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2010年7月アーカイブ

GM~踊れドクター

GM~踊れドクター

2010年7月10日から日本テレビ系列で放映。日曜9時枠のTBS日曜劇場。

患者の身体に触れることなく病気を治せるアメリカ帰りのスーパードクターが、日本の総合診療科で奮闘する様子を描いた医療ドラマ。

主演は、14年ぶりにTBSの連続ドラマに登場する東山紀之。このほか多部未華子や椎名桔平らが登場。

GM~踊れドクター 動画(最終回の結末に注目!)

 

GM~踊れドクター日々の主題歌

関ジャニ∞ 「LIFE~目の前の向こうへ~」

 

GM~踊れドクターの出演者

後藤英雄 ...... 東山紀之(少年隊)
小向桃子 ...... 多部未華子
氷室慎太郎 ...... 椎名桔平
漆原誠司 ...... 生瀬勝久
本木健介 ...... 大倉忠義(関ジャニ∞)
後田淳 ...... 吉沢悠
大山剛三 ...... 大和田伸也
曽根智雄 ...... 八嶋智人
町谷玲奈 ...... 小池栄子

 

GM~踊れドクターのスタッフ

脚本:林宏司
演出:武藤淳、生野慈朗、渡瀬暁彦
医療監修:生坂政臣(千葉大学総合診療部教授)
プロデューサー:鈴木早苗、飯田和孝

 

GM~踊れドクターの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月18日 診断の天才登場 13.3%
第2話 2010年7月25日 原因不明 11.5%
第3話 2010年8月1日 誤診 12.2%
第4話 2010年8月8日 リストラ 8.7%
第5話 2010年8月15日 急性腹痛 8.6%
第6話 2010年8月22日 患者の嘘 10.4%
第7話 2010年8月29日 熱中症 9.6%
第8話 2010年9月5日 食道がん 7.7%
第9話 2010年9月12日 病院崩壊 8.8%
最終回 2010年9月19日 院内感染 8.8%

 

美丘 君がいた日々のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「診断の天才登場」のあらすじ

アメリカから日本に向かう飛行機で、偶然隣り合わせた後藤英雄(東山紀之)と小向桃子(多部未華子)。「少年隊」のDVDに見入る"ヒガシ"そっくりの後藤は、かつて「アミー&ゴー」というグループでデビューしたことのあるアイドルで、芸名を"ファイヤー後藤"に変えて再デビューすることが決まったばかり。「これで長年の夢がかないます」と嬉しそうに話す後藤を、桃子は不思議そうにみつめるのだった。

そんな折、機内で急病人が発生!研修医の桃子は、患者のようすから『小脳出血』を疑い、「一刻も早く緊急着陸し、病院に運ばないと患者の命に関わる」と乗務員に告げる。騒然となる機内の乗客たち...。ところが、患者をひと目見た後藤は、涼しげな顔。桃子に的確な指示を出し、あっという間に患者を治してしまった。「あなた、医者ですか?」との桃子の問いに、「医者じゃない、ダンサーだ」と答える後藤...。

数日後、桃子は期待に胸を弾ませ、英仁大学付属名峰病院の総合診療科(通称:ソウシン)へと赴任してきた。アメリカでは最先端の医療分野である「総合診療科」。ところが、名峰病院のソウシンはといえば、落ちぶれた医師の吹き溜まりだった。

上昇気流に乗っていたが、度重なる浮気が原因で離婚、左遷させられやってきた部長の氷室慎太郎(椎名桔平)、ソウシンの"冠婚葬祭部長"で元消化器内科医の漆原誠司(生瀬勝久)、"切りたがり救命医"と噂されソウシンに追いやられた町谷玲奈(小池栄子)、対人恐怖症のレッテルを貼られたオタクの元病理医・後田淳(吉沢悠)...。看護師の本木健介(大倉忠義)も見放すほどの悲惨な現状に、桃子は唖然。ソウシンは、院長の大山剛三(大和田伸也)と"コストカットが生きがい"の事務長・曽根智雄(八嶋智人)のリストラのターゲットとなっていた。

そんなある日、名峰病院に、原因不明の病気を抱える斉木(山口粧太)という男性患者が運ばれてくる。神経内科の医師は「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」だと診断を下すが、納得がいかない斉木の妹・葉子(三浦理恵子)は、総合診療科にセカンドオピニオンを要求する。しかし、やる気も診断能力もない氷室たちは、「神経内科の権威がALSと判断したのなら、間違いないんじゃない?」などと、当たらず触らずの態度。業を煮やした桃子は、先日の機内で出会った後藤の診断力を頼り、彼をソウシンに呼び寄せると決意して...!?

 

第2話「原因不明」のあらすじ

「ソウシンのメンバーは全員元ダンサー」という小向桃子(多部未華子)の言葉を信じ、"世界最高峰のGM"である後藤英雄(東山紀之)が名峰病院に残ることを決めた矢先、部長・氷室慎太郎(椎名桔平)は離婚した元妻・多恵(清水美沙)から"復縁の可能性"が伺える手紙を受け取る。優秀な後藤の力を借りてソウシンを立て直し、自分の人生をもやりなおそうと決意した氷室は、「後藤を正式採用してほしい」と曽根智雄(八嶋智人)に懇願。

曽根は、後藤を雇用することを理事会に掛け合うかわりに、ある患者の診断をソウシンに依頼する。その患者とは、「フリークエントフライヤー(よく来る要注意患者)」のレッテルを貼られた若い女性・真咲泉(中村ゆり)。泉はここ3ヶ月で3度、四肢(指、手、手首、腕)の筋肉痛を訴えて救急に収容されたものの、病因がわからず迷惑者扱いされている患者だった。そんな泉がスキンダイビング帰りの船上から海へ転落し、またもや名峰病院へ運びこまれていたのだ...。

氷室の問診によって「潜水病」と診断された泉は、高圧酸素ルームに入ることで病状が軽快し、後日退院することに。しかしその数日後、富士山登山の際に不調を訴えて、再び搬送されてくる。今度は「高山病」と診断する氷室だったが、後藤は真っ赤になった採尿袋と"腕の皮下出血"を見つけ、DIC(播種性血管内凝固症候群)ではないかと診断。

DICは重篤な病気だが、ステロイド投与で軽快したため、ソウシンメンバーはその原因を「自己免疫疾患(体を守ってくれるはずの免疫が攻撃を始める病気)」にかかっているからだと判断する。しかしさらに数日後、笑顔で退院していったはずの泉がジョギング中にショック状態となり、再び病院に担ぎ込まれて...!?

 

第3話「誤診」のあらすじ

アキバ系男子と美女...一見すると不釣合いなカップルが路上でキスをしている。
その男、宅間邦夫(佐藤満春)は、現在31歳。「彼女いない歴31年」にして、ようやく出来た彼女だった。しかし、幸せの絶頂にあった邦夫の体に異変が起きる...。

名峰病院では、院長・大山剛三(大和田伸也)と事務長・曽根智雄(八嶋智人)が"経営効率"を理由に挙げ、「ソウシン」メンバーをリストラするよう氷室慎太郎(椎名桔平)へ迫っていた。一方、"新生アミー&ゴー"として再デビューを目指す後藤英雄(東山紀之)も、ダンスグループを結成するのに「6人では多すぎる」と判断。誰かひとりを外さなくてはと考えていた。折しも、氷室の"リストラ計画"と、後藤がメンバー構想から外そうとした人物が、後田淳(吉沢悠)で一致。その情報をキャッチした桃子(多部未華子)は、後田のリストラに反対し、彼が能力のある医者であることを立証して守ろうとする。

後田が担当することになった邦夫は、宙を見つめてまったく反応がない。後田の見立ては、統合失調症のひとつであり、脳のエネルギーが低いために蝋人形のように動けなくなる病気・急性カタトニア症状。その後、後田の治療によって意識を取り戻し、快方に向かうと思われた邦夫だったが、今度は"壁のシミが大きくなる""チューブが蛇に見える"などの幻覚症状が出現し、ソウシンメンバーを困惑させる。漆原誠司(生瀬勝久)や町谷玲奈(小池栄子)は、後田が投与した薬の副作用が出たのではないかと推理するのだが...。

曽根たちが"後田のリストラ"を推し進めようとする中、邦夫の付き合っているはずの彼女はいっこうに姿を現さない。病名解明が出来るただひとりの男・後藤も、桃子にせっつかれてもなかなか後田を助けようとせず...!?

 

第4話「リストラ」のあらすじ

名峰病院では、業績の上がらない総合診療科のリストラ話がさらに進み、新たなリストラ候補として冠婚葬祭部長・漆原(生瀬勝久)の名前が上がる。漆原は、事務長・曽根(八嶋智人)や後藤英雄(東山紀之)に泣きつくのだが、まったく相手にされない。唯一、桃子(多部未華子)だけが、まるで保護者のように漆原の力になろうとする。

そんな中、後藤は病院の庭で、漆原の息子・颯太(岸本慎太郎)と出会い、ダンスを教える。颯太は、家庭では威張っている父親が、病院でバカにされていることを知り、強く反発していた。

リストラの危機にさらされ、いつになくどんよりとした空気を醸し出す漆原の診察を受けることになった患者は、平憲一(小林隆)50歳。1ヶ月以上続く体調不良を訴える平を「低血糖」と診断した漆原は、その対処としてブドウ糖を注射する。ところが、注射後に痙攣(けいれん)が起きたため、痙攣を抑える薬を注射すると、今度は呼吸が止まってしまった!焦った漆原は、誤って呼吸器の挿管を食道に行ってしまうという大失態を犯し、駆けつけた玲奈(小池栄子)の適切な処置によって、なんとか危機的な状態を回避する。"低ナトリウム"であることが判明した平には、「肺ガン」か「髄膜炎」の可能性が浮上。ソウシンのメンバーは、病名の特定を急ぐのだが...。

4日後、意識を取り戻した平は、自分は医療コンサルタントであることを明かし、漆原を「有名病院に部長待遇で招きたい」と言い出す。漆原は、半信半疑ながらも有頂天になり、院長の大山(大和田伸也)に辞表を提出して...!?

 

第5話「急性腹痛」のあらすじ

このところ思いつめていた様子の医師・町谷玲奈(小池栄子)が、突然「退職願」を出した。小向桃子(多部未華子)は、氷室慎太郎(椎名桔平)をはじめとするソウシンのメンバーに、玲奈を引き止めるよう頼むのだが、誰に相談してもまったく役に立たず、漆原誠司(生瀬勝久)に至っては「辞表は院長(大和田伸也)に直接出したほうが早く辞められるよ」などと本人に向かって言い出す始末。

そんな玲奈が病院を去ろうとしたその時、事故が起きた。後藤英雄(東山紀之)と玲奈の目の前で車が木に激突し、滝広美和子(片桐はいり)が頭から大量の血を流してよろよろと降りてきたのだ...。幸い大事には至らなかった美和子だが、元々ソウシンへの受診を希望していた患者だということもあり、救命からソウシンへ運ばれることに。そんな中、玲奈はたまたま以前勤めていた病院の先輩医師・井上(光石研)と出くわす。井上は、わざと周りの医師たちに聞こえるような声で「患者の処置はしなかっただろうな?君は、誤診して患者を切ると有名なんだから」と、玲奈を笑いものにする。

事故を目撃してしまった責任感もあり、玲奈は美和子の容態がはっきりするまで病院に残ることを決める。患者の病状は、原因不明の微熱、腹痛、咳。診察も済み、腹痛がおさまった美和子は「仕事があるので一刻も早く帰りたい」と玲奈を急かす。虫垂炎(盲腸)なのか...エコーを手にした玲奈が疑いを持ったそんな折、美和子が突如、意味不明の言葉をまくし立てはじめて...!?

 

第6話「患者の嘘」のあらすじ

なんと、名峰病院にテレビ番組への出演オファーが届いた。後藤英雄(東山紀之)は「ついにメジャーデビューだ」と大喜び!ところが、出演依頼があったのは、『これが日本のドクターだ!』という総合診療科を扱った真面目な医療バラエティ番組だった...。勝手に"テレビでダンスを披露できる"と思い込んでいた後藤は、「踊りNG」と聞き、激しく落ち込む。

すったもんだの末、テレビには部長・氷室慎太郎(椎名桔平)が出演することになった。名峰病院の評判を上げ、リストラを回避することを目論んだ小向桃子(多部未華子)は、後藤をバックステージにスタンバイさせ、"イヤホンを通じて出題されたクイズの正解を氷室に伝える"という作戦に出た。後藤の力を得て見事に正答を言い当て、気分のアガってしまった氷室は「私がミスターGMです」とその名を全国にアピール。

さらにその直後、「なんで自分にスポットが当たらないのか」と、業を煮やした後藤がスタジオへ乱入!!「アミー&ゴーは不滅です」とアピールするも、スタッフに取り押さえられ、テレビ局から出入り禁止を言い渡されるはめに。多大なるショックを受けた後藤は、ひとり備品室に閉じこもってしまう。

後日、「テレビ番組を見た」という患者たちが、氷室の診察を希望して総合診療科へ詰め掛ける。シックロールらしき患者も多く殺到する中、墨田栄子(あめくみちこ)という女性患者もまた、"氷室目当て"に名峰病院へやってきた。これまで数々の病院で診察を受けるも、全身を襲う痛みの原因が特定されず途方に暮れていた栄子だったが、"氷室なら自分の病気を解明してくれるのでは"と希望を抱いたのだ。

しかし、「痛い」と訴える栄子の身体には、どこにも悪いところが見つからない。氷室たちが、栄子もまた「シックロールだ」と決めてかかる中、看護師の本木健介(大倉忠義)だけが「そうは思わない」と疑問を呈して...!?

 

第7話「熱中症」のあらすじ

後藤英雄(東山紀之)ことファイヤー後藤が、「新生アミー&ゴー」のコンサート会場を決めてきた。本格的にチラシまで作り、ひとり盛り上がっている後藤に対して、いつのまにかメンバーに選ばれていたソウシンの面々は困惑。「どうなってるんだ?」と小向桃子(多部未華子)を囲んでつるし上げる。だが、開き直った桃子は「起こってしまったことはしょうがない」と、まったく踊る気のないソウシンのメンバーたちを一喝。ナイーブな後藤が事実を知って深く傷つくのを恐れ、後藤に診察をさせまくって"ダンスのことを忘れさせよう"と目論む。

そんなこととはつゆ知らず、桃子に「リーダー」と呼びかけられた後藤は、その言葉の響きに感激!気をよくして、驚異的な数の診察をこなし始める。その患者の中に、ある高校の女子ソフトボール部キャプテン遠藤彩夏(木南晴夏)がいた。炎天下の部活中、突然ばたりと倒れて笑いが止まらなくなってしまったという彩夏には、発作、発汗著明、微熱の症状がみられたため、最初は熱中症ではないかと思われた。

しかし、"気分の激しい落ち込みと高揚"があることから「躁うつ病」を疑った桃子は、彩夏に精神科への受診を薦めることに。ところが、彩夏は研修生である桃子を「補欠の小娘」呼ばわり。その場は本木健介(大倉忠義)がなんとか収めて事なきを得るも、2人の間には気まずい雰囲気が流れる。

その後も彩夏は、動悸がして倒れたり、パニック症状を起こしたりを繰り返して運ばれてくるのだが、すべて病院に着いた時には症状がおさまっているため、なかなか病気の正体がつかめない。5日後に大事な試合を控えているという彩夏は、「試合に出られなかったらソウシンを訴える」と言い出して...!?

 

第8話「食道がん」のあらすじ

あろうことか週に一度、町谷玲奈(小池栄子)の左遷の原因を作った医師・井上洋介(光石研)が、名峰病院の消化器外科に「VIP待遇で出入りしている」と判明。そんな中、井上のもとへやってきたVIP患者のひとりが喘息らしき症状を訴え、ソウシンでも診察することになった。

その患者の名前は、小島啓太(袴田吉彦)。経済誌の表紙なども飾る、『時代の寵児』と揶揄されるIT系ベンチャー企業社長だ。小島は、3ヶ月前から"食べ物が飲み込みにくい"などの嚥下障害と胸の痛みが出始め、徐々に悪化したことから消化器科を受診。胸部CTで食道に大きな腫れが見つかったなどの理由から、井上によって「食道癌の可能性がある」と診断され、一週間後にオペを控えていた。

しかし、小島のCT画像を見た後藤英雄(東山紀之)は、「この患者は癌ではない」と直感。部長の氷室慎太郎(椎名桔平)もそれに同意するが、患者本人も手術を了承している上、消化器外科を敵に回してまで中止を申し入れるだけの根拠が見当たらない。

小島の発作的に悪化する胸の痛みは激烈を極め、通常の鎮痛剤は効かない様子。刻一刻と手術予定日が迫るなか、喉の痛み、喘息に加え、原因不明の脱力症状など更なる症状が小島を苦しめて...!?

 

第9話「病院崩壊」のあらすじ

「ほんとは何がしたいんだ?」と問われ、考え込んでしまった部長・氷室慎太郎(椎名桔平)は、コンサートの話を切り出す後藤英雄(東山紀之)に対し"自分はズーの元メンバーではない"と明かしてしまう。後藤に詰め寄られた桃子(多田未華子)は、「コンサートの日程が迫り、プレッシャーがかかったからではないか」とごまかすも、戸惑いを隠せない。そんな折、院長・大山剛三(大和田伸也)のもとに、氷室の元妻・多恵(清水美沙)が仕事で訪れていたのを漆原(生瀬勝久)が目撃。

その情報を聞いた桃子、後田淳(吉沢悠)、本木健介(大倉忠義)は氷室のもとへ向かい、「多恵とよりを戻せたらダンスを踊る」ことを無理やり約束させる。さらに、多恵の説得を試みる桃子たちだったが、多恵は「氷室自身が変わらなければ、復縁の可能性はない」ときっぱり。桃子は、氷室を「立派な医師に変えよう」と心に誓う。

そんなある日、ソウシンに新たな患者がやってきた。昨夜ERに運び込まれたというその患者の名前は、小暮幸一(温水洋一)。小さな鉄工所を経営しているというこの患者は、「気付いたら線路の上で寝ていた」らしく、電車に轢かれそうになって慌てて飛びのいたところ、土手から転落したらしい。患者がこの1年で3回外傷で来院していることや、本人の言い分に曖昧な点があることなどから、ソウシンの医師たちは自殺未遂を疑うが、担当となった氷室は「工場の納期が迫っていて早く帰りたい」という小暮の言葉を受け、外傷の手当てだけしてあっさりと帰してしまう。

小暮の工場は、経営悪化のため先日リストラを行ったばかりで、従業員は事務担当の八木佐織(高橋ひとみ)と小暮だけ...。自殺未遂であれば、再び自殺を図る可能性もあると判断した後藤が、慌てて電話をかけさせると、小暮は浴槽に沈んでいた―。

再び救急車で運び込まれる小暮だが、血液検査も頭部CTも心電図にも異常はなし。やはりうつによる自殺未遂か?それとも失神か?遺伝性の神経疾患か―?大学への進学も諦め、父から引き継いだ工場を必死で守ろうとがんばっている小暮を「なんとか治して欲しい」と佐織から懇願されたソウシンのメンバーたち。氷室は、プライドを捨てて古巣の循環器内科へ検査を依頼するのだが...!?

 

最終回「院内感染」のあらすじ(ネタバレ注意)

後藤英雄(東山紀之)が企画した『新生アミー&ゴー』のコンサートが目前に迫り、名峰病院の医局では、漆原誠司(生瀬勝久)、町谷玲奈(小池栄子)、後田淳(吉沢悠)らが小向桃子(多部未華子)にダンスの練習を強いられていた。

そんな中、氷室慎太郎(椎名桔平)の元妻・多恵(清水美沙)が高熱で倒れ、全身の倦怠感、咽頭痛を訴えてソウシンの診察室へ運び込まれる。さらに、多恵と同じような症状を訴える患者やスタッフ、付き添い人が続出!「院内感染の疑いもある」と、病院内は騒然となる。

さらに、騒動のさなか、事務長・曽根智雄(八嶋智人)の陰謀によって、名峰病院の所有権が上海ウエストメディカルセンターに売却され、院長の大山剛三(大和田伸也)が解任されるというゆゆしき事態が発生。曽根は、水面下で中国のリネンメーカーと手を握り、ソウシンを含む採算の合わない部署を廃止して、新たに富裕層向けの人間ドッグを作ることを前々から企んでいたのだ...。

理事に昇格した曽根から「これが最後の仕事だ」と言い渡されたソウシンのメンバーたちは、全力で「院内感染」の原因究明に奔走することになる。インフルエンザか、SARS(サーズ)か...情報が錯綜し、ますます混乱する状況下で、ついには桃子までもが倒れてしまい...!?

果たして名峰病院、そして総合診療科の運命とは?そして、後藤はコンサートのステージに立つことができるのか?

※TBSHPより引用

美丘

 

美丘 君がいた日々

2010年7月10日から日本テレビ系列で放映。土曜9時枠。石田衣良の同名の原作をドラマ化。

不死の病を抱えた女性とその女性に恋をした男子大学生の葛藤を描いた純愛ドラマ。

主演は、「東京DOGS」以来の連続ドラマ出演となる吉高由里子。恋人役として林遣都が登場するほか、寺脇康文、谷原章介、真矢みきらも登場。

美丘 君がいた日々 動画 (最終回の結末に注目!) 

 

美丘 君がいた日々の主題歌

福山雅治 「蛍」

 

美丘 君がいた日々の出演者

峰岸美丘 ...... 吉高由里子
橋本太一 ...... 林遣都
笠木邦彦 ...... 勝地涼
五島麻理 ...... 水沢エレナ
北村洋次 ...... 夕輝壽太
佐々木直美 ...... 中村静香
峰岸始 ...... 寺脇康文
高梨宏之 ...... 谷原章介
峰岸佳織 ...... 真矢みき

 

美丘 君がいた日々のスタッフ

原作:石田衣良「美丘」(角川文庫刊)
脚本:梅田みか
音楽:菅野祐悟
チーフプロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:加藤正俊、小泉守
演出:猪股隆一、山下学美、佐久間紀佳
製作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ

 

美丘 君がいた日々の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月10日 私あとどれ位生きられますか?命と恋...そして家族 10.4%
第2話 2010年7月17日 命の期限...好きだけどさよなら 8.8%
第3話 2010年7月24日 涙の約束...ずっとそばにいる! 8.0%
第4話 2010年7月31日 発症...大切な記憶が消えていく 9.5%
第5話 2010年8月7日 結婚...出産 私にはできないんだ 10.4%
第6話 2010年8月14日 いらない命なんてないんだよ! 8.9%
第7話 2010年8月21日 急変! 私が私でなくなっていく 9.7%
第8話 2010年9月4日 体が動かない... 最後の家族旅行 10.2%
第9話 2010年9月11日 絶望...私の命を終わりにして! 10.6%
最終回 2010年9月18日 最期の時 この命をありがとう 10.5%

 

美丘 君がいた日々のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「私あとどれ位生きられますか?命と恋...そして家族」のあらすじ

大学3年の太一(林遣都)は、将来の目標も特になく平凡な学生生活を送っていた。ある日、太一は大学の屋上の淵に立っている女子大生を見かける。「まさか!?」とあわてて駆け出した太一は屋上に駆け上がり、高所恐怖症であることも忘れ無我夢中でその女子大生の体を抱きしめた。しかし彼女は「ばっかみたい、あたしが自殺するように見える?」と、ぷっと吹き出した。それが太一と美丘(吉高由里子)の出会いだった。

そのころ、美丘の母・佳織(真矢みき)は、東都大学病院の医師・高梨(谷原章介)のもとを訪れていた。実は美丘は、半年前に脳に重大な病気が発覚し、命の危機が迫っていた。いまだにその事実を受け入れられない佳織だが、高梨は医師として「お嬢さんの病気は...ゆっくりと、しかし確実に進行しています」と冷静に告げる。

翌日、太一は大学の同級生、麻理(水沢エレナ)の誕生日を二人で祝う約束をしていた。麻理のプレゼントを買いに行った太一は、偶然、美丘に出会う。美丘は年上の男とデート中だったが、太一が悩んでいるのを知ると、男を置き去りにして、一緒に麻理のプレゼントを見立ててあげると言い出す。「彼氏を放っておいていいの?」と言う太一に、「あんなの彼氏じゃない。あたしは誰とも本気でつきあったりしない」と言う美丘。すっかり美丘のペースに振り回されながらも、思いがけず太一は、美丘と楽しい時を過ごす。

美丘という存在が気になり始めた太一。一方、美丘もまた、診察に訪れた病院で医師の高梨にこう尋ねていた。「先生...あたし......あとどのくらい生きられますか」――。

 

第2話「命の期限...好きだけどさよなら」のあらすじ

「もう本気の恋はしない」そう決めていた美丘(吉高由里子)の心は、太一(林遣都)との出会いで静かに動き始めていた。そして、太一もまた気がつくと美丘の姿を目で追っていた――

ある日、美丘は太一たちのたまり場のカフェに呼び出される。そこで直美(中村静香)から「こないだはありがとう」とお礼を言われて驚く美丘。先日、直美に二股をかけていた彼氏をみんなの前で殴るという騒ぎを起こしていたので、てっきり怒られると思っていたのだ。これをきっかけに、麻理(水沢エレナ)、邦彦(勝地涼)、洋次(夕輝壽太)らともなんとなく打ち解けた美丘は、自然に彼らの仲間となった。

そのころ、美丘の母・佳織(真矢みき)と、父・始(寺脇康文)は、医師の高梨(谷原章介)のもとを訪れていた。高梨から告げられた美丘の検査結果は、「一ヶ月前に比べ、脳の萎縮が進行している」というものだった。佳織と始は愕然とする。

その夜、美丘たちはバッティングセンターに行った。美丘の見事な打ちっぷりに盛り上がる邦彦たち。楽しそうに笑う美丘を、太一はつい目で追ってしまう。そんな二人を見ていた麻理は、美丘に「わたしね...太一くんが好きなの」と突然告白する。一瞬戸惑う美丘だったが、「麻理さんと太一くんお似合いだよ」と二人を応援することを麻理に約束するのだった。

翌日、太一は麻理にコンサートに誘われる。だが、美丘のことが気になっている太一は、コンサート当日、授業をさぼってバッティングセンターで一人バットを振っていた。から回りする心を表すかのようにむなしく空を切るバット。すると、離れたボックスで美丘が気持ちよさそうにボールを打ち返していた。美丘もまた、整理できない心のもやもやを発散させていたのだ。「大事な約束あるのに、こんなところで暇つぶしてていいの?」と太一をからかう美丘。その時、美丘が突然よろめき、太一の目の前で倒れてしまう――

 

第3話「涙の約束...ずっとそばにいる!」のあらすじ

「あたし、死んじゃうんだ。もう長く生きられないの」。美丘(吉高由里子)の突然の告白に太一(林遣都)は戸惑い、美丘とどう接していいかわからずにいた。しかしそんな太一の前で、美丘はいつもどおり明るく振る舞っていた――

ある日、何も知らない邦彦(勝地涼)は美丘を映画に誘う。だがそれは主人公が病気で死んでしまう映画だった。美丘は差し出されたチケットを乱暴に振り払い、飛び出していってしまう。美丘の態度に邦彦、麻理(水沢エレナ)、洋次(夕輝壽太)、直美(中村静香)は唖然とする。

美丘の後を追った太一は美丘の家に行き、美丘の母・佳織(真矢みき)と再会する。佳織は太一に、美丘が以前病気を理由に恋人に去られて傷ついたことを話し、「もうあの子には会わないで下さい」と頭を下げた。初めて聞く事実に太一は驚き、美丘の気持ちを思って茫然とする。

その夜、長野に住む美丘の祖母・静江(佐々木すみ江)が入院したと連絡が入り、美丘は佳織と父・始(寺脇康文)とともに見舞いに行く。美丘との久々の再会に喜ぶ静江。美丘の病気を知らない静江は、「これから何だってできるね」とやさしく言葉をかけるが、そんな静江の言葉に美丘は胸を痛めていた。

一方、美丘の病気をどうしても受け入れられない太一は、美丘の主治医・高梨(谷原章介)のもとを訪れていた。「医者だったら、美丘の病気を治してください!」と激しく迫る太一に、高梨は「僕は自分に何ができるかを必死で考え、最善を尽くす。絶対に途中で投げ出したりしない」と、真剣に応える。高梨の言葉に打ちのめされた太一はある決心をして――。

 

第4話「発症...大切な記憶が消えていく」のあらすじ

美丘(吉高由里子)と太一(林遣都)が一緒にいると決めた日からひと月が過ぎ、二人は美丘の病気を忘れたかのように、いつも笑って過ごしていた。美丘は太一の家に初めて遊びに行き、太一の家族と会う。明るく、元気で、はっきりとものをいう美丘に、太一の父・一郎(金田明夫)と、母・容子(美保純)は、好感を抱く。しかし、邦彦(勝地涼)たち仲間とはバラバラになったままで、洋次(夕輝壽太)は、「俺たちに隠してることがあるのか?」と太一を責めるが、太一は美丘の病気の事を話す事はどうしても出来なかった。そんな太一の様子を見て、麻理(水沢エレナ)だけは何かを感じとっていた。

いっぽう美丘の母・佳織(真矢みき)は、美丘の帰りが毎日遅いことを心配していた。主治医の高梨(谷原章介)は「友達やボーイフレンドと楽しい時間を過ごすことも悪いことではない」と言うが、佳織は美丘が隠れて太一と付き合っているのではないかとため息をつく。そんな時、佳織は美丘の部屋で同じ本を三冊見つける。胸騒ぎを覚える佳織。その報告を受けた高梨もまた、いやな予感を持たずにいられなかった。その行動は脳の萎縮が引き起こす記憶障害の可能性があったのだ。

ある日、太一を校門に待たせて忘れ物を取りに行った美丘は、不意にめまいを感じる。やり過ごして歩き出そうとしたそのとき、異変は起こった。
「...あれ?学校どっちだっけ?...」
通いなれた道がわからなくなる美丘。ついに、高梨の恐れていたことが起こり始めたのだ――。

 

第5話「結婚...出産 私にはできないんだ」のあらすじ

「家を出て、太一くんと一緒に暮らす」と決意した美丘(吉高由里子)は、太一(林遣都)との同棲資金のために、アルバイトを探し始めた。太一はあらためて美丘の想いの強さを感じ、限られた時間を少しでも長く一緒に過ごそうと、美丘の決意を受け入れる。

ある日、大学野球の応援会場で、美丘と太一は、しばらく会っていなかった邦彦(勝地涼)や洋次(夕輝壽太)、麻理(水沢エレナ)、直美(中村静香)、と一緒になる。久しぶりの6人勢揃いに喜んだ邦彦は「これからみんなで祝杯でもあげちゃう?」と誘うが、そのとき、みんなの目の前で美丘が気を失って倒れてしまう。

病院に運ばれ、一晩入院することになった美丘。麻理は、「美丘さんって...病気なの?」と太一に問いかけるが、太一は答えることができない。美丘もまた明るく「一晩入院すれば大丈夫だって」と言って、みんなを安心させようとする。美丘と太一の交際を反対している母・佳織(真矢みき)は、病室で仲間たちに囲まれ、太一と心から笑い合う美丘の様子を見て、複雑な思いを抱いていた。

その日の夕方、太一は美丘の父・始(寺脇康文)と佳織に、「美丘さんを支えたい。美丘さんがふたりで暮らすことを望むなら、僕もそうしたい」と、決意を伝える。しかし、佳織に「私たちから美丘を奪っていかないで!」と言われ、心が大きく揺れてしまう。

美丘にとってなにが一番幸せなのか―― 太一が苦悶していたその夜、病院に入院しているはずの美丘からメールが届く。「太一くん、まだ起きてるんだね」。太一が驚いて部屋の窓を開けると、そこには病院から抜け出した美丘がいた――。

 

第6話「いらない命なんてないんだよ!」のあらすじ

アパートを探し始めた美丘(吉高由里子)と、太一(林遣都)は、一年後に取り壊される期限つきの物件を契約する。これから始まる二人の生活に期待して、はしゃぐ美丘を見つめながら、太一はこのささやかな幸せを守り抜くことを静かに誓っていた。

しかし、美丘に残された時間はそう長くはなかった。母・佳織(真矢みき)は、主治医の高梨(谷原章介)から「美丘さんの体が自由に動く時間は限られてきています」と告げられる。佳織は、やっと自分の足で歩き出した美丘を思いこみあげてくる涙を止める事が出来なかった。

いっぽうで高梨は、教授の池上(升毅)から、美丘を入院させて症例を学会に発表するように進言される。高梨もまた、美丘の幸せを願いつつも、別の現実を突きつけられ苦悩していた。

そして、美丘と太一の引っ越しの日。しばらく会っていなかった麻理(水沢エレナ)、邦彦(勝地涼)、洋次(夕輝壽太)、直美(中村静香)たちが手伝いに来てくれた。麻理たちと仲直りすることができた美丘は「みんなで海に行かない?こんなチャンス、もうないかもしれないから」と提案する。海についた美丘たちは、久々に6人で楽しいひとときを過ごす。そんな時、美丘は堤防で、危なげに佇む少女・サヤカ(美山加恋)を見つける。何かを感じて近づいた美丘に、サヤカは、「こないで......あたし、死にたいんだから!」と叫んだ――

 

第7話「急変! 私が私でなくなっていく」のあらすじ

美丘(吉高由里子)が太一(林遣都)と暮らしはじめて一ヶ月が経った。太一はバイトに励み、美丘は料理などの家事をこなし、二人はまるで新婚生活のような楽しく充実したときを過ごしていた。いっぽうで美丘の病気は刻一刻と進行していた。その日の予定を忘れたり、昨日と同じ食材を買ってきてしまう美丘を、太一は支え続けていた。太一は二人で暮らす日々が一日でも長く続くように願っていたが、主治医・高梨(谷原章介)は手足の麻痺などの運動機能障害があらわれるのも時間の問題と考えていた。

美丘と太一は夏の思い出にロックフェスティバルに行く予定を立てる。出発当日、遠出することを心配して電話をかけてきた佳織(真矢みき)に、明るく「思いっきり楽しんでくるね!」と答える美丘。しかし、バスに向かう途中、落としたバッグを持ちあげようとした美丘は、今までとは違う大きな異変を体に感じる。左手が突然痙攣し始め、あわてて右手でおさえようとしても止まらない。さらに、足を前に出そうとするが出ず、そのままガクガクと崩れ落ちるように倒れてしまう。美丘の異変に気づき、慌てて駆け寄り抱きしめる太一。そんな太一に、美丘は悲しい目をして告げる。

「太一くん...はじまっちゃったよ...」――

 

第8話「体が動かない... 最後の家族旅行」のあらすじ

美丘(吉高由里子)の左手足の麻痺は徐々に進行し、次第に日常生活が困難になっていた。主治医の高梨(谷原章介)は、太一(林遣都)に「右手足にも麻痺が出てきたら、医師としては入院をすすめる」と宣告する。

ある日、美丘と太一は、邦彦(勝地涼)のバイト先のカフェに行く。麻理(水沢エレナ)、洋次(夕輝壽太)、直美(中村静香)たちと久しぶりに楽しく過ごす美丘だったが、バイトに行った太一を見送ったあと、そのことを忘れて「あれ?太一くんは?」と周囲を見回してしまう。麻理たちは美丘の記憶障害を目の当たりにして愕然とする。

その日の夕方、美丘と太一のアパートに佳織(真矢みき)が、美丘の好きなビーフシチューを作りにやってきた。美丘が佳織に「お父さんとお母さんと3人で家族旅行に行こうよ」と提案すると、佳織は喜び、「太一くんも誘ったら?」と4人で家族旅行に行く事になる。その夜、太一が家に帰ると、美丘がキッチンで涙ぐみながら立ち尽くしていた。

美丘は誤ってシチュー鍋をひっくり返してしまい、自分で作り直そうとしたものの、途中で何をしているかもわからなくなってしまっていた。「こうやって、あたしはあたしじゃなくなっていくんだ...!」とパニックになり暴れる美丘を、太一は「どんな美丘だって、美丘は美丘だろ!」と必死で抱きとめる。だが二人に残された時間は、夏の夜のように短くなっていた――。

数日後、美丘と太一は佳織と始(寺脇康文)と4人で家族旅行に出かける。美丘は太一が父と母に認められる家族になったことに幸せを感じる。だが旅行中、美丘が今まで動いていた右手を動かしにくそうにしていることに、太一だけが気づいた。そして太一の頭に高梨の言葉が蘇る。「覚悟しておいてほしい。もうすぐ彼女は自分の足で歩くことも、自分の手で食事をすることもできなくなる」――。

 

第9話「絶望...私の命を終わりにして!」のあらすじ

ついに美丘(吉高由里子)は入院することになった。太一(林遣都)は、毎日病院に行き美丘に付き添っていた。しかし、美丘の体の自由はどんどん利かなくなっていて、自分で食事をすることも困難になり、記憶障害から、物の名前が思い出せない事もあった。

ある日、二人を励まそうと、病院に邦彦(勝地涼)、麻理(水沢エレナ)、洋次(夕輝壽太)、直美(中村静香)が見舞いにやってくる。久しぶりの再会に病室には明るい笑い声が響いた。しかし、邦彦たちを見送り、太一が病室に戻ると、美丘は突然怯えた顔で「......誰?......」と太一に問いかけた。自分のことがわからなくなってしまった美丘の言葉にショックを受け、病室を飛び出してしまう太一。ようやく記憶を取り戻した美丘は、慌てて太一を追いかけようとして、ベッドから転がり落ちてしまう。

病室の異様な音に太一がドアを開けると、美丘は錯乱した様子で泣きじゃくっていた。「太一くん、ごめんね。こわいよ、あたし......いつか、太一くんのこと忘れちゃう。そんなのやだよ、生きてる意味ないよ......そうなったら太一くんの手で、あたしの命、終わりにして......!」。震えながら絞りだすような声でそう言う美丘を、太一は必死で抱きしめた――。

その夜、高梨(谷原章介)から「記憶は新しいものから消えていくんだ」と説明された美丘は、やっと落ち着きを取り戻し、「学校にもう一度行きたい」と言い出した。高梨は美丘の願いを聞き入れ、美丘は、佳織(真矢みき)と、太一に付き添われて車椅子で大学に行くことになった。屋上にあがった美丘は、心に焼き付けるようにじっと景色を見渡し、佳織に語りかけた。「お母さん......ここで太一くんと出会ったんだよ」――。

 

最終回「最期の時 この命をありがとう」のあらすじ(ネタバレ注意)

急変した美丘(吉高由里子)は、高梨(谷原章介)の処置により危険な状態は脱したものの、予断を許さない日々が続いていた。太一(林遣都)、佳織(真矢みき)、始(寺脇康文)は、交代で病院に泊まり込み、美丘に付き添っていたが、美丘は時おり目を覚ましても意識が混濁し、太一たちのことがわかっていないようだった。

ある日、突然美丘の意識がはっきりする。太一が「俺がわかるの?」と聞くと、美丘は「わかるよ......当たり前じゃない」と笑って答えた。うれしさで涙がこぼれそうになるのをこらえる太一。すると美丘は「空が見たい」と言い出した。

高梨の許可を得て、太一は車椅子で美丘を屋上に連れて行く。気持ちよさそうに風を感じながら、太一に「愛してる......太一くんに会えてよかった......」と伝える美丘。そんな美丘を、太一は抱きしめる。二人の間に流れる永遠のような時間。しかし高梨だけは、好転したかに見える美丘の病状が、一時的なものだとわかっていた。

その日、病院からの帰り際に、太一は美丘からiPodを渡される。太一が帰り道で何気なく再生すると、そこには美丘から太一への最後のメッセージが入っていた。「太一くんに伝えたい事がいっぱいあるのに、あたしには時間がないみたい......だから、ここに吹き込むね......」。愕然とする太一は、涙を流しながら美丘の最後の言葉に耳をすませた――。

※日本テレビHPより引用

ハンマーセッション!

 

ハンマーセッション!

2010年7月10日からTBS系列で放映。土曜8時枠。

天才詐欺師が教師となり、詐欺のテクニックを使いながら問題のある生徒を更生させていく様子を描いたドタバタ学園ドラマ。

主演は、「オー!マイ・ガール!!」以来の連続ドラマ出演となる速水もこみち。生徒役として志田未来が登場するほか、ヒロインの女教師役に比嘉愛未が抜擢された。

ハンマーセッション! 動画 (最終回の結末に注目!) 

 

ハンマーセッション!の主題歌

SPYAIR 「LIAR」

 

ハンマーセッション!の出演者

蜂須賀悟郎(音羽4号) ...... 速水もこみち
立花楓 ...... 志田未来
水城涼子 ...... 比嘉愛未
ロク(本物の蜂須賀悟郎) ...... 村上健志(フルーツポンチ)
司馬祐生 ...... 石黒英雄
甲斐保 ...... 入江甚儀
藤井圭介 ...... 佐野和真
黒沢正宗 ...... 竹内寿
坂本洋平 ...... 菅田将暉
野島健太 ...... 阪本奨悟
広瀬巧海 ...... 竜星涼
海老原健 ...... 野村周平
葛城信吾 ...... 延山信弘
咲山エリカ ...... 山下リオ
水野繭 ...... 逢沢りな
早乙女耀子 ...... 松山メアリ
新田真潮 ...... 高山侑子
浅倉結衣 ...... 紗綾
安藤岬 ...... 増元裕子
長谷川千夏 ...... 藤本泉
井上百花 ...... 立石晴香
川原詩織 ...... 中山絵梨奈
藤本杏奈 ...... 疋田英美
石田優希 ...... 勝目真央
里中玲奈 ...... 宮坂絵美里
服部祐一郎 ...... 肥野竜也
塚本哲也 ...... 永田彬
太田靖子 ...... 濱田マリ
今村昌平(麻布10号) ...... 六平直政
水城賢一 ...... 小日向文世

 

ハンマーセッション!のスタッフ

脚本:高橋麻紀、金沢達也
音楽:Audio Highs、横山克
演出:麻生学、中前勇児
プロデューサー:佐藤毅、佐藤善宏
製作:東宝株式会社、TBS

 

ハンマーセッション!の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月10日 天才サギ師が高校教師に!?
イケメン問題児を叩き直す! 一人目はお前だ!
8.6%
第2話 2010年7月17日 極悪教師が万引き指南!?
小悪魔少女に隠された裏の顔!!
7.2%
第3話 2010年7月24日 モンスターペアレント対決!!
子どもは親を選べるんだ!!
6.7%
第4話 2010年7月31日 学校裏サイトの恐怖!?
見えないネットいじめに反撃開始
7.3%
第5話 2010年8月7日 高校生がキャバクラ嬢!!
母との間に秘められた真実! 命をかけた特別授業
7.3%
第6話 2010年8月14日 もうパシリなんかじゃない!!
プライドをかけた大勝負!!
6.0%
第7話 2010年8月21日 空前絶後のサギ頂上決戦!!
宿命の天敵、兄弟サギ師出現
7.0%
第8話 2010年8月28日 詐欺師の正体遂にバレる!?
魔性美女との純愛の真実と嘘
5.4%
第9話 2010年9月4日 ついに詐欺師の正体が暴かれる!!
衝撃の最終章始まる!!
6.8%
第10話 2010年9月11日 最終章前編!!
別れのキャンプファイヤーで真実の告白!!
7.4%
最終回 2010年9月18日 さよなら蜂須賀先生!!
前代未聞の授業で涙のお別れ!!
6.8%

 

ハンマーセッション!のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「天才サギ師が高校教師に!?イケメン問題児を叩き直す! 一人目はお前だ!」のあらすじ

世界を股にかけてヤマを踏んできた伝説の詐欺師を乗せた護送車が、海に転落する事故が起きた。
護送車に乗っていたその第一級詐欺師・音羽4号(速水もこみち)は、ヤクザの今村昌平(六平直政)と共に逃亡する。

暗闇の中逃げ込んだ先で、二人は建物に放火しようとする男(村上健志)を発見。
居合わせた水城(小日向文世)とともに捕まえるが、その男は"蜂須賀悟郎"という新任教師で、水城の知る男らしい...。

話を聞くと、ここは進学校の光学園で、水城は光学園の校長だった。そして蜂須賀は得体の知れない生徒らに怖じ気づいて、学校を燃やそうとしていたのだった。

どうやらこの学園では、成績優秀な生徒達が、表向きは何の問題もなく見えるその裏で陰湿な事件を起こしているようで、教師達もそんな生徒の心をつかめず自信喪失し、無気力になっていた。

水城はこの状況をどうにかし、学園を守りたいと思っているのだった。
ところが、生徒の心をつかめない、という水城に音羽4号は「人の心なんて、意外と簡単に掴める」と笑い、あっという間に水城の心を掴んで見せる。

その手法は"ハンマーセッション"と言い、心の不安や弱さを隠そうとする心の壁を壊す何かを脳天に叩き込むのだ。
衝撃を受けた水城は、人の心を巧みにつかむ音羽4号に、教師として学園を立て直してくれたら警察に通報しないと取引をもちかける。

こうして"教師・蜂須賀悟郎"となった音羽4号は、問題児らに詐欺のテクニックを駆使した授業を開始することに。
水城の娘で教師の涼子(比嘉愛未)が副担任となり、蜂須賀は3年B組の教師として教壇に立つ!!

最初のターゲットは、他人を襲撃する映像を携帯電話で撮影し、ネットに公開して自慢しあう遊び、「ハッピースラッピング」の常習犯である司馬(石黒英雄)。
蜂須賀は、早速行動を開始する...

 

第2話「極悪教師が万引き指南!?小悪魔少女に隠された裏の顔!!」のあらすじ

蜂須賀(速水もこみち)が担任を務める光学園・3年B組の生徒、新田真潮(高山侑子)は、クラスメイトの葛城信吾(延山信弘)とバンドを組んでいる。
葛城のギターは、プロのスカウトマンも認めるほどの腕前。バンドではなくギターリストとしてプロにならないかと誘われ、1人悩んでいた。

ある日の授業中、楓(志田未来)に一枚の紙切れが回ってきた。「今日もオークションをやるから、みんな来てね。真潮」と書かれたメモだ。

昼休みになると大勢の女子生徒が体育館の倉庫に集まった。そこでは真潮が、化粧品や雑貨を低価格で販売する「オークション」を密かに開いていた。
楓は、眼力で周囲を圧倒し、値をあげるが、そこに蜂須賀がやって来て楓が狙っていた商品を横取りしてしまう。

そして蜂須賀は、真潮にどうやって商品を仕入れているのかを問い、校内での商売はやめておくように促す。
実は、真潮が万引きした商品を学校で売りさばいているという噂があるのだ。

放課後、楓は真潮が万引きしている現場に遭遇する。楓が真潮を説得していると店長と名乗る男(デビット伊東)がやって来て、事務所に連行される。
さらに、男は身体検査をするから服を脱げという...。憤慨する楓に対し、真潮は服を脱ごうとボタンに手をかける。

と、そこに蜂須賀がやって来た。どうにか危機一髪を逃れた楓と真潮だったが、真潮はまったく反省の様子がない。たかが、万引き・・・と開き直っているのだ。

蜂須賀は、真潮がなぜそこまで金が必要なのか、その理由をロク(村上健志)に調べさせることに。
すると、真潮が葛城の為に、新しいギターを購入しようとしていたことが分かる。
オーディションに、臨む仲間の為に、ギターをプレゼントしようと万引きを続ける真潮。自分の夢の現実と友情との間で悩む葛城。果たして真の友情とは...?
今回、蜂須賀が行う「ハンマーセッション!」の内容とは、果たして!?

 

第3話「モンスターペアレント対決!!子どもは親を選べるんだ!!」のあらすじ

「夏といえば海、海といえばビーチバレー!」という理由でなぜか生徒達を連れて海に課外授業に行く蜂須賀(速水もこみち)。もしも、のために保健の玲奈先生(宮坂絵美里)を帯同させる用意周到ぶりだ。
相変わらずの無茶な授業に楓(志田未来)は呆れ顔だが、副担任の涼子(比嘉愛未)はなぜか容認の様子。水着に着替えた蜂須賀と生徒は砂浜でビーチバレーを始める。

そんな騒ぎから離れた場所に黒沢正宗(竹内寿)がいた。身体が弱い黒沢は、頭の上にタオルをのせて、ちょっと辛そうだ。コートに入った黒沢だったが、顔面でボールを受け、鼻血を出してしまう。

急いで光学園に戻り、保健室に直行するが黒沢の表情は曇ったまま。程なくして、学園に黒沢の母親・静子(荻野目慶子)がやって来た。息子にボールを当てた生徒に同じように怪我をさせろと要求しに来たのだ。

それを蜂須賀が断ると今度は水城校長(小日向文世)に蜂須賀を採用した責任を追及する。PTA会長でもある静子は、学校に対して自己中心的で理不尽な要求をする、"モンスターペアレント"だった...。

あっという間に蜂須賀には暴力教師のレッテルが貼られ、学校には暴力教師を学園から追放しろとの抗議の電話が殺到する。さらには教育委員会が出動する問題に発展。
ついには蜂須賀が2日以内に静子と和解できなかった場合は、蜂須賀はもちろん水城校長にも処分が下される事が決定する。

涼子と二人で黒沢の自宅を訪れた蜂須賀は、黒沢を連れ出し、ある作戦に取り掛かる。
黒沢を男にするための特別授業、だというのだが果たして...?一体どんな「ハンマーセッション!」なのか??

 

第4話「学校裏サイトの恐怖!?見えないネットいじめに反撃開始」のあらすじ

ある日、楓(志田未来)はクラスメイトの海老原(野村周平)に呼び出され屋上に向かう。
すっかり愛の告白だと思い有頂天になる楓だったが、海老原は同じくクラスメイトの繭(逢沢りな)に好意を寄せていて、噂になっている彼と本当に付き合っているのかを確認する為に楓を呼び出したのだった。

繭には25歳年上の彼氏・高田(鈴木一真)がいた。しかし、高田には妻がいて繭とは不倫の関係だった。海老原から告白された繭は、高田との関係を清算すべく別れを切り出すが、ある写真をネタに関係を強要されてしまう...。

1人悩む繭は、副担任の涼子(比嘉愛未)に相談しようかとも思うが、一方的に叱る涼子に不信感を抱いてしまう。

さらに、学校の非公式サイトで匿名の掲示板「H学園Uサイト」に繭が不倫しているなどの中傷が書き込まれ、教室では繭への態度に明らかな変化が起こっていた。

それに気付いた蜂須賀(速水もこみち)は、「H学園Uサイト」と繭の不倫相手について調べることに。
蜂須賀は校長の水城(小日向文世)と涼子に裏サイトに繭への中傷記事の書き込みがあることを報告。ロク(村上健志)に裏サイトのパスワードを調べさせ、生徒が生徒を中傷する非公式サイトの実態を目の当たりにする。

水城は対策を練るが、ほどなく繭は登校拒否になり、ついには自殺したいと思い込むように...。
クラスメイトに無視され、好意を寄せていた海老原からも冷たくされた繭の心を、果たして蜂須賀は救うことが出来るのか?

 

第5話「高校生がキャバクラ嬢!!母との間に秘められた真実! 命をかけた特別授業」のあらすじ

光学園3年B組の咲山エリカ(山下リオ)は、ブランド品の財布と鞄を持ちクラスメイトから羨望の眼差しを集めていた。しかし、その一方では、エリカがキャバクラで働いていて、ブランド品の数々は客からもらったプレゼントだとの噂が...。

ある日、涼子(比嘉愛未)は蜂須賀(速水もこみち)を連れて繁華街の見回りに行く。校長の座を狙う太田教頭(濱田マリ)が、水城校長(小日向文世)を失脚させるために涼子を三年生の生活指導責任者に任命したのだ。何か問題が起きれば、その責任を問うつもりなのだ。

見回りの途中、蜂須賀と涼子は派手な服装でキャバクラに入っていくエリカを発見する。蜂須賀はエリカを店から連れ出し、涼子と二人で話を聞くが、なぜキャバクラで働いているか理由を話す気配はない。

その夜、エリカは二人暮らしの母・百合子(手塚理美)とも口論になり「いらなきゃ、捨てれば?」と言い捨ててしまう。

翌朝、リビングのテーブルには母からの「今日は早く帰って来なさい」というメモが置かれていた。しかし、エリカはそれを握り潰すのだった...。

学校では、エリカのキャバクラでのアルバイトが問題となっていた。水城校長は今回は処分保留にするが、母親と話す必要があるとエリカに告げる。さらに楓(志田未来)と二人で出かけたクラブで二人組みの男性に声をかけられ、事件に巻き込まれてしまう。

その頃、蜂須賀はエリカの自宅を訪ねていた。夫の亡き後、女手ひとつでエリカを育ててきたと言う百合子は、やり手の実業家として忙しく働き、娘とはすれ違いの毎日。そんな百合子の仕事を理解していたはずのエリカだが、近頃急に反抗的になったらしい。一体、なぜエリカは急に反抗的になってしまったのか?

実は、母・百合子が必死に隠していたある事実をエリカは知ってしまったのだった。その秘密とは、果たして!?

母と娘の確執を知った蜂須賀は、一体どんな"衝撃的授業"を行うのか!?

 

第6話「もうパシリなんかじゃない!!プライドをかけた大勝負!!」のあらすじ

蜂須賀(速水もこみち)のクラスでは、なぜか昼休みになると野島(阪本奨悟)が、クラスメイトの昼食用のパンを買いに走っていた。パシリをやらされているのに、野島は嫌がるどころか「僕が役に立てるなら」と笑うだけ...。

光学園では今年も地域との交流を兼ねた盆踊り大会が開かれることに。学園主催のこのイベントの監督責任者に、太田(濱田マリ)の指名で蜂須賀が選ばれた。蜂須賀が何か問題を起こせば、水城校長(小日向文世)を失脚させることが出来ると企んだ太田は、生徒にも極秘に手を回す周到ぶりだ。

一方、監督責任者に指名された蜂須賀は、やる気満々。3年B組でも実行委員を決めることになり、パシリの野島と立候補で耀子(松山メアリ)が選ばれた。耀子の立候補にクラス中が驚くが、そこに祭り大好きの楓(志田未来)がスーパーバイザーとして勝手に協力することを決める。

放課後、盆踊りの準備が始まった。蜂須賀と涼子(比嘉愛未)を中心に、作業に取り掛かるが、耀子は実行委員のくせに非協力的だ。どうも耀子の言動には裏がありそうで...。

そんな中、自分に自信がない弱気な野島は、祖母の清子(大森暁美)に実行委員になった報告をする。両親が海外赴任で今は祖母と二人暮らしの野島にとっては、心の頼りは清子だけなのだ。実は、清子には孫に対するある想いがあった。その想いを胸に、孫の活躍と成長を陰ながら見守るのだった。

「誰かに認められたい!」そう強く願う野島は、必死に盆踊りの準備を進めるが、祭りの前日、何者かによって会場がめちゃくちゃに壊されてしまう。

落ち込み、絶望する野島に蜂須賀はある言葉をかける。蜂須賀はどんな"衝撃的授業"を行おうとしているのか?

 

第7話「空前絶後のサギ頂上決戦!!宿命の天敵、兄弟サギ師出現」のあらすじ

全国高校ダンスコンテストの関東大会が開かれ、光学園の生徒、坂本洋平(菅田将暉)が出演することに。会場の客席には蜂須賀(速水もこみち)や楓(志田未来)の姿も。みんなで坂本の応援にやって来たのだ。学校での軽い雰囲気は微塵もなく本気で踊る姿を見て、クラスメイト達は坂本のダンスにかける情熱を感じ取る。
一方、蜂須賀は会場で昔の詐欺仲間・関谷徹(沢村一樹)の姿を見かける。すぐに見失ってしまうが、不吉な予感が胸をよぎる。

坂本はプロのダンサー・テツ(川野直樹)が講師をつとめる「オニリス芸能スクール」に通うことに。そこには、クラスメイトの結衣(紗綾)に誘われ、体験レッスンでやって来た楓の姿も。

レッスンではテツが、生徒一人一人の踊りをチェックし、言葉をかけていく。そこに、関谷がやって来た。どうやらこのダンススクールの学長を務めているようだ。関谷は生徒達に「夢を見なければ、夢は叶わない!!」と熱く語る。

全くダンスに興味がなかった楓だが、関谷の言葉にすっかりその気になり、スクールに通うことに。学校でも「夢を見なければ、夢は叶わないのだ!!」と張り切る楓の言葉に、蜂須賀は表情を曇らせる。
なぜなら、その言葉はスカウト詐欺で子供の親から大金を騙し取っていた関谷の常套文句だったからだ。

ある日、スクール主催のオーディションが開かれることになった。しかし、このオーディションは詐欺の可能性が高い。蜂須賀はリハビリ中の美帆(足立梨花)の分までダンスに打ち込む坂本の夢を叶えるため、ある行動に出る。詐欺師の関谷をどう"ハンマーセッション"するのか?詐欺師対決の行方はいかに...!?

 

第8話「詐欺師の正体遂にバレる!?魔性美女との純愛の真実と嘘」のあらすじ

蜂須賀(速水もこみち)は、授業中の居眠りと遅刻が目立つ広瀬巧海(竜星涼)の事が心配になる。
どうやら広瀬は、クラスメイトの司馬(石黒英雄)と藤井(佐野和真)の3人で沖縄旅行に行く為、アルバイトを掛け持ちし旅費を貯めている様子。

しかし、どうやらそのバイト代は全て年上の彼女、理恵(片瀬那奈)へのプレゼント代に消えているようで、彼女の写真を見た蜂須賀は理恵の笑顔に違和感を覚える。

ある日の保健室、涼子(比嘉愛未)と玲奈(宮坂絵美里)は、ひょんな事から蜂須賀の話題に。蜂須賀のことを「何か掴めない」という涼子に対し、玲奈も「心は絶対見せない人」と感じていた。

そんな中、広瀬が司馬と藤井に沖縄旅行には行けなくなったと告げる。
司馬は理恵に騙されているのではないかと心配するが、広瀬はその言葉に怒り、司馬に殴りかかってしまう。さらには涼子から理恵との付き合いを指摘され、学校を辞めて働くと宣言する。

程なくして、広瀬が睡眠不足と過労で貧血になり倒れた。しかも司馬と藤井に借金を頼むほど、お金を必要としていた。理恵の為にお金が必要だというのだが...。

蜂須賀は、理恵の周辺を調べ、広瀬が理恵に騙されていると確信する。しかし、心から理恵を信じている広瀬をしばらくは見守り、その恋を応援することに。

ところが理恵が結婚式を挙げると分かり、楓(志田未来)の協力を得て、ついに行動を開始する。

 

第9話「ついに詐欺師の正体が暴かれる!!衝撃の最終章始まる!!」のあらすじ

涼子(比嘉愛未)は校長室で蜂須賀悟郎の履歴書をたまたま手にする。するとそこには自分の知る蜂須賀(速水もこみち)ではなく、見たことのない男・ロク(村上健志)の写真が貼られている。これは、一体誰なのか?

涼子は蜂須賀の履歴書を手に水城(小日向文世)に迫る。しかし、水城は「話すべき時がきたら、きちんと話すから、今は信じてくれ」と言う。

ある朝、クラスイチの秀才・甲斐保(入江甚儀)は駅の構内でスカートの中を盗撮されているクラスメイトに遭遇する。逃亡する犯人が甲斐に向かってくるが、甲斐は何事もなかったかのように男とすれ違うのだった。

3年B組の朝のホームルーム終了後。盗撮被害に遭った千夏(藤本泉)が、犯人のことも許せないが、見て見ぬ振りをした甲斐に怒りをぶつけていた。
楓(志田未来)は、甲斐を問い詰めるが「助けたところでどんなメリットがあるんだ?」と切り替えされてしまう。

そんな中、甲斐はひょんな事から極東高校の生徒のバイクを傷つけてしまう。慌てて逃げる甲斐の姿を見た司馬(石黒英雄)は、翌日、光学園に乗り込んできた極東高校の不良生徒に1人で立ち向かうことに...。

ところが、司馬は返り討ちにあい、大怪我を負ってしまう。司馬は甲斐の父親が院長をつとめる総合病院に運ばれる。甲斐がこっそり見舞いにいくと、司馬は「お返しだよ、あの時の。」と言う。一体、二人の間に何があったのか?

司馬が極東高校の生徒にバイクを壊したことを謝罪してからも、極東高校の生徒による光学園への嫌がらせは続いていた。

蜂須賀は、司馬と甲斐の間にある秘密、そして甲斐の父親への想いを知りある行動に出る。
3年B組の生徒は、司馬の敵をとろうと躍起になり、甲斐をリーダーにして極東高校に果たし状を申し込むと言うのだが...。

果たして、甲斐は仲間に心を開き、素直になることが出来るのだろうか?
そして蜂須賀の秘密を知った、涼子の行動は...?

 

第10話「最終章前編!!別れのキャンプファイヤーで真実の告白!!」のあらすじ

涼子(比嘉愛未)は、蜂須賀(速水もこみち)が指名手配中の詐欺師と聞き驚きを隠せない。
父であり光学園の校長である水城(小日向文世)に、なぜ蜂須賀を学園の教師として雇っているのかを確認する。

すると水城は、涼子が蜂須賀を認めることが出来ないなら、彼には学園を去ってもらうつもりであること。そして警察に引き渡すつもりがない事を話す。涼子は、混乱するばかりだ。

一方、素性がばれた事を、本物の蜂須賀であるロク(村上健志)と同じく逃亡中の今村(六平直政)に報告した蜂須賀は、学園での生活もそろそろ潮時かもしれないと話す。

そんな中、学園では学校に泊り込んで一泊二日の勉強合宿が開かれることに。そして藤井(佐野和真)が父の転勤でアメリカに行くことになったことが蜂須賀から発表される。
つまり、勉強合宿が藤井と3年B組の生徒が共に時間を過ごせる最後のイベントになるのだ。
藤井を送り出す為にも、合宿二日目の夜に行われるキャンプファイヤーで盛り上がろうと楓(志田未来)は盛り上がる。

ある日、楓は街中でビラを配る藤井と遭遇する。理由を聞くと、ストーカー被害に遭っている玲奈(宮坂絵美里)を襲った犯人を渡米前に捕まえたいと言うのだ。

藤井は、玲奈のボディガードを買って出るが、生徒に頼む訳にはいかないと断わられてしまう。しかし、彼女に想いを寄せる藤井は、玲奈を守ることに必死だ。
勉強合宿の初日、学園に玲奈の顔見知りの刑事・木村(佐藤二朗)がやって来た。
非番なので、泊り込みで見回りもしてくれると言うのだが、夜になると玲奈の部屋から悲鳴が...!!

最終回「さよなら蜂須賀先生!!前代未聞の授業で涙のお別れ!!」のあらすじ(ネタバレ注意)

蜂須賀(速水もこみち)は、光学園を去ることを決める。ロク(村上健志)にも「明日、生徒達に別れを言う」と告げた。

その頃、楓(志田未来)は、刑事である父・立花功一(堀部圭亮)が持っていた写真の男が蜂須賀だった事に驚きを隠せない。その男が何者かと問うと、詐欺師だと教えられる。

翌朝、蜂須賀は、水城(小日向文世)にだけ学園を去ることを告げ、最後の朝礼へと向かい、「シュコラン・マッサラーマ」と言う謎の言葉を残し教室を出る蜂須賀を楓が追う。

蜂須賀に、刑事の父が蜂須賀の写真を持っていた事を話すと、蜂須賀は自分が詐欺師であると告白する。

困惑している楓に、涼子(比嘉愛未)からも、彼が詐欺師であることを伝えられる。
そして蜂須賀が学園を去ろうとしていることを知るのだが、蜂須賀は水城に見送られ、今村(六平直政)と二人、既に学園を去っていた...。

ところが、蜂須賀の元に続々とメールが届く。黙って学園を去ったことを知った生徒達からの非難の内容ばかりだ。

生徒達のメールを見た蜂須賀は、最後にあるハンマーセッションを思いつく。それは教師・蜂須賀としての生徒へのけじめだった。

ある決意を胸に、蜂須賀は再び学園の門をくぐる。
そして生徒達に自分が本当は詐欺師であることを告白し始める...。

※TBSHPより引用

うぬぼれ刑事

 

うぬぼれ刑事

2010年7月9日からTBS系列で放映。金曜9時枠。

捜査に支障をきたすほど惚れやすく、うぬぼれやすい刑事が、一目ぼれしてしまった女性容疑者たちと繰り広げるドタバタ刑事ドラマ。

主演は、「タイガー&ドラゴン」以来5年ぶりに宮藤官九郎とタッグを組む長瀬智也。元恋人役として中島美嘉が登場し、番組の挿入歌も務める。そのほか生田斗真や要潤も出演する。

うぬぼれ刑事 動画(最終回の結末に注目!)

 

うぬぼれ刑事の主題歌

TOKIO 「NaNaNa (太陽なんていらねぇ) 」

 

うぬぼれ刑事の挿入歌

中島美嘉 「一番奇麗な私を」 

 

うぬぼれ刑事の出演者

うぬぼれ ...... 長瀬智也
本城サダメ ...... 生田斗真
日暮里恵 ...... 中島美嘉 
冴木 優 ...... 荒川良々
松岡 ...... 要潤
穴井貴一 ...... 矢作兼(おぎやはぎ)
ゴロー ...... 少路勇介
町田警部 ...... 小松和重
登戸 ...... ムロツヨシ
婦警・小山 ...... 伊藤修子
婦警・南 ...... 西慶子
栗橋 誠 ...... 坂東三津五郎
葉造 ...... 西田敏行

 

うぬぼれ刑事のスタッフ

脚本:宮藤官九郎
演出:宮藤官九郎、吉田健、土井裕泰
プロデューサー:磯山晶
音楽:仲西匡、 市川淳
音楽プロデューサー:志田博英
製作:TBS

 

うぬぼれ刑事の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月9日 初恋篇 12.2%
第2話 2010年7月16日 癒し系 7.9%
第3話 2010年7月23日 野心派 7.3%
第4話 2010年7月30日 地元流 8.5%
第5話 2010年8月6日 甘党 8.3%
第6話 2010年8月13日 くされ縁 6.8%
第7話 2010年8月20日 マラカスの詩 8.0%
第8話 2010年8月27日 大物感 7.2%
第9話 2010年9月3日 強火 6.5%
第10話 2010年9月10日 姉妹坂 7.1%
最終回 2010年9月17日 赤い彗星 8.7%

 

うぬぼれ刑事のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「初恋篇」のあらすじ

去年までは本庁の強行犯捜査係のエースだったが、婚約者 (中島美嘉) に逃げられてから調子が狂い、出世のチャンスまでも逃した、世田谷通り警察署の刑事・通称 うぬぼれ (長瀬智也)。今は恋愛心理学者・栗橋誠 (坂東三津五郎) を崇拝し、運命の女性を探す毎日だ。

そんなある日、ゲームソフト制作会社 「 マジソン 」 で殺人事件が発生。被害者はこの会社の社員・宮本克也 (猪岐英人)。セキュリティが厳重なことから、内部の人間による犯行が疑われ、浮上したのが、宮本の部下でかつての交際相手だった 貴崎恵里子 (加藤あい)。そして彼女は数日前、うぬぼれが一目惚れした女性であった。
事件を解決したいというよりも、恵理子に会いたい一心でまとわりついているうちに、彼女が犯人ではないか?と考えてしまう。うぬぼれ。

悩むうぬぼれは、立ち寄ったバー 「 I am I 」 で尊敬する栗橋や俳優の 本城サダメ (生田斗真)、パティシエの 松岡 (要潤)、カメラマンの 穴井 (矢作兼) と出会い、意気投合。恋の指南を受ける。
しかし、コンビを組む刑事・冴木優 (荒川良々) に邪魔されて、思うように恋は進展しない。

苦慮の末に、"結婚してくれるなら逮捕しない" とプロポーズするうぬぼれ。
果たして恵理子は逮捕状と婚姻届のどちらを取るのか !?

【ゲスト出演者】加藤あい

 

第2話「癒し系」のあらすじ

世田谷通り警察署に勤務する刑事、通称 うぬぼれ (長瀬智也)。彼は世界中の女が自分に気があると思い込んでいるうぬぼれ体質。

恵里子 (加藤あい) との恋に破れたうぬぼれは、もう恋なんてしないと誓うが、癒しを求めて入ったマッサージ店の店員・小沼せつ子 (蒼井優) の手に愛を感じまたしても一目ぼれ。今度こそ運命の人に出会ったと1人盛り上がる。

失恋したことも忘れるほど癒されるうぬぼれだが、ある日、小沼は店を辞めて行方が分からなくなってしまう。そんな中、世田谷通り署に 茂木 (皆川猿時) という男が婚活詐欺の被害届を提出。最近起きた他の事件とも手口が酷似しており、同一犯の可能性があると 冴木 (荒川良々) は睨む。被害者の証言を聞いていくうちに、出来上がっていく犯人像。それは行方不明になっている小沼せつ子と重なった。うぬぼれは持ち前の操作能力でついに小沼の居どころをつきとめるが、好きな女性=犯人という不安を隠せずにいて...。

【ゲスト出演者】蒼井優

 

第3話「野心派」のあらすじ

自治党の議員、青木拓男 (浅野和之) が世田谷区の自宅で自殺した。彼には政治献金疑惑が浮上しており、正式な捜査が始まる矢先のことであった。

そして、青木の妻で元アナウンサーの たまえ (樋口可南子) が夫の選挙区から出馬を表明。立候補に至った経緯や、夫の政治献金疑惑への関与については明らかにされていないが、夫の意志を継いで立候補したたまえに世間の目は同情的になっている。

そんなある日、うぬぼれ (長瀬智也) の側をたまえの選挙カーが通り過ぎた。スピーカー越しに聞こえるたまえの声にうぬぼれの体が反応。例によって一目惚れで"運命の女性"と思い込むうぬぼれだが、「 自分が好きになるということは... 」 と、夫の自殺が偽装ではないかという疑いが生まれるのだった。警備という名目でたまえにまとわりついていつうちに、うぬぼれはたまえの秘密に気づいてしまい...。

【ゲスト出演者】樋口可南子

 

第4話「地元流」のあらすじ

ある日、多摩川の河川敷で身元不明の死体が発見された。犯人はわざわざ人目につくところに遺体を放置している反面、顔を身元が判別出来ないほど痛めつけており、「 死体の処分に不審な点が多い 」 と、うぬぼれ (長瀬智也) の父・葉造 (西田敏行) は言う。

その後、死体は埼玉県所沢市在住の 羽柴祐子 (戸田恵梨香・二役) であると判明。祐子は母・サチ江 (伊藤かずえ) と2人暮らしだったが、母親が若い男と暮らし始めたのを機に家出をしていた。うぬぼれは、被害者・祐子の写真を見ているうちに、その唇に惹かれてしまい、祐子の夢ばかり見るようになる。

一方、穴井貴一(矢作兼)はガソリンスタンドの店員・昭島ユリ (戸田恵梨香・二役) に一目惚れする。ユリにまとわりつく穴井だが、ユリの周りは前科者ばかり。その中の一人、浜名友和 (伊達みきお) には、ユリを妊娠させた慰謝料として100万円用意するよう脅迫される。ところがこの浜名、殺された祐子とも接点のある人物で...。

【ゲスト出演者】戸田恵梨香

 

第5話「甘党」のあらすじ

うぬぼれパティシエ・松岡 (要潤) は、自身が開くスイーツ教室の生徒・村上清美 (原史奈)、大橋琴美 (山口もえ)、桜井遥 (手島優) の3人の主婦を運命の人と思い込み、恋をする。そんな中、30代の男性が突然腹痛を訴え病院に運び込まれた。初めは軽い食あたりだと思われたが、容態が急変し心不全で死亡。検死の結果、体内から今は製造が中止されているブタミールという薬が検出された。

数日後、同じように腹痛を訴え病院に運び込まれた男性が心不全で死亡し、体内から再びブタミールが検出された。なんと、死亡した二人の男性はスイーツ教室に通う清美と琴美の夫であった。早速、遺族から話を聞くために両被害者の葬儀に向かった うぬぼれ (長瀬智也) だが、受付をしていた前原信子 (薬師丸ひろ子) の美しさに目を奪われてしまう。

警察は清美と琴美がスイーツ教室のパティシエ・松岡と共謀してケーキに薬を混入して殺したのではないかと疑い、松岡から事情聴取をする。しかし、うぬぼれだけは清美と琴美の葬儀で見かけた信子のことがどうしても気になっていて...。

【ゲスト出演者】薬師丸ひろ子

 

第6話「くされ縁」のあらすじ

ある日、世田谷通り署にタレントの 田尻えみ (小原正子) が暴漢に襲われたと被害届を提出。田尻はバドミントン日本代表としてペアを組んでいた 萩尾ゆみ (小雪) の仕業だと主張する。萩尾と田尻は、かつて "ハギシリ" と呼ばれるバドミントン女子ダブルスの人気ペア選手だったが、その後、現役を引退。田尻はタレントとして活躍し始めるが、美人でタレント性が高いと思われていた萩尾は頭の悪さが災いし、全く売れなかった。それ以降、田尻は萩尾から嫌がらせを受けるようになったという。

一方、すれ違いざまに肩がぶつかったことから萩尾に一目惚れしてしまった サダメ (生田斗真) は、偶然再会した萩尾と同棲を始める。しかし、うぬぼれ (長瀬智也) も捜査をしているうちに萩尾のことが頭から離れなくなっていて...。

そんな折、田尻のブログや掲示板に息子・シンヤの殺害予告が書き込まれた。そして、うぬぼれにも同じ内容の脅迫文が届く。

【ゲスト出演者】小雪

 

第7話「マラカスの詩」のあらすじ

壁に貼られた指名手配犯の写真。殺人事件の時効が廃止されていなければ時効寸前であった世田谷医師殺害事件の容疑者・福原直美 (小泉今日子) の写真だ。うぬぼれ (長瀬智也) は、事件以後、毎月捜査状況の報告へ行っているという 町田 (小松和重) とともに被害者・安藤和馬の妻・サツキ (木野花) に会いに行く。時効が廃止されたことを知らずにいるサツキは、ガンを患い長くない。しかし、殺人事件の遺族とは思えないほど穏やかだった。まるで犯人が捕まることを望んでいないかのように見えるサツキと、捕まえて欲しいかのような大胆な逃亡生活をしている直美に、うぬぼれは疑問を持つ。

ある日うぬぼれは、栗橋 (坂東三津五郎) の教え子だったと言って突然バーに現れた 板倉里奈 (小泉今日子・二役) に恋をしてしまい...。

【ゲスト出演者】小泉今日子

 

第8話「大物感」のあらすじ

小説家として活躍する うぬぼれ (長瀬智也)  の父・葉造 (西田敏行) は史上最年長の文学新人賞を受賞することになった。その受賞パーティで、葉造は女流作家・九十九千里 (三田佳子) に一目惚れしてしまう。

同じ頃、ある坂の上で死体が詰められたトランクが発見された。冴木 (荒川良々) はこのケースとそっくりの殺人が千里の小説 「 E坂の貴婦人 」 の中にあることを指摘する。しかし遺体が入ったトランクを女性一人で坂の上まで運ぶのは不可能。実は 「 E坂の貴婦人 」 は、千里のファンサイトでも辻褄が合っていない、この殺人は成立しないなどの批判が殺到していたのだ。うぬぼれは、自分の小説の中のトリックの整合性を訴えるために彼女が犯行に及んだのではないか?と疑う。

一方、すっかり千里に夢中な葉造は、千里を家に連れて来てうぬぼれに 「 彼女だ 」 と紹介し...。

【ゲスト出演者】三田佳子

 

第9話「強火」のあらすじ

うぬぼれ (長瀬智也) は、周囲の勧めで図書館に勤務する 藤沢知世 (光浦靖子) と見合いをすることになった。知世は警視庁の実力者の娘だが、写真を見る限り美人とは言い難い地味な女性。しかし、身を固めて公務に専念すると決意したうぬぼれは、上京した母・千鶴子 (竹下景子) と共に見合いへ行く。すると、見合いの席に乱入した 葉造 (西田敏行) と千鶴子が、福島県警の退職金の件で揉めに揉めてしまう...。

「 あんな地味な女性にときめくはずがない 」 と思っていたうぬぼれだが、実際に会ってみると、写真ではかけていなかったメガネをかけた知世には不思議な魅力があった。しかも気配りができ、知識が豊富な彼女は、今まで好きになった女性には無い何かがあると感じてしまう。

ちょうどその頃、世田谷通り沿いで5件の連続放火事件が発生した。早速、うぬぼれたちは消防員の 宇野 (猪野学) と共に捜査を始める。宇野によると、火災現場はいずれも留守宅で殺人目的ではないこと、また現場にはダーツの矢が残されているという共通点があるという。うぬぼれは火災現場のひとつで、知世が勤務する世田谷通り図書館の本が焼け焦げて残っているのを発見し...。

【ゲスト出演者】竹下景子

 

第9話「姉妹坂」のあらすじ

ある夜、高校のプールで女子高生の遺体が発見された。被害者はこの高校に通う 宮下サキ (相楽 樹) で、目立った外傷はなく、死因は溺死と断定された。学校関係者によると、サキは転校生で、通報者で第一発見者の 結城あかね (岡本杏理) と仲がよかったという。うぬぼれ (長瀬智也) と 冴木 (荒川良々) は話を聞くために、あかねの自宅を訪ねるが、そこに現れたあかねの母・明日香 (石田ゆり子) の、まるで姉妹であるかのような若々しさに心を奪われてしまう。

あかねによると、その夜はフットサルの練習のために学校で会う約束をしていたが、約束の時間になってもサキが現れないことから不審に思い、プールの方へ行ったところ、サキの遺体を発見したという。若くて美人の母親と美少女の娘。どちらに惹かれているのか、わからなくなったうぬぼれは、一人ずつ個別に尋問しようとするのだが...。

後日、うぬぼれは、あかねとサキがファンだという サダメ (生田斗真) を連れてあかねの家を訪れる。そこでサダメは、サキと一緒に書いた「うぬぼれ刑事」の台本を預かって欲しいと渡される。その内容は意外なもので...。

【ゲスト出演者】石田ゆり子

 

最終回「赤い彗星」のあらすじ(ネタバレ注意)

3年前に起きた 「 ひばり銀行現金強奪事件 」 の実行犯2人が出所した。その2人が事件について話があると、うぬぼれ (長瀬智也) を指名。"神" と名乗る男に犯罪専門の掲示板で出会い銀行を襲撃したという2人は、「 金を独り占めして現在も逃走している神が許せない 」 と、神の人相について情報提供した。そして、その証言からうぬぼれが書いた似顔絵が事件の主犯格として公開される。

そんなある日、うぬぼれは行きつけのバーのママ・玲子 (森下愛子) に誘われ、大衆演劇を見に行くことに。うぬぼれは、花形スターの 桜市太郎 (中村七之助) のあまりの美しさに衝撃を受ける。しかし、化粧を落とした市太郎の顔は、自分が書いた "神" の似顔絵にそっくりだった。うぬぼれは潜入捜査のため サダメ (生田斗真) を一座に送り込む。さらに 松岡 (要潤) らうぬぼれ4のメンバーたちの協力を得て市太郎の身柄を確保する。そして、市太郎の取り調べが進むうちに、里恵 (中島美嘉) の意外な秘密が明らかになり...。

【ゲスト出演者】中村七之助

※TBSHPより引用

崖っぷちのエリー

 

崖っぷちのエリー

2010年7月9日からテレビ朝日系列で放映。金曜9時枠。

子供の頃から貧乏で不幸だった女が、持ち前の情熱と根性で漫画家として成功していく姿を描いたコメディドラマ。

主演は、これが連続ドラマ初出演となる山田優。脇役として塚地武雅、陣内孝則、渡辺えりなどバラエティ豊かなキャストが登場。

崖っぷちのエリー 動画 (最終回の結末に注目!) 

 

 

崖っぷちのエリーの主題歌

AAA 「負けない心」

 

 

崖っぷちのエリーの出演者

相原絵里子 ...... 山田優
鴨田丈一 ...... 塚地武雅(ドランクドラゴン)
平泉正宗 ...... 小泉孝太郎
氷室竜次 ...... 田中要次
梅本勝男 ...... 大杉漣
相原正造 ...... 陣内孝則
相原光代 ...... 渡辺えり

 

崖っぷちのエリーのスタッフ

原作:西原理恵子「この世でいちばん大事な「カネ」の話」(理論社)
脚本:佐藤久美子
演出:塚本連平(MMJ)、白川士
チーフプロデューサー:深澤義啓
プロデューサー:奈良井正巳、川西琢、井上竜太
音楽:仲西匡
制作:ABC、テレビ朝日、ホリプロ

 

崖っぷちのエリーの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月9日 どん底から大脱出!!夢は富豪漫画家じゃ 8.1%
第2話 2010年7月16日 母ちゃん上京!涙のデビューと欲望の罠 7.1%
第3話 2010年7月23日 どん底女逆転人生!イケメン社長の裏の顔と母の涙... 6.9%
第4話 2010年7月30日 涙の初連載!超人気マンガ誕生秘話と親子の悲しき別れ 5.4%
第5話 2010年8月6日 漫画家・西原理恵子壮絶半生!!大作家の罠と(秘)離婚危機 6.7%
第6話 2010年8月13日 人気漫画家の(秘)壮絶半生!!危険な熟年同窓会 6.5%
第7話 2010年8月20日 (秘)スキャンダルで地獄に転落!!芸能界の陰謀 5.5%
第8話 2010年8月27日 最終章・西原理恵子(秘)壮絶半生!!失踪...失業...涙の告白 4.5%
最終回 2010年9月3日 西原理恵子の壮絶半生!!結婚&夫の急死...悲劇は突然に 6.7%

 

 

崖っぷちのエリーのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「どん底から大脱出!!夢は富豪漫画家じゃ」のあらすじ

高知の貧乏な家に生まれ育った相原絵里子(山田優)は、家庭内暴力や学校でのイジメに見舞われる"不幸の連続人生"を送ってきた。だが、そんな彼女にも幸せを感じる時間があった。それは絵を描いている時だ。典型的なダメ親父である義父・正造(陣内孝則)も、絵里子の絵だけは褒めてくれた。

奇跡的(?)にも東京の美大に合格し、何とか工面して入学金も払った矢先、またしても大きな不幸が絵里子を襲う。生活苦で追い詰められた正造が、自分と母・光代(渡辺えり)を車に乗せ、金を出せと迫ってきたのだ! だが、運が悪いことに、車からガソリンが漏れ始め、そのまま車は爆発。逃げ遅れた正造だけが死亡してしまう。

しかも、遺された絵里子と光代は、正造に何かと貸しがあるという近所の人間たちに、金目のものをすべて奪われてしまった。現実を目の当たりにし、美大を諦めようとする絵里子。すると、光代が「この金で東京に行きな」と隠していた100万円を差し出す。こうして絵里子は、夢と希望を胸に上京し、美大に入学する。

ところが、貧乏な絵里子は画材すらロクに買えず、教授の酒巻(升毅)からも絵を評価してもらえない。何とかして金を稼がなければ!と決意した絵里子は、キャバクラでホステスのアルバイトを始めることに。しかし、そこでも常連客の塩川(西岡德馬)や№1ホステスの葉子(佐藤江梨子)から、ガサツで暑苦しい変わった子、という冷ややかな目で見られてしまう。

そんなある日、絵里子は酒巻から男性雑誌『週刊秘宝』を突きつけられ、厳重注意を受ける。そこには「獣になった私たち」という下世話な見出しとともに、絵里子の顔写真が! それは街で男に頼まれ、1000円の謝礼と引き換えに撮られた写真だった。ただ「モデル」としか聞いていなかった絵里子は、憤慨しながら帰宅する。すると、目の前に件の男が現れた! なんと男は絵里子が住むオンボロアパートの隣人・鴨田丈一(塚地武雅)だったのだ。

そんな中、絵里子は酒巻から課題を3日以内に再提出するよう求められる。条件は、新しい絵の具とキャンバスを使って描くこと。だが、絵里子に新しい画材を買う余裕はない。その矢先、アルバイト先のキャバクラで、常連客の塩川が「激辛スパイス入りのトマトジュースを飲み干したら5万円をやる」と言い出した。ホステスたちが引く中、名乗りを挙げる絵里子。しかし、半分飲んだところで吐き出してしまい、こともあろうに塩川のスーツを汚してしまう。落ち込む絵里子に、「金のない人間が、夢なんて追いかけたってしょうがない」と言い放つ塩川。その様子を横で見ていた葉子は、絵里子を呼び出すと「世の中、夢を諦めた人間の方がずっと多いんだ」と冷たく説教するのだった。

酒巻にも期限を守れと言われ、途方に暮れる絵里子のもとに、母の光代から、父・正造の49日に帰省するための交通費が届いた。実家に戻ったものの、どこか元気のない絵里子に、光代は正造がこっそりしまっていた幼い頃の絵里子が描いた絵を差し出す。正造が信じていた絵里子の夢を諦めてしまっていいのか、本当に手を尽くしたのか、金持ちと世界が違うのなら、金持ちの理屈はおまえには通用するはずはない......そんな光代の厳しくも温かい言葉に、再び立ちあがる絵里子。

東京へと戻り、アルバイト先のキャバクラへ向かった絵里子は、塩川にもう一度激辛ドリンクにチャレンジさせて欲しいと頭を下げる。塩川は、人生がかかっているという絵里子を鼻で笑いながらも、激辛スパイスを倍入れる代わりに、金を10万出すと提案。すると、塩川や周りの予想に反し、絵里子は激辛ドリンクを見事に飲み干した!

そんなこんなで、どうにか10万円を手に入れた絵里子は、早速提出課題用の絵の具とキャンバスを買い、酒巻に提出。キャバクラでの一件を、実は店の中でこっそり見ていた酒巻は、今回だけという条件で課題を受け取る。

帰り道、いつもなら躊躇する250円ののり弁も買って、ご機嫌の絵里子。ところが、それも束の間、正造の従兄弟である氷室(田中要次)が現れ、絵里子の手から残りの5万円を奪い取ってしまった! 氷室はその昔、正造の会社から金を持ち逃げしたろくでなしなのだ。5万円を取り返そうと、必死で氷室を追いかける絵里子で......。

 

第2話「母ちゃん上京!涙のデビューと欲望の罠」のあらすじ

アルバイト先のキャバクラで10万円を手に入れ、無事課題を提出し、ご機嫌で帰宅した絵里子(山田優)。すると、アパートの前で、亡き父・正造(陣内孝則)の従兄弟である氷室(田中要次)が絵里子を待っていた。絵里子の手から5万円を奪い取ると、一目散に逃げ出す氷室。金を取り返そうと、必死で氷室を追いかける絵里子だったが、ふいに路地から飛び出してきた女性とぶつかってしまい、その隙に氷室を取り逃がしてしまう...。

絵里子がぶつかった女性は、なんと、高知の実家にいるはずの母・光代(渡辺えり)だった。光代によれば、正造の四十九日の法要後、正造が親戚に1000万円もの借金をしていたことが判明。高知でそんな大金を稼ぐのは時間がかかると判断した光代は、働き口を探すために上京したというのだ。

そんな折、絵里子は超売れっ子のイラストレーターが描いたリトグラフが1枚300万円もすることを知る。これなら私にも描けると、すっかりその気になった絵里子は、出版社へ作品を持ち込もうと奮起。ところがどこも門前払い......。そんなとき、絵里子の視界に三流男性週刊誌『週刊秘宝』の編集部が飛び込んできた。思い切って中へ入ったものの、『週刊秘宝』が自分を騙して下品な記事に顔写真を掲載した雑誌だと気づいた絵里子は、大憤慨。編集長の梅本(大杉漣)や編集部員・正宗(小泉孝太郎)に、「こっちからお断りだよ」と吐き捨てるように言い放つと、嵐のように編集部から去っていく。

その夜、絵里子はキャバクラで編集者・野々宮春樹(鈴木一真)と出会う。野々宮が人気雑誌の次期編集長と目されるエリート編集マンだと知った絵里子は、さっそく売り込みを開始。野々宮の「絵を見てあげるから、いつでも会社へおいで」という言葉を真に受けた絵里子は、翌朝、野々宮を訪ねる。ところが、絵を見た野々宮は「うちの雑誌には合わない」と一蹴。しかし、絵里子はどうしても諦めきれない。そこへ、締め切りを4日後に控えた特別号のカットを描くことになっていたイラストレーターが倒れたという連絡が野々宮に入った。それを聞いた絵里子は、チャンスとばかりに、そのイラストを自分に描かせてほしいと必死に頼み込むが......。

夕方。大きな仕事がもらえたと大喜びの絵里子に、葉子(佐藤江梨子)は「新人にそんな大きな仕事を任せるなんて、話がうま過ぎるのでは?」と忠告するが、絵里子は「先のことを心配して目の前のチャンスを逃したくない」と、授業はサボり、アルバイトも光代をピンチヒッターに立て、死ぬ気で取り組むことを決意する。一方、絵里子に頼まれた光代は、フロアに出る気満々でキャバクラにやってくるが、店長の春日(仲本工事)に絶対に無理だと言われ、仕方なく裏方として洗い場で働くことに。

「この絵を描けば、金が入る。これで貧乏から抜け出すんだ!」気合を入れて、風呂も入らず、パンの耳をかじりながら、80枚のイラストを描き続ける絵里子。締め切り前日には、部屋が雨漏りしてしまい、隣室の鴨田(塚地武雅)の部屋で描き続ける。そして4日後、張り切って野々宮の会社へと向かう絵里子だったが、野々宮は会議で外出中だと言われてしまい、ロビーで待つことに。しかし、当の野々宮は、そんなことはつゆ知らず、編集長の礼子(比企理恵)とスカッシュで汗を流していた。

夕方になり、絵里子はようやく野々宮をつかまえるが、野々宮は涼しい顔で「タイムオーバー」と言い放つ。他のイラストレーターに頼んでいたのが、早く上がったというのだ。騙したのかと喰ってかかる絵里子に、「誰も仕事をやるなんて言っていない」と言い、「君次第じゃ、このイラストを何枚か載せてやってもいいよ」と言い出す野々宮。体を使ってチャンスをつかめというのだ......!

そのまま、野々宮とホテルへと向かう絵里子。野々宮がシャワーを浴びている間、絵里子は葛藤していた。あんなに頑張って描いたイラストが無駄になってしまってもいいのか......。だが、野々宮に押し倒された絵里子は、やっぱりこんなことはできないと思い直し、無理強いする野々宮を突き飛ばす。こんなことをしてチャンスをもらっても、母ちゃんは喜ばない。

父ちゃんはいつも自分の絵を褒めてくれたし、こんなことをしなくてもいつか売れるんじゃないか......。しかし、野々宮は絵里子の言葉を遮ると、「おまえのこんな絵、一生かかったって売れるわけないだろう!」と切り捨て、絵里子のイラストをばら撒き、事もあろうか革靴で踏みつける。居ても経ってもられなくなった絵里子は、野々宮を突き飛ばすとイラストを拾い、「こっちからお断りじゃー!」と、勇ましく部屋を出て行くのだった。

鴨田に頼み込み、『週刊秘宝』の編集部をもう一度訪れる絵里子。締め切り前日の編集部はまるで戦場のような雰囲気だったが、絵里子はそれに臆することなく、梅本にイラストを描かせて欲しいと頭を下げる。エロネタが描けるなら、絵がよかったら使ってやると言われ、大喜びの絵里子。だが、絵里子にエロネタなど描けるわけもない。頭を悩ませる絵里子だったが、鴨田の「追い詰められた牛は己の肉を食らう」というひと言に、あるアイディアを思いつく。

『週刊秘宝』発売日。そこには、絵里子のイラストが掲載されていた。それは、自分が野々宮に迫られた体験談だった! 雑誌デビューし、大カンゲキの絵里子。一方、それを礼子に読まれてしまった野々宮は、資料編纂室へと飛ばされてしまう。

絵里子がご機嫌で帰宅すると、あの氷室が光代に羽交い絞めにされていた。絵里子から奪った5万円で、カブトムシやクワガタの幼虫を買ったのだという。これで金儲けをするという氷室に呆れ果て、追い返す絵里子。と、そこに正宗から電話が入る。仕事だと呼び出され、張り切って出かけた絵里子だったが、そこはなんとラブホテルで......!?

 

第3話「どん底女逆転人生!イケメン社長の裏の顔と母の涙...」のあらすじ

自分が描いたイラストがめでたく『週刊秘宝』に掲載され、大喜びの絵里子(山田優)だったが、その後の仕事の発注はサッパリ......。そこで、『週刊秘宝』の編集長・梅本(大杉漣)につきまとい、仕事をねだり続ける。やがて根負けした梅本から「何でもいいからネタを探して描いてこい」と言われた絵里子は、俄然ヤル気に! いちばん高いギャラが支払われるという突撃潜入取材にターゲットを絞り、カップルで来店すると無料になるというエステサロンに、嫌がる編集者・正宗(小泉孝太郎)を連れて乗り込む。

オイルマッサージを受け、大満足の絵里子は、エステサロンのパンフレットで思わぬ人物の写真を見つける。その人物とは、絵里子が高知にいたころ兄のように慕っていた幼なじみの浜岡正志(福士誠治)だった。実は浜岡こそがエステサロンの社長だったのだ! 予期せぬ再会に胸が躍り、浜岡との会話に花を咲かせた絵里子は、浜岡のためにいい記事にしようと張り切る。

ところが、絵里子が描いた潜入取材のイラストを見た梅本は、「つまんねぇよ」と一蹴。絵里子には何がいけないのかさっぱり分からないが、梅本は何が悪いのか教えてくれない。さらに、梅本が放った「人と同じことをやってたって、ゴールなんかずっと先だぞ」という言葉が、絵里子の胸に突き刺さる。このまま大学で勉強することに意味があるのだろうか......そう思い悩む絵里子に、渇を入れる母の光代(渡辺えり)。

後日、絵里子は浜岡に自分のイラストがボツになったことを伝えに行くが、浜岡は怒るどころか、逆に絵里子を慰める。ところが次の瞬間、かかってきた電話に応対した浜岡の顔色が変わった。どうやら仕事上のトラブルがあったようで、いつもの浜岡とは違い、語気も荒い。しかし、そんな浜岡の"社長としての顔"がまぶしく映った絵里子は、隣人の鴨田(塚地武雅)に浜岡のことを自慢する。得意げに、電話に応対していた浜岡の様子を話す絵里子。しかし、浜岡が口にした「出し子」という一言が気にかかった鴨田は、エステではなく社長本人を追ってみたらどうかと提案する。

早速、正宗を連れて、浜岡の行動をこっそりと追跡し始めた絵里子。どんなセレブな生活を送っているのかと思いきや、浜岡は古いマンションの一室に入り浸ったり、喫茶店で男と会って封筒を受け取ったり、銀行のATMの前で男から封筒を受け取り、その男に数万円を渡したり......と変な行動ばかり。そこで、絵里子は浜岡に直接もう一度取材をしたいと申し出る。浜岡のプライベートを追いかけたいという絵里子の申し出に、戸惑いの表情を見せる浜岡。さらに、絵里子がこっそり後をつけていたことを知った浜岡は、別人のように怒り出し、恩返しをしたいという絵里子を「うっとうしいんだよ」と切り捨てる。

浜岡に怒られ、意気消沈する絵里子に、「怒るのは当然だろ。ヤバい商売やってるんだからな」と冷静に言い放つ鴨田。浜岡がやっているのは、典型的なオレオレ詐欺だと言うのだ。だが、絵里子は浜岡がそんなことをするはずがないと反論。自分が無実を証明すると言い出し、隠しカメラを仕込んだ鞄を手に、鴨田がアジトだと睨んだマンションの部屋へと向かう。

すると......そこはまさにオレオレ詐欺のアジトだった。数人の男たちが携帯電話で金を振り込ませる電話をかけていたのだ。奥の部屋では、浜岡が金を数えながら携帯で話していた。絵里子は机の上に置かれたお札や通帳を払い落すと、「何でこんなことするんだよ!」と浜岡に喰ってかかる。だが、浜岡は「金にキレイに汚いもない」と悪びれず、絵里子は思わずそんな浜岡の頬を打つ。

それでも、「エステサロンを開こうとしたとき、中卒の自分に銀行はどこも金を貸してはくれなかった。こんなことでもしないと、金なんて稼げない」そう開き直る浜岡に、絵里子は「何でもかんでも貧乏のせいにするな」と一喝。しかし、周囲の男たちに取り囲まれてしまう。そこに、一部始終を隠しカメラで見ていた鴨田と正宗が飛び込んで来た。一触即発の雰囲気になるが、浜岡は男たちを制し、絵里子たちは部屋を出て行くのだった。

落ち込みながらも、必死に絵を描く絵里子。一方、鴨田は絵里子が浜岡のアジトに乗り込んで行ったときの取材テープを光代に聞かせる。そこには、絵里子の"みんなを笑わせる、元気づける絵で稼ぎたい"という思いが語られていた......。

絵里子は無事、突撃潜入取材のイラストを描き上げ、採用される。その夜、美大を辞めたいと光代に切り出す絵里子。光代は「勝手にしな」と答え、絵里子は晴れて、イラストレーターに専念することに。『週刊秘宝』の編集部には、絵里子宛のファンレターも届いた。どこか見覚えのある文字......それは、光代が書いたものだった。

突撃潜入取材のギャラを手にご機嫌な絵里子の前に、またもや亡き父・正造(陣内孝則)の従兄弟・氷室(田中要次)が現れる。絵里子から奪った5万円で購入した幼虫が全滅してしまったというのだ。激怒する絵里子だったが、そこに強面の男が現れ、氷室のことで話があると言い出して......!?

 

第4話「涙の初連載!超人気マンガ誕生秘話と親子の悲しき別れ」のあらすじ

美大を中退し、イラストレーターの道1本で生きていくと決めた絵里子(山田優)は、月30万円を稼ぐという目標を立てたものの、なかなか貧乏生活から抜けだせない。しかし、そこは人一倍前向きな絵里子。クーラーのきいた『週刊秘宝』の編集部に入り浸り、イラストを描いては、編集長の梅本(大杉漣)に売り込み攻撃を仕掛ける。

一方、編集者・正宗(小泉孝太郎)の表情はどうも暗い。というのも、会社を経営している父・正親(中原丈雄)が正宗に跡を継がせるため、取引先の専務の娘との縁談話を勝手に進めていたのだ。まだ結婚など眼中にない正宗は、つい勢いで「真剣にお付き合いしている女性がいる」と口走ってしまい、正親からその人と会わせるよう迫られているのだった。切羽詰った正宗が鴨田(塚地武雅)に相談すると、絵里子に恋人のフリをしてもらえばいいと言い出す。断固拒否する絵里子だったが、会食のために超一流料亭の料理人が招かれると聞き、快諾。正宗の彼女として平林家を訪れることに。

会食当日。貸衣装に身を包んだ絵里子を出迎えたのは、御殿のような立派な屋敷と、品のいい両親だった。そんなことはお構いなしに、母・光代(渡辺えり)との貧乏生活エピソードなどをあけっぴろげに話す絵里子。そんな絵里子に奇異なものを感じた正親は、秘書の黒沼(遠山俊也)を呼びつけ、絵里子について調べるよう命じる。

一方、正宗から昨日のお礼にと、東京一美味しいといわれるフレンチレストランを予約してもらった絵里子は、光代と共にそのレストランへ。だが、高級レストランに慣れていない二人は、大声でスタッフを呼んだり、白いご飯や箸を頼んだりして、マネージャーの恩田(半海一晃)に嫌な顔をされてしまう。

翌日、値段の割に美味しくなかったという不満げな絵里子に、美味しいものを食べ慣れていないからだと突っ込む鴨田。そこで絵里子は、光代が働いている居酒屋に、鴨田と正宗を連れて行く。生まれて初めての居酒屋に落ち着かない正宗だったが、出されたモツ煮の美味しさと安さに感激。光代も正宗の純粋さに触れ、絵里子をもらって欲しいと言い出して......。

さらに翌日、絵里子は梅本に新連載の企画を提案する。お高くとまった一流料理店やグルメブールを庶民の目で斬るという内容を聞いた梅本は、プレ企画を許可。張り切る絵里子だったが、夜はキャバクラのアルバイトで忙しい。

そんな中、絵里子の身辺を探っていた黒沼は、行き先も告げずに絵里子を車に乗せると、正親のもとへと連れていく。「正宗と別れてもらいたい」と切り出す正親に、絵里子は事情を説明しようとするが、正親は絵里子の話を遮り、「これできっぱり正宗のことは忘れろ」と、1000万円を差し出す。とその瞬間、吐き気に襲われる絵里子。絵里子が正宗の子どもを妊娠しているのだと勘違いした正親は、病院に駆け付けた正宗を怒鳴りつけるが、医師に食あたりだと説明され、拍子抜けしてしまう。

すっかり回復した絵里子は、張り切ってプレ企画に取り掛かろうとするが、正宗が会社を継ぐためにしばらく休むことを知り、正親の会社へと向かう。だが、黒沼に追い返されてしまい、正宗とは会えず仕舞い。携帯電話もつながらなくなってしまった。家出してでも自由にやればいいという絵里子に、鴨田は正宗も悩んでいるんだと答える。貧乏でもやりたいことを両親に反対されるどころか、いつも応援してもらえた自分がいかに幸せだったかを噛みしめる絵里子。

プレ企画の取材のために、先日行ったフレンチレストランを再び訪れる絵里子と鴨田。予約名が平林だったため、恩田は丁重に対応するが、偶然にも正宗と正親も来店しており、正宗にこんな連中は知り合いでもないと言われた途端、急に態度を変え、絵里子たちを隅のテーブルへと案内する。その後も、絵里子たちを明らかに無視するだけでなく、フランス語がわかるわけがないと、オーダーミスで余っていた冷めた料理を出す始末。実はフランス語ができる鴨田のおかげでそのことに気付いた絵里子は恩田に啖呵を切る。そのやり取りを見ていた正親は帰ると言い出し、絵里子にも「ここは一流の店だ。三流、最低辺の人間が来るところではない」と言い放つ。そんな正親に、一流と威張りくさっていても居酒屋のモツ煮の方が美味しい。自分たちは好きな仕事を胸張ってやっているんだと言い返す絵里子。

翌日。正宗は自分の正直な気持ちを正親に告げる。正親のことは尊敬しているが、自分はやはり編集の仕事を続けたい、会社は継げないという正宗を認める正親。そこに、絵里子が描いたイラストと「この記事を書くのはお前だ」というメモが届く。

絵里子のプレ企画『恨メシ屋』が掲載された最新号の発売日、恩田が営業妨害だと怒鳴りこんでくる。謝罪記事を出さないと訴えるという恩田に、梅本は「うちは三流週刊誌。三流がいくら騒ごうが、一流店はデンと構えていればいいのでは」と言い放ち、恩田を追い返してしまう。そして、これも反響だと言い、『恨メシ屋』の連載が決定した! 大喜びの絵里子とは対照的に、少し複雑な表情の正宗。なんと彼は、絵里子に恋をしたようで......!?

 

第5話「漫画家・西原理恵子壮絶半生!!大作家の罠と(秘)離婚危機」のあらすじ

高級フレンチレストランで受けた酷い扱いをネタに描いた『恨メシ屋』の連載化が決まり、ようやくイラストレーターとしての活路が開けた絵里子(山田優)は、売れっ子漫画家への道を歩き始めたと自分で勝手に決め付け、キャバクラのアルバイトも辞めてしまう。そんな絵里子を『週刊秘宝』の編集者・正宗(小泉孝太郎)は一生懸命サポート。というのも、正宗は絵里子に恋をしてしまっていたのだ!

一方、『週刊秘宝』では国民的歴史小説家・大河内利光(山下真司)の連載を始めることが決定していた。ある日、正宗とともに『週刊秘宝』を出版している文暁社の本社を訪れた絵里子は、偶然にも大河内と鉢合わせになる。しかし、大河内のことなどまったく知らない絵里子は、『週刊秘宝』で小説の連載を始める作家だと聞いて、エロ小説家と勘違い。大河内の気分を害してしまう。

大河内ほどの大物が、三流誌である『週刊秘宝』で執筆するのは、普通はあり得ない話なのだが、編集長の梅本(大杉漣)がかつて新人時代の大河内の担当編集をしていた縁で、実現したのだという。鴨田(塚地武雅)によれば、大河内は新人時代に自分を厳しくしごいた梅本に現在の力を見せつけ、復讐したがっているらしい。さらに、大河内には「新人潰しをする」など、普段から良からぬ噂が多々あるという。

そんな中、絵里子は突然、梅本から『恨メシ屋』連載の打ち切りを告げられる。なんと、大河内が絵里子と同じ雑誌で連載するのはイヤだと言い出したのだ。先日のエレベーターでの一件が、大河内を怒らせてしまったらしい。納得のいかない絵里子は、大河内の自宅へと押しかけるが、門前払いを食らってしまう。

困った絵里子は、鴨田と正宗のアドバイスを受け、大河内にファンレターを書くことに。受け取った大河内はまんざらでもない様子でその手紙を読んでいたが、余白に描かれていた下手くそな似顔絵に大激怒。絵里子をますます嫌悪するように。

一方、絵里子に冷たく連載打ち切りを告げた梅本だったが、ひとりで大河内のもとを訪れ、連載を続けさせて欲しいと頭を下げる。嫌味を言う大河内に、梅本は絵里子が昔の大河内に似ていると言い放つ。

その頃、絵里子は葉子(佐藤江梨子)の別居中の夫・康男(石井正則)が、5年前に応募した新人小説コンクールで大河内に酷評され、そのことが原因で小説家を目指すのをやめ、家を出て行ってしまったことを知る。大河内が自分の連載を打ち切りにしただけでなく、康男の小説家としての将来を潰したことに激怒した絵里子は、そのまま大河内の道場へと向かう。

連載再開をかけて勝負を申し出る絵里子。そして、絵里子が勝ったら連載再開、大河内が勝ったら絵里子は出版業界から追放されるという条件を賭け、二人は一週間後に剣道で勝負することに。とはいえ、もちろん剣道などやったことのない絵里子。昔少しだけ剣道をやっていたという鴨田の指導を受けながら、絵里子は必死に練習を重ねる。

一週間後の試合当日。有段者である大河内は面を装着せず、試合時間10分の間に大河内に一本でも技を決めることができれば勝ちというハンデをもらった絵里子だったが、まったく歯が立たない。しまいには、自分の面も外して大河内に向かっていくが、体当たりされ、派手に倒れてしまう。母の光代(渡辺えり)や正宗らはそんな絵里子を見ていられず、試合を中止するように言うが、絵里子は自分がどれだけこの連載に賭けているかを熱く語り、再び大河内へと向かっていく。そのとき、大河内の脳裏には、かつて日本一の小説家を目指し、貧乏ながらも必死に頑張っていた自分の姿が浮かんでいた......。

結局、絵里子は大河内から一本も取ることができず、試合は終了した。翌日、落ち込んだ様子で荷物を片づける絵里子に、梅本が『恨メシ屋』の連載再開を告げる。さらに、大河内の指名で、新連載の小説の挿絵も描くことになり、大喜びの絵里子。

その帰り道、絵里子は葉子と康男が仲直りしている現場に遭遇する。絵里子の試合を見た康男は、自分ももう一度小説を書くことを決意したのだ。タケル(濱田龍臣)も加わり、笑顔溢れる親子3人の姿に、絵里子も笑顔になる。

数週間後、氷室(田中要次)にそそのかされた正宗が自分の気持ちを絵里子に伝えようとした矢先、『恨メシ屋』と大河内の新連載『遥かなる女剣士』が掲載された号の読者アンケート結果が出た。なんと『恨メシ屋』は『遥かなる女剣士』に次いで2位となっていた。さらに、『遥かなる女剣士』の挿絵がよかったという読者からのハガキも届き、大張りきりの絵里子で......。

 

第6話「人気漫画家の(秘)壮絶半生!!危険な熟年同窓会」のあらすじ

一流飲食店をバッサリと斬る連載『恨メシ屋』も一周年を迎え、順風満帆...のはずが、絵里子(山田優)は浮かぬ表情。というのも、絵里子が先月稼いだ原稿料は8万1200円。目標の月収30万円には到底及ばないのだ。絵里子に好意を寄せる『週刊秘宝』の編集者・正宗(小泉孝太郎)は「単行本にしてはどうでしょうか」と提案するが、編集長の梅本(大杉漣)に「そう簡単に本なんか出せるか」と斬り捨てられてしまう。

その夜、絵里子が帰宅すると、母・光代(渡辺えり)がため息をついていた。東京にいる人を対象にした中学の同窓会の案内が届いたのだが、光代には5000円の会費を払う金銭的余裕などないからだ。その姿を見た絵里子は、入ったばかりのギャラ5000円を渡し、光代を同窓会へと送り出す。

同窓会当日。光代はいつものパンチパーマに時代遅れの洋服を着て、会場に入る。すると、中学時代に仲の良かった真山佳江(東ちづる)が声を掛けてきた。すっかり垢抜けて見違えた佳江を見て驚く光代。佳江の夫は5年前に独立して出版社を設立、その直後に出した本がすべて大当たりし、自社ビルを建てるほどの大成功を収めているらしい。亡くなった夫が二人ともろくでなしだった上に、いまも借金を返済し続ける生活をしている光代とは大違いだ。素直に感心する光代に、佳乃は明らかに上から目線で「一度うちに遊びにいらっしゃいよ」と招待する。

光代からその話を聞いた絵里子は大興奮。もしかしたら単行本出版の夢が叶うかもしれないと考えた絵里子は、光代と共に佳江の家を訪問し、いきなり『恨メシ屋』を本にしてもらえないかと切り出す。すると、佳江は「オリジナルの新作」という条件で承諾。その代わり、"女の愛と人生"というテーマで、とびきりロマンチックでドラマチックなものを描けという。そんなテーマで描いたことのない絵里子は戸惑いつつも、売れっ子漫画家を目指すため、その条件を飲むことに。

そんな中、光代は佳江から日給1万円で家政婦をやってほしいと頼まれ、引き受けることに。絵里子はいくつも仕事を掛け持ちしている光代の体を心配するが、前の家政婦が急に辞めて困っている友だちを放っておけない光代は、翌日から佳江の家で働き始める。佳江の桁違いの金銭感覚や、貧乏人を見下す態度にどこか違和感を覚えながらも、働き続ける光代。自分の出版話のせいで母親が佳江に頭が上がらないと感じた絵里子は、「絶対に売れるものを描く!」と奮起する。

絵里子は"売れる本"を描くため、画風もガラリと変え、佳江に言われた通りの路線で漫画を描き始める。ところが、描きかけの原稿を見た丈一(塚地武雅)から「全然面白くねぇ」と言い捨てられてしまう。さらに、突然訪ねてきた氷室(田中要次)からも、面白くないと言われた上、光代の頭の方がよっぽど面白いと言われた絵里子は、自分が本当に描きたいものを描こうと決意するのだった。

数日後、必死で描き上げた原稿を佳江に届けた絵里子は、そのまま『週刊秘宝』の編集部へ。するとそこへ、佳江から「原稿が無くなった」という連絡が入る。急いで駆けつけた絵里子に、「いつのまにか無くなっていた」と悪びれずに説明する佳江。さらに、「弁償するわよ」と100万円の小切手を差し出す佳江に呆れた光代は、絵里子に原稿を渡した時のことをもう一度思い出すよう言う。すると、絵里子の原稿はゴミ箱に捨てられてしまったことが判明。しかも、ゴミはすでに収集車に回収され、ゴミ処理場へと運ばれた後だった!

絵里子と光代はゴミ処理場へと向かい、ゴミの山から原稿を探し出すことに......。陽も暮れ、さすがに諦めようとする絵里子に、喝を入れる光代。とそのとき、ゴミの奥から絵里子の原稿が見つかった!

二人は急いで、佳江が出席している財界の実力者の妻たちの集まり『咲百合会』の会場へと向かう。まさに会長就任のあいさつをしようとしていた佳江に、「あったよー」と大声をかける光代たち。渋々原稿を受け取る佳江だったが、原稿を見た途端、さらに険しい表情に。絵里子が渡したのは、自分と母の貧乏話を描いた漫画だったのだ。セレブが売りである夫の出版社では出せないと切り捨てる佳江に、土下座して頼む光代。そんな光代を見下す佳江だったが、光代は中身が空っぽの佳江こそ惨めだと言い返す。絵里子も「見栄張ったり、人に自慢するために金持ちになりたいわけじゃない。母ちゃんを幸せにするために金が稼ぎたい」と言い放ち、二人はその場を後にする。

とは言え、必死で描き上げた70ページの大作がボツになり、すっかり気落ちしてしまう絵里子。編集部員たちの励ましも、全く耳に入らない。翌日、編集部に置いていったはずの原稿が消えてしまい、絵里子が再び大騒ぎしていると、梅本がその原稿を手に戻ってきた。なんと、文暁社からの出版が決まったというのだ。

一ヶ月後、絵里子の初単行本『貧乏ものがたり』が書店に並んだ。書店の片隅で、本が売れて行く様子を嬉しそうに見つめる絵里子と正宗。同じ頃、新聞に掲載された絵里子のインタビュー記事を見つけ、悔しがる佳江の姿があった......。

 

第7話「(秘)スキャンダルで地獄に転落!!芸能界の陰謀」のあらすじ

念願の本『貧乏ものがたり』を出版した絵里子(山田優)の前に、亡くなった義父・正造(陣内孝則)の親戚・源造(河原さぶ)が現れた。東京にいる息子が事故を起こして急に金が必要になったため、正造が作った借金の残金500万円をまとめて払ってもらえないかというのだ。ところが、あいにく母・光代(渡辺えり)は出稼ぎのため不在。絵里子は自分で何とか500万円を工面しようと思い立ち、『週刊秘宝』編集長の梅本(大杉漣)にギャラの前借りを頼むが、軽くあしらわれてしまう。

そんな中、絵里子は昼間に放送している超人気番組『お昼は最高!』から出演依頼を受ける。正宗(小泉孝太郎)から「本の宣伝になるかもしれない」と言われた絵里子は、テレビに出て本が売れれば印税が入って借金を返せると考え、正宗と鴨田(塚地武雅)を伴ってテレビ局へ。

初めてのテレビ局に大ハシャギの絵里子と正宗。そして、番組プロデューサーの勝又(マギー)の案内で、番組のキャスター・大貫憲太郎(西村雅彦)と顔を合わせる。大貫は庶民の気持ちが分かる人情派として、主婦から圧倒的な支持を受けており、"視聴率の帝王"と呼ばれる男だ。

やがて、生放送が始まり、絵里子の出番がやって来た。大貫は絵里子が披露する苦労話に涙し、今後の活動に対してエールを送る。そんな大貫の対応に感動する絵里子。ところが放送終了後、絵里子は偶然、大貫がコメンテーターと衣装がかぶったことに怒り心頭で、スタッフを怒鳴り散らす姿を目撃する。

翌日から、絵里子は通行人から声を掛けられたり、新しい連載依頼を受けたり、『貧乏ものがたり』の注文が一気に増えたり...と、いいこと尽くし。これで500万円も一度に返せるかもしれないと浮かれる絵里子。

ところが、テレビ出演した時の体験談をマンガにした『週刊秘宝』が発売された直後、絵里子の根も葉もない中傷記事が夕刊紙に載ってしまう。絵里子が描いたマンガには、大貫がスタッフを叱りつける様子が描かれており、おまけに額には"怒"マークが付いていた。絵里子は悪気なく描いたのだが、それを見た大貫は大激怒。絵里子が体を使って仕事を取っているというデタラメな中傷記事を夕刊紙に掲載させたのだった!

そんなこととは知らない絵里子は、身に覚えのないことを書かれ、怒り心頭。正宗と共に新聞社に抗議へ。だが、外に出た途端、マスコミに囲まれてしまう。すると、ひとりのカメラマンが絵里子の目の前で勝手に転んだ。しかも、そのときの映像がワイドショーで使われ、絵里子が暴行を働いたのではないかとまで言われてしまう。新聞社でも見出しに小さく「...か!?」と書いてあると開き直られた上、この騒動が原因で決まっていた他誌での新連載も白紙になってしまった。

落ち込む絵里子が帰宅すると、部屋の前にダンボール箱の山が。氷室(田中要次)が絵里子の人気に便乗して大量注文したエリーグッズが返品されてきたのだという。しかも、氷室は絵里子を保証人にして商品を発注。なんと代金は120万円だという...!

そんな中、絵里子は再び『お昼は最高!』から出演依頼を受ける。大貫が絵里子にも反論のチャンスを与えようと言い出したらしい。躊躇する絵里子を、鴨田は「逃げるのか?」と挑発。「おまえには、もともと失うものなんてないんじゃないのか」と言われた絵里子は、出演を決意する。

そして再びテレビ出演の日。番組側は絵里子に台本を渡し、大貫がうまく誘導するから、話を合わせて欲しいと提案する。不安ながらもうなずく絵里子だったが、番組ADの下山(西島隆弘)から、夕刊紙の中傷記事も転んだカメラマンも、絵里子の描いたイラストに怒った大貫の仕業であったことを聞き、このままでは引き下がれないと闘志を燃やす。

生放送が始まった。大貫の誘導で視聴者に騒動について謝る絵里子。そして、お詫びの気持ちをもっと伝えるためにマンガを描いてきたと、隠していたスケッチブックを取り出す。そこには、涙を拭いている大貫の後ろに、悪魔の様な大貫の顔、口からは二枚の舌、オデコには"怒"マークが描かれていた! 驚いた勝又は、すぐさまCMに切り替える。CMランプを確認した大貫は、自分をハメたと怒る絵里子に、「マンガ家ごときが偉そうな口を叩くな」と吐き捨てる。やがてCMが終了し、スタジオが映し出されるが、大貫のやり方に疑問を持っていた下山は、CMが明けたことを大貫たちに知らせず、大貫の「貧乏人は黙って俺の言うことを聞いてりゃいいんだよ!」という罵声がそのままオンエアされてしまった!

その夜、『週刊秘宝』編集部では絵里子を励ます会が開かれる。背中を押してくれた鴨田にお礼を言う絵里子。だが、鴨田は複雑な表情で席を立ってしまう。その後、梅本も席を立ち、なかなか戻って来ないのを心配した正宗は、二人を探しに行く。すると、鴨田が「『奇跡の1枚』を撮ったのは、俺じゃない...」と話すのが聞こえて......!?

 

第8話「最終章・西原理恵子(秘)壮絶半生!!失踪...失業...涙の告白」のあらすじ

テレビ出演に端を発した騒動のおかげで、貧乏漫画家に逆戻りしてしまった絵里子(山田優)。しかし、絵里子はめげることなく、売り込み攻撃で漫画家として成功するまでの道、さらに転落劇までをもネタにした漫画『売り込みものがたり』の制作に意欲を燃やす。

そのころ、『週刊秘宝』を発行する文暁社では、社長が代替わりする事態が起こっていた。新社長となる桐野達彦(上川隆也)は、長年ニューヨークで経営コンサルタントをしており、"徹底した組織と事業の改革および合理化"を掲げ、会社に利益をもたらさない雑誌を1カ月以内に廃刊すると宣言! ターゲットとなった雑誌には『週刊秘宝』も入っており、編集長の梅本(大杉漣)は考え直してもらおうと頭を下げるが、桐野は「私に従えないというのなら、今すぐ辞めて頂いて結構」と、取り付く島も無い。

そこへ、廃刊の話を聞きつけた絵里子が駆け込んできた。『週刊秘宝』を下品な雑誌と罵倒する桐野に、思わずカッとなる絵里子。梅本はそんな絵里子を制し、再度桐野に頭を下げる。すると桐野は、「1カ月で売り上げ部数を倍にするなら廃刊は白紙」という条件を出してきた。梅本の指揮のもと、編集部はダメモトでこの条件に挑戦することに...。

絵里子はさっそく売り上げアップにつながるような大スクープを探しに、街へと飛び出す。そんな絵里子の前に、またしても親戚・氷室(田中要次)が現れ、金を無心してきた。ブチ切れた絵里子と氷室は揉み合いに。すると、二人を止めようとした正宗(小泉孝太郎)のカバンから飛び出した雑誌が、絵里子の目に留まる。そこには鴨田(塚地武雅)が戦場で撮った写真「奇跡の一枚」が! 初めてその写真を見て衝撃ともいえる感動を覚えた絵里子は、『週刊秘宝』の危機を救うため、「奇跡の一枚」を掲載して"鴨田丈一特集"を組むことを思いつく。しかし、当の鴨田は「この写真のことはもう忘れたいんだ」と言い、頑として首を縦に振らない。

そんな中、鴨田がかつて名の知れた戦場カメラマンだったことを知った桐野は、新創刊の雑誌への参加と、その発表を兼ねた写真展への参加を持ちかける。だが、鴨田はその話をも断ってしまう。そんな鴨田に、なぜ本当のことを言わないのかと詰め寄る正宗。先日、鴨田と梅本の会話を偶然聞いてしまった正宗は、「奇跡の一枚」が鴨田によって撮影されたものではないことを知っていたからだ。絵里子やこの写真に感動した大勢の人間を騙していることになるのでは......という正宗の言葉に背中を押された鴨田は、絵里子に本当のことを話すことを決意。一方の正宗も、梅本から事の顛末を聞かされる。

中学生のとき、テレビで戦場カメラマンのドキュメンタリーを見て感動した鴨田は、アルバイトでお金を貯め、23歳で初めて戦地を訪れる。しかし、爆撃音に怯え、道に転がる死体から目を背け、放浪している間に被災地に辿り着いた。そこで子どもたちと仲良くなった鴨田は、被災地に暮らす人々の写真を撮り始める。人間が死んでいく写真ではなく、生きている姿を撮りたいと思ったのだ。そんな中、子どもたちにカメラを貸したところ、ひとりの子どもがシャッターを押してしまった。

帰国後、そんなこととは知らない梅本が、鴨田には内緒でフォトジャーナリスト大賞にその写真を応募、なんと大賞に選ばれてしまったのだという。それが「奇跡の一枚」の誕生だった。だが、どうしても本当のことを言い出せず、かといって期待されればされるほど、後ろめたさとプレッシャーで戦場カメラマンを続けられなくなってしまった......そんな鴨田の告白に、複雑な気持ちになる絵里子。

翌日、鴨田は桐野にもすべてを打ち明け、改めて写真展への参加を断るが、桐野は「君に選択権はない」と言い放ち、もし引き受けなければ、『週刊秘宝』をいますぐ廃刊にすると鴨田に迫る。

その夜、鴨田は絵里子の部屋を訪れると、いままで撮ってきた写真や戦地でつけていた日記をすべて渡し、自分のことを漫画に書けと言い出す。それを『週刊秘宝』の目玉企画にしろというのだ。このままでは自分は前に進めない、もう終わりにしたいと言われた絵里子は、鴨田が撮った温かい写真の数々を見ながら、しっかりとうなずくのだった。

数日後。絵里子が懸命に描き上げた漫画を読んだ梅本は、次号で「偽りの戦場カメラマンの告白」と題した鴨田の特集を組むことを決める。そして、その号が発売される日は、新雑誌創刊記念の写真展のオープニングの日でもあった。あいさつの後、『週刊秘宝』の最新号を目にした桐野は、怒りで顔を歪ませる。

そこに絵里子と正宗が姿を現した。鴨田のブースにある写真を見た絵里子は、来客たちの前で「これは鴨田の写真じゃない!」と発言。そこに飾られていたのは、「奇跡の一枚」以外、桐野が用意した別の人間が撮った写真だったのだ。会場がざわつく中、桐野は絵里子の発言を否定するが、絵里子は大きな賞を取ったという神輿を担いで、金儲けの道具にしようとしている桐野を非難。鴨田は本当に写真が好きで、出会った人が好きで、『週刊秘宝』に掲載された写真にはそれが溢れているのだと言い放つのだった。

特集のおかげで、目標の売り上げを達成した『週刊秘宝』は存続が決定した。だが、梅本は桐野に辞表を提出する。そして、鴨田の部屋からは一切の家財道具が消え、彼の姿も消えてしまった。シーンと静まり返った部屋で、鴨田の名前を叫ぶ絵里子で......。

 

最終回「西原理恵子の壮絶半生!!結婚&夫の急死...悲劇は突然に」のあらすじ(ネタバレ注意)

『週刊秘宝』が廃刊の危機を免れ、絵里子(山田優)たち一同はひと安心。ところがその矢先、鴨田(塚地武雅)が姿を消してしまう。絵里子と正宗(小泉孝太郎)は必死で捜し回るが、一向に見つからない。そんな中、編集長の梅本(大杉漣)が辞職したと聞いて、驚きを隠せない絵里子と正宗。さらに、新編集長となった坂田(小須田康人)は、『週刊秘宝』は今後、風俗やギャンブルのネタは扱うことを一切やめ、手始めとして絵里子の連載を打ち切ると宣言。しかも、単行本の版権契約も切ると言われてしまう。

翌日から、ほかの出版社に売り込み攻撃を開始する絵里子だったが、一度は漫画家として中途半端に売れたことが仇となり、どこの編集者もまともに取り合ってくれない。しかも、絵里子が住んでいるオンボロアパート「希望荘」が取り壊されることも決定し、踏んだり蹴ったりの状況に、絵里子はもう笑うしかない。

そんな中、絵里子のもとに梅本から連絡が入る。絵里子と正宗が梅本に指定された古い雑居ビルの一室を訪れると、梅本はその部屋で新しく出版社を始めていた。「また『秘宝』みたいな最高にくだらない雑誌を作る。最下位には最下位のプライドがある」という梅本に創刊号用の漫画執筆を依頼された絵里子は、快く仕事を引き受ける。そして、正宗も自ら志願して、梅本を手伝うことに。

帰り道、絵里子たちの前に鴨田が姿を現した! どこか野性味を帯び、以前とは異なる雰囲気を漂わせる鴨田だったが、その姿を見た途端、絵里子の目から大粒の涙が流れ出す...。そんな絵里子に、「最初にお前に見てもらいたくてさ」と写真を差し出す鴨田。それは素朴で温かみに溢れた"鴨田らしい写真"だった。鴨田は本当に撮りたい写真をもう一度撮ってみたいと、家財道具を全部売り払って工面した旅費で撮影旅行に出かけていたのだ。鴨田が立ち直ったことが嬉しくて仕方のない絵里子。そんな絵里子に、鴨田は突然プロポーズをする。ムードのないプロポーズにふてくされつつも、快諾する絵里子。二人は早速、光代(渡辺えり)に結婚したいとの報告を行い、温かい祝福を受ける。

一ヶ月後、二人は歴史小説家の大河内(山下真司)を立会人に、神社で結婚式を挙げる。仲間や光代が見守る中、誓いの言葉を交わす二人。そこに、『貧乏ものがたり』が日本漫画大賞を受賞したという連絡が入り、この上ない幸せを実感する絵里子。

6年後。売れっ子漫画家として活躍する絵里子は、鴨田との間に二人の子どもを授かり、新居も建て、光代と5人で幸せに暮らしていた。そんな中、仕事で地方に出かけていた鴨田が小さな子どもを庇い、交通事故に遭ってしまう。連絡を受けた絵里子は病院へとかけつけるが、鴨田は「おまえは漫画描いてる時がいちばんいいよ。いちばん好きだ」と言うと、絵里子の頭に手を伸ばし、「ありがとな......ありがとう......」という言葉を遺して、そのまま息を引き取るのだった......。

鴨田の告別式では失意のどん底にいた絵里子だったが、その数日後には、決意を新たに、机に向かい、新作の制作に取り掛かる。そんな絵里子の脳裏には、子どもの頃から絵を描き続けてきたこれまでの人生が蘇る。貧乏だといじめられていた小学生時代。高校卒業後、上京し、鴨田と出会い、お互いにかけがえのない存在となり、結婚したこと。結婚後の幸せな生活、そして最愛の人との別れ ―― 喜びも悲しみも受け止め、ひたすら描き続ける絵里子。そして、完成した新作に『崖っぷちのエリー』というタイトルをつける。それを聞いた梅本は、「おまえの人生そのものだな」と微笑むのだった。

三ヶ月後、『崖っぷちのエリー』出版記念パーティで壇上に立った絵里子は、この作品に込めた思いを語ると、「これからも相原絵里子は、描いて描いて稼いで稼いで稼ぎまくります」と笑顔でスピーチを締める。

そして今日も漫画を描く絵里子。その傍で、二人の子どもと遊びながら、絵里子を見守る光代。そして、部屋に飾られた鴨田と正造(陣内孝則)の笑顔の遺影。絵里子は再び幸せを噛み締めながら、「最下位には最下位の戦い方がある!」と啖呵を切る自画像のイラストを描き上げる ―― 。

 

※テレビ朝日HPより引用

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2010年7月8日からフジテレビ系列で放映。木曜10時枠。

自分の子供たちを一流アスリートに育て上げるために奮闘するセレブ女性と家族の葛藤を描いたホームドラマ。

主演は、「不毛地帯」以来の連続ドラマ出演となる天海祐希。長澤まさみのほか、「BOSS」でも共演した反町隆史も登場する。

GOLD 動画(最終回の結末に注目!)

 

 

GOLDの主題歌

Superfly 「Wildflower」

 

 

GOLDの出演者

早乙女悠里 ...... 天海祐希
新倉リカ ...... 長澤まさみ
早乙女洸 ...... 松坂桃李
早乙女廉 ...... 矢野聖人
早乙女晶 ...... 武井咲
早乙女朋 ...... 大江駿輔
早乙女修一 ...... 水上剣星
明石辰也 ...... 寺島進
丹波聖子 ...... エド・はるみ
相馬幸恵 ...... 賀来千香子
蓮見丈治 ...... 反町隆史

 

GOLDのスタッフ

脚本:野島伸司
音楽:千住明、池頼広
プロデュース:東康之
演出:河毛俊作、加藤裕将、石井祐介
制作:フジテレビドラマ制作センター

 

GOLDの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年7月8日 女社長、愛と涙のスパルタ天才教育法! 12.3%
第2話 2010年7月15日 女の子の育て方...妊娠騒動勃発! その時、母は? 11.5%
第3話 2010年7月22日 涙...母と娘の決別! 10.1%
第4話 2010年7月29日 焼かれた人形-子を亡くした全ての母へ
二人の母親の絆
9.6%
第5話 2010年8月5日 真夏のプールサイド
母は長男を抱いた 愛する兄の死の真相
8.6%
第6話 2010年8月12日 DNA鑑定の結果は?
娘を狙う男の真実-愛を亡くした運転手の悲劇
7.2%
第7話 2010年8月19日 号泣! 最愛のわが子を失う母親 - 衝撃の三男の秘密 7.0%
第8話 2010年8月26日 母親失格-サヨナラ子供たち 7.2%
第9話 2010年9月2日 息子の命と引換えに...悲しき母最後の賭け 8.4%
第10話 2010年9月9日 誰か助けて! もう限界よ...哀しき母の最後の叫び 7.0%
最終回 2010年9月16日 最終回...死なないで! 母と子の号泣の結末 8.7%

 

 

GOLDのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「女社長、愛と涙のスパルタ天才教育法!」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、都内でスポーツジムやエステ事業を展開するYSコーポレーションの社長。カリスマ美容研究家としてマスコミからも引っ張りだこの悠里は、子どもの教育に関する著書も出版し、その独特の教育論で注目を浴びていた。

悠里は、子どもには小学校6年生までにベースメイクとして礼儀や我慢強さを徹底的に教え込む必要性を説き、そうして育った心も体も美しい子をビーチャイ=ビューティフルチャイルドと呼ぶと、反対に現代社会にはびこる心の貧しい子どもをプアチャイルドと呼んで大きな論争を巻き起こしていた。

そんな悠里が、人生のすべてを捧げて取り組んでいるのが、オリンピックの金メダリストを育てることだった。悠里には、競泳のオリンピック代表選手で、金メダル確実と言われながら本番直前に事故で他界した兄・修一(水上剣星)がいた。最愛の兄の夢をかなえるため、悠里は、ソウルオリンピックのレスリングで金メダルを獲った明石辰也(寺島進)と結婚した。

それは、自分に欠けていた筋力と持久力を補う、優秀な遺伝子を手に入れるためだった。悠里は、そうして生まれた子をビーチャイに教育し、長男の洸(松坂桃李)は競泳、次男の廉(矢野聖人)は陸上、長女の晶(武井咲)は高飛び込みで、それぞれロンドンオリンピックの代表候補選手にまで育て上げていた。

悠里にとって一番の理解者は、洸たちのトレーナーで、YSコーポレーションのジム総責任者でもある蓮見丈治(反町隆史)だ。丈治は、かつて修一と日本代表の座を争うほどの競泳選手で、事故死した修一に代わってオリンピックにも出場していた。孤児だった丈治は、その才能を悠里の父・惣一(夏八木勲)に見出され、修一や悠里と兄弟同然に育てられた人物でもあった。

ある日、悠里は、新しい秘書の面接を行った。そこにやってきたのは、失恋をきっかけに、自立した女性になろうと決意して応募してきた新倉リカ(長澤まさみ)だった。高学歴の応募者が多数いる中、何故か合格したのはリカだった。それは、採用試験の際に、体が弱いために小学校にも行っていないという悠里の三男・朋(大江駿輔)に気に入られたからだった。

合格を喜んだのもつかの間、リカは、ただちに会社の寮に引っ越すよう悠里から指示される。寮の隣室には、悠里と別居中の辰也が暮らしていた。

リカは、悠里から、丈治やエステ部門の責任者である相馬幸恵(賀来千香子)を紹介される。丈治たちから、今度の秘書はいつまで持つのか、などと言われながら、必死に仕事に取り組むリカ。悠里は、そんなリカにあることを命じた。それは、スランプなのか、思うようにタイムが上がっていない長男の洸に、1秒縮められたらキスをしてあげると約束しろ、というものだった。

プールを訪れたリカは、悠里に言われた通り、練習をしている若い男にキスの約束を持ちかけた。だが、実はその相手は、洸ではなく、水泳トレーニング中の廉だった。廉は、リカの申し出を受けて泳ぎ始め、あなたのおかげで世界記録が出た、と言って彼女の頬にキスをした。

同じころ、悠里は、とあるバーで丈治と会っていた。その店は、かつて辰也が悠里からの資金援助で始めたものの、すぐに潰してしまった店だった。そこで丈治は、辰也と離婚して女としての幸せを考えるべきだと提案すると、「俺じゃダメか?俺じゃ、子どもたちの父親として不服か?」と切り出す。それに対して悠里は、子どもたちの誰かがゴールドを手に入れるまで女としての幸せなんかほしくない、と答え...。

その夜、悠里、リカ、丈治、そして洸たちは、夕食をともにする。悠里は、どんなに忙しくても、子どもたちの食事はすべて作っていた。そこでリカは、プールで声をかけた相手は、洸ではなく廉だったことを知る。

その席で、悠里は、陸上部に退部届を出したことについて廉に尋ねた。すると廉は、部活だけでなく、走ることを止めたい、と言い出す。廉は、他にも楽しいことはあるのだから、自由に、自分らしく生きたい、というのだ。ビーチャイとしてマスコミに取り上げられることだけでなく、早乙女家の悲願や修一の話にもうんざりする、と言い放つ廉。悠里は、気持ちはわかったから好きなようにしなさい、と廉に告げると、いますぐこの家から出て行くよう命じた。戦うことを止めた人間は、早乙女の家には置いておけない――悠里は、そう言い切った。

廉は、リカとともにタクシーに乗って早乙女家を後にし、辰也のもとに身を寄せた。

あくる日、丈治は、晶の練習に付き添っていた。そこで晶は、自分がいるのだから、廉も洸も止めたいのなら止めればいい、と言うと、ロンドンオリンピックまでに世界ナンバー1の選手を超えてみせると自信を見せた。続けて晶は、悠里や早乙女家の悲願のためではなく、丈治のためにオリンピックでゴールドを獲る、と宣言する。「そうして、インタビュアーにこう言うの。この人が私のトレーナーで、愛する人ですって」。丈治は苦笑するが、どうやら晶は本気のようだった。社長室にいた悠里は、そんなふたりのやり取りをモニターで見ていた。

悠里とリカが、エステルームで試作品のチェックをしていると、そこにエステティシャンの千恵子(小林まり枝)がやってきていきなり土下座した。千恵子は、太ったことを悠里にとがめられ、1週間以内に8kg痩せるよう命じられていたが、2kgしか痩せられなかったのだという。悠里は、泣いても無駄だと冷たかった。

するとリカは、悠里の許可を得ずに、減給と痩せるまでは接客をしないよう千恵子に命じた。不当解雇だと訴えられたり、逆恨みされたりしないように社長を守ることも秘書の仕事だ、というのだ。そのとき悠里たちは、掃除婦とすれ違った。その女性こそ、悠里の教育論に反発して激しいクレームの電話をしてきた相手、丹羽聖子(エド・はるみ)だった。

 

第2話「女の子の育て方...妊娠騒動勃発! その時、母は?」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、長女の晶(武井咲)とともに雑誌連載用の取材を受ける。そのグラビア撮影を担当したのは、今風のイケメンカメラマン・宇津木洋介(綾野剛)だ。早乙女ファミリーの大ファンだという宇津木は、さっそく晶とメールアドレスの交換をする。それを見た新倉リカ(長澤まさみ)は、晶のことを心配していた。だが、悠里は、晶なら大丈夫、と気にも留めていなかった。

今回の連載のテーマは、女の子の育て方についてだった。編集者から、女の子を育てる際、そのベースメイクとしてもっとも重要なことは何か、と問われた悠里は、正義感だと答えた。それは、愛だけを真っ直ぐに見つめる、という意味だという。しかしそれは、特に女子の場合、ある理由から守ることが困難でもあるのだという。買い物脳――欲求として、買い物をすると幸せを感じるという買い物脳を持つ女性の場合、結婚相手に経済力がないとそれが満たされなくなるためらしい。

取材を終えた悠里のもとに、長男の洸(松坂桃李)と別れたばかりの元恋人・椎名涼子(波瑠)がやってくる。涼子は、洸の子どもを身ごもっており、産みたいのだという。悠里からそのことを知らされた洸は、涼子に連絡して中絶をさせる、と言い出す。洸のコーチでもあるジムの総責任者・蓮見丈治(反町隆史)もそれに賛成した。しかし悠里は、洸には逃れられない責任があるとして、早乙女家のDNAを持つ、生まれてくる子の味方をすると言い切る。

あくる朝、悠里のもとに、聖子(エド・はるみ)からまたクレームの電話が入った。黙って話を聞いていた悠里は、ふいに名前を尋ねた。言葉を失う聖子。すると悠里は、名前が言えないのなら幽霊と一緒で存在しないのだから、そんな人の言葉など耳に届かない、と言い放って電話を切った。

別居中の夫・辰也(寺島進)に呼び出された悠里は、かつて辰也が経営に失敗し、現在は悠里のプライベートバーになっている店で待ち合わせる。そこで辰也は、陸上競技を止めて自由になりたいと言い出し、悠里から早乙女家を出るよう命じられた次男・廉(矢野聖人)の件を切り出した。廉を早乙女家に戻してやれないか、というのだ。悠里は、そんな辰也に、廉を上手く乗せて、陸上競技を続ける気にさせてほしい、と頼む。

廉のことは、洸たち兄妹も心配していた。何より、洸や晶は、廉が何故突然陸上を止めると言い出したのか、疑問に思っていた。洸は、悠里に謝るべきだと廉に提案した。しかし廉は、後悔はしていない、と答える。

そんななか、悠里のもとに、涼子が父親・哲夫(平田満)をともなってやってくる。悠里が予想した通りだった。悠里は、最初から涼子が妊娠していないのではないかと疑い、丈治に調査を頼んでいたのだ。悠里たちは、哲夫がリストラされて生活に困っていることも掴んでいた。

社長室を訪れた哲夫は、涼子を説得して中絶させることにしたが泣き寝入りはしない、と言い、悠里に1000万円の慰謝料を請求した。それを了承した悠里は、小切手を切り、洸の目の前で涼子に渡そうとした。しかし涼子は、その小切手を受け取ることができず、妊娠が嘘であることを告白する。そんな涼子に対して、悠里は、滞っている大学の学費やその後の就職までサポートしてもいいと、告げる。ただし、哲夫と親子の縁を切ることが条件だと続ける悠里。娘の『女』を売ろうとした人品の卑しい男を切り捨てろ、というのだ。しかし涼子は、その申し出を断り、父を促して社長室を後にする。

事の成り行きを見守っているうちに泣きだしていたリカは、涼子を見送ってあげてほしい、と洸に訴えた。洸の前でみじめな姿をさらしても涙ひとつ見せないで気丈に振る舞った涼子のために、見送ってほしいというのだ。洸は、リカの言葉を受けて、社長室を飛び出し、涼子の後を追った。洸は、涼子に「ありがとう」と声をかけた。その言葉に、涼子は小さく微笑んで頷いた。

リカは、でしゃばってしまったことを悠里に詫びた。すると悠里は、「よく言ってくれたわ。別れ際が、男子の人品よね」とリカに返した。

同じころ、辰也は、公園で廉とアイスを食べていた。陸上に復帰するよう、辰也が説得しようと思っていることを察していた廉は、左胸を指して、爆弾を抱えているから無理だと答えた。

別の日、丈治は、悠里にプロポーズしたことを晶に打ち明ける。ショックを受けた晶は、練習を止めて出て行ってしまう。

何もすることがなく夜の街をぶらついていた廉は、晶が若い男の車に乗り込むところを目撃する。その相手とは、カメラマンの宇津木だった。

その夜、悠里のもとに、再び聖子から電話が入る。そこで聖子は、初めて悠里に自分の名前を告げ...。

 

第3話「涙...母と娘の決別!」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)の会社『YSコーポレーション』では、児童施設の子どもたちのために定期的に水泳教室を開いていた。コーチを務めるのは、ジムの総責任者・蓮見丈治(反町隆史)や悠里の長男・洸(松坂桃李)だ。悠里は、秘書の新倉リカ(長澤まさみ)に、こうした事業が偽善だという批判を受けても、子どもたちを見捨てられない特別な事情がある、と告げた。それは、丈治も、彼らと同じ施設の出身だったからだ。

その夜、珍しく長女の晶(武井咲)が夕食の時間になっても帰ってこなかった。友人の家でごちそうになるというメールがあったらしい。それを知った洸は、弟の廉(矢野聖人)から聞いた話を悠里や丈治に打ち明けた。廉は、晶が若い男の運転する車に乗っている姿を目撃したというのだ。廉は、念のため男の車のナンバーを控え、洸に渡していた。悠里は、妹のことを心配している洸に、機会を見て晶と話をしてみる、と約束した。

ほどなく、晶の相手は、以前、悠里たちが取材で会ったカメラマン・宇津木洋介(綾野剛)だと判明する。宇津木は、晶の写真集の撮影も手がけることになっていた。最初に会ったときから宇津木のことを警戒していたリカは、写真集の契約を解除するか、カメラマンを変えるべきだと悠里に提言した。
晶が丈治に思いを寄せていることを知っていた悠里は、ふたりの間に何かがあったのではないか、と思い、丈治から事情を聞く。そこで丈治は、悠里にプロポーズしたことを晶に話しただけだと答えた。

晶の真剣な気持ちに対して、自分も真剣に答えたという丈治。悠里は、そんな丈治に、失望したと言い放つ。例え嘘をついてでも、晶のモチベーションを下げないようにすべきだった、と悠里は言うのだ。
その夜、仕事を終えたリカは、駅で偶然出会った丈治と飲みに行く。丈治は、酔いつぶれてしまったリカはを背負って、彼女のマンションまで送って行った。

同じころ、悠里は、別居中の夫・辰也(寺島進)を呼び出し、晶のことを相談していた。悠里は、心配ないはずだが何故か胸騒ぎがする、と正直に辰也に打ち明けた。辰也は、宇津木を呼び出して締めあげてもいいのではないか、と悠里に助言した。

あくる日、悠里は、度々クレームの電話をしてきている相手・丹羽聖子(エド・はるみ)から電話をもらう。聖子は、引きこもりの息子のことで心を痛めているようすだった。そこにやってきた丈治は、いきなりその電話を切ると、クレーマーの人生相談に乗るなんてどうかしている、と悠里を非難する。悠里のことが心配だと言うのだ。

悠里は、そんな丈治に、自分の心配をしろ、と言いだす。「あなたは、人の心配ばかりしている。だからダメだって言いたいの!」。悠里は、そう言い放つと、兄・修一と同じくらい才能がありながら、早乙女家に拾われたことに引け目を感じ、修一に勝つための努力もしなかった、と丈治を非難した。そう思っているうちに、丈治が持っていたはずの怒りにも似た熱情は消え失せ、二度と勝つことができない負け犬になったのだ、と...。

その夜、悠里が食事の支度をしていると、晶が友人に会う、と言って出かけようとする。そこで悠里は、カメラマンを変えることにした、と晶に告げた。すると晶は、丈治が悠里にプロポーズした件を持ち出し、「私の気持ちを知ってたくせに、酷いでしょう!」と悠里に怒りをぶつけ、出て行ってしまう。

別の日、悠里は、水泳教室に参加している児童施設の子どもたちとともに雑誌の取材を受ける。その最後、記者からコメントを求められた悠里は、コウノトリのたとえ話をした。コウノトリは赤ちゃんを待ちわびている人にかわいらしい命の贈り物として届けてきたがいまは違う。

赤ちゃんはいらないという大人が増えてしまった。困ったコウノトトリは、親がいなければ生きていけない弱そうな赤ちゃんを優先的に選んで届けた。その結果、親の数が足りなくなって余ってしまったのがあなたたちだが、本当は余ってしまったのではなく、あなたたちはきっとひとりでも生きていけると、コウノトリが選んだ強い赤ちゃんなのだ――と。

記者たちが帰った後、悠里は、もう一度子どもたちを集め、今度は丈治に話をさせた。そこで丈治は、自分も児童施設の出身だから意味のない同情はしない、と、前置きし、運動でも音楽でも絵を描くことでも何でもいいから、たったひとつ、自分の得意なものを見つけるよう助言した。他の子よりも得意なものだけを、命がけでやれ、というのだ。悠里も、丈治の言葉に同調して子どもたちに訴えた。

自分より上がいるなら努力して打ち負かせ、と。決して弱気になるな、と。例え恩がある相手でも絶対に引け目を感じたりせず、勝ちを譲るな、と...。「世の中が感動するのは、お前たちが勝ったときなんだ。親がいるやつじゃない。金持ちじゃない。お前たちがどんな世界でもいい、ゴールドを獲ったときなんだ」。丈治は、強い口調で子どもたちにそう言った。

悠里は、テレビで、親になる資格や覚悟について言及していた。親になる資格がある者だけが子どもを作って育てればいい、というのだ。リカから、それについてもう少し詳しく教えてほしい、と頼まれた悠里は、覚悟とは子どもが何か犯罪を犯したら、一緒に刑務所に入ることであり、資格とは犬を買飼えるかどうかだ、と答えた。世話ができるかどうかが、最低限の資格だと言うのだ。悠里は、リカにそう言うと、彼女をペットショップに引っ張っていき、犬を買わせてしまう。

あくる日、悠里は、宇津木を呼び、写真集のカメラマンを替えることにしたと告げる。宇津木もすでに、出版社側からその連絡をもらっていた。続けて悠里は、晶とは二度と会わないでほしい、と宇津木に命じた。すると宇津木は、自分からは二度と連絡をとらないと答える。そこにやってきた晶は、宇津木の隣に座って彼の手を握ると、挑むような目で悠里を見据え...。

 

第4話「焼かれた人形-子を亡くした全ての母へ 二人の母親の絆」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、長女の晶(武井咲)と交際しているカメラマンの宇津木洋介(綾野剛)を呼び出し、二度と晶に会わないよう言い渡した。すると晶は、ふたりの仲を認めないのならもうオリンピックを目指すのは止める、と宣言し、家を飛び出してしまう。悠里は、晶のトレーナーでもある蓮見丈治(反町隆史)や長男の洸(松坂桃李)に、その経緯を打ち明けた。丈治は、晶のことは自分がなんとかする、と悠里に申し出た。悠里は、そんな丈治に、晶の父親である明石辰也(寺島進)も一緒に連れて行ってほしい、と頼む。悠里は、宇津木という男の存在に、得体の知れない不安を感じていたからだった。
あくる日、悠里のもとに、エステ部門のスタッフ数人がやってきて、部長の相馬幸恵(賀来千香子)が過去に起こした事件について報告する。幸恵は、子どもを車の中に残したままパチンコに興じ、熱中症で死なせてしまった過去があるというのだ。客のひとりがたまたま幸恵の家の近所に住んでいたことがあり、一気にスタッフの間に噂が広まったらしい。黙って話を聞いていた悠里は、用件はわかったと答えると、仕事に戻るようスタッフに命じた。

秘書の新倉リカ(長澤まさみ)は、悠里がすぐに幸恵の件を調査しないことに疑問を抱く。すると悠里は、幸恵と出会ったときからそのことは知っていた、とリカに告げる。実は悠里は、幸恵が事件を起こした日、すでに息のない息子を抱えて激しく取り乱している彼女の姿を病院で偶然目撃していたのだ。
その夜、悠里は、プライベートバーに幸恵を呼び出す。そこで幸恵は、このままエステ部門の責任者を続けると悠里に迷惑をかける、と自ら切り出した。しかし悠里は、今夜はその話は止めよう、と返した。

その翌日、リカは、悠里の次男・廉(矢野聖人)と犬の散歩に出かける。その際、リカは、何もしないでブラブラしている廉に、ひとつのことに一生懸命打ち込んでいる男子のほうが素敵だと思う、と告げた。すると廉は、心臓に病気を抱えていることをリカに告白し、「俺、母さんに不良品だと思われたくない...」と言って泣き崩れてしまう。

宇津木に関する情報を集めていた丈治と辰也は、数人の男たちに襲われる。丈治たちは、協力して男たちを撃退すると、宇津木のプライベート用だという携帯電話の番号を聞き出す。その番号に電話をすると、宇津木は、辰也とふたりだけなら会う、と答えた。

そんな中、事件が起きた。リカは、エステ用新製品のテストに協力するため、幸恵とともに個室ルームに入った。ところが、そのベッドの中に、焼け焦げた赤ん坊の人形が隠されていたのだ。それを見た幸恵は、ガクガクと震えだし、おう吐してしまう。

リカから報告を受けた悠里は怒りに震え、全社員をロビーに集めるよう、丈治とリカに指示した。社員たちを前に、悠里は、世の中が便利になり、文明が進歩しても人間の心だけは進化しない、と切り出した。子どもたちの世界だけでなく、大人の世界でも相変わらず行われているイジメ等の見苦しいことは、相変わらずのこと故に、何を言ってもそういう行為をする人間の本質は変わらないが、自分の周りでは絶対に許さない――悠里はそう宣言すると、幸恵と出会ったときに彼女が間違いなく自殺すると思ったこと、彼女が誰よりも自分を責めていたこと、自殺は逃避だと言って雇ったものの、それが彼女にとって本当に良かったことなのか悩んだこと等を皆に打ち明けた。そして悠里は、幸恵をこのままエステ部門の責任者として留め、不服がある者は辞表を提出するよう指示する。

同じころ、洸と廉は、祖父・惣一(夏八木勲)のもとを訪れていた。惣一から、晶も含め、3人で来るよう命じられたのだ。洸は、連絡が取れなかった晶のことを、カゼをこじらせた、と嘘をついてその場を取り繕った。そこで惣一は、修一(水上剣星)の死に関する怪文書が届いた、と洸たちに告げた。修一の死は、事故ではなく自殺だというのだ。しかし、それは事実で、惣一のもとには修一が書いた遺書があるのだという。洸と廉は、大きなショックを受けていた。

その夜、悠里のもとを訪れた幸恵は、辞表を提出する。有能なエステティシャンであるスタッフをつなぎとめておくには、彼女たちの意見を多く取り入れる必要がある、と幸恵は言うのだ。幸恵の決心が固いことを知った悠里は、涙をこらえながら辞表を受理し...。

あくる日、辰也は、喫茶店で宇津木と会った。そこで宇津木は、晶に手を出していない、と辰也に告げると、それには理由がある、と続けた。辰也は、宇津木の言葉を気にも留めず、晶がいるというマンションの鍵を受け取って立ちあがった。宇津木は、そんな辰也を呼び止め、晶とは血のつながりが近すぎる、と言い出す。「僕の父親は、早乙女修一です。自殺した...」。宇津木は、辰也にそう告げ...。

 

第5話「真夏のプールサイド〜母は長男を抱いた 愛する兄の死の真相」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、クレーマーだった丹羽聖子(エド・はるみ)とすっかり親しくなっていた。電話で話すだけの関係だったが、まるで友だちのように打ち解けるふたり。悠里は、どこかで会わないか、と聖子に提案した。だが、それに驚いた聖子は携帯電話を落とし、その拍子に電話が切れてしまう。

悠里のことを心配していた蓮見丈治(反町隆史)は、秘書の新倉リカ(長澤まさみ)に、電話の相手について調べるよう依頼する。悠里も、次男の廉(矢野聖人)や長女の晶(武井咲)のことで悩んでいて、引きこもりの息子のことで悩んでいるらしい電話の相手と痛みを共有したいと思っているのではないか、と丈治は考えたのだ。

そんな折、悠里は、晶と交際しているカメラマンの宇津木洋介(綾野剛)が、悠里の兄・修一(水上剣星)の息子だと主張しているという報告を受ける。宇津木は、明石辰也(寺島進)にそう告白し、それ故、晶とは男女の関係になっていないと断言したらしい。悠里は、宇津木の話を信じなかった。しかし丈治は、晶が宇津木と一緒にいる以上、きちんと調べて話をつける必要がある、と悠里を諭した。

あくる日、YSコーポレーションに廉がやってくる。久しぶりに悠里と対面した廉は、祖父の惣一(夏八木勲)から呼び出されたことを伝えた。惣一は、洸(松坂桃李)、廉、晶の3人に話がある、と言って自宅に来るよう命じたのだという。だが晶には連絡が取れなかったため、洸と廉はふたりだけで惣一を訪ねていた。その席で惣一は、修一の死に関する怪文書が送られてきたことに言及し、修一の死は事故ではなく自殺だ、と洸たちに告げた。廉は、自分同様、洸も大きなショックを受けていたことを悠里に告げると、そのことを悠里が知っていたかどうか確かめるために訪ねてきた、と続けた。廉は、確かめたくても怖くて確かめることができないでいる洸のために、知らなかった、と洸に言ってやってほしい、と悠里に頭を下げた。

悠里と辰也は、プライベートバーに宇津木を呼び出し、彼が何を望んでいるのか聞き出そうとした。そこで宇津木は、DNA鑑定をしてほしいと悠里たちに告げる。それに対して悠里は、まず晶を家に戻す、という条件を出す。悠里は、惣一に怪文書を送りつけたのは宇津木だと見抜いていたが、修一の息子であることが証明されれば歓迎する、と彼に告げた。

悠里は、リカとともに惣一の邸宅を訪れた。そこには何故か、丈治の姿もあった。丈治は、子どもたちの新しい練習メニューを惣一に報告しにきたらしい。悠里は、惣一に、洸たちを呼びつけた件を切り出した。惣一は、修一が自殺だったことは悠里も承知していると思っていた、と答えた。それに対して、修一には自殺する理由がない、と返す悠里。すると丈治は、金メダリストのオーストラリア選手の名前を挙げた。修一は、世界選手権でその選手に勝ったものの、1年後のオリンピックでは絶対に勝てないと悟ったというのだ。惣一は、激しく取り乱す悠里に、修一ばかりに期待していたこと、勝利への執着心は修一より悠里の方により深く刻まれていたことを見抜けなかったことを謝ると、「お前こそが早乙女だ」と告げ...。

その夜、帰社しようとしていたリカは、朋(大江駿輔)の姿を見かける。その後を追いかけて、社長室まで戻ってきたリカは、悠里と聖子の電話を偶然聞いてしまう。悠里は、死の前日、修一が泣いていたこと、その弱々しい姿に動揺しつつどこか人間らしさが感じられて安心したこと、全部止めて逃げてしまおう、と修一に言ったことを涙をこらえながら聖子に話した。「私が、兄の張りつめた最後のピアノ線を切ってしまったのよ」。悠里は、そう聖子に言うと、それを認めることが恐ろしくて、子どもたちに厳しくしてしまうのかもしれない、と続けた。そんな悠里に、聖子は、優しくしてもきつく尻を叩いても結果は同じだったと思うべきだ、と言うと、たまには子育てや仕事のことを忘れて食事でもして楽しもう、と提案する。

あくる日、YSコーポレーションのプールには晶の姿があった。悠里が宇津木とのことを認めてくれたのだという。それに対して丈治は、みんなが失望するから相手を選べ、と苦言を呈した。しかし晶は、等身大の恋をしろといったのは丈治だ、と言って耳を貸さなかった。

悠里が女子大で講演をしているころ、洸は辰也と会っていた。洸から、金メダルを獲ったときのことを尋ねられた辰也は、あのときは有力選手が次々と消えて、ノーマークだった自分はツイていた、と答えた。だが、決勝戦のとき、負けても銀メダルだと余裕を見せていた辰也を、ひとりだけ真面目な顔で見つめていた女性がいたのだという。それが悠里だった。あと一歩なのに金メダルを獲り逃してもいいのか、と悠里に言われているように感じた辰也は、その途端に体中に奇妙な力が沸き、この後の人生がどうなってもいいから勝たせてくれ、と悠里に祈ったのだという。

その夜、悠里と食事することになった聖子は、ドレスアップして出かけようとする。そんな母の姿を見た勝(水野真典)は、怒りだし、男にでも会うのか、とののしった。聖子は、勝を振り切り、階段を駆け降りた。だが、その途中で階段を踏み外した聖子は、転倒して意識を失ってしまう。

聖子が目を覚ますと、そこは病院のベッドの上だった。聖子は、慌ててバッグを開くが、運悪く、携帯電話を家に忘れており、悠里に連絡することはできなかった。聖子は、病室を飛び出し、約束していたレストランへと急いだ。だが、悠里はすでに帰った後だった。

聖子に約束をすっぽかされた悠里は、YSコーポレーションのプールに立ち寄っていた。ひとり練習をしていた洸に、聞きたいことがあるのではないか、と切り出す悠里。洸は、思い切って、修一が自殺したことを知っていたのか、と悠里に尋ねた。「知っていたはずないでしょう。私もショックを受けたわ」。悠里は、そう答えると洸を抱きしめ...。

 

第6話「DNA鑑定の結果は? 娘を狙う男の真実-愛を亡くした運転手の悲劇」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、亡兄・修一(水上剣星)の息子だと主張するカメラマン、宇津木洋介(綾野剛)のDNA鑑定を依頼する。悠里は、長女の晶(武井咲)を早乙女家に戻せば願い通りDNA鑑定を行う、と宇津木と約束していた。だが、悠里からその経緯を聞かされた晶は、宇津木にだまされたと思いこみ、大きなショックを受けてしまう。

新倉リカ(長澤まさみ)は、悠里の運転手をしている保坂次郎(志賀廣太郎)のことが気になっていた。リカは、一度も保坂の声を聞いたことがなかったのだ。悠里によれば、保坂はもともと悠里の父・惣一(夏八木勲)の運転手で、悠里の運転手を務めるようになって20年近いという。だが、悠里自身も、長い間、保坂の声を聞いていないらしい。

そんな折、悠里たちは、刑務所の慰問に行くことになった。悠里は、子どもたちと一緒に、受刑者たちの前で楽器を演奏するという。悠里はハープ、長男の洸(松坂桃李)はチェロ、次男の廉(矢野聖人)はバイオリン、そして晶はフルートを演奏することができるのだ。洸は、悠里と一緒に練習を始めた。廉も、父・辰也(寺島進)のマンションで久しぶりにバイオリンを手にしていた。

一方、蓮見丈治(反町隆史)は、悠里の依頼で、宇津木の身辺調査に乗り出す。丈治は、宇津木の母親が温泉街でコンパニオンをしていたこと、そしていくつもの犯罪歴がある男と結婚していることを突き止め、悠里に報告した。もし宇津木が修一の子どもだとしたら、ふたりは不倫関係だった可能性もあると知った悠里は、宇津木の母親に会ってみる、と言い出す。すると丈治は、宇津木の母親は話すことができない、と悠里に告げた。

プライベートバーに宇津木を呼び出した悠里は、早乙女家が関わっている会社業務の概要を伝えた。修一の息子だと判明した場合、その後どうしたいか聞いておきたかった、と悠里は宇津木に告げた。その際、宇津木は、修一と若い女性が一緒に写っている1枚の写真を悠里に見せた。そして、金なんかいらない、父親が素晴らしい人だったことを証明したいだけだ、と言い放つ。

刑務所慰問の日、丈治は、社長室を掃除していた女性が、クレーマーの丹羽聖子(エド・はるみ)であることに気づく。聖子は、丈治の制止を振り切って社長室を飛び出し、エレベーターに乗って逃げた。

同じころ、休みをもらったリカは、会社のジムを訪れてトレーニングをしていた。そこにやってきた丈治は、リカから、悠里たちが刑務所の慰問に行ったことを教えられる。すると丈治は、いますぐに悠里たちを追いかけようと言い出す。悠里が慰問なんかするはずがない――丈治は、リカにそう告げると、ただちに刑務所に向かった。

刑務所に向かう車の中で、丈治は、ある事件について語り始めた。悠里が子どものころ、参宮橋の早乙女家に2人組の強盗が現れたこと、若いお手伝いさんが機転を利かせて幼い悠里をベッドの下に押し込んで守ったもののそのお手伝いさんは殺されてしまったこと、そしてそのお手伝いさんは運転手の保坂の新妻だったことを...。
悠里は、保坂に電話をして、「聞いていて」と告げると、子どもたちと一緒にステージに上がった。演奏したのは、モーツアルトの『フルートとハープのための協奏曲』だった。

演奏を終えた悠里は、マイクを手に、受刑者たちに向かって話し始めた。それは、幼いころに体験した、忘れようとしても決して忘れることができないあの事件のことだった。すぐに受刑者たちの間でざわめきが起きた。悠里は、そんなことはお構いなしに、話を続けた。

生まれたとき、赤ん坊は心琴――心にハープを持たされて、それで他者からの感情を受け取る。成長するにつれ、自らこの弦をつまびくことによって人と交わっていくが、この弦はもろく、いけないことをするとプツリと切れてしまう。そうしてついには、奏でる弦がひとつもなくなってしまったのがあなた達だ、と。人間としての尊厳を、利己主義を超えて達成するために生きて、愛して、生き切っていくという命題を放棄し、自分の利益、快楽しか追求できないあなた達はケダモノだ――悠里は、そう叫んだ。

激高した受刑者たちがステージに詰め寄り、会場はパニック状態に陥った。廉は、晶を連れて避難した。辰也と洸、そして駆けつけた丈治は、必死に悠里を守り、彼女をステージから連れ出した。

あくる日、丈治は、惣一の邸宅を訪れる。丈治は、改ざんした修一と宇津木のDNA鑑定の結果を悠里に渡したことを後悔しているようすだった。事実、修一が残した遺書には、宇津木の母親である女性のことも記されていたのだ。しかし惣一は、この話はこれで終わりだ、といって、修一の遺書を燃やしてしまう。

悠里は、宇津木の母が入院している病室を訪れ、DNA鑑定の結果を伝えていた。宇津木は、父親が修一ではなかったことに、ショックを受けているようすだった。悠里は、そんな宇津木に、晶の力になってくれるならふたりの交際を邪魔する理由はない、と告げた。

外は激しい雨だった。病院の玄関を出て車に乗り込み、ため息をつく悠里。そのとき、「明日は晴れるそうです」と保坂が悠里に声をかけ...。

 

第7話「号泣! 最愛のわが子を失う母親 - 衝撃の三男の秘密」のあらすじ

ベストジュエリー賞を受賞した早乙女悠里(天海祐希)は、秘書の新倉リカ(長澤まさみ)と長男の洸(松坂桃李)をともなって受賞式に出席する。その席で洸は、世界的な宝石商・神代洋治(名高達男)に出会い、彼の娘である沙織(佐藤めぐみ)と麻衣子(南沢奈央)を紹介される。それは悠里が、見合いのような意味でセッティングしたものらしい。どうやら洸は、姉の沙織のことを気に入ったようだった。が、そのようすを見ていた神代は、若いから仕方ないのかもしれないが残念だ、と言い出す。洸には女を見る目がない――神代はそうつぶやいた。

午後、リカは、運転手の保坂次郎(志賀廣太郎)にスケジュールを伝えにいく。そのときリカは、洗車をしている保坂の側に、エプロンをつけた若い女性の姿を見つける。

その夜、蓮見丈治(反町隆史)は、悠里が、晶(武井咲)と宇津木洋介(綾野剛)の交際を許したことを知る。丈治は、ふたりの交際には反対だと悠里に告げた。するとそこに、手で顔を隠すようにして晶がやってきた。宇津木に殴られたのだという。多忙を理由に会ってくれない宇津木に、カメラマンの仕事をやめて早乙女の会社に入れてもらえばいい、と晶が言ったことが原因らしい。それを聞いた丈治は、女の子を殴るようなやつとは付き合わない方がいい、と晶に助言した。だが、そんな丈治の姿を見つめていた悠里は、彼が、修一(水上剣星)と宇津木のDNA鑑定に関する報告書を改ざんしたことを直感する。

悠里は、丈治をプライベートバーに連れて行き、その件を問いただした。丈治は、鑑定書の改ざんが惣一(夏八木勲)の意向であることを悠里に告げると、すぐにでも晶と宇津木を別れさせるべきだと主張した。しかし悠里の怒りは収まらず、そんなことをすれば自分と晶の関係は修復不能になる、と丈治に言い放ち、宇津木に本当のことを伝えようとする。丈治は、そんな悠里に、このスキャンダルが明るみになれば、他界して20年が経ったいまも多くの人々から愛され続けている修一が汚されることになると訴え、思い止まらせる。

あくる日、トレーニングをしていた洸のもとに、沙織と麻衣子がやってくる。沙織は、麻衣子のことを放って、洸とランチに出かける。そこで沙織は、オリンピックの話を切り出し、メダルは獲れそうなのかと尋ねた。努力はしている、と答える洸。すると沙織は、洸のことが好きだから、負けて値打ちが下がるくらいならオリンピックに参加しなければいい、と言い出す。修一もそれで伝説の人になった、と沙織はいうのだ。ケガをすればいいだけ、たかがスポーツで自分の値段を下げるなんて馬鹿げている――沙織の言葉が洸の心にトゲのように突き刺さった。

リカは、先日のパーティーで、神代が言っていた言葉の意味を悠里に尋ねた。悠里は、神代が自己破産しかけた際、麻衣子と手をつないで買った宝くじが当たったこと、それ以来、大事な商談の席にも麻衣子を連れていき、成功を手にしたこと打ち明けた。故に神代は、『運』を手にして成功したとかたくなに信じているのだという。

リカは、悠里が神代と似たような考えを持っていることが意外だった。悠里は、そんなリカに、オリンピックを例に出した。4年に一度のオリンピックに肉体的なピークが合致しない、あるいはそのとき、強いライバルがいるかどうか、というような運・不運は、神様の悪戯のような気がしてならない、と。神代は、その悪戯の法則を知りたい、という悠里に、政財界のトップがお忍びで相談するという相手を紹介してくれたのだという。それは、ごく普通の主婦だった。

悠里は、宇津木の母親が入院している病院を訪れた。悠里を待っていた宇津木は、晶に暴力をふるってしまったことを素直に詫びると、支払いが滞っていた入院費や治療代を全額支払ってくれたことへの礼を言った。「手切れ金...そう受け取っていいんですよね?」。宇津木は悠里にそう言った。悠里が予想していた通り、宇津木は晶に対してコンプレックスを抱いており、これ以上、晶を傷つけてしまうことを恐れていた。悠里は、そんな宇津木を抱きしめて別れ...。

衆議院選挙への出馬を要請されていた悠里は、老舗の料亭で議員たちと会い、正式に依頼を断る。白か黒かを決められない、果てしなくグレーな世界を生きていかなくてはいけない政治家の仕事は自分に向いていない、というのだ。その席で悠里は、ベストジュエリー賞をもらった話を持ち出し、母親である自分にとって、宝石とは子どもたちのことだという思いが改めてこみ上げた、と議員たちに告げた。そんな宝石たちを奪う戦争をしないこと...それが政治を司る人たちに、たったひとつお願いしたいことだと言って悠里は席を立った。

同じころ、丈治は、クレーマーだった丹羽聖子(エド・はるみ)を捕まえ、今後一切、悠里に関わらないでほしい、と告げる。泣きながら、二度と迷惑をかけないと約束する聖子。その姿を見た丈治は、立ち去った聖子を追いかけ、息子のことで悩んでいるなら一度自分が会ってもいい、とつい言ってしまう。

腹痛を起こしたリカは、早退して帰宅した。そこで辰也(寺島進)に会ったリカは、出馬依頼の件を辰也に話し、今日の社長がいつもより優しかったのは、朋(大江駿輔)の体調が良かったからではないか、と言い出す。ところが辰也は、朋という子どものことなど知らないという。リカが悠里から話を聞いたと思い込んだ辰也は、苦しみを吐き出すようにして話し始めた。早乙女の婿養子という周囲の目に嫌気が差し、何でも悠里のせいにして荒れた生活を送ったこと、若い愛人が悠里のところに乗り込んでもみ合いになったこと、そのとき悠妊娠していた悠里が男の子を流産したことを...。

悠里は、神代から紹介された笹岡みどり(宮崎美子)という主婦を訪ねた。みどりは、悠里の大ファンだ、などとまくしたてると、金メダルはきっと大丈夫だ、と悠里に告げた。「あなた、運強いもの。それもね、周りに与える運もある。珍しいのよ、そういう人」。みどりは、そう続けた。

晶は、宇津木のマンションを訪ねた。しかし、宇津木の姿どころか、室内には何も残されていなかった。

みどりの答えに失望した悠里は、彼女の家を後にする。見送りに出てきたみどりは、ふいに、「ただし、一人失うことになる」と悠里に告げた。

辰也の部屋の前には犬の散歩から戻ってきた廉(矢野聖人)の姿があった。辰也とリカの会話を聞いてしまった廉は、大きなショックを受けていた。廉は、その場から去り、公園まで走った。が、そこで廉は、胸を押さえて倒れこんでしまう。

リカが会社に向かうと、プールサイドに悠里と朋が並んで座っていた。ゆっくりと悠里に近づいたリカは、「朋くんはいません」と言って涙を流した。悠里は、静かに微笑むと、知っている、と答え...。

 

第8話「母親失格-サヨナラ子供たち」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、秘書の新倉リカ(長澤まさみ)をともなって絵画展会場を訪れる。それは、悠里の母・笠原真理恵(倍賞美津子)の個展だった。真理恵は、惣一(夏八木勲)と離婚後、パリに渡り、画家として活動していた。惣一と真理恵は、子育てに関する考え方が違っていた、と悠里はリカに話した。真理恵は、他人との競争はマイナスになるという考えの持ち主だった。実は悠里もその影響を強く受けており、修一(水上剣星)に対して厳しすぎる惣一に反発していたのだという。

一方、晶(武井咲)は、宇津木洋介(綾野剛)が何も言わずに姿を消してしまったことに大きなショックを受けていた。宇津木は、すでにマンションを引っ越し、携帯電話にも出なかった。YSコーポレーションの社長室にやってきた晶は、悠里が宇津木に金を渡したことを察し、非難した。蓮見丈治(反町隆史)は、そんな晶に、悠里を恨むのは筋違いだ、と言い放つ。宇津木の方が、晶とは別れない、金は受け取らないと言えばそれ以上はどうにもならない話だ、と丈治は言うのだ。続けて丈治は、宇津木は最初からそのつもりだった、と晶に告げた。晶は、涙をこらえながら、絶対に信じない、と言い残して社長室を飛び出す。

あくる日、悠里は、主婦たちを相手に講演会を行う。そこで悠里は、自分だけでなく、相手の痛みを学習するために、兄弟がいることの大切さを説いた。そして悠里は、母親が一番やってはいけないこととして、依怙贔屓を挙げた。ただし、家庭内に危機が訪れたとき、たった一度だけはこの依怙贔屓が母親の武器になる、と付け加えた。

そのころ丈治は、丹羽聖子(エド・はるみ)のアパートを訪れていた。丈治は、息子のことで悩んでいるなら一度会いに行ってもいい、と聖子に約束していたのだ。聖子の息子・丹羽勝(水野真典)に会った丈治は、彼を挑発した。勝は、ナイフを取り出して丈治を威かくしたが、あっという間にナイフを奪われ、逆に殴られてしまい...。

そんな折、思わぬ事件が起きる。長男の洸(松坂桃李)が、バイクにはねられたのだ。知らせを受けた悠里や辰也(寺島進)は、洸が収容された病院に駆けつけた。すると病室には、真理恵の姿があった。洸が連絡したのだ。そこで悠里は、今回の事故は、洸が自らバイクに飛び込んで起きたものだと知り、大きなショックを受ける。

悠里は、丈治に連絡を取ろうとしたが、彼は電話にでなかった。そこに、沙織(佐藤めぐみ)と麻衣子(南沢奈央)の神代姉妹がやってくる。事故の直前まで、洸は沙織と電話で話していたのだという。ところが、沙織の姿を見た洸は、「君のせいだ!」と叫び、ひどく取り乱す。

勝と心を通わせることに成功した丈治は、悠里からの連絡に気づき、彼女のもとへと駆けつける。悠里は、洸が自分ではなく真理恵に連絡をとったことや、彼が精神的なショックを受けていることに動揺を隠せない。悠里は、無理に明るく振る舞うと、洸にはつかの間の休息が必要だっただけで、必ず期待に応えてくれる、と自分に言い聞かせていた。

同じころ、晶は、宇津木の行方を捜していた。晶は、彼の居場所を知っている、という男の言葉を信じ、その男の部屋を訪れる。そこで男に襲われそうになった晶は、必死に抵抗し、何とか危機を逃れていた。「愛してる...」。裂かれたシャツを手で押さえながら夜の街を彷徨っていた晶は、何度もそうつぶやいた。

あくる日、悠里とリカは、昨夜、無断外泊した晶が、室内プールにいることに気づく。水着姿の晶は、やってきた悠里の目の前で、胸元を覆っていたバスタオルを落とした。その左胸には、宇津木と同じような蝶のタトゥーがあった。それを見た悠里は、こみ上げる怒りにまかせて晶を何度も殴りつけ...。

洸がいつの間にか退院したことを知った悠里は、真理恵を訪ね、彼の居場所を訪ねた。洸は、真理恵のホテルにいるという。明日にでもリハビリを始めないと選考会に間に合わない、という悠里に、真理恵は、修一と同じように洸が死んでも構わないのか、と言い放つ。真理恵は、東京での個展が終わったら、洸をパリに連れて行くと悠里に告げる。「あなたは失格なのよ。母親失格なの」。真理恵の言葉が悠里の胸に突き刺さった。

その夜、たったひとりになった悠里は、幼いころの洸たちのビデオを見ていた。泣きじゃくる幼い晶、運動会で転んでしまい泣きながら走る廉、水泳大会で1位になった洸...。悠里の目から涙が溢れた。

あくる日、出社した悠里は、社長室が風船だらけになっていることに驚く。リカが、悠里を元気づけようと、徹夜で準備したものだった。「ストレス発散しませんか? 私の努力を速攻、台無しにしてください」。悠里は、そんなリカの気持ちを受け止め、競い合うようにして風船を割ってはしゃいだ。もう一度、ゼロから始めるために――。

廉のもとを訪ねた悠里は、「私には、もう、あなたしかいないの」と告げた。悠里の思いを知った廉は、そう言われるのを待っていた、と答え、悠里とともに早乙女家に戻り...。

 

第9話「息子の命と引換えに...悲しき母最後の賭け」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、オリンピックでゴールドメダルを獲得するという夢を、次男の廉(矢野聖人)に託す。「私には、もうあなたしかいない」という悠里の言葉を受け止めた廉は、父・辰也(寺島進)のアパートを出て早乙女家に戻った。廉は、兄の洸(松坂桃李)の代わりに、競泳の自由形に転向するつもりでいた。コーチの蓮見丈治(反町隆史)は驚きを隠せなかったが、廉がずば抜けた身体能力を持っていること、陸上選手時代からずっと水泳トレーニングを続けていたことを考慮し、本気で廉のトレーニングに取り組むことを決意する。

一方、廉が心臓の病を抱えていることを知る新倉リカ(長澤まさみ)は、悠里にそれを打ち明けるべきかどうか悩む。リカは、辰也に相談を持ちかけた。しかし辰也は、廉から口止めされていることもあって、自分の口からは言えないという。優柔不断な辰也の態度に業を煮やしたリカは、自分から悠里に話す、と辰也に告げる。

者あくる日、悠里は、母・真理恵(倍賞美津子)のもとを訪れる。真理恵は、洸が事故を起こしてケガをしたことを受け、悠里に対して母親失格だと言うと、東京での個展が終わったら洸をパリに連れて帰る、と宣言していた。悠里は、そんな真理恵に、オリンピックは諦めても、洸は早乙女グループの後継者なのだから返して欲しいと頼む。しかし真理恵は、やりたくないことをやらせるという意味では一緒だ、と言って取り合わなかった。するとそこに惣一(夏八木勲)が現れ、真理恵には洸を連れ出す権利はない、と言い放つ。続けて惣一は、修一(水上剣星)が事故にあったときお前はどこにいたんだ、と真理恵を責めた。「そのときから...いや、ずっとそれ以前から、お前は私たちの家族じゃなかったんだ」。惣一は、真理恵にそう告げた。

同じころ、廉は、丈治の指導の下、厳しいトレーニングに取り組んでいた。丈治は、ブランクがあったにも関わらず、洸と同じ練習メニューをこなしてしまう廉に大きな可能性を感じていた。しかし廉は、シャワー室で胸を押さえて蹲ってしまう...。

あくる日、悠里は、丈治のマンションに立ち寄り、晶の朝食を用意してから出社する。そこにやってきたリカは、廉の病気のことを悠里に話そうとするが、結局何も言えずにいた。

丈治は、丹羽聖子(エド・はるみ)と勝(水野真典)親子を訪ねた。勝は、すっかり丈治のことが気に行ったようすで、普段からメールのやり取りもしているのだという。勝は、丈治のような人が父親だったらいいな、と聖子に話した。実は聖子も、丈治のことを意識しているようだった。

YSコーポレーションの室内プールにやってきた辰也は、練習中の廉に声をかけた。廉のことが心配だったのだ。そんな辰也に、廉は、早乙女のため、母さんのためなら、万が一何かがあっても本望だと告げた。辰也は、次男だから消えても問題ない、と軽く言ってみせる廉を不意に抱きしめ、二度とそんなことは言うんじゃない、と釘を刺した。ロッカー室の外には、ふたりの会話をそっと聞いている悠里の姿があった。

その夜、丈治のマンションにリカがやってくる。そこでリカは、廉の病気のことを涙ながらに丈治に訴えた。丈治は、廉の診断をした陸連のドクターから話を聞いて、事実なら自分から悠里に話す、とリカに約束する。その話を偶然聞いてしまった晶は、大きなショックを受けていた。

あくる朝、悠里は、パリに戻る真理恵の見送りに行く。別れ際、悠里は、自分の中には真理恵から教わった言葉が生きているし、それは子どもたちにもバトンされている、と告げる。「いまの、これからの早乙女には、そこに確かにママも存在しているのよ」。真理恵は、そんな悠里の言葉を受け止め、パリに戻った。

悠里が社長室に戻ると、丈治とリカが待っていた。丈治は、陸連のドクターによる廉の診断書を悠里に手渡す。すると悠里は、廉の病気のことは知っていた、と言い出す。それでも廉は、自らの意思で戦うことを選んだ、というのだ。悠里は、廉のトレーニングを中止すると主張した丈治に対して、作成した練習メニューを渡すよう命じ...。

夜、プライベートバーで辰也に会った丈治は、悠里が廉の病気を知っていたことを打ち明ける。丈治は、もはや辰也にしか悠里を止めることはできないと考えていた。
洸は、神代麻衣子(南沢奈央)と一緒に花火を見ていた。「母さんは、僕に失望したんだ...」。洸の目から涙がこぼれた。

廉は、リカと一緒に花火を見ていた。廉は、リカから、悠里が病気のことを知っていたと教えられた。「それでも、母さんを信じている...」。廉の目から涙がこぼれた。

悠里は、丈治のマンションから、晶と一緒に花火を見ていた。「私はいま、大きな賭けをしているの」。悠里は、晶の手を握りながらそう告げた。失敗したらきっと家族はバラバラになる――悠里の言葉に、晶の目から涙がこぼれ...。

 

第10話「誰か助けて! もう限界よ...哀しき母の最後の叫び」のあらすじ

早乙女悠里(天海祐希)は、父・惣一(夏八木勲)に代わって、早乙女グループの新代表に選ばれた。惣一は引退を望んでいたが、悠里の強い希望で、相談役として残ることになっていた。蓮見丈治(反町隆史)は、心臓疾患を持つ次男・廉(矢野聖人)を競泳の代表選考会に出場させようとしている悠里を、惣一に説得してもらうつもりでいた。だが、悠里がグループの代表になったことで、丈治の目論見は外れてしまう。惣一は、そんな丈治に、周囲がすべて敵に回ろうとも悠里のことを守ってくれ、と頼む。

同じころ、YSコーポレーションの室内プールで練習していた廉のもとに、洸(松坂桃李)がやってくる。洸は、強い運を持つという女性・神代麻衣子(南沢奈央)と一緒だった。自分の代わりに廉が代表選考会に出場することを知った洸は、手伝えることがあったら言ってほしい、と申し出る。

その夜、悠里は、別居中の夫・辰也(寺島進)とプライベートバーで会う。辰也も、廉を選考会に出場させるのを何とかして止めようとしていた。しかし悠里は、たとえ辰也の頼みでもそれだけはできない、と拒否した。すると辰也は、自分なりに覚悟を決めてきた、と言って悠里に離婚届を手渡す。

別の日、悠里は、秘書の新倉リカ(長澤まさみ)を伴って買い物に出かける。悠里は、大量のブランド品を買い求めた後、高級レストランで食事をすると言い出す。そこでリカは、金メダルへの悠里の強い思いは理解したいと思っていたが、今回の廉の件は、人として、母親として間違っていると言い放ち、これ以上悠里にはついていけない、と悠里に告げる。

 

最終回「最終回...死なないで! 母と子の号泣の結末」のあらすじ(ネタバレ注意)

早乙女悠里(天海祐希)は、無謀な賭けだと知りながら、廉(矢野聖人)の力を借りて洸(松坂桃李)を立ち直らせようとしていた。自らの命をかけて競泳の代表選考会に挑もうとする廉の姿が、洸の魂を奮い立たせてくれると信じていたのだ。悠里は、蓮見丈治(反町隆史)や父親の惣一(夏八木勲)にもそのことは秘密にしていた。知っていたのは晶(武井咲)だけだった。

悠里の祈るような思いは通じ、選考会場に現れた洸は、廉と同じ組で100m自由形のスタート台に立つ。会場にいた新倉リカ(長澤まさみ)や辰也(寺島進)も、洸の登場に驚きを隠せなかった。洸は、隣に立つ廉に向かって、お前なんかの出る幕じゃない、と告げると、スタートの合図と同時に力強く飛び込んだ。圧倒的な泳ぎを見せた洸は、見事トップでゴールする。日本新記録だった。

レース終了後、関係者控室を訪れた辰也は、悠里から離婚届を返してもらう。それを知った丈治は、この機会に早乙女家に戻ったらどうか、と辰也に提案する。丈治は、子どもたちにレスリングや柔道を教えるスクールを新設するからコーチをしてほしい、と辰也に頼んだ。

リカも、辰也に促されて、悠里に提出した辞表届けを返してもらおうとしていた。しかし悠里は、それを認めようとはしなかった。

悠里は、惣一に代わって、選考会の閉会式で挨拶をすることになった。悠里はいきなり『若者たち』を歌い出し、逃げ出したくなるときがあっても、何故頑張らなくてはいけないのかといえば、それはDNAのためだと説いた。DNAは、肉体や免疫系の遺伝だけでなく、心のスピリットもバトンされると信じている、という悠里。さらに悠里は、代表作は何かと問われたときのチャップリンの言葉を引用し、選手たちに、next one――次が自分のベストパフォーマンスだと思ってほしい、という言葉を贈った。ところがそこで思わぬ事件が起きた。選考会の会場に現れた丹羽聖子(エド・はるみ)が、ナイフを片手に悠里に向かって走り寄ったのだ。それに気づいた丈治は、悠里の前に体を投げ出した。次の瞬間、苦痛に顔をゆがめて倒れる丈治。丈治の腹部には、深々とナイフが突き刺さっていた。

丈治は病院に収容されたが、危険な状態だった。洸や廉、晶は、自分たちの血を丈治に輸血してほしい、と医師に訴えた。「私たちが助ける。私たちの思いで」。晶の言葉に、洸と廉も頷き、手を重ねた。その手の上に、ふわりと朋(大江駿輔)の手が重ねられ...。

悠里は、『若者たち』を口ずさみながら、丈治と出会ったころのことを思い出していた。病院に駆けつけたリカは、幼いころの丈治と朋の姿を目にする。朋は、リカに「さようなら」と告げると、ICUの中に消えていった。そして朋は、幼い丈治ともに、昏睡状態の丈治に重なるようにして消えていき...。

拘置所を訪れた悠里は、聖子と接見する。悠里は、他人を妬むことの非を説き、幸せか不幸かはブランコのようにいつも揺れているが、嫌になって止まってしまえばただ退屈なだけだ、と聖子に言った。聖子は、そんな悠里のことを偽善者呼ばわりし、不幸になるよりはマシだからブランコを止めたのだ、と返す。すると悠里は、あなたはまたブランコを揺らす、と告げる。息子の勝(水野真典)が待っているから、と。悠里は、ドアを開け、勝を導きいれた。聖子は、そんな勝に泣きながら謝罪し...。

退院した丈治は、晶の練習プログラムについて相談したい、と切り出した。丈治に促されて服を脱ぐ晶。胸のタトゥーが実はシールだったことを知った悠里は、彼女を抱きしめて謝った。続けて丈治は、辰也を招き入れた。久しぶりに家族が一堂に会したことを喜ぶ子どもたち。悠里は、こみ上げる思いを抑えながら、良い妻でも良い母親でもなかったことを詫びた。そんな悠里に、洸たちは、次に生まれ変わってもあなたの子どもに生まれたい、と告げ...。

丈治は、悠里たちの団欒を邪魔しないようにそっと早乙女家を後にして自宅マンションに戻った。するとそこに、洸、廉、晶の3人がやってくる。悠里と辰也を二人きりにしてあげた、というのだ。洸たちは、丈治だって家族だ、というと食事の支度を始めた。3人の思い知った丈治は涙を堪えた。

洸は、オリンピックに向けて練習を続けていた。

廉は、バックパックを背負い、空港へと向かっていた。

晶は、高飛び込みの練習を続けていた。

そして辰也は、子どもたちを相手に、レスリングのコーチを始めていた。

別の日、YSコーポレーションでは、新しい秘書の面接が行われる。今回は、語学力がポイントなのだという。が、その席に、何故かリカが座っていることを知って驚く悠里。リカは、他の候補者たちに笑われながらも、たどたどしい英語で話し続けた。その姿を見ているうちに、いままでのことを思い出した悠里は、リカに『あなたが合格よ』と告げて...。

※フジテレビHPより引用