トライアングル

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トライアングル

 

トライアングルの概要

2009年1月6日からフジテレビ系列で放映。関西テレビが企画・制作。

関西テレビ放送開局50周年記念ドラマとなるヒューマンサスペンスミステリー。
ドラマの主役級の俳優を多く集め、東京・大阪・パリ・上海を舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。

トライアングル 動画 (最終回の結末に注目!)  


トライアングルの主題歌

 

 小田和正 「さよならは 言わない」


トライアングルの出演者

郷田 亮二 ...... 江口 洋介
黒木 舜 ...... 稲垣 吾郎
サチ ...... 広末 涼子
郷田 唯衣 ...... 相武 紗季
志摩野 鷹也 ...... 堺 雅人
富岡 康志 ...... 谷原 章介
秋本 了 ...... 佐々木 蔵之介
丸山 慶太 ...... 小日向 文世
葛城 均 ...... 大杉 漣
葛城 清子 ...... 風吹 ジュン
黒木 信造 ...... 北大路 欣也

 

トライアングルのスタッフ

原作:新津きよみ「トライアングル」(角川書店刊)
脚本:水橋文美江
テーマイメージ曲:上原ひろみ「Flashback」
音楽:澤野弘之、林ゆうき
演出:三宅喜重(関西テレビ)、木内健人(5年D組)、白木啓一郎(関西テレビ)
プロデューサー:重松圭一(関西テレビ)、小寺健太(関西テレビ)


トライアングルの視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2009年1月6日 誰が少女を殺したか 14.7%
第2話 2009年1月13日 過去からの手紙 11.1%
第3話 2009年1月20日 容疑者 11.9%
第4話 2009年1月27日 衝撃の告白 11.5%
第5話 2009年2月3日 消された真実 11.6%
第6話 2009年2月10日 哀しき殺人者 11.5%
第7話 2009年2月17日 上海の夜 引き裂かれた絆 10.8%
第8話 2009年2月24日 アリバイ 11.3%
第9話 2009年3月3日 真実の向こう側 12.1%
第10話 2009年3月10日 十字架を背負う者たち 13.3%
最終回 2009年3月17日 決着 15.5%

 

トライアングルのあらすじ 最終回 ネタバレ注意!

第1話「誰が少女を殺したか」のあらすじ

1984年1月。雑草の 生い茂る河川敷に、殺された10歳の少女・葛城佐智絵の無惨な遺体が横たわっていた。そばに呆然と立つ少年の手は真っ赤な血に染まっている・・・。15年後の1999年1月。犯人が捕まらないまま事件が時効を迎えた日、25歳の医師・郷田亮二(江口洋介)は務めていた大学病院を突然辞め、フランスへ旅立った。

2008年、フランス。亮二はリヨンにあるインターポール(国際刑事警察機構)本部に勤務する刑事に転身していた。研修でまもなく日本に戻ることになっていた亮二は、帰国を前にパリへ向かう。

亮二はパリでツアーガイドになりすまし、日本から来た一人旅の女性・サチ(広末涼子)に近づく。無邪気にパリ散策を楽しむサチを、時折観察するような目で見据える亮二。そして夕日が沈む頃、モンマルトルの丘でサチと別れた亮二は、別れ際に「いつか僕たちは再会する」と告げる。

しばらく経ったある日、東京の大田西警察署の刑事・黒木舜(稲垣吾郎)は研修にやって来た亮二を先輩刑事の丸山慶太(小日向文世)から紹介される。亮二は舜の父親が警察庁幹部の黒木信造(北大路欣也)だと知る。

そんな折、舜は匿名の男からの電話で「あの事件はまだ終わっていない」とある事件のナンバーを教えられる。その事件を調べようと署内の倉庫に入った舜は、密かに書類を持ち帰ろうとしていた亮二に出くわした。事件のファイルは亮二が書類を探っていた場所にあった。それは25年前の"葛城佐智絵殺害事件"。捜査を担当したのは、当時大田西署にいた信造だった。

舜は不審な電話のことを信造に報告するが、ただのいたずらだと一蹴される。釈然としない舜が刑事課で事件について話していると、亮二はすでに時効が成立していると切り捨て、「罪は消えてしまった」と笑みを浮かべる。
その反応に疑念を抱いた舜は亮二の身辺を調べ、意外なことを知る。亮二は佐智絵と同じ小学校の出身で、事件を担当した大田西署での研修を自ら希望していた。さらに亮二の妹・唯衣(相武紗季)を訪ねて話を聞き、亮二が以前から事件に執着していたことを突き止める。

その頃、亮二は出版社に勤める小学校の同級生・富岡康志(谷原章介)に会っていた。富岡は事件の新事実をつかんで原稿に書き、佐智絵の遺体の第一発見者だった同級生の堀米卓也(マギー)に預けたという。堀米を訪ねた亮二は原稿を読ませてくれと頼むが断られる。これから出版社に原稿を持ち込むという堀米は「本が出れば大騒ぎになる」と重大な事実が書かれていることを亮二にほのめかす。ところがその直後、堀米が何者かに襲われ、原稿が盗まれてしまう。

大田西署は堀米の事件の捜査に乗り出すが、亮二は事件の直前に堀米と会っていたことを隠して捜査に加わろうとしていた。疑惑を深めた舜は堀米に事情を聞き、亮二が堀米と小学校の同級生だったこと、奪われた富岡の原稿に異常な関心を示していたことを知る。

舜は亮二にこの事実を突きつけ、亮二こそが佐智絵殺しの犯人なのではないかと迫るが、亮二は「時効は成立している。罪は消えた」と言うばかり。刑事事件としては時効だが、民事なら立件はできると主張する舜は「俺が罪を償わせてみせる」と言い放ち、止める亮二を振り切って佐智絵の母・清子(風吹ジュン)に会う。ところが、清子の反応は意外なものだった。25年前に亡くなったはずの娘が「生きている」というのだ。

 

第2話「過去からの手紙」のあらすじ

サチ(広末涼子)の個展に亮二(江口洋介)が現れた。その姿を見たサチは表情を硬くする。清子(風吹ジュン)に同窓会があることを知らせ、サチを出席させるよう仕向けたのは亮二だった。「何のために?」と詰め寄るサチに亮二は、サチの正体を探っていたことを明かす。サチは、佐智絵が殺された後、葛城家に迎えられた養女だった。精神的に不安定だった清子はサチを佐智絵だと思い込み、サチは佐智絵を演じ続けるしかなかった。この事実を突きつけられたサチは、亮二がなぜ自分のことを調べるのかがわからず動揺する。

そんな折、サチを訪ねた舜(稲垣吾郎)は、亮二が25年前の事件について執拗に調べていると話す。「おかしいと思いませんか?」と舜に問いかけられ、サチは亮二について疑いを深める。この疑惑を亮二にぶつけたサチは「葛城佐智絵さんを殺してくれて、ありがとう」と謎めいた言葉を口にする。

堀米(マギー)が強盗に襲われた事件を捜査していた丸山(小日向文世)もまた、亮二に疑いの目を向けていた。盗まれたのは現金と、富岡(谷原章介)から預かったという原稿。事件の直前に堀米に会い、原稿を読ませてくれと頼んでいた亮二は明らかに怪しい。
だが、事件の真相は意外なものだった。堀米が会社の金を借金の返済に使ったことを隠そうと仕組んだ狂言強盗だったのだ。亮二に追及された堀米は、亮二に疑いを向けるために原稿も盗まれたと嘘をついたと言い、預かった原稿など最初からなかったと白状する。

その頃、サチの個展会場に絵を高額で買い取りたいという志摩野コーポレーションの社長・志摩野鷹也(堺雅人)が現れる。趣味で新進画家を発掘していると言ってサチに近づく志摩野だが、じつは以前からサチの友人・木元真知子(市川実和子)と通じ、サチの身辺を報告させていた。

真知子とともにサチの家へ向かった志摩野は、パニック症状を起こした清子にケガを負わされたサチを見つける。清子は25年前の事件直前に娘が書いたという手紙を探すうち、暴れたという。手紙は事件の直前、大人になった自分宛にメッセージを書くという学校の授業の課題で佐智絵が綴ったものだった。清子が手紙を探し始めたきっかけが、正体不明の男から受けた電話だったと知った志摩野は、亮二のしわざではないかと考える。

数日後、大田西署に志摩野の秘書が訪れ、「サチの身辺を探るようなことはやめて欲しい」と亮二に伝言を残す。志摩野とは何者なのか?舜とともに志摩野コーポレーションへ向かう亮二。志摩野は2人が現れるのを予測していたかのように「お待ちしてました」と迎える。

サチとの関係を問いただす亮二と舜を「古い付き合い」と曖昧な言葉でかわした志摩野は、2人にサチの過去を明かす。サチは生後すぐに親に捨てられ、大阪の児童養護施設で親の愛を知らずに育った。10歳になるまで養子縁組が決まらず、もう誰かに愛されることはないとあきらめていた矢先、清子が施設を訪れ、殺された佐智絵に似たサチを養女にしたいと申し出たのだ。サチが佐智絵の身代わりとして生きることで手にした幸せを壊すなと訴える志摩野は「25年前の事件には触れるな」と亮二に釘を刺す。

一方、サチは自宅で佐智絵が書いた手紙を見つけてしまう。その内容を読み、衝撃を受けるサチ。そこに謎の男から電話が入る。「手紙は見つかりましたか?」。男に呼び出され、手紙を手に外出したサチを街で見かけた亮二は、その後を追う。まもなく、指定された場所に到着したサチを、突然ナイフを持った男が襲う。咄嗟に飛び出してサチを庇った亮二の体に、男のナイフが突き刺さり・・・。

 

第3話「容疑者」のあらすじ

サチ(広末涼子)を庇って刺された亮二(江口洋介)は病院に運ばれた。サチを襲った男は逃走。大田西署で丸山(小日向文世)に事情を聞かれたサチは、正体不明の男から「手紙を渡せ」と電話で呼び出されたことを隠すが、志摩野(堺雅人)には真相を話す。志摩野は「佐智絵に関することはすべて消し去った方がいい」とサチが持っていた佐智絵の手紙を燃やしてしまう。

その後、亮二から電話を受けたサチは手紙を燃やしたと伝える。そして、がく然とする亮二に「もう誰もあの手紙の内容を知ることはできない。読んだ私だけが知っている」と言い放つ。

そんな折、大田西署では舜(稲垣吾郎)が亮二にケガを負わせた男の身元を割り出していた。小巻(反田孝幸)という前科のある男だが、サチとの接点はなく、何者かに頼まれてサチを狙った可能性が高い。

翌日、病院を抜け出した亮二はサチを尾行。図書館で25年前の事件に関する新聞記事を懸命に調べる姿を目撃する。これまで過去に目を背けてきたサチが、なぜ突然事件のことを調べ始めたのか。亮二は、手紙に事件の容疑者につながることが書かれていたのではないかと考える。サチはこれを読み、その人物に捜査が及んでいたかどうかを確かめようとしているのではないか・・・。このことを舜に電話で知らせる亮二。ところがその話を、舜を呼びつけて捜査に探りを入れていた信造(北大路欣也)に聞かれてしまう。

亮二は信造を訪ね、佐智絵の手紙のことを切り出す。25年前に事件を担当した信造は、資料として残っていたという手紙のコピーを見せるが、そこには亮二が想像していた内容とはまったく違う"ケーキ屋さんになりたい"という少女らしい夢が書かれていた。これを根拠に亮二の考えを一蹴する信造。だが亮二は、手紙は信造が用意した偽物ではないかと疑う。

一方、サチは事件の容疑者が一度浮上していたという過去の週刊誌の記事を知り、家を出た養父のに会って事実を確かめていた。だが均は、マスコミが勝手に書きたてたことだと否定。サチと別れた後、その均が志摩野と会っているところを目撃した真知子(市川実和子)は2人の繋がりを知って衝撃を受ける。

この後、サチに会った亮二は、自分も手紙の内容を知っているとカマをかけ、犯人を突き止めようとするサチに協力すると申し出る。そんな亮二を「あなたの力は借りない。私ひとりで探す」と突き放したサチは「"顔にアザのある男"なんて、当時のことを知ってる人に聞けばすぐわかる」と、手紙にあった犯人に繋がる秘密を思わず口にしてしまう。

その頃、舜は唯衣(相武紗季)を訪ね、25年前に亮二が書いた手紙を読ませて欲しいと頼んでいた。富岡(谷原章介)に当時の話を聞いた舜は、手紙を書いた後の亮二の様子がおかしかったと知らされ、手紙の内容が気になっていたのだ。唯衣は拒むが、食い下がる舜に折れて手紙を見せる。

手紙には、思いを寄せていた佐智絵に悩みがあるのを知りながら何もできず、"葛城佐智絵さんを助けてあげて"と念じる10歳の亮二の悲痛な思いが綴られていた。唯衣は、亮二が佐智絵の姿をサチに重ね、25年前に救えなかった佐智絵の代わりにサチを助けようとしているのではないかと話す。

そんな中、逃走していた小巻が捕まる。取り調べに対し小巻は、飲み屋で知り合った"顔にアザのある男"から手紙を受け取ってくるよう頼まれたと白状する。知らせを受けて駆けつけた亮二は、丸山が入手した25年前の捜査資料から"顔にアザのある男"が捜査線上に浮かんでいたことを知る。男の名は"新藤利道"・・・。

そして葛城家には、清子(風吹ジュン)を訪ねて不審な男が現れていた。男の顔にはアザが・・・。

 

第4話「衝撃の告白」のあらすじ

サチ(広末涼子)は再び大田西署に呼ばれ、丸山(小日向文世)と舜(稲垣吾郎)に手紙のことを聞かれるが、知らないと嘘をつき通す。そんなサチに亮二(江口洋介)は、小巻(反田孝幸)が南町の飲み屋で"顔にアザのある男"に手紙を奪うよう頼まれたことを話す。

帰宅したサチは、清子(風吹ジュン)の様子がおかしいことに気づく。来客があったようなのに、清子はそれを隠そうとするのだ。ほどなくサチは「南町 スナック"野原"」と店名の入ったライターを見つける。手紙を狙う男が家に現れたのでは...?サチの心はざわめく。

翌日、清子はに会うと言って出かけていった。不安に襲われたサチは、亮二に電話をかけて店の名前を確かめる。折しも南町のスナック「野原」で聞き込みをしていた亮二は、サチが店名を知っていたことで異変を察知し、サチのもとへ急ぐ。

亮二は、25年前の捜査メモにもあった"顔にアザのある男"の名が"新藤利道"(宅麻伸)であることをサチに話し、手紙を使って新藤をおびき出そうと提案。「君を守るためだ」という亮二の言葉にドキリとしたサチは、亮二に惹かれていく自分の気持ちに戸惑う。

その頃、舜は捜査メモを提供した元刑事の宮部(浅野和之)に話を聞いていた。25年前、捜査員のほとんどが新藤を犯人だと確信する中で「君の親父さんが新藤を逃した」と信造(北大路欣也)を苦々しく非難する宮部。父の思わぬ過去に舜はショックを受ける。

一方、清子と会った均は、志摩野(堺雅人)がサチの援助を申し出ていると告げ、未だサチを佐智絵だと思い込む清子に「記憶を封じ込めても事実は変わらない。佐智絵は殺された」と言い聞かせる。ぼう然とする清子に、封印されていた重大な記憶が蘇ろうとしていた。

亮二が自宅に戻ると、舜が唯衣(相武紗季)を訪ねていた。亮二は佐智絵の手紙に新藤らしき男のことが書かれていたと舜に明かし、ニセの手紙で亮二を欺こうとした信造への疑惑をほのめかす。動揺する舜は「親父は刑事の仕事に誇りを持っている」と信造を庇って反発。尊敬する父への疑念に揺れる舜の思いを知り、唯衣は心を痛める。

まもなく、衝撃的な記事が新聞に掲載された。25年前の事件の真相につながる手紙が存在するという内容で、亮二が富岡(谷原章介)に書かせたものだった。何のためにこんなことをするのかと詰め寄る舜に、亮二は「真相を掘り起こされると困る誰かさんを揺り動かすため」と意味深な言葉を口にする。

そんな折、新藤からサチを呼び出す電話が入る。不安を覚えながらも指定された場所へ向かうサチ。連絡を受けた亮二はサチと落ち合い、「君の役目はここまでだ」とサチを押しとどめて1人で新藤と対決しようとするが、新藤が待つというビルのエレベーターにサチも乗り込んでしまう。ところが突然、2人の乗っていたエレベーターが停止。新藤のしわざだった。

さらに、エレベーターの上部に何かを置いて立ち去る新藤。小さく時を刻む音から時限爆弾だと判断した亮二は慌てるが、それはオモチャのような偽物だった。

新藤への疑念を深めた丸山は情報を求めて宮部を訪ねるが、そこに信造が現れる。かつての上司だった信造の圧力に宮部は口を閉ざし、丸山は何も聞き出すことができない。

サチは志摩野に提供されたフリースペースで子ども絵画教室の講師の仕事を始める。志摩野に招かれた亮二が見守る中、子どもたちを眺めていた清子に異変が起こる。フラッシュバックする佐智絵の記憶に、苦しげに口を開いた清子は「佐智絵を殺したのは、私よ...!」と言い出し...。

 

第5話「消された真実」のあらすじ

「佐智絵を殺したのは私」と衝撃的な言葉を口にした清子(風吹ジュン)に、志摩野(堺雅人)はすぐさま心療内科への入院を手配。清子の口を封じるかのような行動を訝る亮二(江口洋介)は、大田西署で志摩野を取り調べようとする。25年前、上海にいたという志摩野は事件との関わりを否定するが、清子が結婚前、新藤(宅麻伸)とつきあっており、結婚後も新藤は葛城家に出入りしていたという事実が判明する。

「佐智絵は2人の関係を知り、新藤に殺されたのではないか?」と追及する亮二に、時効となった佐智絵殺しをなぜ調べるのかと、逆に亮二を問い詰める志摩野だったが、から新藤の話を聞いたと漏らしてしまう。亮二は均と清子に事情を聞くと意気込むが、丸山(小日向文世)に止められる。時効事件は捜査の対象外なのだ。

新藤を探すのが先だと諫める丸山に亮二は「新藤は捕まらない」と言う。逃亡中に亮二らを脅すなど大胆なことができるのは、新藤を守る誰かがバックにいるからだと。25年前、新藤を逮捕できなかったのも腑に落ちるという亮二の言葉に、舜(稲垣吾郎)は信造(北大路欣也)への疑念を察して黙り込む。

そのころ、新藤は葛城家に現れていた。そして清子がいないと知ると、サチ(広末涼子)にある伝言を託す。

その夜、亮二は舜を自宅に招く。そこに富岡(谷原章介)と堀米(マギー)も現れ、富岡が事件を調べる中で、すでに新藤の存在を知っていたことを明かす。「もっとデカいネタを掴む」と執念を見せる富岡。新藤を起訴できなかった警察への怒りを露わにする堀米。佐智絵の死は、同級生に今も暗い影を落としていた。「殺されたことを見過ごすことは人として許されない」という亮二のつぶやきを舜は複雑な思いで聞く。

翌日、亮二と舜は、自分たちの部署が新藤の事件から外されたと告げられる。それでも捜査を止めない2人に丸山は「目立たないようこっそりやれ」と目をつぶる。

退院した清子はすべての記憶を取り戻していた。だが「あの日のことは誰にも言わないと決めた」と事件について口を閉ざす。

そんな折、丸山が警察功労特別賞の受賞と引き替えに部下の厳重管理を命じられた。亮二らが捜査を続ければ、丸山が厳罰を受ける。明らかな上層部からの圧力だ。署内のコンピュータに向かった舜はある覚悟を決め、職員データから信造の経歴を調べる。
一方で、唯衣(相武紗季)のもとに信造が挨拶をしにやってくる。これも信造からの圧力なのかといぶかしむ舜。

そして丸山の授賞式の当日。会場に入った亮二の携帯に取り乱した様子のサチから連絡が入る。「母がいなくなったの。新藤に会いに行ったのかもしれない!」。サチは迷った挙げ句、新藤から頼まれた「もうすぐ東京からいなくなる。最後に会いたい」という伝言を清子に伝えたという。これを聞いた清子は「許せない」とつぶやいたという。「嫌な予感がする」と不安を訴えるサチ。

授賞式が始まった。清子と新藤が落ち合う場所を推測し、壇上の丸山に一礼して会場を出て行く亮二。舜も、視線で無言の圧力を示す信造を強く見返して外へ。そして丸山もまた、受け取ったばかりの賞状を破き、2人の後に続いた。

手分けをして清子と新藤を捜索する3人。まもなく亮二は、人待ち顔で佇む新藤の姿を発見するが・・・。

次の日の朝、マンションの駐車場で車に乗り込もうとした唯衣が、トランクに押し込まれた遺体を見つける。新藤だった・・・!

 

第6話「哀しき殺人者」のあらすじ

新藤(宅麻伸)の他殺体が、唯衣(相武紗季)の車から見つかった。清子(風吹ジュン)は決別を告げるつもりで会いに行った新藤が、結局現れなかったと警察で証言する。

捜査を外された丸山(小日向文世)と舜(稲垣吾郎)のもとに、事情聴取を終えた唯衣が戻ってきた。唯衣は、亮二(江口洋介)が朝まで家に帰らなかったことを刑事に話したと言い、昨夜のアリバイがないことを案じていた。志摩野(堺雅人)は、亮二が佐智絵殺しの犯人を「殺す」と言ったことを刑事にしゃべったという。疑いを向けられた亮二に舜は昨夜のことを質すが、亮二は「時間をくれ」と口をつぐむ。しかし丸山と舜は亮二の前夜の行動を探り、亮二が犯人を自首させようとしていることを悟る。

サチ(広末涼子)に付き添われた清子は、志摩野の車で自宅へ。車中、サチは25年前のことを話して欲しいと清子に頼む。サチには関係ない過去だと制する志摩野。だがサチは、娘として清子の過去を受け止めたいと言う。

その頃、富岡(谷原章介)は新藤の死体の第一発見者となってしまった唯衣のため食事を作ってやっていた。明るく振る舞う富岡に、亮二は事件の夜に目撃したことを話す。新藤の待ち合わせの相手は富岡だった。2人が姿を消した後、亮二は新藤の顔見知りを訪ね、富岡と新藤の繋がりを知ったのだ。

富岡はすべてを告白した。新藤から金で事件の真相を聞こうとしていたこと、新藤に頼んで佐智絵の手紙を入手しようとしたこと、亮二が仕組んだ記事が出た直後、新藤が「懐かしい人から連絡をもらった。事件を掘り起こすのは止めろ」と警告してきたこと...。そして昨夜、新藤に真相を話すよう迫ったという。ところが新藤は、金をもらうために真相を知っているふりをしたと白状。「どこにでもあるどうでもいい事件」と佐智絵の死を切り捨てた。逆上した富岡は新藤を撲殺。亮二に助けてもらおうと車に遺体を隠したという。そう語った後、富岡は自殺を図ろうとするが、亮二の必死の説得で自首する。

翌日、サチが大田西署を訪ね、清子が明かした25年前の真実を亮二らに話す。事件の日、新藤には警察に言えないアリバイがあった。葛城家で清子と会っていたのだ。帰宅した佐智絵は新藤がいると知って玄関で引き返し、直後に殺されたらしい。

犯人は新藤ではないと言うサチ。だが亮二は、警察上層部の圧力に守られていた新藤には何かあると睨む。舜は「親父が絡んでる」と信造(北大路欣也)への疑惑を口にする。ノンキャリだった信造は25年前の事件を機に異例の出世を遂げていた。何が信造を押し上げたのか?「親父の過去は俺が暴きます!」と舜は決意を表す。

一方、葛城家では、サチに真実を話したことを責めるに清子が告げていた。「あなたのことは話してないわ」。

帰宅した亮二を待っていた堀米(マギー)が思わぬことを明かした。富岡が事件を調べ始めたのは、仕事で上海にいる秋本(佐々木蔵之介)がきっかけだったらしい。「秋本くんは、25年前の事件の何かを知っている」。そんな中、志摩野から連絡が入る。もうすぐ日本を発ち、上海に戻るというのだ。

サチは施設にいた頃、"幸"と書かれた黄色いタオルケットを持っていた。そして志摩野は昔、黄色いタオルケットに包まれて捨てられていた赤ん坊を探して施設を訪れていたという。その理由を志摩野は告白する。「サチさんは血の繋がった僕のたった1人の妹」...。

警視庁・刑事部長室では、均が信造を訪ね、志摩野がサチの兄であることを話していた。そんな中、舜が現れ、亮二の動きを密告。上層部に逆らう亮二に協力するより、警察組織の人間として「俺は警察を、親父を守ります」と信造に宣言して...。

 

第7話「上海の夜 引き裂かれた絆」のあらすじ

サチ(広末涼子)の兄であることを告白した志摩野(堺雅人)、25年前の事件の何かを知っているらしいという秋本(佐々木蔵之介)。2人に話を聞くため、亮二(江口洋介)は上海に向かう。一方、サチも突然現れた兄に戸惑いながらも、志摩野に会おうと上海へ発つ。

上海で亮二を迎えた秋本は、現地での志摩野の評判を話す。土地開発事業でやり手として名を馳せているが、その強引な手口に悪い噂が絶えないという。

サチも同席する中、亮二と秋本に身の上を語り出す志摩野。志摩野の母は、父の仕事の関係で移り住んだ上海で精神不安定な状態に陥り、父が病死すると、生後間もないサチを抱いて日本に帰った。上海に置き去りにされた志摩野は不動産業を営む夫婦に引き取られ、後に母が大阪にいることを知ったが、母はすでにサチを捨て、志摩野のことも忘れていた。

志摩野は、佐智絵殺しに清子(風吹ジュン)と新藤(宅麻伸)が関与しているものと思い、酷い真相をサチが知るのを恐れたという。「僕の妹だから、傷つけたくなかった」。しかしサチは「今さら、兄妹なんて...」と兄を素直に受け入れることができない。

翌日、街で志摩野が男に襲われ、カバンを奪われた。亮二の対応でカバンは無事戻ったが、ケガを負った志摩野は、仕事上の些細なトラブルだと言い、警察を呼ぼうとする亮二らを制止する。

志摩野の身を案じた亮二は、ホテルの自分の部屋を提供して泊まらせることに。サチと明日も会う約束をした志摩野は「上海に会いに来てくれてありがとう」と微笑んで部屋に消えた。

夜、秋本の部屋に移った亮二に東京の舜(稲垣吾郎)が志摩野の実情を知らせてきた。会社は破産手続きをとっており、志摩野本人も不法な利益を得たとして詐欺罪で訴えられているという。

秋本は、舜が25年前に事件を担当した信造(北大路欣也)の息子と知っていた。そして、富岡(谷原章介)に信造が怪しいと告げたことを明かす。

翌朝、姿を見せない志摩野を心配して部屋に入った亮二とサチは、倒れている志摩野を発見する。志摩野は、死んでいた!死因は毒物死。部屋に争った形跡はなく、鍵もかかっていたことから、地元警察は自殺と断定する。だが亮二は他殺を疑う。事業の失敗で追い詰められていたとはいえ、翌日もサチと会う約束をしながら自殺するとは考えられない。

日本に戻った亮二は、インターポールを通じて情報を取り寄せ、そこから判明した苛酷な真相をサチに告げる。志摩野を死に至らしめた毒物は、日本でしか入手できないこと、そして志摩野の死の前日、亮二の部屋番号を確認する日本からの電話がホテルにあったこと...。つまり日本から来た誰かが、亮二を殺そうとして毒物を仕込んだのだ!「あなたの身代わりで、私のお兄ちゃんは殺された!」。志摩野への抑えていた思いが溢れ出し、サチは慟哭する。

その頃、帰国した秋本が信造に呼ばれ、、舜も顔を揃える中で25年前の事件の日のことを話していた。「見たんですよね。殺害現場から逃げるように走っていく郷田の姿...」。

一方、亮二も抱えていた秘密をサチに打ち明ける。「なぜ俺が時効を過ぎるのを待っていたか、なぜそのことを誰にも言えずに黙っていたか。君にすべてを話そう」。あの日、佐智絵の遺体を発見した亮二。何かの気配に振り向こうとしたその瞬間...!

 

第8話「アリバイ」のあらすじ

亮二(江口洋介)は25年前、事件現場で体験したことをサチ(広末涼子)に明かす。あの日の放課後、秋本(佐々木蔵之介)と遊ぶ約束をしていた亮二は河原の近くを通り、佐智絵の遺体を発見。背後から聞こえた「後ろを振り向けばお前も殺す」という犯人らしき男の声に恐ろしくなって逃げ出していたのだ。

亮二は男の声しか聞いていないが、男は亮二の姿を見ている。いつか亮二を見つけ出し、口封じのために殺しにくるかもしれない...。亮二を案じた兄の雄一は「黙っていた方がいい。時効が成立するまで見つからなきゃいい」と言い聞かせ、その言葉に亮二は従ったのだった。

その正体不明の男が、上海で亮二の命を狙ったに違いない。そして犯人は、亮二の上海行きを知り得た人物...。そう考えた亮二は、信造(北大路欣也)のアリバイ調査を丸山(小日向文世)に依頼。さらに、宮部(浅野和之)の店を訪ねて話を聞こうとするが、宮部が信造に電話をかけ、亮二の訪問を報告したのを知って「あなたは信用できない」と店を出て行く。

大田西署に戻った亮二は、信造の不審な行動を丸山から聞く。上海で事件があったころ、信造は出席予定だった会合を急遽キャンセルし、姿を見せなかったというのだ。その間の足取りは自分が調べると言う舜(稲垣吾郎)を、亮二は「俺は誰も信じない」と突っぱねる。

そんな2人に丸山は、上海行きの旅客機の搭乗者名簿を調べようと提案。亮二らは名簿の中に信造の名前を探すが、見つかったのはなんと丸山の名前だった!「あり得ない...」と動揺する丸山を、亮二は犯人扱いして厳しく追及する。

丸山まで疑う亮二を舜は諫めるが、亮二は「誰も信じられない」と耳を貸さない。さらに舜から、秋本がと繋がっていると聞くと、亮二はさっそく秋本に会い、「なぜ隠していた」と詰問。誰も信じようとせず、疑いの刃を向ける亮二に秋本は「お前は変わった」と冷ややかに告げる。その直後、亮二は街で信造と一緒にいる唯衣(相武紗季)の姿を見かける。信じていた妹までもが信造と繋がっていたのか?ショックを受けた亮二は唯衣を厳しく問い詰める。
 葛城家を訪れていた真知子(市川実和子)が、志摩野(堺雅人)と均が繋がっていたことをサチに明かした。すると清子(風吹ジュン)は、佐智絵の手紙を燃やすよう志摩野に指示したのは均ではないかと言い、均がある理由で25年前の事件から目を背けていると告げる。

その均が、偽造パスポート事件に関わったとして、過去に事情聴取を受けていたことが判明する。丸山は、均と信造が手を組み、丸山と亮二を仲間割れさせようとしたのではないかと言う。警察上層部を通じて手を回せば、誰かが偽造パスポートで丸山の名を語って出入国することも不可能ではない。まもなく、サチが2人の繋がりを知らせてきた。偽造パスポート事件の折、均の疑いを晴らしたのが信造で、以来2人は頻繁に会っているというのだ。
 また、舜は宮部から「25年前の事件は終わっていない」という電話をかけたのは自分で、ある人物に頼まれたと告白される。一方、佐智絵の遺体を見つけた河原に立つ亮二。あの日から亮二は正体不明の男の影に怯え、人を信じる力をなくしたのだ。思いにふける亮二の前に、信造が現れ...。

 

第9話「真実の向こう側」のあらすじ

25年前の事件現場に立つ亮二(江口洋介)の前に信造(北大路欣也)が現れた。亮二は、佐智絵と志摩野(堺雅人)の殺害に信造とが関与しているのではないかと迫るが、信造に「証拠がない」と突き放される。

一方、丸山(小日向文世)も亮二を救うために捜査に乗り出す。25年前の事件の記憶に苦しみ続けている亮二を「早く、楽にしてやりたい」と舜(稲垣吾郎)に話す。

犯行の証拠を掴もうと動き始めた亮二は、均の会社で聞き込みをかけるが、けんもほろろに追い返されてしまう。仕事で上海にいる均ではない誰かが社員に箝口令を敷いたらしい。
 丸山によれば、亮二が上海にいたころ、日本の取引先で均に会った者は誰もいないという。均に対する疑いを深めた亮二は、佐智絵の殺害時の均のアリバイを清子(風吹ジュン)に尋ねる。清子は、佐智絵が自分の子なのかと疑っていた均の言葉を思い出し、「まさか主人が佐智絵を?」と動揺する。

そして亮二は、均への疑念をサチ(広末涼子)に明かす。均が佐智絵を新藤(宅麻伸)の子だと思っていたとすれば、新藤への憎悪が佐智絵に向かい、殺したとも考えられる。亮二の話に取り乱すサチ...。

そんな折、丸山から連絡を受けた亮二とサチは、均の愛人のマンションへ。留守中の部屋から亮二が薬品らしきものを発見する。丸山は志摩野殺害に使った毒物かもしれないと怪しむ。
 一方、舜は、宮部(浅野和之)に電話をかけさせたのが自分であることを認めた信造から、15年前に起こった火災事件の資料を見せられる。八ヶ岳で別荘が全焼し、家族のうち3人が亡くなった事件の犠牲者は亮二の両親と兄だった。舜が唯衣(相武紗季)にこのことを尋ねると、唯衣は信造にも同じことを聞かれたと言い、亮二が事件について何も語りたがらないことを明かす。

鑑識の結果、愛人宅の薬品は志摩野殺害に使われた毒物だと判明。均に事情を聞くと言う亮二を幼いころ、均と清子に連れられて来た水族館に誘うサチ。「25年前の真相ももうすぐ明らかになる。これがあなたと過ごす最後の時間」と告げ、思い出の場所で亮二と楽しいひとときを過ごすサチだった...。
 そのころ、綾子(片岡サチ)と25年前のことを話していた秋本(佐々木蔵之介)は、忘れていた当時の出来事をふと思い出す。秋本はある人物と接触していたのだ...。

亮二は、上海から帰国した均と会う約束を取り付ける。丸山は自分も同行すると言うが、亮二は丸山を押しとどめ、1人で均のもとへ向かう。サチに慌てた様子の丸山から電話が入った。ロッカーから丸山の拳銃が消えていたというのだ。亮二が均と決着をつけるために持ち出したに違いないと言う丸山は、サチから2人が会う場所を聞き出して急行。サチも心配になり、現場へ急ぐ。

亮二からの呼び出しを信造に報告した均は「決着は私がつけます」と告げて待ち合わせた場所へ。均に歩み寄った亮二は、愛人宅で見つけた毒物をポケットから取り出して見せようとする。それを拳銃だと思い、亮二を止めようと飛び出すサチ。そのとき、一発の銃声が響き渡る。撃たれたのはサチだった!「亮二さんが無事で...良かった...」と微かな笑みを見せたサチは、亮二の腕の中で静かに目を閉じ...。

 

第10話「十字架を背負う者たち」のあらすじ

危篤状態に陥っていたサチ(広末涼子)の意識が戻る。最期の力を振り絞り、「あなたに会えて自分の人生を生きて行こうと思うことができた」と亮二(江口洋介)に思いを告げたサチは静かに目を閉じ、そのまま眠るように息を引き取る。丸山(小日向文世)に連絡を受けて東京に戻った舜は、「俺のせいだ!」と自分を責める亮二の痛々しい姿にかける言葉もない。

翌日、亮二は自分のせいでサチを死なせたことを清子(風吹ジュン)に謝罪。清子の「あなたも自分の人生を取り戻して」という言葉に、自分の人生を狂わせ、サチの命までも奪った犯人の正体を突き止めることを固く決意する亮二の胸に、への疑惑が再燃する。

調査を再開した亮二は、均と信造(北大路欣也)を結びつけた偽造パスポート事件を洗い直す。そんな折、唯衣(相武紗季)から「黒木さんのお父さんはお兄ちゃんの味方」と聞かされる。

15年前に別荘の火災で亮二の両親と兄が亡くなっていたことを知った舜(稲垣吾郎)は、現場である長野県の八ヶ岳に赴いて出火原因を調査。子どもの火の不始末による事故として処理されていた火災に、じつは放火の疑いもあったことが判明する。当時、別荘の周辺をうろつく不審な男が目撃されていたらしい。舜はつかんだ事実を信造にぶつける。目撃された不審者とは新藤(宅麻伸)だった。しかし、この情報は警察によって握りつぶされている。25年前の事件と同じく、新藤が浮上すると捜査が中断されるのはなぜなのか?舜の疑惑に信造は真相を明かす。

25年前、上層部の圧力によって捜査を外された無念から、信造は佐智絵殺しの捜査を密かに続けていたと告白。独自に集めた事件の資料を手渡し、舜に真相の追及を託す。一方、亮二は、秋本(佐々木蔵之介)から25年前の思わぬ話を聞かされる。秋本を亮二と間違え、接触しようとした男がいたというのだ。秋本はその男の顔を見ていた...。

ある確信を得た亮二は均のもとへ向かう。愛人宅で見つけた毒物を示し、事件との関わりを問う亮二。「何も話すことはない」と追い返す均を、亮二は「また出直します。今度は、別の手土産を持ってあなたに会いに来ます」と挑発する。

一方、大田西署では、舜と丸山がサチが撃たれた事件を追っていた。鑑識の結果、現場にいた亮二、均、丸山から硝煙反応は認められず、銃を撃ったのは別の誰かだったと判明する。そこに亮二が現れ、均を徹底的に洗い直したいと言い出す。均の会社を調べた亮二らは、25年前に経営が悪化していたこと、均が傲慢なやり口で恨まれていたことを知る。

舜は、信造から託された佐智絵殺しの捜査資料を亮二に見せる。その夜、自宅で資料を読み直した亮二は、ある重大な事実に気づく。

翌日、出勤した亮二は「確実な証拠を手に入れた」と舜らに話す。そして「自ら罪を認めさせる」と電話をかけ、その相手に「手土産の準備ができました。あなたに会いに行きます」と告げ...。

 

最終回のあらすじ(ネタバレ注意)

亮二(江口洋介)は、ようやくたどり着いた25年前の事件の犯人と対決することを信造(北大路欣也)に報告。佐智絵、志摩野(堺雅人)、サチ(広末涼子)が殺された3つの事件は、同じ人物の犯行だと告げる。信造は、すでにその人物を捜査本部が追っていると言い、亮二の危険な行動を止めようとする。だが亮二は「すべてを知りたい。25年前の真実を明らかにしたい」と訴え、自ら犯人と対峙させてほしいと頭を下げる。その悲痛な願いを受け止めた信造は、亮二が遺体の第一発見者だったことを掴めなかった自分の不甲斐なさを詫び、真相に迫ろうとする亮二を送り出す。

待ち合わせ場所のスタジアムにやって来た亮二に、舜(稲垣吾郎)から無線連絡が入る。「これ以上、犠牲者を出さないように」と信造に護衛を命じられ、現場に向かっているという舜は、そこに現れる犯人が誰であるかをすでに知らされていた。

亮二に呼び出されたがやってきた。亮二は均に25年前の事件との関わりを厳しく追及。緊迫したやりとりを続ける2人に、サチを狙撃したものと同じライフルの銃口が向けられていた。亮二に狙いが定まったその瞬間、護衛のために駆けつけた舜が、男の凶行を止める。その男とは...丸山(小日向文世)だ!

サチが撃たれたときと同じ状況を作れば、犯人はまた2人を狙いに来る。そう考えた亮二が丸山をおびき寄せるために仕掛けた罠だったのだ。「その予想が外れることを、俺はどこかで祈っていた!」と悔しさを爆発させる舜。観念した丸山は思わぬ行動に出る。自首すると捜査本部に電話をかけたのだ。

丸山はサチの殺害を認めたが、亮二を守るために咄嗟に撃ったと過失致死を主張。25年前の事件については、何も知らないと関与を否定する。しかし亮二は秋本(佐々木蔵之介)から、25年前、亮二と間違えて秋本を見張っていた男が、近所の交番のお巡りさんだったと聞かされていた。

丸山はすでに捜査本部の手にあり、亮二が取り調べることはできない。苛立つ亮二に追い打ちをかけるように、即刻研修を中断し、リヨンのインターポールに戻れとの指示が出た。しかし信造は、辞職を覚悟で、亮二が丸山を取り調べられるよう取りはからう。

取調室でついに対峙する亮二と丸山。口火を切ったのは同席した舜だった。亮二を狙って志摩野とサチの命を奪い、均に罪を着せようとしたのではないか?15年前の八ヶ岳の火災も丸山の犯行で、警察上層部と繋がる新藤(宅麻伸)の存在をちらつかせることで、事件をもみ消したのではないか?そんな舜の追及を、丸山はどれも証拠がないとかわす。

そのとき、亮二が口を開く。信造の捜査資料で事件を洗い直していたとき、佐智絵殺害現場からの押収品だった野球カードについて、丸山が漏らした一言。それは第一発見者だった亮二と犯人しか知り得ない事実だったのだ。その切り札を突きつけられた丸山はすべての罪を認め、佐智絵殺しの動機を告白する。25年前、均の会社に勤めていた丸山の妹は、会社の金を横領した疑いをかけられて自殺していた。丸山は妹を奪われた恨みを均に向け、復讐のために佐智絵の命を奪ったのだった。開き直った丸山は舜の拳銃を奪い、もみ合いになる亮二と丸山。銃を奪った亮二に丸山は「撃てよ!」と挑発するが、亮二は、「真実が明らかになったことで俺はこれから自分の人生を生きていける。」と語り、時効によって罪を償うチャンスを失った丸山を「可哀相に」と哀れむ。

数日後、舜は新藤に関連するすべての事件で隠蔽工作を働いた警察OBの代議士を告発。信造は辞表を提出し、正義を貫くと誓う舜に後を託して警察を去る。そして、亮二がリヨンに発つ日。唯衣(相武紗季)に送り出された亮二は、25年前の事件現場へ。佐智絵に祈りを捧げ、ようやく取り戻した自分の人生を歩み出す。

※フジテレビHPより引用

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