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2010年3月アーカイブ

チーム・バチスタ2

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋

2010年4月6日からフジテレビ系列で放映。火曜22時枠。海堂尊の同名の小説をドラマ化。

「救命救急センター」を舞台に繰り広げられる社会派メディカルトドラマ。

主演は、「チーム・バチスタの栄光」シリーズでお馴染みの伊藤淳史。コンビを組む厚生労働省の役人役に仲村トオルが登場。

チーム・バチスタ2 動画(最終回の結末に注目!) 

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋の主題歌

 松田聖子 「いくつの夜明けを数えたら」

 

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋の出演者

田口公平 ...... 伊藤淳史
白鳥圭輔 ...... 仲村トオル
速水晃一 ...... 西島秀俊
和泉 遥 ...... 加藤あい
佐藤伸一 ...... 木下隆行(TKO)
栗山弥生 ...... 浅見れいな
滝沢秀樹 ...... 松坂桃李
永山康友 ...... 足立理
浅野和彦 ...... 竹内太郎
佐々木英二 ...... 堀部圭亮
三船大介 ...... 利重剛
長谷川 崇 ...... 戸次重幸
花房美和 ...... 白石美帆
藤原真琴 ...... 名取裕子
高階権太 ...... 林隆三

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋のスタッフ

脚本:後藤法子 ほか
音楽:羽岡佳
演出:今井和久、植田尚、星野和成
プロデュース:豊福陽子(関西テレビ)、遠田孝一(MMJ)、八巻薫(MMJ)
制作:関西テレビ、MMJ

 

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年4月6日 失神 12.4%
第2話 2010年4月13日 集団過呼吸 14.5%
第3話 2010年4月20日 人格変貌 14.7%
第4話 2010年4月27日 心筋梗塞 14.2%
第5話 2010年5月4日 劇症型肺炎 12.6%
第6話 2010年5月11日 後遺症 14.8%
第7話 2010年5月18日 中毒 16.0%
第8話 2010年5月25日 宣告 14.7%
第9話 2010年6月1日 医療ミス 14.6%
第10話 2010年6月8日 病巣 13.8%
第11話 2010年6月15日 記憶喪失 15.6%
最終回 2010年6月22日 危篤 15.1%

 

 

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「失神」のあらすじ

東城大学医学部付属病院・救命救急センターでは、医師の佐藤伸一(木下隆行)ら救命チームが次々と運び込まれる患者の対応に追われていた。そんな中、空港で突然意識を失ったキャビンアテンダント・杉山沙希(田畑智子)を搬送したいとの連絡が入る。佐藤はすでに満床だと断ろうとするが、センター部長の速水晃一(西島秀俊)は強引に受け入れを決めてしまう。速水の指示で病室の確保に急ぐ救命医の和泉遥(加藤あい)と看護師長の花房美和(白石美帆)。速水が救急患者を決して断らず、院内の状況もお構いなしに受け入れてしまうのはいつものことだった。「いつかウチはパンクする」とこぼす救命医の長谷川崇(戸次重幸)をなだめる佐藤...。

心療内科特別愁訴外来の医師・田口公平(伊藤淳史)は救命センターに呼ばれ、沙希のことを聞かれる。沙希は2年前、田口の診察を受けていたのだ。とそこに、白鳥圭輔(仲村トオル)が現れた。「白鳥さん、なんで?」と思わず声をあげる田口。"チーム・バチスタ"の事件以来、厚生労働省が定期的に行っている抜き打ち監査で、今回の調査対象が救命センターになったと告げた白鳥は「よろしくね」と速水に不敵な笑みを向ける。

センターの監査といいながら、なぜか速水の身辺ばかりを探る白鳥。一方、意識を取り戻した沙希は検査入院を断って退院し、同じ航空会社に勤める嶋田武の結婚式の二次会に出席するが、再び失神して東城医大に担ぎ込まれる。だが心臓や脳に異常はなく、度重なる発作がなぜ起こるのかわからない。

そんな中、田口は沙希の同僚から嶋田が沙希の元彼だったことを聞く。2ヵ月前、沙希は嶋田から別の女性と結婚したいと別れを告げられ、そのころからフライト中に失神したり、食欲がないと流動食しか口にしなくなったらしい。速水は、沙希の母親が胃がんで亡くなっていたことからスキルスの可能性もあるというが、田口は発作の原因がほかにあるような気がしてならない。

翌日、自分も母親と同じ胃がんではないかと疑う沙希が自暴自棄になり、自殺騒ぎを起こした。思い止まらせようと田口が必死に説得する中、速水は沙希の胸元に痣を見つけて「前にも死のうとしたことがあったのか?」と問い詰めるが、沙希はむきになって否定。その直後、胃カメラの検査を受けた沙希が心停止に陥った。速水の応急処置で一命は取り留めたが、その一部始終を見ていた白鳥と田口はようやく失神の原因に気づく。

明くる日、白鳥は病院長の高階権太(林隆三)に会い、患者のメンタルサポートができる田口を救命センターに置くべきだと進言。さらに速水の部屋に乗り込み、救命センターでメディカル・アソート社のカテーテルの使用頻度が異様に高いと指摘し、同社との関係を問いただすが速水は答えない。そこに、高階の指示で救命チームに配属された田口が訪れ、思わぬ事実を知る。速水と白鳥は大学の医学部の同級生で、主席を争ったライバル同士だったのだ。なおもメディカル・アソートとの関係を追及しようとする白鳥を速水は「現場を捨てたお前には関係ない」とはねつけ...。

 

第2話「集団過呼吸」のあらすじ

ミスコンテストの日本代表を目指してレッスンに励む青木恵理(藤井美菜)が過呼吸で倒れた。救急センターに担ぎ込まれて症状は落ち着いたものの、手足に麻痺が残っている様子。

速水(西島秀俊)と田口(伊藤淳史)は検査入院を勧めるが、2週間後に最終予選を控えていた恵理は、レッスンを休めばライバルに差をつけられてしまうと激しく抵抗。
そして再び過呼吸の発作を起こして倒れてしまう。

一方、白鳥(仲村トオル)は院内で見かけたメディカル・アソート社の佐々木英二(堀部圭亮)を問いただす。
15年ほど前、速水がデパートの大規模火災で多くのケガ人を救い、"ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)"と呼ばれるようになったころからメディカル・アソート社と深くかかわるようになり、時を同じくして同社が一大医療機器メーカーへ急成長を遂げたことを指摘する白鳥。
その追及をかわした佐々木は「あなたには関係のない話だ」と立ち去る。

翌日、恵理の検査が行われるがどこにも異常がなく、
和泉(加藤あい)はコンテストを前にした一時的なストレスが過換気を引き起こしたと診断。
しかし速水は「まだ何かある」と引き続き恵理を入院させる。
レッスンに戻れず焦りを募らせる恵理は「早く退院させて」と田口に懇願。
婚約者の菅原誠(金井勇太)が心配して駆けつけるが、頑なに面会を拒む。

この後、誠に会った田口は、恵理が無理なダイエットをしていたことを聞く。
一方、佐藤(木下隆行)らは恵理が錐体路(脊髄と脳を結ぶ神経伝達路)障害の疑いが濃い"バビンスキー反射"を示しているのに気づいてがく然。

そんなとき、病室から逃げ出した恵理が階段から転落。
足を骨折し、緊急手術を受けることになった。
混乱のなか、恵理が「行かせて。罰なら後でいくらでも受けるから」とつぶやくのを聞いた白鳥は、重要な隠しごとがあると直感。それが意識障害の原因かもしれないと田口に告げる。

田口は病室に通って話を聞こうとするが、恵理は心を閉ざしたまま。
そんな折、恵理を幻覚が襲う。
無数の小さな手に自分の手足をつかまれる幻を見た恵理はパニックに。
これを機に恵理の神経障害は急激に悪化。
麻痺は全身に広がり、幻覚も頻繁に起こり始めた。

脊髄に問題があるとにらんだ速水は、このままでは神経機能が戻らなくなり、
一生寝たきりになると原因究明を急ぐ。

そんな折、田口は恵理の私物からとある病院の領収書を発見。
恵理は病院に行っていたことを隠していた。

その理由を探ろうとする田口の前に白鳥が現れ、速水とメディカル・アソート社の癒着疑惑を追っていると告白。

そして、恵理が通っていた病院の名前を知ってあることに気づく。

 

第3話「人格変貌」のあらすじ

深夜の繁華街で重傷を負った塚田康史(渡辺哲)が救命救急センターに搬送された。大声をあげながら若い男に殴りかかり、ナイフで腹を刺されたらしい。警察は酔っぱらい同士のケンカと判断。しかし塚田の妻・基子(根本りつ子)は、おとなしい塚田がケンカなどするわけがないと不審がり、酒も飲めないのに繁華街に行く理由がわからないという。そして検査の結果、塚田に飲酒の形跡はなかった。

翌日、別人のように穏やかになった塚田は、事件前後の記憶がまったくないと田口(伊藤淳史)に告げる。さらに、繁華街に近い心療内科に通っていたことを告白。定年を前に気がふさぎ、妻に内緒で診察を受けていたと話すが、なぜ現場にいたのかについては頑なに明かそうとしない。

まもなく、塚田が再び暴れ出した。酒に酔ったように怒鳴り散らし、脈をとろうとする和泉(加藤あい)を乱暴に突き飛ばした塚田は、水差しの水をがぶ飲みすると、奇声をあげて失神してしまう。

田口は塚田が通っていた心療内科へ。担当の医師は、精神状態が不安定だと訴える塚田に向精神薬を処方していたという。速水(西島秀俊)は、塚田が水をたくさん飲みたがることを聞き、過剰な水の摂取による血中ナトリウム値の低下で意識障害を起こす"水中毒"と診断。和泉らに水分の制限を指示する。また、田口からの報告で塚田の精神状態を知り、水中毒が心因性のものではないかとにらむ。

一方白鳥(仲村トオル)は、入院中のフリージャーナリスト・目黒(嶋田久作)の動きに警戒するよう速水に忠告する花房(白石美帆)の姿を目撃。目黒の病室を訪ね、メディカル・アソート社と速水の関係を探っているのかとかまをかけると、目黒は「僕と仲よくして損はない」と意味ありげなことを口にする。

そんな折、田口は塚田の息子が家出していたことを基子から聞く。堅物の父を嫌って家を飛び出したきり1年も行方がわからないらしい。さらに田口は塚田の勤める会社へ。事件のあった繁華街で塚田がたびたび目撃されていたことを知る。

その夜、塚田がまた暴れ出した。水枕の水を飲んだらしく、それを塚田に出すよう指示したのは速水だった。そんな危険を冒す意図がわからず、あ然となる佐藤(木下隆行)ら。しかし速水は平然とした様子で、塚田が飲んだ水の量が少ないことを指摘。意識障害の原因は水の大量摂取ではなく、体内の水分量を調節する抗利尿ホルモンの分泌に異常が起きていたためだと告げる。速水はこのことを確かめようと、塚田にあえて水を与えたのだ。

抗利尿ホルモンの異常分泌の原因は腫瘍、つまり"ガン"である可能性が高いことから、速水は塚田のガン検査を開始するが、腫瘍はどこにも見つからない。そんななか、田口は塚田が大事にしている息子の作文を基子から見せられる。それは息子が小学生のとき、父親の会社を訪ねて書いたもの。白鳥はこれを読み、あることに気づく。

 

第4話「心筋梗塞」のあらすじ

転落事故による胸部打撲で入院中だったフリージャーナリスト・目黒(嶋田久作)の容態が急変し、初療室に運び込まれた。

速水(西島秀俊)らは懸命に救命処置を行うが、目黒は心停止に陥ってしまう。
ICUから整形外科の一般病棟に移され、退院も近いと聞かされていた妻の光子(広田レオナ)は、回復していたはずの夫の体に何が起こったのかと取り乱す。
 
急変の原因は心臓の血管が詰まったことによる心筋梗塞で、一刻も早く血流を再開させなければ蘇生の見込みはない。
速水は詰まった箇所をカテーテルで拡げようとするがカテーテル室に空きがなく、初療室で治療を行うと言い出す。

必要な設備もない初療室ではリスクが高すぎると佐藤(木下隆行)や長谷川(戸次重幸)は反対するが、ほかに方法はないと速水に押し切られる。
 
速水の無謀な決断を和泉(加藤あい)から聞き、驚いた田口(伊藤淳史)は初療室へ。そのとき一瞬目を開けた目黒が「函館」と光子に伝えて欲しいとつぶやいた。
一方、白鳥(仲村トオル)は初療室の様子をうかがう佐々木(堀部圭亮)を見かけ、目黒の容態を確認しに来たのかと詰問。
速水との収賄関係の証拠を目黒に握られ、邪魔になって消そうと仕組んだのではないかと疑惑をぶつけるが、一蹴されてしまう。

リスクの高い治療を強行しようとする速水に不審を抱いた白鳥は田口に疑惑を漏らす。速水は収賄の証拠をつかんだ目黒の口を封じようと佐々木と結託し、治療に見せかけて殺そうとしているのではないか、と...。

まもなく、カテーテル治療が始まった。
外科の助けが必要だと言う長谷川を制し、目黒の体にカテーテルを挿入する速水。
 
初療室の外では、光子が離婚届を見つめていた。光子は仕事にかまけて家に帰らない目黒に離婚を切り出そうとしていたが、その矢先に目黒が倒れたのだった。
そんなとき、目黒が田口に託した「函館」という伝言を聞かされた光子はハッとなる。
 
治療は成功し、目黒は一命を取り留めたが、血液の流れが一時的に止まっていたことからこのまま意識が戻らない可能性も。
白鳥は目黒の不可解な急変の原因を追及しようと光子をうながし、救命チームに疑惑を向けて挑発する。

佐藤らは自分たちに過失はないと反発するが、そんなとき、長谷川が「心筋梗塞は予測できていたのかも」と意外なことを口にする。

 

第5話「劇症型肺炎」のあらすじ

人気歌手の真山香苗(岩田さゆり)が倒れた。香苗にはここ半年休みがなく、最近は咳や高熱が続くなど体調は悪かったという。だが母親でマネージャーのみどり(森口瑤子)は、一ヵ月後に全国ツアーを控えた香苗の入院を長引かせるわけにはいかないと速水(西島秀俊)に詰め寄り、救命チームの手を焼かせる。

同じ頃、白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)はある高級クラブを訪れていた。店のママは、目黒(嶋田久作)が撮った写真に国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)、メディカル・アソート社の佐々木(堀部圭亮)とともに写っていた斎藤彩子(麻生祐未)。白鳥は2人との関係について探りを入れるが彩子は取り合わず、白鳥と田口を追い出してしまう。

翌日、香苗はマイコプラズマに感染し、軽い肺炎を起こしていると診断される。長谷川(戸次重幸)らは抗生剤による治療を開始する。ところがまもなく、香苗の全身に発疹が現れ始めた。薬のアレルギーと判断した速水は、抗生剤の種類を変更。長引く治療にいら立つみどりは「一日も早く退院させて」と言い張って田口を困惑させる。

その夜、弥生(浅見れいな)が長谷川を呼び出し、速水が佐々木から金を受け取っている現場を見たと告白。一方、白鳥は彩子のクラブで佐々木と鴨志田、有名な心臓外科医の黒岩徹也(陰山泰)が密談しているのを目撃。3人を追及しようとするが、彩子に遮られる。

香苗の入院から3日後、救命救急センターは思わぬ事態に騒然。香苗の肺炎が命さえ危険な状態にまで急激に悪化していたのだ。マイコプラズマを抑える抗生剤がまったく効いていないことにがく然となる救命チーム。ほかの感染症を疑う速水は原因究明を急ぎ、香苗の病歴をみどりに聞くよう田口に指示する。ところが、田口が香苗の幼い頃のことをたずねるとみどりは動揺。病気などしたことがないとムキになって言い張り、怒り出した挙句に貧血を起こして倒れてしまう。

肺炎の原因が特定できないまま、香苗の症状は悪化の一途をたどっていた。佐藤(木下隆行)らは炎症を抑えるステロイドの投与を始めるがまったく効果がない。自分で呼吸することも困難になった香苗に、速水は人工呼吸器の装着を決断。挿管することで喉を痛め、このまま歌手として再起できなくなる危険性もあったが、みどりは命が助かるならと苦渋の決断でこれを了承し、「娘を助けて!」と悲痛に訴える。そんな折、田口は速水から真山母娘についての思わぬ事実を告げられ...。

 

第6話「後遺症」のあらすじ

メディカル・アソート社が進める大規模医療施設"MAH"の建設計画に、センター長として速水(西島秀俊)が名を連ねていることを知った白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)は、真相を確かめようと速水を直撃。

佐々木(堀部圭亮)と密談中だった速水は、MAHが完成すれば東城医大を辞めるつもりだとあっさり認め、田口を驚かせる。

そんな折、過労で倒れた女性・山崎智子(大路恵美)が救命救急センターに運ばれてきた。付き添ってきた車いすの少年・健人(桜田通)は智子の息子で、速水に直接電話をかけて搬送を頼んだという。

5年前、事故で瀕死の重傷を負った健人は速水の処置を受け、下半身に障害は残ったものの命を救われていた。そこで「命の恩人」である速水を頼ったのだった。

しかし、健人のことなど覚えてないというそっけない速水の言葉に健人は逆上。速水に襲いかかり、不自由な体で母親に負担をかけるぐらいなら死なせてくれればよかったと食ってかかった直後、けいれんの発作を起こして倒れてしまう。

健人は日常的にけいれんに襲われていた。5年前の事故で頭を打っていたことから、脳の一部の破損があるのではないかとにらむ救命チーム。

速水は事故から2カ月後のCT画像を転院先の病院から取り寄せ、そのとき一時的に現れていた脊髄の血腫を見つけてがく然となる。

転院前、健人が完全な麻痺状態ではなかったことを速水は覚えていた。だがその後、下半身がまったく動かなくなったのは、転院先でできた血腫が発見されず放置されたことに原因があり、「もし一貫して診られていれば、あの子は今頃またバスケができていたかもしれない」と悔やむ速水。

そして、診療報酬の低い長期入院を認めない東城医大への不満を白鳥と田口にぶちまけ、患者のケアを一貫して行える理想の医療施設を作るためにメディカル・アソート社と手を組んだと告白する。

 

第7話「中毒」のあらすじ

ホストの勅使河原聖也(八神蓮)が接客中に意識を失った。和泉(加藤あい)らは急性アルコール中毒と診断。
だが、聖也と親密な関係にある客の下村理沙子(末永遥)は、酔い潰れるほど酒は飲んでいなかったと不審がる。

同じ頃、東城医大に通院中の老人・寺内昭三(でんでん)が搬送されてきた。
どうやら、病院に向かうタクシー代わりに救急車を呼んだらしい。
そればかりか、個室に入院させろと無理な要求を突きつけてくる寺内。

田口(伊藤淳史)が断ろうとすると、寺内は国会議員の鴨志田(本田博太郎)の名前を出し、「先生に頼んだらお前なんか一発でクビだ」と言い放つ。
このことを聞いた白鳥(仲村トオル)は、寺内と鴨志田の関係に興味を抱く。

そんなとき、事務長の三船大介(利重剛)が白鳥に、速水(西島秀俊)の不正を暴く証拠は見つかったのかと探りを入れてきた。

東城医大の経営の立て直しを一任されている三船は、重篤な患者を扱う"三次救急"を経費削減のために廃止するつもりだと断言。

検査や薬品に莫大な金を使う速水の排除をもくろみ、失脚させる機会をうかがっていたのだ。

そんな速水のもとには、メディカル・アソート社の佐々木(堀部圭亮)が以前にも増して頻繁に訪れるようになっていた。

佐藤(木下隆行)は不正の噂を長谷川(戸次重幸)から聞かされ、速水に不信感を抱き始める。同じ頃、寺内から話を聞こうとICUに勝手に入り込む白鳥。
ところが、慌てて割って入った花房(白石美帆)に追い出されてしまう。

一方、回復した聖也は理沙子に付き添われて退院。
だが自宅で錯乱状態に陥り、再び東城医大に運び込まれた。その対応に追われる中、新たな患者の受け入れ要請が。

満床にもかかわらず、受け入れろと無理を言う速水にカッとなった佐藤は「いい加減にしてください!」と声を荒らげ、初めて速水に逆らって要請を断る。

 

第8話「宣告」のあらすじ

田口(伊藤淳史)の提案で倫理委員会が招集され、ついに速水(西島秀俊)の収賄疑惑が追及されることに。

和泉(加藤あい)は告発文を書いたのは自分だったことを田口に告白。
処分したはずの告発文がなぜ三船(利重剛)に渡っていたのかわからないとうろたえ、委員会で速水を守って欲しいと田口に懇願する。
 
そんな折、寺内(でんでん)が末期ガンにおかされていたことが判明。
娘の坂崎裕美子(渋谷琴乃)が病院に駆けつけるが、寺内は金の無心に来たと決めつけて罵倒した。

裕美子は7年前、結婚を反対されて家出して以来、寺内とは絶縁状態。
5歳になる息子・陽太が生まれていたことすら知らせていなかった。
 
いよいよ倫理委員会が始まった。田口、白鳥(仲村トオル)、三船や黒崎教授(榎木孝明)ら東城医大の錚々たる面々が顔をそろえる中、速水は賄賂を受け取っていたことを平然と認め、一同を騒然とさせる。

さらに速水は、メディカル・アソート社との収賄関係が15年前の城東デパート火災から始まっていたことを明かす。

そのとき、東城医大は重傷の被災者で溢れかえっていたが、責任者の教授たちは学会や講演会で不在だった。

まだ駆け出しの医師だった速水が代わりに指揮を執らざるを得なくなり、不足していた薬品や医療機器の無料供与をメディカル・アソート社に依頼。
同社に借りを作ったことから、賄賂の申し出を断れなくなったのだ。
 
不正を糾弾する黒崎らを、速水は「俺を裁けるのは目の前に横たわる患者という現実だけだ」と一蹴。

受け取った金はすべて医薬品や機材の購入費用に注ぎ込んだと言い放ち、現場に予算削減を強いる三船を非難する。

三船は「あなたが自分のために金を使っていないという証拠はない」とさらに速水を追及。そのとき、「証拠ならあります」と花房(白石美帆)が現れる。

 

第9話「医療ミス」のあらすじ

病棟の廊下で倒れていた寺内(でんでん)の呼吸はすでに停止していた。佐藤(木下隆行)は手を貸そうとする速水(西島秀俊)を遮り、和泉(加藤あい)、長谷川(戸次重幸)ら救命チームのメンバーだけで蘇生させようとする。しかし、懸命な救命処置も空しく、寺内は息を引き取ってしまう。

白鳥(仲村トオル)は寺内の死因に疑問を呈する。
末期ガンとはいえ、しっかりと意識もあった寺内の病状がこれほど急激に悪化するとは考えられない。そんな中、田口(伊藤淳史)が点滴装置に異常を発見。
大量に注入すれば呼吸停止の危険もある鎮痛剤が、規定の10倍もの量で投与されるよう設定されていたのだ。「誰かが注入量を間違った。医療ミスの可能性がある!」と指摘する白鳥の言葉に一同は衝撃を受ける。

誰がミスをしたのかを巡る"犯人捜し"が始まった。花房(白石美帆)は寺内に付き添っていた弥生(浅見れいな)に、長谷川は点滴を用意した和泉に疑惑を向ける。しかし田口には、救命チームのメンバーがこれほど重大なミスを犯すとは考えられない。そんな田口に白鳥は、誰かが点滴を操作して寺内を死に追いやった"殺人"である可能性をほのめかす。寺内が鴨志田(本田博太郎)の秘密を打ち明けようとした矢先に亡くなったことから、口封じに殺されたのではないかというのだ。

そんな折、知らせを受けて駆けつけた寺内の娘・裕美子(渋谷琴乃)が病院に到着。佐藤は医療ミスの疑惑を隠し、発見されたときにはすでに息がなかったと裕美子に伝える。一方、速水は「俺のチームにあんなミスをする人間はいない」と白鳥に断言し、真相の究明を託す。

翌日、白鳥は寺内の死因を明らかにしようと、田口とともに調査を開始。
そんな折、裕美子が寺内の遺体を渡せと騒ぎ出す。速水が死亡診断書を書かず、遺体を返そうとしないことに不審を抱いたのだ。
医療ミスの可能性があることを裕美子に明かす白鳥。すると裕美子は病院への不信感を露にし、それなりの要求をする構えをみせる。

田口は寺内が廊下で発見される前の状況を弥生から聞き、和泉以外の誰も点滴に触れていなかったことを知る。
注入量の設定が間違っていたとすれば、それは和泉のミスであるとしか考えられない。一方、和泉自身も自分に過失があったのではないかと思い始めていた。そしてついに耐えきれなくなり、「全部私のせい」と苦しい胸のうちを速水に打ち明ける。

 

第10話「病巣」のあらすじ

寺内(でんでん)の死因は医療ミスではなく、事故に見せかけて殺されていたことが発覚。警察による捜査が始まった。

白鳥(仲村トオル)は、事件担当の武田刑事(山中崇)が顔見知りだったことから捜査に介入。

殺害方法から医学の知識がある者の犯行と推理し、東城医大の内部の人間に疑惑を向ける。

犯人が凶行におよんだと思われる時間帯は、弥生(浅見れいな)が寺内から目を離した18時過ぎから、倒れている寺内が発見された19時までの1時間。

武田は救命チームに事情聴取を行い、その間のアリバイを調べる。
佐藤(木下隆行)、和泉(加藤あい)と研修医らは初療室にいたことを互いに証言。しかし、長谷川(戸次重幸)を目撃したという者は誰もいない。

そんな中、速水(西島秀俊)は花房(白石美帆)と一緒にいたと話すが、それを証明する手立てがない。
救命チームのメンバーに次々と疑いが向く中、白鳥は田口(伊藤淳史)に怪しい人物は病院の外部にもいると告げる。
事件当時、病院には佐々木(堀部圭亮)が現れていたのだ。

寺内は、鴨志田(本田博太郎)の秘密を明かそうとした矢先に殺害された。
鴨志田と繋がりのある佐々木が事件に関する何かを知っている可能性は高い。
さっそく田口は佐々木に話を聞こうとするが、出張中で連絡がとれない。
事件が発覚した途端に姿をくらました佐々木に、白鳥はますます疑念を深める。

さらに白鳥は、未だにアリバイが立証されていない長谷川を追及。
すると長谷川は、ほかの病院に出かけていたと告白する。

速水への不信感から結束力を失った救命チームに嫌気がさし、以前から誘われていた近くの病院に移ろうと話を聞きに行っていたらしい。

そんな折、長谷川が花房への疑惑を口にする。
寺内が倒れていた現場の近くを慌てた様子で通り過ぎる花房を見たというのだ。

さっそく花房を捕まえ、何をしていたのかと問いただす白鳥と田口。
だが、花房は何も答えようとしない。

白鳥は、花房が佐々木と鴨志田に関する何か重要な事実を隠しているとにらむ。

 

第11話「記憶喪失」のあらすじ

搬送されてきた速水(西島秀俊)と佐々木(堀部圭亮)に騒然となる救命チーム。

速水は意識を取り戻したが、佐々木はナイフで胸を刺され、すでに死亡していた。

2人に何があったのかを聞き出そうと速水を問い詰める白鳥(仲村トオル)。

速水は、佐々木が寺内(でんでん)に大量の鎮痛剤を投与したと告白したことを明かしたが、それ以外のことは何も記憶にないという。

その夜、速水は佐々木からナイフを奪ったことを思い出し、殺したのは自分かもしれないとつぶやく。

田口(伊藤淳史)らは衝撃を受けるが、その直後、速水はけいれんを起こして再び意識を失う。

そんな折、ケガを負った女性が救命救急センターに搬送されてきた。
鴨志田(本田博太郎)や佐々木が通っていたクラブのママ・彩子(麻生祐未)だった。

佐藤(木下隆行)や和泉(加藤あい)、長谷川(戸次重幸)ら救命チームは、単なる過労とは思えない速水の病状に気を揉んでいた。

そんな一同に白鳥は、速水が佐々木、さらに寺内まで殺害した可能性があると告げる。

療養施設の建設にこだわっていた速水が、その計画を妨げる土壌汚染の事実を知る2人の口を封じたのではないかというのだ。

一同に動揺が走る中、花房(白石美帆)が現れ、寺内殺しの犯人は速水ではないと断言。

寺内が殺された時間、速水はMRI室で自分を撮影していたとアリバイを証言する。

翌日、凶器のナイフから佐々木と速水の指紋が検出され、警察は収賄関係にあった2人の仲間割れと見て捜査を開始。

しかし、真相はほかにあるとにらむ白鳥と田口は、独自の調査に乗り出す。

 

最終回「危篤」のあらすじ(ネタバレ注意)

速水(西島秀俊)は心筋の炎症によって心機能が急激に低下し、心不全に陥っていた。悪性リンパ腫が心臓まで蝕み始めているとみた佐藤(木下隆行)らは、手の施しようがないとがく然となる。

一方、佐々木(堀部圭亮)が殺された事件の真相を追う白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)は、自分が犯人だと主張する速水が誰かを庇っているとにらむ。花房(白石美帆)に疑惑を向けた白鳥は、田口とともに事件現場を調べ、意外な事実を知る。

翌日、白鳥と田口は花房を連れて再び現場へ。白鳥の追及に激しい動揺をみせた花房は、事件の夜、現場にいたことをついに認める。だが、佐々木を殺したのは自分ではないと訴え、現場を訪ねた理由を打ち明ける。

※フジテレビHPより引用

絶対零度

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜

2010年4月13日からフジテレビ系列で放映。火曜21時枠。

警視庁内に新設された「特命捜査対策室」を舞台に、新米の女刑事たちが未解決事件を解決していく社会派エンターテインメントドラマ。

主演は、「婚カツ!」以来の連続ドラマ出演となる上戸彩。ソフトバンク携帯のCMで父親役である北大路欣也が上司役として登場する。

絶対零度 動画(最終回の結末に注目!) 

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜の主題歌

 LOVE PSYCHEDELICO 「dry town」

 

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜の出演者

桜木泉 ...... 上戸彩
塚本圭吾 ...... 宮迫博之(雨上がり決死隊)
高峰涼子 ...... 山口紗弥加
深沢ユウキ ...... 丸山智己
大森紗英 ...... 北川弘美
竹林匠 ...... 木村了
道尾行成 ...... 永田彬
秋山透 ...... 南圭介
三井朋美 ...... 齋藤めぐみ
白石晋太郎 ...... 中原丈雄
倉田工 ...... 杉本哲太
長嶋秀夫 ...... 北大路欣也

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜のスタッフ

企画:成河広明(フジテレビ)
プロデューサー:森安彩(共同テレビ)
アソシエイトプロデューサー:瀧山麻土香(フジテレビ)
脚本:酒井雅秋ほか
音楽:林ゆうき
演出:村上正典(共同テレビ)、岩田和行(共同テレビ)
制作:フジテレビ・共同テレビ

 

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年4月13日 悲しみを溶かす日 18.0%
第2話 2010年4月20日 時効 14.5%
第3話 2010年4月27日 連鎖 15.5%
第4話 2010年5月4日 絶対零度 12.9%
第5話 2010年5月11日 未解決事件という名の地獄 14.7%
第6話 2010年5月18日 未解決事件が遺す心の痛み 14.8%
第7話 2010年5月25日 光と闇〜IT社長殺人事件 12.7%
第8話 2010年6月1日 慟哭 14.4%
第9話 2010年6月8日 解放 14.6%
第10話 2010年6月15日 献身 13.3%
最終回 2010年6月22日 悲しみを打砕く日 12.8%

 

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「悲しみを溶かす日」のあらすじ

未解決事件を専門に扱う特命捜査対策室第4係に勤務する新米刑事・桜木泉(上戸彩)は、今日も調べものをしている途中で寝てしまい庁舎に泊まっていた。 4係係長の倉田工(杉本哲太)は室長の長嶋秀夫(北大路欣也)から、前日に山の中から白骨化した人骨が発見された事件の資料を渡される。

人骨は10年前に起きた「東都銀行3億円事件」の容疑者の1人であることから4係が捜査することになったのだ。3億円横領事件の容疑者は、当時銀行に勤務していた大貫清美(宮下ともみ)、飯島友江(松岡恵望子)、迫田麻衣(小松彩夏)の3人で、いずれも事件直後から行方不明になっていた。

白骨死体は麻衣で、死後10年が経っていることが判明。遺留品のメモには恋人だった宮本弘史(徳秀樹)の口座番号が書かれ、口座には横領事件の半年後に500万円が振り込まれていた。宮本は、話しを聞きに来た泉と深沢ユウキ(丸山智己)に事件発生時に清美が支店長の木村行信(渡辺憲吉)に電話しているのを目撃したことを告げる。

同じ頃、4係では白石晋太郎(中原丈雄)が倉田にインターネットの裏サイトで発見した、山の中で逃げまどう女性が拳銃で撃たれる映像を見せていた。その女性は横領事件の主犯とされていた大貫清美だとわかる。塚本と高峰涼子(山口紗弥加)は、木村を訪ねるが、事件との関係を否定する。

高峰と泉は清美の母親・聡子(朝加真由美)の聞き込みに行くが、聡子は麻衣を殺したのも娘だと決め付ける。10年前は娘の無実を信じていた聡子の変化に驚く泉だが、そうさせたのは警察だという高峰の言葉にがく然とする。清美が映っていた場所と、宮本の口座に500万円が振り込んだのが清美の恋人だった田神慎二(塚原大助)と判明した。田神は、別の女性と結婚するために、大学の後輩である宮本に清美の浮気写真を撮らせていて、お金は口止めで渡したものだった。

次々と新しい事実が発覚する中、泉は純粋に幸せを望んでいた清美が事件を起こしていたことを不審に感じ始めていた。そんな中、飯島友江が10年前に銃殺されていたことも判明。3人が殺されていることがわかり宮本に容疑がかかるが、宮本は、映像は清美の偽装工作であることを告げる。

その証言の中で麻衣が清美の体を心配する発言が気になってしかたがない泉は再び聡子を訪ね、清美が消息を絶つ前に謝罪の言葉を口にしていたことを知る。映像をもとに山の中で清美の行動をたどっていた泉は、清美が本当に殺され、さらに妊娠していこことを突き止めた。

映像の出所が木村であることがわかり、取調べを行うが木村は否認するばかりだ。そこへ泉がやってきて清美が妊娠していたことを告げる。さらに白骨と共に発見された音声から木村が犯人である証拠も出た。諦めた木村は3億円横領の計画したことと3人の殺害を認める。再び山中を捜索した結果、泉が清美の白骨死体を発見。事件は解決、泉は聡子に真相を告げた。

 

第2話「時効」のあらすじ

証拠品管理センターにいた桜木泉(上戸彩)に、1995年4月に起きた富士見医大の研修医だった日向葵(原田佳奈)が殺害された事件の資料を持ってくるようにと伝言が入る。当時発見されなかった凶器のナイフが発見されたため、4係に再捜査依頼がきたのだ。15年前に発生したこの事件は、時効まであと1週間になっていた。

科捜研での検査の結果、ナイフには犯人の血が、包まれていた英字新聞には花粉が付着していたことがわかった。富士見医大に向かった倉田工(杉本哲太)と塚本圭吾(宮迫博之)は、葵の上司で現在は外科部長になっている医師・桐山義之(大高洋夫)を訪ね、病院内の捜査を申し出るが拒否される。泉と白石晋太郎(中原丈雄)は、当時は容疑者として疑われたものの証拠不十分で釈放された恋人で第一発見者である野宮冬樹(ムロツヨシ)が営む花屋を訪ねた。

思い出すことはないかという白石の質問に微かに動揺する冬樹だが、妻であり富士見医大で看護師長をしている千秋(高久ちぐさ)が出てきて話は中断する。深沢ユウキ(丸山智己)と高峰涼子(山口紗弥加)は、事件発生直前に葵と冬樹が口論していたことを証言した、医師の東海林光輝(中村靖日)を訪ねた。東海林は、当時は言えなかったが強気な葵を恨んでる人間はたくさんいたはずだと証言。

後日、4係に呼び出された千秋は、葵がホームレスの患者・ゲンさんがいなくなったと当時の看護師長だった立花志保(阿南敦子)と言い合いしていたことを証言。志保を呼び出し、富士見医大で医療過誤の隠蔽があったのではないかと問うが、すでに病院を辞めている志保は隠す理由がないとそれを一蹴する。その夜、4係全員で葵が殺害される前1ヶ月分のカルテをチェックするが、改ざんの痕跡は見つからない。さらに科捜研からは、冬樹のDNAが犯人と不一致であると連絡も入り、焦りを隠せない一同。

時効が翌日に迫った夜、冬樹が4係を訪ねてきた。冬樹は葵を助けられなかった後悔で今も苦しんでいて、何か解決のヒントになればと当時の葵との出来事を書き出したノートをを差し出した。冬樹を送って入口まで来た泉は、冬樹を迎えに来た千秋と対面。やっと手に入れた幸せを壊さないで欲しいと訴える千秋に泉は返す言葉がない。

泉は冬樹のノートや遺留品、当時の証言をもとに葵の行動をたどる。すると葵が立ち寄ったと思われる公園にホームレスたちの姿をみつけた。20年前から公園に住んでいる村長と呼ばれる男と会った泉は、葵がケガをしたゲンさんを富士見医大に運び志保に引き渡したことを聞く。一方、高峰たちも志保の夫は難病にかかっていて、桐山が執刀予定であることを突き止める。

時効まであと15時間。泉と白石は桐山を訪ねるが、相手にされない。さらに桐山は3時から10時間のオペに入ることがわかる。手術に入れば時効は過ぎてしまうが、その手術を待っている子供を見てしまい複雑な心境になる泉。桐山が犯人である証拠集めに奔走する4係の面々。やがて桐山がカルテを改ざんした証拠が出た。

それでも桐山をかばおうとする志保だが、桐山が夫の手術をやらないまま渡米するつもりだと聞き、証言を始める。桐山はただの打撲だったゲンさんを手術の実験台として利用し死亡させた。それが葵にバレて葵を殺害。とっさに葵が握ったカフスボタンを、志保は手に入れ、ずっと隠し持っていたのだ。そのカフスボタンに桐山の皮膚片が付着していて、DNA検査の結果、犯人のものと一致。しかし、すでに桐山の手術は始まってしまっていた...。

手術が終わり、出てきた桐山を待ちうけていた泉たち。時効は成立したはずという桐山に、時効前に起訴状を提出したことで時効が止まったことを告げる。それでもなお自分を逮捕すればこれから救えるはずの何人もの命が失われると訴える桐山に、どんなにたくさんの命を救えても2人の命を奪った罪は消えないと手錠をかけた。

 

第3話「連鎖」のあらすじ

桜木泉(上戸彩)ら4係が、8年前に起きた連続殺人事件の再捜査に着手することになった。前日に蒲田の河川敷で女性の遺体が発見され、深沢ユウキ(丸山智己)がその事件と8年前の事件が似ていることに気付いたためだ。

2002年、1ヶ月の間に4人の若い女性が立て続けに殺害される事件が起きた。遺体にはすべてナイフでGODという文字が記され、髪が切り落とされていたことから"神の処刑事件"と言われ世間を震撼させたが、被害者に共通点はなく、4人目の殺害を最後に犯行はピタリと止まっていた。

今回の事件と神の処刑事件は類似点もあるが、相違点も多く、同一犯である確証が得られないまま捜査がスタートする。河川敷の遺体発見現場に向かった高峰涼子(山口紗弥加)と深沢だが、殺人犯係の捜査員に疎まれ、捜査状況の情報を教えてもらえない。

同じ頃、8年前の被害者の1人・田口成美(大矢敦子)の父親・健史(遠藤たつお)を訪ねていた塚本圭吾(宮迫博之)と泉は、事件を引きずり、家庭が崩壊した健史の現状を目の当たりにして胸を痛める。泉たちが4係へ戻ると、殺人犯係の係長・古賀(矢島健一)が怒鳴り込んできた。古賀は倉田工(杉本哲太)に、河川敷の事件は容疑者の目星がついてるため4係に邪魔をされるのは迷惑だと言い、情報は渡せないと帰っていく。

その夜、泉が科捜研を訪ねると、深沢もやってくる。今回の事件と"神の処刑事件"の関連に妙にこだわる深沢を興味津々にみつめる大森紗英(北川弘美)。実は"神の処刑事件"は深沢が刑事になって初めて担当した事件だったのだ。そんな中、竹林匠(木村了)が証拠品から当時は発見されていなかった、ゴルフ場などで使われている砂をみつけた。

"神の処刑事件"被害者の共通点を探るため、1人目の殺害された当日の行動をたどる泉。そんな中、蒲田の事件の容疑者が殺人犯係によって逮捕された。容疑者は女性にストーカー行為をしていて、8年前は傷害で刑務所に入っていた男だった。同一犯でないことがわかり肩を落とす深沢。直後、科捜研から過去の4件すべてに同じ砂が検出されたと報告が入る。蒲田の事件でも同じ砂が発見されれば同一犯の可能性もあると、証拠を得るために動き出す面々。

蒲田署に向かった塚本がこっそり資料を見たことがバレてしまい古賀が4係に怒鳴り込んでくるが、やはり同じ砂が検出されていたことがわかる。古賀は殺害方法が違うことをあげるが、4係は捜査を続行。泉は蒲田の事件も含めた全被害者の行動をたどり、同じ場所を通っていた可能性があることを探り当てた。

その矢先、新たな被害者が出た。蒲田の事件とは共通点があるが、逮捕された男は取調べ中であることから誤認逮捕であることが確定。捜査の主導権が特命に移された。捜査の結果、泉の仮説が正しかったことがわかり、さらに科捜研から新たに2人の被害者からゴルフグローブに使用される成分が検出されたことも判明。被害者が通った場所にはゴルフ練習場があり、そこでアルバイトをしている合田直規(札内幸太)のロッカーから血のついたゴルフグローブが出てきた。

泉たちが直規の自宅へ行くと、直規は無表情で地下室にこもっていた。取調べでは、8年前に母親が不倫の末に家を出ていて、それを恨んでの犯行と推測するも直規は無反応。しかし、父親・昌人(伊藤洋三郎)に対しては異常に怯え、体には無数のアザがあることがわかる。8年前、妻を恨み、事件を起こしていたのは昌人だった。昌人は8年前の殺害を認め、体が不自由になった自分に代わって直規に殺人を強要したことを供述。3日後には新たに犯行を重ねるつもりだったと聞き、泉は改めて未解決事件の怖さを痛感する。

 

第4話「秘密」のあらすじ

4係に送付主不明の荷物が届いた。桜木泉(上戸彩)が開けると、そこには人骨が。検査の結果、人骨は11年前に捜索願が出されていた中学校教師で天文学部の顧問をしていた朝倉聡(中野英樹)で、死亡時期が失踪と同時期であること、骨に土が附着していたことから土に埋められていたことがわかった。4係は最後に朝倉を目撃した天文学部の4人の生徒を訪ねるが、水木丈太郎(金井勇太)、風間進(北条隆博)、四之宮真紀(篠原真衣)は朝倉の死にも、かつての仲間にも興味を示さない。

一方、泉と倉田工(杉本哲太)が訪ねた火浦忠広(遠藤雄弥)は、マンションから転落した直後だった。意識不明の火浦だが、指紋から荷物の送り主であることがわかった。朝倉殺害に関わっている可能性があると、火浦の自宅から証拠品を押収。すると、天文部への思い入れの深さがうかがえる部員4人で写っている写真や日誌のコピーなどが出てきた。しかし、朝倉や火浦の件で警察に呼ばれた水木と風間は顔を合わせてもろくに会話もしない。泉は2人の様子に寂しさを感じつつ、天文部の日誌をチェックする。

朝倉が埋められていた穴が発見され、残りの骨や衣類のほかにネックレスがみつかった。ネックレスが隕石アクセサリーであるとわかると、高峰涼子(山口紗弥加)は何かに気付き押収品を調べ始める。また、火浦のパソコンを調べた結果、火浦のブログにはプロキオンとベテルギウスと名乗る人物からのコメントが多いことと、転落する2日前にプラネタリウムで待ち合わせを示す記事が残っていた。プラネタリウムの防犯カメラには、火浦と水木と風間が会っていて、水木が火浦につかみかかっている映像が映っていた。

改めて警察に呼ばれた水木と風間は、それぞれ朝倉殺害と火浦を突き落としたことを認めるが、それぞれ単独犯であると言い切る。一方、天文部の写真から隕石アクセサリーが真紀のものだとわかった高峰は、事情を聞くが、真紀は関連を一切認めない。天文部の7月25日の日誌だけが抜けていることに気付いた泉は、中学校を訪ねて原本をみつける。同じ頃、意識を取り戻した火浦が「死んで罪をつぐないます」という書置きを残して病院から姿を消した。

そのことを水木と風間に告げると、2人は11年前に朝倉が3人のマドンナ的存在であった真紀を襲い、それを助けようとした3人がもみ合いになったはずみで殺してしまったことを自供した。自首しなかったのは犯罪が明るみになることで真紀を傷つけないよう3人で決めたことで、プラネタリウムでの一件は、火浦が今になって自首を申し出たことからの起きたことだった。火浦が1人で罪をかぶろうとしていることを察し、火浦を助けて欲しいと涙ながらに訴える水木と風間。

倉田工から火浦がいなくなったと連絡を受けた泉は、中学校の屋上で飛び降りようとしている火浦を発見。水木や風間がすべてを話したことを告げ、なんとか火浦を止めた泉。火浦は、最近になって朝倉とのやりとりは万引きを親に話されることを恐れた真紀がついたウソだったことを知り、それを水木と風間に言えなかったと泣き崩れた。

泉は真紀に3人の逮捕と、最後まで真紀を守ろうとしていたことを告げる。しかし、「私は悪くない」と言い張り、3人を赤の他人だと言う真紀の言葉にやりきれない思いを抱える。

 

第5話「未解決事件という名の地獄」のあらすじ

桜木泉(上戸彩)と塚本圭吾(宮迫博之)が駆けつけるも、中学校のウサギはすべて殺されていた。現場から逃げた沢井春菜(福田麻由子)を調べると、母親から動物殺傷事件の新聞や雑誌の記事を切り抜いていたことやナイフを持っていたことがわかる。捜査の結果、今回の犯行も前回までの犯行と同一犯である可能性が高く、竹林匠(木村了)が解析した裏サイトに書かれた数字の羅列は日付けや番地を示した犯行予告であった。そして春菜のパソコンにはそれらの裏サイトが登録されていた。

インターネットカフェにいた春菜が巡回中の警官によって保護された。所持品にはナイフや赤い髪飾りが。4係で取調べを行うことになるが、「死刑にしてくれるなら、全部話す」という春菜の言葉に怒る泉。春菜の靴から動物の血が検出された。犯人の可能性が濃厚になり、春菜の周辺を調べるため泉と白石晋太郎(中原丈雄)は中学校を訪ねるが、そこで学校飼育動物推奨会の谷口(小浜正寛)と会う。谷口は最初の動物殺傷事件現場直前に春菜に会っていて、「千山事件」でユキは自分のせいで死んだと泣いていたことを証言する。

長嶋秀夫(北大路欣也)から、「千山事件」の遺族や関係者が毎年5月29日に事件現場に集まっていることを聞いた泉は、春菜のことを知るために足を運び、宮田ユキの友人から、事件当日はユキはイベントに来た様子がなく、裏門から入っていたことを聞く。証言や資料をもとにユキの行動をたどっていた泉は、資料に書かれた、事件でケガを負った1人の男子生徒・高野雄也の名前に目を留める。同じ頃、事件現場で"赤い髪飾りの少女"が目撃されているのは6件目以降であることと、それ以降は不自然なまでに目撃されていることを不審に思った深沢ユウキ(丸山智己)が、あることに気付いていた。

深夜、ある中学校の動物飼育小屋に向かおうとしていた男を、犯行予告をみつけ待ち伏せしていた倉田工(杉本哲太)らが取り囲む。その男は、谷口だった。暴れながら逃げた谷口だが、その前にナイフを持った春菜が立ちふさがった。谷口は春菜に襲いかかろうとするが、間一髪のところで塚本が助け、谷口を取り押さえる。

動物が殺されることに胸を痛めていた春菜は、犯人を追い続けていたのだ。連行される谷口に、どうしてこんなひどいことをするのかと問いかける春菜。しかし、谷口から返ってきた言葉は「おもしろいから」だった。

泉の捜査で、千山事件の日、ユキが現場にいたのは春菜が渡せないでいたラブレターを届けるためだったことがわかった。そこで事件に巻き込まれたため、春菜は自分を責め続けていたのだ。苦しむ春菜に泉は自分を許していいんだと優しく告げる。

 

第6話「未解決事件が遺す心の痛み」のあらすじ

桜木泉(上戸彩)と塚本圭吾(宮迫博之)が駆けつけるも、中学校のウサギはすべて殺されていた。現場から逃げた沢井春菜(福田麻由子)を調べると、母親から動物殺傷事件の新聞や雑誌の記事を切り抜いていたことやナイフを持っていたことがわかる。捜査の結果、今回の犯行も前回までの犯行と同一犯である可能性が高く、竹林匠(木村了)が解析した裏サイトに書かれた数字の羅列は日付けや番地を示した犯行予告であった。そして春菜のパソコンにはそれらの裏サイトが登録されていた。

インターネットカフェにいた春菜が巡回中の警官によって保護された。所持品にはナイフや赤い髪飾りが。4係で取調べを行うことになるが、「死刑にしてくれるなら、全部話す」という春菜の言葉に怒る泉。春菜の靴から動物の血が検出された。犯人の可能性が濃厚になり、春菜の周辺を調べるため泉と白石晋太郎(中原丈雄)は中学校を訪ねるが、そこで学校飼育動物推奨会の谷口(小浜正寛)と会う。谷口は最初の動物殺傷事件現場直前に春菜に会っていて、「千山事件」でユキは自分のせいで死んだと泣いていたことを証言する。

長嶋秀夫(北大路欣也)から、「千山事件」の遺族や関係者が毎年5月29日に事件現場に集まっていることを聞いた泉は、春菜のことを知るために足を運び、宮田ユキの友人から、事件当日はユキはイベントに来た様子がなく、裏門から入っていたことを聞く。証言や資料をもとにユキの行動をたどっていた泉は、資料に書かれた、事件でケガを負った1人の男子生徒・高野雄也の名前に目を留める。同じ頃、事件現場で"赤い髪飾りの少女"が目撃されているのは6件目以降であることと、それ以降は不自然なまでに目撃されていることを不審に思った深沢ユウキ(丸山智己)が、あることに気付いていた。

深夜、ある中学校の動物飼育小屋に向かおうとしていた男を、犯行予告をみつけ待ち伏せしていた倉田工(杉本哲太)らが取り囲む。その男は、谷口だった。暴れながら逃げた谷口だが、その前にナイフを持った春菜が立ちふさがった。谷口は春菜に襲いかかろうとするが、間一髪のところで塚本が助け、谷口を取り押さえる。

動物が殺されることに胸を痛めていた春菜は、犯人を追い続けていたのだ。連行される谷口に、どうしてこんなひどいことをするのかと問いかける春菜。しかし、谷口から返ってきた言葉は「おもしろいから」だった。

泉の捜査で、千山事件の日、ユキが現場にいたのは春菜が渡せないでいたラブレターを届けるためだったことがわかった。そこで事件に巻き込まれたため、春菜は自分を責め続けていたのだ。苦しむ春菜に泉は自分を許していいんだと優しく告げる。

 

第7話「光と闇〜IT社長殺人事件」のあらすじ

4年前に起きた殺人事件の公判へ来ていた桜木泉(上戸彩)、倉田工(杉本哲太)、白石晋太郎(中原丈雄)は、被告の木戸聡史(野中隆光)が犯行を否定する発言に驚愕する。

2006年、会社社長・桝山一弘(松尾敏伸)が何者かに殺害される事件が起きた。桝山は強引な買収を繰り返していたため怨恨の動機を持った容疑者は多数あがったものの、犯人逮捕に至らずに未解決事件になっていた。そして2ヶ月前、事件の第一発見者で桝山の元秘書だった吉岡知加子(神農幸)から新たな情報提供があり、4係が再捜査をすることに。容疑者で、当時被害者の会社で警備をしていた木戸聡史は、倉田の根強い取り調べにより犯行を自白。しかし、木戸は公判で供述を一変。証拠となった被害者の腕時計を持っていたのは知人だったからであり、弁護人の黒崎勝彦(小須田康人)も自白は不当な取り調べにより強要されたものだと訴える。

再々捜査が始まった。吉岡からの証言で、大人気キャラクター「ユメちゃん」の権利を持つ会社の買収が不自然に立ち消えになっていたことがわかった。さらに、元会計主任で桝山の死後に社長に就任した横山茂人(三浦誠己)の証言では、桝山は急性骨髄性白血病を患っていて、骨髄バンク登録後わずか3ヶ月でドナーが現れたことで金で買ったのではないかと噂があったことも判明。いずれにしても桝山には金にまつわる悪い話しか聞こえてこなかった。泉は桝山が書きかけて保存していた自叙伝を読み、会社は友人・真野誠一と立ち上げたものだとわかった。

科捜研の調べで、凶器として使われた、桝山の趣味で集めていた古美術品のナイフが贋作であることがわかった。桝山や横山が脱税のために贋作を買っていた可能性を調べ始める4係。一方、泉は真野を訪ね、桝山が殺される2週間前に真野が営むパン屋に来ていたことを知る。経営方針の違いから決別し、桝山の強引な手口に怒っていた真野は冷たくあしらい、そのまま別れたという。さらに、泉は桝山が自分のドナーとなった人物の娘を知り、身元を隠して文通していたことを発見。「ユメちゃん」買収の話は、その子と文通するために持っていた便箋を見られたことでとっさに言ったカムフラージュだった。さらなる捜査で、桝山が懇意にしていた古美術商と木戸が努めていた警備会社は暴力団・大和会につながっていて、木戸はその準構成員であることが判明。

取調べのために横川が警察に呼ばれた。本人や身内の安全を約束したうえで真実を話し始めた横川。会社の資金繰りに困っていた桝山にたくみに近づき資金提供をした大和会は、その後も横川をも巻き込んで金を脅し続けていた。文通により心を入れ替えようとしていた桝山だったが、その動きに気付いた木戸に殺されたのだった。

2度目の裁判では、裏で大和会とつながっている黒崎も木戸を見捨てたことで木戸が犯人であることが証明された。裁判を見届けた泉は、真野のところへ行き、桝山が謝ろうとしていたことを告げた。

 

第8話「慟哭」のあらすじ

証拠品管理センターにいた桜木泉(上戸彩)、塚本圭吾(宮迫博之)、高峰涼子(山口紗弥加)の元へ「杉並事件」再捜査の連絡が入った。表情を強張らせる高峰。

2004年、下校途中だった民自党議員の本谷拓郎(中根徹)の娘・本谷翔子(志保)が誘拐された。刑事課長だった長嶋秀夫(北大路欣也)が捜査指揮をとる中、犯人は制限時間を72時間以内とし、身代金5000万円を要求。しかし電話で指定をしてきたけ身代金受渡の場所に犯人は現れず、制限時間を越えてから倉庫に放置されたロッカーで翔子は瀕死の状態で発見された。必死の救助も虚しく、翔子は間もなく死亡。ロッカーには72時間で酸欠状態になる特殊な装置が仕掛けられていた。やがて捜査線上に2人の容疑者があがった。プロファイリングで捜査に参加していた高峰の分析に当てはまった1人・仙道が重要参考人として取調べを受けるが、情報をかぎつけたマスコミの報道で仙道とその家族は追い詰められいく。そして、仙道は自殺。そのすぐ後にアリバイが立証され仙道の無実は証明されたのだった。

2010年、医療刑務所で服役中の小栗太一(滝藤賢一)が、自分は杉並事件の犯人と名乗り出た。特殊装置の設計図を書いたほか、犯行声明分の筆跡も一致したため犯人の可能性が高く、4係は再捜査に乗り出す。小栗をポリグラフにかけると、やはり犯人であることを示していた。しかし、脅迫電話の声紋が一致しないことから共犯者の存在を問い詰めるも小栗は単独犯を主張する。

小栗の周辺捜査の結果、元暴力団員だった畑田隆二(斉藤陽一郎)が小栗と飲み仲間だったことがわかった。畑田は、取調べで小栗に誘拐の手伝いをするように持ちかけられたことと、小栗も名前を知らない相棒がいたことを自供。それを元に再び小栗を取調べるが、その最中に病状が悪化、小栗は「事件解決のヒントを言った」という言葉を残して亡くなった。

翌日、新聞に杉並事件の再捜査が行われている記事が掲載された。小栗が取調べ中に亡くなったことがバレるのを恐れた警察上層部は、長嶋に捜査打ち切りを言い渡す。その判断に猛反発する塚本や深沢ユウキ(丸山智己)に頭を下げる長嶋。その夜、4係に翔子の母親・恵理子(宮田早苗)が証拠品を見たいと訪ねてきた。対応した泉は、恵理子の携帯の待ちうけ画面が翔子と同じで、翔子がどこかで撮ったという夕陽の写真にしていることに気付く。帰ろうとした泉に新聞記者の美山(菊池均也)が近づいてきた。美山は被害者家族の関係者だと名乗り、泉から小栗死亡の事実を探ろうとする。長嶋が通りかかったことで中断したものの、泉の動揺ぶりで真相がバレてしまい翌日の新聞には小栗死亡や高峰の中傷ともとれる記事が掲載された。抗議しようとする泉だが、長嶋に自分が蒔いた種だと一喝されてしまう。

仙道の墓を訪ねた泉は、手を合わせに来ていた高峰が母親に追い返されるのを目撃。遺族の気持ちを逆なですることがわかっていながら、こうすることしかできないという高峰の言葉に胸をつまらせる泉。そんな中、小栗の取調べビデオを解析してた竹林(木村了)が、小栗の残したヒントを発見した。

泉は非番を利用して、翔子の携帯に残された日記を基に夕陽を撮影した場所を探すことに。夕陽が見える公園にやってきた泉は、ベンチに座っていた男(飯田基祐)に聞き込みをする。その時、男が持っていた用紙に小栗が話していた共犯者の特徴を発見。不審に思った泉は、男の後をつけながら長嶋に連絡を入れる。話しているうちに男を見失い、住所を伝えようとしていた泉の前に男が姿を現した。直後、泉の電話が切れ...。

 

第9話「解放」のあらすじ

不審な男(飯田基祐)の後をつけたまま連絡が途絶えた桜木泉(上戸彩)。死亡した小栗太一(滝藤賢一)の残したヒント「ロケット」の意味もわからず、苛立ちを募らせる4係。そんな中、4係に泉を誘拐したと電話が入った。男は自ら杉並事件の犯人を名乗り、泉を釈放する代わりに翌日の警視庁定例会見で杉並事件捜査終了の撤回を要求してきた。同じ頃、とある地下室に監禁されていた泉が目を覚ましていた。

警察上層部は捜査終了撤回を受け入れず、4係は泉を捜索するため、杉並事件の被害者・本谷翔子(志保)の両親に話を聞くが、父親で議員の拓郎(中根徹)は泉が電話で言い残した住所に微妙に反応するも何も話してくれない。科捜研の分析で、泉が向かった公園がわかり、そこにロケットのオブジェがあることが判明した。公園に向かった深沢ユウキ(丸山智己)と白石晋太郎(中原丈雄)は泉が落としたペンを発見する。

一方、懸命に脱出を図ろうとしていた泉だが男に気付かれてしまう。それでも必ず助けに来ると言う泉に、男は被害者や家族との接点がないから警察が自分にたどりつくのは不可能だと言い切る。小栗と共に誘拐事件にたずさわったとみられる元暴力団員だった畑田隆二(斉藤陽一郎)を取調べていた塚本圭吾(宮迫博之)は、翔子が週1回ある女性の家を訪ねようとしていたことを聞く。

携帯に残っていた夕陽の写真は、その途中で撮っていたものだった。長嶋秀夫(北大路欣也)と高峰涼子(山口紗弥加)は再び拓郎に事情を聞く。2人の必死な姿に拓郎は、妻には内緒にするという条件で、翔子が訪ねようとしていたのは愛人宅であることを告げる。しかし、愛人の線を調べても事件との関連はまったくつかめないまま定例会見の時間は近づいていた。

落ちていたガラス片で縄を切って脱出を図ろうとしていた泉は、地下室にあったダンボールから子供が父親に書いた手紙や夏休みの日記を発見する。その時、再び男が現れ、再び縛られてしまう泉。いよいよ定例会見の時間が迫り、犯人の要求を飲むことを薦める一同だが、高峰は犯人像をプロファイリングし、要求を飲むことを拒む選択を勧める。

それを受けた長嶋は、新聞記者の美山(菊池均也)に泉が誘拐されたスクープを渡す代わりに、定例会見で杉並事件から他のマスコミの注意を遠ざけて欲しいと頭を下げた。その場では拒否していた美山だが、会見では話題をそらすことに協力。夕刊を読んで、要求が通らなかったことを知った男は、4係に電話を入れる。男は杉並事件と同じ方法で泉を殺すと言い、制限時間を2時間と定めて泉を殺すのは警察と拓郎だと告げる。男の背後にいた泉はとっさに変な言葉を叫んでいた。

泉の言葉の意味がわからず頭を悩ませる一同だが、長嶋は自分が出した課題の答えを利用したメッセージであることを見抜いた。泉が叫んだのは手紙や夏休み日記で見た女の子の名前だったのだ。拓郎の証言から、その女の子は拓郎が愛人と行った病院で同日に診察を受けていて、死亡していることがわかった。父親が犯人であると判断し、4係は男の自宅へ向かう。

酸素が少なくなり朦朧とする中で、男から拓郎が役職をちらつかせ順番を奪ったことで娘が死んだことを聞く泉。同じ頃、事情を把握した長嶋から誘拐事件のいきさつを聞いた拓郎は、自分のせいで娘が殺されたことを知りがく然とする。

間もなく2時間になろうという時、竹林(木村了)の電話解析により男の家が判明。その頃、地下室に酸素ボンベを1つ見つけた泉は、同じく朦朧として意識を失いつつある男にボンベを装着し手錠をかけて外せないようにしていた。死にたいと叫ぶ男に、泉はどうしてもあなたを逮捕させたい人がいると言って意識を失う。直後、4係が地下室に突入。泉も男も無事に救出され、男は逮捕された。

 

第10話「献身」のあらすじ

始末書書きに追われ、誕生日を自分のデスクで過ごしてしまった桜木泉(上戸彩)。そんな中、1年前に起きた「東京理工大学講師殺人事件」の再捜査決定の知らせが入った。

2009年、東京理工大学の講師・浅井政文(斎藤歩)が殺害された。助教であった三枝英之(二階堂智)と大学院生が、浅井の遺体の傍にいる血だらけの広田拓真(若葉竜也)を発見。慌てて逃げた広田は階段から足を踏み外して転落死してしまう。前夜に広田が勤めていたバーで浅井と揉めていたことから、犯人は広田だとされ、被疑者死亡で書類送検された。ところが、今になって大学から離れた河川敷で浅井の血痕がついた凶器が発見された。真犯人か共犯者がいた可能性が考えられ、4係が再捜査に乗り出すことに。

浅井が所属していた研究室を訪ねた泉と深沢ユウキ(丸山智己)は、三枝から浅井が人の秘密を調べるような悪趣味があったことを聞く。そこに教授の園田道雄(浅野和之)と助教の樋口瑶子(ともさかりえ)が通りかかった。樋口に話を聞くことになった泉は、樋口の優しさを感じさせる人柄に好意を抱く。

研究室に盗聴器が仕掛けられていた可能性があり、泉は大森紗英(北川弘美)たちと再び研究室に向かう。案の定、浅井の指紋が残った盗聴器と会話が録音された大量のメモリーチップが発見された。調べた結果、三枝が出入り業者に便宜を図りキックバックをもらっていたことを知った浅井が三枝を脅していたことが判明。警察に呼ばれた三枝は、犯行をきっぱりと否定。

理由はわかないが樋口も浅井に強請られていたことを話した。メモリーチップには学部長を脅していた証拠も残っていたほか、浅井の電話の声で広田が研究室に来たのは浅井に謝るためだったことがわかった。そんな中、Nシステムで事件当日の凶器を遺棄したとみられるポイントを樋口の車が通っていたこがわかった。すぐに研究室に向かうが、樋口は辞表を出していて、住んでいたいマンションも解約、携帯もつながらない状態になってた。Nシステムで車を追いかけ、樋口がとある墓地に向かっていたことがわかり、現場に向かう泉と深沢。

広田の墓に手を合わせる樋口に同行を求め、取調べが始まった。樋口は、浅井に園田教授との不倫関係にあったことがバレて強請られていたと殺害を認めるが、泉はどうしても腑に落ちないでいた。塚本圭吾(宮迫博之)と高峰涼子(山口紗弥加)は裏付けのため園田に話を聞くが、樋口を冷徹で計算高い女と批判する園田の言葉に違和感を覚える。一方、樋口の履歴などを調べた泉は、大学に入る前の樋口が勤めていた喫茶店へ足を運ぶ。店のマスターの話から、樋口は客として来ていた園田に勉強を教わって大学へ入学したことがわかった。

潔すぎる樋口の態度、あまりにも印象がちがう園田が語られた樋口の人柄、不倫で強請ったのが園田ではなく樋口であることなど、様々な点で違和感を覚えた4係は再び捜査に動き出した。そして、園田が若年性アルツハイマー病であることがわかった。また事件当日のメモリーチップから、浅井はそれをネタに園田を強請っていて、研究成果を奪ったあげく樋口を自分のものにしようとして園田に殺されたことが判明した。

園田を必死で支えていた樋口は、園田が殺害したことを知って自分が犯人と見えるように仕向けたのだ。園田が樋口を悪くいったのも、樋口が自ら仕組んだことだった。園田から研究を奪いたくなかったと訴える樋口に、泉は園田が樋口をとても大切に思っていたことを伝える。静かに涙を流す樋口。

泉の家には、誕生日に倉田工(杉本哲太)からのプレンゼントの寝袋が届いていたことがわかった。忘れられてると思っていた泉は喜んで...。

 

最終回「悲しみを打砕く日」のあらすじ(ネタバレ注意)

溜め込んでいた課題のレポートを提出した桜木泉(上戸彩)に長嶋秀夫(北大路欣也)は「どんな刑事になりたいか?」という新たな課題を出す。塚本圭吾(宮迫博之)は念願だった殺人犯係への異動が決まり大喜びだ。そんな中、12年前に起きた「巡査部長射殺事件」の凶器である拳銃が発見され、4係が再捜査をすることに。

1998年、巡査部長の百瀬邦弘(黄川田将也)は殺人容疑で指名手配中だった橋本幸生(青木伸輔)を追いつめるも逆に射殺されてしまう。橋本は百瀬の遺体を焼き、工場の一角に遺棄して逃走。百瀬は名誉の殉職とされ、警部に昇格した。

百瀬は2発撃たれていたが、1発は背後からであることや橋本の拳銃は1発しか使われていなかったことから、怨恨による計画的犯行で共犯者がいる可能性が出てきた。かつて事件を担当していた殺人犯係の中馬武彦(北見敏之)と山口亮二(袴田吉彦)の協力を得られることになり、ますます気合いの入る面々。

百瀬の妻・静香(紺野まひる)に話を聞いた倉田工(杉本哲太)は、百瀬を恨んでいた人間に心当たりはないと話す静香の様子がおかしいことに気付く。高峰涼子(山口紗弥加)は橋本の母・サト(田島令子)を訪ね、指名手配になる前の橋本の元に山口が何度か訪れていたという情報を得た。泉は百瀬の息子・望(今井悠貴)の野球を見に行き、望が今も百瀬からもらったグローブを大切に使っていることを知る。

山口から静香と橋本が会っていたことを聞いて、再度静香を問い詰めると、百瀬が望の病気を治すために橋本が働く金融業者から借金をしていたことが判明。2人が知り合いだったことで、百瀬が"名誉の殉職"ではない可能性が生じ、戸惑いを隠せない4係だが捜査は続行。中馬は遺族や関係者を傷つけると猛抗議するが、白石晋太郎(中原丈雄)は毅然とした態度ではねつける。

再びサトの元を訪ねた高峰は、なにかと母親を頼っていた橋本が事件後は一切姿を見せていないことに疑問を抱く。泉は百瀬の手帳に残された"神頼み"という言葉の真意を探るため神社へ行く。すると、最近書かれたはずの絵馬に、望のグローブと同じマークが書かれているのを発見した。絵馬を調べると、筆跡が百瀬と一致。さらなる調べで警察のデータベースは百瀬と橋本が入れ替わっていることがわかった。つまり、焼死体は百瀬ではなく橋本だったのだ。

百瀬を探して望の野球の試合に来た泉たち。観客の中には、いつも望が野球をやっている近くでキャッチボールをしていた作業服の3人の男たちもいた。泉はその中の1人・村岡(佐藤一平)と望に同じクセがあることを発見するが、その時にはすでに村岡は消えていた。同じ頃、取調べ室では白石と塚本が中馬から事件の真相を聞き出していた。

中馬は懇意にしていた暴力団を守るため百瀬に橋本を殺すことを提案。ためらう百瀬に息子を助けるためだとそそのかし、2人で橋本を殺害したのだ。橋本の死体を百瀬に見立て、百瀬は顔を変え村岡として生きていた。一方、泉たちも百瀬(村岡)を発見。望を殺人犯の子供にしたくないと泣き崩れる百瀬を泉は複雑な思いで逮捕した。

事件を解決したものの、やりきれない思いを抱える4係。塚本はまだ自分にできることがあると4係に残ることを決意。長嶋に課題の答えを聞かれた泉は、いつか答えをみつけますと話す。その顔はすがすがしくもあり...。

※フジテレビHPより引用

月の恋人

 

月の恋人

2010年5月10日からフジテレビ系列で放映。月曜21時枠。

インテリアメーカーの若手社長が3人の女性を通して成長していく姿を描いたラブストーリー。

出演は、「CHANGE」以来2年ぶりにフジテレビの連続ドラマに出演する木村拓哉。女性役は篠原涼子、北川景子、そして台湾モデルのリン・チーリン。

 

月の恋人 動画(最終回の結末に注目!) 

 

月の恋人の主題歌

 久保田利伸 「LOVE RAIN ~恋の雨~」

 

 

月の恋人の出演者

葉月蓮介 ...... 木村拓哉
二宮真絵美 ...... 篠原涼子
リュウ・シュウメイ ...... リン・チーリン
蔡 風見 ...... 松田翔太
大貫柚月 ...... 北川景子
雉畑藤吾 ...... 渡辺いっけい
前原継男 ...... 濱田岳
小泉桂一 ...... 水上剣星
エルカ ...... 西山茉希
安斎リナ ...... 満島ひかり
笠原由紀 ...... 中村ゆり
ミン ...... 阿部力
時田良三 - 温水洋一
丸山鉄二 - 竹中直人
大貫照源 ...... 長塚京三

 

月の恋人のスタッフ

原作:道尾秀介『月の恋人 Moon Lovers』(新潮社刊)
脚本:浅野妙子、池上純哉
脚本協力:古家和尚
音楽:高見優
音楽プロデュース:志田博英
プロデューサー:後藤博幸、村瀬健
演出:西谷弘、平野眞、石井祐介

 

月の恋人の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2010年5月10日 おまえが欲しい 22.4%
第2話 2010年5月17日 ありえないキス 19.2%
第3話 2010年5月24日 復讐のプロポーズ 15.6%
第4話 2010年5月31日 こんなに好きだったんだ... 15.5%
第5話 2010年6月7日 好きと言えたらいいのに 17.4%
第6話 2010年6月14日 最終章序幕・別れ 13.4%
第7話 2010年6月28日 二人だけの同窓会 14.4%
最終回 2010年7月5日 さよなら葉月蓮介! 3人の女性へ贈るラストメッセージ! 16.2%

 

 

月の恋人のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「おまえが欲しい」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)は「多くの人にいい家具を提供したい」という思いを強く抱き家具店を始め、一代で業界NO.1に躍り出ようかという勢いのインテリア専門店『レゴリス』を築き上げた。

蓮介が次なるターゲットとしたのが中国、上海。『レゴリス』上海第一号店開店を目前に控え、蓮介は上海に向かう。上海では一号店開店により閉鎖を迫られる工場で働く中国人たちが建設反対を訴え、座り込みを断行していた。

そのころ、蓮介とは学生時代からの知り合いで、インテリアデザイナーの二宮真絵美(篠原涼子)は『レゴリス』一号店で内装の追い込み作業に入っていた。蓮介に信頼を置かれている真絵美は、唯一彼に意見できる存在。下見に来た蓮介は、真絵美に内装のやり直しを命じる。予想以上の中国人の反発を抑えるため、内装の印象も変更したいというのだ。オープン間近にもかかわらず、最後まで蓮介は妥協を許さない。葉月蓮介とはそういう男...。

騒然とする工場を訪れた蓮介は、そこでリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)の姿を見いだす。
『レゴリス』が直面した予期せぬ事態にも素早く、確実に対処し解決していく男がいた。蔡風見(松田翔太)、蓮介の有能な部下だ。蓮介はシュウメイを『レゴリス上海一号店』のイメージモデルにすると言い始める。すると早速、蔡はシュウメイの身元を洗い始める。

日本からは蓮介を追いかけ、カリスマモデル、大貫柚月(北川景子)が上海にまで乗りこんでいた。実は蓮介と柚月は二人でいるところを写真週刊誌に撮られていた。マスコミは『レゴリス』社長の蓮介とインテリア業界No.1『マストポール』令嬢、柚月という大ネタに飛びつき二人の動向を追い続けている。

病に伏す母を看病するシュウメイだが工場の閉鎖で職を失い、いつか日本に行くためとささやかに貯めていた金も使わざるを得ない。しかし、その金を親友のミン(阿部力)に持ち逃げされてしまった。さらに、立ち退き業者に家を追われ、母親も連れ去られてしまい呆然とするシュウメイの前に蓮介が現れる。蓮介の説得に、シュウメイは解雇された工員たちの就業を条件に『レゴリス』のモデルになることを決意する。

過酷なモデルのレッスンが続くシュウメイを、真絵美が食事に誘う。そこに蓮介も現れた。途絶えがちになるシュウメイとの会話に、蓮介は最近気になっている問題を出す。蓮介が並べた4つのコインを見たシュウメイは、アメンボが水面に作る波紋だと答える。そして、アメンボは幸せの象徴だとシュウメイは続けた。

その夜、シュウメイが逃げ出した。ミンが金を奪ったのも、母親が連れ去られたことも全て蓮介たちがシュウメイをモデルにするための仕業だと分かったのだ。『レゴリス』関係者が、必死にシュウメイの姿を追う中、蓮介は工場の跡地に向う。そこに、シュウメイはいた。蓮介を見たシュウメイは怒りをぶつける。そんなシュウメイを受け止める蓮介は「お前が欲しい」と抱きしめて...。

『レゴリス』上海一号店のオープニングセレモニーが始まった。『レゴリス』世界戦略のシンボルとして紹介されたシュウメイは、見事なウォーキングを決める。会場に招待された中国の工員たちや、『レゴリス』関係者らから自然に"シュウメイ"コールが沸きあがる。シュウメイを見ていた蓮介は...。2人を見ていた真絵美は...。

 

第2話「ありえないキス」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)は、中国側の反発を押さえ込み、無事『レゴリス』上海一号店を開店させた。『レゴリス』のイメージキャラクターとなったリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)は来日するが、ホテルでの寂しい1人暮らしが続く。上海での開店以来、蓮介ともほとんど会っていなかった。シュウメイは、日本で暮らしているはずの父親を探しに行く事を決意する。

見知らぬ町をさまようシュウメイは、迷子になってしまった。蓮介は、二宮真絵美(篠原涼子)にシュウメイを迎えに行って欲しいと頼む。シュウメイを見つけた真絵美は、かつて通っていた中国料理屋へ連れていく。すると、その店が気に入ったシュウメイは常連客、丸山鉄二(竹中直人)の勧めで、そこに住むことに。マスターの時田良三(温水洋一)も承諾する。蓮介は、真絵美が責任を取るのならと承諾。

一方、蓮介はクレイトンリージェンシーホテルのインテリアコンペへの参加を決め、その全てを真絵美に任せようとする。だが、真絵美は素直に蓮介の誘いを受けようとしない。また、クレイトンは『マストポール』との繋がりも強く、コンペに勝つのは至難の技だ。

そんな中、クレイトンのコンペ説明会が開かれた。ホテルオーナーのジョゼフ・ブライアン(ジョン・オーエンズ)と『マストポール』の大貫照源(長塚京三)の会話から、蓮介はある作戦を思いつく。ブライアンは、照源の接待を受けていたのだ。

蓮介の命を受けた蔡風見(松田翔太)は、家族持ちのブライアンが女好きだと突き止めた。久しぶりにシュウメイに電話した蓮介は、食事に誘う。

蓮介の誘いに浮かれるシュウメイは、衣装を選んで欲しいと真絵美に頼む。そんなところに、蓮介が迎えに来た。せっかくの真絵美のコーディネートを否定した蓮介は、シュウメイを連れ出す。そして、高級ブティックで服やアクセサリーを買いつけシュウメイを飾った。シュウメイは、蓮介に礼を言う。しかし、それはドレスのことではなかった。上海の工員たちに、もう一度仕事を与えてくれたことへの感謝。
しかし...。その後、蓮介はシュウメイを伴って高級レストランへ。そのVIPルームでは、ブライアンが待ち受けていた。蓮介は、シュウメイにブライアンを接待させようとする。女好きなブライアンの食指が美しいシュウメイに動かないはずが無い。

ブライアンは、自室に来るようにとまで言いだす。シュウメイは耐えられなくなって、店を飛び出た。追いかけた蓮介は、これが仕事だと冷たくシュウメイに言い放つ。裏切られた思いのシュウメイは、帰ってしまった。

シュウメイが戻ると真絵美がいた。蓮介を罵るシュウメイ。すると真絵美は、シュウメイが蓮介のことをだいぶ理解できたようだと言う。そんな蓮介のためになぜ真絵美は働くのかとシュウメイ。だが、真絵美自身にもその答えは分からなかった。

次の日、シュウメイは蓮介が買ってくれた服やアクセサリーを風見に渡し、上海に帰ると言う。踵を返したシュウメイの背中に、風見はこのまま帰ったら負け犬だと告げた。

シュウメイは、上海のミン(阿部力)に電話して帰ると話す。だが、ミンは帰ってきても仕事は無いと言う。工員たちは蓮介の言うとおりに復帰したものの、ノルマがきつく次々にクビを切られたのだ。またしても、蓮介の裏切り...シュウメイはある決意を固めた。

『レゴリス』の社長室に乗り込んだシュウメイは、蓮介に2人だけであって欲しいと頼む。その夜、レストランでシュウメイは、おもちゃにも使い捨てにもならないと宣言して自ら蓮介にキス。その様子を柚月(北川景子)に目撃されているとも知らず、蓮介はシュウメイを抱きしめ返して...。

 

第3話「復讐のプロポーズ」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)は、外資系ホテルのインテリア・コンペを勝ち取り、二宮真絵美(篠原涼子)と専属デザイナー契約を結ぶ。さらに、蓮介はリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)をイメージキャラクターとする『レゴリス』の新プロジェクトの責任者としても真絵美を抜擢。これには真絵美自身も、これまで新プロジェクトを企画してきた社員たちも反対するのだが、蓮介は聞く耳を持たなかった。

早速、真絵美は前原継男(濱田岳)、安斎リナ(満島ひかり)らとシュウメイのポスター撮影を手がける。その時、真絵美はシュウメイが、今まで以上に仕事に前向きになったことを感じた。実は、シュウメイには蓮介に対してある思惑が芽生えていた。それは蓮介への復讐心。蔡風見(松田翔太)は、シュウメイからその思惑を聞きだす。

また、蓮介に急接近するシュウメイに大貫柚月(北川景子)は、ますます焦り出した。柚月は、シュウメイとのキスを写真に撮ったが、返して欲しければと蓮介をデートに誘う。そのデートで、柚月は蓮介に自分と結婚した場合のメリットを告げるのだが...。

そんな時、シュウメイは探していた父親、ハンヤン(田口主将)と再会。喜ぶシュウメイの陰で、蓮介は風見にハンヤンの周囲を探るよう命令した。

外資系ホテルの仕事を奪われた『マストポール』社長で柚月の父でもある照源(長塚京三)は『レゴリス』との提携を蓮介に持ちかけるが断られてしまう。だが、照源は次なる手を考えていた。それは、蓮介に切られた嶺岡康之(川平慈英)を使って『レゴリス』の新戦略を盗むことだった。

シュウメイを使った新しいポスターが出来上がった。ハンヤンに見せると喜んで帰るシュウメイだが、そこに父の姿はなかった。追いかけてきた風見は、カード偽造に手を染めていたハンヤンを上海に帰らせたと告げる。しかも、蓮介の判断だと...。落胆するシュウメイに、風見は復讐したければ辛抱しろと語った。

その頃、蓮介の社長室で真絵美がシュウメイの日本語練習ノートを読んでいた。しかし、最後の文章は読めなかった。部屋を出て行った真絵美に代わって、蓮介が読む。と、そこには、蓮介の冷たい心を私が温めるとシュウメイのたどたどしい日本語が書かれていて...。

 

第4話「こんなに好きだったんだ...」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)と蔡風見(松田翔太)は『レゴリス』社員に新しい製品開発プラン"恋するレゴリス"を発表。このプランの実行にあたっては、徹底した経費削減のために、古くからの取引先を変えることも辞さないと告げる。意を唱える者もいるのだが、蓮介は情に動かされては経営など出来ないと冷徹に切り捨てた。

しかし、新プランは思わぬところで頓挫しようとしていた。イメージキャラクターのリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)がポスター撮影に出てこないのだ。二宮真絵美(篠原涼子)から事情を聞いた蓮介は、シュウメイが現場に来ないのなら代役を立てろと言い放つ。しかし、真絵美はあれほどシュウメイにこだわっていた蓮介の言葉に、何かがあったと直感。問いただすと、蓮介はシュウメイの父親のことを話した。真絵美は、シュウメイに謝るよう迫る。

シュウメイに会った真絵美は、話を聞いたと告げて蓮介を許して欲しいと頼む。そして、真絵美は風見から習った中国語で、自分はシュウメイの味方だと話した。真絵美に勇気づけられたシュウメイは撮影に再び顔を出す。撮影後に、控え室に戻ったシュウメイは蓮介の社長室に忘れた自分のノートを見つける。ノートを開くと、蓮介の字でシュウメイへの謝罪が書かれていた。シュウメイの蓮介への不信感はぬぐわれていく。

そんな時『マストポール』が新たな広告を打ち出す。それは、シュウメイを起用して『レゴリス』が作ろうとしていたものだった。蓮介と守秘義務契約を交わさなかった嶺岡康之(川平慈英)は大貫照源(長塚京三)と通じていた。その動きを知っていた柚月(北川景子)は、蓮介に忠告しようとするが無視されてしまい『マストポール』のモデルを自ら買って出ていたのだ。

『マストポール』の広告は注目を浴び、売り上げを伸ばしだす。焦る蓮介は、時間の無い中、強引に新しい広告を制作するよう真絵美に命令。しかし、突然のことに真絵美にもすぐに良いアイデアなど思いつくわけがない。

シュウメイは社内で孤立を深めて行く蓮介が心配。手作りのおにぎりを食べさせようと『レゴリス』に向うのだが、シュウメイは自分で渡すことが出来ず、真絵美に頼む。そんなシュウメイの可憐さに、真絵美は蓮介のおにぎりの好みを伝え、新広告のアイデアも思いつく。シュウメイの想い、蓮介の想いを確認した真絵美は新たな広告を生み出した。

新たな広告は『マストポール』のそれを凌駕した。だが、それは真絵美にとっては自身の蓮介への想いを確認する作業になってしまった。

広告を成功させた真絵美は蓮介の労いを受ける。そこで、真絵美は蓮介が、シュウメイの父親を単に上海に帰らせただけではなかったことを知る。妻の介護施設を教え、再会させていたのだ。それをシュウメイに教えなかったのは、もし父親が妻に会いに行かなければ、さらに悲しませることになったと蓮介。2人の再会を確認したので、シュウメイにも教えたと蓮介は真絵美に話す。

帰り道、真絵美はすでに自分の入り込む隙間のありそうにない、シュウメイへの蓮介の深い愛に1人涙を流す。そこに、風見がやって来た。弱っている真絵美を感じた風見は、そっと抱きしめる。

一方、蓮介がホテルに戻るとおにぎりが届けられていた。コンシェルジュから、たった今、女性から預かったと聞いた蓮介はホテルの周囲を探す。と、ホテルの池で何かを探すシュウメイを見つけた。アメンボを見つけたので、捕まえて蓮介に幸せを与えると子供のように話すシュウメイ。蓮介は、そんなシュウメイを抱きしめて・・・。

第5話「好きと言えたらいいのに」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)は、蔡風見(松田翔太)と『レゴリス』の新戦略を発表。リュウ・シュウメイ(リン・チーリン)をフィーチャーしたキャンペーンで伸びた売り上げの力を背景に、業界No1の『マストポール』の追い落としにかかるのが目標だ。新店舗の充実、インドへの新たな生産ラインを確保すると言う蓮介だが、雉畑藤吾(渡辺いっけい)たち幹部の反応は悪い。

その夜、蓮介はシュウメイとデート。シュウメイの肩を抱き寄せる蓮介を、一台のカメラが狙っていた。

二宮真絵美(篠原涼子)を風見が食事に誘う。2人が行ったレストランには、蓮介とシュウメイがいた。同席した真絵美は、蓮介とシュウメイの関係が発展したことを悟る。

今や有名人となったシュウメイが『田鶏』に帰ると、大貫柚月(北川景子)が訪ねて来る。柚月は、なぜ蓮介がシュウメイに惹かれるのかを知りたかった。しかし、シュウメイから答えを得られなかった柚月は家に帰ると、照源(長塚京三)に実家を出ようと思うと話す。

そんな時、蓮介とシュウメイのデートが写真誌に抜かれた。柚月の時とは違い、社長とその会社のモデルでは世間の視線も厳しいものが予想される。社員たちの反応も厳しい。蓮介は収拾する時間が欲しいと社員たちに告げる。だが、その裏で不穏な空気が噴出しようとしていた。風見は蓮介に批判的な社員の言葉を聞き入れ始める。

さらに、シュウメイの友、ミン(阿部力)が『レゴリス』上海工場の不当労働を訴えるために来日。風見は、ミンの告発レポートを読み、さらに辞表の提出を考える雉畑を引きとめ、会社が変わると告げた。

照源が『レゴリス』に来た。照源は、シュウメイとミンを隠し撮りした写真を蓮介に見せ、不法入国者を専属モデルがかくまっていると蓮介を脅す。

蓮介は、ミンをシュウメイのもとから引き話し、ホテルに軟禁。また、シュウメイも『田鶏』からホテルに移した。シュウメイを上海に返すよう勧める風見だが、蓮介は他の解決策を模索。

そんな蓮介は、真絵美から次のCMを考えるためにもシュウメイをどうしたいのかと迫られる。すると、蓮介はシュウメイを手放したくないと言う。そんな蓮介の言葉に、真絵美は...。

真絵美はシュウメイの部屋を訪ねた。自分が蓮介に迷惑をかけていると言うシュウメイを否定する真絵美。シュウメイは、自分より蓮介のことを分かっているようだと言うのだが、真絵美はそれも悲しく否定する。これからは、シュウメイに蓮介を守って欲しいと強がる真絵美。シュウメイは、真絵美は蓮介を好きなのではないかと問う。だが、そこに蓮介が来た。真絵美が帰ると、蓮介はシュウメイに結婚を迫り...。その夜、風見と飲んだ真絵美は...。

新CM企画のため、蓮介はシュウメイを伴って出社。だが、そこで待っていたのは『レゴリス』製品の事故のニュースだった。騒然とする社員たち。自社の一大事に、蓮介は...。

 

第6話「最終章序幕・別れ」のあらすじ

葉月蓮介(木村拓哉)は、リュウ・シュウメイ(リン・チーリン)にプロポーズするも、『レゴリス』が販売する家具で事故が発生してしまい、その対応に追われることになった。蓮介は、事故で怪我をした子供を見舞うのだが、両親は訴訟も辞さない構え。

そんな中、蓮介の母、みち代(倍賞美津子)がやって来る。蓮介に代わって出迎えたのは二宮真絵美(篠原涼子)。真絵美は、蓮介がシュウメイを紹介するためにみち代を呼んだことを悟る。

調査の結果、事故を起こした椅子は、上海工場で製造されたものと判明。蓮介は、工場の責任者、雉畑藤吾(渡辺いっけい)に説明を求める。社員たちは、雉畑だけに責任を問うのはどうかと疑問を持つのだが、蓮介の追及は厳しい。そんな蓮介を1人にしないで欲しいと真絵美は風見蔡(松田翔太)に頼むのだが...。

その夜、雉畑が蓮介の社長室に辞表を持って訪ねて来た。他の社員たちの前では厳しくしていても、雉畑を信頼していた蓮介は引きとめようとする。だが、雉畑は事故の帳尻を合わすためには自分が辞めるほかはないと、社長室を後にした。

一方、大貫柚月(北川景子)も窮地に陥った蓮介を心配していた。父の照源(長塚京三)は、蓮介はもうだめだろうと事も無げに柚月に話す。さらに、柚月には、蓮介よりも風見の方が似合いだなどと言い出した。そんな、父の言葉を柚月は訝しむ。柚月は、その話を蓮介に伝えようとするが聞いてもらえない。

次の日、蓮介は記者会見で事故原因を公表。上海からの全面撤退、被害者への改めての謝罪を強調。自身は社長を退くことはないとコメント。

ホテルに戻った蓮介に、被害者の父親から告訴を取り下げると電話が入る。足しげく病院に通った雉畑の誠意に打たれたのだ。父親は、雉畑にこのことを伝えて欲しいと言うのだが、すでに『レゴリス』を辞していた。

部屋に戻った蓮介は、上海からの撤退を責めないのかとシュウメイに聞く。だが、シュウメイは蓮介の気持ちが分かるから許すと寂しく微笑む。蓮介は、せめてミン(阿部力)だけは何とかすると約束した。

ところが、会社に戻った蓮介は、風見から上海工場での不当労働を訴えるミンのレポートを見せられる。対応を迫られた蓮介は...。

シュウメイにミンから電話が入る。ミンは不法滞在で入国管理局に連行されようとしていた。自分のレポートを抑えるためだと告げるミンは、蓮介を信じてはいけないとシュウメイに訴える。

蓮介はシュウメイを引き合わせるため、みち代と待ち合わせたレストランへ。だが、そこにシュウメイは現れない。蓮介が電話するとシュウメイが受けたのは空港だった。自分がいると苦しめてしまうので上海に帰ると言うシュウメイに、何も応えられない蓮介。

すると、シュウメイは蓮介に笑って欲しいと続ける。ようやく、シュウメイのようには笑えないと蓮介。シュウメイは、本当は自分も笑っていなかったと告白。泣いている心を隠すために笑っていた、だから苦しい時こそ笑って欲しいとシュウメイ。蓮介は、シュウメイを幸せにしたいと振り絞るのだが、自分の生き方は変えられないと電話を切った。

心を乱しながら会社に行った蓮介に真絵美は、シュウメイと何かあったのかと問う。自分の生き方は変えられないと遮る蓮介に、真絵美はそんなことだから大事な人たちを失うのだと迫る。だが、蓮介は真絵美に、自分の何が分かると冷たく言い放った。

柚月は、風見と照源がつながっていたことを確信。すぐに蓮介に伝えようとするのだが、電話には出てくれない。仕方なく真絵美に急を告げようとするのだが...。時は、すでに遅すぎた。その時、真絵美は週刊誌に掲載されたミンの告発記事を読んでいた。社長室で記事を読んでいた蓮介は、創業時のメンバー写真に写った自分の顔の上にコインを置いて...。

蓮介が屋上に行くと、風見が会議だと迎えに来る。その会議は、蓮介の社長解職を迫るものだった。蓮介は月の見えない夜空を見上げながら、風見に問いかける。いつから、考えていたのか...と。

 

第7話「二人だけの同窓会」のあらすじ

自社モデルとのスキャンダル、製品の事故...。そして、上海工場の不当労働までもが表面化することで『レゴリス』社長、葉月蓮介(木村拓哉)は窮地に立たされる。しかも、側近の蔡風見(松田翔太)はライバル会社『マストポール』の社長、大貫照源(長塚京三)と裏で手を結び、『レゴリス』幹部も味方につけ、蓮介を失脚させようとしていたのだ。蓮介が風見の思惑に気づいた時は、手遅れだった。

風見は手はずどおり、定例会議で蓮介の解任動議を提案。反対する幹部はなく、新社長に風見が推挙される。抵抗するかに思われた蓮介だが、取締役会に諮られるまでもなく、あっさりと社長の座を退き、心配する二宮真絵美(篠原涼子)に礼を述べて会社から去って行った。

社長就任挨拶で、風見は『マストポール』との提携を発表。パーティーの席で、真絵美はリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)の居場所を風見に問うのだが、知らないとの答え。また、真絵美は自分に接近したのも、蓮介を陥れるためかと問い詰める。すると、風見はそれを否定し『レゴリス』に残って欲しいと真絵美に頼んだ。

社長を解任されて以来、蓮介の行方は分からなくなる。シュウメイも姿を見せない。父、照源の汚い手口でいなくなってしまったと、柚月(北川景子)は家を出て『田鶏』でアルバイトを始める。ここにいれば、蓮介が来るかもしれないという思いもあった。

街を彷徨っていた蓮介は、とあるフリーマーケット会場へ。そこは、かつて照源に見出された場所だった。蓮介が手作りの家具を見ていると照源が現れる。照源は風見に頼むので、もう一度自分と一緒にやり直してみないかと蓮介に言う。しかし、蓮介は断った。才能は心から買っていたと言う照源に、蓮介は礼を述べて去って行った。

『レゴリス』では、真絵美が蓮介を想いタメイキをついていた。そんな様子を見た前原継男(濱田岳)と安斎リナ(満島ひかり)は蓮介を探しに行くようにと真絵美の背中を押した。真絵美は風見に自分たちとの専属契約の打ち切りを依頼する。

蓮介は『レゴリス』前に来た。そして、会社から出てきた雉畑藤吾(渡辺いっけい)に『レゴリス』に戻るよう頼む。反論しようとする雉畑に、蓮介は『レゴリス』を見守って欲しいと告げた。その足で、蓮介は『田鶏』へ。柚月が喜んで出迎えていると、時田良三(温水洋一)が、シュウメイの忘れ物だと彼女が書いていたノートを持ってきた。動揺する蓮介は、柚月が目を離した隙にいなくなってしまう。柚月は、慌てて真絵美に電話。そして、蓮介の居場所を尋ねる。心当たりの無かった真絵美だが、電話を切った後にある場所を思い出した。

真絵美が訪ねたのは母校の大学。ちょうど、学園祭が行われている最中だった。誰もいない校舎内を捜し歩くと、蓮介を美術準備室で発見。そんな真絵美に蓮介は静かに、しかし初めて心中を打ち明ける。学内を歩いた2人は浜辺で食事。そこで蓮介は学園祭で買った鳥の置物を真絵美に見せ、ニワシドリだと教える。庭師のように、インテリアにこだわって巣を作る鳥だと話すと、真絵美は蓮介みたいだと言う。

真絵美は柚月に蓮介を見つけたと連絡。最終バスで帰ろうとするが、蓮介は乗らなかった。真絵美は走り出したバスを止めて、蓮介のもとに思い出したことがあると戻る。学校の講堂に蓮介を連れて行った真絵美は、古い机に彫られた『レゴリス』の文字を見つける。それは、かつて蓮介が彫ったものだった。

日が落ちると、二人は学内に泊まることに。蓮介は月を見るために残ったと真絵美に話す。そして、月は失った時に、その存在に気づくのかもしれないと寂しく語る。自分は他人とうまく繋がることが出来ないと言う蓮介。すると、真絵美は人同士はその気がなくても繋がってしまうもので、1人きりでは存在できないと否定する。

さらに、真絵美は大きな木の話を蓮介にする。大きくなりすぎた木は、木材として使えないため切られることがなくなる。でも、大きな木は枝を広げて旅人の道しるべになったり、雨宿りの場所になったりする。蓮介も、そんな木になれば良いと真絵美。そして、2人は静かに寝ようとするのだが、蓮介は...。

次の朝、真絵美が目を覚ますと蓮介の姿はなかった。昨日、持っていたニワシドリの巣を作って蓮介は去っていた。

その頃、風見はホテルの一室を訪ねていた。そこには、シュウメイが...。風見は、シュウメイに仕事への復帰を命令した。

 

最終回「さよなら葉月蓮介! 3人の女性へ贈るラストメッセージ!」のあらすじ(ネタバレ注意)

葉月蓮介(木村拓哉)から社長の座を奪った蔡風見(松田翔太)は『レゴリス』の新戦略を打ち出す。『レゴリス』には、李忠徳(趙珉和)ら新加入のメンバーの他に、風見に請われた雉畑藤吾(渡辺いっけい)や嶺岡康之(川平慈英)も戻っていた。

二宮真絵美(篠原涼子)は『レゴリス』を離れて自分の事務所に戻り、家具個展の準備。前原継男(濱田岳)と安斎リナ(満島ひかり)は、蓮介の行方を気にするが、真絵美は心配いらないと落ち着いていた。

その頃、リュウ・シュウメイ(リン・チーリン)は『新生レゴリス』の新CMを撮影中。付き人としてミン(阿部力)の姿もある。風見が帰国しようとするシュウメイを引きとめ、ミンも救っていたのだ。シュウメイには中国から映画出演のオファーも舞い込むが表情は冴えない。蓮介への想いを捨て切れずにいたのだ。

蓮介が真絵美の事務所に顔を出す。事務所の一隅と、工具を借りたいと真絵美に願い出た蓮介は一心不乱に家具作りを始めた。真絵美は、蓮介の様子を大貫柚月(北川景子)に伝える。蓮介との恋の進展を疑う柚月だが、真絵美は否定。煮え切らない真絵美に、柚月はあきれてしまう。

そんな真絵美を風見は、まだ追っていた。デザイナー契約を断り続ける真絵美に、風見はシュウメイがまだ日本にいるという事実を突きつける。風見は、真絵美の想いを蓮介から引き離そうとしたのだ。柚月から、そして風見からも抑えようとする蓮介への気持ちを引き出されてしまう真絵美。

そんなある日、真絵美が事務所に戻ると、蓮介が継男たちと食事をしていた。その時、テレビにシュウメイの新CMが流れ、あきらかに蓮介の顔色が変わる。これ以上、自分の下に引き止めておくことは出来ない。真絵美は、個展の準備を始めるからと、蓮介に事務所から出て行ってもらう。

蓮介がホテルに泊まろうとしていると、エルカ(西山茉希)から、酔いつぶれた柚月を迎に来て欲しいと連絡が入る。柚月は『レゴリス』からの蓮介失墜のあおりを受けて仕事が減り、ここのところ腐っていたのだ。

柚月が目を覚ますとオープンカーの中。隣では、蓮介が運転していた。蓮介は柚月に大貫家の別荘を貸して欲しいと頼む。別荘には、家具作りのための道具が揃っていた。別荘に着くと、柚月も蓮介の手伝いをすることになる。

その頃、シュウメイはミンから風見が蓮介を陥れたことを知らされる。

一方、真絵美の事務所では急激に仕事量が減ってきた。『レゴリス』が次々に顧客を奪っていたのだ。そんな中、真絵美は個展を開く。会場にやって来た風見は、真絵美に蓮介が柚月の別荘にいることを教える。そして、社員契約の話などどうでもよかったと、風見は真絵美に愛を告白した。

蓮介が柚月と作業をしていると地元町役場の松原潤一(相島一之)が訪ねてきた。ネットで蓮介の滞在を知ったという松原は、蓮介に町営ホールのインテリアデザインを依頼に来たのだ。実は、ネットに蓮介のことを書き込んだのは柚月だった。返事を保留した蓮介は、真絵美の個展に足を向ける。蓮介から仕事の話を聞いた真絵美は風見に会いに行く。そして、契約社員の話を受ける代わりに、蓮介が受けようとしている町営ホールデザインの入札に『レゴリス』で参加して欲しいと頼む。

こうして、町営ホールのインテリアは蓮介と『レゴリス』のコンペとなった。蓮介は、1人では『レゴリス』に太刀打ちできないと真絵美に助力を求める。

真絵美は継男とリナを連れて別荘にやって来た。端から見ているとケンカをしているようだが、蓮介と真絵美のコンビネーションは柚月も焼けるほど抜群。コンペに向けた作業は、蓮介の心を徐々に癒していく。また、柚月は蓮介との出会いをみんなに披露した。

ある日、薪を拾っていた蓮介は、真絵美のおかげで忘れていたことを思い出せたと礼を言う。そこに、大雨が降ってきた。慌てて別荘に帰ると、柚月たちは留守。と、そこに一台のワゴン車が来た。出てきたのは、ミンとシュウメイ。真絵美は車で出かけ、蓮介は別荘の中でシュウメイと2人きりに。シュウメイは精一杯な蓮介への想いを伝えて帰って行った。帰り際、蓮介はミンからシュウメイが中国に帰る飛行機の出発時刻が書かれたメモを渡された。

その夜、シュウメイが来ていたのを見てしまった柚月は、蓮介に好きだったことは後悔しないと告げる。その上で、柚月は蓮介の妹になると宣言し、ひとり部屋に帰って涙を流した。

数日後、町営ホールのコンペが開催された。『レゴリス』が豪華なデザインを提示するのに対し、蓮介のデザインはシンプルなものだった。だが、それは自分を支えてくれた柚月のために作ったもの。使ってくれる人の顔を思い浮かべながらデザインしたと言う蓮介のプレゼンに、集まった人々も拍手を送るのだが、コンペは『レゴリス』の勝ちとなる。

蓮介が、おめでとうと声をかけるのだが、風見は勝った気がしないと悔しそう。すると蓮介は、風見は世界を相手に勝負しているので自分との戦いなどどうでも良いだろうと話す。そして、そのために、風見は1人ではないと諭した。その言葉に反応したのは、近くで聞いていた雉畑だった。また、蓮介はコンペのために作った椅子を柚月にプレゼントする。

真絵美が別荘の後片付けをしているとシュウメイから、これから上海に帰ると電話が入る。電話を切ると、蓮介が来た。蓮介はどこかに行こうとしていた。シュウメイのもとだと気づいた真絵美は、出て行こうとする蓮介に好きだと告白。それでも、蓮介を引き止めることは出来なかった。
蓮介は空港でシュウメイと会う。だが、この時、2人には同じ想いが流れていた。もう、一緒にはいられない...と。シュウメイは、遠くからでも蓮介に分かるようにずっと光っていたいと言い残し、エントランスに消えていった。

その頃、帰り支度をしている継男にリナが4つのコインの問題を出していた。アメンボだろうと答える継男。するとリナは、コインのふちをペンでなぞり、出来た図を継男に見せる。それは、ハートの図だった。

事務所に帰った真絵美が作業をしていると、自分が出しているものとは別の音が聞こえることに気づく。と、そこには扉を直そうとしている蓮介がいた。蓮介は彼なりに真絵美に愛を告白。いつものようにじゃれあう2人は、愛という確かなもので、さらに強く繋がって...。

それからも、シュウメイ、柚月、風見は、それぞれの人生を前向きに生きている。蓮介と真絵美の2人は...海岸を走る蓮介の車の助手席には、ウェディングドレスを着た真絵美が乗っていた。2人の薬指には...。

※フジテレビHPより引用

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