると言うが、芽衣子は「やさしくされるの、慣れてないんです」と逃げるように去ってしまう。

翌日、美咲の手術の日を迎えた松永に、クーラーボックスに入った心臓の画像がメールで届き、田辺(戸田昌宏)の携帯電話から着信が入った。電話の主は、田辺から携帯を手に入れていた芽衣子。松永は芽衣子がドナー心臓を奪ったと確信。「妙な真似をしたら心臓を踏みつける」と脅す芽衣子に電話で誘導され、人気のない公園の電話ボックスに入る。

そこには液体の入った試験管があった。芽衣子は液体に毒物を混ぜたと松永に告げ、これを飲み干せと指示。松永は飲まずに試験管をたたき割るが、次の瞬間、喉をかきむしって倒れる。試験管の中身は毒ガスを発生させる薬品だったのだ。息絶えた松永を冷たく一瞥して立ち去る芽衣子。その直後、現場に堂島が現れ...。

まもなく、美咲の手術の成功が発表された。芽衣子はドナー心臓を奪ってなどいなかった。豚の心臓の画像を松永に送り、ドナー心臓だと思い込ませたのだ。その頃、ペットサロンで芽衣子がドックセラピーに出かけたと聞いた真島は病院へ。美咲の父親が不審な自殺を遂げたことを知り、胸騒ぎを覚えて芽衣子に電話をかけるが、芽衣子は何も言わず...。

同じ頃、ペットサロンに現れ、真島の彼女だと名乗る万里。一方、真島は平田から担当鑑識官を思い出したと連絡を受ける。平田が口にした名前は「三輪」だった!


第4話「私を罪に陥れた奴ら」のあらすじ

15年前の事件を担当した鑑識官は三輪(モロ師岡)だった。三輪が失踪前に現れたという女子刑務所を訪れた万里(吉瀬美智子)は、三輪がそこに収監されていた芽衣子(菅野美穂)についてたずね、「かわいそうなことをした」ともらしていたことを知る。

芽衣子はIT会社の社長・金谷文則(山崎裕太)に狙いを定め、復讐の準備を進めていた。金谷の恋人でタレントの高橋遥(岩佐真悠子)に近づき、彼女の愛犬のトリミングを担当。自宅マンションに通って犬の手入れをしながら、遥の信頼を勝ちとっていたのだ。

そんな折、金谷と親しい人気タレントが覚せい剤で逮捕された。金谷の秘書・堀陽介(桜井聖)は金谷にも疑惑が及ぶのではないかと心配するが、金谷は「俺は絶対捕まらない」と自信ありげにうそぶく。芽衣子はこの事件を利用。遥のマンションにあった金谷のジャケットに粉薬の袋をしのばせ、遥に見つけさせる。これを覚せい剤だと思い込んだ遥は動揺。芽衣子は金谷と連絡を断って身を隠すよう助言し、協力させて欲しいと申し出る。

一方、真島(玉木宏)は15年前の事件を三輪とともに担当した鑑識官に接触。その姿を偶然目にし、いら立った様子を見せる宇喜田(吉田鋼太郎)。その直後、かかってきた電話に表情をこわばらせた宇喜田は、三輪がまだ見つかっていないことを電話の主に告げ、「例の件は手配済みです」と報告する。

この後、真島は自殺と断定された松永(石丸謙二郎)が弁護士だったことから事件の裁判に着目。検察庁に出向いて公判記録を請求するが、出せないと言われてしまう。記録がなぜか廃棄処分されているというのだ。真島は堂島(唐沢寿明)に連絡し、公判の記録が手に入らないかと相談。その頃、真島はパソコンに向かい、ある記事にとりかかっていた。タイトルは『悪魔と契約した女』。そして目の前には、不審な自殺を遂げた3人の男と芽衣子の写真が...。

遥のマンションを出た芽衣子がやって来たのは高級老人ホームだった。そこに暮らす金谷の祖母・原ミエ(上岡紘子)の話し相手になり、ある企みをもって親しくなる芽衣子。この後、芽衣子は金谷に電話をかけ、あらかじめ送っておいた郵便物を確かめさせる。中には金谷がクラブで覚せい剤を吸引している盗撮写真が入っていた。芽衣子はこれを世間に公表すると脅し、金谷に揺さぶりをかける。

まもなく、ペットサロンに戻った芽衣子を万里が訪ねてきた。真島の彼女を装い、関係を聞き出そうとする万里に心を乱される芽衣子。その夜、真島がペットサロンにやって来ると、芽衣子をクビにしろと客が騒ぎ立てていた。客は芽衣子の過去を知ったらしく、犯罪者を雇うなどもってのほかだと琴美(横山めぐみ)に詰め寄るが、琴美は優秀なスタッフだと芽衣子をかばう。

閉店後、暗い表情で帰宅しようとする芽衣子を真島が呼び止めた。自分には前科があると告白し、店を辞めようと思い詰める芽衣子を励ました真島は、芽衣子を海を見渡す桟橋に連れて行く。夜光虫に光る海面を見つめ、穏やかにほほえむ芽衣子。だが、その姿をやさしく見守る真島と目が合うと、「これ以上、近くに来ないで!」と真島を拒む。そんな芽衣子を思わず抱きしめてしまう真島。混乱した芽衣子は逃げるようにその場を去ってしまう。

翌朝、遥のマンションには、人の入りそうな大きなケージを運び出す芽衣子の姿があった。それを車に載せると、芽衣子は金谷に電話をかけ、遥を誘拐したと告げて5億円を要求し...。一方、真島は堂島から公判記録のメモを入手。弁護士が松永、出廷した3人の証人のうちの2人が北村(浜田晃)と菅沼(波岡一喜)だったことを知った真島は慄然。そして、残るもうひとりの証人に"金谷"の名前を確認して...。

 

第5話「真犯人に天罰下る!」のあらすじ

IT会社社長・金谷(山崎裕太)の恋人・遥(岩佐真悠子)を連れ出した芽衣子(菅野美穂)は身代金5億円を要求。会社の金を金谷の個人口座に移して待機するよう指示する。金谷のオフィスビルに駆けつけた真島(玉木宏)は社長に危険が迫っていると面会を求めるが、秘書の堀(桜井聖)に追い払われてしまう。

芽衣子の復讐計画に巻き込まれているとも知らず、遥は金谷の祖母・ミエ(上岡紘子)が暮らす高級老人ホームに身を隠していた。芽衣子は、金谷の逮捕が近いと遥に吹き込み、しばらくここに潜伏するよう言い含める。

その頃、警視庁捜査一課では、宇喜田(吉田鋼太郎)が何者かに電話をかけていた。電話の相手をなだめるように「大事にならないよう、私が手を回す」と約束する宇喜田。

一方、金谷は芽衣子にゆすられていることを何者かに電話で報告。「警察の方はよろしく頼む」と懇願する。同じ頃、真島はペットサロンで芽衣子に会うが、真島が芽衣子を抱きしめた夜以来、真島を遠ざけている芽衣子は目も合わせない。そんな芽衣子に真島は、アンを家に送り届けて欲しいと自宅の鍵を渡す。戸惑いながらも鍵を受け取ってしまう芽衣子...。

万里は真島の単独行動にいら立ち、独自のルートで15年前の事件の公判記録を入手。裁判にかかわった人物が相次いで不審な自殺を遂げていることを知り、芽衣子をなぜ取り調べないのかと真島を追及する。そこに堂島(唐沢寿明)が現れ、一連の不審死の犯人は三輪(モロ師岡)ではないかと言い出した。15年前の事件は冤罪で、三輪が償いのために芽衣子に代わって復讐しているというのだ。

その夜、アンを送り届けようと芽衣子が真島のマンションを訪ねると、空き巣にあったかのように部屋中が荒らされていた。自宅に戻った真島は芽衣子を帰らせると、盗まれたものを確認。捜査資料がすべて持ち去られていることに気づく。

翌朝、芽衣子が老人ホームにやってくると、遥の姿は消えていた。潜伏生活に退屈し、勝手に外出したらしい。まもなく、遥からマスコミに見つかってしまったと連絡が入った。

さらに老人ホームの前に、芽衣子を尾行してきた万里がいるのを目にした芽衣子は、意を決したようにミエの部屋へ。金谷が逮捕されるとマスコミから連絡を受け、憔悴しきっていたミエによく眠れる薬だといって白いカプセルを渡す。

同じ頃、金谷のオフィスでは、金谷が堀に社長退任を迫られていた。堀は会社の金が金谷の個人口座に移された記録を突きつけると、私的な流用だと糾弾。覚せい剤使用の証拠も入手したという。慌てた金谷は何者かに電話で助けを請うが、手遅れだと突っぱねられてしまう。その直後、テレビを見た金谷はがく然。遥が取材に応え、金谷の覚せい剤使用を暴露していたのだ。

まもなく、金谷に芽衣子から電話が入った。身代金の支払いを拒む金谷に、金などいらないとそっけなく返す芽衣子。身代金の要求は、わざと会社の金谷に金に手をつけさせ、社長の座から追い落とそうと企んだ芽衣子の罠だったのだ。さらに芽衣子は、薬で眠らせたミエを青酸カリで殺すと脅し、15年前の事件の真相を白状するよう金谷に迫る。

芽衣子は北村(浜田晃)と菅沼(波岡一喜)から、事件の実行犯が金谷だったことを聞き出していた。何者かに命令され、芽衣子の家族に毒を盛ったのだ。殺害を命じたのは誰なのかと問い詰められた金谷は「あいつの名前をバラしたら、俺が殺される」とつぶやき、逃げ場がないことを悟って自ら命を絶つ。

金谷が社長室で自殺したことが公表され、オフィスビルの周辺は騒然。現場に駆けつけた真島は、報道陣にまぎれてビルを見上げる三輪を発見する。真島の知らせを受け、現場に向かう万里の後をつけてきた芽衣子は、捜査中の真島の姿を目撃。真島の正体が刑事だったと気づき...。

 

第6話「愛と愛...衝撃の対決」のあらすじ

金谷(山崎裕太)が遺体で見つかった直後、現場のビルの前で三輪(モロ師岡)を目撃した真島(玉木宏)。そんな折、宇喜田(吉田鋼太郎)から思わぬことを告げられる。三輪を金谷殺害の重要参考人として追うというのだ。宇喜田は三輪のパソコンから見つかったという金谷の殺害計画を記したようなファイルを真島と万里(吉瀬美智子)に見せ、犯行を裏付ける証拠だというが、真島は腑に落ちない。

芽衣子(菅野美穂)は真島が刑事だったと知り、ショックを受けていた。だが平静を装い、真島を食事に誘う。芽衣子は真島に連れられて鶴見(水上剣星)のバーへ。鶴見の話から、宏太(川野直輝)が殺された1年前の事件に真島が責任を感じ、苦しんでいると知る。帰り道、芽衣子は自分が殺人罪で逮捕されたことを告げて探りを入れ、真島が事件を知っていたことを察する。それでも自宅の鍵を預けようとする真島に戸惑う芽衣子は「私のこと全然わかってない」と寂しげにつぶやく。そんな2人の姿をじっとうかがう黒い影があった。

同じ頃、堂島(唐沢寿明)は公園で野宿をする男に声をかけていた。慌てて逃げ出したその男は三輪だった。

一方、万里は芽衣子が三輪を脅して復讐に協力させているとにらんでいた。そして次に狙われるのは芽衣子を追い込む記事を書いた堂島だと考え、保護させて欲しいと説得。だが堂島は、犯人に会ってスクープをものにするためなら命も捨てるとこれを拒む。

芽衣子は再び鶴見を訪ね、宏太の事件について、堂島が真島の責任を追及する記事を書いて追い込んだことを聞き出す。まもなく、堂島に芽衣子から電話が入った。堂島に近々会う約束を取り付けた芽衣子は、堂島が長年会っていない高校生の息子・基晴(澤田怜央)を待ち伏せし、密かに写真を撮る。

堂島が寝泊まりしている小屋に戻ると、三輪が堂島の書いた一連の事件に関する原稿に「全部事実なのか?」とあ然となっていた。堂島は金谷殺しの重要参考人として追われていることを三輪に教え、「ハメられたんだよ。殺られたくなかったらやるしかない」と焚きつける。

まもなく、真島の携帯電話に三輪から連絡が入った。どこにいるのかと問い詰める真島の言葉を遮り、「宇喜田の捜査を妨害してくれ。あとちょっとであの子の冤罪を晴らしてやれる」と懇願する三輪。

その夜、真島のマンションの近くで、芽衣子がスタンガンを持った男に襲われた。芽衣子の悲鳴を聞いて駆けつけた真島が男と揉み合った末に追い払うが、スタンガンの直撃を受けてケガを負ってしまう。路地に逃げ込み、顔を隠していたマスクをとった男の正体は溝口(金井勇太)。溝口は襲撃の失敗を電話で報告するが、その相手は宇喜田だった。

真島のマンションでは、痛みに顔をゆがめる真島を芽衣子が心配そうに見守っていた。真島は芽衣子の身を案じ、ひとりで帰れると言う芽衣子を部屋に泊まらせる。「助けられてよかった」と安堵したように眠りにつく真島に、切ない表情を浮かべる芽衣子。

翌朝、マンションを出た芽衣子は万里と鉢合わせ。真島の部屋に泊まったことを察した万里は「これ以上、真島に近づかないで」と言い放つ。すると芽衣子は「近づいちゃいけないってわかってます。だけど、どうすることもできない」と苦しい胸のうちを吐露。言葉に詰まる万里を残して立ち去る。

この後、堂島に会った芽衣子は「次のターゲットの資料だ」と封筒を受け取る。芽衣子は堂島と裏でつながり、いつ誰を自殺に追い込むかを教えることを交換条件にターゲットを調査させていたのだ。ところが、堂島が三輪への殺人疑惑を煽るようなことを言ったと聞いた芽衣子が「誰かに罪をなすりつけるなんて嫌」と激怒すると、堂島は協力を止めると言い出し、「復讐はおしまい。今度はあんたが追い詰められる番」と手のひらを返して...。

 

第7話「解ける謎、新たな敵へ」のあらすじ

芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)から渡された次のターゲットの資料を見て思わぬことを知る。芽衣子を襲った男は溝口(金井勇太)で、宇喜田(吉田鋼太郎)と裏で繋がっていたのだ。捜査一課の実権を握る宇喜田が復讐を妨害しているとすれば、芽衣子にも手の出しようがない。だが、芽衣子はある思いを胸に復讐の続行を決意する。

真島(玉木宏)は傷の痛みをおして出勤し、芽衣子を襲った犯人の遺留品を鑑識で調べて欲しいと万里(吉瀬美智子)に依頼。三輪(モロ師岡)から電話があったことを明かし、芽衣子を犯人に仕立てた黒幕は警察関係者ではないかという疑惑を口にする。さらに真島は、宇喜田に冤罪への関与を追及。15年前の事件を機に宇喜田が異例の出世を遂げていることを突きつけて挑発する。この後、溝口の潜伏先を訪ねた宇喜田は「標的を変えよう」と芽衣子の次に襲う人物を指示して...。

同じ頃、三輪に呼び出された真島は驚くべき事実を聞かされる。15年前、三輪は自分の報告書が偽造され、芽衣子を犯人とする証拠がねつ造されたのを知りながら、出世と引き換えに見過ごすことを宇喜田に持ちかけられ、これを受け入れたというのだ。さらに三輪は、一連の不審死事件は芽衣子への償いのために自分がやったことだと告白。だが真島には、三輪の犯行だとは思えない。

その夜、真島の自宅を万里が訪ねてきた。真島は三輪に告げられたことを話し、宇喜田の背後に冤罪のねつ造を指示した大物がいるはずだと話す。万里は三輪が一連の事件の罪を被ろうとしていることから、芽衣子の犯行である可能性が高まったと指摘。「事実から目をそむけないで」と真島に忠告する。

この後、芽衣子に会った真島は自分が刑事であることを告白。不審死事件の真犯人は芽衣子なのかと聞くが、芽衣子は疑惑を否定する。「君を信じる」と立ち去った真島の後ろ姿に、謝罪の思いで涙を流す芽衣子。その頃、真島の家に溝口が侵入。真島の帰りを待っていた万里が襲われる。

翌朝、ついに対決を決意した三輪から呼び出された宇喜田が指定された倉庫に向かおうとしていると、芽衣子から電話が入った。悪行を世間にばらすと挑発する芽衣子に、苦々しい表情を浮かべる宇喜田。

倉庫に現れた宇喜田を待ち構えていた三輪は、冤罪のねつ造を公表して欲しいと迫る。だが宇喜田は耳を貸さず、三輪に拳銃を向けて...。宇喜田は倒れている三輪のそばで電話をかけて溝口を呼び出し、「処分しておけ」と指示する。

まもなく、真島に鶴見(水上剣星)から連絡が入った。街で溝口を見かけ、その後を尾行しているというのだ。危険を察した真島は鶴見が向かった倉庫に急行。ところが鶴見は溝口に見つかり、捕らえられてしまう。

一方、現場を去ろうとしていた宇喜田は、芽衣子が残した赤い封筒に気づく。中身は、芽衣子が溝口と会う宇喜田の写真を撮り、捜査一課に送ったことを知らせる手紙だった。密かに現場に来ていた芽衣子は、宇喜田の行動を撮影していたのだ。がく然となる宇喜田を物陰からうかがう芽衣子。そのとき、現場に到着した真島に気づく。

真島は捕らえられた三輪と鶴見を発見。三輪の腹にはナイフが刺さっていた。溝口は鶴見も殺すと脅し、用意した灯油をかぶって自ら火をつけろと真島をうながす。ふたりを助けようと灯油を浴びた真島がマッチを擦ろうとしたそのとき、パトカーが到着。溝口は現場から逃げ出してしまう。

事件を知った万里は一般人からの通報で警察が動いたと聞き、その人物を特定するよう同僚に指示。一方、瀕死の重傷を負っていた三輪は「あの子を頼む」と真島に芽衣子を託して息絶える。真島は溝口への怒りに震え...。芽衣子は宇喜田を追い詰めたと堂島(唐沢寿明)に電話で報告。溝口の情報が欲しいと調査を頼み...。

 

第8話「愛の告白、私は殺人者」のあらすじ

腹を刺された三輪(モロ師岡)が息を引き取り、溝口(金井勇太)が現場から逃走。宇喜田(吉田鋼太郎)も姿をくらました。だが、警察上層部は芽衣子(菅野美穂)が送った写真から溝口と宇喜田のつながりを知り、この事実を隠蔽。三輪が暴力団の抗争に巻き込まれて殺されたと発表する。納得いかない万里(吉瀬美智子)は捜査を続行。事件の通報者が芽衣子だったと知る。

万里は芽衣子のもとに押しかけ、溝口との関係を問い詰める。芽衣子が溝口に襲われながらケガひとつなく、三輪が殺された現場にもいたことから、実は芽衣子が溝口の黒幕で、復讐に邪魔な人物を襲わせていたのではないか疑っていたのだ。「あなたの本性、必ず暴いてみせる」と芽衣子に挑戦的に言い放つ万里。

その頃、激しい憎悪と悲しみで正気を失っていた真島(玉木宏)は、何かに憑かれたように溝口の行方を追っていた。そんな折、溝口から電話が入る。怒りに震える真島を弄ぶように「好きな女が殺されたら泣いちゃう?」と次の犯行をほのめかす溝口。真島は腰の拳銃に手をかけ、「ぶっ殺してやる」とつぶやいて走り出す。 真島が向かったのは、ちょうどペットショップから帰宅中の芽衣子のもとだった。まもなく真島は芽衣子をつけてきた溝口を発見。襲いかかってきた溝口に向けて発砲して追い詰めると、頭に銃口を突きつける。ところが引き金を引こうとした瞬間、飛び出してきた芽衣子に「殺しちゃいけない!あなたは私と違う!」と止められ、その隙をついて溝口は逃げてしまった。

真島はなぜ止めたのかと芽衣子を責め、自分が溝口を殺さなければ三輪や宏太(川野直輝)の家族の苦しみは終わらないと苦悩を吐露。「あいつを殺したかった」と涙を流す真島を芽衣子は「あなたは犯罪者になっちゃいけない」となだめ、震える真島の手をやさしく握る。

まもなく、発砲騒ぎを知った万里が駆けつけ、真島に寄り添う芽衣子を発見。怒りに満ちた表情で芽衣子の頬を叩き、真島に近づくなと告げると「これ以上、拓朗を不幸にしないで!」と言い捨てて去った。真島も去り、ひとり残された芽衣子は「私が片付けなきゃ...」と決意を込めてつぶやく。

翌朝、堂島(唐沢寿明)から呼び出された芽衣子は、事件を嗅ぎ回っていた堂島が何者かに襲われ、ケガを負ったことを知る。堂島は大物の黒幕がいると告げ、復讐を続けるのは危険だと警告。芽衣子が次にやろうとしていることを見透かすように、溝口には近づくなと告げる。

その足で出勤した芽衣子を万里が待ち構えていた。溝口との関係を「私には真島さんを傷つける理由がない」と否定した芽衣子はアンの世話を万里に託し、真島と決別する意志を告げる。

そんな折、溝口が芽衣子に電話をかけてきた。自分と手を組もうという溝口の申し出を、芽衣子はある企みをもって受け入れる。一方、真島は三輪が殺された現場に芽衣子がいたことを万里から聞かされ、ペットショップに駆けつけるが、芽衣子は溝口の呼び出しに応じて出かけた後だった。

真島は芽衣子が自分に代わり、溝口を手にかけようとしていることを察していた。芽衣子を止めようと、溝口の居所を必死で探す真島。そんなとき、堂島が現れ、溝口をとある場所で見かけたという情報を耳にしたと明かす。

芽衣子は指定されたコンテナヤードに赴き、隠し持っていたスタンガンで溝口を襲おうとするが失敗。溝口の逆襲を受け、追い詰められてしまう。そのとき、ようやく現場に駆けつけた真島の目の前で、溝口は芽衣子に火を放とうとするが、芽衣子がとっさに噴射した催涙スプレーが引火。溝口は炎に包まれ、焼け死んでしまった。ぼう然となる芽衣子と真島。やがて、観念したような表情で顔を上げた芽衣子を、真島は「俺のせいだ。お前はもうひとりじゃない」と強く抱きしめ...。

 

第9話「女の執念・黒幕暴く!」のあらすじ

警察上層部は溝口(金井勇太)の死を事故死として処理。万里(吉瀬美智子)は事件当時、真島(玉木宏)が溝口を追っていたと知り、真島が復讐のために殺したのではないかと不安を覚える。一方、真島は芽衣子(菅野美穂)に会っていた。真島は自分の暴走のせいで芽衣子を危険にさらしたと謝り、この責任はとると告げると「君のことは俺が守る」と言って立ち去る。

その夜、堂島(唐沢寿明)は、ある確信から宇喜田(吉田鋼太郎)が身を隠しているとにらむ大物代議士・三沢の自宅の様子をうかがっていた。堂島の憶測どおり、邸内にいた宇喜田は三沢の息子・準(柏原収史)から芽衣子と真島の始末を迫られていた。

同じ頃、真島は万里に溝口の死亡現場にいたことを明かし、溝口は事故死だったがこの手で殺したかったと告白。そんな自分に刑事の資格はないと言い、「刑事を辞める」と漏らす。翌朝、万里は芽衣子を訪ね、真島の決意を話すと「辞めさせるわけにいかない。三輪さんのように誰かをかばって責任をとるようなことはさせられない」と告げる。

一方、堂島は出版社を訪れ、政治記者に桜葉館学園高校の生徒の写真を見せていた。記者はそれが準だと言い、アメリカの高校に留学していたはずの準が日本にいるのはおかしいと首をひねる。その言葉に事件の黒幕の正体を確信する堂島。

その夜、真島は捜査一課に出向き、門倉(RIKIYA)に辞表を託す。万里は真島が芽衣子を追って溝口の死亡現場に向かったことをつかみ、芽衣子をかばうために仕事を捨てるのかと真島に詰め寄る。この後、帰宅した真島を堂島が訪問。刑事としての仕事を投げ出すなと告げ、いつになく真剣な表情で「自分が守ると決めたものは守り通せ」と諭す。

そんな折、芽衣子が真島を呼び出し、自宅に招き入れた。冤罪に荷担した男たちの写真が壁一面に貼られた部屋にがく然となる真島。芽衣子は彼らに復讐するために生きてきたと明かし、自分が死に追いやったことを告白すると「二度と私の前に現れないで」と真島に決別を告げる。

翌朝、芽衣子は黒幕の名前を明かすよう堂島に迫る。だが堂島は答えず、公園で待っているよう告げて芽衣子を帰し、ある人物に電話をかける。15年前の真相を書いた原稿を金で譲ると取り引きを提案する堂島。これを電話の向こうで苦々しく聞いていたのは準だった。続いて万里に連絡を入れた堂島は、準に指定されたビルの屋上へと向かう。

そこから堂島は芽衣子に電話をかけ、何が起こっても声を出さず、話を聞いているよう指示。通話を繋いだまま携帯電話をしまうと、まもなく宇喜田が現れた。堂島は準が過去を隠していると指摘。さらに当時、同級生に命じて無差別殺人をやらせていたことをつかんだと告げて揺さぶりをかける。

ところが宇喜田は動じず、息子の命を助けたいなら死ねと脅す。近くに息子の基晴(澤田怜央)がいると知り、動揺する堂島。そんなとき、万里ら刑事がビルに到着した。堂島は宇喜田に殺されることを予測し、現場を抑えさせようと万里に知らせていたのだ。堂島は「俺の勝ちだ」と笑い、屋上から飛び降りた。

宇喜田は自殺教唆で逮捕された。現場に駆けつけた真島は、堂島の遺体の携帯電話から聞こえる芽衣子の声に気づく。一方、電話から堂島の覚悟の自殺を知り、ぼう然となる芽衣子に、堂島が親しいホームレスの男に託した封筒が届く。そこには、黒幕の名前だけが空欄の原稿を収めたUSBメモリーと「あんたの手で記事を完成させてくれ」と書かれたメモが入っていた。

自宅で原稿を開き、堂島が命をかけて知らせた黒幕の名前を書き込む芽衣子。そのとき、突然飛び込んできた真島が「もう復讐なんかやめろ」と叫ぶと、「俺が君を受け止める。愛してるから」と芽衣子を抱きしめ...。同じ頃、パトカーで護送されていた宇喜田が、同乗していた門倉らに襲いかかり...。

 

第10話「遂に登場・黒幕の素顔」のあらすじ

堂島(唐沢寿明)を自殺に追い込んだ疑いで万里(吉瀬美智子)に逮捕された宇喜田(吉田鋼太郎)が、連行中に門倉(RIKIYA)らを襲って逃走。一方、芽衣子(菅野美穂)に愛を告白した真島(玉木宏)は、復讐を止めさせようと芽衣子を自分のマンションに閉じ込め、堂島が死ぬ前に言い残したことを聞き出そうとするが、芽衣子は何も話そうとしない。

「宇喜田は俺が捕まえる」と芽衣子に約束した真島は辞表を撤回し、宇喜田を追う万里や門倉らに合流。その頃、宇喜田は大物代議士・三沢豪(津嘉山正種)の家に身を潜めていた。豪と息子の準(柏原収史)は2日以内に芽衣子を始末し、堂島の原稿を手に入れろと宇喜田に命令。堂島とつながっていた芽衣子が原稿を持っているのではないかと告げる。

その頃、芽衣子は部屋を抜け出し、ペットサロンに来ていた。店を辞めたいと言い出す芽衣子に驚く琴美(横山めぐみ)と彩乃(滝沢沙織)。そんなとき、芽衣子に宇喜田から電話が入る。宇喜田は「堂島から預かった原稿のデータを渡せ」と迫り、従わなければペットサロンを襲うと脅すと、指定の場所に原稿を持って来るよう指示する。

店の前まで迫っていた宇喜田を追って外へ飛び出す芽衣子。すると、連れ戻しに来た真島が現れ、抵抗する芽衣子を暴行の現行犯で逮捕。警視庁に拘束し、罪を重ねさせたくないと芽衣子の自由を奪う。真島から監視を託された万里に、ここから出して欲しいと訴える芽衣子。そこに、ペットサロンに来ていた宇喜田から芽衣子に脅しの電話が入る。芽衣子は大切な人を守るため、宇喜田のところへ行かせて欲しいと万里に懇願する。

まもなく、指定された場所にやって来た芽衣子の前に宇喜田が現れた。宇喜田は、芽衣子を守ろうと近くに身を潜めていた万里に気づいて発砲。万里はケガを負いながらも芽衣子の身をかばい、宇喜田を追いかけるが取り逃がしてしまう。

このことを知り、慌てて警視庁に戻った真島に芽衣子は自分の苦しい思いを話す。家族を捨てた父親に似た芽衣子を嫌う母親に冷遇されていたこと、愛されたい思いから甥をかわいがり、喜ばせようと買い与えたケーキで甥を死なせてしまったこと...。自分を責め続ける芽衣子を真島は「君のせいじゃない」とやさしく抱き寄せる。

翌朝、芽衣子に準から電話が入った。原稿を譲ってくれれば冤罪を立証するという準の取り引きに応じた芽衣子は、受取人に宇喜田を指定。真島の目を盗んで宇喜田に連絡し、捜査一課の宇喜田のデスクまでデータを取りに来いと指示する。

準が流した偽の目撃情報にかく乱され、宇喜田を追って捜査一課の部屋を飛び出していく真島ら。無人になった部屋に残された芽衣子は、堂島から渡されたものとは別のUSBメモリーを宇喜田のデスクに置く。

まもなく、宇喜田が現れた。宇喜田は金と権力を振りかざして冤罪をねつ造したことを告白。芽衣子に拳銃を向けたそのとき、捜査一課の内線電話が警視庁記者クラブに繋がっていることに気づく。芽衣子は宇喜田の犯罪を告発しようと、宇喜田の話をマスコミに聞かせていたのだ。

そのとき、物陰に潜んでいた万里が立ち上がり、宇喜田に銃を向ける。万里は芽衣子の不審な様子に気づいた真島に頼まれ、捜査一課に残っていた。だが、宇喜田の反撃を受けて失神。知らせを受けて駆けつけた真島に、宇喜田は芽衣子の体を楯にして発砲しようとする。だが、隙を突いて真島が放った弾が宇喜田の肩に命中。「すべての罪を認めろ!」と銃を突きつける真島に、宇喜田はなおも銃口を向けるが、真島に心臓を撃ち抜かれて息絶える。

ほどなく、芽衣子の姿がないことに気づき、慌てて飛び出して行く真島。万里は宇喜田のポケットからUSBメモリーを見つけ...。一方、三沢邸の前に来ていた芽衣子は準に電話をかけると、「原稿、持ってきてあげたわよ」と挑発するように言い放ち...。

 

最終回「永遠に愛してる...」のあらすじ(ネタバレ注意)

最後の復讐を成し遂げるため、準(柏原収史)のもとに自ら赴いた芽衣子(菅野美穂)は、堂島(唐沢寿明)の残した原稿を公開して準と党の代表選を控えた父・豪(津嘉山正種)を破滅させると脅迫。だが「条件によってはあなたを許してもいい」とあることを準に提案する。

一方、宇喜田(吉田鋼太郎)の死は警察上層部により、事件性のない自殺として処理された。しかし、芽衣子が宇喜田との会話をマスコミに聞かせたことから、宇喜田が15年前に殺人の真犯人を隠蔽した事実が明るみに。門倉(RIKIYA)らは、宇喜田を動かしていたのが警察内部に影響力を持つ大物であることに気づき始めていた。

そんな折、捜査一課に戻った真島(玉木宏)に万里(吉瀬美智子)が慌てた様子で近づき、芽衣子が宇喜田に渡したUSBメモリーの中身を見せる。そこには、桜葉館高校の制服を着た男子生徒の写真に「三沢準。次はあなたの番よ」と復讐を予告する言葉が書かれていた画像データが入っていた。真島は、芽衣子が足を止めた警視庁の掲示板に法務副大臣の"三沢豪"の名前があったことを思い出し、捜査一課から飛び出していく。

その頃、準は豪からしばらく海外に潜伏するよう言い渡されていた。豪の資金管理団体の帳簿が漏えいし、不正な金の流れが発覚しそうになったため、豪の下で働く準をクビにして疑惑を背負わせるというのだ。ショックを受ける準に豪は「15年前、殺人罪で無期懲役になったと思えば、これぐらいどうってことないだろう」と冷たく言い放ち、堂島の原稿も早く回収しておけと命令。そんな豪の背中を準は憎悪の目で見つめる。

真島は豪が事件に関係していることを察して三沢邸に駆けつけるが、門前払いを食らってしまう。あきらめきれず、近くの路上で家の様子をうかがう真島。するとふいに現れた男が真島にデジカメを手渡し、中に保存されている動画を見るよううながす。そこに映っていたのは堂島の姿だった。

堂島は生前、自分がつかんだ15年前の真相を真島に伝えようとメッセージを残していたのだ。事件の黒幕が豪と息子の準であることを明かす堂島。そんなとき、三沢邸に準の運転する車が到着した。そして、その後部座席から降りてきたのは、なんと芽衣子だった!思わず芽衣子に駆け寄り、「また復讐するつもりなのか?」と問いただす真島。すると芽衣子は、今後の生活を保障してもらうことで準と和解したと告げて真島の手を振り払うと、準と邸内に消えていった。

※フジテレビHPより引用

フリーター、家を買う。

 

フリーター、家を買う。

2010年10月19日からフジテレビ系列で放映。火曜9時枠。

3ヶ月で就職先を辞めたフリーターが、母親の病気など様々出来事をきっかけに人生を見つめなおしていく社会派コメディドラマ。

主演は、「流星の絆」以来の連続ドラマ出演となる二宮和也。ヒロイン役は「Real Clothes(リアル・クローズ)」以来の連ドラ登場の香里奈。

フリーター、家を買う。 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

フリーター、家を買う。の主題歌

嵐 「果てない空」

 

 

フリーター、家を買う。の出演者

武 誠治 ...... 二宮和也(嵐)
千葉 真奈美 ...... 香里奈
永田 亜矢子 ...... 井川遥
豊川 哲平 ...... 丸山隆平(関ジャニ∞)
手島 信二 ...... 井上正大
星野 あかり ...... 岡本玲
西本 和彦 ...... 横尾渉(ジャニーズJr.)
島田 彰子 ...... 玄里
大悦 貞夫 ...... 大友康平
永田 則子 ...... 鷲尾真知子
山賀 亮介 ...... 眞島秀和
北山 雅彦 ...... 児嶋一哉(アンジャッシュ)
岡野 忠志 ...... 田中壮太郎
塚本 学 ...... 山本龍二
真田 勝也 ...... 嶋大輔
西本 幸子 ...... 坂口良子
武 誠一 ...... 竹中直人
武 寿美子 ...... 浅野温子

 

 

フリーター、家を買う。のスタッフ

原作:有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎刊)
脚本:橋部敦子
演出:河野圭太、城宝秀則
企画:瀧山麻土香、水野綾子
プロデュース:橋本芙美
制作:フジテレビ・共同テレビ 

 

 

フリーター、家を買う。の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月19日 明るかった母さんが壊れた...! 17.6%
第2話 2010年10月26日 どうせオレは恥ずかしい息子だよ 16.8%
第3話 2010年11月2日 あんなオヤジでもヒーローだった 17.7%
第4話 2010年11月9日 お袋の、面倒みるのもう無理だ... 17.4%
第5話 2010年11月16日 生きてる世界が違うって何だよ... 16.7%
第6話 2010年11月23日 母さんを悲しませることすんなよ 15.4%
第7話 2010年11月30日 怖さとつきあって、みな生きてる 14.7%
第8話 2010年12月7日 おまえに親父さんの何がわかる? 16.4%
第9話 2010年12月14日 再スタート、するはずだったのに 18.6%
最終回 2010年12月21日 母さんが、笑った 19.2%

 

 

フリーター、家を買う。のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「明るかった母さんが壊れた...!」のあらすじ

三流私大を卒業した武誠治(二宮和也)は、部品会社に就職したが、社風になじめず、たった3ヵ月で辞めてしまう。

中堅商社で経理畑ひと筋に働いてきた父・誠一(竹中直人)は、何故相談もなく勝手に辞めたのか、と誠治を怒鳴りつけた。専業主婦の母・寿美子(浅野温子)は、誠治が自分で決めたことだから、と言ってかばった。誠治は、その気になればすぐに就職できると軽く考えていた。

しかし、就職活動は思うようにいかなかった。誠治は、とりあえずアルバイトを始めたものの、人間関係が上手くいかないとすぐに辞めてしまい、バイトを転々とする日々を送っていた。誠治の姉で、開業医のもとに嫁いだ亜矢子(井川遥)は、自堕落な弟の行く末を案じていた。それでも寿美子だけは、誠治を信じて見守っていた。

そんなある日、寿美子のようすがおかしくなる。寿美子は、食品が散乱したキッチンに座り込み、「ごめんなさい今日も死ねませんでした」と何度も繰り返していた。寿美子が重度のうつ病であることを知った亜矢子は、原因に心当たりはないのか、と誠治と誠一を問い詰める。すると誠一は、すべて誠治のせいだと言い出す。

寿美子に心配をかけたことを悔やんだ誠治は、再就職することを決意し、その準備資金作りのために、大悦貞夫(大友康平)が経営する大悦土木でアルバイトを始める。そこで誠治は、大手ゼネコンの社員の千葉真奈美(香里奈)という女性と出会った。誠治は、自分がここのバイトに来たのは、就職活動や通院中の母親に付き添うために融通が利くからだ、と真奈美に話す。すると真奈美は、誰に言い訳しているのか、と言い放ち、自分はこの仕事がしたくてここに来ている、と告げる。

誠治は、慣れない仕事のせいか、工事現場で思うように作業をすることができずにいた。そんな誠治の脳裏に、誠一や真奈美らの言葉が浮かんだ。そのとき誠治は、寿美子だけがいつも笑顔で自分を見守ってくれていたことに気づき...。

 

第2話「どうせオレは恥ずかしい息子だよ」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、千葉真奈美(香里奈)が大手ゼネコン・喜嶋建設の社員であることを知る。誠治をアルバイトとして雇った大悦土木は、喜嶋建設の仕事を請け負っていたのだ。

ある日、真奈美の発注ミスで現場の作業がストップするという事態が起きる。真奈美は、皆の足を引っ張ってしまったことを悔やみ、残って事務所の掃除を始める。誠治は、そんな真奈美の行為を自己満足だと決めつけた。

誠治が家に戻ると、寿美子(浅野温子)がリビングでゴミ袋の中身を広げていた。集積場所に出した燃えるゴミの袋に、ビンが混ざっていたために戻されてしまったのだ。寿美子は、キチンと分別しないと迷惑がかかる、と言って何度も中身を確認していた。だが、ちょうどそこに帰ってきた誠一(竹中直人)は、その光景を見ても何も言わずに2階に上がってしまう。

あくる朝、誠治は、出かける前にゴミの分別を手伝ったこともあって遅刻してしまう。大悦土木社長の大悦貞夫(大友康平)は、そんな誠治に帰るよう命じる。その日の作業が上手くいくかどうかは現場の空気が重要だというのだ。その処遇に不満を抱いた誠治は、アルバイトを辞めようと思い、ハローワークを訪ねた。誠治は、ハローワークの北山雅彦(児嶋一哉)に、企画・開発以外の仕事も検討すると告げる。だが、月給20万円以上という条件は譲らなかった。すると北山は、あなたに20万円払う価値があるかどうかを決めるのは会社側だと言い放つ。

誠治が帰宅すると、寿美子が資源回収に出したはずのペットボトルの袋がキッチンに置かれていた。キチンと分別しなかった、と言ってまた謝り続ける寿美子。袋の中には、何故か空きビンが1本混ざっていた。

その夜、誠治は、もう一度、就職口を探してもらえないか、と誠一に頼む。すると誠一は、紹介してもすぐに辞められたら恥をかくのは自分だ、と返す。「目の前のことに全力を尽くしたこともないくせに、人のせいにするな。人を頼るな。俺に恥をかかせるな」。誠一は、そう言い残して立ち去った。

誠治は、アイロンがけをしていた寿美子に、仕事がなかなか決まらないことを謝った。寿美子は、そんな誠治に、「仕事なら、してるでしょ」と静かに言って、アイロンをかけてキチンとたたんだ作業着を差しだし...。

アルバイトを続けることにした誠治は、大悦土木に戻った。残業することになった誠治は、誠一に電話して、寿美子が薬を飲んだかどうか確かめてほしい、と頼んだ。

亜矢子は、小学校のPTAから先に診察してもらえるように計らってほしい、と頼まれ、病院スタッフの怒りを買っていた。姑の則子(鷲尾真知子)は、そんな亜矢子に、病院スタッフがあなたを認めることはないだろうから、せめて地域のお母さんたちとは上手くやってほしい、と平然と言ってのける。
納期ギリギリだったが、道路工事の現場はあと1日ですべての作業が完了する予定だった。だが、途中で激しい雨が降り始め、作業が中断してしまう。雨は激しくなる一方だったが、それでも大悦土木の作業員たちは誰ひとり帰ろうとはぜず、雨が止むのを待ち続けた。

夜遅くになってようやく雨がやみ、誠治たちは作業を再開した。すべての作業が終了したのは夜が明けるころだった。作業を終え、トラックの荷台に乗って現場を後にした大悦土木のメンバーは、自分たちが作った道路を誇らしげに見つめていた。

初めての給料日、誠治はアルバイト料25万円を手にする。小さくガッツポーズする誠治。原付バイクにまたがって帰ろうとしている誠治のもとにやってきた真奈美は、缶コーヒーを差しだした。真奈美は、誠治が給料日までこの仕事を続けているかどうか皆と賭けをして、ひとり勝ちしたのだという。誠治は、そんな真奈美に、就職も決まっているだろうから来月の給料日にはもういない、と告げた。「決まるといいね」。真奈美は、あっさりそう返すと、また明日、と言って去っていき...。

 

第3話「あんなオヤジでもヒーローだった」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、大悦土木でのアルバイトにも慣れ、以前よりも前向きに仕事に取り組むようになっていた。ある日、誠治は千葉真奈美(香里奈)から飲みに誘われる。真奈美は、誠治をとある居酒屋に連れて行く。すると店には、大悦土木で一緒に働いている豊川哲平(丸山隆平)と手島信二(井上正大)が先に来ており、誠治たちを待っていた。そこで誠治は、自分よりも年下の手島が、目標を持って仕事に取り組んでいることを知る。

そんな折、誠治は、武家が出したゴミの袋に、隣人の西本幸子(坂口良子)がこっそりビンを入れているところを目撃する。誠治は、母・寿美子(浅野温子)にそれを報告しようとした。しかし寿美子は、自分が悪い、と言って謝り続けるばかりだった。誠治は、姉の亜矢子(井川遥)に連絡を取り、一緒に寿美子を病院に連れて行く。その際、亜矢子は、以前にも何度かおかしな出来事があったことを思い出していた。事情を知った主治医の岡野忠志(田中壮太郎)は、いまの生活環境に原因があるのなら引っ越した方がいい、とアドバイスした。

誠治と亜矢子は、父・誠一(竹中直人)にこの一件を報告し、引っ越しの相談をする。しかし誠一は、寿美子が心の弱さを治さない限りどこへ引っ越しても同じことの繰り返しだ、などと言ってふたりの言葉に耳を貸そうとはしなかった。

その夜、原付バイクで埠頭にやってきた誠治は、偶然、真奈美に出会う。そこは、真奈美のお気に入りの場所なのだという。真奈美は、幼いころから橋が好きで、いつの日か橋の設計をしたいという夢を持っていた。それを聞いた誠治は、子どものころからひとつの夢を追いかけて、それを実現しようしている真奈美が羨ましい、と告げる。そんな誠治に、真奈美は、誠治もこれから夢を持てるかもしれない、と返した。そこで誠治は、母親がうつ病であることを真奈美に告白する。

帰宅した誠治は、小学校時代の作文や絵が入っている箱を開ける。寿美子が大切に保管していたものだった。『ぼくのゆめ』と題された作文で、小学校1年生の誠治は、誠一と同じ、経理主任になりたいと書いていた。作文を読んでいるうちに、寿美子の手のぬくもりを思い出した誠治は、ある決意をする。それは、寿美子が元気に暮らせる家を買う、というものだった。

 

第4話「お袋の、面倒みるのもう無理だ...」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、母・寿美子(浅野温子)のために、家を買うという目標を立てる。寿美子がうつ病になってしまったのは、10年以上に及ぶ近所からの嫌がらせが大きな原因だと知ったからだ。しかし、父親の誠一(竹中直人)は、子どものころから目標を立てても努力をしようとしなかった誠治には無理だと決めつけた。

誠治は、武家から出た家庭ゴミをアルバイト先の大悦土木まで運び、会社のゴミと一緒に捨てさせてほしいと社長の大悦貞夫(大友康平)に頼んだ。大悦は、家庭ゴミと違い、事業所のゴミは有料で引き取ってもらっていることを誠治に告げながらも、事情を察して特別に許可した。千葉真奈美(香里奈)は、そんな誠治のことを心配し、声をかけた。誠治は、努めて明るく振る舞いながらも、近所からのいじめが母の病気に関係していることを彼女に打ち明ける。

誠治は、寿美子がキチンと薬を飲んでいるかどうか確認するために、昼休みの間にアルバイト先から一旦家に戻ることにした。さらに、アルバイトを終えると、今度はハローワークへと駆け込んだ。

アルバイト仲間の豊川哲平(丸山隆平)は、誠治の作業を代わりに引き受けて先に上がらせるなど、何かと気遣っていた。そんな折、豊川は、好意を寄せている大悦土木の事務員・星野あかり(岡本玲)が合コンに出かけることを知る。今度の相手は弁護士だという。実はその合コン相手とは、西本幸子(坂口良子)の息子・和彦(横尾渉)だった。

誠治は、アルバイトと寿美子の世話に追われながら、就職活動を続けていた。だが、無理がたたり、とうとう倒れてしまう。それでも誠治は、アルバイトを続け、面接の準備や寿美子の世話を続けた。ふらつきながら作業を続ける誠治を見た真奈美は、それを止めようとした。が、それでも作業を止めようとしない誠治に、つい怒鳴ってしまう。真奈美は、かつて自分の現場で起きた事故のことをいまも引きずっていたのだ。

ある日、和彦に出会った誠治は、彼に相談を持ちかけ、寿美子がいじめられるようになった原因を知る。どうやらそれは、武家が引っ越してきた当時に開かれた、親睦会での誠一の発言がきっかけらしい。誠一は、住宅ローンで苦労しているご近所に対して、月5万円の家賃で住んでいることなどをベラベラしゃべったというのだ。誠治と亜矢子は、誠一の軽率な言動を責めた。しかし寿美子は、お父さんを責めないでほしい、と誠治に告げ...。

別の日、とある会社の一次面接を通った誠治は、二次面接を受けることになっていた。が、誠治が大悦土木を出ようとしたそのとき、寿美子から電話が入った。薬が見当たらないのだという。誠治は、待っていてほしい、と言っても聞かない寿美子にいらつき、今回だけは邪魔しないでほしい、と言って電話を切ってしまう。

誠治は、面接の順番を待っている間も、寿美子のことが気になっていた。家に電話しても寿美子は出なかった。心配になった誠治は、面接を受けずに家に戻った。寿美子が家にいないことを知った誠治は、近所を探しまわるが見つからなかった。

しばらくすると寿美子が戻ってきた。薬を分けるためのケースを買いに行っていたのだという。見つからないと言っていた薬は、エプロンのポケットに入っていたらしい。誠治は、そんな寿美子に、もう親父や母さんの犠牲になるのはうんざりだ、と言い残して出て行く。

誠治は、飲んでいた大悦土木のメンバーと合流し、カラオケボックスに行く。そこで誠治は、精一杯明るく振る舞いながら、寿美子の病気のことを皆に話した。が、とうとう堪え切れなくなり、面倒を見るのはもう無理だ、いまおふくろがいなくなったら多分ホッとすると思う、と言って泣き崩れた。

帰宅した誠治は、寿美子のようすをうかがった。寿美子は、リビングのソファーに、不安そうな表情で座っていた。誠治は、そんな寿美子の横に座り、いつものように彼女の手にハンドクリームを塗ってやり...。

 

第5話「生きてる世界が違うって何だよ...」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、大悦土木社長の大悦貞夫(大友康平)や先輩作業員の真田勝也(嶋大輔)、塚本学(山本龍二)らに、父親の誠一(竹中直人)と上手くいっていないことを告白する。誠治は、うつ病を患っている母・寿美子(浅野温子)の面倒を誠一に頼みたいが、顔を合わせればケンカになってしまい言い出せないと相談した。大悦は、そんな誠治に、親父さんは家族に対してそういう言い方しかできないのではないか、と告げる。真田も、臨月の妻に、ささいなことでつい怒ってしまったばかりだと続けた。「素直に頼んでみたらどうだ?」。大悦は、そう誠治に助言した。

その夜、事務員の星野あかり(岡本玲)は、合コンで知り合った弁護士・西本和彦(横尾渉)とデートに出かける。あかりに思いを寄せている豊川哲平(丸山隆平)は、誰とデートしようとあかりのことは諦めない、と明るかった。が、西本とデートしたあかりは、そのまま彼と一夜を明かしてしまう。

一方、千葉真奈美(香里奈)は、密かに思いを寄せている山賀亮介(眞島秀和)から食事に誘われる。そこで山賀は、大悦土木を離れて自分の部下にならないかと切り出す。真奈美は、まだ早いと思う、と答えたが...。

そんな折、亜矢子(井川遥)が息子の智也(橋本智哉)とともにやってくる。誠治は、亜矢子たちと一緒に買い物をして家に戻った。すると、寿美子が、頼んでもいない10人前のラーメンが出前され、困惑していた。誠治と亜矢子は、これも隣人の西本幸子(坂口良子)の仕業ではないかと疑っていた。 

別の日、あかりは、面接を終えてスーツ姿のまま出勤してきた誠治をレストランに誘った。そのレストランは、あかりと西本が合コンをした店だった。あかりは、最初のデート以来、電話にも出ず、メールにも返信してこない西本のことが気になり、誠治に付添ってもらったのだ。

ほどなく西本が現れ、合コンをしていたグループと合流した。誠治は、あかりの相手が、幸子の息子だったことを知って驚く。誠治は、ショックを受けているあかりに、店を出ようと告げた。そのとき、誠治に気づいた西本は、あかりの名前をちゃんと覚えていないだけでなく、軽蔑している母親に似ている、などと平然と言ってのける。あくる日、あかりは、昨日のことは誰にも言わないでほしい、と誠治に頼んだ。

仕事を終えた誠治は、真奈美と一緒に帰路についた。そこで誠治は、両親とは仲が良いのか、と真奈美に尋ねる。真奈美は、大学に入学した年に父親が他界したこと、母親の再婚相手と家族ごっこを演じたくないから実家に帰らないことを誠治に告白した。それを知った誠治は、しばらく前に真奈美に対してファザコンだと言ってしまったことを謝った。そんな誠治に、真奈美は、誠治の家が羨ましい、と返した。

亜矢子は、夫・文也(七海智哉)とともに、永田病院の創立記念会食会に出席する。姑の則子(鷲尾真知子)は、病院のスタッフたちを回って挨拶をする亜矢子を尻目に、ベテランスタッフたちに向かって、母親の意識が低いから跡取りの智也がのんびりしていて困る、と陰口を叩く。

別の日、誠治が大悦土木で作業をしていると、妻の体調が急に悪くなったという真田が慌てた表情で帰宅しようとする。真田の代わりに残って作業をすることになった誠治は、誠一に電話して、寿美子に薬を飲ませてほしいと頼んだ。

誠治が帰宅すると、キッチンで寿美子が倒れていた。寿美子の手首にはナイフで傷つけたらしい傷があった。慌てて誠一を呼び、病院に連絡を取る誠治。幸い、寿美子は大事には至らなかった。原因は、誠一が寿美子にワインを飲ませたためだと知った誠治は、怒りが収まらなかった。

あくる日、仕事を終えた誠治は、大悦土木の面々と飲みに行く。珍しくあかりも参加していた。ところがその席で、以前からあかりの態度にイラついていた手島信二(井上正大)が彼女に怒りをぶつける。自分たちをバカにするのもいい加減にしろ、というのだ。そのまま手島は、就職活動をしている誠治も、あかりと同じように自分たちを下に見ている、とかみついた。

そこであかりは、西本の件を皆に告白し、自分がバカだった、自分には何もない、と言い出す。そんなあかりに豊川は、「俺があかりちゃん好きだっていうのに、何であかりちゃんは自分のこと好きじゃねえんだよ!」と涙ながらに訴えた。するとそこに真田から電話が入った。妻が緊急手術になったのだという。誠治たちは病院に駆け付けた。

大悦土木の面々は、真田とともに手術が終わるのを待ち続けた。ちゃんと産まれてきてくれれば何もいらない、と祈る真田。そこにやってきた看護師が、手術の成功を告げた。生まれたのは男の子で、母子ともに無事だった。

あくる日、誠治と亜矢子は、入院中の寿美子を見舞った。すると、病室には誠一の姿があった。そこで誠治たちは、誠一が寿美子に飲ませたワインが、プロポーズしたときと同じワインだったことを知る。 別の日、誠治は、誠一を飲みに誘おうと思い、誠一の会社近くの駅で待っていた。ところが、やってきた誠一は、見知らぬ若い女性と待ち合わせしていて...。

 

第6話「母さんを悲しませることすんなよ」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、父・誠一(竹中直人)の会社を訪れた。誠一を誘って一緒に飲みに行こうと思ったのだ。だが、そこで誠治が目にしたのは、見知らぬ若い女性・島田彰子(玄里)と仲良さそうに歩く誠一の姿だった。誠一たちの後を追った誠治は、ふたりがアパートに入るのを見届けた。ほどなく、部屋の明かりが消えたのを見た誠治は、ショックを隠しきれない。

あくる日、大悦土木で仕事をしていた誠治は、父のことがあったせいで、妻帯者である山賀亮介(眞島秀和)に好意を抱いているらしい千葉真奈美(香里奈)につっかかり、家族の気持ちを考えろ、などと余計なことを言ってしまう。そのようすを見ていた社長の大悦貞夫(大友康平)は、仕事を終えて帰ろうとしていた誠治を呼び止める。誠治は、そんな大悦に、誠一のことを打ち明けた。大悦は、残りの人生が見えた中年が焦ってあがいているだけだと思って大目に見てやれ、と誠治に助言した。実は大悦は、山賀に対する真奈美の気持にも気づいていた。大悦は、以前、現場で起きてしまった事故のことで傷ついている真奈美が、恋愛でも傷ついてしまうのではないかと心配していた。

その夜、誠治は、誠一と口論になり、例の女性のことを切り出す。しかし誠一は、お前に彼女のことをとやかく言われる筋合いはない、と答えただけだった。怒りが収まらない誠治は、この家から出て行け、と誠一に言い放つ。

別の日、誠治は、真奈美につっかかってしまったことを謝った。真奈美は、誠治のことを許すと、本当は不倫できてしまうような人が羨ましい、と続けた。真奈美は、もめごとを避けるために、自分の気持ちを抑えてしまうのだという。

誠治は、姉の亜矢子(井川遥)とともに、入院中の寿美子(浅野温子)を見舞う。その帰り、誠治は、誠一が浮気していること、そして家を出てしまったことを亜矢子に打ち明ける。すると亜矢子は、今度の日曜日にその女のところに乗り込む、と言い出す。
 
日曜日、誠治と亜矢子は、彰子のアパートを訪れる。そこで亜矢子は、寿美子が手首を切って入院したことを彰子に告げ、父から手をひいてほしい、と切り出す。すると彰子は、誠一からは公認会計士の資格を取るための資金援助や簿記を教えてもらっていただけで、亜矢子が疑っているようなことはないと返す。

するとそこに、誠一がやってきた。慌てて彰子の部屋のベランダに隠れる誠治と亜矢子。誠一を迎え入れた彰子は、誠治たちに聞かせるつもりで、誠一と初めて出会ったころの話を始めると、いままでの援助に対する礼を言い、もうこういう関係は終わりにしたほうがいいと思うと告げた。すると誠一は、会社でも家でも頼りにされていなかった自分を頼ってくれた彰子に「ありがとう」と礼を言った。

同じころ、大悦土木で事務作業をしていた真奈美は、図面を取りに来た山賀に、自分の思いを伝える。山賀のことが好きだから下では働けない、と真奈美。山賀は、その気持ちには答えらない、と真奈美に告げた。真奈美は、強がって微笑みながら、きっぱりと答えてもらったことに感謝した。帰路についた真奈美は、涙を堪えることができなかった。

その夜、誠治は、カプセルホテルにいた誠一に電話をして、寿美子が明日退院することを伝えた。家に戻った誠一は、女とは別れた、泣きつかれて困った、と誠治に告げた。誠治は、そんな誠一に、「意外とやるじゃん、親父も」と声をかけ...。

あくる朝、大悦土木では、いつものように豊川哲平(丸山隆平)が事務員の星野あかり(岡本玲)を食事に誘った。が、決まって断るはずのあかりが、OKを出した。豊川は大喜びだった。

西本家では、幸子(坂口良子)が、怪しげな訪問販売員・相沢(ムロツヨシ)に、実印を見せていた。幸子が息子と上手くいっていないことを知った相沢は、この印鑑に原因がある、などと言い出し、作り直さないと取り返しのつかないことになる、と不安をあおった。

病院から寿美子を連れて帰宅した誠治は、大悦土木に電話を入れた。そこで誠治は、現場で事故が起き、豊川が救急車で運ばれたことを知り...。

 

第7話「怖さとつきあって、みな生きてる」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、父・誠一(竹中直人)の会社を訪れた。誠一を誘って一緒に飲みに行こうと思ったのだ。だが、そこで誠治が目にしたのは、見知らぬ若い女性・島田彰子(玄里)と仲良さそうに歩く誠一の姿だった。誠一たちの後を追った誠治は、ふたりがアパートに入るのを見届けた。ほどなく、部屋の明かりが消えたのを見た誠治は、ショックを隠しきれない。

あくる日、大悦土木で仕事をしていた誠治は、父のことがあったせいで、妻帯者である山賀亮介(眞島秀和)に好意を抱いているらしい千葉真奈美(香里奈)につっかかり、家族の気持ちを考えろ、などと余計なことを言ってしまう。そのようすを見ていた社長の大悦貞夫(大友康平)は、仕事を終えて帰ろうとしていた誠治を呼び止める。誠治は、そんな大悦に、誠一のことを打ち明けた。大悦は、残りの人生が見えた中年が焦ってあがいているだけだと思って大目に見てやれ、と誠治に助言した。実は大悦は、山賀に対する真奈美の気持にも気づいていた。大悦は、以前、現場で起きてしまった事故のことで傷ついている真奈美が、恋愛でも傷ついてしまうのではないかと心配していた。

その夜、誠治は、誠一と口論になり、例の女性のことを切り出す。しかし誠一は、お前に彼女のことをとやかく言われる筋合いはない、と答えただけだった。怒りが収まらない誠治は、この家から出て行け、と誠一に言い放つ。

別の日、誠治は、真奈美につっかかってしまったことを謝った。真奈美は、誠治のことを許すと、本当は不倫できてしまうような人が羨ましい、と続けた。真奈美は、もめごとを避けるために、自分の気持ちを抑えてしまうのだという。

誠治は、姉の亜矢子(井川遥)とともに、入院中の寿美子(浅野温子)を見舞う。その帰り、誠治は、誠一が浮気していること、そして家を出てしまったことを亜矢子に打ち明ける。すると亜矢子は、今度の日曜日にその女のところに乗り込む、と言い出す。
 
日曜日、誠治と亜矢子は、彰子のアパートを訪れる。そこで亜矢子は、寿美子が手首を切って入院したことを彰子に告げ、父から手をひいてほしい、と切り出す。すると彰子は、誠一からは公認会計士の資格を取るための資金援助や簿記を教えてもらっていただけで、亜矢子が疑っているようなことはないと返す。

するとそこに、誠一がやってきた。慌てて彰子の部屋のベランダに隠れる誠治と亜矢子。誠一を迎え入れた彰子は、誠治たちに聞かせるつもりで、誠一と初めて出会ったころの話を始めると、いままでの援助に対する礼を言い、もうこういう関係は終わりにしたほうがいいと思うと告げた。すると誠一は、会社でも家でも頼りにされていなかった自分を頼ってくれた彰子に「ありがとう」と礼を言った。

同じころ、大悦土木で事務作業をしていた真奈美は、図面を取りに来た山賀に、自分の思いを伝える。山賀のことが好きだから下では働けない、と真奈美。山賀は、その気持ちには答えらない、と真奈美に告げた。真奈美は、強がって微笑みながら、きっぱりと答えてもらったことに感謝した。帰路についた真奈美は、涙を堪えることができなかった。

その夜、誠治は、カプセルホテルにいた誠一に電話をして、寿美子が明日退院することを伝えた。家に戻った誠一は、女とは別れた、泣きつかれて困った、と誠治に告げた。誠治は、そんな誠一に、「意外とやるじゃん、親父も」と声をかけ...。

あくる朝、大悦土木では、いつものように豊川哲平(丸山隆平)が事務員の星野あかり(岡本玲)を食事に誘った。が、決まって断るはずのあかりが、OKを出した。豊川は大喜びだった。

西本家では、幸子(坂口良子)が、怪しげな訪問販売員・相沢(ムロツヨシ)に、実印を見せていた。幸子が息子と上手くいっていないことを知った相沢は、この印鑑に原因がある、などと言い出し、作り直さないと取り返しのつかないことになる、と不安をあおった。

病院から寿美子を連れて帰宅した誠治は、大悦土木に電話を入れた。そこで誠治は、現場で事故が起き、豊川が救急車で運ばれたことを知り...。

 

第8話「おまえに親父さんの何がわかる?」のあらすじ

武誠治(二宮和也)は、引っ越しの費用として、とりあえず100万円貯めるという目標を立てる。大悦土木の社長・大悦貞夫(大友康平)は、そんな誠治に会社の経費の見直しを依頼する。誠治は、パソコン一式をそろえ、さっそく作業に取り掛かった。

千葉真奈美(香里奈)は、入院中の豊川哲平(丸山隆平)のことを心配していた。哲平は、見舞いに来た誠治と真奈美の前では明るく振る舞っていた。だが、この先のことを考えると哲平も不安なのではないか、と真奈美はいうのだ。誠治は、いつからでも再スタートできる、と真奈美に告げた。それは、かつて母・寿美子(浅野温子)が自分に言ってくれた言葉だった。

その寿美子は、病状も落ち着き、自分で薬のチェックもできるようになっていた。誠治は、姉の亜矢子(井川遥)にそれを伝え、あと少しで100万円貯まることを報告する。

そんなある日、亜矢子は、姑の則子(鷲尾真知子)と口論になる。則子は、亜矢子に内緒で武家を訪れ、智也(橋本智哉)の教育に手を抜いている、などと誠一(竹中直人)に吹き込んでいた。その際、寿美子がうつ病を患っていることを知った則子は、「隠したくなる気持ちもわかる」と亜矢子に告げた。それに反発した亜矢子は、自分も寿美子のようにいつでも子どものことを信じている母親になりたい、と返し、うつ病に偏見を持っている則子は医者の家の人間として失格だ、とつい言ってしまう。

別の日、自宅で経費の見直し作業をしていた誠治は、誠一と口論になってしまう。誠一が、大悦土木のことを見下したような発言をしたからだった。怒った誠治は、そんな態度だから会社で誰からも頼りにされないんだ、などと誠一に言い放った。

あくる日、仕事を終えて仲間たちと飲みに行った誠治は、誠一と口論になったことを話す。それを聞いていた大悦は、「何様のつもりだ!」と誠治を叱責した。例え親子でも、言ってはいけないことがある、というのだ。反省した誠治は、帰宅するとすぐに、誠一に謝り...。
 
翌朝、出社した誠治は、誠一に謝ったことを大悦に伝えた。誠治から、謝っても誠一は何も言わなかった、と聞かされた大悦は、照れているだけだからお前が親父を頼ってやれ、と助言した。誠治は、大悦の言葉に従って、就職活動を進める上でアドバイスしてほしい、と誠一に頼む。

誠治は、誠一とのことを真奈美に話した。真奈美は、そんな誠治に、付き合ってほしいところがある、と切り出す。それは、かつて真奈美の指示を無視しで現場で事故に遭い、土木の仕事を続けられなくなった五十嵐(でんでん)のアパートだった。真奈美は、部屋から出てきた五十嵐に、訪ねるのは今日で最後にすると伝える。真奈美の気持ちを理解していた五十嵐は、妻が探してくれた仕事に就くつもりだと言うと、もう自分を責めるな、と真奈美に告げた。

その夜、誠治は、誠一から就職活動のアドバイスを受ける。誠一は、履歴書の書き方や、面接試験の際に注意すべき点を助言した。寿美子は、そんなふたりの姿を笑顔で見つめていた。

別の日、誠治は、医療機器メーカー・ナミキ医療技研の面接試験を受ける。そこで誠治は、誠一から教えてもらった通り、自分の言葉で思いを伝えた。ほどなく、ナミキ医療技研からの通知が届いた。誠治が一次面接を通ったことを知った誠一は、小さくガッツポーズをした。

給料日がやってきた。目標の100万円に到達し、大喜びする誠治。真田勝也(嶋大輔)や塚本学(山本龍二)、手島信二(井上正大)ら大悦土木の仲間たちも、自分ことのように喜び、誠治を祝福した。

同じころ、武家には、訪問販売員の相沢(ムロツヨシ)が訪れていた。西本幸子(坂口良子)から寿美子の情報を得た相沢は、言葉巧みに彼女に近付き、幸子のときと同じように高額の印鑑を売りつけていた。

その夜、誠治は、真奈美と飲みに行く。帰り道、酔った真奈美は、山賀亮介(眞島秀和)にふられたことを誠治に告白すると、道端のベンチで眠りそうになりながら、「辞めんなよ、誠治」とつぶやき...。

 

第9話「再スタート、するはずだったのに」のあらすじ

目標にしていた100万円の貯金を達成した武誠治(二宮和也)は、母・寿美子(浅野温子)のために引っ越したいと誠一(竹中直人)に切り出す。その際、誠一がすでに隣駅の物件を調べていたことを知り、喜ぶ誠治。誠一は、そんな誠治に書店の袋を渡した。その中に入っていたのは、就職試験の攻略本だった。誠治が、ある医療機器メーカーの採用試験を受け、初めて最終面接までこぎつけていたからだ。

千葉真奈美(香里奈)は、設計部門に移ることを決意する。真奈美は、先輩社員の山賀亮介(眞島秀和)にその件を相談し、了承を得ると、誠治にも打ち明けた。就職に向けて間もなく最終面接に挑む誠治と、橋の設計をしたいという夢への一歩を踏み出した真奈美は、互いにエールを送り合い...。

一方、亜矢子(井川遥)は、姑の則子(鷲尾真知子)に謝罪する。亜矢子は、寿美子の病気のことで則子と口論になり、うつ病への偏見は医者の家の人間として失格だ、と言ってしまったのだ。だが則子は、亜矢子が拍子抜けするほど素直な態度で自分の非を認め、うつ病のことをキチンと勉強しておく、と返す。

誠一は、引っ越しするにあたり、会社側から外壁の塗り替えをするよう指示される。いくつかの業者に見積もりを頼んだ誠一は、その中の一社に40万円ほどで塗り替えをしてもらうことにする。

武家を訪れた亜矢子は、息子の智也(橋本智哉)が、医者になってうつ病を治してあげる、と寿美子に言っているのを聞いてしまう。則子が、寿美子のことを慕う智也の気持ちを利用して、医者になるよう丸めこんだのだ。亜矢子の怒りは収まらなかった。
 
大悦貞夫(大友康平)をはじめとする大悦土木の仲間たちも、最終面接に臨む誠治を応援していた。そして面接当日、誠治は、寿美子に見送られて面接会場へと向かった。

誠治が面接会場に到着すると、自宅から電話が入った。母からだと思い、電話に出る誠治。ところが、電話の主は知らない男――寿美子に高額の印鑑などを売りつけた訪問販売員の相沢(ムロツヨシ)だった。電話の奥から聞こえる寿美子のただならぬようすに不安を抱いた誠治は、面接を受けずに自宅へと急いだ。

相沢は、やってきた誠治に寿美子が購入した商品の代金100万円が支払われていないことを告げると、1日でも早く都合をつけないと支払いが膨らむ、と凄んだ。その夜、誠治は、誠一にこの件を打ち明けた。誠一は、面接を受けなかった誠治を非難し、金を支払うことはもちろん、弁護士に相談する必要もない、と声を荒げた。

あくる日、誠治は、昨日の出来事を真奈美に打ち明けた。真奈美は、面接を受けなかったことを後悔している、という誠治に、誰かを守るために目の前のチャンスを捨てた行為は格好いいと思う、と告げる。

夜、帰宅した誠治は、そのまま西本家を訪ねた。誠治は、応対した幸子(坂口良子)に、寿美子がうつ病であることを切り出し、遺書を書いて自殺を図った、と告げる。訪問販売の件も幸子の差し金だと知った誠治は、母のことは何があっても絶対に自分が守る、と言い放った。すると幸子は、いつも幸せそうな寿美子のことが羨ましかった、などと言い出す。自分を犠牲にして、息子の和彦(横尾渉)に尽くしてきたのに軽蔑されるようになった、と続ける幸子。郵便物を取りに帰ってたまたまふたりの会話を聞いてしまった和彦は、そんな幸子の言葉に反発し、自分が優秀な息子を持った母親になりたかっただけだろう、と返す。和彦は、言う通りにしていれば嬉しそうだったから言えなかった、と幸子に言い残し、置いてあった自分宛の郵便物を手に取ると部屋を出て行き...。

あくる日、武家に再び相沢がやってきた。誠治は、不安そうな寿美子に、今日で終わりにするから心配しなくていい、と告げ、リビングのドアを閉めて玄関を開けた。誠治は、弁護士に相談すれば支払わなくていい、と言いながらも、相沢に100万円を手渡す。寿美子のために、早くこの件を終わらせたかったのだ。相沢は、誠治の目の前で一万円札を数えると、まだ渡していなかった商品だ、といって大きな封筒のようなものを置いて行く。

部屋に戻った誠治は、相沢が置いて行った封筒の中身を取り出した。出てきたのは、誠治の就職合格を祈願したお札だった。それをじっと見つめていた誠治の目から涙がこぼれ...。

 

最終回「母さんが、笑った」のあらすじ(ネタバレ注意)

武誠治(二宮和也)は、母・寿美子(浅野温子)と彼女につきまとう悪質な訪問販売員・相沢(ムロツヨシ)との関係を終わらせるために、必死で貯めてきた100万円を手渡す。事情を知った千葉真奈美(香里奈)たちは、弱者を狙うその手口に憤りを覚えながらも、誠治があまりにも気の毒でかける言葉すら見つからなかった。

そんななか、大悦土木の職長・大悦貞夫(大友康平)は、正社員にならないか、と誠治に持ちかける。事務と営業を任せられる人材を探していた大悦は、誠治なら信頼できると思って声をかけたのだ。ふたりの話を偶然聞いてしまった事務員の星野あかり(岡本玲)は、真田勝也(嶋大輔)、塚本学(山本龍二)、手島信二(井上正大)の3人にそれを話した。真田たちは、誠治が大悦土木に入社すると知って喜んだ。

誠治は、大悦からの話を真奈美に打ち明けると、正直言って戸惑っている、と続けた。そんな誠治に、真奈美は、どの会社に入るかは誠治の基準で決めればいい、と告げる。

誠治が家に戻ると、亜矢子(井川遥)が息子の智也(橋本智哉)を連れて来ていた。亜矢子は、姑の則子(鷲尾真知子)とぶつかって、家を出てきてしまったらしい。それを知った誠一(竹中直人)は、どうせ大した理由じゃないんだろう、と言って亜矢子を責めた。

するとそこに、誠治が最終面接をすっぽかしてしまった会社・ナミキ医療技研から電話が入る。もう一度、誠治と会って話がしたい、という電話だった。

あくる日、誠治は、ナミキ医療技研を訪れ、改めて面接を受ける。担当者の木田(小木茂光)は、先の採用試験で欠員が出たため、誠治の話を聞きたいと思ったと誠治に告げた。誠治は、最終面接を受けなかった理由を話し、改めて面接を受ける。結果は合格だった。それを知った大悦たちは、喜び、誠治を祝福した。

帰宅した誠治は、誠一たちにも合格を伝えた。と同時に、大悦土木からも誘われたことを打ち明ける。すると誠一は、ナミキ医療技研に行け、と誠治に命じ、土木の仕事を差別する発言をした。怒った誠治は、自分に対して良く接してくれた人たちに謝れ、と声を荒げた。

別の日、大悦土木に出社した誠治は、職長の大悦に、何故自分に声をかけたのか、と尋ねた。誠治は、100万円の件で、大悦に同情されたのではないかと思っていたのだ。すると大悦は、将来的に自分のパートナーとして会社の経営にも関わってもらう人物を選ぼうと考え、誠治なら信頼できると思った、と答え...。

仕事を終えて帰宅した誠治は、改めて誠一に就職の件を切り出す。そこで誠治は、いま日本で一番自分を必要としてくれているのは大悦土木だと思う、と誠一に告げる。あくる朝、出社した誠治は、大悦にその決断を伝えた。

誠治は、世話になったハローワークの北山雅彦(児嶋一哉)に就職の報告に行く。北山も、誠治が大悦土木を選んだことに驚いていた。別れ際、北山は、誠治に携帯電話の番号とメールアドレスを書いた紙を渡す。

夜、いつもの居酒屋で真奈美の送別会が行われた。真奈美は、しばらくの間、和歌山にある技術センターに研修に行くことを皆に告げる。そこに、豊川哲平(丸山隆平)もやってきた。哲平と言い争いになったままだったあかりは、手にしていたグラスを乱暴に置くと、ケガをして将来がどうなるかわからなくても哲平のことが好きだと告げる。哲平も、そんなあかりの気持ちに答え...。

翌日、亜矢子は、永田家に戻り、則子と、夫の文也(七海智哉)にこれからのことを話したいと告げる。亜矢子は、文也とちゃんと向き合わずに嫁姑の問題にすり替えてしまったことを悔やみ、これからは親子3人で考えていきたい、と則子に告げる。文也も亜矢子の意見に同意した。亜矢子の思いを受け止めた則子も、「あなた、随分たくましくなったわね」と笑ってみせた。

誠治は、寿美子が用意したYシャツと背広に身を包み、社員として初めて大悦土木に出社する。大悦は、そんな誠治を仲間たちや喜嶋建設のスタッフに紹介した。喜嶋建設側からは、真奈美の後任として平田(相葉雅紀)という若者がきていた。
 
日曜日、誠一は、誠治や寿美子に行く先を告げずに出かける。誠一が向かったのは、大悦土木だった。誠一は、誠治が世話になったことに対して感謝の気持ちを伝えると、誠治が大悦を尊敬していることに嫉妬していた、と続けた。そんな誠一に、大悦は、自分も家では息子にバカにされている、と返す。笑い合うふたり。ふいに立ちあがった誠一は、「息子を、どうぞよろしくお願いします」と言って、深々と大悦に頭を下げた。

帰宅した誠一は、誠治に、引っ越しのことを切り出す。誠治が、中古物件のチラシを持っているのを見た誠一は、二世帯ローンを組もうと提案した。誠一がローンを組み、それを誠治が引き継ぐ、という方法だった。誠治は、誠一の提案に同意しつつも、出してもらった金は必ず自分が返す、と告げる。呆れて部屋を出て行こうとする誠一。誠治は、そんな父に、「ありがとう」と言って...。

夕食の際、誠治は、引っ越しのことを寿美子に伝えた。寿美子は何も言わなかったが、その目からは涙がこぼれていた。

誠治たちは、亜矢子にも手伝ってもらい、引っ越しの準備を進めた。その間も、ずっと時計を気にする誠治。実はその日は、真奈美が和歌山に出発する日でもあった。決心を固めた誠治は、ふいに片付けの手を止めると、家を飛び出した。

バスターミナルで真奈美の姿を見つけた誠治は、「やっぱりみかんを送ってもらおうと思って...」などと言いながら、最後の最後で、ようやく自分の気持ちを告白する。そんな誠治に、真奈美は、「来るのが遅い!」と返し、みかんは送らないから食べに来て、と告げて笑顔で旅立っていく。

誠治が家に戻ると、引っ越し荷物はすべて片付いていた。誠一は、表札を外すと、車に寿美子や亜矢子たちを乗せて、引っ越し業者のトラックに続いて走り出す。原付バイクでその後を追おうとした誠治は、隣家から出てきた西本幸子(坂口良子)に、声をかけた。幸子は、あれから息子の和彦(横尾渉)と会っていないらしい。誠治は、そんな幸子に、和彦がいまでも時々戻ってくるのは何故か、と問いかけ、いまからでもやり直しはできると思う、と続けた。

新居に到着した誠治たちは、さっそく荷解きを始める。その際、誠一は、次は結婚活動に精を出すよう誠治に命じた。それに誠治が反発し、言い争いが始まった。寿美子は、そんなふたりの姿を笑顔で見つめて...。

※フジテレビHPより引用

流れ星

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流れ星

 

流れ星

2010年10月18日からフジテレビ系列で放映。月曜9時枠。

ある秘密を抱えた水族館飼育員の男が人生に絶望した風俗嬢と愛のない契約結婚を行い、偽りの愛から真実の愛を探していく恋愛ドラマ。

主演は、「できちゃった結婚」以来9年ぶりの月9出演となる竹野内豊。ヒロイン役は「絶対零度」以来の連続ドラマ出演となる上戸彩。そのほか、松田翔太や北乃きい、川口春奈らが登場する。

流れ星 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

流れ星の主題歌

コブクロ 「流星」

 

 

流れ星の出演者

岡田健吾 ...... 竹野内豊
槇原梨沙 ...... 上戸彩
神谷凌 ...... 松田翔太
岡田マリア ...... 北乃きい
安田瑞希 ...... 川口春奈
柏原裕也 ...... 中川真吾
沢村涼太 ...... 桐山照史
川本千鶴 ...... ちすん
中島留美 ...... 北川弘美
川本順二 ...... 杉本哲太
岡田和子 ...... 原田美枝子
槇原修一 ...... 稲垣吾郎

 

 

流れ星のスタッフ

脚本:臼井素子、秋山竜平
脚本監修:伴一彦
音楽:井筒昭雄
演出:宮本理江子、石井祐介、並木道子
プロデューサー:中野利幸
制作:フジテレビ・ドラマ制作センター

 

 

流れ星の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年10月18日 最愛の人は一年の命 契約から始まる愛!! 13.6%
第2話 2010年10月25日 命がけの想い 14.2%
第3話 2010年11月1日 二人の秘密... 13.7%
第4話 2010年11月8日 衝撃の告白 15.0%
第5話 2010年11月15日 壊れた絆 12.6%
第6話 2010年11月22日 愛と死 13.9%
第7話 2010年11月29日 二人きりの夜 13.6%
第8話 2010年12月6日 最後の夜 14.8%
第9話 2010年12月13日 引き裂かれた絆 13.4%
最終回 2010年12月20日 二人の決断 15.8%

 

 

流れ星のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「最愛の人は一年の命 契約から始まる愛!!」のあらすじ

新江ノ島水族館に勤める岡田健吾(竹野内豊)は、婚約者の相澤美奈子(板谷由夏)との結婚を控え、幸せな気分でいた。

同じ頃、槇原梨沙(上戸彩)も、恋人の藤代誠(大東俊介)から両親に会ってほしいと言われ、笑顔になる。と、そんなとき、梨沙の携帯電話が鳴った。誠には秘密だが、梨沙はイメクラで働いており、電話は出勤の催促だった。

翌朝、梨沙が帰宅すると、兄の修一(稲垣吾郎)が部屋にいた。修一は、借金を梨沙に押し付けたまま姿を消していたが、返済のめどが立ったという。それを信じない梨沙が金を見せろと迫ると、修一は逆に梨沙の財布を奪おうとする。もみ合ううち、イメクラの名刺が落ち、それを見られてしまった梨沙は、部屋を飛び出した。がむしゃらに走った梨沙は、気づくと新江ノ島水族館の前にいた。水族館に立ち寄り、クラゲの水槽の前にやってきた梨沙は、ふわふわと漂うクラゲたちに心を奪われる。やがて閉館時間になるが、それでもクラゲに見入っていた梨沙に、健吾が声をかけた。

一方、高校の美術部に所属する健吾の妹のマリア(北乃きい)は、親友の安田瑞希(川口春奈)とおしゃべりに興じていた最中に、突然、意識を失い倒れてしまう。病院で目を覚ましたマリアに、担当医師の神谷凌(松田翔太)はやさしい笑顔を見せる。

神谷は、病院にやってきた健吾と母の和子(原田美枝子)に、このままではマリアの余命は1年ほどだろうと告げた。マリアは肝臓の病気で移植を必要としているのだ。健吾と和子は、自分の肝臓を使ってほしいと言うが、検査の結果、ともに不適合であると判明した。肝臓のドナー候補は、6親等以内で血縁のある者か、3親等以内であれば血縁でなくても構わないという。健吾と和子は、親戚を当たるが、誰からもいい返事はもらえなかった。

マリアは、同じ病棟に入院している落語好きの少年・沢村涼太(桐山照史)と知り合いになる。
そんな日の夜、美奈子と夕食の準備をしていた和子は、美奈子に、マリアのために肝臓をわけてやってほしいと切り出す。突然、土下座をして頼まれた美奈子はとまどい、言葉を発せない。と、そこへ、健吾が帰ってきた。事態を知り驚く健吾を尻目に、美奈子は岡田家を後にする。

一方、梨沙は、修一の借金を返し終え、遂にイメクラを卒業した。その足で誠に会い、笑顔でグラスを酌み交わした。すると、そこに修一が現れた。なんと、修一と誠はすでに顔なじみで、料理店の出店を計画している誠は、儲かると言われ、出店資金の300万円を修一に預けていたのだ。驚いた梨沙は、修一に返金を迫るがはぐらかされ、さらに、イメクラで働いていることを誠に明かされてしまう。ショックを受けた誠は、店を飛び出していく。

絶望した梨沙が、新江ノ島水族館の裏の海岸でひとり酒を飲んでいると、健吾がやってきた。健吾は同僚の川本順二(杉本哲太)に仕事のことで水族館に呼び出され、帰るところだった。酔った梨沙は健吾に、クラゲには脳がないんだ、と話しかける。それは先日、水族館で健吾が梨沙に教えてやったことだったので、健吾は笑ってしまう。健吾が水族館の人間だと気づいた梨沙は、頼み込んで閉館後の水族館へ入れてもらう。ミズクラゲの水槽の前で足を止めた梨沙は、死んだら溶けてなくなるというミズクラゲを、じっと見つめていた。

翌日、梨沙は、再びイメクラにやってくると店長の白井(光石研)に土下座をして300万円を前借した。そして、それを誠に返すが、誠からは別れを告げられてしまう。

同じ頃、健吾は、美奈子から家族にはなれない――つまり、マリアのドナーにはなれない、と告げられた。
その日の夜、帰宅した梨沙は、アパートの前に停められた高級車から、修一が部屋に上がっていくのを見た。修一を追いかけるように部屋に入った梨沙に、修一は誠と仲直りできたか、と悪びれずに聞いた。怒りが爆発した梨沙は、包丁を持ち出すと、修一めがけて突進する。修一が避けると、梨沙は自分を刺そうとした。修一が包丁を取り上げようとしてもみ合ううち、修一は手のひらを切ってしまう。ハッとした梨沙は、包丁を放すと、部屋を飛び出していく。

泣きながら街をさまよいフラフラになった梨沙が行き着いたのは、踏切だった。遮断機をくぐり踏切内に入った梨沙は、電車が来る方に向かい立ち尽くす。と、1台の電車が迫ってきた。梨沙は目をつぶり、電車が来るのを待つ――。と、ふいに誰かに腕を引っ張られた。梨沙は、咄嗟にその手を払うが、その手は離さず、梨沙の体は踏切の外へ投げ出された。梨沙を救ったのは、健吾だった。

余計なことをしやがって、と言う梨沙に、健吾は、借金の額を尋ねる。そして、それを自分が肩代わりするから、家族になってほしい、自分と結婚してほしい、と頼む。驚く梨沙を見つめた健吾は...。

 

第2話「命がけの想い」のあらすじ

 岡田健吾(竹野内豊)は、電車に飛び込む寸前の槇原梨沙(上戸彩)を救出すると、借金を払ってやるから結婚してくれ、とプロポーズした。妹を助けるために結婚し肝臓を分けてほしい、と言うのだ。梨沙はとまどうが、借金を肩代わりしてもらうのを条件に承諾した。

健吾の母・和子(原田美枝子)は、健吾が梨沙と結婚すると聞き驚くが、入院中のマリア(北乃きい)を助けるのにほかに手段はないという健吾に、返す言葉がない。健吾は梨沙に、梨沙がドナーに適合すると判れば、肝臓の移植手術を受けることになると告げた。梨沙は、手術が成功したら、100万円を上乗せすることを健吾に約束させた。

翌日、イメクラにいた梨沙は、指名を受け個室に入っていく。と、そこにいたのは、兄・修一(稲垣吾郎)だった。梨沙と連絡が取れないため、店にやってきたのだ。梨沙は、店長を呼ぶと修一を店外へ。修一は、店の男たちから、殴る蹴るの暴行を受けた。

マリアを見舞った健吾は、マリアに沢村涼太(桐山照史)という友人ができたと聞く。彼氏か、と尋ねると、ムキになる妹を微笑ましく思う。その後、健吾は自宅へ戻るが、梨沙は帰宅していなかった。和子は、梨沙の気が変わったのでは、と不安になる。健吾は梨沙を信じるが、梨沙の携帯電話は、不通のままだった。

そんな翌日、健吾は、川本順二(杉本哲太)に言われ、川本の自宅を尋ねると、そこに健吾の元婚約者・相澤美奈子(板谷由夏)がいた。健吾と美奈子がケンカでもしていると思った川本と妻・千鶴(ちすん)が、ふたりを仲直りさせようと招いたのだ。健吾は理由は明かさなかったが、川本と千鶴に、美奈子と自分は別れたのだと説明した。その後、健吾は帰宅するが、梨沙は戻っていなかった。

和子は、やはり、他人のために体にメスを入れる人はいないのでは、と落胆する。  翌日、マリアと安田瑞希(川口春奈)が病院の屋上にいると涼太がやってきた。3人で話すうち、病院を抜け出して落語家の寄席を見に行くことに。そして、会場に着き落語を楽しんでいると、突然、涼太の容態が悪くなる。動揺したマリアと瑞希は、何もできないが、そこへ、マリアたちを探していた医師・神谷凌(松田翔太)が現れた。

 同じ頃、健吾は名刺を頼りに梨沙が働くイメクラにやってくる。しかし、梨沙に会えずに店外で待っていると、やがて、梨沙が出てきた。健吾は、声をかけようとするが思いとどまり、梨沙の後を追ってアパートの前までやってくる。と、和子からマリアが病院を抜け出したと連絡が入った。驚いて病院へ駆けつけた健吾だが、マリアは無事に戻り、涼太の容態も落ち着いたと聞き、安堵する。

そして、再び梨沙のアパートへとやってくる。部屋の前に立ち呼び鈴を押すと、ドアを開けたのは修一だった。妹とはどういう関係か、と尋ねる修一に、健吾は驚きを隠せない。梨沙から「家族はいない」と聞いていたからだ。そんなところへ、買い物袋を提げた梨沙が帰ってきた。健吾が修一のことを尋ねると、梨沙は怒って玄関のドアを閉めてしまう。健吾は、そんな梨沙の態度に落胆し、家に帰ることができず、海を見に行く。

やがて夜が明けた頃、荷物を詰めた大きなバッグを持った梨沙は、眠る修一を残して部屋を出た。そして、水族館に健吾を訪ね外に連れ出すと婚姻届を突きつけた。健吾は、なぜ、修一という兄がいることを話さなかったと聞くが、梨沙はそれを遮り、早く署名をしろ、と迫る。「本当にいいのか?」と意思を確認する健吾に、梨沙は、もう、戻れないんだ、自分にはあんたしかいないんだ、と答える。すでに梨沙が署名した婚姻届を受け取った健吾は、ゆっくりと自分の名前を書き込んだ――。

 

第3話「二人の秘密...」のあらすじ

 岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)は、役所に婚姻届を提出した。これでふたりは夫婦となり、梨沙は結婚の条件だった金を健吾から受け取った。そして、母の和子(原田美枝子)に結婚を報告。移植手術までの間、梨沙は岡田家に住むことになった。

同じ頃、梨沙のアパートに来た兄の修一(稲垣吾郎)は、部屋の様子から、梨沙が部屋を出ていることを知る。 一方、健吾の妹のマリア(北乃きい)は、健吾と相澤美奈子(板谷由夏)の結婚を心待ちにしていた。神谷凌(松田翔太)は、はしゃぐマリアを笑顔で見守る。そんな神谷に、健吾からドナー候補が見つかった、と連絡が入った。

 梨沙と打ち解けつつある和子は、健吾と梨沙を連れ出すと、デートスポットでふたりの写真を撮ったり、結婚指輪を購入させたりした。今後、移植の前に、医師らからドナーを志願した理由、結婚のことなどを聞かれるため、夫婦らしく見えるように、という配慮からだ。

その後、健吾と梨沙が買い物をしていると、川本順二(杉本哲太)と妻の千鶴(ちすん)が声をかけてきた。健吾と梨沙の関係を怪しむふたりに、梨沙は、自分は健吾の家に居候している「いとこ」だと言い、ふたりもそれを信じる。

そんな折、マリアは病院の廊下で、沢村涼太(桐山照史)と出くわす。と、そこに涼太に向かい手を振る女性がいた。姉の琴美(早織)だった。琴美は、涼太がその場を立ち去ると、涼太に移植手術が必要なこと、自分が家族で唯一のドナー候補なのに妊娠してしまい助けられないことを、マリアに打ち明ける。  そして、ついに移植前の面談の日がやってきた。

病院で待つ健吾と和子のもとに現れた梨沙は、髪を暗く染め、ブラウスにスカートという、清楚な姿をしていた。その後、3人は、神谷から移植手術に関しての説明を受けた。危険な手術ではないが、術後、さまざまな合併症が起こる可能性があると聞いた和子は動揺する。しかし、梨沙は、たじろぎもせず、ドナーへの強い意思を示したため、検査が行われることになった。

翌日、水族館にいる健吾を修一が訪ねてきた。梨沙の居場所や、梨沙がイメクラに返した借金のことを詮索するように聞く修一に、健吾は不信感を抱く。

そんな頃、検査を終えた梨沙が病院のトイレにいると、マリアが個室に駆け込んで来た。梨沙は、ドアも閉めずに便器に顔をうずめて吐くマリアの背中をさすってやる。しばらくして落ち着いたマリアは、梨沙に礼を言うと病室へと戻っていった。  数日後の夜、健吾が病院に行くと、マリアは病室ではなく屋上にいた。夜空を見上げるマリアは、流れ星を探していると言う。

願い事か、と尋ねる健吾にマリアは空を見上げたまま、「涼太がよくなりますように」と答える。そして、もし、自分に移植が必要になっても大丈夫、だと言う。突然のことに、健吾は、平然を装い何が大丈夫なのか、と聞き返す。するとマリアは、涼太に死神退散の呪文を教えてもらったからだ、と笑顔を見せた。 その頃、梨沙は、健吾の部屋でフワフワと水に漂うクラゲを見ていた。と、ベッドのそばにフォトスタンドを見つける。そこには、幸せそうな笑顔の健吾と美奈子が写っていた。

 後日、検査の結果が出て、梨沙の肝臓は、マリアに適合することがわかった。神谷から結果を伝えられた健吾は、安堵の表情を見せる。そんな健吾を、梨沙が見ていた。

その後、病室にやってきた神谷は、マリアに声をかける。すると、マリアは、ほぼ完成しかけたウェルカムボードの下書きを神谷に掲げた。それを見た神谷は、凍りつく。そこに、「KENGO&MINAKO」とあったからだ。驚き、「ミナコって?」と尋ねる神谷に、マリアは健吾の婚約者だと言って、写真を見せる。それは、当然、梨沙ではなかった。神谷は病室を出ると、先ほどまで病院にいた健吾と梨沙を追いかける。

その頃、健吾と梨沙は街を歩いていた。健吾は梨沙に向き直り礼を言うと、梨沙は「そういう契約だから」と返しながらも、小さく笑った。健吾は、そんな梨沙を見つめ...。

 

第4話「衝撃の告白」のあらすじ

ある朝、新江ノ島水族館にいた岡田健吾(竹野内豊)を神谷凌(松田翔太)が訪ねてきた。神谷は、健吾が相澤美奈子(板谷由夏)と別れた直後に槇原梨沙(上戸彩)と結婚し、その後、梨沙がマリア(北乃きい)のドナーに立候補したことを都合が良すぎると感じていたのだ。このまま手術をしていいとは思えない、と話す神谷に、健吾は、梨沙はすべてを承知している、と説明した。 神谷に呼ばれた梨沙は、マリアと面識もないのにドナーになると決めていいのか、と聞かれるが、梨沙は、自分はマリアを助けるためにドナーになりたいのだ、と明言する。 岡田家では、和子(原田美枝子)が、何も知らないマリアにどうやって梨沙のことを話せばいいのか、と不安を募らせていた。

一方、健吾と美奈子の結婚を楽しみにするマリアは、密かにウェルカムボードを作っていた。 そんな折、健吾を訪ねて、槇原修一(稲垣吾郎)が水族館にやってきた。川本順二(杉本哲太)は、妙に馴れ馴れしく健吾の行き先を尋ねる修一を不審に思う。

その頃、梨沙はマリアの病室にいた。ふたりはお互いの素性を知らぬまま出会い、親交を持っていたのだ。と、そこへ、健吾が入ってきた。健吾と梨沙は目が合うが、すぐに逸らすと、梨沙は病室を出ていく。

後日、マリアが沢村涼太(桐山照史)の病室を訪ねると、涼太は安田瑞希(川口春奈)と談笑していた。そんなふたりに呆れたマリアが部屋を出ると、涼太が追いかけてきて、自分のマフラーをマリアの首に回す。  その後、マリアは、美奈子の携帯に電話をすると、結婚式の準備は進んでいるか、と尋ねる。未だに自分と健吾の結婚を心待ちにしているマリアに、美奈子は切ない気持ちでいっぱいになる。

そんな日の夜、健吾と梨沙は、自宅の外で空を見上げた。沖縄の海中には、流れ星のように見える魚群がいると話す健吾に、新婚旅行で連れて行ってくれ、と冗談めかして梨沙が言う。すると健吾は、手術が終ったら行ってみるかと笑顔を見せた。梨沙は、そんな健吾に礼を言った。こんなことでもなかったら、自分はやり直せなかった、と言うのだ。それを聞いた健吾は、修一と何があったのか、と尋ねる。

梨沙は、修一が借金を作ったり、ウソをついたりするのだと明かし、もう関わりたくない、と打ち明けた。 数日後、マリアが一日だけ帰宅することになった。梨沙や移植手術のことを、家族で話し合うためだ。いよいよマリアと対面か、と意気込む梨沙に、健吾はまずは家族3人で話させて欲しいと頼む。梨沙は、一瞬、寂しさを覚えたが、それを了承する。

 マリアが帰宅する当日、岡田家を出た梨沙は、車で近所を通り過ぎる修一を目撃する。そして、案の定、岡田家に現れた修一を車に連れ戻すと、自分も乗り込んで発車させた。と、走り去る車を、帰宅途中の健吾が見つけた。健吾は、自転車を目一杯こいで車を追うが、途中で見失ってしまう。

やがて、駐車場に車を停めた修一は、梨沙の結婚を喜ぶふりをしながら、暗に金を無心する。呆れた梨沙が聞くと、50万でいいから貸して欲しいと頼む。梨沙は、自分が働いて渡すから岡田家には近づくな、と釘を刺す。そして、ふたりが車を降りると、そこへ、息を切らした健吾がやってくる。梨沙が、修一の腕を取り歩き出すと、梨沙の腕を健吾が掴んだ。

梨沙は、その手を払い「あんたには関係ない」と声を荒げるが、健吾は再び梨沙の腕をつかむと、修一に向かい、これ以上梨沙に付きまとわないでくれ、梨沙は自分の妻だから、と言い放つ。そして、梨沙を連れてその場を立ち去る。そんなふたりを、修一は無表情に見つめていた。 久々の帰宅に浮かれていたマリアは、健吾とともに帰ってきた梨沙を見て、言葉を失う。

その後、健吾がすべてを説明するが、突然の告白に衝撃を受けたマリアは、部屋に篭ってしまう。 翌日、健吾が病院に送り届けると、マリアは真剣な表情で、手術を受けると言った。その言葉に、健吾はひとまず安堵した。しかし、病室に戻ったはずのマリアは姿をくらませる。ベッドの下には、無残に壊されたウェルカムボードが残されていて...。

 

第5話「壊れた絆」のあらすじ

岡田健吾(竹野内豊)は、神谷凌(松田翔太)から、マリア(北乃きい)が行方不明だと連絡を受けた。マリアの病室にやってきた健吾は、ベッドのそばに、壊されたウェルカムボードを見つける。 その頃、マリアは電車のなかにいて、横にはマリアを追ってきた沢村涼太(桐山照史)がいた。ふたりの携帯電話には、神谷から連絡が入るが、ふたりは電源を切ってしまう。  健吾は、自宅にいる梨沙(上戸彩)に電話をするが、マリアは自宅にも連絡をしてきていなかった。また、安田瑞希(川口春奈)も、相澤美奈子(板谷由夏)も、マリアの失踪を知らなかった。

そんななか、岡田和子(原田美枝子)が帰宅する。健吾からマリアのことを口止めされていた梨沙は、取り繕いながら和子と接していたが、マリアを心配した美奈子がやってきたため、事情を話す。そこへ、健吾が帰ってきた。健吾は美奈子に、自分と梨沙は結婚したと説明。それが、マリアに肝臓を提供するためだと知った美奈子は、衝撃を受ける。そして、そのまま新江ノ島水族館へ向かい、川本順二(杉本哲太)、千鶴(ちすん)夫妻に、移植のことを話す。

同じ頃、槇原修一(稲垣吾郎)は、看護師・中島留美(北川弘美)をバーに誘い、グラスを傾けていた。酔った留美は饒舌になり、修一に促させるままにホテルで一夜を過ごしてしまう。 一向にマリアの行方が知れないなか、梨沙はここに引っ越す前の家にいるのではないか、とつぶやく。健吾が否定すると、山梨ではないのか、と梨沙が尋ねる。山梨という言葉に、健吾と和子は顔を見合わせた。マリアが、山梨生まれだと言っていたというのだ。それを聞いた健吾は、山梨へと車を走らせる。その助手席には、梨沙がいた。道中、健吾は梨沙に、マリアは和子の実子ではなく、健吾の父親とその愛人の子どもだと明かす。3人は山梨に住んでいたが、火事で父親と愛人が亡くなったため、生き残った2歳のマリアを引き取ったのだという。

その頃、マリアも、自分の生い立ちを涼太に打ち明けていた。生まれて以来、周囲に迷惑をかけっぱなしだと、自嘲気味に話すマリアに、涼太は自分も同じだと明るく返す。

健吾と梨沙が、父親が住んでいた家の跡地に着くと、女性が声をかけてきた。女性は、健吾と梨沙を自分の家族が営む時計店に案内すると、店の置くから箱に入った懐中式のコンパスを出して、健吾に差し出す。それは、健吾の父親が、健吾の就職祝いに贈ろうとして、店に修理を依頼していたものだった。

翌朝、車で夜を明かした健吾と梨沙は、健吾の父親の墓参りに行く。初めて父親の墓前に立った健吾は、コンパスを取り出し、そこに彫られた「to Kengo」という刻印を見て、胸を詰まらせる。そんな健吾の後姿を見た梨沙は、その場を立ち去る。そして、健吾を待つ間、マリアが「オレンジ色の海」と言っていたことを思い出す。 和子から情報を得た健吾と梨沙は、「オレンジ色の海」だと思われる湖へとやってくる。と、そこで湖畔にたたずむマリアを見つけた。一緒だった涼太は容態が悪化し、地元の病院で処置を受けているため、マリアはひとりでやってきたのだ。健吾に声をかけられたマリアは、移植手術はしないと決めた、と言う。

 すると、そこへ和子が現れた。和子が、出生について黙っていたことを謝ると、マリアは中学のときに真実を知ったが、健吾と和子と家族でいたかったから言い出せなかったのだ、と明かした。そんなマリアに和子は、昔、健吾と同じようにはマリアを愛せない自分に悩み、この湖でマリアと無理心中を図ろうとしたことがあったと打ち明けた。

マリアはそれを聞くが、無表情のまま、湖へと入っていく。健吾は、移植手術をすれば助かるんだ、と引き止めるが、マリアは健吾にも自分にもうんざりだと言って、深みに入っていく。それを見た梨沙はマリアに駆け寄ると、移植しないなら死んでもいいのか、と声を荒げる。マリアは、健吾に偽装結婚させてまで生きたくはないと言い返す。そんなマリアに梨沙は、きれいごとを言うな、と掴みかかる。もみ合うふたりを健吾が止めるが、マリアはさらに深みへと進んでいく。 そこへ、和子が来てマリアを抱きしめる。「帰ろう」という和子の言葉に、マリアは号泣する。

その頃、誰もいない岡田家に修一の姿があった。修一は、健吾の部屋で貯金通帳を見つけ出すと、300万円を引き出した記載を確認する。さらに、健吾と梨沙が写った写真を見つけ...。

 

第6話「愛と死」のあらすじ

岡田健吾(竹野内豊)、梨沙(上戸彩)、マリア(北乃きい)、和子(原田美枝子)は山梨から自宅に戻ったが、マリアは依然、移植手術を受けることを拒否していた。そんなマリアに梨沙は、自分が岡田家にいる意味はあるのかと悩む。

病院に戻ったマリアは、神谷凌(松田翔太)に、手術を受けるつもりはないと言い、健吾と梨沙の間に肝臓をめぐり金銭の授受があったことを話してしまう。

そんな折、岡田家に槇原修一(稲垣吾郎)がやってきた。修一と面識のない和子は、梨沙の兄だと言う修一を家に入れる。マリアの手術のことを知っていた修一は、梨沙をドナーにするのは止めてくれ、と和子に頼む。 その頃、梨沙は相澤美奈子(板谷由夏)に会っていた。梨沙は、手術後に健吾と美奈子がヨリを戻すと伝えれば、マリアは納得して手術を受けるのではないか、と話した。 同じ日の夕方、健吾はマリアを訪ね、手術を受けるように言うが、マリアは譲らない。それどころか、早く梨沙と離婚をしてくれと怒りをあらわにする。健吾は、そんなマリアの頬を打った。

 マリアとの話し合いは平行線のまま、病院を出ようとしていた健吾を、神谷が呼び止めた。金銭の授受があるとわかった以上、移植手術はできないと言うのだ。健吾は食い下がるが、神谷はその場を立ち去ってしまう。

一方、マリアと山梨に出掛けた沢村涼太(桐山照史)の病状が急激に悪化する。脳死ドナーが現れない限り、なすすべもなく、神谷ら医師も、涼太の家族も見守ることしかできない。 帰宅した健吾は、和子に神谷から手術はできないと言われたと告げる。それを聞いた梨沙は、自分が金銭授受のことをマリアに話したからだ、と謝る。そして翌日、神谷を訪ねると、金を返せば手術はできるのか、と迫った。さらに梨沙は、人ひとり助けられなくて何が医者だよ、と捨てゼリフを吐く。

そんな日の夕方、健吾と和子は、病室にマリアを訪ねるが、マリアはふたりに会おうとしない。健吾が仕方なく病室を出ると、看護師・中島留美(北川弘美)が声をかけてきた。涼太が健吾に会いたがっているという。健吾は、個室に移された涼太を訪ねるが、涼太は顔色も悪く、話すことすら辛そうな状態になっていた。それでも、健吾にマリアのドナーを見つけてくれたことの礼を言い、絶対に移植手術を受けさせてくれ、と頼む。

 そんな折、和子は、移植手術を止めてほしいという修一を喫茶店に呼び出し、封筒に入った金を渡す。修一は、そんなつもりではないといいつつ、それを受け取る。

同じ頃、マリアは涼太の病室を訪ねる。涼太は、病状が思わしくないが、それでも元気に振舞おうとしていた。マリアは、そんな涼太に、以前から約束していた似顔絵を描いてやる。そして、約束を果たしたのだから、涼太も長編の落語を聞かせるという自分との約束を守れと言う。それを承知した涼太は、元気になったらスカイツリーの展望台からの景色も描いてくれ、と頼み、マリアの手を握る。マリアは、その手に自分の手を重ねると、涼太にキスをした。

そして、スケッチブックを閉じると、続きは明日、と言って部屋を出た。涼太は、その後ろ姿を見つめていた――。 マリアが廊下を歩いていると、看護師たちが慌しく涼太の部屋の方へ行くのが見えた。マリアは、何かを感じ取るが病室には戻らず、屋上へと上がり、スケッチブックに描かれた涼太を抱きしめた。 やがて、神谷らの処置もむなしく、涼太は帰らぬ人となった。

 部屋へ戻ったマリアは、ひとり静かにベッドに座った。と、そこへ、健吾が着替えなどを持って現れた。マリアは健吾に、涼太のことを話すと、健吾は涼太から預かっていたと言って、携帯電話を手渡す。そこには、涼太が録画した動画があった。マリアとの約束を守るため、ベッドの上に正座をし身振り手振りで落語をやる涼太。それを見たマリアの目から、堰を切ったように涙がこぼれ落ちた。

その頃、海辺の道を歩いていた健吾は、海辺にたたずむ梨沙を見つける。健吾は、最後に涼太と話した際、マリアの未来を見ているようで怖くなった、結局、自分は自分のことしか考えておらず、マリアにも気持ちを押し付けているだけなのかもしれない、と苦しい胸のうちを明かした。梨沙は、そんな健吾を見つめると、それでも生きて欲しいという気持ちは本物だろう、と言い切った。

そして、自分も金のためだけではなく、マリアを助けたいと思っている、と明かした。 その後、健吾と梨沙が自宅に戻ると、玄関先に美奈子が立っていた。健吾が声をかけると、美奈子は、突然、自分がマリアのドナーになると宣言した。梨沙のおかげで決心がついたのだと言うのだ。とまどう健吾は、梨沙を見ると、梨沙は「よかったじゃん」と言い残し、家に入っていく。健吾は、その背中を見つめ...。

 

第7話「二人きりの夜」のあらすじ

岡田健吾(竹野内豊)は、マリア(北乃きい)のドナーになりたいと言い出した相澤美奈子(板谷由夏)に戸惑いを隠せない。一度は別れたが、健吾が忘れられない美奈子は、自分がドナーになり移植手術をするのが妥当だと考えたのだ。

一方、マリアの病状は予断を許さない状態だったが、マリアはまだ移植手術に納得していなかった。 美奈子がドナーになる以上、自分は不要だと感じた梨沙(上戸彩)は、荷物をまとめ岡田家を出て行く。 そんな頃、神谷凌(松田翔太)は、病院の医局に送られてきたファックスを見て愕然とする。そこには「健吾は臓器売買で肝臓を手に入れた。手術は中止すべきだ」と書かれていた。それを見た中島留美(北川弘美)が、槇原修一(稲垣吾郎)に電話をすると、修一は自分がファックスを送ったことを認めた。

神谷に呼び出された梨沙は、ファックスを見て驚くが、美奈子がドナーになるので、自分は手術はしないし、健吾から受け取った金は返すつもりだ、と話す。そして、久々にアパートに戻ると、そこには修一がいた。修一と話すうち、梨沙は修一が岡田和子(原田美枝子)から、金をゆすりとっていたことを知る。そして、修一のスーツの内ポケットにあった金をつかむと、部屋を出ていく。

同じ頃、健吾は、川本順二(杉本哲太)から梨沙が大きな荷物を持って歩いていた、と聞き、急いで自宅に戻る。が、すでに梨沙の姿はなかった。和子は、修一のところへ行ったのでは、と言う。それを聞いた健吾が、なぜ修一を知っているのかと尋ねると、和子は修一が手術を止めろと訴えに来たこと、そして、手術を認めてもらう代わりに金を渡したことを明かした。 健吾が、梨沙のアパートにやってくると、修一が現れた。健吾は梨沙の居場所を教えてくれと頼むが、修一はそれを拒否する。

アパートを後にした健吾が自転車を走らせていると、夜の橋の上にたたずむ美奈子の姿があった。その日の夕方、健吾は美奈子から、一緒にマリアの見舞いに行こうと誘われたが、断っていたのだ。自分をずっと待っていた美奈子に健吾は、気持ちは嬉しいが、無理してドナーになると言ったんだろう、でも、もう大丈夫だから、と声をかけた。すると、美奈子は、やさしくせずにはっきり言ってくれ、と自分に対する気持ちを言うように促す。健吾は、美奈子とは結婚はできない、と本心を明かした。

そして、自宅へ戻ると、修一から取り返した金を郵便受けに入れようとする梨沙を見つける。健吾に声をかけられた梨沙は、和子に返しておいてくれ、と金を渡すが健吾は受け取らない。と、梨沙は健吾のポケットに金を押し込んだ。そして、「離婚届、送るから」と言って、歩きはじめる。健吾は、梨沙を追いかけると、「戻ってきてほしい」と引き止めた。  翌日、健吾はマリアに、確かに自分と梨沙は契約結婚をしたが、梨沙は本気でマリアを助けようと思っている、その気持ちを信じてくれ、と話す。健吾の言葉を聞いたマリアは、梨沙とふたりで話したいと言う。そしてやってきた梨沙に、どうして他人のために手術が受けられるのか、と尋ねた。

すると、梨沙は、死のうとしていた自分を健吾が助けたからだ、と答える。自分が生きているのは、健吾のおかげだと言う梨沙に、マリアは、手術を受けることを決心する。 そんな日の夜、梨沙の携帯に修一から着信があった。アパートに戻ってこないので心配していると話す修一に梨沙は、手術が終ったら戻るから、と言った。 後日、修一が再び送ったファックスが病院内で騒動となり、医師らが緊急会議を開くことになった。そこに出席した神谷は、意見を求められると、ファックスの内容には信憑性がない、自分は岡田夫妻と面談を重ねてきたが、ふたりは深い絆で結ばれていて、契約結婚なんかではない、と断言した。

その後、健吾は神谷を呼び出すと、梨沙をドナーにして手術をすることをもう一度考えてほしい、と頼む。神谷は、健吾と梨沙の気持ちを信じることにした、と言って手術を承諾した。  そして、手術の前夜、和子はマリアに付き添っているため、岡田家には健吾と梨沙だけになった。寝付けない梨沙は、健吾の部屋を訪ねると、クラゲの水槽のそばへ。そして、クラゲを見ているうちに、眠気がやってきた。

そんな梨沙に健吾が、自分は別室で休むからと言って部屋を出ようとしたとき、梨沙が声をかけた。振り向いた健吾に、梨沙はTシャツをまくりあげると、「覚えといて、私のお腹」と言って腹を見せた。手術をすれば、腹に大きな傷が残ってしまうため、梨沙は、自分の今の姿を健吾に覚えておいてほしかったのだ。梨沙の気持ちがわかる健吾は、しっかりと覚えたと言って、梨沙を見据えた。

そして、手術当日。和やかななかにも、緊迫した空気が流れるなか、梨沙とマリアはストレッチャーに乗せられ手術室へ入っていった。 同じ頃、修一は、タブロイド紙の記者・岩井冴子(上野なつひ)と会っていた。 病院では、手術開始を示すランプが光り、健吾は和子とともに、祈るような気持ちでいた。

 

第8話「最後の夜」のあらすじ

岡田健吾(竹野内豊)は、手術を終え病室にいた梨沙(上戸彩)に、集中治療室で眠るマリア(北乃きい)の意識が戻ったと伝えた。早速、梨沙がマリアを訪ねると、病室には神谷凌(松田翔太)、岡田和子(原田美枝子)がいて、梨沙を見たマリアは、涙を流して礼を言った。

同じ頃、槇原修一(稲垣吾郎)は、タブロイド紙の記者・岩井冴子(上野なつひ)に会い、梨沙がドナーとなった移植手術の件を記事にしてくれと頼んでいた。 数日後、退院した梨沙は岡田家に戻ってくる。手料理で梨沙を迎えた和子は、料理を美味しそうに食べる梨沙に、このまま家にいても構わないと言うが、梨沙は契約だから出ていくと答える。そして、健吾の提案で、次に住む部屋が見つかるまで滞在することになった。梨沙に付き合いアパート探しをする健吾は、ひとりで大丈夫か、と尋ねるが、梨沙は大丈夫だと気丈に振る舞う。

一方、順調に回復するマリアを、安田瑞希(川口春奈)が訪ねてきた。瑞希は、マリアが描いた沢村涼太(桐山照史)のデッサンを、涼太に渡そうと勧める。そして、後日、やってきた涼太の姉の琴美(早織)に手渡した。そんな折、梨沙は神谷から連絡を受け、大衆的な食堂で落ち合う。以前、神谷が梨沙に昼食をおごるという約束をしていたからだ。そこで、神谷は幼少の頃、親が借金をし夜逃げ同然で家を転々としていた、と話した。

梨沙は、自分と同じ境遇を生きてきた神谷に親近感を覚える。 部屋が決まり岡田家を出る日が迫る梨沙は、マリアにマニキュアをしてやるという約束を果たすため、病院を訪れる。しかし、病室には、相澤美奈子(板谷由夏)、川本順二(杉本哲太)、千鶴(ちすん)が見舞いに来ていて入っていけない。そのためロビーにいると、美奈子が声をかけてきた。美奈子は梨沙に、健吾から結婚はできないと言われたことを明かし、健吾をよろしく、と清々しい笑顔を見せた。

そして、引っ越しの前夜、買い物を終えて岡田家に戻った梨沙の前に修一が現れた。いつ戻るのか、と尋ねる修一に梨沙は、離婚をし岡田家は出るが、お前のところには戻らない、と言い放つ。そんな梨沙を、修一は悲しそうな目で見つめていた。

その夜、健吾、梨沙、和子が食卓を囲んでいると、健吾が、梨沙の前に自転車のカギを差し出した。梨沙の新居が駅から遠いと聞いた健吾が、梨沙のために自転車を買ったのだ。夕食後、梨沙は早速、自転車に跨ってみるが、その表情はうかない。実は自転車に乗れないのだ。梨沙からそう告白された健吾は、練習に付き合ってやることに。ペダルを漕ぐが、フラフラと不安定な梨沙を、後ろから支えてやる健吾。何度も何度も繰り返すうちに、梨沙は、健吾の手を離れて走ることができた。振り返った梨沙に、健吾は笑顔を見せた。

そして、ついに引っ越しの日が来た。荷造りを終えた梨沙は、記入済みの離婚届を健吾に差し出し、健吾は成功報酬が入った封筒を手渡した。梨沙はそれを受け取ると、「ありがとね」と言った。健吾も「ありがとう」と短く返すと、ふたりは握手を交わした。 同じ頃、修一のもとへ、冴子から連絡が入った。梨沙の件が新聞記事になったと言われるが、その内容は、修一が話したものとは異なっていた。 

岡田家では、梨沙が小さなトラックに荷物を積み終えていた。そんな梨沙に、和子はいつ戻ってきても構わないと声をかけるが、梨沙は「お世話になりました」と頭を下げるだけだった。そして、「じゃあ」と健吾に挨拶をすると、トラックに乗り込んだ。健吾はトラックを見送ると、自転車に跨り、仕事へと出掛けて行った。そして、水族館へのいつもの道を走るが、ふいに自転車を止めると、来た道を猛スピードで引き返しはじめた。梨沙を乗せたトラックを追うために――。

全力でペダルを漕いだ健吾だったが、結局、トラックを見つけることはできず、あきらめて水族館へとやってきた。そこで、水族館前の海を見た健吾は、導かれるかのように、梨沙と座った海岸へ歩き出した。と、そこに、梨沙が座っていた。驚く健吾に梨沙は、最後に水族館のクラゲを見にきたのだが、開館前だったと言った。 そして、健吾の横を通り過ぎようとしたとき、健吾が梨沙の腕を引き寄せ、梨沙を抱きしめた。強く、強く抱きしめる健吾に、梨沙も健吾を抱きしめた。梨沙の瞳からは、一筋の涙がこぼれ落ち...。

 

第9話「引き裂かれた絆」のあらすじ

水族館にいた岡田健吾(竹野内豊)のもとへ、タブロイド紙「日刊タイムズ」の記者・岩井冴子(上野なつひ)がやってきた。冴子が差し出した新聞には、「臓器売買」についての記事があり、冴子はさらに取材をしたいと言う。健吾が、話すことは何もないと断ると、冴子は、これから他の媒体にも記事が載りはじめ、大変なことになるだろうと伝えた。

同じ頃、岡田マリア(北乃きい)が入院する病院でも、記事が話題になっていた。責任を感じた神谷凌(松田翔太)は辞職を願い出るが、退けられる。 さらに、岡田家にも冴子から取材依頼の電話が入り、応対した梨沙(上戸彩)は、思わず電話を切ってしまう。 そんななか、槇原修一(稲垣吾郎)は、冴子を呼び出すと、記事の内容が、自分が話したものと違うといって修正記事を出すよう依頼。しかし、冴子は、自分は事実を書いただけだとそれを拒否する。 冴子が言ったように、健吾や岡田家の周辺に新聞社などからの取材が相次ぎ、健吾らを悩ませていた。水族館にも迷惑がかかると感じた健吾は、水族館を辞職する。

一方の梨沙は、意を決して日刊タイムズ社へとやってくるが、健吾に見つかってしまう。と、そこへ冴子がカメラマンを連れて現れた。取材を受ける気になったかと言う冴子に、あの記事は事実無根だと返す健吾。それなら訴えてくれ、と言い放つ冴子に梨沙が詰め寄ろうとすると、カメラマンがシャッターを切った。健吾は、梨沙をかばうように立つが、冴子は、世間はかわいそうな風俗嬢に興味があるんだ、と挑むように言う。

健吾と梨沙は、その場を立ち去るしかなかった。 その後、発熱した梨沙は、岡田家で休んでいた。そばにいた健吾は梨沙に、冴子に何と言うつもりだったのかと聞くと、梨沙は、結婚は偽装ではなく、自分たちはしっかりとした夫婦だと言おうとしたと答える。健吾は、そんな梨沙を見つめ、ほとぼりがさめるまで、この家を離れたほうがいいだろうと言う。そこへ、突然、修一が現れる。家に上がり込み、梨沙を見つけた修一は、梨沙を連れ出そうとする。梨沙がその手を振り払うと、健吾と結婚して一緒に暮らすのか、と迫る。

そうだ、と答えた梨沙の言葉に衝撃を受けた修一は、梨沙にすがるが、梨沙は修一を突き放す。すると、これを記者に売ることにする、と言って、携帯電話にあった写真を突き出した。それは、健吾が梨沙に支払った300万円を引き出した通帳のページだった。健吾は修一に、どこまで梨沙を苦しめるんだ、と詰め寄るが、修一は、健吾が梨沙の肝臓と気持ちを奪わなければ、こんなことにはならなかった、と言い返す。

そんななか、相澤美奈子(板谷由香)の計らいで、梨沙は美奈子が勤めるホテルに身を隠すことになった。その夜、ベッドで眠る梨沙のもとへ健吾がやってくる。健吾は、何かを思いながら梨沙の寝顔を見つめていた。

翌日、マリアも病室を移ることになり健吾がその手伝いにやってきた。病院にも、マリアの写真を撮ろうとする記者が現れたからだ。そこで、健吾はマリアに、自分のある決断について話した。それが梨沙のためだと確認したマリアは、静かにうなずいた。  その後、病院を出た健吾は、日刊タイムズ社へとやってきた。そこへ修一も現れた。健吾は、修一と冴子を前に、自分は最初から梨沙の肝臓が目的だった、と話しはじめた。

借金を肩代わりすることで梨沙に好意を向けさせ、結婚し、それから肝臓を奪ったのだ、と言うのだ。そして、修一の携帯電話の写真を、これが証拠だ、と冴子に掲げて見せた。突然のことに、修一は言葉を発することができない。 その頃、マリアから事情を聞いた梨沙は、日刊タイムズ社へ駆けつけるが、すでに健吾の姿はなかった。梨沙は健吾に電話をするが、健吾は何も答えない。そして、梨沙が、自分はどこに帰ればいいのか、またひとりにするのか、と必死の思いで聞くと、長い沈黙の後、「ごめん」とだけ言って電話を切ってしまう。

泣き崩れた梨沙のもとに、健吾から梨沙を託されていた神谷が現れた。 同じ頃、病院で眠るマリアのもとへ、修一がやってきた。忍び寄るようにマリアに近づくと、首に手を回し...。 そして、健吾がやってきたのは、警察署だった。梨沙や家族にこれ以上の被害が及ぶのを避けるため、離婚届けを提出し、すべてをひとりで背負う覚悟をした健吾は...。

 

最終回「二人の決断」のあらすじ(ネタバレ注意)

岡田健吾(竹野内豊)が警察に出頭した後、発熱し倒れた槇原梨沙(上戸彩)は、神谷凌(松田翔太)の知り合いの病院に入院する。同じ頃、槇原修一(稲垣吾郎)は岡田マリア(北乃きい)の病室にいて、眠るマリアの首に手を伸ばした。と、目を覚ましたマリアは、修一に記者かと尋ねる。そうだと答えた修一は、マリアと言葉を交わしたあと、病室を後にする。

病院で目を覚ました梨沙は、神谷に、健吾は本当に警察に行ったのか、と聞く。神谷はうなずき、健吾の覚悟をわかってやれと言うが、梨沙は答えない。 神谷が帰った後、梨沙の携帯電話に修一から着信があったが、梨沙は電話に出なかった。その後、病院を抜け出した梨沙が、携帯を見ると留守番電話が入っていた。それは、修一からの自殺をほのめかすメッセージだった。

一年後――。 元気になり復学したマリアが、家に駆け込んできた。そして、岡田和子(原田美枝子)に封書を見せ、自分の作品が美術コンクールの佳作に入ったと告げた。そして、今は運輸会社の配送センターで働く健吾にも報告。さらに、町の小さな病院に勤める神谷にも知らせに行った。そこでマリアは、神谷に梨沙から連絡はあったかと聞くが、神谷は否定する。

その頃、梨沙は、熱帯魚ショップで働いていた。そして、夕方になると、修一がリハビリ入院をしている病院へ通うのが習慣となっていた。そんなある日、神谷が熱帯魚ショップにやってきた。神谷は、梨沙が病院を抜け出してから、梨沙を探していたのだ。神谷は、マリアが梨沙を心配していると言うが、梨沙は、自分がここで働いていることは誰にも言わないでくれ、と頼む。そんな梨沙に、神谷はマリアの作品が展示される展示会のパンフレットを渡す。

 一方、健吾は、展望台でクラゲの展示を準備している川本順二(杉本哲太)と柏原裕也(中川真吾)の手伝いに行く。川本は健吾に、水族館に戻ってくるように言うが、健吾はそれを断る。 美術コンクール入賞作品の展示会がはじまり、マリアは、安田瑞希(川口春奈)、和子と会場にいた。するとそこに、健吾が、相澤美奈子(板谷由夏)、川本、千鶴(ちすん)を連れてやってきた。マリアの作品を囲み、和やかな時間が流れるなか、美奈子は健吾に、見合いをすることになったと伝える。

その後、健吾、マリア、和子は、展示会場からの帰り道を歩いていた。そんな3人を、会場を目指し歩いていた梨沙が見つける。健吾の姿に釘付けになった梨沙は、マリア、和子と笑いあう健吾の笑顔を、うれしそうに見つめていた。と、通行人にぶつかりそうになり、謝った。  そのとき、梨沙の声を聞いた気がして健吾が振り返ると、反対側の道を歩く梨沙の後ろ姿が見えた。健吾は立ち止まるが、トラックが走ってきて視界を遮った。トラックが行き過ぎた後、梨沙の姿はなかった。

梨沙が会場に着くと、すでに閉館していた。それでも、ガラス越しになかの様子が見えるところまで来ると、「つながる命」と書かれたマリアの作品を見ることができた。すると、そこに神谷が現れた。神谷は梨沙に、北海道の大学病院から誘われて、行こうと思っていると明かした。

数日後、健吾は、配送センターの荷物引き渡しカウンターで客に魚が入った荷物を引き渡した。そのとき、伝票に書かれた送り主の欄に、熱帯魚ショップの住所と梨沙の名前を見つける。

そんな折、梨沙が修一の病院へ行くと、リハビリ技師から修一が退院したと聞く。入院費用も全額支払ったと聞いた梨沙は、ハッとして鞄のなかの預金通帳を探すが、見つからない。 その頃、修一は、松葉杖を捨てて、街へと繰り出していた。 一方、健吾が帰宅すると、和子がポストに入っていたと言って、梨沙の預金通帳を手渡す。そこには、1年前から毎日少しずつ貯金をしていた記録があった。梨沙は、健吾に金を返そうとしていたのだ。 梨沙が熱帯魚ショップに戻ると、店長(キムラ緑子)が、男の人が梨沙を訪ねて来ていた、と言う。それが、健吾だとわかった梨沙は、店を飛び出し、街中を探すが見つけることができない。そんなとき、商店街のテレビが、今夜、ふたご座流星群が見られると伝えていた。

 同じ頃、梨沙を探すも見つけられずにいた健吾は、先日、クラゲの展示を手伝った展望台にやってくる。水槽のなかを泳ぐクラゲを見ていると、突然、ひとつの水槽が電気系統の故障を起こす。居合わせた健吾は、早速、修理をする。そして、修理を終え、水槽を覗くと、水槽の向こう側に、梨沙が立っていた。信じられない気持ちで水槽越しに見つめ合うふたり。やがて、梨沙が健吾に熱帯魚ショップに来た理由を尋ねると、健吾は、通帳を返したかったからだと答える。通帳を見た梨沙は、金が下ろされた形跡がないことから、修一が健吾と自分を引き合わせるために、通帳を岡田家のポストに入れたことを知る。

そんな梨沙に健吾は、「一緒に帰ろう」と言うが、梨沙は、まともに答えない。と、健吾は後ろから梨沙を抱きしめると、もう一度、「帰ろう」と言った。その言葉を噛みしめた梨沙は、涙を流し「うん」と答えた。そして、健吾に向き直ると、健吾を抱きしめ、キスをした――。

※フジテレビHPより引用

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