ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~

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ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~

2009年7月13日からフジテレビ系列で放映。大森美香脚本作品。

バスケットの腕も仕事も恋愛もいざという本番に弱い実業団バスケットボールチーム選手と、明るくも素直になれない女が恋と友情に悩みながらも成長していく姿を描いた青春ラブストーリー。

主演は、「プロポーズ大作戦」以来2年ぶりの月9主演となる山下智久。ヒロインは、「太陽と海の教室」月9ドラマデビューを飾った北川景子。相武紗季や伊藤英明もドラマの鍵を握るキーパーソンとして登場する。

ブザー・ビート 動画 (最終回の結末に注目!) 

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~の主題歌

 

B'z 「イチブトゼンブ」

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~の出演者

山下智久
北川景子
相武紗季
溝端淳平
伊藤英明
金子ノブアキ
貫地谷しほり
永井大
真矢みき
大政絢
小松彩夏
金田哲(はんにゃ)
川島章良(はんにゃ)

 

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~のスタッフ

脚本:大森美香
プロデューサー:中野利幸
演出:永山耕三、西浦正記
制作:フジテレビドラマ制作センター

 

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~の視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2009年7月13日 恋は人を強くする!!崖ぷちヒーロー始動!! 15.5%
第2話 2009年7月20日 夏の恋が始まる!! 13.5%
第3話 2009年7月27日 二人の秘密 14.0%
第4話 2009年8月3日 衝撃の夜 14.1%
第5話 2009年8月10日 君の涙 13.5%
第6話 2009年8月17日 約束 13.8%
第7話 2009年8月24日 15分拡大SP!!......離さない 13.5%
第8話 2009年8月31日 行かないで 17.5%
第9話 2009年9月7日 引き裂かれた絆 15.0%
第10話 2009年9月14日 最終章・別れ 13.7%
最終回 2009年9月21日 最終回拡大75分SP完結編!!...旅立 13.8%

 

 

ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「恋は人を強くする!!崖ぷちヒーロー始動!!」のあらすじ

上矢直輝(山下智久)は、PBA=プロバスケットボールアソシエーション傘下のプロチーム『JCアークス』の選手。中学、高校、大学と、華々しい活躍を続けてきた直輝は、2年前にアークスに入団した。しかし、プロ入り後は、他のプレーヤーとの体格差などに加え、いざというときにプレッシャーに弱いタイプであることも相まって、思うように実力を発揮できずに苦しんでいた。直輝の実力を評価しているヘッドコーチの川崎智哉(伊藤英明)は、そんな彼の姿を歯がゆい思いで見つめていた。

音大出身の白河莉子(北川景子)は、書店でアルバイトをしながらプロのバイオリニストを目指していた。だが、とあるオーケストラのオーディションでは、フルート奏者で親友でもある海老名麻衣(貫地谷しほり)は合格したものの、莉子は、演奏中に弦が切れるというアクシデントもあって落ちてしまう。

アークスは、プレーオフ進出がかかった大一番に勝利する。

その夜、チームメートの秦野秀治(溝端淳平)とともに祝勝会に出かけた直輝は、乗っていたバスの中に携帯電話を忘れてしまう。それを拾ったのが、偶然同じバスに乗り合わせていた莉子と麻衣だった。莉子は、またまた直輝の携帯に電話してきた川崎に事情を話した。川崎は、いまから持ち主に会うから、といって莉子たちと待ち合わせをして直輝の携帯電話を受け取る。その際、莉子にひと目ボレした川崎は、彼女の電話番号を聞きだすことを忘れなかった。

祝勝会の席で、直輝は、アークスの親会社である日本コンストラクション株式会社の総務部に勤務し、チームのチアリーダーも務めている恋人の七海菜月(相武紗希)に、優勝できたら結婚してほしい、とプロポーズした。しかしアークスは、キャプテン・宇都宮透(永井大)らの健闘も及ばず、早々にプレーオフから敗退してしまう。試合でいいところがなかった直輝は、悔しさを隠せなかった。

別の日、直輝は、母親の真希子(真矢みき)と妹の優里(大政絢)のために朝食の支度を終えると、来シーズンの契約の話をするために日本コンストラクションへと向かった。その席で部長の足利(小木茂光)は、直輝に対して30%ダウンの315万円という厳しい年俸額を提示する。契約を保留した直輝は、菜月に励まされ、他チームへの移籍の可能性を探り始めた。直輝が焦っていることを知った川崎は、彼を励ますと、移籍先が決らなかったらいつでも戻ってこい、と声をかけた。

一方、麻衣とルームシェアを始めた莉子は、2年前に知り合ってからずっと憧れていた音楽プロデューサーの中西(鈴木一真)と再会する。女性だけのクラシカルバンドをプロデュースするという中西は、そのオーディションに莉子を誘った。

そんな折、練習場を訪れた直輝は、アークスがチームの補強のために獲得に乗り出していた代々木廉(金子ノブアキ)に出会う。廉は、菜月や川崎とともに、練習施設を見学に来ていた。そこで廉から挑発された直輝は、彼と1オン1の勝負をする。が、結果は廉の勝ちだった。

莉子は、オーディションを受けるために、中西のスタジオを訪れる。が、そこで中西から服を脱ぐよう求められた上、実力がないくせにプライドだけは高い、などと侮辱された莉子は、思わず彼を殴り飛ばしてしまう。

莉子が泣きながらアルバイト先の書店に戻ると、そこに川崎の姿があった。川崎は、理想の自分と現実の自分とのギャップに悩む莉子に、悩むのは若者の特権だが、悩むよりもっと人生を前向きに楽しむべきだと助言すると、ライブのチケットを手渡した。

夜、菜月は、足利やチームの仲間たちとともに、廉を誘って飲みに行く。足利は、どうしても廉をアークスに入れたいらしい。直輝は、菜月からの電話でその席に誘われたが、それを断る。菜月は、そんな直輝に、足利に頭を下げてもう1年アークスで頑張ったほうがいいと思う、と助言した。しかし、プライドを傷つけられた直輝は、とにかく今日は行かない、とだけ答えて電話を切ってしまう。

その晩、直輝のもとに他チームからの連絡はなかった。真希子の後押しもあって決意を固めた直輝は、自転車で菜月たちがいる店へと向かった。

同じころ、菜月は、明日は朝から出張だから、と言って先に店を出ていた。その後を追いかけた廉は、菜月を抱き寄せて強引にキスをする。

店に到着した直輝は、菜月が先に帰ったことを知る。

そこで直輝は、もう1年アークスでやらせてほしい、と足利に頭を下げた。

店を出た直輝は、いつも練習をしている公園に立ち寄る。公園では莉子がバイオリンの練習をしていた。しばらく演奏を聴いていた直輝は、莉子が弾き終えると拍手をした。直輝がバスケットボールを持っていることに気付いた莉子は、もう終わりにしようと思っていた、と言って場所を譲る。さっそくシュートの練習を始める直輝。そのドリブルの音こそ、莉子がいまの部屋に引っ越して以来、ずっと気になっていた「C=ド」の音だった。

華麗なシュートを決める直輝の姿に、思わず「キレイ!」と叫んでしまう莉子。直輝は、照れくさそうに「いま、スゲー嬉しかった」と返した。莉子から、バスケの選手なのか、と尋ねられた直輝は、全然まだまだだけど、と答えた。「ギャラも少ないし、ファンとかもいないし、上手くいかないことばっかで...」と直輝。莉子は、そんな直輝の肩を叩いて励ますと、こう言った。「私があなたの最初のファンになってあげる」と――。

あくる朝、莉子は、例のドリブルの音で目を覚ます。窓の外から公園をのぞくと、直輝がもくもくとシュート練習をしていて...。

 

第2話「夏の恋が始まる!!」のあらすじ

直輝(山下智久)と莉子(北川景子)は、互いの名前も知らぬまま、親しく話すようになる。直輝がシュートの練習をするために使っている公園で、莉子がバイオリンの練習をしていたことがきっかけだった。莉子は、公園のすぐそばにあるアパートで、親友の麻衣(貫地谷しほり)とルームシェアを始めたばかりだった。

ある夜、直輝の家に、恋人の菜月(相武紗季)が遊びにくる。直輝の母・真希子(真矢みき)や妹の優里(大政絢)は、いつものように菜月を歓迎した。直輝たちが皆で食事をしていると、菜月の携帯電話に着信があった。電話をかけてきた相手は、直輝のチームメートになった廉(金子ノブアキ)だった。席を立って電話に出た菜月は、一度寝たくらいで勘違いしないで、と廉に告げて電話を切った。

そのころ莉子と麻衣は、直輝が所属するプロバスケットボールチーム『JCアークス』のヘッドコーチ・川崎(伊藤英明)に誘われて飲みに出かける。

その席に川崎が連れてきたのは、アークスのキャプテンを務める宇都宮(永井大)だった。麻衣は、ひと目で宇都宮のことが気に入っていた。だが、莉子が川崎から聞いた話によれば、宇都宮はずっと恋人を作らないことから、男性が好きなのではないか、というウワサがあるのだという。麻衣は、それにもめげずに、宇都宮に演奏会のチケットを手渡した。

そんな中、直輝たちアークスの面々は次のシーズンに向けて動き出す。来週から再開される練習の前に、選手紹介用の写真撮影などをこなした直輝は、秀治(溝端淳平)や守口(青木崇高)らとともに子どもバスケット教室にも出向き、小学生たちを指導する。直輝は、子どもたちから大人気だった。

一方、莉子は、川崎に誘われ、初めてふたりだけでデートをした。その帰り道、川崎は、ふいをついて莉子にキスすると、莉子のことが好きだと告げる――。

アークスは、直輝の母校でもある大学のチームと練習試合をすることになった。川崎は、莉子と麻衣に、試合を見に来ないか、とメールを送る。一方、菜月が付き合っている相手が直輝だと知った廉は、「今度の練習試合で、あいつより点数を稼いだら俺と付き合う。あいつの方が点を取ったら、俺はいまのまま、浮気相手としてお前に尽くす」などと菜月に持ちかける。

練習試合当日。スターターを外された直輝は、ベンチで戦況を見守っていた。麻衣とともに試合を見に来た莉子は、ベンチにいる直輝の姿に気づき、そこで初めて彼が川崎のチームの選手であることを知る。

試合の中盤、川崎は、直輝をコートに送り出した。が、アークスは、直輝が入った途端、リズムが崩れてしまう。廉も連携を無視して勝手なプレーを続けていた。そんな直輝のプレーを見つめていた莉子は、その不甲斐なさにだんだん怒りがこみ上げ、1本目のフリースローを外した直輝に向って遂に叫んでしまう。「上手いのに!才能あるくせに!何怯えてんのよ!ちゃんとやってよ、バーカ!」。直輝は、その声で冷静さを取り戻し、フリースローを決めると、それまでとは見違えるような動きを見せ...。

試合を終えた直輝は、莉子の姿を探した。しかし彼女は、すでに体育館を後にしていた。川崎は、莉子の意外な行動に驚きながらも、彼女に電話をして直輝を罵倒してくれたことに対する礼を言った。

夕方、直輝と莉子は、いつもの公園で再会する。莉子は、試合の最中に怒鳴ってしまったことを謝った。直輝は、そんな莉子に、あれで勇気が出た、と感謝の気持ちを伝えると、公式戦が始まったら見に来てほしい、と告げる。「君が見てると強くなれる気がする」と直輝。そこでふたりは、お互いの名前を教え合い...。

 

第3話「二人の秘密」のあらすじ

直輝(山下智久)たちJCアークスの面々は、シーズン開幕に向けて厳しいトレーニングを続けていた。ヘッドコーチの川崎(伊藤英明)は、トレーナーの松山(川島章良)とともに、個人練習のメニュー作りに余念がない。

一方、マネージャーの春日部(金田哲)は、予算の削減を受け、ロッカールームの蛍光灯を減らすなどして経費を切り詰めていた。キャプテンの宇都宮(永井大)は、チームが厳しい状況に置かれているいまこそ力を合わせて頑張ろう、とチームメイトたちを鼓舞した。

練習を終えた秀治(溝端淳平)は、莉子(北川景子)と麻衣(貫地谷しほり)がアルバイトをしている書店を訪れた。秀治を呼び出したのは麻衣だった。宇都宮に心をひかれていた麻衣は、秀治に彼のことを調べさせようとしていた。

一方、菜月(相武紗季)は、新戦力としてアークスに加入した廉(金子ノブアキ)のことが気になっていた。

その夜、直輝は菜月のマンションを訪れる。直輝が食事の準備をするのを見つめていた菜月は、ふいに結婚したい、と言い出す。が、直輝は、まだ無理だと返した。もっと強くなって、菜月を幸せにできるという自信がつくまで待ってほしい、と言う直輝。菜月は、そんな直輝に笑顔を見せて頷いた。

別の日、練習を終えて帰宅した直輝は、母親の真希子(真矢みき)に、結婚して家を出た姉の部屋を秀治に貸してもいいか、と相談する。秀治は、間もなくアパート追い出されてしまうが、まだ引っ越し先が決まっていないのだという。真希子は、家に高校生の次女・優里(大政絢)がいることもあって一瞬考えるが、秀治ならいいだろう、と言ってそれを許可する。

そんな折、菜月と食事をする約束をした直輝は、スーパーマーケットまで買いだしに行く。が、菜月から、残業で遅くなるという連絡を受け、カートの中の食材を戻そうとしていた。ちょうどそのとき、店内で莉子に出会った直輝は、いつも練習をしている公園に立ち寄り、一緒にビールを飲んだ。そこで莉子は、直輝には恋人がおり、その相手とは真剣な気持ちで付き合っていることを知る。

するとそのとき、2人組の男が公園内に粗大ゴミを不法投棄した。それを見た莉子は、男たちに向かっていき、走り去ろうとするトラックを追いかけていってしまう。直輝は、慌てて莉子を追いかけながら、警察に通報した。

幸い、男たちはすぐに逮捕された。が、莉子は、酔っていたにもかかわらず急に走ったせいで、具合が悪くなってしまう。直輝は、そんな莉子を背負って彼女のアパートまで連れ帰ると、散らかり放題だった室内をひととおり片付け、フレンチトーストを作ってから帰った。

あくる朝、コンサートにむけて徹夜で練習していた麻衣が帰宅した。目を覚ました莉子は、昨夜のできごと思い出し、ひどく落ち込んでしまう。

同じころ、上矢家には、間借りすることになった秀治がやってきていた。ところがそのとき、直輝の姉・雪乃(ちすん)がいきなり現れる。夫の浮気を知って家を飛び出してきたらしい。部屋を貸すことができなくなった直輝は、秀治に謝るしかなかった。

夜、直輝は、いつもの公園の前を通りかかる。不法投棄されたゴミの撤去作業が行われているのを見た直輝は、そのようすを携帯電話のカメラで撮影し、莉子に送ろうとした。そこで直輝は、莉子のメールアドレスも知らないことに気づく。

麻衣のコンサートの日。川崎は、直輝や秀治はもちろん、宇都宮や守口(青木崇高)にも声をかけて会場に駆けつけた。見事な演奏を披露した麻衣は、川崎と宇都宮から大きな花束をもらい、感激していた。

コンサートの後、直輝たちはそろって陽一(加藤慶祐)の店に向かった。そこで莉子は、酔って迷惑をかけてしまったことをこっそり直輝に詫びた。

その席で川崎は、莉子が自分の彼女だと皆に紹介した。それを聞いた直輝たちは驚いたようすだった。するとそこに、廉とチアメンバーがやってきた。廉の歓迎会なのだという。そこには菜月の姿もあった。

飲み会の途中で化粧室に行った菜月が席に戻ろうとすると、そこに廉がやってくる。菜月は、廉を呼び止めると「いつもそうやって私を見るの、止めてくれる?」と告げた。廉は、そんな菜月のことを自意識過剰だと笑い、目が合うのは菜月の方が見ているからだ、と言い放つ。菜月は、廉を突き飛ばして直輝のもとに向かうと、体調が悪いから先に帰ると告げる。心配した直輝は、菜月をマンションまで送っていくことにする。

それからしばらく後、川崎と莉子は、カラオケに行くという他のメンバーと別れて帰路についた。そこで川崎は、皆に彼女だと紹介したのは迷惑だったのではないか、と莉子に問いかけた。莉子は、それを否定しながらも、過去の恋愛が原因で男の人をすぐに信用できないのかもしれない、と答えた。「だからもう少しだけ、ゆっくり進んでいいですか?」。川崎は、そんな莉子の気持ちを受け止め、少しずつ自分のことを知って少しずつ好きになってほしい、というと、頬にキスをして別れた。

菜月のマンションに着いた直輝は、彼女のためにおかゆを作り始める。菜月は、大丈夫だと言って直輝に抱きついた。直輝は、そんな菜月に、ゆっくり休まないとダメだ、と諭すように言った。すると菜月は、自分が求めているのはこういうことではない、と言い出す。もっと夢中になりたい、直輝をもっと好きでいたい、というのだ。

直輝には、その言葉の意味がわからなかった。菜月は、そんな直輝に対して不満をぶちまけた。菜月は、いつになったら自分に自信が持てるようになるのか、と直輝に言うと、こう続けた。「もっと現実と向き合ってよ。もっと大人になって。そのチンケなプライドにつき合わされてるこっちの身にもなってよ!」と...。

直輝は、何も言わずに菜月の部屋を出た。そこに川崎から電話が入った。川崎は、海に行こう、と直輝を誘った。

あくる日、直輝は、秀治たちチームメイトやチアメンバーらと海に出かけた。莉子と麻衣も参加していた。少しだけ元気を取り戻した直輝は、話し合いたいから今夜会えないか、と菜月にメールを送った。

秀治は、調べてきた宇都宮のことを麻衣に報告した。その際、秀治が住む場所に困っていることを知った麻衣は、「ウチに住む?」と誘った。番犬にするにはちょうどいいし、川崎や宇都宮の情報も得られる、というのだ。莉子は躊躇したが、結局それに同意した。

荷物番をしていた莉子に話しかけた直輝は、川崎のことは尊敬しているし、恋人としてオススメだと莉子に告げる。そのとき、莉子に送ろうとした写真があったことを思い出した直輝は、メールアドレスを交換しようした。そこで直輝の携帯電話を見た莉子は、それが、以前バスの中で拾ったものであることに気づく。

同じころ、菜月は廉とベッドをともにしていて...。

 

第4話「衝撃の夜」のあらすじ

直輝(山下智久)は、ヘッドコーチの川崎(伊藤英明)に誘われて海に遊びに行く。莉子(北川景子)や麻衣(貫地谷しほり)、チームメイトの秀治(溝端淳平)、宇都宮(永井大)らも一緒だった。だが、前夜、恋人の菜月(相武紗季)とケンカしてしまった直輝は元気がない。直輝は、いつになったら自分に自信が持てるようになるのか、もっと現実と向き合うべきだ、という菜月の言葉にショックを受けていた。直輝は、話がしたいから今夜会えないか、と菜月にメールを送った。しかし、菜月からの返信はなかった。

一方、莉子は、バスの中で拾った携帯電話が実は直輝のものだったことを知る。運命的に同じバスに乗っていた、などと言う莉子を怪訝に思った麻衣は、本当は川崎ではなく直輝のことを好きなのか、と彼女に問いかけた。莉子は、慌ててそれを否定すると、直輝とは友だちだと返す。川崎は、そんな莉子に、大学時代の仲間に紹介したいから食事に行かないか、と持ちかける。

夕方、一行が帰り支度を始めようとしていると、直輝の携帯電話に菜月からのメールが入る。メールには、「私も会いたい」と書かれていた。それを見た直輝は、先に電車で帰ると言って川崎たちと別れ、駅へと急いだ。

その晩、直輝は、菜月のマンションを訪れる。菜月は、昨夜のことを直輝に謝った。それに対して直輝も、菜月から言われた言葉で自分を見つめ直したと応え、甘えていたことに気づいた、と言って菜月に謝る。菜月と仲直りした直輝は、バスケで輝いている直輝が好きだという彼女の言葉に励まされる。が、その際、直輝は、菜月のベッドの下に、アームバンドが落ちていることに気づく。

夜、直輝がいつもの公園を訪れると、莉子がバイオリンの練習をしていた。莉子は、後輩の代役でミニコンサートに出ることになったのだという。

練習を終えた莉子は、直輝に頼んで、しばらくの間、彼の練習する姿を見ていた。直輝のバスケを聞いていると元気が出る、という莉子。目を閉じてその音に耳を傾けていた莉子は、「好きじゃないよね...うん、友だち」とつぶやいた。

練習に集まったアークスの面々は、マネージャーの春日部(金田哲)から、夏のスポーツフェスタに協力するよう指示される。アークスも例年どおりスポーツフェスタにブースを出し、サイン会やグッズ販売などを行ってファンクラブの会員を増やそうとしていた。宇都宮、そして廉(金子ノブアキ)の姿はなかった。ふたりは、日本代表の強化合宿に参加していたのだ。

そんな中、秀治は、莉子と麻衣の部屋に引っ越した。麻衣は、細々と秀治に注意事項を伝えた。

スポーツフェスタ当日。直輝たちアークスの選手は、ユニフォーム姿でファンサービスに務めた。菜月としおん(小松彩夏)は、アークスブースでグッズの販売をしていた。そこに、浴衣姿の莉子と麻衣もやってきた。莉子たちは、川崎らと楽しいひと時を過ごした。その際、莉子は、直輝のグッズが売れ残っていることに気づく。

莉子と川崎が歩いていると、そこに川崎の大学時代の友人・柏崎がやってきた。柏崎は、莉子を見るなり、川崎に10万円払わないと、と言い出す。以前、仲間内で集まった際に、川崎が「夏までに固めの女を見つける」と言い出したため、金をかけたらしい。その話を聞いて激怒した莉子は、強引に川崎の腕を振り払って帰ってしまう。

アパートに戻った莉子は、麻衣に慰められていた。そこに直輝から電話が入る。直輝は、川崎は信用できない人間ではないからきちんと話すべきだ、と莉子に助言する。

別の日、直輝や菜月たちは、陽一(加藤慶祐)の店で、日本代表のニュースを見ていた。足首を痛めてしまった廉は、別メニューで調整をしているらしい。そのとき直輝は、廉が菜月の部屋に落ちていた黒いアームバンドと同じものをしていることに気づき、菜月にその話を切り出す。すると菜月は、廉が会社に忘れたものを預かっていたが間違って持って帰ってしまった、と直輝に説明した。

莉子は、麻衣にアルバイトのシフトを代わってもらい、ショッピングモールで行われるミニコンサートに出演する。姉の雪乃(ちすん)、妹の優里(大政絢)とともに、母・真希子(真矢みき)の誕生日プレゼントを買いに出かけた直輝は、偶然、莉子たちのコンサート・ポスターを発見する。こっそりコンサートを見に行った直輝は、莉子に渡すために、近くのフラワーショップで一輪のひまわりを買った。

が、直輝が、演奏を終えた莉子の方に近づこうとすると、そこに大きなバラの花束を持った川崎が現れる。川崎は、麻衣から連絡をもらってやってきたのだ。直輝は、会場で遊んでいた子どもにひまわりをプレゼントすると、そっとその場から離れた。

その夜、上矢家では、真希子の誕生パーティーが開かれる。そこに、菜月から電話が入った。珍しく直輝から一度もメールがなかったことが気になったらしい。そこで真希子の誕生日を思い出した菜月は、電話を代わってもらって真希子にお祝いの言葉を伝えた。

そんな中、宇都宮と廉が強化合宿を終えてアークスに戻ってくる。廉のケガは全治1週間だという。直輝は、大丈夫か、と廉に声をかけた。すると廉は、優しすぎると後で自分だけ痛い目に遭うぞ、と直輝に忠告する。

夕方、体育館に忘れものを取りに向かった直輝は、公園の前で莉子に出会う。莉子は、これから川崎とデートなのだという。莉子は、川崎と話すことができた、と直輝に礼を言うと、コンサートの後、川崎から大きなバラの花束をもらったこと、そして小さな男の子から一輪のひまわりをもらったことを嬉しそうに話す。別れ際、直輝は、最後の最後まで諦めないでお互いに夢を追っていこう、と莉子に声をかける。莉子も、おばあちゃんになるまで絶対に夢を諦めない、と誓って笑顔を見せた。

直輝と別れた後、莉子は、「好きじゃないよね...」と何度も繰り返しながら歩いていた。が、ふと立ち止まった瞬間、直輝に対する自分の気持ちがわからなくなり...。

そのころ、ロッカールームには菜月と廉の姿があった。廉のケガを心配する菜月は、珍しく弱音を吐く廉に、自分からキスをした。そんな菜月を抱き寄せる廉。するとそこに、直輝が現れて...。

 

第5話「君の涙」のあらすじ

直輝(山下智久)は、恋人の菜月(相武紗季)がチームメイトの廉(金子ノブアキ)とキスしているところを目撃した。ショックを受け、その場から立ち去る直輝。後を追いかけた菜月は、直輝に抱きつき、泣きながら謝った。だが直輝は、菜月の言い訳を聞こうとはしなかった。

一方、莉子(北川景子)は、川崎(伊藤英明)とデートをしていた。店を出たふたりは、莉子と麻衣(貫地谷しほり)がルームシェアをしているアパートへと向かった。莉子が、ご馳走したいから、といって川崎を誘ったのだ。莉子たちの部屋に居候している秀治(溝端淳平)は、川崎が来ることを知り、気を利かせて宇都宮(永井大)を誘った。宇都宮に思いを寄せている麻衣は、大喜びだった。

行き場のない直輝は、いつもの公園へと向かった。混乱する気持ちを抑えるかのように練習に没頭した直輝は、疲れ果て、そのまま公園のベンチで眠ってしまう。

あくる朝、バイオリンの練習をするために公園にやってきた莉子は、ベンチで眠っている直輝の姿を見つける。そっと歩み寄った莉子は、携帯電話を取り出し、直輝の寝顔を撮った。秀治とともにその一部始終を見ていた麻衣は、やはり莉子は直輝のことが好きなのではないか、と疑った。それに対して莉子は、「好きになんかなったら、大事な友だちなくしちゃう。だからそれはあり得ない...」と答えると、撮影した写真も消去する。

アークスが恒例の合宿に出発する前日、麻衣は宇都宮からデートに誘われる。麻衣を迎えにいくという宇都宮に付き合って、直輝は、莉子と麻衣がアルバイトをしている書店を訪れた。そこで直輝と話しているうちにやる気になった莉子は、バーで演奏するアルバイトを引き受けようと決意する。

直輝が家に戻ると、雪乃(ちすん)の夫・祐介(川端竜太)が来ていた。雪乃を迎えに来たのだ。雪乃に謝り続ける祐介の言葉を聞いていた直輝は、いきなりふたりの会話を遮って、「許せない」「裏切られた傷は簡単に治らない」などと言い出し、母親の真希子(真矢みき)や妹の優里(大政絢)らを驚かせる。

同じころ、莉子は、川崎と会っていた。川崎から、今夜は一緒にいてほしい、と言われた莉子は、朝まで飲みましょう、といって彼の誘いをかわす。

あくる日、直輝たちはアークスの面々は合宿先へと向かった。菜月たちチアチームも一緒だった。皮肉にも、直輝と廉は同室だった。そこで直輝は、廉と1on1で勝負した日から、彼と菜月の関係が始まっていたことを知る。

翌日、直輝は練習試合でキレのいい動きを披露する。練習試合にも出られなかった秀治は悔しさを噛みしめていた。

菜月から電話をもらった直輝は、彼女に会って話すことにする。菜月は、浮気の事実を認めると、直輝のことは好きだが、廉に会うより前から不満があったことを明かす。「俺が幸せにする」という直輝の言葉はリアルじゃなかった、と続ける菜月。直輝は、別れたいとは思っていない、という菜月の言葉を遮ると、幸せにしたいと本気で思っていた、と彼女に告げる。「いままでありがとう。すげぇ好きだったよ、菜月のこと」。直輝は、そう言い残して菜月の前から立ち去った。

部屋に戻った直輝は、菜月のことを頼む、と廉に言った。そんな直輝の言葉を鼻で笑う廉。直輝は、「真剣に話しているんだよ」と声を荒げた。すると廉は、それなら菜月を許してやれ、と直輝に返す。

その夜、直輝の携帯電話に莉子から電話が入る。直輝にも協力してもらっていた、マグカップがもらえるキャンペーンのシールが集まったお礼の電話だった。その際、莉子は、バーのアルバイトをしてきたことも直輝に報告した。一生懸命弾いたが誰も聴いていなかった、という莉子。直輝は、そんな彼女に、誰かはちゃんと聴いていたと思う、と返した。

すると莉子は、「聴いてくれる?」と直輝に頼み、携帯電話を置いてバイオリンを演奏した。その優しい音色を聴いているうちに、止めどなく涙が溢れてしまう直輝。 演奏を終え、直輝に話しかけた莉子は、すぐに彼の声がおかしいことに気づいた。が、直輝は、電池がなくなった、と言って電話を切り...。

あくる朝、直輝は、体育館で練習をしていた。するとそこに、突然、莉子がやってくる。直輝が泣いていたことに気づき、いてもたってもいられなくなった莉子は、電車や深夜バスを乗り継いで合宿先に駆けつけたのだ。そんな莉子を思わず抱きしめてしまう直輝。莉子は、体を離して謝る直輝に、「大丈夫...もうちょっとだけ、このままで...」と言って抱きつき...。

 

第6話「約束」のあらすじ

合宿中だった直輝(山下智久)のもとに、莉子(北川景子)がやってきた。電話で直輝と話していたとき、彼が泣いていることに気づいた莉子は、心配になってアークスの合宿先まで駆けつけたのだ。そんな莉子を思わず抱きしめてしまった直輝は、次の瞬間、体を離して謝った。すると今度は、莉子の方から直輝に抱きついた。

が、抱き合っているうちにバランスを崩して倒れこんでしまうふたり。そのとき、莉子が目覚まし用にセットしておいた携帯電話のアラーム音が鳴り出した。その音で我に返った直輝は、明るく振舞い、こんなところまで来てくれるなんてビックリした、と莉子に言った。莉子から、合宿で何かあったのか、と尋ねられた直輝は、「プライドは守った」と答えた。そんな直輝に、莉子は、友だちだし、ファンだから放っておけなかった、と言って笑顔を見せた。

直輝は、川崎(伊藤英明)には会わずに帰る、という莉子をバス停まで送っていくと、気合を入れ直してランニングを始める。その姿を、川崎が偶然目撃していたことには気づかなかった。

朝、選手たちより先に帰京する菜月(相武紗季)たちチアチームがロビーに集合する。菜月は、廉(金子ノブアキ)に歩み寄り、頼まれていた去年の試合のDVDを手渡すと、東京に帰ったら連絡して、と声をかけた。それを聞いていた宇都宮(永井大)は、菜月を呼び止め、事情を聞こうとした。菜月は、振られたのは自分の方だ、と言うと、足早に去っていく。

直輝たちアークスの面々は、トレーナーの松山亮介(川島章良)らの指示で厳しいトレーニングを続けていた。そこで川崎は、いきなり練習試合を行うと皆に告げると、直輝と廉を同じチームに入れる。そして川崎自身も、相手チームに加わってプレーするという。初めて川崎とプレーすることになった直輝たちは、テンションが上がっていた。

同じころ、帰宅した莉子は、待ち構えていた麻衣(貫地谷しほり)に、合宿所での出来事を打ち明ける。麻衣は、そんな莉子のようすから、予想以上に深刻な状況になっていることを察していた。

川崎チームとの試合に敗れた直輝たちは、罰ゲームとしてランニングをしていた。その際、直輝は、一瞬、足首に痛みを感じ...。

その夜、直輝は、川崎の部屋を訪れた。そこで川崎から、何か隠していることはないか、と尋ねられた直輝は、菜月と別れたことを告白すると、「しばらく女はいいです」、と言って立ち去る。その言葉を聞いた川崎は、「じゃあ、俺は遠慮なくいくぞ」とつぶやいた。

莉子と麻衣は、恋愛談議を続けていた。莉子は、川崎から、合宿から戻ったら会おう、というメールをもらっていた。が、麻衣は、宇都宮から一度もメールをもらっていないという。毎日そんな話を続けているうちに、莉子は、とうとう直輝のことが好きだと認める。莉子は、川崎がアメリカに行く前に、好きな人ができた、と正直に話す決意を固めていた。

合宿を終えて自宅に戻った直輝は、関節内剥離の可能性があることを母親の真希子(真矢みき)に話す。そのとき、直輝のようすがおかしいことに気づいた真希子は、何かあったのか、と尋ねた。そこで、菜月と別れたことを打ち明ける直輝。真希子は、そんな直輝に、いつかあなたが心から安らげる女の子が見つかるといいわね、と言葉をかけた。

莉子たちのアパートに戻った秀治(溝端淳平)はへこんでいた。合宿で、メインとなるメンバーからずっと外されていたからだった。麻衣は、そんな秀治に宇都宮から教えてもらったスタンスのレッスンをする。楽しくポーズを決めたりしながら遊ぶふたり。秀治は、麻衣との距離が近いことにドキドキしていた。

あくる日、菜月は、宇都宮と会っていた。そこで、直輝と別れて辛い、などと宇都宮に愚痴をこぼす菜月。宇都宮は、直輝の方が辛いと思う、と返した。菜月から、まだ忘れられないのか、と尋ねられた宇都宮は、諦めるために麻衣ともう1回デートしてみる、と答えた。

同じころ、莉子は、川崎と会っていた。莉子が直輝のことを話そうとすると、渡したいものがあるから続きは部屋で聞いてもいいかな、と言い出す川崎。仕方なく川崎の後をついていった莉子は、ふいに立ち止まると、彼に頭を下げ、好きな人ができた、と告白する。が、莉子が直輝のことを言おうとすると、そこに川崎の両親、正哉(田村亮)と雅恵(朝加真由美)が車で通りかかる。そこで川崎は、結婚する気で付き合っている、と、莉子のことをふたりに紹介する。

川崎の両親と一緒に食事をすることになってしまった莉子は、困惑していた。が、「これからも智哉をよろしくお願いします」と正哉から頭を下げられてしまい、何も言うことができなかった。

正哉たちと別れた後、川崎は、莉子に自分の思いを告げる。直輝よりも誰よりも莉子を幸せにする自信があるから、好きになるまで待っている、と...。

いつもの公園を訪れた直輝は、足の痛みで思うように練習できずにいた。そこに、莉子が帰ってきた。直輝が足を痛めていることを知り、心配する莉子。ベンチに並んで座った直輝と莉子は、擦りむいたという直輝の肘のかさぶたの話で盛り上がる。そのとき、お互いの距離が近いことに気づいた莉子は、慌てて立ち上がった。直輝は、そんな莉子に、会えて嬉しかった、と告げる。直輝は、「これ、友だち超えちゃってるのかな?」と言うと、以前と同じように怒鳴りつけてほしい、と莉子に頼んだ。すると莉子は、真っ直ぐに直輝に向かって歩きだし、そのまま彼にキスをすると、走り去ってしまう。

直輝が菜月と別れたことを知った守口(青木崇高)と佐賀(石田剛規)は、秀治も呼び出して、失恋祝いの会を開く。

菜月は、マンションの自室でゲームをしていた。が、いつの間にかその目からは涙があふれていた。

あくる日、体育館を訪れた直輝は、ロッカールームで廉に声をかけた。自分たちが上手くつながればいい流れを作ることができる、という直輝に、廉はいつものように冷たい態度を見せる。

直輝が練習をしていると、そこに川崎が現れる。そこで川崎は、合宿先で直輝が莉子と一緒にいるところを見たと告げると、「俺は信じているよ、お前のこと」と言ってボストンへと旅立っていき...。

 

第7話「15分拡大SP!!......離さない」のあらすじ

直輝(山下智久)のもとに、別れたばかりの元恋人・菜月(相武紗季)から電話が入る。菜月の部屋にあった直輝の衣類などをまとめたから取りに来てほしい、という連絡だった。菜月は、合鍵を置いて帰ろうとする直輝に、「私たち、友だちになれるかな?」と問いかけた。しかし直輝は、無理だと答えて、菜月の部屋を後にする。

一方、莉子(北川景子)は、ボストンへ出発する直前の川崎(伊藤英明)と会っていた。莉子の誕生日が4日後だと知った川崎は、彼女にプレゼントを渡すと、帰国したら真っ先に会いに行く、と言い残して旅立っていく。

アパートに戻った莉子は、親友の麻衣(貫地谷しほり)に、好きな人ができたことは伝えたがその相手が直輝だとは言えなかったこと、成り行きで川崎の両親に会ってしまったこと、そして直輝にキスしてしまったことを報告する。

莉子は、麻衣に促されて川崎からもらったプレゼントの箱を開けた。何重にもなっている箱を開けていくと、最後に出てきたのはダイヤのエンゲージリングだった。困惑する莉子。麻衣は、そんな彼女に、直輝と菜月と別れたことを告げ...。

JCアークスは、川崎の代理として、昨シーズン限りで引退した元アークスの三島(前川泰之)をアシスタントコーチに迎え、トレーニングに励んでいた。が、直輝は、ランニングをしていても、つい足首を気にしてしまう。練習を見学に来た小学生を案内していた菜月も、直輝の様子がおかしいことに気づいていた。MRI検査を受けた直輝は、医師から関節内遊離体が痛みを引き起こしているが、手術をして遊離体を除去すれば問題ない、という診断を受けていた。

そんな折、直輝は、スーパーマーケットで莉子と出会う。が、直輝の姿を見るなり、逃げ出す莉子。直輝は、そんな莉子の後を追いかけた。すぐに莉子に追いついた直輝は、彼女と一緒に公園に立ち寄る。そこで直輝は、いつまでも莉子とは友だちでいたいからキスしたことは忘れる、と彼女に告げた。

しかし莉子は、もう友だちとは思えない、と言って、直輝に自分の思いを伝えようとした。直輝は、そんな莉子の言葉をさえぎると、それならもう会わない方がいい、と言いだす。すると莉子は、直輝の頬をひっぱたき、それなら何故追いかけてきたのか、何故中途半端に優しいことを言うのか、と怒って走り去ってしまう。

家に戻った直輝は、やるせない気持ちを料理にぶつけた。その姿に、真希子(真矢みき)や優里(大政絢)は驚いていた。食事の際、直輝は、関節内剥離の手術をしないことを真希子たちに伝える。真希子は、将来のためにも早めに治療すべきではないのか、と直輝に助言した。しかし直輝は、この先もバスケットボールを続けていくにはいま頑張るしかない、と返す。

別の日、宇都宮(永井大)とデートしていた麻衣は、喫茶店にいた。同じ店の一角では、秀治(溝端淳平)、春日部(金田哲)、松山亮介(川島章良)が、優里たち女子高生と合コンしていた。それに気付いた麻衣は、バスケをやめたいなどと悩んでいたくせにこんなところで現実逃避しているのはむかつく、と言って秀治を叱りつけてしまう。

あくる日、直輝は、陽一(加藤慶祐)の店で、大学時代のバスケ部仲間たちと飲む。

一方、菜月は、足利(小木茂光)のお伴で、PBAの職員たちと会員制のバーにいた。そのバーは、莉子がアルバイトでバイオリンを弾いている店だった。そこで菜月は、演奏を終えた莉子が、客の八尾(升毅)から、「魂も思想もない最低の演奏をして恥ずかしくないのか」と罵倒されるシーンを見てしまう。トイレで莉子に出会った菜月は、彼女に声をかけた。その際、菜月は、莉子のバイオリンンケースに直輝のキーホルダーがつけられていることに気づく。が、菜月はそのことには触れずに、友だちになってもらえないか、と莉子に言って...。

麻衣と秀治は、アパートの電球を交換していた。そのとき、バランスを崩して麻衣に覆いかぶさってしまった秀治は、それをきっかけにして彼女に自分の思いを伝える。麻衣といるとドキドキしてしまう、といって逃げようとする麻衣を後ろから抱きしめる秀治。麻衣は、動揺しながらも、キスを求める秀治に応えようとした。が、次の瞬間、玄関のドアが開き、莉子が帰ってきた。事情を察した莉子は、どこかに泊まってくるから大丈夫、と麻衣に告げ、部屋を出た。

公園のベンチに座っていた莉子は、直輝とのことや、八尾に言われた言葉を思い出すうちに悲しくなってくる。そこに、母親から誕生日祝いの電話が入った。莉子は、母に感謝の気持ちを伝えると、もうバイオリンはダメかもしれない、と涙をこらえながら伝えた。そんな莉子の姿を偶然見てしまった直輝は、何も言わずにその場を立ち去った。 

あくる日の夜、麻衣と秀治は、パーティーの準備をして莉子の誕生日を祝った。日付が変わろうとするころ、麻衣と秀治は、ワインを買いに出かけた。するとそこに、直輝から電話が入る。おめでとうを言いたかっただけ、というと電話を切ろうとする直輝。莉子は、そんな直輝に、誕生日のお祝いにボールをドリブルする音を聴かせてほしい、と頼んだ。その音で、直輝が隣りの公園にいることに気づいた莉子は、窓を開けると、キスをしたり、馴れ馴れしくしたりしないからもう会わないなんて言わないでほしい、と涙ながらに叫んだ。その言葉を聞いた直輝は、莉子の部屋に駆けあがると、彼女を強く抱きしめてキスをする――。

 

第8話「行かないで」のあらすじ

練習帰りにいつもの公園を訪れた直輝(山下智久)は、誕生日を迎えた莉子(北川景子)に電話する。莉子は、誕生日のお祝いにボールをドリブルする音を聴かせてほしい、と直輝に頼んだ。その音で、直輝が隣りの公園にいることに気づいた莉子は、窓を開けると、もうキスをしたりしないから会わないなんて言わないでほしい、と叫んだ。その言葉を聞いた直輝は、莉子の部屋に駆けあがると、彼女を強く抱きしめてキスをする。

するとそこに、追加のワインを買いに出かけていた麻衣(貫地谷しほり)と秀治(溝端淳平)が戻ってくる。慌てて莉子の部屋に隠れた直輝は、莉子のバイオリンケースに、直輝のキーホルダーがついていることに気づく。

早朝、莉子は、麻衣たちが眠りについているのを確認して部屋に戻る。すでに直輝も、莉子のベッドで眠っていた。その横にしゃがんだ莉子をふいに引き寄せて抱きしめる直輝。お互いの気持ちを確認し合ったふたりは、ボストン出張中の川崎(伊藤英明)にきちんと話をするまではいままで通りの関係でいよう、と約束した。

直輝は、麻衣たちが朝食を買い出しに行った隙に、公園に戻った。帰り支度をしているとき、またメアドを聞くのを忘れた、とつぶやく直輝。窓から直輝の姿を見ていてその声が聞こえた莉子は、メアドを書き込んだ五線譜を紙飛行機にして、直輝に届けた。その光景を目撃していた麻衣と秀治は、大騒ぎだった。

一方、菜月(相武紗季)は、後輩のしおん(小松彩夏)が廉(金子ノブアキ)と親しくしていることを知る。勤務時間中に、しおんの携帯電話に廉からの電話が入ったのがきっかけだった。するとしおんは、菜月に向かって、悪いことをしたとは思っていない、と同僚たちの前で言い放つ。菜月だって直輝と交際していながら廉とも付き合っていた、としおん。菜月は、そんなしおんの言葉を冷静に受け流した。

直輝は、関節内剥離の痛みも治まり、いままで以上に練習に没頭する。莉子からメールアドレスを教えてもらった直輝は、さっそくその喜びを報告した。麻衣は、嬉しそうにそのメールを見ていた莉子を冷やかした。そんな麻衣も、秀治と上手くいっていた。莉子から「自分こそ彼氏ができて浮かれちゃって...」とからかわれた麻衣は、恋人になることでいまの関係が崩れるのが怖い、と胸の内を明かす。するとそこに、莉子がアルバイトをしている会員制バーの支配人から電話が入る。

支配人は、莉子が店の上客の八尾(升毅)から演奏を非難されたことを問題視し、これ以上演奏をしてもらうわけにはいかない、と告げた。

上矢家では、真希子(真矢みき)と優里(大政絢)が、直輝の変化に気づいていた。バスケ専門誌のインタビューで川崎が直輝への期待を語っていることを知った真希子たちは、大喜びだった。

公園で莉子に会った直輝は、彼女にフレンチトーストのレシピを渡す。その際、莉子は、バスの中で直輝の携帯電話を拾ったのは自分だと打ち明けた。公園の外では、菜月がそんな直輝たちの姿を見つめていた。

そんな折、莉子は、菜月から食事に誘われる。そこで莉子に、直輝と出会ったときの話を始める菜月。莉子は、「向こうから告白してきた」「柔らかい手が好きだった」などと話し続ける菜月のせいで、すっかり気分が落ち込んでしまう。

直輝が公園にやってくると、そこに麻衣と秀治がいた。「このシュートが決まったら僕と付き合ってください」と麻衣に告げ、見事にシュートを決める秀治。抱き合うふたりの姿を見ていた直輝の顔から笑顔がこぼれた。

別の日、菜月は、体育館でひとり練習を続ける廉の姿を見ていた。そこで菜月は、しおんのことを切り出し、嫉妬するほど廉のことは好きじゃない、と言い放つ。廉が直輝に対して強烈なライバル心を持っていることを知った菜月は、直輝に勝ちたいのなら考え方を変えるべきだ、と続けた。菜月の言葉に怒り、襟元をつかんで顔を寄せる廉。そこに直輝がやってきた。直輝に気づいた菜月は、廉の手を振り切り、何も言わずにその場から去っていく。

そのころ莉子は、直輝のためにフレンチトーストを作っていた。莉子は、直輝と会った後、深夜バスで帰省する予定になっていた。

練習を終えて莉子のもとへ向かおうとした直輝は、その途中で、雨宿りをしている菜月に出会った。持っていた傘を菜月に手渡して立ち去ろうとする直輝。菜月は、そんな直輝に、行かないでほしい、と言って抱きつき...。

 

第9話「引き裂かれた絆」のあらすじ

直輝(山下智久)は、深夜バスで帰省する予定の莉子(北川景子)と、出発前に会う約束をしていた。練習を終え、莉子のもとへと急いだ直輝は、その途中で、雨宿りをしている菜月(相武紗季)に出会った。直輝は、持っていた傘を菜月に手渡して立ち去ろうとした。そんな直輝に、ひとりにしないでほしい、と言って抱きつく菜月。直輝は、困惑しながらも、友だちと会う約束がある、といって菜月の腕をほどいた。菜月は、直輝に謝って笑顔を見せ、もう大丈夫だから行って、と言うと、直輝から借りた傘をさして歩きだす。

いつもの公園で待っていた莉子は、びしょ濡れでやってきた直輝に驚き、慌てて彼をアパートまで連れていく。直輝は、莉子が深夜バスの時間に間に合わなくなってしまったことを知り、練習が長引いたと説明して謝った。莉子は、明日電車で帰ることにしたから大丈夫だ、と答えた。莉子がフレンチトーストを作っておいてくれたことを知った直輝は、それを美味しそうに食べ始めた。そんな直輝の姿を見つめていた莉子は、待っている間、不安だったことを彼に告白する。

すると、莉子の携帯電話に菜月から電話が入る。菜月は、直輝と一緒だったことを話すと、莉子に迷惑をかけたことを謝った。菜月から、いまはシーズン前の大事な時期だからカゼをひかないように注意してあげてほしいと頼まれた莉子は、その言葉に従って直輝を帰宅させる。だが、麻衣(貫地谷しほり)と食事をして戻ってきた秀治(溝端淳平)から、練習が早めに終わったことを聞かされた莉子は、また不安な気持ちになってしまう。

あくる日、莉子は久しぶりに実家に戻る。一方、直輝は、シーズン開幕に向けて練習を続けていた。そんな折、直輝や宇都宮(永井大)たちアークスの面々は、莉子と麻衣のアパートですき焼きパーティーを開く。そこで麻衣は、秀治と付き合っていることを宇都宮に告白した。その際、麻衣と秀治は、宇都宮には長い間片思いしている女性がいることを知る。

キッチンで野菜の準備をしていた直輝は、やってきた麻衣に、莉子とのことは川崎(伊藤英明)と話すまで誰にも言わないでほしい、と頼む。そんな直輝に、麻衣は、バーでバイオリンを演奏するアルバイトを辞めたせいもあって、最近莉子は元気がないことを打ち明ける。心配になった直輝は莉子に電話したが、彼女は出なかった。

あくる日、直輝は、宇都宮とともにアークスを代表してPBAの開幕記者会見に出席する。会見を終えた直輝は莉子に電話したが、またつながらなかった。直輝からのメールを読んだ莉子が、同じタイミングで彼に電話していたからだった。

宇都宮に誘われてケーキを食べに行った菜月は、直輝と別れてから自分がどんどん嫌な女になっていく、とその胸の内を明かした。別れたことを後悔してほしかった、とうのだ。菜月は、いまさらどうしようもないことはわかっているが気持ちは止められない、と自嘲気味に宇都宮に言った。

CDショップでヴィヴァルディの『四季』を買った直輝は、メールで莉子に報告した。それを見た莉子は、すぐに直輝に電話をかけた。久しぶりに電話で話すことができたふたりは、莉子が帰ってくる明日の夜、会ってゆっくり話そう、と約束する。

あくる日、東京に戻った莉子は、麻衣とランチをしようと思いたち、アルバイト先の書店を訪れる。そこに現れた菜月は、直輝と浮気をしているのか、と莉子に切り出す。菜月は、あなたと直輝のように傷の舐め合いをするのではなく現実を生きたかった、夢を見ている人間を見ているといらつく、などと酷い言葉を莉子に浴びせた。さらに、直輝が関節内剥離対に苦しんでいることを明かし、直輝は莉子に大事なことは話せない、と続けた。

そこにやってきた麻衣は、ふたりの間に割って入り、話があるなら直接直輝と話せばいい、と菜月に言い放った。莉子は、そんな麻衣を制し、自分の夢は叶いそうもないが、直輝の夢をバカにするのは許せない、と菜月に告げ...。

その日の夕方、アークスのロッカールームで事件が起きた。直輝が廉(金子ノブアキ)を殴り飛ばし、つかみ合いのケンカになってしまったのだ。原因は、廉が菜月のことを蔑むような発言をしたからだった。ふたりは、チームメイトに引き離された。が、怒りが収まらない直輝は、「菜月に謝れよ!」と叫んだ。

莉子は、アパートで直輝からの連絡を待っていた。そこに戻ってきた秀治は、直輝と廉が菜月のことで殴り合ったことを話してしまう。そのとき、莉子の携帯電話に、今日は会えなくなった、という直輝からのメールが届く。

あくる朝、直輝が公園で練習していると、そこに莉子がやってくる。直輝は、昨日は宇都宮と話すことがあって会えなかった、と言って莉子に謝った。そんな直輝に対して、莉子は、どうしてウソをつくのか、と切り出す。その勢いで、どうして菜月のことを大事にするのか、浮気する女なんて最低だ、などと言ってしまう莉子。直輝は、莉子の言葉を遮って、菜月のことをよく知らないのに何故悪口ばかり言うのか、と返す。すると莉子は、自分はいつも直輝のことだけを考えているのに、どうして直輝は私を見てくれないのか、と言い残して走り去ってしまう。

莉子は、直輝からの電話を待っていた。麻衣は、そんな莉子に、自分から直輝に電話したらどうか、と助言する。その際、莉子は、バイオリンを諦めて田舎に帰ろうと思っていることを麻衣に告げる。

 

第10話「最終章・別れ」のあらすじ

直輝(山下智久)は、莉子(北川景子)のために生花店で一輪のヒマワリを買い求め、彼女のアパートへと急いでいた。

そのころ莉子は、出張先のボストンから1日早く帰国し、約束どおり、真っ先にアパートまで訪ねてきた川崎(伊藤英明)と一緒だった。莉子は、川崎にもらった指輪を返すと、直輝のことが好きだと告げた。莉子の気持ちを知り、幸せならそれでいい、と理解を示す川崎。しかし、直輝とケンカし、バイオリニストになるという夢も諦めようとしていた莉子は、幸せだと答えながらも、涙をこらえることができない。川崎は、そんな莉子を優しく抱きしめた。

直輝が莉子のアパートに到着すると、彼女の部屋からちょうど川崎が出てくる。アパートの隣にある公園で直輝と対峙した川崎は、莉子が泣いていたことを話し、お前に彼女を守れるとは思えない、と言い放った。

そんな川崎に、莉子と一緒にいれば強くなれる、彼女と一緒に夢を追い続けたい、と訴える直輝。川崎は、ふっとため息をもらすと、莉子にも同じことを言われたと苦笑し、身を引く代わりに強くなったところをバスケでちゃんと見せてくれ、と直輝に言い残して去っていく。

あくる日、直輝たちアークスの面々は、復帰した川崎の指導の下、練習を開始する。ところがその最中、直輝は、足首に激痛が走り、倒れてしまう。病院に運び込まれた直輝は、医師から手術を受けるよう勧められる。しかし直輝は、手術を受けたら開幕戦に間に合わない、といって拒絶する。そのとき、直輝の意志を無視して、一刻も早く手術の日程を決めてほしい、と医師に申し出たのは、病院まで付添ってきた菜月(相武紗季)だった。菜月は、試合中に同じことが起きたらチームに迷惑がかかる、と説得し、直輝に手術を同意させた。 

一方、莉子は、須賀川淳(岡本光太郎)という男から電話をもらい、東都音楽財団の事務室に呼び出される。するとそこに現れたのは、会員制のバーでバイオリンを弾いていた莉子に対し、厳しい言葉を浴びせた男・八尾隆介(升毅)だった。この音楽財団で理事長を務めている八尾は、ある演奏会でバイオリニストに欠員が出たことを伝え、明日からの1週間をくれないか、と莉子に申し出る。莉子の努力次第で、1週間後の演奏会に起用してもいいというのだ。大喜びでその話を受けた莉子は、さっそく直輝に報告した。

直輝は、手術を前に、焦りや苛立ちを隠せなかった。真希子(真矢みき)は、直輝のようすを心配して、復帰したら応援に行くといって励ました。

その夜、練習の合間を縫って直輝とデートした莉子は、田舎に帰ろうと思っていたことを告白する。「お母さんに、もう夢諦めて帰ってきたら、って言われちゃって...もう限界かな、って。でも、いまはもうちょっと頑張ってみようかと思っている」と莉子。直輝は、そんな莉子に、チャンスがある限り頑張るべきだ、と言葉をかけた。

別の日、練習場で廉(金子ノブアキ)に会った直輝は、チームメイトのクセなどを彼に教える。アークスが勝つためには廉の力が必要だと思っての助言だった。廉は、立ち去ろうとする直輝に、ネズミなんて大したことはないのだからさっさと治して帰ってこい、と声をかけた。

そんな中、莉子は、八尾たちの前でレッスンの成果を披露し、遂にコンサート出演のチャンスを得る。莉子は、「受かった!」と直輝にメールした。

アパートに戻った莉子は、さっそく麻衣にも報告した。その際、麻衣は、直輝が手術を受けていることを莉子に知らせる。

病院に駆け付けた莉子は、直輝の病室に入ろうとして立ち止まった。部屋に、菜月の姿があったからだった。

しばらくすると、そこに真希子と優里(大政絢)がやってきた。真希子から声をかけられ、とっさに病室の前から離れる莉子。莉子が来ていることに気づいた菜月は、自分が直輝と別れたからこんなことになった、と真希子に頭を下げると、いまでも直輝のことが好きで、別れたことを後悔している、と真希子に泣きつき...。

莉子のメールを見た直輝は、自分のことのように大喜びし、さっそくお祝いのメールを送った。そこで、足の手術を受けたことも報告する直輝。それを読んだ莉子は、「足、大丈夫?ムリはしないでね。明日は精一杯がんばります。大好きだよ」と返信した。

演奏会の日、会場には、麻衣はもちろん、莉子の両親、光男(野村信次)と晴美(手塚理美)の姿もあった。ドレス姿でステージ現れた莉子は、客席に目をやり直輝の姿を探した。するとそこに、スーツ姿の直輝が松葉杖をつきながらやってくる。その手には、ヒマワリの花束があった。

莉子たちは素晴らしい演奏を聴かせ、喝采を浴びた。直輝も、演奏を終えた莉子に花束を手渡した。莉子は、八尾から、軽井沢を中心に活動している彼の財団のオーケストラに誘われたことを直輝に報告する。しかし莉子は、直輝と離れたくない、という思いから、それを断るつもりでいた。

その夜、いつもの公園で莉子と再会した直輝は、最後の最後まで諦めないで夢を追い続けてほしい、と莉子に告げる。その思いを受け止めた莉子は、涙こらえて直輝と離れる決心をして...。

 

最終回「最終回拡大75分SP完結編!!...旅立」のあらすじ(ネタバレ注意)

直輝(山下智久)は、オーケストラのバイオリニストになるチャンスを諦めようとしていた莉子(北川景子)に、最後まで夢を追ってほしい、と助言する。莉子は、音楽財団の理事長・八尾(升毅)に認められ、軽井沢で活動するオーケストラに誘われていたが、直輝と離れたくないという思いからその話を断ろうとしていた。直輝の思いを受け止めた莉子は、軽井沢に行くことを決意し、別れが辛くなるからもう会わない、と彼に告げてその場を後にした。

それから1週間後。直輝は、チームメイトの秀治(溝端淳平)から、莉子が明日軽井沢に出発することを教えられる。一方、莉子は、音楽だけに集中するために携帯電話も解約していた。親友の麻衣(貫地谷しほり)は、そんな莉子の行動に驚きながらも、寂しさを隠せない。

最後のアルバイトを終えた莉子は、世話になった書店の店長・小牧祐介(川端竜太)に挨拶をする。するとそこに、祐介の妻・雪乃(ちすん)がやってきた。その際、雪乃は、莉子が以前、駅ビルで演奏していた女性であることに気づき、弟が演奏者にヒマワリを渡そうとしたが渡せなかった、と話しだす。その話を聞いて、直輝くんらしい、と笑う祐介に、莉子たちは驚く。そのおかげで、あのとき小学生からもらったヒマワリが、実は直輝からのものだったことを知った莉子は、直輝と話したいという思いを必死に抑えて、改めて真剣に音楽に取り組むことを決意する。

出発の朝、莉子は、公園の大きな看板に直輝からのメッセージが書かれていることに気づく。涙を浮かべながら、その看板を見つめる莉子。出発前、莉子は、看板の写真をデジカメで撮り、軽井沢へと向かった。

そんな中、PBAの2009年シーズンが開幕する。JCアークスのヘッドコーチ・川崎(伊藤英明)は、宇都宮透(永井大)、代々木廉(金子ノブアキ)、守口修斗(青木崇高)、佐賀弘明(石田剛規)らをコートに送り出した。そのころ直輝は、完全復活を目指してひとりリハビリを続けていた。

半年後。アークスは、復活した直輝の活躍で快進撃を続け、プレーオフ進出を果たす。一方、先輩の東京公演を手伝うため、久しぶりに上京した莉子は、秀治と一緒に歩いていた直輝の姿を目撃する。だが、直輝たちはバスに乗り込んでしまったため、会うことはできなかった。

代々木体育館のそばで偶然、川崎と再会した莉子は、軽井沢に行ったおかげで改めてバイオリンを好きになったことや直輝への思いを口にする。川崎は、そんな莉子に、ブザービートの話をして、最後まで諦めなければきっと道は残されている、と告げると、直輝はいまでも莉子のことを思っている、と付け加えた。

アークスはセミファイナルを勝ち上がり、ファイナル進出を決める。ある日、直輝が自主練習をしていると、菜月がやってきた。そこで菜月は、直輝のことが好きだと告白した。それに対して直輝は、「菜月は幸せになれるよ。でも、その相手は俺じゃない」と返す。直輝の気持ちを知った菜月は、フレンチトーストの作り方だけ教えてほしい、というと、自分の大事なプライドのために優勝してほしい、と直輝にエールを送った。

直輝が去ったあと、菜月はその場で泣き崩れた。そこにやってきたのは宇都宮だった。宇都宮は、気丈に振舞う菜月をデートに誘った。

麻衣は、秀治のためにカツ丼を作っていた。麻衣との結婚を考えていた秀治は、優勝したら結婚してほしい、と言いたいがためらっていた。すると、カツ丼を運んできた麻衣が、「優勝したら結婚するよ!」と秀治に言い...。

直輝は、莉子に会うために軽井沢を訪れた。だが、莉子はレッスン中だった。終電の時間まで待っていた直輝は、スタッフに一輪のヒマワリの花を託して、その場を後にした。

アークス対ハーツの決勝戦が幕を開けた。観客席には、真希子(真矢みき)や優里(大政彩)はもちろん、雪乃や祐介、陽一(加藤慶祐)たちの姿もあった。

同じころ、レッスンを受けていた莉子は、ふいに演奏を止めると、大事な人の応援に行かないといけない、と言って部屋を飛び出す。

試合は、一進一退の攻防の末、アークスがリードを許したまま残り1分となっていた。シュートの際にファウルを受け、倒れる直輝。残り時間30秒で直輝のフリースローとなったそのとき、息を切らしながら客席に現れたのは莉子だった。「ちゃんと勝ちなさいよ、バーカ!」。莉子の叫び声に思わず笑みをもらした直輝は、落ち着いてゴールを決めた。

ハーツのボールで試合が再開した。残り数秒でパスカットに成功した廉からのボ―ルを受けた直輝は、そのままゴールにボールを放ち、見事、ブザービート決める。アークスの逆転優勝だった。

客席に走っていった直輝は、莉子を抱きしめると、「もう二度と離さない」と言って彼女にキスをして――。

※フジテレビHPより引用

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