◆オトメン(乙男)
2009年8月1日からフジテレビ系列で放映。 菅野文が原作の同名の漫画をドラマ化。
大和撫子的な要素を持つオトメン日本男児と、日本男児的なたくましさを持つ大和撫子美女との恋愛を描いたコメディドラマ。「オトメン」とは、外見は男らしく趣味嗜好が乙女な男子のこと。
主演は、連続ドラマ初出演となる岡田将生。 ヒロイン役の美少女に夏帆が抜擢された。
⇒オトメン(乙男) 動画 (最終回の結末に注目!)
◆オトメン(乙男)
柴咲コウ 「ラバソー〜lover soul」
◆オトメン(乙男)の出演者
正宗飛鳥 ...... 岡田将生
都塚りょう ...... 夏帆
多武峰一 ...... 木村了
橘充太 ...... 佐野和真
有明大和 ...... 瀬戸康史
黒川樹虎 ...... 市川知宏
小針田 雅 ...... 桐谷美玲
花沢夢子 ...... 柳原可奈子
飛鳥の父 ...... 鶴見辰吾
飛鳥の母 ...... 山本未來
りょうの父 ...... 高田延彦
◆オトメン(乙男)のスタッフ
原作:菅野文「オトメン(乙男)」(白泉社「別冊花とゆめ」連載中)
脚本:野口照夫、栗原鞠記、半澤律子、吹原幸太
プロデュース:関谷正征
演出:谷村政樹
制作:フジテレビドラマ制作センター
◆オトメン(乙男)の視聴率
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2009年8月1日 | 恋せよオトメン | 9.6% |
| 第2話 | 2009年8月8日 | 猟奇的な親子 | 5.9% |
| 第3話 | 2009年8月15日 | ねらわれたオトメン! | 6.4% |
| 第4話 | 2009年8月22日 | そのオトメン、凶暴につき | 5.7% |
| 第5話 | 2009年9月5日 | オトメンたちの大和! | 6.3% |
| 第6話 | 2009年9月12日 | やまとなでしコン! | 6.0% |
| 第7話 | 2009年9月19日 | ガラスの乙男 | 5.1% |
| 第8話 | 2009年9月26日 | 乙男の祈り | 5.1% |
| 第9話(秋1話) | 2009年10月13日 | オトメン♂パラダイス | 8.2% |
| 第10話(秋2話) | 2009年10月20日 | 花より乙男 | 7.2% |
| 第11話(秋3話) | 2009年10月27日 | 贈るほどでもない言葉・前編 | % |
| 最終回(秋4話) | 2009年11月3日 | 贈るほどでもない言葉(後編) | 8.4% |
◆オトメン(乙男)のあらすじ 最終回 ネタバレ注意!
第1話「恋せよオトメン」のあらすじ
銀百合学園剣道部主将・正宗飛鳥(岡田将生)は、全国高校剣道大会で劣勢に追い込まれていた銀百合学園を1人で逆転勝利に導く。試合後、飛鳥は銀百合学園1年の有明大和(瀬戸康史)が不良に絡まれているのを止めに入っていた1人の少女・都塚りょう(夏帆)を助ける。お礼を言って帰っていくりょうの笑顔に胸がときめく飛鳥。
後日、銀百合学園2年A組にりょうが転校してきた。再会に驚く飛鳥とりょう。放課後、剣道部の見学をしていたりょうは、飛鳥に憧れ弟子入りを希望している大和と、クラスメートの橘充太(佐野和真)から飛鳥がいかに完璧な日本男児であるかを聞かされる。同じ頃、バッティングセンターで遊んでいた金原学園の不良たちの中に、なぜか飛鳥に敵意をむき出しにする多武峰一(木村了)がいた...。
学校の帰り道、飛鳥は公園で少年が母親にぬいぐるみをゴミ箱に捨てられているのを目撃する。幼少期に父親(鶴見辰吾)が「本当は女になりたかった」と家を飛び出したことにショックを受けた母親の浄美(山本未來)から「男らしく」と厳しく育てられ、乙女趣味なものをダンボールに詰めて封印していた飛鳥。しかし気持ちは封印できず密かに乙女なものを愛する"隠れオトメン"になっていた飛鳥は、少年と自分を重ね合わせ、ぬいぐるみをゴミ箱から拾って帰る。帰宅後、浄美の留守を確認した飛鳥は得意の裁縫でぬいぐるみをキレイに直し、ぬいぐるみ用帽子なども編みあげる。こっそりと後をつけてきて、一部始終を覗き見していた充太は大喜びで...。
翌日、飛鳥は女子たちがナンパ男で有名な充太がりょうを家庭科室に呼び出したと聞き、慌てて家庭科室に向かう。すると室内からりょうの困惑する声が聞こえてきた。慌てて部屋に入る飛鳥だが、りょうの家庭科の課題であるケーキ作りを充太が手伝っていただけだった。飛鳥が安心したのも束の間、絶望的に不器用なりょうが作ったケーキはグロテスクな形をしていた。あ然とする飛鳥は、充太が部屋を出ると同時に手伝いを申し出て、ケーキ作りを指導していく。出来上がった完璧なケーキに喜ぶ2人。
そんな中、多武峰ら金原学園の不良たちが飛鳥に仕返しをするために銀百合学園に来た。飛鳥を道場に呼び出した多武峰たちだが、手違いがあってやって来たのはりょうだった。荒らされた道場を見て怒るりょう。大和から状況を聞き、駆けつけた飛鳥と多武峰が剣道で対決する。2人は白熱した戦いを繰り広げるが、横槍が入り飛鳥がピンチに。直後、りょうのとび蹴りがさく裂し、不良たちを次々と倒していく。驚く飛鳥にりょうは「飛鳥さんを見ると守ってあげたくなるんです」と微笑み...。
第2話「猟奇的な親子」のあらすじ
ある日、正宗飛鳥(岡田将生)は都塚りょう(夏帆)から突然「パパになってください!」と言われる。驚きつつもそれが託児所の手伝いを頼まれただけだとわかり引き受ける飛鳥。なぜか付いてきた有明大和(瀬戸康史)と橘充太(佐野和真)と共にりょうの家に立ち寄った飛鳥は、りょうの父・猛()と遭遇。男らしさに異常に固執する猛は、準備のためエプロンをしていた飛鳥に激怒する。そのあまりの剣幕にたじたじになる飛鳥たち。
託児所では、亡き母親の面影をりょうに重ねていた男の子・ゲン(澁谷武尊)が飛鳥を敵視して不機嫌になっていた。夜になって他の子供たちが帰る中、父親の迎えが遅れていたゲンだけが残る。相変わらず飛鳥を無視するゲン。りょうはその場をとりなすように、おやつと生卵を差し出した。驚いて止めた飛鳥はかわいくデコレーションしたパンケーキを作る。
喜んで食べたゲンは飛鳥をママ、りょうをパパみたいだと話す。やがてゲンが帰ると、飛鳥とりょうは片付けを始める。料理が苦手と言いながらも特訓して明後日の猛の誕生日に手料理を作ってあげたいと話すりょうに、飛鳥はまたしても胸をときめかせる。
翌日、剣道部の臨時コーチとして猛がやって来た。飛鳥を軟弱な男と思いこんでいる猛の厳しい特訓が始まった。くたくたになりながら部活動を終えて帰ろうとする飛鳥は、家庭科室に灯りがついているのを見つける。家庭科室に行ってみると、飛鳥の予想通りりょうの姿があった。家では猛がキッチンに立つことすら許さないため、家庭科室で料理の自主練をしていたのだ。食べてもらえないかもしれないとしながらも必死で料理をするりょうを見つめる飛鳥。
テーブルにケーキや少女マンガを並べ、隠れて飛鳥の反応を見ようとする母親の浄美(山本未來)のワナをクリアして自分の部屋に入った飛鳥は、改めて乙女趣味を隠すことを自分に言い聞かせる。翌日、充太にあっさり乙女趣味を指摘された飛鳥。隠している事情を話すも、充太は自分なら好きな人にウソはつきたくないと言い、オトメンの飛鳥なりにりょうを救う方法はあるはずだと助言する。
部活で猛の特訓でくたくたになっていた部員たちの中、飛鳥は猛に互角稽古をお願いする。1本でも取ることができたらお願いを聞いて欲しいという飛鳥の申し出を受ける猛。激しい戦いの末、猛から1本とった飛鳥。その帰り道、飛鳥はりょうに声をかけた。料理が得意で甘いものが好きなことを打ち明け、自分を頼って欲しいと告げる飛鳥にりょうは笑顔を返す。
2人で猛の好きな筑前煮と誕生日ケーキを作るが、やがて帰宅した猛は出てきた料理を見て怒り出す。そんな猛に飛鳥は勝負した時に約束したお願いがは、りょうが心を込めて作った料理を食べることだと迫る。飛鳥の気迫におされ料理とケーキを食べた猛は、りょうにこれまで厨房に立つのを禁止していたのは亡き妻のことを思い出すからだと告げた。帰る飛鳥を見送りながら、猛はいつか飛鳥に嫁にきてもらえとりょうに勧め...。
第3話「ねらわれたオトメン!」のあらすじ
剣道部の校内強化合宿が近づいた。正宗飛鳥(岡田将生)は、この時期になると剣道部の男子に殺された女子生徒の幽霊が出るという銀百合伝説を耳にして密かに怯えていた。飛鳥の異変に気づいた橘充太(佐野和真)は、都塚りょう(夏帆)にあるお願いをする。
合宿当日。登校してきた飛鳥の前に黒川樹虎(市川知宏)が現れた。荒れ果てた庭を花園に改造としている樹虎は、飛鳥が立ち去った後に雑草の中から小さな石碑を発見する。 飛鳥が宿泊室に行くと合宿の準備をする部員の中にりょうの姿があった。合宿期間中だけマネージャーをやるという申し出に喜ぶ飛鳥や部員たち。そんな中、有明大和(瀬戸康史)が昔の剣道部員が写った写真を見つける。そこには飛鳥と似た男が写っていた。
稽古場に向かうと、道場には多武峰一(木村了)がいた。都塚猛()に誘われ、剣道部に入部したという。多武峰が剣道を始めたことを素直に喜ぶ飛鳥だが、多武峰は飛鳥に敵意を燃やしたままだ。そんな矢先、飛鳥の竹刀が折られ、飛鳥自身にも耳鳴りが聞こえ始める。不安にかられながらも、不可思議な現象を気のせいだと自分に言い聞かせる飛鳥。
そして入浴中、再び耳鳴りがした。直後、飛鳥の手が血で染まり、浴槽からは長い大量の髪の毛が。その夜、怯える中島(田辺季正)に頼まれトイレに付き合った飛鳥は、家庭科室から聞こえてきた物音に気付き近づいていく。意を決してドアを開けると、そこには朝食の下準備作りをしているりょうがいた。ホッとしながら、料理の手伝いをする飛鳥。ドアの向こうには幸せそうな飛鳥を見つめる女性の影があった。
翌日も飛鳥には奇妙な出来事が次々と襲いかかる。飛鳥を救うべく幽霊を退治しようと意気込むりょう。その後、正宗浄美(山本未來)から樹虎が見つけた石碑が飛鳥のひいおじいさんの雅人が建てたものだと聞いた飛鳥は、銀百合伝説の決着をつけるべく、りょうと共にウワサの北校舎に行く。ところが、女性の幽霊がりょうにとりついてしまった。飛鳥を襲うりょうだが...。しばらくすると、冷静さを取り戻した霊が「死んだのを忘れて取り乱した」と明るく話しだした。
すっかり打ち解けて盛り上がる飛鳥と霊。話すうちに伝説はあくまでうわさであることがわかった。やがて百合と名乗った霊と雅人が両思いであったことがわかると、百合は飛鳥に励ましの言葉を残してりょうの体から出ていく。その一部始終をやっぱり盗み見していた充太だった。百合の言葉を受け、りょうを映画に誘った飛鳥。しかし大和も一緒に行くと言い出し、結局はデートにこぎつけないままで...。
第4話「そのオトメン、凶暴につき」のあらすじ
正宗飛鳥(岡田将生)は、橘充太(佐野和真)に都塚りょう(夏帆)をデートに誘うように勧められるが頬を染めて無理だと言うばかり。一方、多武峰一(木村了)が銀百合学園2年A組に転校してきた。転校は飛鳥を倒すためだという多武峰の自己紹介に苦笑いする飛鳥と、波乱の予感に喜ぶ充太。剣道部の練習では腕が落ちていない多武峰を素直に認める飛鳥だが、多武峰は飛鳥を天敵だと言い放つ。
そんな中、有明大和(瀬戸康史)に頼まれ大和の叔父が営む海の家の手伝いに行くことになった飛鳥ら剣道部員、りょう、充太、妹の久利子(武井咲)。海の家「政」の店主・マサ(神保悟志)は到着した飛鳥たちを大歓迎。数日後に行われる町主催のイベントのヒーローショーに出演して欲しいという。
演出家の町内会長の息子の幼い少年を紹介され、相手が子供であることに安心する磯野(澤部佑)だったがスパルタ指導を受ける。 その夜、浜辺で素振り稽古をしている多武峰を見かけ目をとめた久利子は、飛鳥が多武峰に「隙だ」と話しているのを「好きだ」と勘違い。慌てて充太に報告する。
学校で多武峰が黒川樹虎(市川知宏)に「飛鳥がいないとダメ」と話していたことを思い出した充太は、飛鳥に気持ちを確認するが意味深な発言にますます誤解は深まるばかりだった。 その頃、イベントで行われる世界的に有名なヘアメイクとスタイリストのトークショーを目当てに小針田雅(桐谷美玲)らが海に向かっていた。
そして、イベント当日。なんとかヒーローショーを終えた飛鳥は多武峰にもっと仲間と溶け込むように助言をする。しかし、多武峰はかつて全国大会で飛鳥に打ちのめされて以来、飛鳥をライバルとして意識することが自分の生きがいだと話す。
一方、イベント会場では車の渋滞に巻き込まれたヘアメイクとスタイリストとモデルの到着が遅れていて、スタッフに頼まれりょうがモデルをすることに。控え室で衣装を着替えていた飛鳥と多武峰はアシスタントにメイクとスタイリングされたりょうのひどさに愕然とする
。飛鳥は迷った末にりょうの衣装を華麗にアレンジ。多武峰に乙女趣味があることを告白する。すると、多武峰が動き出し、りょうに華麗なメイクをほどこした。驚く飛鳥に、お互い様だと恥ずかしそうに告げる多武峰。そして、やはり充太と久利子はその一部始終を見ていた。
その後、"ビューティーサムライ"としてステージに登場し、衣装やメイクについて熱く語った飛鳥と多武峰のおかげでイベントは大成功をおさめた。素性をかくしたままとはいえ、人前で堂々と好きなものを表現できたことに喜びを感じる2人。照れ隠しで「お前は天敵だ」と去っていく多武峰を飛鳥は笑顔で見送り...。
第5話「オトメンたちの大和!」のあらすじ
海の家「政」の手伝いで海へ来ていた正宗飛鳥(岡田将生)が早朝稽古をしていると、走りこみをしていた有明大和(瀬戸康史)が来た。飛鳥は強い男になりたいと努力する大和を励ます。
まったく客が入らない「政」のため、橘充太(佐野和真)と飛鳥は浜辺の女の子に声をかけては店に誘うが、店は古くメニューがヤキソバしかないことで来たお客もすぐ帰ってしまう。一方、充太の部屋でマンガ『らぶちっく』の原稿をチェックしていた久利子(武井咲)は、風に飛ばされた原稿を拾いに行くが、通りかかった黒川樹虎(市川知宏)が表紙を拾っていたことに気付かなかった。
その夜、隣接するホストクラブもどきの海の家「シードラゴン」に店の権利を売るように勧められていたマサ(神保悟志)を見た飛鳥は、力になろうと新メニューを考える。かわいらしいフラッペの試作品を作って都塚りょう(夏帆)に差し出し2人の時間を楽しもうとする飛鳥だが、タイミング悪く大和が現れるのだった。
さっそくフラッペをメニューに加えるべく飛鳥と大和と充太は果物屋に行くが、果物は「シードラゴン」に買い占められた後だった。果物を譲ってもらおうと「シードラゴン」にむかった飛鳥たち。するとホストで大和を以前から知っているジュンが、大和をバカにするように話しかけてきた。それでもヘラヘラと笑って対応する大和を見た飛鳥は、「シードラゴン」で働かないかという誘いを「勝負で勝ったら」という条件で引き受ける。
第1種目のビーチサッカーが始まった。大和はジュンにわざと反則されても引きつった笑顔を浮かべるだけで何も言わず、飛鳥や充太の奮闘もむなしく試合は負けてしまう。第2種目の海中息止め対決では磯野(澤部佑)のおかげで勝利した。共にリーチとなった第3種目はビーチフラッグだ。大和はジュンに突き飛ばされてしまうが、多武峰一(木村了)と飛鳥がフラッグを取り、飛鳥たちは見事勝利をおさめてフルーツを手に入れた。
その夜、浜辺で自分のふがいなさに落ち込んでいた大和をみつけた飛鳥が声をかけるが、直後、背後から何者かに襲われる。飛鳥はとっさに避けたが大和は腕にケガを負う。「シードラゴン」の卑劣な仕返しに憤る飛鳥たちだが、大和だけは帰ろうと申し出る。 翌日、大和が帰宅準備をして「政」へ行くと客を装ったジュンたちが久利子を相手に嫌がらせをしていた。オロオロするばかりの大和に飛鳥は、逃げないで自分で守れと告げる。
その言葉に励まされるようにジュンたちに立ち向かっていく大和。やられても、やられても立ち上がる大和を見つめる飛鳥と久利子。ジュンの仲間もやってくるが、飛鳥とマサの助けもあって「シードラゴン」の面々は退散する。大和はボロボロになりながらも笑顔を浮かべていた。 翌朝、原稿の表紙がないことに気付き浜辺を探していた久利子は樹虎から表紙を渡され、一瞬にして目を奪われてしまう。
同じ頃、走りこみをしていた大和は久利子を思い浮かべ、飛鳥に気になる子がいると話していた。浜辺にりょうの姿を見つけた飛鳥は声をかける。すると並んで座る2人の前に2頭のイルカが姿を現した。自分の想像と同じシチュエーションにときめく飛鳥。しかし、りょうは「私たちずっと友達でいられますね!」と笑顔で話す。そんなりょうの無邪気な笑顔に飛鳥も微笑み...。
第6話「やまとなでしコン!」のあらすじ
銀百合学園の伝統行事である、女らしさを競う「やまとなでしこコンテスト」が近づいてきた。2年A組では代表出場者を決める投票が行われ、結果に満足気にうなずく正宗飛鳥(岡田将生)。圧倒的な強さで2年代表に選ばれたのは都塚りょう(夏帆)だった。
りょうに付き添い"なでしコン"実行委員会にやって来た飛鳥と橘充太(佐野和真)は、実行委員である黒川樹虎(市川知宏)からコンテストの詳細を知らされる。種目は着付け、お茶、生け花、料理の4種目で、りょうの苦手なものばかりだ。出場者にはサポートをする男子生徒の介添人が必要だと聞いた飛鳥は、りょうに手伝いを申し出る。りょうを支え、立派な大和撫子にすることを心に誓う飛鳥。そこへ3年代表に選ばれた小針田雅(桐谷美玲)がやって来た。
過去2年、優勝している雅は余裕の笑みを浮かべ、りょうに正々堂々と勝負しようと声をかける。 各学年の代表者が掲示板に張り出された。有明大和(瀬戸康史)は1年代表の欄に自分の名前を見つけ驚き尻込みするが、橘久利子(武井咲)の口車に乗せられてやる気を出す。まるで興味を示さなかった多武峰一(木村了)だったが、介添人に飛鳥の名前を見つけ雅に介添人になると申し出る。飛鳥はりょうにちらし寿司の作り方を伝授していた。
そして、コンテスト当日。ステージにりょう、雅、大和が登場するが、男子は出場禁止のルールにのっとり大和はあっけなく退場。第一種目・着付けでは飛鳥の着付け、多武峰のメイクにより両者引き分けに。第二種目・お茶では雅が勝利、第三種目・生け花ではりょうが勝利をおさめ、最終種目の料理対決へ。
手際よくあざやかな料理を作る雅に対し、失敗ばかりのりょうを見ていた飛鳥は、充太に客の視線をステージからそらさるようにお願いする。そのすきには自ら料理を作ってすり替えようと企てるが、へたながらも必死に頑張るりょうの姿に心を打たれ離れた場所からこっそりと指示を出すことに。飛鳥の指示を受け、できあがったのは豪華な雅の料理とはかけ離れた「なめろう丼」だった。しかし審査員から大好評。引き分けとなり、延長戦は弓道で対決することになった。
対決直前、雅がりょうに負けた方は飛鳥から手を引くという賭けを申し出た。無言で見つめあった後、了承するりょう。そして、勝負が始まった。飛鳥から風の流れを読むようにとの助言を受け、見事勝利したのはりょうだった。やまとなでしこコンテストに優勝したりょうは神社の本殿になでしこの花と扇を射抜いた矢を、飛鳥は射抜かれた扇を、並んで奉納する。それを奉納した2人は運命の恋が始まるという伝説があり...。
第7話「ガラスの乙男」のあらすじ
本屋で少女マンガ「らぶちっく」を読み、胸をときめかせる正宗飛鳥(岡田将生)。「らぶちっく」の作者でありながら正体を隠している橘充太(佐野和真)は、美術の授業で無意識に「らぶちっく」のイラストを書いて飛鳥に見られてしまうが、とっさにファンだからだとごまかした。そんな中、「らぶちっく」が黒泉社漫画大賞に選ばれた。大賞受賞者が授賞式に欠席するわけにもいかず、充太は久利子(武井咲)に幸花ジュエルになりすますように提案する。同じ頃、多武峰一(木村了)は剣道部部室に飛鳥が置いていった「らぶちっく」を手にしていた。
黒泉社では、少女漫画界のカリスマ・城之内ミラが漫画大賞のプレゼンターを依頼されていた。実は、ミラは飛鳥の父・主水乃介(鶴見辰吾)だった。受賞作「らぶちっく」の作者が高校生男子で正体を隠していると聞いた主水乃介は依頼を受けることにする。
漫画大賞授賞式。招待券を抽選で当てて会場に来ていた飛鳥と都塚りょう(夏帆)と会った充太は出版社勤務の叔父に入れてもらったとウソをつく。一方、控え室で待機していた久利子の元に黒川樹虎(市川知宏)がファンからの花を届けに来た。久利子がジュエルと誤解させたまま口外しないようにお願いする久利子に、樹虎は了承しながらも読者は正直であることを求めているのではないかと話す。樹虎の言葉に思いをめぐらす久利子。
会場では充太が幼い頃から憧れていた城之内ミラと会えた興奮のあまり自分が漫画家になろうと決めたきっかけがミラであったことを熱く語る。充太の言葉を聞きつけ驚く飛鳥。慌てる充太だが、飛鳥は漫画家志望と勘違いしたようだ。ホッとしたのも束の間、すぐに携帯に久利子から代理を断るメールが届いた。控え室で頭を抱える充太。するとそこへミラがやってきて、少女漫画家は自らの作品にふさわしいキャラクターであるべきと考えるなら、やるべきことは1つだとアドバイスをおくる。その言葉を聞いた充太は、すっかり「らぶちっく」にハマって本屋で続きを読んでいた多武峰を呼び出す。
間もなく授賞式が始まろうとする頃、飛鳥は会場でミラと対面し、父親とは知らずにサインを求めた。飛鳥が息子であると気付いたミラは色紙に「正直であってほしい」と言葉を残した。
多武峰のメイクによって女性に変装した充太だった。スピーチに充太の面影を感じ取ったりょうの言葉を聞き飛鳥が振り向くと、ジュエルは微笑んでいて...。
第8話「乙男の祈り」のあらすじ
剣道場の隅で正宗飛鳥(岡田将生)、多武峰一(木村了)、橘充太(佐野和真)が苦い表情であるチラシを見ていた。チラシには、最近、連続で起きているひったくり犯の似顔絵がかかれており、それは磯野(澤部佑)にそっくりだったのだ。コーチとして来ていた刑事の都塚猛()もまた磯野に疑惑の目を向けるが、事情を知らない磯野だけは選手として期待されてると勘違い。張り切って稽古を続けていた。
稽古終了後、猛が飛鳥に"乙女心"を指導して欲しいと頼んできた。戸惑う飛鳥だが、女性心理を理解することで犯罪を未然に防ぎたいという猛の言葉に、引き受けることにする。猛と共にレディースファッション店やぬいぐるみ店などを回る飛鳥。ファッション店で居心地が悪そうな猛に対し、飛鳥は花沢夢子(柳原可奈子)そっくりの店員に驚きながらもテンションは上がる一方だ。
ぬいぐるみ店では、編みぐるみ教室に参加することになった飛鳥と猛だが、講師は正宗浄美(山本未來)にそっくりだった。飛鳥はあ然とするが、別人とわかると実力を発揮して素晴らしい編みぐるみを完成させた。 帰り道、猛は飛鳥に乙女心を知りたかった理由は仕事ではなく、今週末の都塚りょう(夏帆)の誕生日プレゼントを選ぶためだったと話す。その矢先、猛に刑事の相棒から磯野に不審な動きがあったと連絡が入った。
公園で剣道の稽古をしていた磯野の元へ駆けつけた猛が離れたところで監視を続けていると、公園に1人の老女が入ってきた。磯野は老女の荷物を持ってあげようと近づくが、襲ったと勘違いした猛は磯野を取り押さえる。わけがわからないまま連行される磯野。
飛鳥は、橘充太(佐野和真)から女の子は誕生日に自分の願いを叶えてくれる相手が現れるのを待っているはずだとアドバイスをされ、りょうを誘う決心をするがなかなか声をかけられないでいた。そんな中、りょうが剣道部の稽古を見学しに来た。意を決した飛鳥が誕生日に時間を欲しいと申し出ると、喜ぶりょう。
誕生日当日、2人はピクニックへ行き、飛鳥の手作り弁当でお祝いをする。そこへ磯野とそっくりな男が近づいてきた。男は飛鳥のバッグを奪って逃走するが、飛鳥が追いかけ取り押さえた。飛鳥のあざやかな取り押さえ方に感激するりょう。男の逮捕により、磯野は釈放された。
その夜、せっかくの誕生日が台無しになったと落ち込む飛鳥に、りょうはお願いがあると告げる。りょうの真剣なまなざしにドキッとする飛鳥だったが、お願いは「剣道で勝負をして欲しい」だった。月明かりの中、真剣勝負を繰り広げる2人がいて...。
第9話「オトメン♂パラダイス」のあらすじ
銀百合学園では、生徒たちがお笑いのてっぺんを目指して競い合う「銀-1グランプリ」の開催が近づいていた。「銀-1」とは文化祭に代わる催しで、当日は一般客もやってきて盛大な盛り上がりを見せる一大イベントだ。2年A組は飲食店をやることになり、正宗飛鳥(岡田将生)は厨房責任者となった都塚りょう(夏帆)のサポートを申し出て、"銀百合てっぺんバーグカレー"を提案する。見た目やネーミングのみならず、味にもこだわったメニューにりょうと橘充太(佐野和真)は大賛成。さっそく飛鳥による作り方レクチャーが始まった。
同じ頃、有明大和(瀬戸康史)と磯野(澤部佑)は剣道部の練習試合の書類を提出するため、対戦校の銅蘭高校に来ていた。ヤンキーばかりの生徒に怯えながらも生徒の1人に声をかける磯野だが、いきなりヤンキーたちに追われることに。2人はとっさに逃げ込んだ教室で、きれいな少女・美由紀(山下リオ)に救われた。それをきっかけに磯野は美由紀と付き合うことに。磯野からおのろけ話に驚く剣道部員たち。
練習試合当日、銅蘭高校を訪れた飛鳥たち。しかし、剣道場はヤンキーな生徒たちが囲み、選手もかなり強面ばかりという完全なアウェー状態に動揺を隠せない部員たちだが、多武峰一(木村了)だけは平常心を保っていた。そして、試合が始まった。反則を繰り返す銅蘭高校の攻撃にボロボロになりながらも勝利する多武峰だが、その後の3人は反則攻撃に敗れる。銅蘭高校の卑劣な行為に怒りを露わにする飛鳥は、大将戦で堂々の勝利をおさめる。
気絶した対戦相手にかけよったのは妹の美由紀だったが、磯野たちはそれに気づいていなかった。帰り際、磯野は美由紀に会っていた。病気の親の治療費が足らないという美由紀にお金を渡した磯野は、「銀-1」に遊びに来るように誘う。その後、磯野が渡したお金は剣道部の遠征費であることがわかった。
「銀-1」の開催が近づき、飛鳥はりょうに美味しい「銀百合てっぺんバーグカレー」の作り方を教えていた。出来上がった試作品を試食しようと、テーブルに向かい合う飛鳥とりょう。心の安らぎを感じた飛鳥はりょうに料理を教えてくれた父親の話をする。その流れで飛鳥がりょうへの想いを告げようとしたその時、磯野たちが家庭科室へやってきてしまった。一方、美由紀の前で格好いい姿を見せたいと優勝を目指す磯野は意外性を狙い多武峰をコントに誘う。
「銀-1」当日。2年A組の「銀百合てっぺんバーグカレー」や多武峰のメイクアップ、黒川樹虎(市川知宏)の"銀百合の母"が大盛況だ。やがて体育館ではコントが始まった。多武峰が下ネタをやる姿と、そのネタに大笑いするりょうに驚く飛鳥。結果発表では、多武峰の健闘もむなしく優勝を逃す磯野たち。その頃、大和は美由紀が銅蘭高校のヤンキーを引き連れていることを発見。磯野を"カモ"だと話しているのを聞いてしまう。
大和からの連絡を受けて美由紀のもとへやってきた磯野は、美由紀の豹変ぶりに怒り、ヤンキーたちがかつあげで得たお金を奪って逃げる。大和から一部始終を聞いた飛鳥とりょうは、磯野を助けに行く。追いつめられた磯野を間一髪で助けた飛鳥とりょう。ヤンキーたちに立ち向かいながらもりょうは「私も飛鳥さんといると胸がキュンとします」と告げるのだった...。
第10話「花より乙男」のあらすじ
有名パティシエのケーキ屋へやって来た正宗飛鳥(岡田将生)、都塚りょう(夏帆)、橘充太(佐野和真)。美味しそうなケーキを前にはしゃぐ飛鳥だが、同じ頃、銀百合学園では正宗浄美(山本未來)がアメリカにある姉妹校の理事・スティーブと交換留学制度導入の契約を交わしていた。スティーブからアメリカの雑誌で日本の"オトメン"が取り上げられていると聞いた浄美は、教師を集めてオトメンを厳しく取り締まるように指導する。
翌日、銀百合学園に教育実習で萌松音羽(市川由衣)がやってきた。容姿のみならず仕草や話し方までかわいい音羽に男子生徒はすっかりメロメロだ。そんな中、学園に"オトメン禁止令"が出され、愕然とする飛鳥たち。その日から、音羽の言うがままとなった磯野(澤部佑)たちによる取り締まりが始まり、学園は殺伐とした雰囲気になる。また、音羽はりょうの恐ろしいまでの不器用さを知り、女の子らしく変身させようとするが、その豪快さに圧倒されるばかりだった。
女の子らしさ全開の音羽の人気が急上昇する中、校長に呼び出された音羽。そこには浄美もいて、音羽の手腕をたたえる。音羽は浄美がオトメン撲滅のために送り込んだ刺客だったのだ。
やがて音羽のファンクラブが結成された。会員になっていないのは飛鳥、多武峰一(木村了)、、有明大和(瀬戸康史)、充太だけと知った音羽は4人に接触を図る。それぞれがオトメンであることを見抜き、さらに飛鳥がりょうに好意を寄せていることを知った音羽は、磯野を上手く利用して飛鳥ら4人を合コンに誘い出す。
合コン当日、飛鳥たちの心を奪おうと選りすぐりの合コンの達人を集めた音羽だが、すっかり飛鳥たちのペースに巻き込まれてしまう。そんな中、音羽はかつて自分を振った男と偶然再会する。男は飛鳥に当時の音羽は女らしさのかけらもなかったと話し出すが、飛鳥はその言葉を一蹴し、苦手であれば助け合えばいいと言い返した。
合コンの席に戻ると、女の子たちはすっかりオトメンたちと意気投合していた。帰り際、音羽は飛鳥を呼び止め、さっきの発言はきれいごとだと言うが、飛鳥は自分の好きな子は女の子らしくないけど素敵だと告げる。飛鳥の言葉で心のわだかまりがとけた音羽は、告白できない飛鳥に「女の子は相手の気持ちを言葉で聞きたがってる」とアドバイスをおくり、去っていった...。
第11話「贈るほどでもない言葉・前編」のあらすじ
剣道の全国大会が近づき二連覇を狙う正宗飛鳥(岡田将生)には、雑誌の取材がくるなど騒がしくなっていた。橘充太(佐野和真)は進展をみせない飛鳥と都塚りょう(夏帆)がもどかしく、飛鳥に発破をかける。そんな中、飛鳥がオトメンではないかと疑いを持つ正宗浄美(山本未來)は、お見合いの話を勝手に進めていた。
翌日、2年A組の生徒たちは花沢夢子(柳原可奈子)からアメリカの姉妹校と交換留学制度が始まることを聞かされる。放課後、飛鳥をりょうが呼び止めた。思いつめた表情で話し始めるりょうだが、飛鳥が浄美に呼ばれてしまい話は中断する。浄美に言われるがまま、お見合いに行くことになった飛鳥。到着した咲山家は、正宗家とは長い付き合いの取引先だった。そこで飛鳥にフィアンセと紹介されたのは、ふりふりのワンピースを着て、頭に大きなリボンを付け、クマのぬいぐるみを抱えた少女・咲山入香(菅野莉央)だった。
咲山家の庭に忍び込んだ充太は、向かい合う2人を見て苛立ちを隠せない。その矢先、充太の携帯に城之内ミラ(鶴見辰吾)から連絡が入った。ミラは「らぶちっく」ファンとして、主人公のアスカには自分の気持ちに正直に行動して欲しいと充太に話す。それは、モデルが飛鳥であることを察しているミラが、浄美が厳しく本来の自分の姿を隠し、さらに勇気がなくりょうに告白できないでいる飛鳥への父親として応援の言葉だった。
入香の部屋に行った飛鳥は、ぬいぐるみやかわいいものに埋め尽くされていることに驚く。入香は幼い頃に両親が離婚し、忙しい父親に代わり祖父母に過剰にかわいがられてきたという。そんな祖父母の勧めとはいえ17歳でフィアンセなんて冗談みたいと笑う入香に安心する飛鳥。直後、入香がお茶を入れに行ったキッチンから食器が割れる音がして飛鳥が駆けつけると、手作りのクレープが床に落ちていた。
自分は不器用だと話す入香にりょうの姿を重ねた飛鳥は一緒に作ろうと提案する。完成したクレープに入香が感激していると、浄美が部屋にやってきた。飛鳥はとっさに作ったのが自分であることを隠すようにジェスチャーで伝え、その場はなんとか切り抜けた。
一方、磯野(澤部佑)は学校で夢子とオバマ先生(ノッチ)が「一番は正宗だ」と話しているのを聞く。結婚報告の話だったが、磯野は留学生が飛鳥になったと勘違いしてしまう。その頃、入香の部屋で片付けをしていた飛鳥と入香は隣室から物音を聞き、行ってみると泥棒が入香が大事にしているぬいぐるみを盗んで逃げようとしているところだった。飛鳥は泥棒をとらえると、乱闘で首がとれてしまったぬいぐるみを器用に直しながら、入香に浄美には裁縫や料理が好きなことを隠していることを話した。
翌日、飛鳥は再びりょうから呼び止められ日曜日に会いたいと言われるが、咲山家との先約があるため誘いを断った。明るく振舞っていたりょうだが、磯野が飛鳥の留学が決定したと話しているのを聞き、飛鳥を追って教室を飛び出していく。2人の会話を聞いていた充太は、飛鳥に「ガマンの上に成立する幸せはないと思う」と、ミラの言葉を告げる。その言葉を受け、思いつめた表情で1人歩く飛鳥。すると、目の前に入香が現れた。驚く飛鳥に入香はフィアンセになることに決めたと言う。動揺しながらも「好きな人がいるから婚約はできない」とはっきり断る飛鳥だが、入香は「オトメンであることを浄美に話しちゃうかも」と言い出した。そこへりょうがやって来て...。
最終回「贈るほどでもない言葉(後編」のあらすじ(ネタバレ注意)
※フジテレビHPより引用